JP6003262B2 - 機器セキュリティシステム、中継カード、容量結合カード - Google Patents

機器セキュリティシステム、中継カード、容量結合カード Download PDF

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本発明は、電磁誘導方式又は電磁結合方式のICチップを利用する機器セキュリティシステム、中継カード、容量結合カードに関するものである。
従来、利用者が所持するICカードを電磁誘導方式によって読み取る(又は書き込む)通信システムがあった(例えば特許文献1)。このような通信システムのICカードは、少なくとも非接触通信機能を有するICチップとアンテナコイルにより構成されており、ICカード内に具備されたICチップは、リーダライタから送出された信号より駆動電力の供給を受け、リーダライタから送出されるアナログ信号を受信しデジタル変換し、応答信号を返送することによりデータ送受信を実現している。非接触ICカードは、セキュリティシステム等の各種システムで用いられている。
非接触ICカード用いた通信方式としては、通信周波数帯域に応じて、電磁結合方式、静電結合方式、電磁誘導方式、電波方式が用いられており、カード形態の非接触IC通信システムでは、電磁誘導方式が主流となっている。
しかし、電磁誘導方式の通信システムは、ICカードのアンテナコイルをエッチング等により形成するため高コストであった。
特開2000−123121号公報
本発明の課題は、電磁誘導方式又は電磁結合方式のICチップを利用する機器セキュリティシステム、中継カード、容量結合カードを低コストで実現することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、容量結合カード(40,140,240)と、リーダ(20,120)を備える電気機器(10,110,210)と、前記容量結合カード及びリーダ間に介在される中継カード(30,130,230)とを備える機器セキュリティシステムであって、前記容量結合カードは、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な容量結合カードICチップ(41,141,241)と、前記容量結合カードICチップに接続され、導電性を有する一対の容量結合カードプレート(42A,42B,142A,142B,242A,242B)とを備え、前記中継カードは、電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信する中継ループアンテナ(33,133,233)と、前記中継ループアンテナの両端に接続され、導電性を有する一対の中継プレート(32A,32B,132A,132B,232A,232B)とを備え、前記電気機器は、前記リーダに設けられ、電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信するリーダループアンテナ(23,123)と、制御部(15,115,215)とを備え、利用者によって、前記容量結合カード及び前記中継カードが重ねられた組みカード(50,150,250)の状態で、前記リーダに配置されることにより、前記容量結合カードプレート及び前記中継プレートが静電結合方式で信号伝達し、前記中継ループアンテナ及び前記リーダループアンテナが電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達し、前記制御部が前記容量結合カードICチップとの間で通信処理をし、前記通信処理の結果が適正であると判定した場合に、前記電気機器の所定の動作を許可すること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第2の発明は、第1の発明の機器セキュリティシステムにおいて、前記中継カード(30,130,230)は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な中継カードICチップ(31,131,231)を備え、前記制御部(15,115,215)は、前記容量結合カードICチップ(41,141,241)に加えて、前記中継ループアンテナ(33,133,233)及び前記リーダループアンテナ(23,123)が電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達することより、前記中継カードICチップとの間で通信処理をし、前記容量結合カードICチップに加えて、前記中継カードICチップとの間の前記通信処理の結果が適正であると判定した場合に、前記電気機器(10,110,210)の所定の動作を許可すること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第3の発明は、第2の発明の機器セキュリティシステムにおいて、前記制御部(115,215)は、前記中継カードICチップ(131,231)との間の前記通信処理の結果が適正であると判定した(S3a:YES,S203a:YES)後に、前記容量結合カードICチップ(41,141,241)との間で前記通信処理をすること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第4の発明は、第3の発明の機器セキュリティシステムにおいて、利用者に対する報知部(113)を備え、前記制御部(115,215)は、前記中継カードICチップとの間の前記通信処理の結果が適正であると判定した(S3a:YES,S203a:YES)後に、前記報知部(113)を制御して、前記容量結合カードを前記中継カード上に載置するように報知すること(S3b,S203b)、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第5の発明は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な容量結合カードICチップ(41,141,241)と、前記容量結合カードICチップに接続され、導電性を有する一対の容量結合カードプレート(42A,42B,142A,142B,242A,242B)とを備える容量結合カード(40,140,240)と、リーダ(20,120)と、前記リーダに設けられ、電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信するリーダループアンテナ(23,123)と、制御部(15,115,215)とを備える電気機器(10,110,210)と、を備える機器セキュリティシステムに使用される中継カードであって、電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信する中継ループアンテナ(33,133,233)と、前記中継ループアンテナの両端に接続され、導電性を有する一対の中継プレート(32A,32B,132A,132B,232A,232B)とを備え、利用者によって、前記容量結合カード及びこの中継カードが重ねられた組みカード(50,150,250)の状態で、前記リーダに配置されることにより、前記容量結合カードプレート及び前記中継プレートが静電結合方式で信号伝達し、前記中継ループアンテナ及び前記リーダループアンテナが電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達し、前記制御部が前記容量結合カードICチップとの間で通信処理をし、前記制御部は、前記容量結合カードICチップとの間の前記通信処理の結果が適正であると判定した場合に、前記電気機器の所定の動作を許可すること、を特徴とする中継カードである。
・第6の発明は、電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信する中継ループアンテナ(33,133,233)と、前記中継ループアンテナの両端に接続され、導電性を有する一対の中継プレート(32A,32B,132A,132B,232A,232B)とを備える中継カード(30,130,230)と、リーダ(20,120)と、前記リーダに設けられ、電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信するリーダループアンテナ(23,123)と、制御部(15,115,215)とを備える電気機器(10,110,210)と、を備える機器セキュリティシステムに使用される容量結合カードであって、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な容量結合カードICチップ(41,141,241)と、前記容量結合カードICチップに接続され、導電性を有する一対の容量結合カードプレート(42A,42B,142A,142B,242A,242B)とを備え、利用者によって、この容量結合カード及び前記中継カードが重ねられた組みカード(50,150,250)の状態で、前記リーダに配置されることにより、前記容量結合カードプレート及び前記中継プレートが静電結合方式で信号伝達し、前記中継ループアンテナ及び前記リーダループアンテナが電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達し、前記制御部が前記容量結合カードICチップとの間で通信処理をし、前記制御部は、前記容量結合カードICチップとの間の前記通信処理の結果が適正であると判定した場合に、前記電気機器の所定の動作を許可すること、を特徴とする容量結合カードである。
・第7の発明は、容量結合カード(340,440−1〜440−3)と、リーダ(320,420)を備える電気機器(310,410)とを備える機器セキュリティシステムであって、前記容量結合カードは、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な容量結合カードICチップ(341,441−1〜441−3)と、前記容量結合カードICチップに接続され、導電性を有する一対の容量結合カードプレート(342A,342B,442A(442A−1〜442A−3),442B(442B−1〜442B−3))とを備え、前記リーダは、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する中継ループアンテナ(333,433)と、前記中継ループアンテナの両端に接続され、導電性を有する一対の中継プレート(332A,332B,432A,432B)と、前記中継ループアンテナに向かい合うように配置され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信するリーダループアンテナ(323,423)とを備え、前記電気機器は、前記電気機器の所定の動作を制御する制御部(315,415)を備え、利用者によって、前記容量結合カードが前記リーダ上に配置されることにより、前記容量結合カードプレート及び前記中継プレートが静電結合方式で信号伝達し、前記中継ループアンテナ及び前記リーダループアンテナが電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達し、前記制御部が前記容量結合カードICチップとの間で通信処理をし、前記通信処理の結果が適正であると判定した場合に、前記電気機器の所定の動作を許可すること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
本発明によれば、電磁誘導方式又は電磁結合方式のICチップを利用する機器セキュリティシステムを低コストで実現することができる。
第1実施形態の機器セキュリティシステム1の基本構成を説明する図である。 第1実施形態の中継カード30、容量結合カード40の平面図、断面図である。 第1実施形態の電磁カード60の平面図、電磁カード60の通信方法を説明する斜視図である。 第1実施形態の複合機セキュリティシステム101のブロック図である。 第1実施形態の貸出カードテーブル114a、パートカードテーブル114b、単独カードテーブル114cを示す表である。 第1実施形態の複合機セキュリティシステム101の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の複合機セキュリティシステム201のブロック図である。 第2実施形態の管理者テーブル214a、パートカードテーブル214bを示す表である。 第2実施形態の複合機セキュリティシステム201の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態の機器セキュリティシステム301の基本構成を説明する図(図1に対応する図)である。 第3実施形態の複合機セキュリティシステム401のブロック図である。 第3実施形態の複合機セキュリティシステム401の動作を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
(基本構成)
最初に、第1実施形態の機器セキュリティシステム1の通信方法の基本構成について説明する。
図1は、第1実施形態の機器セキュリティシステム1の基本構成を説明する図である。
図1(a)は、機器セキュリティシステム1の通信方法を説明する斜視図である。
図1(b)は、機器セキュリティシステム1の通信方法を説明する概念図である。
図2は、第1実施形態の中継カード30、容量結合カード40の平面図、断面図である。
図2(a)は、中継カード30の平面図(図2(a1))、断面図(図2(a2))である。
図2(b)は、容量結合カード40の平面図(図2(b1))、断面図(図2(b2))である。
図3は、第1実施形態の電磁カード60の平面図(図3(a))、電磁カード60の通信方法を説明する斜視図(図3(b))である。
なお、実施形態では、カード表面の法線方向を鉛直方向Z(法線方向)、カード長手方向を左右方向X、短手方向を縦方向Yとし、カード表面を鉛直方向Zから見た図を適宜平面図といい、平面図の形状を適宜平面形状という。
図1から図3に示すように、機器セキュリティシステム1は、電気機器10、リーダライタ20(電磁誘導通信装置)、中継カード30、容量結合カード40、電磁カード60を備える。
図1に示すように、電気機器10は、所定の機能(例えば、FAX、コピー等)を有する装置である。電気機器10は、リーダライタ20の情報に基づいて動作する。電気機器10、リーダライタ20は、一体的に構成しても、別々の装置にして通信ケーブル等によって接続してもよい。
電気機器10は、駆動部12、記憶部14、制御部15を備える。
駆動部12は、電気機器10の上記所定の機能に関する駆動部である。
記憶部14は、電気機器10、リーダライタ20の動作に必要なプログラム、情報等を記憶する半導体メモリ素子等の記憶装置である。記憶部14は、容量結合カード40に書き込む情報や、容量結合カード40と照合する情報等を記憶している。
制御部15は、電気機器10、リーダライタ20を統括的に制御する制御部であり、例えばCPU等から構成される。制御部15は、記憶部14に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
リーダライタ20は、従来の電磁誘導方式で信号伝達するものと同様の装置である。リーダライタ20は、利用者がカードを載置するタイプでもよく、挿入するスロットタイプでもよい。実施形態では、載置できるタイプの例を説明する。
リーダライタ20は、R/Wループアンテナ23(リーダループアンテナ)を備える。
R/Wループアンテナ23は、例えば、3回巻き程度のループアンテナであり、大きさが45mm(左右方向X)×55mm(縦方向Y)程度である。R/Wループアンテナ23は、例えばエッチング等の手法により、プリント配線基板上に銅パターンを配線して形成される。R/Wループアンテナ23の両端の端子は、制御部15に接続される。
図1、図2に示すように、中継カード30は、リーダライタ20及び容量結合カード40間の信号伝達を可能にするカードである。中継カード30の平面形状は、ほぼ矩形であり、例えば、クレジットカード等と同じように、カード外形が85.6mm(左右方向X)×54mm(縦方向Y)である。また、中継カード30は、例えば、厚みが0.2〜0.8mm程度であり、カード状に形成される。
なお、中継カードの厚みは薄い方が中継カードと容量結合カードとを重ね合わせた際のプレート間距離が狭まり、安定した信号伝達が可能となる為、0.4mm以下が望ましい。
中継カード30は、中継カードICチップ31、一対の中継プレート32A,32B、中継ループアンテナ33、基板34、上層35、下層36を備える。
中継カードICチップ31は、電磁誘導方式で信号伝達可能な集積回路であり、従来の電磁誘導方式のICカードに内蔵されているものと、同種のものである。中継カードICチップ31は、中継カード30の動作に必要なプログラム、中継カード30の識別情報等を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、中継カード30を統括的に制御する制御部とを備える。なお、この記憶部は、記憶情報の読み出し専用のタイプでも、記憶情報を書き換え可能のタイプでもよい。
図2(a)に示すように、中継カードICチップ31は、厚さが例えば150μm程度である。中継カードICチップ31は、基板34上面に実装されている。ICチップ41は、中継ループアンテナ33の両端に、電気的に接続されている。
中継カードICチップ31の入出力部(リードフレーム等)は、基板34に対して、異方性導電性ペースト、異方性導電性フィルム、導電性接着剤等の接続部材31aによって、それぞれ電気的及び機械的に接続されている。
中継プレート32A,32Bは、それぞれ厚さ10μm、平面形状が20mm×20mmの導電性部材である。中継プレート32A,32Bは、例えば、エッチング等の手法により基板34上面に導電性材料である銅を薄く形成したり、導電性を有するアルミニウム箔等を基板34上面に貼付して形成される。なお、中継プレート32A,32Bを、エッチングにより形成する場合には、両面エッチングによって、中継ループアンテナ33と同時に形成できる。
各中継プレート32A,32Bは、それぞれ中継ループアンテナ33の両端に電気的に接続されている。中継プレート32A,32Bは、細長いスリット(例えば幅1mm程度)を介して、縦方向Yに並べるように配列されている。
中継プレート32A,32Bは、容量結合カード40の容量結合カードプレート42A,42B(後述する)にほぼ密着し(例えば、中継プレート32A,32Bの上面と、容量結合カードプレート42A,42Bの下面との距離が2mm程度)、かつ、この容量結合カードプレート42A,42Bが向かい合うように配置(対向配置)されることにより、容量結合カードプレート42A,42Bと静電結合する。
中継ループアンテナ33は、例えば、3回巻き程度のループアンテナであり、大きさが45mm(左右方向X)×55mm(縦方向Y)程度である。中継ループアンテナ33は、例えばエッチング等の手法により、基板34下面に銅パターンを配線して形成される。中継ループアンテナ33の両端部は、スルーホール33a,33bによって基板34上面に導通し、中継カードICチップ31、中継プレート32A,32Bに電気的に接続されている。
図2(a)に示すように、平面図において、中継ループアンテナ33は、中継プレート32A,32Bに重複しないように配置されている。このため、中継ループアンテナ33及びR/Wループアンテナ23は、中継プレート32A,32Bによって、磁界が遮られることなく、安定して信号伝達できる。
なお、図2(a)では、中継ループアンテナ33と中継プレート32A、32Bとが重複しない例を示したが、後述するように、中継プレートを中継ループアンテナ内に配置しても構わない。
なお、R/Wループアンテナ23及び中継ループアンテナ33の巻数は、3巻程度である例を説明したが、これに限定されない。両者の間が電磁誘導方式により非接触で接続される巻数であればよく、巻数は、例えば1巻以上であればよい。
基板34は、中継カードICチップ31を実装し、中継ループアンテナ33、中継プレート32A,32Bを形成するためのプリント配線基板である。
上層35、下層36は、基板34の上面、下面に積層される部材である。上層35、下層36は、例えば、PET、PET−G、PVC、ポリイミド、紙材等の絶縁性フィルム基材である。上層35、下層36は、接着材37a,37b(液状、フィルム状の接着剤や、粘着剤等)によって基板34に接着されている。
図2(b)に示すように、容量結合カード40は、外部接触端子を備えない非接触型のカードである。容量結合カード40の平面形状、つまりカード外形は、中継カード30と同じである。また、容量結合カード40は、例えば、厚みが0.2〜0.8mm以下であり、中継カード30と同じか、又はこれよりも厚い。
なお、容量結合カードの厚みは薄い方が中継カードと容量結合カードとを重ね合わせた際のプレート間距離が狭まり、安定した信号伝達が可能となるため、0.4mm以下が望ましい。
容量結合カード40は、容量結合カードICチップ41、一対の容量結合カードプレート42A,42B、上層45、下層46を備える。
容量結合カードICチップ41は、中継カードICチップ31と同様な電磁誘導方式で通信可能なICチップであり、記憶部、制御部を備える。記憶部には、容量結合カード40の識別情報等が記憶されている。容量結合カードICチップ41は、容量結合カードプレート42A,42B間のスリットを跨ぐように配置されている。
なお、容量結合カードICチップ41と中継カードICチップ31の通信方式は、同一であっても異なる通信方式であっても、同一周波数の搬送波を用いた通信方式であれば、いずれでも構わない。
容量結合カードICチップ41の入出力部(リードフレーム等)は、容量結合カードプレート42A,42Bに対して、異方性導電性ペースト、異方性導電性フィルム、導電性接着剤等の接続部材41aによって、それぞれ電気的及び機械的に接続されている。なお、容量結合カードICチップ41が電磁誘導方式のものであるため、この入出力部は、本来、ループアンテナに接続されるものである。
容量結合カードプレート42A,42Bは、それぞれ厚さ10μm、短辺×長辺が20mm×20mmのアルミニウム箔である。容量結合カードプレート42A,42Bは、下層46に貼り付けられている。容量結合カードプレート42A,42Bは、細長いスリット(例えば幅0.5mm程度)を介して、縦方向Yに並べるように配列されている。
図2(b1)に示すように、平面図において、容量結合カードプレート42A,42Bは、中継プレート32A,32Bと同様な位置に配置されている。また、前述したように、中継カード30、容量結合カード40は、外形が同じである。このため、中継カード30、容量結合カード40をカード外形が合うように重ね合わせた状態では、容量結合カードプレート42A,42B、中継プレート32A,32Bは、向かい合うように配置される。
尚、図2(a)、図2(b)では、中継プレート32A,32B、容量結合カードプレート42A,42Bを中継カード及び容量結合カードの端部に配置した例を示したが、カードの中央部、即ち、中継ループアンテナの中央部に配置しても構わない。プレートをカード中央部に配置することにより、中継カードと容量結合カードとの重ね方に関わらず、プレート同士を向かい合わせることが可能となり、カード利用者の利便性が増す。
図2(b)に示すように、上層45、下層46は、PET、PET−G、PVC、ポリイミド、紙等の絶縁性フィルム基材である。下層46は、容量結合カード40の基材である。上層45は、容量結合カードICチップ41、容量結合カードプレート42A,42Bを覆うように、接着材47(液状、フィルム状の接着剤や、粘着剤等)によって下層46に貼り付けられている。
図3(a)に示すように、電磁カード60は、従来の電磁誘導方式のICカードと同様な構成である。電磁カード60は、中継カード30から中継プレート32A,32Bを取り除いたような構成であり、中継カードICチップ31、中継ループアンテナ33、基板34、上層35、下層36とそれぞれ同様な、電磁カードICチップ61、電磁カードループアンテナ63を備える。電磁カード60の詳細な説明は、省略する。
次に、機器セキュリティシステム1の基本的な通信方法について説明する。
(組みカード50による通信方法)
図1に示すように、利用者は、中継カード30、容量結合カード40を、外形を合わせるように重ね合わせた組みカード50を、リーダライタ20上に載置する。
このとき、利用者は、予め組みカード50の状態にしてリーダライタ20上に載置してもよく、また、中継カード30、容量結合カード40の順に、又は容量結合カード40、中継カード30の順にリーダライタ20上に載置して、組みカード50の状態にしてもよい。
(リーダライタ20及び中継カード30間の接続)
R/Wループアンテナ23及び中継ループアンテナ33間は、電磁誘導方式により非接触で接続され、情報の送受信をすることができる。電磁誘導方式を用いた容量結合カード40の通信方式は、ISO/IEC14443,ISO/IEC15693,ISO/IEC18092にて規格化されており、13.56MHzの信号周波数が用いられる。
中継ループアンテナ33及びR/Wループアンテナ23間の電磁誘導により、中継ループアンテナ33に発生した起電力によって、中継カードICチップ31に駆動電力及び信号が伝達される。これにより、中継カードICチップ31が駆動するとともに、リーダライタ20からの送信データが中継カードICチップ31に伝達され、一方、中継カードICチップ31からの返信データがリーダライタ20に伝達される。
なお、リーダライタ20及び中継カード30間で通信する場合には、必ずしも組みカード50の状態にする必要はなく、中継カード30単独でリーダライタ20と通信することもできる。
(中継カード30及び容量結合カード40間の接続)
中継プレート32A,32B及び容量結合カードプレート42A,42Bは、向かい合わせることによりコンデンサプレートとして機能して、両者の間が静電結合方式により非接触で接続され、信号伝達をすることができる。
中継ループアンテナ33及びR/Wループアンテナ23間の電磁誘導により、中継ループアンテナ33に起電力が発生し、中継プレート32A,32B及び容量結合カードプレート42A,42Bが向かい合うことにより静電結合し、容量結合カードICチップ41に駆動電力及び信号が伝達される。これにより、容量結合カードICチップ41は駆動するとともに、リーダライタ20からの送信データが、中継カード30を介して、容量結合カードICチップ41に伝達され、一方、容量結合カードICチップ41からの返信データが、中継カード30を介してリーダライタ20に伝達される。
以上により、制御部15は、中継カードICチップ31及び容量結合カードICチップ41との間で、通信処理を行うことができる。また、中継カードICチップ31、容量結合カードICチップ41が書き換え可能である場合には、制御部15は、これらの情報を更新できる。
なお、制御部15は、実際には、中継カードICチップ31、容量結合カードICチップ41の内、一方のカード種別と関連するコードを含むデータ送信を行うことにより、片方ずつステップ的に通信する。
(リーダライタ20及び電磁カード60単独による通信方法)
図3(b)に示すように、利用者は、電磁カード60を単独でリーダライタ20上に載置する。R/Wループアンテナ23及び電磁カードループアンテナ63間の接続は、従来の電磁誘導方式によるものと同様である。つまり、R/Wループアンテナ23及び電磁カードループアンテナ63間の通信方式は、前述したリーダライタ20及び中継カード30間の接続と同様に、ISO/IEC14443,ISO/IEC15693,ISO/IEC18092にて規格化されたものである。詳細な説明は、省略する。
次に、機器セキュリティシステム1を利用した複合機セキュリティシステム101について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した機器セキュリティシステム1と同様の機能、処理を果たす部分には、末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図4は、第1実施形態の複合機セキュリティシステム101のブロック図である。
図5は、第1実施形態の貸出カードテーブル114a、パートカードテーブル114b、単独カードテーブル114cを示す表である。
図4に示すように、複合機セキュリティシステム101は、会社内において、管理者と、管理者に管理されるパートとが、FAX機能及びコピー機能を有する複合機を使用するシステムである。パートとはパートタイマーのことで、例えば短時間労働者のことを指す。ここでパートカードとは、パートタイマーが使用するカードであり、管理者下に置かれる人であれば、パートであっても、アルバイト、従業員であっても良い。本明細書では、これら全ての場合においてパートカードと定義する。複合機セキュリティシステム101は、以下2つの使用形態がある。
・管理者使用の場合:管理者が、単独カード160単独で利用する。
・パート使用の場合:パートが、管理者から貸出カード130を借りて、貸出カード130、パートカード140の両方を使用して、組みカード150の状態で利用する。
これらの詳細は、後述する。
複合機セキュリティシステム101は、複合機110(電気機器)、貸出カード130(中継カード)、パートカード140(容量結合カード)、単独カード160(電磁カード)を備える。なお、実際には、貸出カード130、単独カード160は、複数の管理者がそれぞれ所持するが、図4には、1枚のみを図示した。同様に、パートカード140は、複数のパートがそれぞれ所持するが、1枚のみを図示した。
複合機110は、操作部111、駆動部112、報知部113、複合機記憶部114、複合機制御部115、リーダライタ120を備える。
操作部111は、利用者が操作する入力装置である。操作部111は、FAX、コピーの操作ボタン等を備える。操作部111は、操作情報を複合機制御部115に出力する。
駆動部112は、FAX部112a、コピー部112bを備える。
FAX部112aは、FAX機能に係る各種装置(送受信回路、原稿読み取り装置等)を備える。
コピー部112bは、コピー機能に係る各種装置(原稿読み取り装置、コピー紙送り機構等)を備える。
報知部113は、液晶表示装置等の表示装置、スピーカ等の音声出力装置である。
複合機記憶部114は、複合機110の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。
複合機記憶部114は、貸出カードテーブル114a、パートカードテーブル114b、単独カードテーブル114cを備える。
図5に示すように、貸出カードテーブル114aは、貸出カード130の貸出カード識別情報131b(後述する)と、管理者名とを対応付けて記憶する。この例では、貸出カード識別情報A1〜C1と、管理者名古田、野田、野口とがそれぞれ対応付けられている。
パートカードテーブル114bは、パートカード140のパートカード識別情報141b(後述する)と、パート名とを対応付けて記憶する。この例では、パートカード識別情報a〜cと、パート名鈴木、佐藤、加藤とがそれぞれ対応付けられている。
単独カードテーブル114cは、単独カード160の単独カード識別情報161b(後述する)と、管理者名とを対応付けて記憶する。この例では、単独カード識別情報A2〜C2と、管理者名古田、野田、野口とがそれぞれ対応付けられている。
なお、実際には、各テーブルには、他の管理者、又は他のパートの情報を有しているが、実施形態では、説明を簡略する。
各テーブルは、この複合機セキュリティシステム101を管理するシステム管理者により管理されている。システム管理者は、管理者の変更や、パートの新たな雇用、退職の場合等に、各テーブルを更新する。
図4に示すように、複合機制御部115は、複合機110を統括的に制御する制御装置である。複合機制御部115の処理の詳細は、後述する。
貸出カード130は、中継カード30に対応するカードである。
貸出カード130は、貸出カードICチップ131、貸出カードプレート132A,132B(中継プレート)、貸出カードループアンテナ133(中継ループアンテナ)を備える。
貸出カードICチップ131は、貸出カード記憶部131a、貸出カード制御部131d、アナログ回路131eを備える。
貸出カード記憶部131aは、貸出カード識別情報131bを記憶する。
貸出カード識別情報131bは、各貸出カード130の種類の識別情報、つまり各管理者の識別情報である(図5(a)に示す貸出カード識別情報A1〜C1参照)。
貸出カード制御部131dは、貸出カード130を統括的に制御する制御部である。
アナログ回路131eは、整流回路、変調回路、復調回路、CLK抽出回路等により構成されている。アナログ回路131eは、ICチップ入出力端子を介して入力された信号に対して、AD変換、クロック生成等を行い、貸出カード制御部131dへの電圧供給、クロック供給、データ入出力等を行う。
パートカード140は、容量結合カード40に対応するカードである。
パートカード140は、パートカードICチップ141、パートカードプレート142A,142Bを備える。
パートカードICチップ141は、パートカード記憶部141a、パートカード制御部141d、アナログ回路141eを備える。
パートカード記憶部141aは、パートカード識別情報141bを記憶する。
パートカード識別情報141bは、各パートカード140の種類の識別情報、つまり各パートの識別情報である(図5(b)に示すパートカード識別情報a〜c参照)。
パートカード制御部141dは、パートカード140を統括的に制御する制御部である。
アナログ回路141eは、アナログ回路131eと同様な装置であり、パートカード制御部141dへの電圧供給、クロック供給、データ入出力等を行う。
単独カード160は、電磁カード60に対応するカードである。
単独カード160は、単独カードICチップ161、単独カードループアンテナ163を備える。
単独カードICチップ161は、単独カード記憶部161a、単独カード制御部161d、アナログ回路161eを備える。
単独カード記憶部161aは、単独カード識別情報161bを記憶する。
単独カード識別情報161bは、各単独カード160の種類の識別情報、つまり各管理者の識別情報である(図5(c)に示す単独カード識別情報A2〜C2参照)。
単独カード制御部161dは、単独カード160を統括的に制御する。
アナログ回路161eは、アナログ回路131eと同様な装置であり、単独カード制御部161dへの電圧供給、クロック供給、データ入出力等を行う。
リーダライタ120は、複合機110と一体で設けられているか、又は複合機110と通信ケーブル等により接続されている。
図6は、第1実施形態の複合機セキュリティシステム101の動作を示すフローチャートである。
最初に、ステップS(以下、「S」という)1において、複合機セキュリティシステム101は、一連の処理を開始する。
ここで、管理者が、複合機110を利用する場合には、単独カード160をリーダライタ120上に載置する。一方、パートが、複合機110を利用する場合には、管理者から貸出カード130を借りて、リーダライタ120上に載置する。
S2において、リーダライタ120は、載置されたカードのICチップから識別情報を読み取り、複合機制御部115に出力する。
S3において、複合機制御部115は、リーダライタ120上に載置されたカードが、単独カード160であるか否かを判定する。
複合機制御部115は、単独カードテーブル114cを参照し、S2で読み出した識別情報がテーブル登録情報内にある場合には単独カード160であると判定し(S3:YES)、S4に進み、一方、識別情報がない場合には単独カード160ではないと判定し(S3:NO)、S3aに進む。
S3aにおいて、複合機制御部115は、リーダライタ120上に載置されたカードが貸出カード130であるか否かを判定する。
複合機制御部115は、貸出カードテーブル114aを参照して、S2で読み出した識別情報が貸し出しカード識別情報と一致する場合には貸出カード130であると判定し(S3a:YES)、S3bに進み、一方、識別情報がない場合には貸出カード130ではないと判定し(S3a:NO)、S2からの処理を繰り返す。
なお、上記S3、S3aの処理により、リーダライタ120上に載置されたカードがパートカード140である場合や、登録されていないカードである場合には(S3:No、かつ、S3a:No)、複合機制御部115は、S2からの処理を繰り返すことになる。
S3bにおいて、複合機制御部115は、報知部113を制御して、パートに対して、パートカード140を貸出カード130上に載置するように報知する。報知方法は、表示装置による表示でもよく、スピーカによる音声出力でもよい。
ここで、パートが自分のパートカード140を、貸出カード130上に載置すると、リーダライタ120上には、パートカード140、貸出カード130による組みカード150が構成される。これにより、複合機制御部115及びパートカード140間は、通信可能な状態になる。
S3cにおいて、リーダライタ120は、載置されたカードのICチップから識別情報を読み取り、複合機制御部115に出力する。
S3dにおいて、複合機制御部115は、リーダライタ120上に載置されたカードが、パートカード140であるか否かを判定する。
複合機制御部115は、パートカードテーブル114bを参照して、S3cで読み出した識別情報がある場合にはパートカード140であると判定し(S3d:YES)、S4に進み、一方、識別情報がない場合にはパートカード140ではないと判定し(S3d:NO)、S2からの処理を繰り返す。
なお、このS3dの処理により、リーダライタ120上に載置されたカードがパートカード140ではない場合や、登録されていないカードである場合には(上記S3d:No)、複合機制御部115は、S2からの処理を繰り返すことになる。
S4において、複合機制御部115は、操作部111の操作を受け付ける状態として、駆動部112の駆動を許可する。
なお、これまでの処理において、S4に進む場合は、以下の2通りである。
・管理者使用の場合:単独カード160のみによって、複合機制御部115が適正であると判定した場合(S3:YES)。
このため、管理者は、従来と同様に、複合機110を簡単に利用できる。
・パート使用の場合:組みカード150が構成され、複合機制御部115が適正であると判定した場合(S3a:YES、かつ、S3d:YES)。
これにより、パートは、必ず、管理者から貸出カード130を借りる必要がある。このため、複合機セキュリティシステム101は、パートが社内文書等を自分の判断でコピー、FAXしてしまうことを抑制でき、セキュリティ性を向上できる。
S5において、複合機制御部115は、操作部111の操作情報に基づいて、コピーが選択されたか否かを判定する。複合機制御部115は、コピーが選択されたかと判定した場合には(S5:YES)、S5aに進み、一方、コピーが選択されずFAXが選択されたと判定した場合には(S5:NO)、S5bに進む。
S5aにおいて、複合機制御部115は、操作部111の操作情報に基づいてコピー部112bを駆動する。複合機制御部115は、コピーが終了すると、S6に進む。
S5bにおいて、複合機制御部115は、操作部111の操作情報に基づいてFAX部112aを駆動する。複合機制御部115は、FAXが終了すると、S6に進む。
S6において、図5(d)に示すように、複合機制御部115は、この処理における履歴情報を、使用履歴114dに記憶する。複合機制御部115は、使用時の日時、使用した機能に対応付けて、以下の情報を記憶する。
・単独カード160の場合(S3:YES):単独カード160の管理者識別情報
・組みカード150の場合(S3a:YES、かつ、S3d:YES):貸出カード130の管理者識別情報、パートカード識別情報
例えば、図5(d)に示す行114d−1には、日時「200/12/02 15:00」に、組みカード使用「管理者識別情報B1及びパートカード識別情報c」、使用機能「コピー」という使用履歴が記憶されている。このため、会社は、この使用履歴と、貸出カードテーブル114a、パートカードテーブル114bを参照することにより、この日時に、パート加藤が管理者野田から貸出カード130を借りて、コピーを使用したことを確認できる。
同様に、会社は、行114d−2の使用履歴、単独カードテーブル114cを参照することにより、管理者古田が、単独でコピーを使用したことを確認できる。
これにより、複合機セキュリティシステム101は、誰がいつ複合機110を使用したかに関する情報を、使用履歴114dに記憶できる。このため、会社は、例えば情報の流出があった場合等に、使用履歴114dを参照して、原因特定に役立てることができる。
S7において、複合機制御部115は、電源がオフにされたか等により、一連の処理を終了するか否かを判定する。複合機制御部115は、処理終了と判定した場合には(S7:YES)、S8進んで処理終了し、一方、処理終了ではないと判定した場合には(S7:NO)、S2からの処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)リーダライタ120及びパートカード140は、貸出カード130を介して信号伝達できる。
(2)パートカード140にループアンテナを形成する必要がなく、1対のプレートを設ければよいので、従来の複雑なエッチング等のアンテナ形成工程が不要となり、パートカード140を低コストで製造できる。このため、パートカード140の発行量が多くなる程、コスト面で有利になり、低コストでシステムを構築できる。
ここで、パートの雇用期間は、通常、管理者等の社員よりも短い。このため、パートカード140は、発行量が多くなる。この場合でも、パートカード140が低コストであるので、低コストで運用できる。
(3)市場で多く流通している電磁誘導方式又は電磁結合方式のリーダを流用してシステムを構築できるので、低コストで導入できる。すなわち、パートカードICチップ141として、市場に多く流通している電磁誘導方式の非接触カードに用いられるICチップを流用でき、かつ、リーダライタ120として、既存の電磁誘導方式のリーダライタを流用できる。これにより、静電結合用の特殊なICチップと、リーダライタとを新たに開発する必要なく、システムを構築できる。
(4)組みカード150がリーダライタ120に配置された場合に、複合機制御部115及びパートカードICチップ141間の通信処理の結果が適正であると判定した場合に、複合機110の動作を許可する。パートカードのみで電子機器を操作させないことで、情報漏えいを防ぎ、セキュリティ性を向上できる。
(5)組みカード150を、リーダライタ120に配置することにより、パートカード140及びリーダライタ120間で信号伝達するという新しい通信方法を提供できる。
なお、パートは、貸出カード130、パートカード140を予め組みカード160の状態にしたものを、リーダライタ120上に載置してもよい。この場合には、報知部113、報知工程(S3b)が不要になるので、構成、処理を簡単にすることができる。また、この場合には、貸出カードループアンテナ133及びR/Wループアンテナ123間が通信可能であれば、パートは、貸出カード130を上側Z2、パートカード140を下側Z1になるように組みカード170を構成してもよい。
また、貸出カード130は、貸出カードICチップ131を備えなくてもよい。この場合にも、複合機制御部415は、貸出カード130がなければ、パートカード140とのの間で通信することができない。このため、パートは、複合機110を使用する場合には、管理者から貸出カード130を借りる必要がある。これにより、この場合にも、セキュリティ性を向上できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態の複合機セキュリティシステム201のブロック図である。
図8は、第2実施形態の管理者テーブル214a、パートカードテーブル214bを示す表である。
図7に示すように、複合機セキュリティシステム201は、第1実施形態とは異なり、貸出カード240が容量結合カード、パートカード230が中継カードである。
図8に示すように、管理者テーブル214aは、異なるカードである貸出カード240及び単独カード260の管理者識別情報241b,261b(A1〜C1)を、共通で記憶している。つまり、貸出カード240及び単独カード260の管理者が同じであれば、その管理者の管理者識別情報241bの管理者識別情報241bと、単独カード260の管理者識別情報261bとは、同じ識別情報である。この理由は、後述する。
図9は、第2実施形態の複合機セキュリティシステム201の動作を示すフローチャートである。
S203aにおいて、複合機制御部215は、パートカードテーブル214bを参照して、リーダライタ120上に載置されたカードがパートカード230であるか否かを判定する。
S203bにおいて、複合機制御部215は、報知部113を制御して、パートに対して、貸出カード250をパートカード230上に載置するように報知する。
ここで、パートが貸出カード250を、自分のパートカード230上に載置すると、リーダライタ120上には、パートカード230、貸出カード240からなる組みカード250が構成される。これにより、複合機制御部215及び貸出カード240間は、信号伝達可能な状態になる。
S203cにおいて、リーダライタ120は、リーダライタ120上に載置されたカードのICチップから識別情報を読み取り、複合機制御部215に出力する。
S203dにおいて、複合機制御部215は、リーダライタ120上に載置されたカードが、貸出カード240であるか否かを判定する。この場合、複合機制御部215は、管理者テーブル214aを参照して、S203cで読み出した識別情報が管理者識別情報241bであるA1〜A3のいずれかと一致する場合には、貸出カード240と判定し、一方、A1〜A3のいずれとも一致しない場合には、貸出カード240ではないと判定する。
複合機制御部215は、貸出カード240であると判定した場合には(S203d:YES)、S4に進み、一方、貸出カード240ではないと判定した場合には(S203d:NO)、S2からの処理を繰り返す。
S4において、複合機制御部215は、操作部111の操作を受け付ける状態として、駆動部112の駆動を許可する。
S6において、図8(d)に示すように、複合機制御部215は、この処理における履歴情報を、使用履歴224dに記憶する。
これにより、会社は、第1実施形態と同様に、複合機210の使用履歴を調べることができる。この場合、管理者の履歴に関するものは、管理者使用、パート使用のいずれのときでも、使用履歴224d、管理者テーブル214aを参照すればよい。
上記処理において、S4に進むカード構成は、第1実施形態と同様である。
但し、パート使用の場合において、複合機制御部215が貸出カード240と信号伝達するためには、中継カードの機能を有するパートカード230が必要である。つまり、パート使用の場合には、必ず、複合機制御部215は、パートカード識別情報231bと一体で、管理者識別情報241bを読み取るようになっている。
このため、管理者識別情報241bを照合できた場合において(S203d:YES)、その前工程でパートカードであると判定していたときは(S203a:YES)、パート使用の場合のみである。そのため、貸出カード240及び単独カード260から同じ識別情報231b,241b(A1〜A3)が同じでも、複合機制御部215は、管理者使用とパート使用とを分別できる。これにより、同一の管理者であれば、同一の管理者識別情報241b,261bを異なるカード240,260に利用できるので、システム管理者等は、管理者識別情報の管理を簡易化できる。
以上説明したように、本実施形態の複合機セキュリティシステム201は、管理者識別情報の管理を簡易化できる。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態の機器セキュリティシステム301の基本構成を説明する図(図1に対応する図)である。
図11は、第3実施形態の複合機セキュリティシステム401のブロック図である。
図10に示すように、機器セキュリティシステム301のリーダライタ320は、従来の電磁誘導方式のリーダライタ320に中継カード330が両面テープ等で固定され、中継カード330と一体的に設けられている。
このため、機器セキュリティシステム301では、利用者が携行して利用できるカードは、容量結合方式の容量結合カード340のみである。すなわち、機器セキュリティシステム301は、異なる利用者が携行するカードを、組みカードにする使用態様ではない。
なお、リーダライタ320を流用するのではなく、新たに作製する場合には、中継カード330を組み込んで一体的にしてもよい。また、中継カード330は、カード形態ではなくてもよい。
図11に示すように、このため、機器セキュリティシステム301を複合機セキュリティシステム401に適用する場合は、管理者、パートが以下のようなカードを所持する。
管理者は、貸出カード440−1、単独カード440−3を所持する。これらは、容量結合カードである。
パートは、パートカード440−2を所持する。これは、容量結合カードである。
貸出カード440−1、単独カード440−3、パートカード440−2の識別情報441b−1,441b−2,441b−3は、全て異なる。このため、貸出カードテーブル414a,パートカードテーブル414b,単独カードテーブル414cが記憶する各識別情報は、第1実施形態の図5(a)から図5(c)に示すテーブルと同様に、全て異なる。
図12は、第3実施形態の複合機セキュリティシステム401の動作を示すフローチャートである。
S402において、リーダライタ420の中継プレート432A,432Bは、リーダライタ420上に載置されたカードのプレートと静電結合する。複合機制御部415は、このカードのICチップから識別情報を読み出す。
S403において、複合機制御部415は、S402で読み出した識別情報に基づいて、単独カードテーブル414cを参照し(図5(c)の単独カードテーブル114c参照)、リーダライタ420上に載置されたカードが単独カード440−3であるか否かを判定する。
S403aにおいて、複合機制御部415は、S402で読み出した識別情報に基づいて、貸出カードテーブル414aを参照し(図5(a)の貸出カードテーブル114a参照)、リーダライタ420上に載置されたカードが貸出カード440−1であるか否かを判定する。
S403bにおいて、複合機制御部415は、報知部113を制御して、パートに対して、リーダライタ420上から貸出カード440−1を取り除き、代わりにパートカード440−2を載置するように報知する。ここで、パートは、貸出カード440−1を取り除き、自分のパートカード440−2をリーダライタ420上に載置する。
S403cにおいて、複合機制御部415は、S402と同様に、リーダライタ420上に載置されたカードのICチップから識別情報を読み出す。
S403dにおいて、複合機制御部415は、S403cで読み出した識別情報に基づいて、パートカードテーブル414bを参照し(図5(b)のパートカードテーブル114b参照)、リーダライタ420上に載置されたカードがパートカード440−2であるか否かを判定する。
その後の処理は、第1実施形態と同様である。
なお、S406では、複合機制御部415は、第1実施形態のS6と同様な使用履歴を記憶する(図5(d)参照)。
以上説明したように、本実施形態のセキュリティシステムは、リーダライタ420上に交互に容量結合カードを載置する使用形態にすることにより、第1実施形態と同様に、使用履歴を記憶できる。これにより、セキュリティ性を向上し、また、情報流出等の原因特定に役立てることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、リーダライタ及び中継カードは、電磁誘導方式により信号伝達する例を示したが、これに限定されない。例えば、リーダライタ及び中継カードは、電磁結合方式によって信号伝達してもよい。この場合には、容量結合カードに設けるICチップを、電磁結合方式によって信号伝達できるタイプにすればよい。
なお、電磁結合は、原理的には電磁誘導と同じである。また、電磁結合方式の信号伝達とは、カード側のアンテナとリーダライタ側のアンテナを向かい合わせて、電磁誘導により信号伝達することをいう。
(2)実施形態において、容量結合カードは、クレジットカード等と同じように、外形が85.6×54mmの例を示したが、これに限定されない。容量結合カードの外形は、これよりも小さくてもよい。容量結合カードは、一対のプレートを設ければよいので、ループアンテナを設ける場合と比較すると、カード外形を小さくできる。これにより、容量結合カードは、さらに低コストで製造できる。
1,301…機器セキュリティシステム 10,310…電気機器 12,412…駆動部 15,415…制御部 20,120,320,420…リーダライタ 23,123,323,423…R/Wループアンテナ 30,330…中継カード 31,331…中継カードICチップ 32A,32B,332A,332B,432A,432B…中継プレート 33,333,433…中継ループアンテナ 40,340…容量結合カード 41,341…容量結合カードICチップ 42A,42B,342A,342B…容量結合カードプレート 50,150,250…組みカード 101,201,401…複合機セキュリティシステム 110,210,410…複合機 112…駆動部 113…報知部 115,215,415…複合機制御部 130,240,440−1…貸出カード 131,241,441−1…貸出カードICチップ 132A,132B,242A,242B,442A−1,442B−1…貸出カードプレート 133…貸出カードループアンテナ 140,230,440−2…パートカード 141,231,441−2…パートカードICチップ 142A,142B,232A,232B,442A−2,442B−2…パートカードプレート

Claims (9)

  1. 容量結合カードと、リーダを備える電気機器と、前記容量結合カード及びリーダ間に介在される中継カードとを備える機器セキュリティシステムであって、
    前記容量結合カードは、
    電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な容量結合カードICチップと、
    前記容量結合カードICチップに接続され、導電性を有する一対の容量結合カードプレートとを備え、
    前記中継カードは、
    電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信する中継ループアンテナと、
    前記中継ループアンテナの両端に接続され、導電性を有する一対の中継プレートとを備え、
    前記電気機器は、
    前記リーダに設けられ、電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信するリーダループアンテナと、
    制御部とを備え、
    利用者によって、前記容量結合カード及び前記中継カードが重ねられた組みカードの状態で、前記リーダに配置されることにより、前記容量結合カードプレート及び前記中継プレートが静電結合方式で信号伝達し、前記中継ループアンテナ及び前記リーダループアンテナが電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達し、前記制御部が前記容量結合カードICチップとの間で通信処理をし、前記通信処理の結果が適正であると判定した場合に、前記電気機器の所定の動作を許可すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  2. 請求項1に記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    前記中継カードは、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な中継カードICチップを備え、
    前記制御部は、
    前記容量結合カードICチップに加えて、前記中継ループアンテナ及び前記リーダループアンテナが電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達することより、前記中継カードICチップとの間で通信処理をし、
    前記容量結合カードICチップに加えて、前記中継カードICチップとの間の前記通信処理の結果が適正であると判定した場合に、前記電気機器の所定の動作を許可すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  3. 請求項2に記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    前記制御部は、前記中継カードICチップとの間の前記通信処理の結果が適正であると判定した後に、前記容量結合カードICチップとの間で前記通信処理をすること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  4. 請求項3に記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    利用者に対する報知部を備え、
    前記制御部は、前記中継カードICチップとの間の前記通信処理の結果が適正であると判定した後に、前記報知部を制御して、前記容量結合カードを前記中継カード上に載置するように報知すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    前記中継カードは、
    前記電気機器を管理する管理者が所持し、
    前記中継カードICチップは、前記管理者を識別する情報を記憶し、
    前記容量結合カードは、
    前記管理者が管理する人が所持し、
    前記容量結合カードICチップは、前記人を識別する情報を記憶すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    前記中継カードのカード外形と、前記容量結合カードの外形とは、等しく、
    前記中継カードと前記容量結合カードとの外形を合わせるように重ねた状態において、前記一対の中継プレートと前記一対の容量結合カードプレートとが向き合うこと、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    前記電気機器は、複合機であること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  8. 電磁誘導方式又は電磁結合方式により通信する中継ループアンテナと、
    前記中継ループアンテナの両端に接続され、導電性を有する一対の中継プレートと
    前記中継ループアンテナの両端に接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な中継カードICチップとを備え、
    前記中継カードICチップの情報を、前記中継ループアンテナを介して電気機器に送信し、
    他のカードのICチップの情報を、前記一対の中継プレートを介して取得し、前記中継ループアンテナを介して電気機器に送信すること、
    を特徴とする中継カード。
  9. 請求項8に記載の中継カードにおいて、
    この中継カードのカード外形と、他のカードの外形とは、等しく、
    この中継カードと他のカードとの外形を合わせるように重ねた状態において、一対の中継プレートと、他のカードの導電性を有する一対のプレートとが向き合うこと、
    を特徴とする中継カード。
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