JP5330638B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に係り、詳細には、遊技者の操作で発射された遊技球により遊技が行われる遊技盤に、遊技球を誘導する誘導通路及び誘導された遊技球を遊動させつつ入賞率の異なる複数の経路の何れかに流下させるステージが設けられた遊技機に関する。
遊技機規則の規格区分で第1種に該当するパチンコ機等では、発射した遊技球を始動口に入賞させるために、通常は遊技盤面に構成された遊技領域の左側で遊技を展開し、遊技領域の右側に進入した遊技球の多くは外れ球となるが、近年ではこの遊技領域の右側に進入した遊技球にも始動口への入賞の機会を与えることで、遊技性を高めるようにした機種が製品化されている。
例えば、遊技領域の右側に形成した誘導通路(第一誘導通路)を途中から2つに分岐して(第二及び第三誘導通路)、その分岐空間部(特別球通路空間)に球進路変更部材及び球誘導部材を設け、誘導通路に進入して流下する遊技球を球進路変更部材によって進路変更させつつ球誘導部材へ導き、球誘導部材によって、始動口への入賞の可能性がある一方の分岐通路(第二誘導通路)又はゲートへの入賞の可能性がある他方の分岐通路(第三誘導通路)へ誘導するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−73806号公報
しかしながら、上記技術の構成では、遊技領域の右側に設けられた各通路や球誘導部材等が全て遊技盤上に平面的に配置されているため、遊技球は遊技盤面に沿って二次元的に進路変更するだけであり、遊技球の挙動が単調で視覚的な興趣に欠け、球誘導自体の演出性が低い。また、遊技球が分岐通路から始動口側又はやゲート側へ流下する経路も遊技盤面に沿った通常の経路構成であるため、分岐通路以降を流下する遊技球の挙動も単調で、入賞への期待感を高めるような演出等はなく、興趣の高い遊技を十分に提供できていない。
本発明は上記事実を考慮して、遊技領域の右側に進入した遊技球に入賞の機会を与えつつ、入賞/非入賞となるまでの過程に興趣の高い演出を加えることで遊技者の期待感を高め、遊技性を向上することができる遊技機を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、遊技者の操作で発射された遊技球が始動口に入賞することにより図柄の抽選に関する演出が行われる遊技盤と、上部の入口側から下部の出口側へ向けて互い違いに傾斜配置された複数の進路変更板を備え、前面及び少なくとも一方の側面を通して外部から内部が視認可能とされ、前記遊技盤の右側領域に設けられ、該右側領域に進入して流下する遊技球に対し前記遊技盤の盤面奥行き方向に前記入口側よりも前記出口側で大きい自由度を与えると共に、遊技球を盤面横方向となる左右方向及び前記盤面奥行き方向に蛇行させながら流下させる誘導通路と、前記遊技盤の盤面手前側から前記盤面奥行き方向へ向けて下り傾斜した傾斜面が形成され、前記誘導通路の前記出口から流下して当った遊技球を振り分ける振り分け手段と、前記振り分け手段で振り分けられた遊技球を遊動させつつ前記始動口への入賞率異なる複数の経路の何れかに流下させるステージと、前記ステージに対し前記遊技盤の盤面奥行き方向に隣接して設けられ、前記振り分け手段で振り分けられた遊技球を所定の経路に流下させる特別通路と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、遊技者の操作で発射された遊技球が、遊技盤に設けられた誘導通路に進入すると、誘導通路を通ってステージに誘導される。なお、この誘導通路は複数設けてもよく、その場合、何れかの誘導通路に進入した遊技球は全てステージに誘導される。そして、誘導通路からステージに落下された遊技球は、ステージ上を遊動しつつ、その遊動の過程で入賞率の異なる複数の経路の何れかに流下し、入賞/非入賞となる。
このように、遊技球を遊動させて入賞への期待感を高める演出を行うステージと、ステージに遊技球を誘導する誘導通路とを遊技盤に設ける構成では、誘導通路を遊技盤(遊技領域)の右側に配置することで、遊技盤の右側に進入した遊技球が誘導通路によってステージへ誘導されるようになり、通常は外れ球となることが多い遊技球にも入賞の機会が与えられるようになる。また、ステージに対し遊技盤の盤面奥行き方向に隣接させて特別通路を設けるとともに、ステージの右側端部には上記の誘導通路に対応させて振り分け手段を設け、誘導通路によって誘導された遊技球を振り分け手段によってステージ又は特別通路に振り分けるよう構成する。
このように、誘導通路からステージ又は特別通路への振り分け経路を遊技盤面に対して立体的に配置することで、例えば誘導通路を遊技盤面に沿って流下した遊技球が特別通路へ振り分けられる際は、盤面奥行き方向へ三次元的に進路変更するようになり、その後、特別通路を経て例えば入賞率の最も高い経路、あるいは、遊技者にとって有利/不利となる経路などの所定の経路に流下するようになる。これにより、この振り分け時の遊技球の挙動が複雑となって視覚的な興趣が高められ、球振り分け過程の演出性が向上する。また、ステージに振り分けられた遊技球は、ステージ上を遊動することで入賞への期待感を高める演出を行うようになる。したがって、これらの演出が組み合わせられることにより遊技性を向上することができる。
さらに、遊技球がステージに連続的に振り分けられた場合や、他の誘導通路を通って誘導された遊技球もステージ上に存在する場合等は、ステージ上で遊技球同士の衝突による挙動の変化が生まれたり、衝突時の衝撃で遊技球がステージから特別通路へ移ったりするようなハプニングも起こるようになり、更に興趣の高い遊技を提供することができる。
また、請求項に記載の発明では、遊技盤の右側に配置された誘導通路内を流下する遊技球が、遊技盤の盤面奥行き方向に自由に移動しながら誘導されるため、この誘導通路内を流下する遊技球の挙動も複雑となる。また、例えば盤面と平行する横方向等にも自由度が与えられている場合には、遊技球が盤面奥行き方向と横方向に三次元的に進路変更しながら流下するようになるため、更に挙動が複雑となる。これにより、誘導通路でも視覚的な興趣が高められ、振り分けに至るまでの演出性を向上することができる。また、この誘導通路を経て振り分け手段に落下する遊技球の落下ポイントはランダムになるため、振り分けにも影響するようになり、球振り分け過程の演出性が更に向上する。
さらに、遊技盤の右側に配置された誘導通路の前面及び少なくとも一方の側面を例えば透明又は半透明等の部材で形成することにより、誘導通路の内部が前面及び少なくとも一方の側面を通して外部から視認できるようになる。これにより、特に遊技球が誘導通路内を三次元的に進路変更しながら流下する場合でも、その複雑に挙動する遊技球の様子が前方及び側方から視認できるようになり、遊技者に対して視覚的な演出を十分に提供することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、前記振り分け手段は、前記ステージに一体的に設けられた突起部であることを特徴としている。
請求項に記載の発明では、振り分け手段をステージに一体的に設けた突起部で構成することにより、例えばステージに別体の振り分け手段を取り付けるような場合に比べて構成を簡素化することができる。また、この突起部の形状や上面の傾斜角度等の条件を適宜設定することにより、ステージ又は特別通路への球振り分け率を容易に変更することができる。
本発明の遊技機によれば、遊技領域の右側に進入した遊技球に入賞の機会が与えられるとともに、入賞/非入賞となるまでの過程に興趣の高い演出が加えられることで遊技者の期待感が高められ、遊技性が向上する。
以下、本発明の実施形態に係るパチンコ機について図面を参照して説明する。
(パチンコ機の構成)
図1には本発明の一実施形態に係るパチンコ機が示され、図2には本実施形態に係るパチンコ機に適用される内枠、ガラス枠、及び遊技盤が示されている。
図1に示されるように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにパチンコホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が配置されており(図2参照)、内枠14は、外枠12に設けられた一対のヒンジ部16、18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また外枠12の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り20が取り付けられている。
内枠14の前面上部には、ガラス板22を装着したガラスフレーム24を窓部25に備えるガラス枠26が配置されており、ガラス枠26は左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、ガラスフレーム24に装着されたガラス板22は、図1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板からなる二重構造となっている。このガラス枠26の裏面側となる内枠14の上部には、矩形状の開口部28が設けられている(図2参照)。開口部28には、交換可能とされた遊技盤100がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠26を内枠14に閉塞した状態でガラス枠26(ガラス板22)に覆われるようになっている。
ガラス枠26の前面には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯142がガラス板22(遊技盤100の遊技領域101)を取り囲むように配置されており、さらに左上隅及び右上隅には、賞球払出エラー及び払出状態エラー等の各種エラーを報知するエラー用の表示灯144が配置されている。また、各エラー用の表示灯144の内側には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカー146L、146Rが配設されている。
内枠14の前面下部には、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿30が配置されている。一体皿30は、パネル部材32の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、パネル部材32の前面には、上部に遊技球を貯える球皿部34が形成された球皿本体36が突設されている。
球皿部34の底面は、正面視にて左側から右側へ下り傾斜しており、その傾斜方向下流側となる左側には、遊技球を1列に整列してパネル部材32の裏面に配置された球送り装置(図示省略)に送り込むための整列通路が設けられている。パネル部材32の前面の右側上部には、パチンコ機10内に設けられた払出装置160(図8参照)から払い出された賞球が排出される球排出口46が形成されている。この球排出口46から排出された賞球は球皿部34に貯留され、球皿部34内を左方向へ流下し整列通路により1列に整列されて球送り装置に送り込まれる。
また、パネル部材32の前面における左側下部には灰皿38が設けられ、右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル39が取り付けられている。
図2に示されるように、内枠14の前面下部における一体皿30の裏面側には、遊技盤100の左下に発射装置40が配置され、球皿本体36の後方に位置して、内枠14に着脱可能に構成された貯球タンク42が2個のプラスチックファスナー43によって取り付けられている。これらの発射装置40及び貯球タンク42は、一体皿30を内枠14に閉塞すると一体皿30に覆われるようになっている。
貯球タンク42は、上面が開口した箱型とされ、底面44が正面視にて左側から右側へ下り傾斜している。底面44の傾斜方向上流側となる貯球タンク42の左側面部には図示しないタンク入口が形成され、傾斜方向下流側となる貯球タンク42の前面右側端部には、一体皿30のパネル部材32に設けられた球排出口46と対応する位置にタンク出口45が形成されている。したがって、一体皿30を内枠14に閉塞した状態では、貯球タンク42と一体皿30の球皿部34とが、タンク出口45及び球排出口46を介して連通される。
また、一体皿30のパネル部材32裏面における球排出口46の下方位置と、内枠14前面の下部右側におけるタンク出口45の下方位置とには、上下方向に移動可能とされたシャッター板がそれぞれ設けられている(図2では内枠14側のシャッター板50のみを図示している)。これらのシャッター板は、一体皿30が閉塞されると各々下方へ移動して(図2に示したシャッター板50の位置)、タンク出口45と球排出口46とを連通させ、一体皿30が開放されると各々上方へ移動して、内枠14側のシャッター板50はタンク出口45の下縁側を、一体皿30側のシャッター板は球排出口46の下縁側を塞ぐよう構成されている。このシャッター板により、一体皿30を開放した際は、貯球タンク42及び球皿部34から遊技球(賞球)が流出しないようせき止められる。
内枠14裏面の左側端部(正面視右側端部)には、上下方向に延出された施錠装置52が取り付けられている。施錠装置52の下部にはシリンダー錠(錠前)54が設けられており、シリンダー錠54の鍵孔56は、内枠14前面の右下部に設けられた台座55から露出されている。
施錠装置52の裏面側における上下端部近傍には、後方へ突出された一対の内枠固定用フック60A、60Bが設けられている。施錠装置52の前面側におけるガラス枠26との対応位置には、一対のガラス枠固定用フック62A、62Bが設けられており、このガラス枠固定用フック62A、62Bは、内枠14前面の右側端部に形成されたスリット64A、64Bを通して前方へ突出されている。また、施錠装置52の前面側における一体皿30との対応位置には、上下方向にスライドする一対の一体皿固定用鍵受け部材66A、66Bが設けられている。
これにより、内枠14を外枠12に閉塞すると、施錠装置52の内枠固定用フック60A、60Bが外枠12の正面視右内側面に設けられた一対の鍵受け部(図示省略)に係合し、内枠14は外枠12に保持される。ガラス枠26を内枠14に閉塞すると、ガラス枠26裏面の右側端部に取り付けられているガラス枠補強板68に設けられた一対の鍵受け部70A、70Bが施錠装置52のガラス枠固定用フック62A、62Bに係合し、ガラス枠26は内枠14に保持される。また、一体皿30を内枠14に閉塞すると、一体皿30裏面の右側端部に取り付けられている一対のフック(図示省略)が施錠装置52の一体皿固定用鍵受け部材66A、66Bに係合し、一体皿30は内枠14に保持される。
また、内枠固定用フック60A、60B及びガラス枠固定用フック62A、62Bは、シリンダー錠54の鍵孔56に図示しない鍵を差し込んで所定の方向に回すことにより、それぞれ係合状態が解除され解錠されるようになっている。一体皿固定用鍵受け部材66A、66Bは、ガラス枠26を開放すると露出される施錠装置52の解除レバー72を押し下げることにより、一体皿固定用鍵受け部材66A、66Bが下方へスライドして一体皿30の各フックとの係合状態が解除されるようになっている。
この施錠装置52により、内枠14は外枠12に、ガラス枠26は内枠14にそれぞれ施錠されるとともに、一体皿30は内枠14にロックされて、それぞれ閉塞状態に固定される。
(遊技盤の構成)
図2及び図3に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
図3に示されるように、遊技盤100の遊技領域101におけるほぼ中央には、大型で中央部が矩形状に開口されたセンター役物(役物装置)200が配置されている。その開口内には、表示画面に特別図柄の抽選(変動及び停止)に関する各種演出等の映像を表示する液晶表示器(LCD)からなる演出図柄表示装置105が設けられ、センター役物200の右下部には、特別図柄の抽選(変動及び停止)を表示する特別図柄表示装置106と、普通図柄の抽選(変動及び停止)を表示する普通図柄表示装置107が設けられている。
センター役物200の左側には、普通図柄始動入賞口としての通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、センター役物200の真下には、特別図柄始動入賞口(特別図柄始動通過領域/スタート・チャッカー)としての上始動口108、及び、普通電動役物(電動チューリップ)に係る入賞口としての下始動口110が配置され、さらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して変動入賞装置(特別電動役物)112が配置されている。
変動入賞装置112は、左右幅方向を長手とした矩形状の大入賞口(アタッカー)114を備えており、この大入賞口114内には、遊技仕様に応じて通称「Vゾーン」と呼ばれる連続役物作動口(図示省略)を設けることもできる。大入賞口114は、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球が開閉扉116に案内されて大入賞口114へ入賞する。
また、遊技領域101には、遊技領域101内を自重落下する遊技球を所定の経路に誘導する多数の遊技釘122(一部のみ図示)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたセンター役物200や変動入賞装置112には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図8参照)が多数設けられている。
(センター役物の構成)
次に、本発明の一実施形態に係るセンター役物200について詳細に説明する。
図3に示されるように、本実施形態のセンター役物200は、演出図柄表示装置105の下側近傍に、左右方向に延出されたステージ202が設けられている。演出図柄表示装置105の左側には、遊技領域101の左側を流下する遊技球PBが進入可能な左ワープ通路入口204、及び、左ワープ通路入口204に入った遊技球PBをステージ202の左側端部まで誘導する左ワープ通路206が形成されている。また、演出図柄表示装置105の上側には、遊技領域101の右側に進入した遊技球PBが進入可能な右ワープ通路入口208が形成されており、演出図柄表示装置105の上側から右側に掛けては、右ワープ通路入口208に入った遊技球PBをステージ202の右側端部まで誘導する特別ワープ通路としての右ワープ通路210が設けられている。
図3及び図4に示されるように、ステージ202は、左右方向における略中央部が少し***して凸曲面状とされており、その***部212の左右に対照形状の凹曲面状のスロープ214L、214Rが形成された、なだらかな波形状とされている。
このステージ202に設けられた***部212の頂面部分(最高位部)は、上始動口108の略真上に位置しており、***部212の前側には、***部212の上面よりも少し高くされたガイド壁216が突設され、ガイド壁216の存在しないスロープ214L、214Rの最低位部付近では前側が開放されている。
図6及び図7に示されるように、***部212の頂面における後部には、遊技球PBを後側へ誘導する浅いガイド溝218が形成されている。このガイド溝218の後方下側には、中央通路220の通路入口222が配置されており、中央通路220は、***部212の後側から下側に掛けて延設され、通路出口224が上始動口108の真上に配置されている。
また、右側のスロープ214Rの右側端部には、突起部215が一体的に形成されている。この突起部215は、図6に示されるように、平面視が遊技盤100の盤面奥行き方向(矢印Z方向)に幅狭となる台形状とされており、図5に示されるように、上面には前側の一部を除き、前側(盤面手前側)から後側(盤面奥側)へ向けて下り傾斜した傾斜面215Aが形成されている。
このステージ202の後側には、中央通路220の通路入口222を除く左右の所定範囲にガイド壁226L、226Rが立設されている。さらに、右側のスロープ214Rの後側には、隔壁となるガイド壁226Rを挟んで特別通路228が隣接配置されており、この特別通路228は、ステージ202のスロープ214Rと平行になるよう左右方向に延出され、通路上面が右側から左側へ緩やかに下り傾斜して中央通路220の通路入口222に至っている。
上記の構成されたステージ202側へ遊技球PBを誘導する本実施形態の右ワープ通路(特別ワープ通路)210は、図3及び図4に示されるように、遊技領域101の上部中央付近に配置された右ワープ通路入口208から外レール102に沿うように右下方向へ略円弧状に延設されステージ202及び特別通路228の右側端部に至っている。また、演出図柄表示装置105の上側に配置された上流側ワープ通路230は、センター役物200のベース201前面に形成されて前側が開放されており、演出図柄表示装置105の右側に配置された下流側ワープ通路232は、ベース201の前面及び外周壁234と、それらに対応して取り付けられた通路カバー236によって構成されている。
図4及び図7に示されるように、外周壁234の内周面には、下流側ワープ通路232区間の上部付近と中間部付近に2つの進路変更板240、242が内方へ向けて突設されており、下部付近に凸部244が設けられている。これらの進路変更板240、242は、基端側(内周面側)から先端側へ向けて下り傾斜しており、凸部244は、遊技盤100の盤面奥行き方向(図7の矢印Z方向)に直線状に延出され、ステージ202の右側端部に設けられた突起部215の右上近傍に位置している。
一方、通路カバー236は、透明樹脂材料で断面L字形に形成されており(図6参照)、ベース201の前面における演出図柄表示装置105の右側に取り付けられることで、ベース201の前面及び外周壁234の内周面との間に通路空間を形成している。また、通路カバー236が透明樹脂材製であることにより、通路カバー236の前面236A及び側面236Bを通して通路内部が視認可能とされている。
通路カバー236の内面には、下流側ワープ通路232区間の中間部付近と下部付近に2つの進路変更板241、243が外方(進路変更板240、242側)へ向けて突設されている。これらの進路変更板241、243は、基端側(通路カバー236の側面236B側)から先端側へ向けて下り傾斜しており、通路カバー236がベース201に取り付けられると、上側の進路変更板241がベース201側の進路変更板240、242の間に配置され、下側の進路変更板243がベース201側の進路変更板242と凸部244の間に配置される。これにより、下流側ワープ通路232は、通路入口側となる上部から通路出口側となる下部へ向けて互い違い配置された4つの進路変更板240〜243により、盤面横方向となる左右方向(矢印X方向)に蛇行するよう(ジグザグ状)に構成されている。
また、本実施形態の下流側ワープ通路232は、図5及び図7に示されるように、通路の全区間において、盤面奥行き方向となる前後方向の寸法(図6の寸法WZ)が遊技球PBの球径よりも大きくされており、さらに、その前後方向寸法(通路断面積)が通路入口側から通路出口側へ向けて徐々に大きくなるよう形成されている。詳細には、例えば通路入口側では球径の2倍程度、通路出口側では球径の4倍程度に設定されている。そして、この下流側ワープ通路232を含む右ワープ通路210の出口の直下近傍には、前述したステージ202の突起部215が配置されている。
(制御系の構成)
次に、図8を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図8に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、上始動口108への入賞球を検出する上始動入賞センサ(第1種始動口入賞センサ)180、下始動口110への入賞球を検出する下始動入賞センサ182、普通図柄始動口である通過ゲート118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184、大入賞口114への入賞球を検出する大入賞口センサ186、遊技仕様に応じて大入賞口114内に設けられたVゾーンへの入賞球を検出するVゾーンセンサ188がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。
さらに、主制御部150には、下始動口(始動入賞装置)110に設けられた電動チューリップを作動させる普通電動役物ソレノイド174、大入賞口114の開閉扉116を開放/閉塞させる大入賞口ソレノイド175、保留ランプ176、特別図柄表示装置106、及び普通図柄表示装置107がそれぞれ接続されており、これらの各電気部品や表示装置は、主制御部150からのポート出力により直接制御される。
ここで、遊技球が通過ゲート118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184で検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選が主制御部150にて実行され、その抽選結果が当たりとなった場合は、主制御部150が普通電動役物ソレノイド174を駆動制御して下始動口110(電動チューリップ)を所定時間開放する。
また、遊技球が上始動口108に入賞すると、これを上始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当たり/外れの抽選(以下「特図抽選」と呼ぶ場合がある)が主制御部150にて実行され、この特図抽選の結果が当たりとなった場合は、通常遊技状態から特別遊技(大役遊技)状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。さらに、特図抽選の結果が当たりの場合は、特別遊技状態の終了後に次の当たり確率がアップする確率変動(通常確率⇒高確率)の抽選も続けて実行される。
また、主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、表示制御部156を介して演出図柄表示装置105が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠26に設けられた照明演出用の表示灯142及びエラー用の表示灯144の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠26前面に設けられたスピーカー146L、146Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に表示制御部156を介して制御される演出図柄表示装置105には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカー146L、146Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置107や保留ランプ176による表示内容は、この演出図柄表示装置105で表示するようにしてもよい。
図柄変動パターンには、特別図柄変動パターン及び演出図柄変動パターンがあり、双方共に特図抽選の結果を報知するものであるが、特別図柄変動パターンは予め定められた変動及び停止を行い特図抽選の結果を所定時間経過後に正式に報知する性質のものであるのに対し、演出図柄変動パターンはその特図抽選の結果を報知するまでの過程に演出を加味し、当たり/外れかに一喜一憂させながら報知する性質のものである。
したがって、本実施形態のパチンコ機10では、図3に示されるように、遊技盤100の中央に配置された大型(大画面)の演出図柄表示装置105に演出図柄変動パターンを表示し、特別図柄変動パターンは、遊技盤100の右下に配置された小型の特別図柄表示装置106に形式的に表示するようにしている。
ここで、特図抽選の結果が「当たり」となり、演出図柄表示装置105及び特別図柄表示装置106での図柄変動パターン演出、並びにスピーカー146L、146RからのBGM出力によって、そのことを報知し終えると、特別遊技(大役遊技)状態である大当たり処理が実行される。
この大当たり処理は、変動入賞装置112の開閉扉116が傾動して大入賞口114が所定回数(ラウンド)開放するものであり、1ラウンドの開放時間は約30秒とされ、この間に最大10個の遊技球が入賞可能となる。すなわち、時間制限である30秒、或いは数制限である10個の何れか一方が先に満足されると、そのラウンドは終了となり、Vゾーンを設けた遊技仕様の場合には、現在のラウンドを遊技中に大入賞口114内のVゾーンへの入賞があった場合に、次のラウンドへ移行することが約束される。また、Vゾーンを省いた遊技仕様であれば、単純に所定個数の入賞カウントを行い、次ラウンドに移行する。
このため、特別遊技状態では、通常遊技状態よりも短期間で多くの入賞が期待され、遊技者にとって有利な遊技状態となる。
また、前述したように、演出図柄表示装置105及び特別図柄表示装置106において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに上始動口108に入賞した場合、並びに大当たり処理中に上始動口108に入賞した場合、保留ランプ176の点灯数がその入賞数に応じて最大4個まで増える。
一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、演出図柄表示装置105及び特別図柄表示装置106では、保留分の特図抽選結果を報知するために、新たな図柄変動パターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ176が1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル39の操作により発射装置40を作動させて、遊技球の発射開始、及び、発射ハンドル39の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
(パチンコ機による遊技及び作用)
次に、本実施形態のパチンコ機10による遊技と、センター役物200の右ワープ通路210に誘導される遊技球PBの誘導過程及び振り分け動作について説明する。
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル39を操作すると、一体皿30の球皿部34に貯えられている遊技球PBは球送り装置により一球ずつ発射装置40に供給され、発射装置40によって上方へ発射される(図3参照)。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、主制御部150において普通図柄の当たり/外れの抽選処理が実行され、その抽選結果は、普通図柄表示装置107に表示される。
この普通図柄の抽選結果が「当たり」となった場合は、下始動口110(電動チューリップ)が所定時間開放され、遊技球PBが下始動口110に入賞しやすい状態となる。
また、上始動口108又は下始動口110へ入賞すると、主制御部150において特別図柄の当たり/外れの抽選処理が実行され、その抽選結果は、演出図柄表示装置105に、例えば演出図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経て停止表示されることにより報知される。またこの表示に伴い、特別図柄表示装置106には、抽選結果に対応した特別図柄が表示される。なお、演出図柄表示装置105に表示される演出図柄変動パターンの演出映像には、例えば、リーチを経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け抽選結果を期待感も持って観察し、遊技に対する興趣が高められる。
そして、特別図柄の抽選結果が「当たり」となった場合は、演出図柄表示装置105に予め定められた所定の当たり演出図柄が表示され、特別図柄表示装置106に予め定められた所定の当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、照明演出用の表示灯142の点滅やスピーカー146L、146Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり動作を実行する。
大当たり動作としては、開閉扉116の開閉動作によって大入賞口114が例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高16ラウンド(継続回数)開放されるとともに、大入賞口114内にVゾーンを設けた遊技仕様の場合には、1回の大入賞口114開放時にVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。これにより、遊技者は、発射した遊技球を大入賞口114へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。またこのときは、払出装置160が作動して所定数の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口46から一体皿30の球皿部34に排出される。
また、当たり図柄が予め定められた特定の図柄の組み合わせとなった場合には、上述した大当たり動作の終了後に、次の大当たり確率がアップする「確率変動機能」、あるいは大当たり確率は変わらないが普通図柄表示装置107の変動時間が短縮され下始動口110が開放し易くなって球持ちをよくする「時短機能」といった付加機能が作動して、遊技者にとって有利な遊技状態が展開される。
また、遊技中に、遊技領域101の左側を流下する遊技球PBがセンター役物200の左ワープ通路入口204に進入すると(図3参照)、その遊技球PBは左ワープ通路206を通りステージ202の左側端部に誘導され、慣性力でステージ202上を左右に往復移動しながら減速する。
このステージ202上での遊動中に、遊技球PBが***部212の頂面付近で移動力を失いつつガイド溝216に入り込んだ場合には、ガイド溝216に誘導されて通路入口222に落下し、中央通路220を通って通路出口224から盤面100A側に排出される(図4の矢印A)。そしてこの遊技球PBは、極めて高い確率(ほぼ100%)で上始動口108に入賞する。
また、遊技球PBがスロープ214L、214Rの低位部付近で移動力を失った場合や、遊動中にスロープ214L、214Rの前側に転動した場合には、そのまま盤面100A側に落下し(図4の矢印B、C)、上始動口108への入賞率は極めて低くなる。ただし、下始動口110が開放状態であれば、下始動口110に入賞する可能性はある。
一方、遊技領域101の上部に発射された遊技球PBが遊技領域101の右側に進入し、遊技釘122に誘導されてセンター役物200の右ワープ通路入口208に入ると(図3参照)、その遊技球PBは、右ワープ通路210の上流側ワープ通路230を通って下流側ワープ通路232に誘導され、下流側ワープ通路232を通過する際には、進路変更板240〜243に順に衝突しながら、盤面横方向(矢印X方向)及び盤面奥行き方向(矢印Z方向)に進路を三次元的に変更しながら流下し、最終的に通路出口付近の凸部244に衝突して突起部215の傾斜面215A上に落下する。そして、この遊技球PBは、突起部215に対する落下位置、衝突速度や衝突方向(進入方向)等の条件で、ステージ202又は右ワープ通路入口208に振り分けられる。
ここで、特別通路228に振り分けられた遊技球PBは、特別通路228上を上流側(右側)から下流側(左側)へ転動し、通路入口222に落下する。そして、上述したように、中央通路220を通って盤面100A側に排出され、極めて高い確率で上始動口108に入賞する。
また、ステージ202に振り分けられた遊技球PBは、上述したように、ステージ202上を遊動して、***部212から中央通路220側に落下する、あるいは、スロープ214L、214Rの低位部付近から盤面100A側に落下して入賞又は非入賞となる。
さらに、例えば右ワープ通路210に連続的に進入した遊技球PBが連続的にステージ202に振り分けられた場合、あるいは、左ワープ通路206から誘導された遊技球PBもステージ202上に存在する場合には、ステージ202上での遊技球同士の衝突により、ステージ202から特別通路228へ飛び移るような現象も起こるため興趣が高められる。
以上説明したように、本実施形態に係るパチンコ機10では、左ワープ通路206及び右ワープ通路210を通ってステージに誘導された遊技球PBは、ステージ202上を遊動しつつ、その遊動の過程で入賞率の異なる複数の経路の何れかに流下し入賞/非入賞となり、このように、遊技球を遊動させて入賞への期待感を高める演出を行うステージと、ステージに遊技球を誘導するワープ通路とを遊技盤に設ける構成では、本実施形態のように、遊技領域101の右側に右ワープ通路210を配置することで、遊技領域101の右側に進入した遊技球PBが右ワープ通路210によってステージ202へ誘導され、入賞の機会が与えられるようになる。また、ステージ202に対し遊技盤100の盤面奥行き方向に隣接させて特別通路228を設けるとともに、ステージ202の右側端部には右ワープ通路210に対応させて振り分け手段としての突起部215を設けることで、右ワープ通路210によって誘導された遊技球PBが突起部215によってステージ202又は特別通路228に振り分けられるようになる。
このように、右ワープ通路210からステージ202又は特別通路228への振り分け経路を遊技盤面に対して立体的に配置していることにより、遊技球PBが特別通路228へ振り分けられる際は、盤面奥行き方向へ三次元的に進路変更するようになる。これにより、この振り分け時の遊技球PBの挙動が複雑となって視覚的な興趣が高められ、球振り分け過程の演出性が向上する。また、ステージ202に振り分けられた遊技球PBは、ステージ202上を遊動することで入賞への期待感を高める演出が行われるようになる。したがって、これらの演出が組み合わせられることにより遊技性が向上する。
さらに、遊技球PBがステージ202に連続的に振り分けられた場合や、左ワープ通路206を通って誘導された遊技球PBもステージ202上に存在する場合は、ステージ202上で遊技球同士の衝突による挙動の変化が生まれたり、衝突時の衝撃で遊技球PBがステージ202から特別通路228へ移ったりするようなハプニングも起こるようになり、更に興趣の高い遊技を提供することができる。
また、本実施形態では、右ワープ通路210の下流側ワープ通路232を流下する遊技球PBが、進路変更板240〜243に衝突しながら遊技盤100の盤面横方向及び奥行き方向に三次元的に進路変更しながら流下するため、この下流側ワープ通路232を流下する遊技球PBの挙動も複雑となる。これにより、右ワープ通路210でも視覚的な興趣が高められ、振り分けに至るまでの演出性が向上する。また、この右ワープ通路210を通過して突起部215に落下する遊技球PBの落下ポイントはランダムになるため、振り分けにも影響するようになり、球振り分け過程の演出性が更に向上する。
また、本実施形態では、右ワープ通路210における下流側ワープ通路232の内部が通路カバー236の前面236A及び側面236Bを通して外部から視認できるため、通路内を自由に進路変更しながら複雑に挙動する遊技球PBの様子が前方及び側方から視認できるようになり、遊技者に対して視覚的な演出を十分に提供することができる。
また、本実施形態では、振り分け手段をステージ202に一体的に設けた突起部215で構成していることにより、例えばステージに別体の振り分け手段を取り付けるような場合に比べて構成を簡素化することができる。また、ステージ202又は特別通路228への球振り分け率は、この突起部215の形状や傾斜面215Aの角度等の条件設定を変えることにより容易に変更することができる。
以上、本発明を上述した特定の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の形態が実施可能である。
例えば、上記の実施形態では、遊技盤100上に左ワープ通路206と右ワープ通路210の2つのワープ通路を設けた場合で説明したが、ワープ通路の数はこれに限定されず、左ワープ通路206を削除して右ワープ通路210のみとしてもよく、あるいは、右ワープ通路210の他に2つ以上のワープ通路を設けるようにしてもよい。
また、透明な通路カバー236を用いその前面236A及び側面236Bを通して下流側ワープ通路232の内部を視認可能としているが、センター役物200のベース201における少なくとも外周壁234は透明樹脂材料等で形成する、あるいは、その外周壁に相当する構造部を通路カバー側に設けるなどにより、通路内部が前面及び両側面を通して視認できるように構成することもできる。
また、遊技球PBをステージ202又は特別通路228に振り分ける振り分け手段としての突起部215は、ステージ202に一体的に設けて固定しているが、別体として交換可能とする、あるいは、傾斜角度が調整できるような調整機構等を組み込むようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 図1のパチンコ機における内枠、ガラス枠、及び遊技盤を示す正面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る遊技盤に設けられたセンター役物の右ワープ通路及びステージ付近を示す拡大正面図である。 本発明の一実施形態に係るセンター役物に設けられた右ワープ通路を示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係るセンター役物に設けられた右ワープ通路、ステージ及び特別通路を示す図5の6−6線断面で見た平面断面図である。 本発明の一実施形態に係るセンター役物に設けられた右ワープ通路、ステージ及び特別通路を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
100 遊技盤
100A 盤面
101 遊技領域
200 センター役物
201 ベース
202 ステージ
206 左ワープ通路(誘導通路)
210 右ワープ通路(誘導通路)
215 突起部(振り分け手段)
215A 傾斜面
228 特別通路
230 上流側ワープ通路
232 下流側ワープ通路
234 外周壁
236 通路カバー
236A 前面
236B 側面
PB 遊技球

Claims (2)

  1. 遊技者の操作で発射された遊技球が始動口に入賞することにより図柄の抽選に関する演出が行われる遊技盤と、
    上部の入口側から下部の出口側へ向けて互い違いに傾斜配置された複数の進路変更板を備え、前面及び少なくとも一方の側面を通して外部から内部が視認可能とされ、前記遊技盤の右側領域に設けられ、該右側領域に進入して流下する遊技球に対し前記遊技盤の盤面奥行き方向に前記入口側よりも前記出口側で大きい自由度を与えると共に、遊技球を盤面横方向となる左右方向及び前記盤面奥行き方向に蛇行させながら流下させる誘導通路と、
    前記遊技盤の盤面手前側から前記盤面奥行き方向へ向けて下り傾斜した傾斜面が形成され、前記誘導通路の前記出口から流下して当った遊技球を振り分ける振り分け手段と、
    前記振り分け手段で振り分けられた遊技球を遊動させつつ前記始動口への入賞率異なる複数の経路の何れかに流下させるステージと、
    前記ステージに対し前記遊技盤の盤面奥行き方向に隣接して設けられ、前記振り分け手段で振り分けられた遊技球を所定の経路に流下させる特別通路と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記振り分け手段は、前記ステージに一体的に設けられた突起部であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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