JP6880587B2 - 通信装置、通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信する通信装置、通信システムに関するものである。
従来、鉄道会社等が発行するICカードとの間で、電磁誘導方式で通信するリーダライタがあった(例えば特許文献1)。一方で、医薬器具やキーホルダーやフィギュア等に組み込まれる小型のICタグがあった。
しかし、小型のICタグは、アンテナも小型である。このため、小型のICタグと従来のリーダライタとの間の通信は、通信可能な領域が狭い等という問題を生じていた。
特開2005−136944号公報
本発明の課題は、通信可能範囲が広い通信装置、通信システムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、同一平面上において渦巻状に形成され、電磁誘導方式又は電磁結合方式の通信に用いられる中継ループアンテナ(21,221)を備え、第1通信装置(10)と、第2通信装置(30)との間の通信を中継すること、を特徴とする中継通信装置である。
・第2の発明は、第1の発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)は、前記第1通信装置(10)の第1ループアンテナ(11)を覆う大きさであること、を特徴とする中継通信装置である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)の導線と、前記第1通信装置(10)の第1ループアンテナ(11)の導線とは、離間していること、を特徴とする中継通信装置である。
・第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)の渦巻の間隔は、前記第2通信装置(30)の第2ループアンテナ(31)の大きさよりも小さいこと、を特徴とする中継通信装置である。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の中継通信装置において、前記第1通信装置(10)のケース(10a)に被さる形状であり、前記第1通信装置に着脱可能なケース(320a)を備えること、を特徴とする中継通信装置である。
・第6の発明は、同一平面上において渦巻状に形成され、電磁誘導方式又は電磁結合方式の通信に用いられる中継ループアンテナ(21,221)と、前記中継ループアンテナ(21,221)の上側及び下側のそれぞれに積層されたシート材(22,23)とを備え、平板状に形成されていること、を特徴とする中継通信装置である。
・第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)は、前記同一平面において、中継通信装置の中心側から外周側の全体に渡って配置されていること、を特徴とする中継通信装置である。
・第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)の両端は、短絡していないこと、を特徴とする中継通信装置である。
・第9の発明は、第1から第8のいずれかの発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)の両端は、コンデンサ(21c,21d)を介して接続されていること、を特徴とする中継通信装置である。
・第10の発明は、第1から第9のいずれかの発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)は、等間隔の渦巻形状であること、を特徴とする中継通信装置である。
・第11の発明は、第1から第10のいずれかの発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)の共振周波数は、16MHz以上であること、を特徴とする中継通信装置である。
・第12の発明は、第1から第11のいずれかの発明の中継通信装置において、同一平面上に配置された複数の前記中継ループアンテナ(221)を備えること、を特徴とする中継通信装置である。
・第13の発明は、第1から第12のいずれかの発明の中継通信装置において、下面に粘着シート(24)を備えること、を特徴とする中継通信装置である。
・第14の発明は、第1から第13のいずれかの発明の中継通信装置において、前記中継ループアンテナ(21,221)は、渦巻状に巻かれた被覆付導線であること、を特徴とする中継通信装置である。
・第15の発明は、第1から第14のいずれかの発明の中継通信装置において、第1ループアンテナ(11)と、第1制御部(17)とを備える第1通信装置(10)とを備え、この通信装置と、前記第1通信装置とが一体的に形成されていること、を特徴とする中継通信装置である。
・第16の発明は、第1から第14のいずれかの発明の中継通信装置と、第1ループアンテナ(11)と、第1制御部(17)とを備える第1通信装置(10)と、第2ループアンテナ(31)と、第2制御部(27)とを備える第2通信装置(30)とを備え、前記第1制御部及び前記第2制御部は、前記第1ループアンテナ、前記中継ループアンテナ(21,221)、前記第2ループアンテナを介して通信すること、を特徴とする通信システムである。
・第17の発明は、第16の発明の通信システムにおいて、前記第1通信装置(10)は、リーダであり、前記第2通信装置(30)は、前記第1通信装置との間で通信可能なICチップ(35)を備えること、を特徴とする通信システムである。
本発明によれば、通信可能範囲が広い通信装置、通信システムを提供できる。
第1実施形態の通信システム1を説明する図である。 第1実施形態の通信システム1の電磁波の強度を説明する概念図である。 第1実施形態の確認試験の結果を示す表である。 第1実施形態の確認試験の結果を折れ線グラフで示したものである。 第2実施形態の通信システム201の斜視図である。 第3実施形態の通信システム301の断面図(図1(C)に対応する図)である。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の通信システム1を説明する図である。
図1(A)は、通信システム1の斜視図である。
図1(B)は、中継通信装置20、ICタグ30を上側Z2から見た状態の配置を説明する図である。
図1(C)は、手前側Y1から見た断面図(図1(B)のC−C断面図)である。
図2は、第1実施形態の通信システム1の電磁波の強度を説明する概念図である。
図2(A)は、リーダライタ10単体のリーダライタ近傍における電磁波の強度を示す図である。
図2(B)は、リーダライタ10に中継通信装置20を取り付け状態の電磁波の強度を示す図である。
実施形態、図面では、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系は、図1(A)の状態を基準に、縦方向Y(手前側Y1、奥側Y2)、左右方向X(左側X1、右側X2)、厚さ方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。縦方向Y、左右方向Xは、RWアンテナ11及び中継アンテナ21が形成された平面に平行であり、厚さ方向Zは、リーダライタ10及び中継通信装置20の厚さ方向である。
また、図1(A)には、便宜上、記憶部16、制御部17は、リーダライタ10の外部に図示するが、実際には、リーダライタ10に内蔵されている。同様に、実際には、ICチップ35は、ICタグ30に内蔵されている。
通信システム1は、ICタグ30の情報を、ゲームに利用するものである。但し、通信システム1の用途は、これに限定されず、例えば、医療器具管理、電子マネー、社員証システム、物流管理等に利用できる。
図1に示すように、通信システム1は、リーダライタ10(第1通信装置)、中継通信装置20、ICタグ30(第2通信装置)を備える。
リーダライタ10は、非接触ICカード(鉄道会社等によって発行されるもの)用のリーダライタと同様な装置である。リーダライタ10は、電磁誘導方式で通信するものである。
リーダライタ10は、RW(リーダライタ)アンテナ11(第1ループアンテナ)、記憶部16、制御部17(第1制御部)を備え、これらは、ケース10aに収容されている。
なお、図1の例では、リーダライタ10のケース10aは、円柱状に形成されているが、これに限定されない。
RWアンテナ11は、例えば、2〜3回巻き程度のループコイルアンテナである。RWアンテナ11の外径は、例えば60mm程度である。RWアンテナ11は、例えばエッチング等の手法により、プリント配線基板上に銅パターンを配線して形成される。RWアンテナ11の両端の端子は、制御部17に接続される。
記憶部16は、リーダライタ10の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶装置である。記憶部16は、ICタグ30に書き込む情報や、ICタグ30と照合する情報等を記憶している。
制御部17は、リーダライタ10を統括的に制御するための制御部であり、例えばCPU等から構成される。制御部17は、記憶部16に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、実施形態の各種機能を実現している。
なお、詳細な説明は省略するが、リーダライタ10及びゲーム機等は、有線又は無線により接続されている。リーダライタ10及びゲーム機等は、必要に応じて、ICタグ30との間の通信に関する情報(例えば、ICタの読み取り情報、更新情報等)を通信する。
中継通信装置20は、リーダライタ10及びICタグ30間の通信を中継する通信装置である。つまり、中継通信装置20は、リーダライタ10及びICタグ30間に設けられるアダプタである。
中継通信装置20は、中継アンテナ21(中継ループアンテナ)、上層22、下層23、粘着シート24を備える。
中継アンテナ21は、ループコイルアンテナである。中継アンテナ21は、被覆付導線、つまり導線を絶縁体で被覆した線材によって形成される。中継アンテナ21は、渦巻状に巻かれた被覆付導線である。
中継アンテナ21は、同一平面上に形成されている。中継アンテナ21は、等間隔の渦巻形状に形成されている。
中継アンテナ21の導線と、RWアンテナ11の導線とは、離間している。このため、アンテナ11,21同士は、電気ケーブル等の有線によっては、直接接続されていない。
上側Z2から見た状態(中継アンテナ21の上面を法線方向から見た状態)において、中継アンテナ21は、中心側から外周側の全体に渡って配置されている。また、中継アンテナ21の大きさは、RWアンテナ11とほぼ等しい。このため、中継アンテナ21は、RWアンテナ11の全領域を覆う。
中継通信装置20をリーダライタ10に取り付けた状態では、アンテナ11,21は、向かい合う(対向する)ように配置され、電磁誘導方式により電気的に接続可能な状態となる。
上層22、下層23は、中継アンテナ21を上側Z2、下側Z1から挟むように積層された絶縁性を有する樹脂フィルム(例えばPETフィルム)である。上層22及び下層23の層間は、接着剤、熱溶着等で接着される。これにより、中継アンテナ21は、上層22及び下層23の層間に保持される。
粘着シート24は、両面に粘着層を有するシート材である。粘着シート24の上面は、下層23の下面に、予め、粘着されている。粘着シート24の下面は、剥離紙(図示せず)が積層されている。利用者は、剥離紙を剥がし粘着層を露出させてリーダライタ10の上面に貼付することにより、中継通信装置20をリーダライタ10に取り付けることができる。このため、中継通信装置20は、市場で流通しているリーダライタ10に対して、容易に取り付けることができる。
上記構成により、中継通信装置20は、薄型(例えば厚さ2mm以下)の平板状に形成することができる。
なお、アンテナ11,21は、エッチングによって形成する形態、被覆付導線によって形成する形態のいずれでもよい。
エッチングによって形成する形態では、例えば、PETフィルム等の基材に、アルミニウム等の金属材で配線形成できる。さらに、アンテナ11,21は、基材に、カーボンインキなどの導電性インキ印刷によって配線形成してもよい。
ICタグ30は、電磁誘導方式で通信可能な情報記憶媒体である。
ICタグ30は、例えば、ゲームで用いるコインや、人形等の台座30a等に内蔵される。ICタグ30の外形は、例えば5mm×5mm×3mm程度であり、小型である。
ICタグ30は、タグアンテナ31(第2ループアンテナ)、ICチップ35を備える。
タグアンテナ31は、ループコイルアンテナである。タグアンテナ31は、小型であってもアンテナのインダクタンス値を高めるために、階層状に形成される。このため、RWアンテナ11、中継アンテナ21が平面状の渦巻状であるのに対して、タグアンテナ31は、立体的な螺旋状である。
ICタグ30を中継通信装置20上に、載置又はかざした(以下「載置等」ともいう)した状態では、アンテナ21,31は、向かい合う(対向する)ように配置され、電磁誘導方式により電気的に接続可能な状態となる。
図1(B)に示すように、上側Z2から見た状態において、中継アンテナ21の渦巻の間隔P21は、タグアンテナ31の外形L31よりも小さい。このため、ICタグ30が中継通信装置20上のいずれの場所に配置されても、両アンテナ21,31の導線が近接する。これにより、両アンテナ21,31を介した通信は、安定する。
ICチップ35は、電磁誘導方式で通信可能なICチップである。
ICチップ35は、半導体メモリ等を備える記憶部36、CPU等を備える制御部37(第2制御部)等が一体になった装置である。
記憶部36は、ICタグ30の動作に必要なプログラム、情報(ゲームでのキャラクタのゲーム情報(アイテム、プレイ履歴等))等を記憶する。制御部37は、記憶部36に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、実施形態の各種機能を実現している。
[通信方法]
図1に示すように、利用者は、ICタグ30を、リーダライタ10に取り付けられた状態の中継通信装置20上に載置等する。
(リーダライタ10及び中継通信装置20間の接続)
制御部17は、RWアンテナ11に13.56MHzのHF帯の交流信号を印加する。これにより、RWアンテナ11は、電磁界を生成する。その結果、アンテナ11,21は、電磁誘導方式によって電気的に接続する。これにより、RWアンテナ11より送出された電磁波が中継アンテナ21に伝搬するので、中継アンテナ21に電流が流れる。
(中継通信装置20間及びICタグ30間の接続)
中継アンテナ21に電流が流れることにより、中継アンテナ21は、電磁界を生成する。その結果、アンテナ21,31は、電磁誘導方式によって電気的に接続する。これにより、ICタグ30は、タグアンテナ31に誘起される誘導起電力によって駆動する。
これにより、リーダライタ10、ICタグ30間は、通信可能となる。リーダライタ10は、ICタグ30の記憶情報を更新したり、また、ICタグ30は、記憶情報をリーダライタ10に送信する。
このように、RWアンテナ11及び中継アンテナ21間は、電磁誘導方式により非接触で接続され、情報の伝達をすることができる。電磁誘導方式を用いた通信方式は、ISO/IEC14443,ISO/IEC15693,ISO/IEC18092にて規格化されており、13.56MHzの信号周波数が用いられる。
中継通信装置20をリーダライタ10に取り付けることにより、電磁波の強度は、以下のように変化する。
図2(A)に示すように、リーダライタ10単体では、RWアンテナ11近傍のリーダライタ外周部の電磁波の強度が大きく、中央部の電磁波の強度が小さい。
この形態では、ICタグ30をリーダライタ10の中央部に載置等しても、ICタグ30及びリーダライタ10間の通信が成立しない確率が高い。
図2(B)に示すように、中継通信装置20をリーダライタ10に取り付けることにより、電磁波は、最大値が小さくなるが、分布が均一になる。この形態では、ICタグ30をリーダライタ10の中央部及び外周部のいずれに載置等しても、ICタグ30及びリーダライタ10間の通信が成立する確率が高い。
[確認試験]
中継通信装置20の試作品を作製し、上記電磁波の強度に関する作用、効果を確認する試験を行った。
図3は、第1実施形態の確認試験の結果を示す表である。
図4は、第1実施形態の確認試験の結果を折れ線グラフで示したものである。
RWアンテナ11は、エッチングで作製し、外径60mm、線幅0.2mm、線間ピッチ0.2mm、巻数3ターンである。
中継アンテナ21の試作品は、被覆付導線で作製し、外径60mm、導線径0.1mm、線間ピッチ5mmである。
図3に示すように、中継通信装置20の中継アンテナ21の試作品は、以下の4種類を作製した。なお、図3は、概略図であり、巻数等は、実際の試作品とは異なる。
共振周波数40MHz:渦巻の内側端部21aを、中心付近にそのまま配置した形態である。このため、渦巻の内側端部21aと、外側端部21bとは、短絡していない。
共振周波数33MHz:渦巻の内側端部21aを、被覆付導線を延長することにより、中心側から最外周に配置した形態である。なお、この形態でも、渦巻の内側端部21aと、外側端部21bとは、短絡していない。
共振周波数20MHz:共振周波数33MHzと同様に、渦巻の内側端部21aを最外周に配置した形態である。渦巻の内側端部21aと、渦巻の外側端部21bとの間には、コンデンサ21cを設けた。
共振周波数15.6MHz:共振周波数20MHzと同様な形態であり、コンデンサ21dの容量のみが異なる。
(試験方法)
中継通信装置20をリーダライタ10上に取り付けずにICタグ30をリーダライタ10に直接載置等した状態と、中継通信装置20の試作品を設けてICタグ30をリーダライタ10に載置等した状態とにおいて、リーダライタ10及びICタグ30を通信させた。
(1)通信範囲(つまりICタグ30を載置等する範囲)は、リーダライタ10の外径以内(直径60mm以内)とした。
(2)通信範囲を格子状に分割した。
(3)通信範囲の内側の範囲(直径30mm以内)と、外側の範囲(直径30mm以上60mm以下)において、それぞれ通信が成功する確率を求めた。そして、通信が成立した格子の割合を、内側の範囲、外側の範囲において、それぞれ求めた。通信が成立した格子の割合を、通信可能面積率(%)とした。
(4)ICタグ30及びリーダライタ10の上面間の距離、又はICタグ30及び中継通信装置20の上面間の高さ(距離)は、高さH=0mm、H=5mm、H=10mmの3通りである。
(試験結果)
(外側の範囲:H=5mm)
図3、図4に示すように、H=5mmの通信可能面積率は、「中継通信装置無し」の状態が26%であり、中継アンテナ21の周波数40MHzで58%、周波数33MHzで56%であった。また、周波数20MHz及び15.6MHzで0%であった。
これにより、H=5mmにおいて通信可能な面積は、中継アンテナ21の周波数33MHz以上40MHz以下の場合には、「中継通信装置無し」の状態よりも2倍以上に増えたことが確認できた。
これは、リーダライタ10のRWアンテナ11の電磁波の強度が、外側範囲では、強いもののバラツキが大きく、中継通信装置20を取り付けることにより、バラツキが少なったためと考えられる。
(外側の範囲:H=0mm、10mm)
H=0mm、10mmにおいては、中継通信装置20を取り付けることによる顕著な効果はなかった。
(内側の範囲:H=5mm)
図3、図4に示すように、H=5mmの通信可能面積率は、「中継通信装置無し」の状態が52%であり、中継アンテナ21の周波数40MHzで94%、周波数33MHzで100%、周波数20MHzで76%であった。また、周波数15.6MHzで0%であった。
これにより、H=5mmにおいて通信可能面積率は、「中継通信装置無し」の状態では通信範囲のほぼ半分であったのが、中継アンテナ21の周波数33MHz以上40MHz以下の場合には、通信範囲のほぼ全域又は全域まで拡大したことを確認できた。また、通信可能な面積は、周波数20MHzであっても、「中継通信装置無し」の状態の約1.5倍まで拡大した。
この内側の範囲の結果と、上記外側の範囲の結果とに基づいて、電磁波の強度は、中継アンテナ21を取り付けることによりバラツキが小さくなるので、内側及び外側の両方において、通信可能面積が増えたことを確認できた。この場合、周波数33MHz以上40MHz以下における、内側の範囲の通信可能面積の拡大が顕著であった。
なお、通信可能面積率は、周波数20MHzで76%、周波数15.6MHzで0%であることから、「15.6MHz以上20MHz以下」の範囲で、急激に変化する。このため、中継アンテナ21の周波数16MHzであれば、通信可能面積の拡大の効果を期待できる。また、通信可能面積が線形的に変化すると仮定すれば、中継アンテナ21の周波数19MHz以上であれば、「中継通信装置無し」の状態よりも通信可能面積が増えることを期待できる(図4の点P19参照)。
(内側の範囲:H=0mm)
H=0mmの通信可能面積率は、「中継通信装置無し」の状態が40%であり、中継アンテナ21の周波数40MHzで64%であった。
なお、その他の周波数33MHz、20MHz、15.6MHzについては未測定であるが、H=0mmの場合の通信可能面積率の変化は、H=5mmの場合、後述するH=10mmの場合と同様な傾向を有することを期待できる。
(内側の範囲:H=10mm)
図4に示すように、H=10mmの通信可能面積率のグラフは、H=5mmのグラフを、下側に移動したような形態であった。これにより、内側の範囲では、通信距離が増えることにより、通信可能面積率が減少するが、同様な傾向を有しながら増減することを確認できた。
このように、本実施形態の通信システム1は、市場で流通しているリーダライタ10に中継通信装置20を取り付けることにより、小型のICタグ30であっても、リーダライタ10のRWアンテナ11の面内での動作範囲を広くすることができる。また、電磁波の強度のバラツキを小さくすることにより、リーダライタ10から距離が離れた位置でも、通信可能な動作範囲を広くすることができる。
なお、詳細な説明は省略するが、リーダライタ10に中継アンテナ21を取り付けた装置は、ICタグ30に加えて、一般的なICカードとの間でも通信できる。
この場合、電磁波の出力の総計は、リーダライタ10単体の形態と、リーダライタ10に中継アンテナ21を取り付けた形態とでは、同じである。このため、後者の形態であっても、ICカードのループアンテナと、RWアンテナ11とは、安定して接続できる。
なお、本実施形態とは異なり、リーダライタ10のRWアンテナ自体を、中継アンテナ21と同様な形状にした形態では、RWアンテナの配線が長くなり抵抗値が高くなるとともに、RWアンテナのインダクタンス値(L値)が大きくなる。そのため、RWアンテナの共振周波数は、送出する信号の周波数(例えば13.56MHz)よりも低くなってしまう。このため、この形態のリーダライタ10は、信号を効率的に送出することができないので、多大な駆動電力を有したり、また、通信可能距離が短くなり、例えば、リーダライタ10及びICタグ30をほぼ密着させる必要がある。
また、この形態において、市場で流通しているリーダライタ10(つまり鉄道会社等が発行するICカードとの間で通信するリーダライタ)を流用する場合には、RWアンテナ自体の交換作業に加えて、駆動回路の修正等が必要である。このため、この場合には、実質的にリーダライタ10を新規に製造するのと同等の作業が必要である。そのため、この場合には、既存のリーダライタ10の流用することは、利益が少ない。
以上説明したように、本実施形態の通信システム1は、中継通信装置20を備えるので、ICタグ30であっても、安定して通信でき、また、通信範囲を広くできる。また、市場で多く流通しているリーダライタ10を流用できるので、低コストで導入できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図5は、第2実施形態の通信システム201の斜視図である。
本実施形態の中継通信装置220は、上層22、下層23間に、4つの小型の中継アンテナ221を備える。
4つの中継アンテナ221は、独立しており、つまり、有線で接続されていない。
4つの中継アンテナ221は、同一平面(XY平面)上に配置される。
本実施形態の通信システム201も、第1実施形態と同様に、リーダライタ10のRWアンテナ11と、ICタグ30のタグアンテナ31との信号が伝搬しやすくなり、通信可能面積を広げることができる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態の通信システム301の断面図(図1(C)に対応する図)である。
本実施形態の中継通信装置320は、下層23の下側Z1にケース320aを備える。
下層23及びケース320a間は、例えば、接着剤等によって固定されている。
ケース320aの形状は、上側Z2が蓋をされ、下側Z1が開口した筒状である。ケース320aの外形は、リーダライタ10のケース10aの外形よりも一回り大きい。
上記構成により、本実施形態の中継通信装置320は、リーダライタ10に覆い被さるようにして、取り付けられる。これにより、中継通信装置320は、リーダライタ10に着脱可能に取り付けることができ、また、その着脱作業が容易である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、リーダライタ及び中継通信装置は、個別の装置であるの例を示したが、これに限定されない。例えば、リーダライタの内部に、中継アンテナを収容することにより、リーダライタ及び中継通信装置とを、一体的に形成してもよい。
(2)実施形態において、各アンテナ間は、電磁誘導方式で接続される例を示したが、これに限定されない。各アンテナ間は、電磁結合方式で接続されてもよい。
(3)実施形態において、中継アンテナは、円形の渦巻状である例を示したが、これに限定されない。中継アンテナの形状は、リーダライタのRWアンテナの形状等に応じて、適宜設定できる。中継アンテナは、例えば、四角形の各辺が周回しながら小さくなる渦巻状でもよい。
(4)実施形態において、中継アンテナは、固定の配線ピッチの渦巻状である例を示したが、これに限定されない。配線ピッチは、適宜設定できる。中継アンテナは、例えば、外側のピッチが広く、中心部側のピッチが狭い渦巻状でもよい。
(5)実施形態において、第2通信装置は、ICタグである例を示したが、これに限定されない。第2通信装置は、ループコイルアンテナを備え、第1通信装置と通信できる装置であればよく、例えば、携帯電話機等の情報通信端末等でもよい。同様に、第1通信装置も、リーダライタに限定されない。
(6)実施形態において、中継アンテナの大きさと、RWアンテナの大きさとは、ほぼ等しい例を示したが、これに限定されない。
例えば、中継アンテナは、RWアンテナよりも小さく、RWアンテナの内側に配置される形態でもよい。また、中継アンテナは、RWアンテナよりも大きく、その外周がRWアンテナからはみ出るように配置される形態でもよい。これらの形態であっても、中継アンテナの内側では、リーダライタ及びICタグとの通信が安定する効果を期待できる。
1,201,301…通信システム 10…リーダライタ 10a…ケース 11…RWアンテナ 37,37…制御部 20,220,320…中継通信装置 21,221…中継アンテナ 21c,21d…コンデンサ 22…上層 23…下層 24…粘着シート 30…ICタグ 30a…台座 31…タグアンテナ 35…ICチップ 320a…ケース

Claims (14)

  1. リーダである第1通信装置に設けられた第1ループアンテナを覆うようにして、前記第1通信装置上に配置される中継通信装置であって、
    同一平面上において渦巻状に形成され、電磁誘導方式又は電磁結合方式の通信に用いられる中継ループアンテナを備え、
    前記第1通信装置と、第2通信装置との間の通信を中継し、
    前記中継ループアンテナの共振周波数は、19MHz以上であり、
    前記中継ループアンテナは、前記同一平面において、中継通信装置の中心側から外周側
    の全体に渡って配置されていること、
    を特徴とする中継通信装置。
  2. 請求項1に記載の中継通信装置において、
    前記中継ループアンテナの導線と、前記第1通信装置の前記第1ループアンテナの導線とは、離間していること、
    を特徴とする中継通信装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の中継通信装置において、
    前記中継ループアンテナの渦巻の間隔は、前記第2通信装置の第2ループアンテナの大きさよりも小さいこと、
    を特徴とする中継通信装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載の中継通信装置において、
    前記第1通信装置のケースに被さる形状であり、前記第1通信装置に着脱可能なケースを備えること、
    を特徴とする中継通信装置。
  5. リーダである第1通信装置に設けられた第1ループアンテナを覆うようにして、前記第1通信装置上に配置される中継通信装置であって、
    同一平面上において渦巻状に形成され、電磁誘導方式又は電磁結合方式の通信に用いられる中継ループアンテナと、
    前記中継ループアンテナの上側及び下側のそれぞれに積層されたシート材とを備え、
    平板状に形成され、
    前記中継ループアンテナの共振周波数は、19MHz以上であり、
    前記中継ループアンテナは、前記同一平面において、中継通信装置の中心側から外周側
    の全体に渡って配置されていること、
    を特徴とする中継通信装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載の中継通信装置において、
    前記中継ループアンテナの両端は、短絡していないこと、
    を特徴とする中継通信装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載の中継通信装置において、
    前記中継ループアンテナの両端は、コンデンサを介して接続されていること、
    を特徴とする中継通信装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれかに記載の中継通信装置において、
    前記中継ループアンテナは、等間隔の渦巻形状であること、
    を特徴とする中継通信装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれかに記載の中継通信装置において、
    同一平面上に配置された複数の前記中継ループアンテナを備えること、
    を特徴とする中継通信装置。
  10. 請求項1から請求項のいずれかに記載の中継通信装置において、
    下面に粘着シートを備えること、
    を特徴とする中継通信装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の中継通信装置において、
    前記中継ループアンテナは、渦巻状に巻かれた被覆付導線であること、
    を特徴とする中継通信装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の中継通信装置と、
    第1ループアンテナと、第1制御部とを備える第1通信装置と、
    第2ループアンテナと、第2制御部とを備える第2通信装置とを備え、
    前記第1制御部及び前記第2制御部は、前記第1ループアンテナ、前記中継ループアンテナ、前記第2ループアンテナを介して通信すること、
    を特徴とする通信システム。
  13. 請求項12に記載の通信システムにおいて、
    前記第1ループアンテナは、その中心部に設けられた無配線部と、前記無配線部を囲むようにして設けられた配線部とを有し、
    前記中継通信装置は、前記中継ループアンテナの配線部分が、前記第1ループアンテナの前記無配線部及び前記配線部を覆うようにして配置されること、
    を特徴とする通信システム。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の通信システムにおいて、
    前記第1通信装置は、リーダであり、
    前記第2通信装置は、前記第1通信装置との間で通信可能なICチップを備えること、
    を特徴とする通信システム。
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