JP5999866B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来より、遊技盤の遊技領域内の右側の領域まで遊技球を飛ばす必要があるパチンコ遊技機が提案されている。例えば、特許文献1に記載されているパチンコ遊技機は、以下のように構成されている。すなわち、第1入賞口が遊技領域内の下部中央に配置され、第2入賞口が右側の領域に配置されており、特別遊技状態移行用の第1大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したとき、第1大入賞口を開放させ、特別遊技状態移行用の第2大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したとき、第2大入賞口を開放する。
ところで、パチンコ遊技機には、遊技盤の遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置として、ハンドルレバーの回転角度が大きくなるのに比例して発射強度が大きくなる装置が用いられている。そのため、遊技者は、ハンドルレバーの回転角度を調整することにより遊技球の発射強度を調整しながら遊技を行うが、その際、遊技領域内の右側の領域に向けて遊技球を打つ場合にはハンドルレバーの回転角度を大きくする必要がある。
特開2006−340895号公報
発射装置がハンドルレバーの回転角度に比例して発射強度が大きくなる装置である場合、遊技領域内の右側の領域に向けて遊技球を供給するべくハンドルレバーの回転角度が調整されて発射された遊技球が持つエネルギーは、遊技領域内の左側の領域に向けて供給するべく回転角度が調整されて発射された遊技球が持つエネルギーより大きい。そのため、遊技領域内の右側の領域に向けて発射された遊技球の方向を変えるために、この遊技球と衝突するように設けられた部材は損傷しやすくなり、耐久性が悪くなるおそれがある。それゆえ、遊技領域内の左側の領域に供給するほどの発射強度で発射された遊技球を右側の領域まで案内する案内路を設けることが望ましい。さらに、その案内路を、装飾部材や可動役物を配置する、遊技盤とその前面のガラスとの間のスペースを小さくすることなく設けることが望ましい。
かかる目的のもと、本発明は、遊技盤110上に形成された遊技領域111に遊技球が供給される遊技機100であって、ハンドルレバー152の回転角度に応じた強度で遊技球を発射する発射装置158と、前記遊技領域111に対して左右方向の一方の側に設けられ、前記発射装置158から発射された遊技球を当該一方の側から当該遊技領域111内に導く導入路112と、前記遊技盤110の盤面110aから奥側に凹むように当該遊技盤110に形成された凹部110bを利用して設けられ、前記発射装置158により前記遊技領域111の最上部に到達しない強度で発射され前記導入路112を介して当該遊技領域111内に導かれ、当該遊技領域に配置された遊技くぎにより落下する方向が変化させられる前の遊技球を当該遊技領域111内の前記一方の側の領域から他方の側の領域へ案内すると共に、当該他方の側の領域に設けられた、遊技球が通過すると普通図柄抽選が始動するゲート124および特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口125の上方へ案内する案内路113と、を備える遊技機100である。
ここで、前記案内路113の一部が、前記遊技盤110に形成された凹部110bであることが好適である。
また、前記案内路113は、両端が開口した円筒状の部材173で形成されており、当該円筒状の部材173は、前記遊技盤110に形成された凹部110bに嵌められていることが好適である。
また、前記遊技盤110の盤面110aには前記凹部110bの一部を覆う透明の部材171が設けられていることが好適である。
また、前記導入路112は、前記遊技領域111の左側に設けられ、前記発射装置158から発射された遊技球を左側から当該遊技領域111内に導き、前記案内路113は、前記遊技領域111内の左側の領域111aから右側の領域111bへ遊技球を案内することが好適である。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、遊技領域内の左右方向の一方の側の領域から他方の側の領域まで遊技球を案内する案内路を、遊技盤の前面のスペースを小さくすることなく設けることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110には、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111が形成されている。また、遊技盤110には、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111のへ向かう通路を形成するレール部材112が取り付けられている。また、遊技盤110には、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116が取り付けられている。可動役物115は、遊技盤110に対して可動に構成され、可動による各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで光による各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための遊技くぎ127(図5参照)および風車128(図5参照)等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
入賞や抽選に関する種々の役物としては、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121と、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選が始動する第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球は第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
入賞や抽選に関する種々の役物としては、特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。この大入賞口125は、通常は閉状態であるが特別図柄抽選の結果により所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態が維持されるラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返す。
また、遊技盤110の右下の位置には、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。この表示器130の詳細は後述する。
賞球の払い出しについて説明する。第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて、1つの遊技球当たり規定個数の賞球が払い出される。その一例を示すと、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球がそれぞれ払い出される。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは無い。
なお、遊技盤110の後面には、図示しない各種の基板等が取り付けられる。この各種の基板等について付言すると、遊技盤110の後面には、メイン基板およびサブ基板が配設されている。すなわち、遊技盤110の後面には、メイン基板として、内部抽選および当選の判定等を行う後述の遊技制御部200が構成された遊技制御基板が配設されている。この遊技制御基板は、開封することにより痕跡が残るように透明部材で構成されたメイン基板ケースに密封されている。
また、サブ基板として、演出を統括的に制御する後述の演出制御部300が構成された演出制御基板、画像および音による演出を制御する後述の画像/音響制御部310が構成された画像制御基板、および、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御する後述のランプ制御部320が構成されたランプ制御基板等が配設されている。また、遊技盤110の後面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
付言すると、払出球の払い出し制御を行う後述の払出制御部400が構成された払出制御基板と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット(不図示)と、が枠部材150に配設されている。
枠部材150は、遊技者が回転操作を行うハンドルレバー152が回転可能に取り付けられたハンドル151と、ハンドルレバー152の時計回転方向の回転操作の操作角度(操作量)に応じた発射強度にて遊技球を打ち出す発射機構部(不図示)とを有する発射装置158を備えている。発射装置158は、遊技者がハンドル151に触れてハンドルレバー152を時計回転方向に回転させる操作を行うと遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で発射する。また、枠部材150は、遊技者のハンドルレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置158に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置158に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
また、枠部材150は、発射装置158のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。なお、本実施の形態では、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、7セグ表示装置で構成され、また、普通図柄表示器223は、LED表示装置で構成されている。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。この保留について説明する。変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。なお、本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、一列に配設したLED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを指示することが可能であり、また、中央キーを操作することにより、指示した画像を選択することが可能である。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際に、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔遊技制御部の機能構成〕
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
特別図柄抽選部231は、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、特別図柄の抽選を行う。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
特別図柄抽選結果判定部234は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果が「大当たりか否か」、「大当たりに当選した場合の大当たりの種類」、「大当たりに当選していない場合での小当たりかはずれか」を判定する。
ここで、「大当たり」の種類には、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる「長当たり」と、大当たり遊技の時間が短い「短当たり」とがある。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが例えば15回繰り返される。また、「短当たり」では、大入賞口125でのラウンドが例えば2回繰り返される。
さらに、「長当たり」には、大当たり遊技の終了後に確率変動(確変)遊技状態および時間短縮(時短)遊技状態の両方を発生させる「15ラウンド確変当たり」とも呼ばれる大当たり(後段の「特定図柄A」での大当たり)と、大当たり遊技の終了後に時短遊技状態のみを発生させ確変遊技状態は発生させない「通常大当たり」とも呼ばれる大当たり(後段の「通常図柄」での大当たり)とがある。また、「短当たり」は、大当たり遊技の終了後に確変遊技状態を発生させ時短遊技状態を発生させない所謂「2ラウンド確変当たり」と呼ばれる大当たり(後段の「特定図柄B」での大当たり)である。
また、大当たりに当選していない場合の「小当たり」は、例えば大入賞口125の開閉が2回行われる小当たり遊技が行われ、終了した後においても小当たり当選時の遊技状態を継続する当たり(後段の「小当たり図柄」での当たり)である。すなわち、小当たり当選時の遊技状態が確変遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても確変遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。同様に、小当たりの当選時の遊技状態が確率変動も時間短縮もしていない通常の遊技状態(通常遊技状態)である場合には、小当たり遊技の終了後においても通常遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない(後段の「はずれ図柄」の設定)。
なお、特別図柄抽選結果判定部234での判定では、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように判定される。
変動パターン選択部235は、特別図柄の抽選結果が「大当たり」であった場合に、第1特別図柄表示器221や第2特別図柄表示器222にて表示する特別図柄の変動パターンを選択する。また、「リーチ演出を行うか否か」を判定する。ここでの「リーチ演出」とは、遊技者に大当たりを期待させるための画像表示部114等にて行われる演出である。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
普通図柄制御部237は、普通図柄の抽選が行われた場合に、普通図柄の抽選結果が「当選かはずれであるか」を判定する。そして、「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態を発生させる。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生されない。なお、普通図柄の抽選結果が当選となる確率は9/10に設定されている。
また、普通図柄制御部237は、現在のパチンコ遊技機100の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれにも該当しない場合には、普通図柄変動の変動時間を長時間、例えば29秒に設定する。これに対し、パチンコ遊技機100の現在の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれかに該当する場合には、普通図柄変動の変動時間を短時間、例えば3秒に設定する。
大入賞口動作制御部238は、大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
次に、本実施の形態に係る遊技盤110について詳述する。
図5は、本実施の形態に係る遊技盤110の構成を示す図である。
遊技領域111の中央部には、中央装飾部129が配置されており、この中央装飾部129の内側には、画像表示部114が配置されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、特別図柄抽選結果(特別図柄変動結果)を遊技者に装飾図柄により報知するなど、特別図柄抽選の結果に応じた画像を表示する。また、画像表示部114は、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。なお、画像表示部114としては、例えば液晶表示装置、EL表示装置、LEDドット表示装置または7セグ表示装置等による構成例が考えられる。
遊技領域111は、左右方向についての第1始動口121の中心から左側の領域である左側領域111aと右側の領域である右側領域111bとにより構成される。そして、遊技領域111には、左側領域111aと右側領域111bとを連通し、発射された遊技球を、遊技領域111内の左側領域111aの上部から右側領域111bまで案内する案内路113が設けられている。この案内路113については、後で詳述するが、始端113aは遊技領域111内の左側領域111aの上部に存在し、終端113bは右側領域111bにおける画像表示部114の右端部114aの右側に存在するように、遊技領域111の上部から右端部へ延びている。これにより、発射装置158により発射された遊技球が、案内路113を介して右側領域111bにおける画像表示部114の右端部114aの右側の領域へ案内される。
第1始動口121は、左右方向(横方向)に関して遊技領域111の略中心に配置されている。また、第1始動口121の左右方向(横方向)の中心が、画像表示部114の左右方向の中心とほぼ同じになるように配置されている。そして、上下方向(縦方向)に関しては、第1始動口121は、中央装飾部129の下側に配置されている。
また、中央装飾部129の下部には、左側領域111aからワープ通路131を通った遊技球が載るステージ129aが設けられている。ステージ129aには、遊技球が入る入口132が形成されており、この入口132に入った遊技球は、入口132と出口133とを結ぶガイド通路(不図示)を通って出口133から排出され、第1始動口121へ向かう。
ゲート124および大入賞口125は、図5に示すように、右側領域111bにおける画像表示部114の下端部114bよりも下側の領域に配置されている。第2始動口122は、遊技領域111の中央下部、つまり第1始動口121の下側に配置されている。その結果、大入賞口125は、第2始動口122の右斜め上に配置されており、ゲート124は、大入賞口125の真上に配置されている。
そして、ゲート124の右斜め上には、上方から落下してくる遊技球をゲート124の方へ案内する案内壁159が設けられている。また、大入賞口125の下側には、大入賞口125が閉じているときにこの大入賞口125の前側を通過した遊技球を第2始動口122の方へ案内する案内壁160が設けられている。
このように構成された本実施の形態に係る遊技盤110においては、案内路113を通った遊技球は、終端113bから出た後、画像表示部114の右端部114aの右横を通過して下へ向かう。その後、遊技球は、主に、ゲート124を通過した後に大入賞口125の方へ向かうか、ゲート124の横を通過した後に大入賞口125の方へ向かうか、大入賞口125の横を通り案内壁160を介して第2始動口122の方へ向かう。そして、大入賞口125の方へ向かった遊技球は、大入賞口125が開いている場合には大入賞口125に入賞し、大入賞口125が開いていない場合には大入賞口125の前面を通過し案内壁160を介して第2始動口122の方へ向かう。第2始動口122の方へ向かった遊技球は、主に、電動チューリップ123が開いている場合には第2始動口122に入賞し、電動チューリップ123が開いていない場合には第2始動口122の横を通り排出口117から排出される。
他方、画像表示部114の右端部114aの右横を通過した遊技球は、画像表示部114の下端部114bの下に設けられた遊技くぎ群127aの存在により、第1始動口121には入賞し難くなっている。
それゆえ、特別図柄抽選の結果が大当たりの場合など大入賞口125が開状態となるときには、遊技者が、案内路113を介して右側領域111bにおける画像表示部114の右端部114aの右側の領域へ遊技球を供給することで、より確率高く遊技球を大入賞口125へ入賞させることが可能となる。その結果、遊技者は、持ち球の減少を抑制しつつより多くの払出球を獲得することが可能となる。
また、確変遊技状態および時短遊技状態においても、案内路113を介して右側領域111bに遊技球を供給することにより、遊技者がハンドルレバー152の回転角度を予め定められた角度よりも小さくして遊技球を画像表示部114の左側を通して左側領域111aにおける画像表示部114の下端部114bの下側に供給する、いわゆる左打ちを行うのと比較して、ゲート124に遊技球をより多く通過させることができる。そして、かかる確変遊技状態および時短遊技状態においては、上述したように、普通図柄変動の変動時間が短時間に設定され、その抽選結果も高確率で当選となるように設定されているので電動チューリップ123の羽根が頻繁に開き、第2始動口122へ入り易くなる。他方、遊技くぎ群127aの存在により、案内路113の終端113bから出た遊技球は、第1始動口121には入賞し難くなっている。それゆえ、確変遊技状態および時短遊技状態において、遊技者が案内路113を介して右側領域111bに遊技球を供給することにより、第1始動口121よりも第2始動口122へ優先的に入賞させることが可能となる。その結果、上述したように、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように設定されているので、遊技者は、より多くの15ラウンド確変当たりとなる機会を得ることが可能となる。
次に、案内路113について説明する。
本実施の形態に係る案内路113は、左側領域111aと右側領域111bとを連通し、遊技球を、左側領域111aの上部から画像表示部114の右端部114aよりも右側の領域まで案内する。そして、案内路113は、遊技盤110の盤面110aから奥側に凹むようにこの遊技盤110に形成された凹部110bを利用して設けられている。
図6は、図5におけるVI−VI部の断面図である。
より具体的には、遊技盤110は、アクリル樹脂などの合成樹脂または木などを材質とする板にて成形されており、この遊技盤110には、図5に示すように遊技領域111内の左側領域111aの上部から、右側領域111bにおける画像表示部114の右端部114aよりも右側の領域まで延びる溝110cが形成されている。そして、遊技盤110には、溝110cによる盤面110aの開口部であって、溝110cの上端部および下端部を除いた部位を覆う板状のカバー171が設けられている。カバー171により覆われていない溝110cの上端部および下端部の部位は、遊技球の大きさよりも大きく形成されており、この部位を介して遊技球が溝110cに出入りすることが可能になっている。また、溝110cの上端部には、発射装置158により発射され、遊技領域111に供給された遊技球を溝110cに導く導入部材170が設けられている。なお、溝110cの深さDは遊技球の直径よりも大きくなるように形成されており、導入部材170を介して溝110c内に導かれた遊技球がこの溝110c内を通過して下端部から飛び出るようになっている。なお、遊技者が案内路113を通る遊技球の様子を見ることができるように、導入部材170およびカバー171は透明に成形されている。
図7(a)は、案内路113における導入部材170が設けられている部位の拡大図、図7(b)は、図7(a)におけるVIIB−VIIB部の断面図である。
導入部材170には、左側の部位に遊技球を導入するための開口部170aが形成されており、右側の部位には開口部170aから導入された遊技球の右方向への移動を抑制する抑制壁170bが設けられており、下側の部位には開口部170aから導入された遊技球の下方向への移動を抑制する抑制壁170cが設けられている。また、導入部材170には、盤面110aと接触する接触面が設けられており、この接触面が盤面110aと接触した状態で、例えばネジ止めなどにより遊技盤110に固定されている。
以上のように構成された案内路113においては、発射装置158により発射された遊技球は、導入部材170の開口部170aから導入部材170内に導かれ、その後、カバー171により覆われていない溝110cの上端部から溝110c内に入り、溝110cを通過して、カバー171により覆われていない溝110cの下端部から飛び出て、下方へ落下する。つまり、導入部材170の開口部170aが上述した案内路113の始端113aであり、カバー171により覆われていない溝110cの下端部が案内路113の終端113bである。
そして、このように案内路113を構成することにより、以下の効果を得ることができる。すなわち、案内路113の始端113aは遊技領域111内の左側領域111aに設けられているので、遊技者はこの始端113aに到達するように遊技球を発射すれば遊技領域111内の右側領域111bに遊技球を供給することができる。それゆえ、遊技領域111の最上部および右端部を介して遊技領域111内の右側領域111bに遊技球を供給しなければならない従来の遊技機と比べて、遊技者は、ハンドルレバー152の回転角度を小さくした状態でも遊技球を右側領域111bに供給することができる。その結果、遊技球を右側領域111bに供給する際の遊技者の負担を軽減することができる。また、遊技領域111の最上部および右端部を介して右側領域111bに遊技球を供給しなければならない従来の遊技機と比べて、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100においては、右側領域111bに遊技球を供給するべく発射された遊技球が持つエネルギーは小さくなるので、発射された遊技球が衝突する部材は損傷し難くなる。その結果、その部材の耐久性が向上する。
また、本実施の形態に係る案内路113においては、遊技盤110に形成された凹部110bを利用して設けられているので、左側領域111aから右側領域111bまで案内する案内路113全てが遊技盤110の前面に設けられる構成と比べると、装飾部材や可動役物115を配置するのに用いる、遊技盤110と遊技盤110の前面に設けられたガラスとの間のスペースを大きくすることができる。
また、遊技盤110に形成した溝110cを案内路113の一部として用いているので、案内路113を簡易な構成とすることができる。
また、遊技盤110の厚みを利用し、溝110cを、遊技球の直径より若干大きな深さとすることで、遊技盤110を貫通する孔を利用して案内路113を設ける場合よりも遊技盤110の強度を大きくすることができる。
図8は、案内路113の他の態様を示す図である。
上述した実施の形態においては、溝110cの深さを遊技球の直径よりも深くし、溝110cの前面に板状のカバー171を設けているが、遊技盤110の強度と、遊技盤110と遊技盤110の前面に設けられたガラスとの間のスペースなどのバランスを考慮して、図8に示すように、溝110cの深さを浅くするとともに手前側に突出した凸状のカバー171を用いてもよい。
図9は、案内路113の他の態様を示す図である。
上述した実施の形態においては、遊技盤110の盤面110aから奥側に凹む凹部110bを、溝110cを形成するだけで構成しているが、凹部110bを、溝110cと、溝110cの表面を覆う鉄板172とから構成してもよい。これにより、案内路113の一部としての利用する遊技盤110に形成された凹部110bの耐久性を向上させることができる。
図10は、案内路113の他の態様を示す図である。図10(a)は、他の態様の案内路113の正面図である。ただし、案内路113以外は省略して示している。図10(b)は、図10(a)におけるXB−XB部の断面図である。図10(c)は、図10(a)におけるXC−XC部の断面図である。
上述した実施の形態においては、案内路113を構成する部材として導入部材170とカバー171とが設けられているが、これらの代わりに、図10に示すように、遊技球を入出させるために両端が開口するとともに遊技球を通過させる円筒状の部材173を備え、この円筒状の部材173を溝110cに嵌め込んでもよい。より具体的には、開口した両方の端部が遊技盤110の盤面110aの前面に位置し、両端部の間の部位が溝110cに嵌り込むように成形した円筒状の部材173を、図10に示すように、溝110cに嵌め込むことにより、遊技盤110に形成した凹部110bを利用して案内路113を構成してもよい。かかる構成においても、遊技盤110の強度と、遊技盤110と遊技盤110の前面に設けられたガラスとの間のスペースなどのバランスを考慮して、溝110cの深さと円筒状の部材173の外径を定めることが好適である。
なお、上述した実施の形態に係るパチンコ遊技機100においては、図1、図5などに示すように、レール部材112は、遊技領域111に対して左右方向の一方の側である左側に設けられ、発射装置158から発射された遊技球を左側から遊技領域111内に導いているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、レール部材112を遊技領域111の右側に設け、発射装置158から発射された遊技球を右側から遊技領域111内に導いてもよい。かかる構成である場合には、発射装置158により発射された遊技球を、案内路113を介して、右側領域111bの上部から左側領域111aにおける画像表示部114の左端部の左側の領域へ案内するべく、案内路113の始端113aが遊技領域111内の右側領域111bの上部に存在し、終端113bが左側領域111aにおける画像表示部114の左端部の左側に存在するように、案内路113を設けることが好適である。これにより、遊技者は、ハンドルレバー152の回転角度を小さくした状態でも遊技球を左側領域111aに供給することができ、遊技球を左側領域111aに供給する際の負担を軽減することができるとともに、発射された遊技球が衝突する部材の耐久性を向上させることができる。また、かかる構成である場合においても、案内路113を、遊技盤110の盤面110aから奥側に凹むように遊技盤110に形成された凹部110bを利用して設けることが好適であることは上述した通りである。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機を説明する図であり、(a)は、遊技盤の右下に配設された表示器の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機の部分平面図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 遊技制御部の機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る遊技盤の構成を示す図である。 図5におけるVI−VI部の断面図である。 図7(a)は、案内路における導入部材が設けられている部位の拡大図、図7(b)は、図7(a)におけるVIIB−VIIB部の断面図である。 案内路の他の態様を示す図である。 案内路の他の態様を示す図である。 案内路の他の態様を示す図である。
100…パチンコ遊技機、110…遊技盤、110a…盤面、110b…凹部、110c…溝、111…遊技領域、113…案内路、121…第1始動口、122…第2始動口、123…電動チューリップ、124…ゲート、125…大入賞口、170…導入部材、171…カバー、173…円筒状の部材

Claims (5)

  1. 遊技盤上に形成された遊技領域に遊技球が供給される遊技機であって、
    ハンドルレバーの回転角度に応じた強度で遊技球を発射する発射装置と、
    前記遊技領域に対して左右方向の一方の側に設けられ、前記発射装置から発射された遊技球を当該一方の側から当該遊技領域内に導く導入路と、
    前記遊技盤の盤面から奥側に凹むように当該遊技盤に形成された凹部を利用して設けられ、前記発射装置により前記遊技領域の最上部に到達しない強度で発射され前記導入路を介して当該遊技領域内に導かれ、当該遊技領域に配置された遊技くぎにより落下する方向が変化させられる前の遊技球を当該遊技領域内の前記一方の側の領域から他方の側の領域へ案内すると共に、当該他方の側の領域に設けられた、遊技球が通過すると普通図柄抽選が始動するゲートおよび特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口の上方へ案内する案内路と、
    を備える遊技機。
  2. 前記案内路の一部が、前記遊技盤に形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記案内路の一部は、両端が開口した円筒状の部材で形成されており、当該円筒状の部材は、前記遊技盤に形成された凹部に嵌められていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技盤の盤面には前記凹部の一部を覆う透明の部材が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記導入路は、前記遊技領域の左側に設けられ、前記発射装置から発射された遊技球を左側から当該遊技領域内に導き、
    前記案内路は、前記遊技領域内の左側の領域から右側の領域へ遊技球を案内することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。
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