JP5739092B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機等の遊技機には、常時入賞口が開口している第1始動口と、電動チューリップが開状態となったときに入賞可能な第2始動口とが備えられており、遊技球が、いずれかの始動口に入賞することにより大当たり抽選が行われる。そして、大当たり抽選に当選すると、遊技機は、大入賞口が開放されて、多くの賞球を獲得し得る大当たり遊技状態となる。そして、遊技機によっては、大当たり遊技状態の終了後に、改めて大当たり抽選が行われた場合における大当たりの当選確率が高確率に変動(確率変動)する遊技状態(確変遊技状態)に移行する場合もある。また、大当たり遊技状態の終了後に、大当たり抽選における図柄変動の時間を短縮して大当たり抽選が行われる頻度を高めた状態(時短遊技状態)に移行する場合もある。かかる確変遊技状態、時短遊技状態のときには、電動チューリップの開放による第2始動口への入賞サポート(電チューサポート)が行われるのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−65388号公報
第2始動口への入賞に基づく大当たり抽選の抽選結果が、大当たり終了後の遊技状態が確変遊技状態となる大当たり(確変大当たり)であり、かつ大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる遊技状態となる確率が、第1始動口への入賞に基づく大当たり抽選の抽選結果がこの遊技状態となる確率と比べて高くなるように設定されている遊技機が存在する。かかる遊技機の場合、遊技球が第2始動口へ入賞する機会が減少することは、確変大当たりであり、かつ大当たり遊技の時間が長い遊技状態が発生する機会の減少をもたらすことになり、遊技者に不利益を与えてしまうおそれがある。それゆえ、特に電動チューリップの開放による入賞サポート(電チューサポート)が行われる遊技状態であるときには、第1始動口よりも第2始動口へ遊技球が優先的に入賞する構成であることが望ましい。
かかる目的のもと、本発明は、遊技球が入球可能な第1始動口121と、遊技球が通過可能なゲート124と、前記ゲート124を遊技球が通過したことを条件に行われる普通図柄抽選の結果に応じて作動する第2始動口122と、遊技領域111内にて、前記第1始動口121あるいは前記第2始動口122に遊技球が入賞したことを条件に行われる特別図柄抽選の結果に応じた画像を表示する画像表示部114と、を備える遊技機100であって、前記第1始動口121は、前記画像表示部114の下端部114aよりも下側に配置され、前記ゲート124および前記第2始動口122は、当該第1始動口121よりも右側の領域に配置されており、前記遊技領域111の上部から前記ゲート124および前記第2始動口122よりも上側に遊技球を導く導入路113と、左右方向に関して前記導入路113の終端と前記ゲート124との間、上下方向に関して当該導入路113の終端の上方から下方、であって当該導入路の終端の上方から当該ゲートの上方にかけて下り傾斜するように遊技球が通る隙間がなく配置され、当該導入路113から飛び出した遊技球が前記第1始動口121へ入るのを抑制する遊技くぎ127cと、をさらに備えることを特徴とする遊技機100である。
ここで、前記ゲート124は、前記第2始動口122の左斜め上あるいは右斜め上に配置されており、前記導入路113の終端113bは、前記ゲート124の上側に配置されていることが好適である。
また、前記第1始動口121あるいは前記第2始動口122に遊技球が入賞したことを条件に行われる特別図柄抽選の結果が当たりの場合に作動する大入賞口125を、前記遊技領域111における右側の領域111bの下部にさらに備え、前記ゲート124は、前記大入賞口125の真上に配置され、前記第2始動口122は、前記ゲート124の右斜め上に配置されており、前記導入路113の終端113bは、前記第2始動口122の右斜め上に配置されていることが好適である。
また、前記第2始動口122は、遊技盤面110aよりも前側に突出し遊技球を入球不能とする状態と、当該遊技盤面110aから退避した状態とに遷移する進退部材134を有し、当該進退部材134は、当該遊技盤面110aよりも前側に突出しているときに遊技球を前記ゲート124および前記大入賞口125の方へ導くことが好適である。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、第1始動口よりも第2始動口へ遊技球をより優先的に入賞させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112とを備えている。また、遊技盤110には、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110に対して可動に構成され、可動による各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで光による各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための遊技くぎ127(図5参照)および風車128(図5参照)等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
入賞や抽選に関する種々の役物としては、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121と、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選が始動する第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球は第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
入賞や抽選に関する種々の役物としては、特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。この大入賞口125は、通常は閉状態であるが特別図柄抽選の結果により所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態が維持されるラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返す。
また、遊技盤110の右下の位置には、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。この表示器130の詳細は後述する。
賞球の払い出しについて説明する。第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて、1つの遊技球当たり規定個数の賞球が払い出される。その一例を示すと、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球がそれぞれ払い出される。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは無い。
なお、遊技盤110の後面には、図示しない各種の基板等が取り付けられる。この各種の基板等について付言すると、遊技盤110の後面には、メイン基板およびサブ基板が配設されている。すなわち、遊技盤110の後面には、メイン基板として、内部抽選および当選の判定等を行う後述の遊技制御部200が構成された遊技制御基板が配設されている。この遊技制御基板は、開封することにより痕跡が残るように透明部材で構成されたメイン基板ケースに密封されている。
また、サブ基板として、演出を統括的に制御する後述の演出制御部300が構成された演出制御基板、画像および音による演出を制御する後述の画像/音響制御部310が構成された画像制御基板、および、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御する後述のランプ制御部320が構成されたランプ制御基板等が配設されている。また、遊技盤110の後面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
付言すると、払出球の払い出し制御を行う後述の払出制御部400が構成された払出制御基板と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット(不図示)と、が枠部材150に配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。なお、本実施の形態では、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、7セグ表示装置で構成され、また、普通図柄表示器223は、LED表示装置で構成されている。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。この保留について説明する。変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。なお、本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、一列に配設したLED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを指示することが可能であり、また、中央キーを操作することにより、指示した画像を選択することが可能である。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際に、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔遊技制御部の機能構成〕
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
特別図柄抽選部231は、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、特別図柄の抽選を行う。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
特別図柄抽選結果判定部234は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果が「大当たりか否か」、「大当たりに当選した場合の大当たりの種類」、「大当たりに当選していない場合での小当たりかはずれか」を判定する。
ここで、「大当たり」の種類には、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる「長当たり」と、大当たり遊技の時間が短い「短当たり」とがある。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが例えば15回繰り返される。また、「短当たり」では、大入賞口125でのラウンドが例えば2回繰り返される。
さらに、「長当たり」には、大当たり遊技の終了後に確率変動(確変)遊技状態および時間短縮(時短)遊技状態の両方を発生させる「15ラウンド確変当たり」とも呼ばれる大当たり(後段の「特定図柄A」での大当たり)と、大当たり遊技の終了後に時短遊技状態のみを発生させ確変遊技状態は発生させない「通常大当たり」とも呼ばれる大当たり(後段の「通常図柄」での大当たり)とがある。また、「短当たり」は、大当たり遊技の終了後に確変遊技状態を発生させ時短遊技状態を発生させない所謂「2ラウンド確変当たり」と呼ばれる大当たり(後段の「特定図柄B」での大当たり)である。
また、大当たりに当選していない場合の「小当たり」は、例えば大入賞口125の開閉が2回行われる小当たり遊技が行われ、終了した後においても小当たり当選時の遊技状態を継続する当たり(後段の「小当たり図柄」での当たり)である。すなわち、小当たり当選時の遊技状態が確変遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても確変遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。同様に、小当たりの当選時の遊技状態が確率変動も時間短縮もしていない通常の遊技状態(通常遊技状態)である場合には、小当たり遊技の終了後においても通常遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない(後段の「はずれ図柄」の設定)。
なお、特別図柄抽選結果判定部234での判定では、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように判定される。
変動パターン選択部235は、特別図柄の抽選結果が「大当たり」であった場合に、第1特別図柄表示器221や第2特別図柄表示器222にて表示する特別図柄の変動パターンを選択する。また、「リーチ演出を行うか否か」を判定する。ここでの「リーチ演出」とは、遊技者に大当たりを期待させるための画像表示部114等にて行われる演出である。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
普通図柄制御部237は、普通図柄の抽選が行われた場合に、普通図柄の抽選結果が「当選かはずれであるか」を判定する。そして、「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態を発生させる。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生されない。なお、普通図柄の抽選結果が当選となる確率は9/10に設定されている。
また、普通図柄制御部237は、現在のパチンコ遊技機100の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれにも該当しない場合には、普通図柄変動の変動時間を長時間、例えば29秒に設定する。これに対し、パチンコ遊技機100の現在の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれかに該当する場合には、普通図柄変動の変動時間を短時間、例えば3秒に設定する。
大入賞口動作制御部238は、大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
<第1の実施形態>
次に第1の実施形態に係る遊技盤110について詳述する。
図5は、第1の実施形態に係る遊技盤110の構成を示す図である。
遊技領域111の中央部には、中央装飾部129が配置されており、この中央装飾部129の内側には、画像表示部114が配置されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、特別図柄抽選結果(特別図柄変動結果)を遊技者に装飾図柄により報知するなど、特別図柄抽選の結果に応じた画像を表示する。また、画像表示部114は、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。なお、画像表示部114としては、例えば液晶表示装置、EL表示装置、LEDドット表示装置または7セグ表示装置等による構成例が考えられる。
第1始動口121は、左右方向(横方向)に関して遊技領域111の略中心に配置されている。また、第1始動口121の左右方向(横方向)の中心が、画像表示部114の左右方向の中心とほぼ同じになるように配置されている。そして、上下方向(縦方向)に関しては、第1始動口121は、中央装飾部129の下側に配置されている。
遊技領域111は、左右方向についての第1始動口121の中心(画像表示部114の中心)から左側の領域である左側領域111aと右側の領域である右側領域111bとにより構成される。そして、遊技領域111には、左側領域111aと右側領域111bとを連通し、発射された遊技球を、遊技領域111の上部から右側領域111bまで導く導入路113が形成されている。導入路113は、遊技領域111の最上部から右端部へ延び、右端部から、縦方向には画像表示部114の下端部114aの下側であって左右方向には右側領域111bの略中央まで延びている。つまり、導入路113の始端113aは遊技領域111の最上部に存在し、終端113bは右側領域111bにおける画像表示部114の下端部114aの下側に存在する。これにより、発射装置により発射された遊技球が、導入路113を介して右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域へ案内される。
また、中央装飾部129の下部には、左側領域111aからワープ通路131を通った遊技球が載るステージ129aが設けられている。ステージ129aには、遊技球が入る入口132が形成されており、この入口132に入った遊技球は、入口132と出口133とを結ぶガイド通路(不図示)を通って出口133から排出され、第1始動口121へ向かう。
そして、第1の実施形態に係る第2始動口122、ゲート124および大入賞口125は、右側領域111bにおける画像表示部114の下端部114aの下側の領域に全て配置されている。
図5に示すように、大入賞口125は、右側領域111bにおける下部に配置されており、この大入賞口125の真上に第2始動口122が配置されている。大入賞口125の開閉部125aの左右方向の長さは第2始動口122の左右方向の長さよりも長く、第2始動口122と大入賞口125との左右方向の位置関係は、第2始動口122の中心が、大入賞口125の中心とほぼ同じになるように配置されている。それゆえ、遊技球は第2始動口122の横を通り大入賞口125に入賞する。
ゲート124は、第2始動口122の左斜め上、つまり第2始動口122と第1始動口121との間に配置されている。また、ゲート124は、導入路113の終端113bの左斜め下、つまり導入路113から出た遊技球が向かう位置に配置されている。ゲート124は、左側の端部に、このゲート124を通過した遊技球を右の方へ導く突出部124aを有している。また、ゲート124の下側には、ゲート124を通過した遊技球を大入賞口125の方へ導く遊技くぎ群127aが設けられている。
また、導入路113の終端113bの左斜め下には、導入路113の終端113bから出た遊技球を、第2始動口122の方か、あるいはゲート124の方かに導く遊技くぎ群127bが設けられている。
また、左右方向に関して、導入路113の終端113bと第1始動口121との間には導入路113の終端113bから飛び出した遊技球が第1始動口121へ入るのを抑制する抑制手段の一例としての遊技くぎ群127cが設けられている。
このように構成された第1の実施形態に係る遊技盤110においては、導入路113を通った遊技球は、終端113bから出た後、主に、ゲート124を通過した後に遊技くぎ群127aにより案内されて大入賞口125の方へ向かうか、第2始動口122の方へ向かう。そして、第2始動口122の方向かった遊技球は、主に、電動チューリップ123が開いている場合には第2始動口122に入賞し、電動チューリップ123が開いていない場合には第2始動口122の横を通り大入賞口125の方へ向かう。そして、大入賞口125の方へ向かった遊技球は、主に、大入賞口125が開いている場合には大入賞口125に入賞し、大入賞口125が開いていない場合には排出口117から排出される。
他方、導入路113を通り終端113bから出た遊技球は、遊技くぎ群127cの存在により、第1始動口121には入賞しない。
それゆえ、特別図柄抽選の結果が大当たりの場合など大入賞口125が開状態となるときには、遊技者が、導入路113を介して右側領域111bの下部に遊技球を供給するべくレバー152の回転角度を予め定められた角度よりも大きくする、いわゆる右打ちを行うことにより、より確率高く遊技球を大入賞口125へ入賞させることが可能となる。その結果、遊技者は、持ち球の減少を抑制しつつより多くの払出球を獲得することが可能となる。
また、確変遊技状態および時短遊技状態においても、遊技者が右打ちを行うことにより、遊技者がレバー152の回転角度を予め定められた角度よりも小さくして遊技球を画像表示部114の左側を通して左側領域111aにおける画像表示部114の下側に供給する、いわゆる左打ちを行うのと比較して、ゲート124に遊技球をより多く通過させることができる。そして、かかる確変遊技状態および時短遊技状態においては、上述したように、普通図柄変動の変動時間が短時間に設定され、その抽選結果も高確率で当選となるように設定されているので電動チューリップ123の羽根が頻繁に開き、第2始動口122へ入り易くなる。他方、遊技くぎ群127cの存在により、導入路113の終端113bから出た遊技球は、第1始動口121には入賞しない。それゆえ、確変遊技状態および時短遊技状態において、遊技者が右打ちを行うことにより、第1始動口121よりも第2始動口122へ優先的に入賞させることが可能となる。その結果、上述したように、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように設定されているので、遊技者は、より多くの15ラウンド確変当たりとなる機会を得ることが可能となる。
また、上述のように構成された第1の実施形態に係る遊技盤110においては、第2始動口122および大入賞口125を、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に配置しているので、第2始動口122および大入賞口125を第1始動口121の下側に配置する構成に比べて、第1始動口121をより下側に配置することが可能となる。また、ゲート124も画像表示部114の下側の領域に配置している。それゆえ、画像表示部114の大きさをより大きくすることが可能となる。その結果、画像表示部114に表示された図柄を見易くすることができるとともに、画像表示部114に一度に現すことができるキャラクタやアイテム数を増加させることができるなど演出効果を高めることができる。
また、第2始動口122、電動チューリップ123、ゲート124および大入賞口125を、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に集中して配置しているので、遊技者は、遊技中に視線を集中させることができる。
<第2の実施形態>
次に第2の実施形態に係る遊技盤110について詳述する。以下では、第1の実施形態に係る遊技盤110との差異点について説明し、同じ構成・機能のものについては同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図6は、第2の実施形態に係る遊技盤110の構成を示す図である。
第2の実施形態に係る第2始動口122、ゲート124および大入賞口125も、第1の実施形態に係る遊技盤110と同様、右側領域111bにおける画像表示部114の下端部114aの下側の領域に全て配置されている。
ただし、ゲート124が、第2始動口122の右斜め上、つまり右側領域111bの右端側に配置されている。そして、ゲート124は、右側の端部に、このゲート124を通過した遊技球を左の方へ導く突出部124aを有している。また、ゲート124の下側には、ゲート124を通過した遊技球を大入賞口125の方へ導く遊技くぎ群127aが設けられている。
導入路113の終端113bは、ゲート124の真上に位置するように設けられており、終端113bの左側、つまり終端113bから飛び出した遊技球が向かう位置に、遊技球の進行方向を変える遊技くぎ127dが設けられている。また、遊技くぎ127dの下側には遊技球を第2始動口122の方へ案内する遊技くぎ群127eが設けられている。
遊技くぎ127dの上側であって、左右方向に関して終端113bと第1始動口121との間には、遊技盤面110aに直交するように形成され、終端113bから出てきた遊技球が上へ移動するのを抑制する抑制壁129bが設けられている。また、本実施形態に係る遊技くぎ群127cは、遊技球が通る隙間がないように遊技球の直径よりも小さい間隔で配列されている。これら抑制壁129bおよび遊技くぎ群127cが、導入路113の終端113bから出てきた遊技球が第1始動口121へ入るのを抑制する抑制手段の一例として機能する。
このように構成された第2の実施形態に係る遊技盤110においては、導入路113を通った遊技球は、終端113bから出た後、遊技くぎ127dに当たった後、遊技くぎ群127eの上を通って第2始動口122の方へ向かうか、遊技くぎ群127eの右側を通り、下へ向かう。そして、遊技くぎ群127eの右側を通って下へ向かった遊技球は、ゲート124を通過した後に遊技くぎ127aにより案内されて大入賞口125の方へ向かうか、遊技くぎ群127eの下を通り第2始動口122の方へ向かうか、ゲート124の右側を通り排出口117から排出される。そして、第2始動口122の方に向かった遊技球は、主に、電動チューリップ123が開いている場合には第2始動口122に入賞し、電動チューリップ123が開いていない場合には第2始動口122の横を通り大入賞口125の方へ向かう。また、大入賞口125の方へ向かった遊技球は、主に、大入賞口125が開いている場合には大入賞口125に入賞し、大入賞口125が開いていない場合には排出口117から排出される。
他方、導入路113を通り終端113bから出た遊技球は、遊技くぎ群127cおよび抑制壁129bの存在により、第1始動口121には入賞しない。
それゆえ、特別図柄抽選の結果が大当たりの場合など大入賞口125が開状態となるときには、遊技者が、右打ちを行うことにより、より確率高く遊技球を大入賞口125へ入賞させることが可能となる。その結果、遊技者は、持ち球の減少を抑制しつつより多くの払出球を獲得することが可能となる。
また、確変遊技状態および時短遊技状態においても、遊技者が右打ちを行うことにより、左打ちを行うのよりも、ゲート124に遊技球をより多く通過させることができる。そして、かかる確変遊技状態および時短遊技状態においては、上述したように、普通図柄変動の変動時間が短時間に設定され、その抽選結果も高確率で当選となるように設定されているので電動チューリップ123の羽根が頻繁に開き、第2始動口122へ入り易くなる。他方、遊技くぎ群127cおよび抑制壁129bの存在により、導入路113の終端113bから出た遊技球は、第1始動口121には入賞しない。それゆえ、確変遊技状態および時短遊技状態において、遊技者が右打ちを行うことにより、第1始動口121よりも第2始動口122へ優先的に入賞させることが可能となる。その結果、上述したように、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように設定されているので、遊技者は、より多くの15ラウンド確変当たりとなる機会を得ることが可能となる。
また、第2始動口122および大入賞口125を、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に配置しているので、第2始動口122および大入賞口125を第1始動口121の下側に配置する構成に比べて、第1始動口121をより下側に配置することが可能となる。また、ゲート124も画像表示部114の下側の領域に配置している。それゆえ、画像表示部114の大きさをより大きくすることが可能となる。その結果、画像表示部114に表示された図柄を見易くすることができるとともに、画像表示部114に一度に現すことができるキャラクタやアイテム数を増加させることができるなど演出効果を高めることができる。
また、第2始動口122、電動チューリップ123、ゲート124および大入賞口125を、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に集中して配置しているので、遊技中の遊技者の視線を集中させることができる。
<第3の実施形態>
次に第3の実施形態に係る遊技盤110について詳述する。以下では、第1の実施形態に係る遊技盤110との差異点について説明し、同じ構成・機能のものについては同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図7は、第3の実施形態に係る第2始動口122の概略構成を示す図である。なお、図7においては後述する入賞枠122aの前側の壁は省略して示している。
第3の実施形態に係る第2始動口122は、上面が開口している入賞枠122aと、入賞枠122aの内部の左部に設けられた入賞球通し孔122bとを有している。そして、第2始動口122は、上部に、遊技盤110の遊技領域111を形成する遊技盤110の遊技盤面110aに対して直交する方向に動き、遊技盤面110aから後退することで第2始動口122を開放し、遊技盤面110aから前進することで第2始動口122を開放しないように入賞枠122aの開口部を塞ぐ進退部材134を有している。進退部材134は、遊技盤面110aの裏側においてソレノイド135のプランジャー135aと連結されており、ソレノイド135により遊技盤面110aに対して進退させられる。図7(a)は、進退部材134が遊技盤面110aから前進した状態を示す図であり、図7(b)は、進退部材134が遊技盤面110aから後退した状態を示す図である。ソレノイド135は、上述した電動チューリップ開閉部213として機能し、遊技制御部200からの制御信号を受信することで進退部材134を進退させる。すなわち、ソレノイド135への通電は、遊技制御部200からの制御信号によって制御され、非通電時には、進退部材134がコイルばね135bにより力を受け、進退部材134およびプランジャー135aは図7(a)に示す状態となる。一方、通電時には、プランジャー135aが後退して進退部材134が後退し、進退部材134およびプランジャー135aは図7(b)に示す状態となる。なお、遊技制御部200は、第1の実施形態に係る電動チューリップ123を制御するのと同様に進退部材134を制御する。
図8は、第3の実施形態に係る遊技盤110の構成を示す図である。なお、図8においては第2始動口122の入賞枠122aの前側の壁は省略して示している。
第3の実施形態に係る第2始動口122、ゲート124および大入賞口125は、第1の実施形態に係る遊技盤110と同様、右側領域111bにおける画像表示部114の下端部114aの下側の領域に全て配置されている。
そして、図8に示すように、大入賞口125は、右側領域111bにおける下部に配置されており、この大入賞口125の真上にゲート124が配置されている。大入賞口125の開閉部125aの左右方向の長さはゲート124の左右方向の長さよりも長く、ゲート124と大入賞口125との左右方向の位置関係は、ゲート124の中心が、大入賞口125の中心とほぼ同じになるように配置されている。それゆえ、遊技球はゲート124を通過後に大入賞口125に入賞するとともに、ゲート124の横を通り大入賞口125に入賞する。
そして、図8に示すように、第2始動口122が、ゲート124の右斜め上に配置されている。そして、第2始動口122の進退部材134の右上に導入路113の終端113bが配置され、終端113bと進退部材134との間には、終端113bから出てきた遊技球を進退部材134の方へ導く遊技くぎ群127fが設けられている。
左右方向に関して終端113bと第1始動口121との間には、遊技盤面110aに直交するように形成され、終端113bから出てきた遊技球が上へ移動するのを抑制する抑制壁129bが設けられている。また、本実施形態に係る遊技くぎ群127cは、遊技球が通る隙間がないように遊技球の直径よりも小さい間隔で配列されている。これら抑制壁129bおよび遊技くぎ群127cは、導入路113の終端113bから出てきた遊技球が第1始動口121へ入るのを抑制する抑制手段の一例として機能する。
また、進退部材134は、終端113b側からゲート124側へ傾斜するように配置されている。それゆえ、進退部材134が前進した状態のときには、進退部材134の上面に遊技球が載り、ゲート124および大入賞口125の方へ遊技球が向かう。
このように構成された第3の実施形態に係る遊技盤110においては、導入路113を通った遊技球は、終端113bから出た後、主に、第2始動口122の方へ向かうか、入賞枠122aの右横を通って排出口117の方へ向かう。そして、第2始動口122の方へ向かった遊技球は、進退部材134が後退しているときには第2始動口122に入賞し、進退部材134が前進しているときには進退部材134の上面を通り、ゲート124および大入賞口125の方へ向かう。そして、ゲート124の方へ向かった遊技球は、主に、ゲート124を通過後に大入賞口125へ向かうか、ゲート124を通過せずにゲート124の横を通り大入賞口125へ向かうか、ゲート124および大入賞口125の横を通り排出口117へ向かう。大入賞口125の方へ向かった遊技球は、主に、大入賞口125が開いているときには大入賞口125に入賞し、大入賞口125が開いていない場合には排出口117から排出される。
他方、導入路113を通り終端113bから出た遊技球は、遊技くぎ群127cおよび抑制壁129bの存在により、第1始動口121には入賞しない。
それゆえ、特別図柄抽選の結果が大当たりの場合など大入賞口125が開状態となるときには、遊技者が右打ちを行うことにより、より確率高く遊技球を大入賞口125へ入賞させることが可能となる。その結果、遊技者は、持ち球の減少を抑制しつつより多くの払出球を獲得することが可能となる。
また、確変遊技状態および時短遊技状態においても、遊技者が右打ちを行うことにより、左打ちを行う場合よりも、ゲート124に遊技球をより多く通過させることができる。そして、かかる確変遊技状態および時短遊技状態においては、上述したように、普通図柄変動の変動時間が短時間に設定され、その抽選結果も高確率で当選となるように設定されているので進退部材134が頻繁に後退し、第2始動口122へ入り易くなる。他方、遊技くぎ群127cおよび抑制壁129bの存在により、導入路113の終端113bから出た遊技球は、第1始動口121には入賞し難くなっている。それゆえ、確変遊技状態および時短遊技状態において、遊技者が右打ちを行うことにより、第1始動口121よりも第2始動口122へ優先的に入賞させることが可能となる。その結果、上述したように、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように設定されているので、遊技者は、より多くの15ラウンド確変当たりとなる機会を得ることが可能となる。
また、上述のように構成された第3の実施形態に係る遊技盤110においては、第2始動口122、進退部材134および大入賞口125を、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に配置しているので、第2始動口122および大入賞口125を第1始動口121の下側に配置する構成に比べて、第1始動口121をより下側に配置することが可能となる。また、ゲート124も画像表示部114の下側の領域に配置している。それゆえ、画像表示部114の大きさをより大きくすることが可能となる。その結果、画像表示部114に表示された図柄を見易くすることができるとともに、画像表示部114に一度に現すことができるキャラクタやアイテム数を増加させることができるなど演出効果を高めることができる。
また、第2始動口122、進退部材134、ゲート124および大入賞口125を、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に集中して配置しているので、遊技中の遊技者の視線を集中させることができる。
<第4の実施形態>
次に第4の実施形態に係る遊技盤110について詳述する。以下では、第3の実施形態に係る遊技盤110との差異点について説明し、同じ構成・機能のものについては同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図9は、第4の実施形態に係る遊技盤110の構成を示す図である。なお、図9においては第2始動口122の入賞枠122aの前側の壁は省略して示している。
第4の実施形態に係る第2始動口122、進退部材134、ゲート124および大入賞口125も、第3の実施形態に係る遊技盤110と同様、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に全て配置されている。
ただし、図9に示すように、第4の実施形態に係る大入賞口125およびゲート124の配置位置は、第3の実施形態に係る大入賞口125およびゲート124の配置位置よりも右である。つまり、左右方向に関して、第3の実施形態に係る大入賞口125およびゲート124の配置位置が右側領域111bの左部であるのに対して、第4の実施形態に係る大入賞口125およびゲート124の配置位置は右側領域111bの中央部である。そして、第2始動口122が、ゲート124の右斜め上近傍に配置されている。導入路113の終端113bは、右側領域111bの右端部に設けられている。
進退部材134の上側であって、左右方向に関して終端113bと第1始動口121との間には、遊技盤面110aに直交するように形成され、終端113bから出てきた遊技球が上へ移動するのを抑制する抑制壁129bが設けられている。また、本実施形態に係る遊技くぎ群127cは、遊技球が通る隙間がないように遊技球の直径よりも小さい間隔で配列されている。これら抑制壁129bおよび遊技くぎ群127cが、導入路113の終端113bから出てきた遊技球が第1始動口121へ入るのを抑制する抑制手段の一例として機能する。
また、ゲート124の上側であって進退部材134の左側には、進退部材134の上面に沿って斜めに流下してきた遊技球をゲート124に導くための遊技くぎ群127gが設けられている。この遊技くぎ群127gは、遊技球が入賞枠122aとゲート124との間の間隙を通らないようにする機能も備えている。
このように構成された第4の実施形態に係る遊技盤110においては、導入路113を通った遊技球は、終端113bから出た後、主に、第2始動口122へ向かうか、入賞枠122aの右横を通って排出口117の方へ向かう。そして、第2始動口122の方へ向かった遊技球は、進退部材134が後退しているときには第2始動口122に入賞し、進退部材134が前進しているときには進退部材134の上面を通り、ゲート124および大入賞口125の方へ向かう。そして、ゲート124および大入賞口125の方へ向かった遊技球は、遊技くぎ群127gにより、主にゲート124を通過する。そして、大入賞口125が開いているときには大入賞口125に入賞し、大入賞口125が開いていない場合には排出口117から排出される。
他方、導入路113を通り終端113bから出た遊技球は、遊技くぎ群127cおよび抑制壁129bの存在により、第1始動口121には入賞しない。
それゆえ、特別図柄抽選の結果が大当たりの場合など大入賞口125が開状態となるときには、遊技者が右打ちを行うことにより、より確率高く遊技球を大入賞口125へ入賞させることが可能となる。その結果、遊技者は、持ち球の減少を抑制しつつより多くの払出球を獲得することが可能となる。
また、確変遊技状態および時短遊技状態においても、遊技者が右打ちを行うことにより、左打ちを行う場合よりも、ゲート124に遊技球をより多く通過させることができる。そして、かかる確変遊技状態および時短遊技状態においては、上述したように、普通図柄変動の変動時間が短時間に設定され、その抽選結果も高確率で当選となるように設定されているので進退部材134が頻繁に後退し、第2始動口122へ入り易くなる。他方、遊技くぎ群127cおよび抑制壁129bの存在により、導入路113の終端113bから出た遊技球は、第1始動口121には入賞しない。それゆえ、確変遊技状態および時短遊技状態において、遊技者が右打ちを行うことにより、第1始動口121よりも第2始動口122へ優先的に入賞させることが可能となる。その結果、上述したように、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように設定されているので、遊技者は、より多くの15ラウンド確変当たりとなる機会を得ることが可能となる。
また、上述のように構成された第4の実施形態に係る遊技盤110においては、第2始動口122、進退部材134および大入賞口125を、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に配置しているので、第2始動口122および大入賞口125を第1始動口121の下側に配置する構成に比べて、第1始動口121をより下側に配置することが可能となる。また、ゲート124も画像表示部114の下側の領域に配置している。それゆえ、画像表示部114の大きさをより大きくすることが可能となる。その結果、画像表示部114に表示された図柄を見易くすることができるとともに、画像表示部114に一度に現すことができるキャラクタやアイテム数を増加させることができるなど演出効果を高めることができる。
また、第2始動口122、進退部材134、ゲート124および大入賞口125を、右側領域111bにおける画像表示部114の下側の領域に集中して配置しているので、遊技中の遊技者の視線を集中させることができる。
<第5の実施形態>
次に第5の実施形態に係る遊技盤110について詳述する。以下では、第1の実施形態に係る遊技盤110との差異点について説明し、同じ構成・機能のものについては同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図10は、第5の実施形態に係る遊技盤110の構成を示す図である。
第5の実施形態に係る遊技盤110においては、第1始動口121の右横に大入賞口125が配置され、大入賞口125の右上には普通入賞口126が配置されている。そして、普通入賞口126の上側から左斜め上にかけては遊技球を大入賞口125の方へ導く遊技くぎ群127hが設けられている。ゲート124は、画像表示部114の右端部114bの右横に配置されており、ゲート124の上の遊技領域111の右端部に終端113bが存在するように導入路113が形成されている。そして、第2始動口122は、ゲート124と大入賞口125との間に配置されている。本実施形態に係る第2始動口122は、電動ソレノイド(不図示)により動く1つの羽根137を有している。羽根137は、通常時には上を向いて入賞球通し孔(不図示)が形成された領域に遊技球が入るのを遮断し、普通図柄の抽選結果が当選した場合には時計回転方向に80度〜90度回転することで入賞球通し孔が形成された領域内を開放し遊技球が入るのを許容する。羽根137を駆動する電動ソレノイド(不図示)への通電は、遊技制御部200からの制御信号によって制御され、通常時には通電されずに羽根137は上を向く一方、普通図柄の抽選結果が当選した場合には通電されて時計回転方向に回転して開く。なお、遊技制御部200は、第1の実施形態に係る電動チューリップ123を制御するのと同様に羽根137を制御する。
また、本実施形態に係る遊技くぎ群127cは、左右方向に関して、遊技球が遊技領域111の右下部の領域に導かれる羽根137の右側の通路と第1始動口121との間に配列されるとともに、遊技球が通る隙間がないように遊技球の直径よりも小さい間隔で配列されている。この遊技くぎ群127cが、導入路113の終端113bから出てきて羽根137の横を通り下の領域へ向かった遊技球が第1始動口121へ入るのを抑制する抑制手段の一例として機能する。
このように構成された第5の実施形態に係る遊技盤110においては、導入路113を通った遊技球は、終端113bから出た後、画像表示部114の右端部114bの右横において、ゲート124を通過するか、ゲート124の横を通って下方へ向かう。そして、下方へ向った遊技球は、羽根137が上を向いて閉じているときには羽根137の横を通りさらに下方へ向かい、羽根137が開いているときには主に第2始動口122に入賞する。そして、羽根137の横を通り下方へ向かった遊技球は、遊技くぎ群127hにより導かれて、主に、大入賞口125の方へ向かう。大入賞口125の方へ向かった遊技球は、主に、大入賞口125が開いているときには大入賞口125に入賞し、大入賞口125が開いていない場合には排出口117から排出される。他方、羽根137の横を通り下方へ向かった遊技球であって大入賞口125の方へ向かわなかった遊技球は、普通入賞口126へ入るか、排出口117から排出される。なお、羽根137の横を通り下方へ向かった遊技球は、遊技くぎ群127cの存在により、第1始動口121の方へは向かわない。
それゆえ、特別図柄抽選の結果が大当たりの場合など大入賞口125が開状態となるときには、遊技者が、右打ちを行うことにより、より確率高く遊技球を大入賞口125へ入賞させることが可能となる。その結果、遊技者は、持ち球の減少を抑制しつつより多くの払出球を獲得することが可能となる。
また、確変遊技状態および時短遊技状態においても、遊技者が右打ちを行うことにより、左打ちを行う場合よりも、ゲート124に遊技球をより多く通過させることができる。そして、確変遊技状態および時短遊技状態においては、上述したように、普通図柄変動の変動時間が短時間に設定され、その抽選結果も高確率で当選となるように設定されているので羽根137が頻繁に開き、第2始動口122へ遊技球が入り易くなる。他方、遊技くぎ群127cの存在により、羽根137の横を通り下方へ向かった遊技球は、第1始動口121には入賞しない。それゆえ、確変遊技状態および時短遊技状態において、遊技者が右打ちを行うことにより、第1始動口121よりも第2始動口122へ優先的に入賞させることが可能となる。その結果、上述したように、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率が、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果が15ラウンド確変当たりとなる確率と比べて高くなるように設定されているので、遊技者は、より多くの15ラウンド確変当たりとなる機会を得ることが可能となる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機を説明する図であり、(a)は、遊技盤の右下に配設された表示器の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機の部分平面図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 遊技制御部の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る遊技盤の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る遊技盤の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る第2始動口の概略構成を示す図である。 第3の実施形態に係る遊技盤の構成を示す図である。 第4の実施形態に係る遊技盤の構成を示す図である。 第5の実施形態に係る遊技盤の構成を示す図である。
100…パチンコ遊技機、110…遊技盤、111…遊技領域、113…導入路、121…第1始動口、122…第2始動口、123…電動チューリップ、124…ゲート、125…大入賞口、127…遊技くぎ、129b…抑制壁、134…進退部材

Claims (4)

  1. 遊技球が入球可能な第1始動口と、
    遊技球が通過可能なゲートと、
    前記ゲートを遊技球が通過したことを条件に行われる普通図柄抽選の結果に応じて作動する第2始動口と、
    遊技領域内にて、前記第1始動口あるいは前記第2始動口に遊技球が入賞したことを条件に行われる特別図柄抽選の結果に応じた画像を表示する画像表示部と、
    を備える遊技機であって、
    前記第1始動口は、前記画像表示部の下端部よりも下側に配置され、前記ゲートおよび前記第2始動口は、当該第1始動口よりも右側の領域に配置されており、
    前記遊技領域の上部から前記ゲートおよび前記第2始動口よりも上側に遊技球を導く導入路と、
    左右方向に関して前記導入路の終端と前記ゲートとの間、上下方向に関して当該導入路の終端の上方から下方、であって当該導入路の終端の上方から当該ゲートの上方にかけて下り傾斜するように遊技球が通る隙間がなく配置され、当該導入路から飛び出した遊技球が前記第1始動口へ入るのを抑制する遊技くぎと、
    をさらに備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記ゲートは、前記第2始動口の左斜め上あるいは右斜め上に配置されており、
    前記導入路の終端は、前記ゲートの上側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1始動口あるいは前記第2始動口に遊技球が入賞したことを条件に行われる特別図柄抽選の結果が当たりの場合に作動する大入賞口を、前記遊技領域における右側の領域の下部にさらに備え、
    前記ゲートは、前記大入賞口の真上に配置され、前記第2始動口は、前記ゲートの右斜め上に配置されており、
    前記導入路の終端は、前記第2始動口の右斜め上に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記第2始動口は、遊技盤面よりも前側に突出し遊技球を入球不能とする状態と、当該遊技盤面から退避した状態とに遷移する進退部材を有し、当該進退部材は、当該遊技盤面よりも前側に突出しているときに遊技球を前記ゲートおよび前記大入賞口の方へ導くことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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