JP6002589B2 - 作業車両の配管固定構造 - Google Patents

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本発明は、作業車両の配管固定構造に関する。
ホイールローダなどの作業車両は、油圧ポンプから油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御するコントロールバルブなどの油圧機器を収容する収容室を備えている(特許文献1参照)。
特許第4486513号公報
収容室には、収容室内に配置されるコントロールバルブと、収容室外に配置される油圧アクチュエータとを接続する油圧配管(油圧ホース)が挿通される開口部が設けられる。この開口部の大きさは、油圧配管と開口の縁とが干渉しないように余裕をもって設定されている。このため、配管挿通用の開口部と、油圧配管との隙間から土砂などの異物が収容室内に浸入するおそれがあった。
請求項1に記載の作業車両の配管固定構造は、油圧機器が収容される収容室の外周面と、外周面に設けられた開口部に挿通される配管を収容室の外周面に固定する固定部材とを備えた作業車両の配管固定構造であって、固定部材は、配管を挟み込む弾性部材と、弾性部材を両側から押圧して挟持するとともに、弾性部材を収容室の外周面に押圧して固定する挟持部材とを備え、弾性部材は、開口部を覆うように配置され、挟持部材および弾性部材のそれぞれには、収容室の外周面に対して平行に配置される第1ボルトと、収容室の外周面に対して直交して配置される第2ボルトとが貫通され、第1ボルトとナットとが螺合されることで、弾性部材が挟持部材により押圧され、弾性部材により配管が保持され、第2ボルトとナットとが螺合されることで、弾性部材が挟持部材により押圧され、弾性部材が収容室の外周面に固定され、第2ボルトに螺合されるナットは、開口部に溶接されていることを特徴とする。
請求項2に記載の作業車両の配管固定構造は、請求項1に記載の作業車両の配管固定構造において、弾性部材は、少なくとも2つ以上設けられ、収容室の外周面に沿って一列に配列され、挟持部材は、一列に配列される弾性部材のうち、配列方向の両端に配置される弾性部材を両側から押圧挟持するように一対設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の作業車両の配管固定構造は、請求項2に記載の作業車両の配管固定構造において、弾性部材の一端面は、配管の外周面に当接される第1当接面と、他の弾性部材に当接される第2当接面とを有していることを特徴とする。
請求項4に記載の作業車両の配管固定構造は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の作業車両の配管固定構造において、挟持部材は、L字状に形成され、複数の弾性部材同士が近づく方向に弾性部材を押圧する第1押圧片と、弾性部材を収容室の外周面に向けて押圧する第2押圧片とを備えていることを特徴とする
本発明によれば、配管を固定する固定部材によって、収容室の外周面に設けられる配管挿通用の開口部から土砂などの異物が収容室内に浸入することを防止できる。
本実施の形態に係る作業車両の一例であるホイールローダの側面図。 フロント装置が取り付けられた状態の前部車体を示す斜視図。 フロント装置が取り付けられていない状態の前部車体を示す斜視図。 本実施の形態に係る配管固定構造を示す斜視図。 油圧配管を固定部材により保持するための構成について説明する図。 固定部材を収容室に取り付けるための構成を説明する図。 (a)は図6のB−B線切断断面図、(b)は図7(a)のC−C線切断断面図。 配管挿通用の開口部を示す図。 本変形例に係る配管固定構造を示す平面図および断面図。
図面を参照して、本発明による作業車両の配管固定構造の一実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係る作業車両の一例であるホイールローダ100の側面図である。説明の便宜上、本実施の形態では各図で示すように前後、左右、上下方向を規定する。
ホイールローダ100は、フロント装置、前輪113等を有する前部車体110と、運転室121、エンジン室122、後輪123等を有する後部車体120とで構成される。フロント装置は、アーム111やバケット112を含んで構成される。エンジン室122には、エンジンや油圧ポンプ等が収容されている。
前部車体110と後部車体120とはセンタピン101により互いに回動自在に連結され、ステアリングシリンダ116の伸縮により後部車体120に対し前部車体110が左右に屈折する。
図2および図3はホイールローダ100の前部車体110を示す斜視図である。図2では、フロント装置が取り付けられた状態を示し、図3ではフロント装置が取り付けられていない状態を示している。
図2に示すように、前部車体110を構成するフレーム110fには、アーム111がフレーム110fに対して回動可能に連結されており、フレーム110fによってフロント装置が保持されている。アーム111の先端には、バケット112がアーム111に対して回動可能に連結されている。アーム111はアームシリンダ117の駆動により上下方向に回動(俯仰動)し、バケット112はバケットシリンダ115の駆動により上下方向に回動(クラウドまたはダンプ)する。
前部車体110には、後部車体120上のエンジン室122(図1参照)内に収容される油圧ポンプからアームシリンダ117やバケットシリンダ115への圧油の流れを制御するフロント装置用のコントロールバルブや、走行中に発生する振動を抑制する周知の振動抑制装置用のコントロールバルブなどの油圧機器(不図示)が収容される収容室130が設けられている。収容室130は、前部車体110を構成するフレーム110fによって画成されている。
図3に示すように、収容室130は、収容室130の左右側面を構成する一対の側板132と、収容室130の前面を構成する前面板131と、収容室130の上面を構成する上面板133とを含んで構成される。
前面板131には、収容室130に収容される油圧機器の着脱や点検などを行うための点検用開口部140が設けられている。点検用開口部140は、矩形平板状のカバー145(図2参照)によって覆われている。カバー145は、ボルトとナットにより取り付けられ、点検などの際に着脱できるように構成されている。
上面板133は、一対の側板132間において、前面板131の上端から後方に延在するように設けられている。図2に示すように、上面板133には、収容室130に収容されるコントロールバルブ(不図示)と、バケットシリンダ115とを接続する一対の油圧配管(油圧ホース)19が挿通される開口部17(図4(b)参照)が設けられている。上面板133には、開口部17を覆うように固定部材14が取り付けられ、固定部材14によって油圧配管19が上面板133に固定されている(図4(a)参照)。以下、配管固定構造について、詳しく説明する。
図4は本実施の形態に係る配管固定構造を示す斜視図であり、図3のA部を拡大した図である。図4(a)では収容室130に取り付けられた固定部材14を示している。図4(b)は、固定部材14の分解斜視図である。図5および図6は配管固定構造の構成を示す図であり、図7は配管固定構造の断面を示す図である。なお、図5および図6では、油圧配管19の図示を省略し、図7では二点鎖線で油圧配管19を図示している。
固定部材14は、図4(a)に示すように、一対の油圧配管19を保持する保持部材15と、保持部材15を前後両側から押圧して挟持するとともに、保持部材15を上面板133の外表面に押圧して固定する挟持部材16とを含んで構成される。保持部材15は、ゴム等の弾性体からなり、油圧配管19が貫通する貫通孔15hを有している。
保持部材15は、図4(b)に示すように、前後方向に2分割されてなる一対の分割ゴム150よりなる。一対の分割ゴム150は、貫通孔15hを前後方向に2分するように分割形成されたものであり、前後のそれぞれで対称形状を呈している。図5に示すように、貫通孔15hを構成する半割の周面は、油圧配管19の外周面に当接される配管当接面151とされている。つまり、前後方向に配列される一対の分割ゴム150で、油圧配管19を挟み込み、分割端面152同士を当接させると、図6に示すように、一対の配管当接面151によって油圧配管19が貫通する貫通孔15hが形成される。
本実施の形態では、貫通孔15hの径が、油圧配管19の径よりも僅かに小さい。このため、後述するように、一対の挟持部材16により分割ゴム150が前後両側から押圧されて挟持されると、分割ゴム150は前後方向に圧縮されるように変形する。油圧配管19の外周面に当接される配管当接面151は拡径され、油圧配管19の外周面には所定の面圧が作用する。その結果、配管当接面151と油圧配管19の外周面との摩擦力によって油圧配管19が保持される。
図5に示すように、分割ゴム150の左右端近傍には、上面板133に対して平行に配置される第1ボルト180およびカラー175が貫通する円形状の貫通孔158が、前後方向に形成されている。貫通孔158は、カラー175が挿通可能な大きさに形成されている。分割端面152とは反対側の面の中央には、上面板133に対して直交して配置される第2ボルト190(図4(b)、図6参照)が貫通される溝159が、上下方向に形成されている。溝159は、第2ボルト190の軸部が挿通可能な大きさに形成されている。
図5に示すように、一対の挟持部材16は、それぞれ同様の形状とされ、曲げ加工されることで、断面L字状に形成されている。前側の挟持部材16は、前側の分割ゴム150の前面に当接される挟持部161と、前側の分割ゴム150の上面に当接される押さえ部162とを備えている。同様に、後側の挟持部材16は、後側の分割ゴム150の後面に当接される挟持部161と、後側の分割ゴム150の上面に当接される押さえ部162とを備えている。
挟持部161の左右端近傍には、第1ボルト180が貫通する円形状の貫通孔168が形成されている。貫通孔168は、第1ボルト180の軸部が挿通可能な大きさに形成されている。押さえ部162の左右方向中央には、第2ボルト190が貫通する長孔169が形成されている。長孔169は、第2ボルト190の軸部が挿通可能な大きさに形成されている。カラー175は、保持部材15に比べて剛性の高い材質から構成され、第1ボルト180の軸部が挿通可能な円筒状とされている。
図6に示すように、配管挿通用の開口部17は、平行する2本の直線の両端にそれぞれ円弧を接続した形状であるレーシングトラック形状を呈している。開口部17の左右方向中央には、2本の直線から外方に窪むように設けられた凹部171が設けられている。円弧状の凹部171の径は、溶接ナット139の外径とほぼ同一の径とされている。
溶接ナット139は、内側がねじ加工された円筒状の部材である。溶接ナット139は、予め開口部17の凹部171に嵌合され、溶接されている。なお、溶接ナット139は、図7(b)に示すように、溶接ナット139の上端面と、上面板133の外表面とがほぼ同一平面上に位置するように固着されている。
図6および図7(a)に示すように、挟持部材16および保持部材15を前後方向に貫通する第1ボルト180にナット181が螺合され、ナット181が締め付けられると、一対の分割ゴム150は、挟持部材16の挟持部161によって分割ゴム150同士が近づく方向に押圧される。図7(b)に示すように、挟持部材16および保持部材15を上下方向に貫通する第2ボルト190が溶接ナット139に締め付けられると、分割ゴム150は、挟持部材16の押さえ部162によって上面板133に向けて押圧される。
図8は、配管挿通用の開口部17を示す図であり、固定部材14を二点鎖線で示した。開口部17の大きさは、収容室130から取り出される油圧配管19の径や本数によって決定される。本実施の形態では、この開口部17と油圧配管19との隙間を固定部材14によって塞ぐ構成とされている。図8に示すように、保持部材15は、開口部17全体を覆うことができる大きさに形成され、上面板133に取り付けられた際には保持部材15の底面の外周部が上面板133の開口部17の周縁部に当接される構成とされている。
油圧配管19は、たとえば、以下のようにして固定部材14によって固定される。図5に示す一対の分割ゴム150を上面板133の外表面に沿って前後方向に配列し、一対の分割ゴム150により油圧配管19を挟み込み、カラー175を貫通孔158内に挿入する。一対の挟持部材16を保持部材15の前後上部の角部に配置させ、第1ボルト180を挟持部161の貫通孔168およびカラー175に挿通させる。
第1ボルト180の軸部の先端部に設けられるネジ部にナット181を螺合する。ナット181を所定量締め付けると、図6および図7(a)に示すように、分割ゴム150が挟持部材16からの押圧力によって前後方向に圧縮変形される。分割ゴム150の配管当接面151が拡径されて油圧配管19の外周面に密着されるとともに、分割ゴム150の分割端面152同士が密着される。油圧配管19に対して所定の面圧が作用し、配管当接面151と油圧配管19の外周面との摩擦力によって油圧配管19が保持される。なお、本実施の形態では、分割ゴム150の貫通孔158にカラー175が配設されているため、適正な締付けトルクを容易に得ることができる。
図7(b)に示すように、第2ボルト190を長孔169および溝159(図5参照)に挿通する。第2ボルト190の軸部の先端部に設けられるネジ部を溶接ナット139に螺合する。第2ボルト190を所定量締め付けることにより、分割ゴム150が、上面板133と、押さえ部162とによって押圧されて、上下方向に圧縮変形される。分割ゴム150は、分割ゴム150の底面が上面板133における開口部17の周縁部に密着された状態で固定される。開口部17は、図8に示したように、一対の分割ゴム150によって構成される保持部材15の底面によって覆われる。一対の分割ゴム150の分割端面152同士が密着されるとともに、貫通孔15hを構成する配管当接面151が油圧配管19の全周に亘って密着されているため、収容室130内と収容室130外とを連通する隙間が形成されることが防止され、収容室130の外部からの異物の浸入が防止される。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)固定部材14は、油圧配管19を挟み込む一対の分割ゴム150と、一対の分割ゴム150を両側から押圧して挟持するとともに、一対の分割ゴム150を収容室130の上面板133に押圧して固定する挟持部材16とを備えている。分割ゴム150は、配管挿通用の開口部17を覆うように配置される。これにより、油圧配管19を固定する固定部材14によって、配管挿通用の開口部17から土砂などの異物が収容室130内に浸入することを防止できる。
従来のホイールローダ100では、掘削作業中にバケット112から土砂がこぼれ落ち、収容室130の上面に設けられる配管挿通用の開口部から土砂が収容室130内に浸入するおそれがあった。これに対して、本実施の形態による配管固定構造によれば、上記したように、固定部材14によって開口部17が塞がれるため、開口部17から土砂などが収容室130内に浸入することが防止され、収容室130に収容されるコントロールバルブなどの油圧機器を保護することができる。
(2)配管挿通用の開口部17を塞ぐ部材を固定部材14とは別に設ける必要がないため、部品点数を削減することができる。
(3)挟持部材16は、一対の分割ゴム150同士を近づける方向に押圧する挟持部161と、分割ゴム150を上面板133に向けて押圧する押さえ部162とを備えている。挟持部161と、押さえ部162とは平板部材を曲げ加工することで一体に形成されている。このため、挟持部161と、押さえ部162とを個別に設ける場合に比べて、部品点数を削減することができる。
(4)収容室130の外側に固定部材14を取り付けるようにしたので、外側から容易に近づいて、固定部材14による油圧配管19の取り付け、取り外しを行うことができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
[変形例]
(1)上記した実施の形態では、2本の油圧配管19を一対の分割ゴム150によって挟み込む構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。1本の油圧配管19を挟み込む場合や、3本以上の油圧配管19を分割ゴム150で挟み込む構成としてもよい。また、複数の油圧配管19を分割ゴム150の配列方向に対して直交するように配列する場合に限定されることもない。
たとえば、図9に示すように、3つに分割した分割ゴム250a,250b,250cによって、4本の油圧配管19を挟み込む構成としてもよい。3つの分割ゴム250a,250b,250cは、収容室130の上面板133に沿って、一列に配列されている。
配列方向の両端に配置される分割ゴム250a,250cは、それぞれ同様の形状とされ、一側面が分割端面252とされ、分割端面252の反対側の面は挟持部材16が当接される面とされている。中央に配置される分割ゴム250bは、前後両側面が分割端面252とされている。
本変形例に係る配管固定構造では、一対の挟持部材26により、一列に配列される分割ゴム250a,250b,250cのうち、配列方向の両端に配置される分割ゴム250a,250cを両側から押圧挟持する構成とされている。
本変形例に係る配管固定構造では、中央の分割ゴム250bの上面を押圧することができるように、挟持部材26の押さえ部262の左右端部は、中央の分割ゴム250bに至るまで延在している。このような変形例によれば、上記した実施の形態と同様の効果を奏する。
(2)上記した実施の形態では、油圧配管19を固定する構造について説明したが、本発明はこれに限定されない。本明細書において、固定部材14により固定される配管には、圧油や水、気体が流れるものの他、電源ラインや信号ラインが通るケーブルも含まれる。
(3)上記した実施の形態では、固定部材14を取り付ける面を収容室130の上面板133としたが、本発明はこれに限定されない。本発明は、収容室130の外周面に取り付けられる種々の配管固定構造に適用することができる。
(4)上記した実施の形態では、一の分割ゴム150の分割端面152が、他の分割ゴム150の分割端面152に密着するように取り付けられる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。一対の分割端面152間にわずかな隙間が設けられていてもよい。作業中に固定部材14の近傍に降りかかる土砂の多くが収容室130内に浸入することを防止できる大きさであれば、必ずしも密着させる必要はなく、分割ゴム150が開口部17を覆うように配置されていればよい。
(5)上記した実施の形態では、カラー175を設けたが、本発明はこれに限定されない。カラー175を省略してもよい。なお、カラー175を設けることで、締付けトルクの管理が容易であるため、好適である。
(6)上記した実施の形態では、挟持部材16を曲げ加工によりL字状に形成することで、挟持部161と押さえ部162とを一体に設けたが、本発明はこれに限定されない。挟持部161と押さえ部162とを別部材としてもよい。
(7)上記した実施の形態では、保持部材15を完全に分断した一対の分割ゴム150により油圧配管19を挟み込む構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図6に示す貫通孔15h間の分割端面152、ならびに、右側の貫通孔15hから右側端に延びる分割端面152においては分断するが、左側の貫通孔15hから左側端に延びる分割端面152については形成せず、すなわち左側端近傍については分断せずに結合させたままとしてもよい。この場合、保持部材15の右側を開いて油圧配管19に装着すればよい。
(8)上記した実施の形態では、油圧配管19を保持する保持部材15は、弾性部材を2分するように分割して形成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。油圧配管19の前後のそれぞれで個別に油圧配管19を押圧する部材を設けるようにしてもよい。油圧配管19を挟み込んで保持することができればよいため、前後で対称形状とする場合に限られるものでもない。
(9)上記した実施の形態では、作業車両の一例としてホイールローダ100を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、たとえば、ホイールショベル、フォークリフト、テレハンドラー、リフトトラック等、他の作業車両であってもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
14 固定部材、15 保持部材、15h 貫通孔、16 挟持部材、17 開口部、19 油圧配管、26 挟持部材、100 ホイールローダ、101 センタピン、110 前部車体、110f フレーム、111 アーム、112 バケット、113 前輪、115 バケットシリンダ、116 ステアリングシリンダ、117 アームシリンダ、120 後部車体、121 運転室、122 エンジン室、123 後輪、130 収容室、131 前面板、132 側板、133 上面板、139 溶接ナット、140 点検用開口部、145 カバー、150 分割ゴム、151 配管当接面、152 分割端面、158 貫通孔、159 溝、161 挟持部、162 押さえ部、168 貫通孔、169 長孔、171 凹部、175 カラー、180 第1ボルト、181 ナット、190 第2ボルト、250a,250b,250c 分割ゴム、252 分割端面、262 押さえ部

Claims (4)

  1. 油圧機器が収容される収容室の外周面と、前記外周面に設けられた開口部に挿通される配管を前記収容室の外周面に固定する固定部材とを備えた作業車両の配管固定構造であって、
    前記固定部材は、
    前記配管を挟み込む弾性部材と、
    前記弾性部材を両側から押圧して挟持するとともに、前記弾性部材を前記収容室の外周面に押圧して固定する挟持部材とを備え、
    前記弾性部材は、前記開口部を覆うように配置され
    前記挟持部材および前記弾性部材のそれぞれには、前記収容室の外周面に対して平行に配置される第1ボルトと、前記収容室の外周面に対して直交して配置される第2ボルトとが貫通され、
    前記第1ボルトとナットとが螺合されることで、前記弾性部材が前記挟持部材により押圧され、前記弾性部材により前記配管が保持され、
    前記第2ボルトとナットとが螺合されることで、前記弾性部材が前記挟持部材により押圧され、前記弾性部材が前記収容室の外周面に固定され、
    前記第2ボルトに螺合されるナットは、前記開口部に溶接されていることを特徴とする作業車両の配管固定構造。
  2. 請求項1に記載の作業車両の配管固定構造において、
    前記弾性部材は、少なくとも2つ以上設けられ、前記収容室の外周面に沿って一列に配列され、
    前記挟持部材は、一列に配列される前記弾性部材のうち、配列方向の両端に配置される弾性部材を両側から押圧挟持するように一対設けられていることを特徴とする作業車両の配管固定構造。
  3. 請求項2に記載の作業車両の配管固定構造において、
    前記弾性部材の一端面は、前記配管の外周面に当接される第1当接面と、他の弾性部材に当接される第2当接面とを有していることを特徴とする作業車両の配管固定構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の作業車両の配管固定構造において、
    前記挟持部材は、L字状に形成され、複数の前記弾性部材同士が近づく方向に前記弾性部材を押圧する第1押圧片と、前記弾性部材を前記収容室の外周面に向けて押圧する第2押圧片とを備えていることを特徴とする作業車両の配管固定構造。
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