JPH0756138Y2 - 抵抗溶接用電極チップ - Google Patents

抵抗溶接用電極チップ

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JPH0756138Y2
JPH0756138Y2 JP1989136607U JP13660789U JPH0756138Y2 JP H0756138 Y2 JPH0756138 Y2 JP H0756138Y2 JP 1989136607 U JP1989136607 U JP 1989136607U JP 13660789 U JP13660789 U JP 13660789U JP H0756138 Y2 JPH0756138 Y2 JP H0756138Y2
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guide pin
valve body
air
electrode tip
fixed valve
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正良 澤田
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正良 澤田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、抵抗溶接用電極チップ、特に電極チップ本体
に溶接物の芯出し位置決めのためのガイドピンを具備し
てなる電極チップに関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種ガイドピン付きの電極チップにあっては、
実開昭54-9849号に開示されている如く、ガイドピン
は、溶接加圧時に下降して加圧する上部電極の邪魔にな
ならないようチップ本体に設けた取付穴に軸方向に摺動
可能に嵌合配置され、スプリング或は空気の圧力によっ
てチップ本体のキャップ上面上から突出するように常時
付勢されている。
しかして、かかる構造のガイドピン付き電極チップにあ
っては、チップ本体のキャップ上面上に突出するガイド
ピンに溶接物例えば板材の貫通孔とウエルディングナッ
トの螺孔とを嵌合してその両者を芯出し位置決めし、か
かる状態下で上部電極が上方から降下してくると、該上
部電極はガイドピンをスプリング或は空気の圧力に抗し
て下方に押下げると共にウエルディングナットを板材に
押圧し通電して両者を溶接するよう構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来のガイドピン付き電極チップにあっては、
チップ本体のキャップ上面上に突出するガイドピンは、
溶接加圧時において上部電極の邪魔をしないために該上
部電極によって押下げられるようチップ本体の取付穴に
軸方向に摺動可能に嵌合配置させたものであり、加圧溶
接が終って上部電極が上方に帰動すると、押下げられて
いたガイドピンは、スプリング或は空気の圧力によって
自動的に上昇復帰することとなる。
従って、加圧溶接の完了時点では、その都度溶接物を上
方に持上げてガイドピンから抜出させなければ溶接完了
の溶接物の取出しができず、溶接物の取出し作業を煩雑
で作業能率の悪いものとしていた。
本考案は、加圧溶接の完了時点での溶接物取出しに際し
ては、ガイドピンをチップ本体のキャップ上面から完全
に沈下させ得るようにすることによって、加圧溶接完了
の溶接物をそのままの溶接位置から横方向に摺動して簡
便に取出すことができるようになし、溶接物取出し時の
作業能率を大幅に向上させることのできる抵抗溶接用電
極チップを提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を、実施例に
対応する第1図及び第2図を用いて説明すると、本考案
に係る抵抗溶接用電極チップは、電極チップ本体1に設
けられた取付穴11内にガイドピン13を軸方向移動可能に
設け、該ガイドピン13のロッド14に浮動バルブ体16を移
動可能に嵌合すると共にその下部に固定バルブ体17を固
着し、該固定バルブ体17を押上げるガイドピン上昇用空
気の給入路19及び該固定バルブ体17を押下げるガイドピ
ン下降用空気の給入路20とを設け、該ガイドピン下降用
空気の給入路20を分岐してガイドピン下降用空気を電極
チップ本体1の上面に吹き出すよう分岐路21を設けたこ
とを特徴とするものである。
(作用) 第1図はガイドピン13の上昇時を示すものであって、ガ
イドピン上昇用空気の給入路19から取付穴11内に空気が
圧入されており、その空気の圧力によって固定バルブ体
17を上方に押し上げ、ガイドピン13をチップ本体1の上
面上に突出するよう上昇させている。
かかる状態下で、ガイドピン13に溶接物例えば板材の貫
通孔とウエルディングナットの螺孔とを嵌合して芯出し
位置決めし、上部電極が上方から下降させると、上部電
極による溶接加圧の邪魔にならないように、ガイドピン
13は該上部電極によって空気の圧力に抗して押下げられ
る。
加圧溶接中或は加圧溶接の完了の時点で、空気の給入を
ガイドピン上昇用空気の給入路19からガイドピン下降用
空気の給入路20に切り替え、取付穴11内の浮動バルブ体
16と固定バルブ体17との間隙に空気を圧入すると、その
空気の圧力は固定バルブ体17を下方に押下げ、第2図に
示す如くガイドピン13をチップ本体1の上面上から沈下
するように下降させる。と同時に上記のガイドピン下降
用空気は、分岐路21によってチップ本体1の上面に吹き
出す。
(実施例) 以下、本考案を図示する実施例について説明すると、チ
ップ本体1は、ホルダー2と該ホルダー2に螺合するキ
ャップ3とによって構成されている。
ホルダー2には、底部側の内周面に段差を設けて弁座4
と成した有底の孔5を有すると共に該孔5の内周面上部
に螺子6を刻設しており、また、キャップ3は上部開口
側を縮径した段部7を有する貫通孔8を有すると共に底
面側には外周に螺子9を刻設した短筒部10を突出形成し
ている。
上記ホルダー2の孔5における螺子6にキャップ3の短
筒部10における螺子9を螺合することによって、ホルダ
ー2とキャップ3とを着脱可能に結合一体化し、ホルダ
ー2における孔5とキャップ3における貫通孔8とによ
って取付穴11が構成されると共に上記短筒部10の端面は
段部となって弁座12を形成する。
該取付穴11には、ガイドピン13及びこれと一体化するロ
ッド14が軸方向に移動可能に配置される。
ガイドピン13の下端部には、膨径のフランジ部15が形成
され、該フランジ部15がキャップ3の貫通孔8における
段部7に当接係止されることによってチップ本体1に対
するガイドピン13の突出量が規制される。
ガイドピン13と一体化したロッド14には、浮動バルブ体
16が移動可能に嵌合されると共に下端部には固定バルブ
体17が固着されており、浮動バルブ体15が固定バルブ体
16に対し所定の間隙以上に近接しないようその間隙を保
持するスペサー18が設けられている。
そして、前記チップ本体1を構成するホルダー2には前
記固定バルブ体17を押上げるためのガイドピン上昇用空
気を前記取付穴11内の底部側に給入するための給入路19
及び固定バルブ体17を押下げるためのガイドピン下降用
空気を取付穴11内における上昇時の固定バルブ体17と浮
動バルブ体16との間隙に給入するための給入路20とを設
けており、また、該給入路20は分岐してチップ本体1の
上面に空気を吹き出すように分岐路21を設けている。
図中の22はロッド14の上部に固着したパッキング、23、
24は止め金具、25はシャンク部であって、その中空内に
はチップ本体1を冷却するための水、空気等が循環供給
される。
第1図はガイドピン13の上昇時を示すものであって、ガ
イドピン上昇用空気の給入路19から取付穴11内に空気が
圧入されており、その空気の圧力によって固定バルブ体
16を上方に押し上げている。これによって、ガイドピン
13は、そのフランジ部15がチップ本体1のキャップ3に
おける段部7に当接係止されるまで上昇し、ガイドピン
13をチップ本体1の上面上に突出させている。
かかる状態下で、ガイドピン13に溶接物例えば板材の貫
通孔とウエルディングナットの螺孔とを嵌合して芯出し
位置決めし、上部電極を上方から下降させると、上部電
極による溶接加圧の邪魔にならないように、ガイドピン
13は該上部電極によって空気の圧力に抗して押下げられ
ると共に上記溶接物を押圧し通電して溶接を行なう。
加圧溶接中或は溶接の完了時点で、空気の給入をガイド
ピン上昇用空気の給入路19からガイドピン下降用空気の
給入路20に切り替えて、取付穴11内の浮動バルブ体16と
固定バルブ体17との間隙に空気を圧入する。すると、第
2図に示す如く、その空気の圧力は、浮動バルブ体16を
上方位置で弁座12に圧接着座させた状態で、固定バルブ
体17を弁座4に圧接着座するまで下方に押下げる。ここ
において、弁座4を設けることなく、空気の圧力によっ
て固定バルブ体17を押下げるとき、固定バルブ体17を固
定してなるロッド14の下端縁を取付穴11の内底面に当接
係止させるように構成することも可能である。これによ
って、ガイドピン13をチップ本体1の上面から完全に沈
下するように下降させる。かかる状況下では、溶接完了
の溶接物を溶接位置からそのまま横方向に摺動し簡便に
取出すことができる。
と同時に上記のガイドピン下降用空気は分岐路21によっ
てチップ本体1の上面に吹き出し、該部を冷却すること
ができると共に溶接スパッタやゴミを吹き飛ばし、チッ
プ本体1の上面を清掃することができる。
(考案の効果) 本考案は以上説明した如くなり、溶接完了の溶接物を溶
接位置からそのまま横方向に摺動して簡便に取出すこと
ができるようになしたので、溶接物取出し時の作業能率
を大幅に向上させることができると共に併せてチップ本
体の上面を冷却、清掃することができる実用的効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はガイドピ
ン上昇時の縦断面図、第2図はガイドピン下降時の縦断
面図である。 1……チップ本体 11……取付穴 13……ガイドピン 14……ロッド 15……浮動バルブ体 16……固定バルブ体 19……ガイドピン上昇用空気の給入路 20……ガイドピン下降用空気の給入路 21……分岐路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極チップ本体(1)に設けられた取付穴
    (11)内にガイドピン(13)を軸方向移動可能に設け、
    該ガイドピン(13)のロッド(14)に浮動バルブ体(1
    6)を移動可能に嵌合すると共にその下部に固定バルブ
    体(17)を固着し、該固定バルブ体(17)を押上げるガ
    イドピン上昇用空気の給入路(19)及び該固定バルブ体
    (17)を押下げるガイドピン下降用空気の給入路(20)
    とを設け、該ガイドピン下降用空気の給入路(20)を分
    岐してガイドピン下降用空気を電極チップ本体(1)の
    上面に吹き出すよう分岐路(21)を設けたことを特徴と
    する抵抗溶接用電極チップ。
JP1989136607U 1989-11-25 1989-11-25 抵抗溶接用電極チップ Expired - Lifetime JPH0756138Y2 (ja)

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JPH0376671U JPH0376671U (ja) 1991-07-31
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JP2019013979A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 新光機器株式会社 抵抗溶接用電極装置

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