JP5997023B2 - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室内を暖房、換気などするために用いる浴室暖房乾燥機に関する。
冬場の入浴時、暖房された居室と冷えた浴室との温度差によるヒートショックを防止するために、浴室を暖めるなどするための浴室暖房乾燥機が広く実用に供されている。近年、この浴室乾燥暖房器において、更なる機能を追加するために、浴室をサウナ空間として利用してサウナ効果を得るミスト発生装置を備えたものが普及している。(例えば、特許文献1参照)。この浴室暖房乾燥機は、浴室の天井などに取り付けられる暖房乾燥機本体と、温水を生成して暖房乾燥機本体に温水を供給する熱源機と、ミストを発生するミスト発生装置とを備え、暖房乾燥機本体は、温水を利用して空気を加熱するための暖房用熱交換器と、浴室内の空気を循環するための循環ファンと、浴室内の空気を換気するための換気ファンとを有し、またミスト発生装置は、温水を利用して水を加熱するためのミスト用熱交換器と、ミストを発生するミスト発生ノズルとを有している。一般的なミスト発生装置は、ミスト発生ノズルとしてスプラッシュミスト発生ノズルを備え、また改良型のミスト発生装置では、ミスト発生ノズルとしてスプラッシュミスト発生ノズル及びマイクロミスト発生ノズル(スプラッシュミスト発生ノズルよりもより細かなミストを発生するもの)を備えている。
この浴室暖房乾燥機をスプラッシュミスト運転(又はマイクロミスト運転)するときには、熱源機、暖房乾燥機本体及びミスト発生装置が作動され、熱源機において燃料用ガスが消費され、暖房乾燥機本体において電力が消費され、またミスト発生装置では水道水が消費される。
特開2011−200431号公報
近年、環境に優しい機器の一つとして、ランニングコストを表示して省エネルギーを意識して運転してもらうようにした機器が注目され、このミストサウナ機能を備えた浴室暖房乾燥機においてもランニングコスト表示機能を備えたものの実用化が望まれている。
しかしながら、この種の浴室暖房乾燥機においては、ランニングコストを表示する機能を有するものはなく、ランニングコストを表示することができなかった。仮に、ランニングコスト表示機能を付けようとすると、熱源機にて消費される燃料用ガスの消費量を計測するための流量計測装置が必要となり、また暖房乾燥機本体にて消費される電力の消費量を計測するための電力計測装置が必要となり、更にミスト発生装置で消費される水道水の消費量を計測するための流量計測装置が必要となり、ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機にランニングコスト表示機能を持たせるためには、これら計測装置などに起因してその構造が複雑になるとともに、製作コストが高価となる問題がある。
本発明の目的は、ミスト発生装置を備えたものにおいても比較的簡単な構成でもってランニングコスト表示機能を持たせることができる浴室暖房乾燥機を提供することである。
本発明の請求項1に記載の浴室暖房乾燥機は、浴室内を暖房乾燥するための暖房乾燥機本体と、ミストを生成して噴出するミスト発生装置と、温水を生成して前記暖房乾燥機本体及び前記ミスト発生装置に供給するための熱源機と、を具備する浴室暖房乾燥機であって、
前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいてランニングコストを算出するためのランニングコスト演算手段と、前記ランニングコスト演算手段により算出したランニングコストを表示するランニングコスト表示手段とを備えており、
前記ランニングコスト演算手段は、運転初期の非定常運転状態における非定常運転コストを演算する非定常運転コスト演算手段と、前記非定常運転状態後の定常運転状態における定常運転コストを演算する定常運転コスト演算手段とを含み、前記ミスト発生装置は、前記浴室内にミストを噴出するスプラッシュミスト発生ノズルを含んでおり、
前記スプラッシュミスト発生ノズルからミストを噴出するスプラッシュミスト運転においては、前記非定常運転コスト演算手段は、前記非定常運転状態における前記熱源機のガス消費量及び前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づいて前記非定常運転状態における非定常運転コストを演算し、前記定常運転コスト演算手段は、前記定常運転状態における前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいて前記定常運転状態における定常運転コストを演算し、前記ランニングコスト演算手段は、前記非定常運転コスト演算手段により演算された前記非定常運転コスト及び前記定常運転コスト演算手段により演算された前記定常運転コストに基づいて前記スプラッシュミスト運転状態のランニングコストを算出することを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の浴室暖房乾燥機は、浴室内を暖房乾燥するための暖房乾燥機本体と、ミストを生成して噴出するミスト発生装置と、温水を生成して前記暖房乾燥機本体及び前記ミスト発生装置に供給するための熱源機と、を具備する浴室暖房乾燥機であって、
前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいてランニングコストを算出するためのランニングコスト演算手段と、前記ランニングコスト演算手段により算出したランニングコストを表示するランニングコスト表示手段とを備えており、
前記ランニングコスト演算手段は、運転初期の非定常運転状態における非定常運転コストを演算する非定常運転コスト演算手段と、前記非定常運転状態後の定常運転状態における定常運転コストを演算する定常運転コスト演算手段とを含み、前記ミスト発生装置は、マイクロミストを噴出するマイクロミスト発生ノズルを含んでおり、
前記マイクロミスト発生ノズルからミストを噴出するマイクロミスト運転においては、前記非定常運転コスト演算手段は、前記非定常運転状態における前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいて前記非定常運転状態における非定常運転コストを演算し、前記定常運転コスト演算手段は、前記定常運転状態における前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいて前記定常運転状態における定常運転コストを演算し、前記ランニングコスト演算手段は、前記非定常運転コスト演算手段により演算された前記非定常運転コスト及び前記定常運転コスト演算手段により演算された前記定常運転コストに基づいて前記マイクロミスト運転状態のランニングコストを算出することを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の浴室暖房乾燥機では、前記暖房乾燥機本体は、前記熱源機からの温水との間の熱交換により浴室内の空気を加熱する暖房用熱交換器を備え、前記ミスト発生装置は、前記熱源機からの温水との間の熱交換により水道水を加熱するミスト用熱交換器を含み、前記熱源機の供給側と前記暖房用熱交換器及び前記ミスト用熱交換器の流入側とは温水往きラインを介して接続され、前記熱源機の戻り側と前記暖房用熱交換器及び前記ミスト用熱交換器の流出側とは温水戻りラインを介して接続され、前記暖房用熱交換器の前記流入側に関連して、温水の往き温度を検知するための温水往き温度検知手段が設けられ、また前記暖房用熱交換器の前記流出側に関連して、温水の戻り温度を検知するための温水戻り温度検知手段が設けられ、更に、前記非定常運転状態から前記定常運転状態に移行したことを判定する定常状態移行判定手段が設けられており、
前記温水往き温度検知手段及び前記温水戻り検知手段の設定時間当たりの検知温度差変化が第1所定温度以下になると、前記定常状態移行判定手段は、前記熱源機、前記暖房乾燥機本体及び前記ミスト発生装置が前記非定常運転状態から前記定常運転状態に移行したと判定することを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の浴室暖房乾燥機では、前記暖房乾燥機本体は、前記熱源機からの温水との間の熱交換により浴室内の空気を加熱する暖房用熱交換器を備え、前記ミスト発生装置は、前記熱源機からの温水との間の熱交換により水道水を加熱するミスト用熱交換器を含み、前記熱源機の供給側と前記暖房用熱交換器及び前記ミスト用熱交換器の流入側とは温水往きラインを介して接続され、前記熱源機の戻り側と前記暖房用熱交換器及び前記ミスト用熱交換器の流出側とは温水戻りラインを介して接続され、前記暖房用熱交換器の前記流出側に関連して、温水の戻り温度を検知するための温水戻り温度検知手段が設けられ、更に、前記定常運転状態を判定するための定常状態判定手段が設けられており、
前記温水戻り検知手段の検知温度の設定時間当たりの温度差が第2所定温度以下になると、前記定常状態判定手段は、前記熱源機、前記暖房乾燥機本体及び前記ミスト発生装置が前記定常運転状態である判定することを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の浴室暖房乾燥機では、前記スプラッシュミスト運転においては、前記非定常運転コスト演算手段は、前記熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては一定額とし、前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び前記非定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、また前記定常運転コスト演算手段は、前記熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては単位時間当たりのガス消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出することを特徴とする。
更に、本発明の請求項6に記載の浴室暖房乾燥機では、前記マイクロミスト運転においては、前記非定常運転コスト演算手段は、前記熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては一定額とし、前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び前記非定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び前記非定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、また前記定常運転コスト演算手段は、前記熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては単位時間当たりのガス消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の浴室暖房乾燥機によれば、ランニングコスト演算手段は、熱源機のガス消費量、暖房乾燥機本体の電力消費量及びミスト発生装置の水道水消費量に基づいてランニングコストを算出するので、浴室暖房乾燥機をミストサウナ運転させたときのランニングコストを所要の通りに算出することができ、この算出したランニングコストをランニングコスト表示手段に表示することによって、ミストサウナ運転させたときのランニングコストを容易に知ることができる。例えば、熱源機については単位時間当たりの定格ガス消費量を用い、暖房乾燥機本体については単位時間当たりの定格電力消費量を用い、またミスト発生装置については単位時間当たりの定格水道水消費量を用いることによって、比較的簡単にランニングコストを算出することができる。
また、スプラッシュミスト発生ノズルからミストを噴出するスプラッシュミスト運転においては、非定常運転コスト演算手段は、非定常運転状態における熱源機のガス消費量及び暖房乾燥機本体の電力消費量に基づいて非定常運転状態における非定常運転コストを演算し、また定常運転コスト演算手段は、定常運転状態における熱源機のガス消費量、暖房乾燥機本体の電力消費量及びミスト発生装置の水道水消費量に基づいて定常運転状態における定常運転コストを演算し、ランニングコスト演算手段は、これら非定常運転コスト及び定常運転コストに基づいてランニングコストを算出するので、スプラッシュミスト運転におけるランニングコストを比較的簡単に且つ運転状態に即して算出することができる。
また、本発明の請求項に記載の浴室暖房乾燥機によれば、マイクロミスト発生ノズルからミストを噴出するマイクロミスト運転においては、非定常運転コスト演算手段は、非定常運転状態における熱源機のガス消費量、暖房乾燥機本体の電力消費量及びミスト発生装置の水道水消費量に基づいて非定常運転状態における非定常運転コストを演算し、また定常運転コスト演算手段は、定常運転状態における熱源機のガス消費量、暖房乾燥機本体の電力消費量及びミスト発生装置の水道水消費量に基づいて定常運転状態における定常運転コストを演算し、ランニングコスト演算手段は、これら非定常運転コスト及び定常運転コストに基づいてランニングコストを算出するので、マイクロミスト運転におけるランニングコストを比較的簡単に且つ運転状態に即して算出することができる。
また、本発明の請求項に記載の浴室暖房乾燥機によれば、暖房乾燥機本体の暖房用熱交換器の流入側に関連して設けられた温水往き温度検知手段とこの暖房用熱交換器の流出側に関連して設けられた温水戻り温度検知手段との設定時間(例えば、10分間程度)当たりの検知温度差変化が第1所定温度(例えば、5℃程度)以下になると、定常状態移行判定手段が熱源機、暖房乾燥機本体及びミスト発生器が定常運転状態に移行したと判定するので、この定常運転状態に移行したことを確実に判定することができる。この定常運転状態への移行判定とは、既に定常運状態に移行していることを判定するものであり、非定常運転状態から定常運転状態への切換えが上記設定時間前に行われ、この移行判定から設定時間前の時点で運転状態が切り換わっており、この時点より前の期間において浴室暖房乾燥機が非定常運転状態で運転され、この時点より後の期間において定常運転状態で運転される。
また、本発明の請求項に記載の浴室暖房乾燥機によれば、暖房乾燥機本体の暖房用熱交換器の流出側に関連して設けられた温水戻り温度検知手段の検知温度の設定時間(例えば、10秒)当たりの温度差が第2所定温度(例えば2℃程度)以下になると、定常状態判定手段は、熱源機、暖房乾燥機本体及びミスト発生器の運転状態が定常運転状態になったと判定し、この時点から熱源機、暖房乾燥機本体及びミスト発生装置が安定運転状態で運転される。
また、本発明の請求項に記載の浴室暖房乾燥機によれば、スプラッシュミスト運転状態における非定常運転状態においては、熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては一定額とし、暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び非定常運転状態の運転時間に基づいて演算するので、非定常運転コストを簡単に演算することができる。また、スプラッシュミスト運転状態における定常運転状態においては、熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては単位時間当たりのガス消費量及び定常運転状態の運転時間に基づいて演算し、暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び定常運転状態の運転時間に基づいて演算し、またミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び定常運転状態の運転時間に基づいて演算するので、定常運転コストを簡単に演算することができる。
更に、本発明の請求項6に記載の浴室暖房乾燥機によれば、マイクロミスト運転状態における非定常運転状態においては、熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては一定額とし、暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び非定常運転状態の運転時間に基づいて演算し、ミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び非定常運転状態の運転時間に基づいて算出するので、非定常運転コストを簡単に演算することができる。また、マイクロミスト運転状態における定常運転状態においては、熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては単位時間当たりのガス消費量及び定常運転状態の運転時間に基づいて演算し、暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び定常運転状態の運転時間に基づいて演算し、またミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び定常運転状態の運転時間に基づいて演算するので、定常運転コストを簡単に演算することができる。
本発明に従う浴室暖房乾燥機の一実施形態を示す断面図。 図1の浴室暖房乾燥機における温水制御系を示す図。 図1の浴室暖房乾燥機を運転制御する操作リモコンを示す正面図。 図1の浴室暖房乾燥機を作動制御する制御系を示すブロック図。 浴室暖房乾燥機をスプラッシュミスト運転したときの運転時間とガス/水道水/電力の消費量及び往き戻りの温度差との関係を示す図。 浴室暖房乾燥機をスプラッシュミスト運転したときのランニングコストの算出の流れを示すフローチャート。 浴室暖房乾燥機をマイクロミスト運転したときの運転時間とガス/水道水/電力の消費量及び往き戻りの温度差との関係を示す図。 浴室暖房乾燥機を他の制御でもってスプラッシュミスト運転したときのランニングコストの算出の流れを示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う浴室暖房乾燥機の一実施形態について説明する。図1において、図示の浴室暖房乾燥機は暖房乾燥機本体2を備え、この暖房乾燥機本体2は例えば浴室の天井に取り付けられる。この暖房乾燥機本体2内には、循環流路4及び換気流路6が設けられている。循環流路4は、暖房乾燥機本体2内において図1の右部から中間部にわたって設けられ、この循環流路4に、空気を加熱するための暖房用熱交換器8と、浴室内の空気を循環するための循環ファン10とが設けられている。暖房用熱交換器8は、略水平に延びる第1熱交換部12と、略垂直に延びる第2熱交換部14とを有し、第1熱交換部12が循環ファン10の下側に配設され、第2熱交換部14が循環ファン10の内側に配設されている。第1及び第2熱交換部12,14は複数本の中空パイプを有し、加熱媒体としての温水が後述する如くしてこれら中空パイプを通して流れる。
暖房乾燥機本体2の下面には、浴室内の空気を吸入するための吸入口18と、浴室内に空気を吹き出すための吹出し口20が設けられ、循環流路4の上流端部は吸入口18に連通され、その下流端部は吹出し口20に連通されている。この形態では、循環流路4の下流側部は仕切り板22によって上下に仕切られ、この仕切り板22の上側に上流路部24が規定され、その下側に下流路部26が規定されている。循環ファン10が矢印16で示す方向に回動すると、浴室内の空気は吸入口20を通して吸入され、循環流路4を実線矢印で示すように流れ、吸入された空気の一部は上流路部24を通して流れ、その残部が下流路部26を通して流れ、これらの空気が合流した後吹出し口22から浴室内に吹き出され、このようにして浴室内の空気が循環流路4(上流路部24及び下流路部26)を通して循環され、このように循環流路4を流れる空気は、暖房用熱交換器8を流れる温水との間で熱交換されて加温される。
吹出し口20には、吹き出す空気の風向きを変えるためのルーバ28が配設されている。ルーバ28は揺動軸30を中心として揺動自在に支持され、ルーバ用モータ32(図4参照)によって揺動され、このルーバ28によって吹出し口20から吹き出す空気の向きが調節される。
また、換気流路6は、暖房乾燥機本体2内において図1の中間部から左部にわたって設けられている。暖房乾燥機本体2の側面(図1における左側面)には排気口(図示せず)が設けられ、換気流路6の上流端部が循環流路4に連通され、その下流端部が排気口に連通されている。この換気流路6には換気ファン34が配設され、換気ファン34が所定方向に回動すると、浴室内の空気は吸入口18を通して吸引され、循環流路4の一部を通し換気流路6を破線矢印で示すように流れて排出口(図示せず)から屋外に排出される。
図2をも参照して、この暖房乾燥機本体2に関連して熱源機36が設けられ、この熱源機36にて生成された加熱媒体としての温水が暖房乾燥機本体2に供給される。熱源機36は例えばガス給湯装置から構成され、燃料用ガスを燃焼させて温水を生成するための燃焼バーナ38及び温水を送給するための送給ポンプ40を備えている。この熱源機46の供給側接続部42が温水往きライン44を介して暖房用熱交換器8の流入側に接続され、またその戻り側接続部46が温水戻りライン48を介して暖房用熱交換器8の流出側に接続され、温水往きライン46には、このライン46を開閉するための熱動弁50が配設されている。このように構成されているので、熱源機36からの温水は、温水往きライン44、暖房用熱交換器8及び温水戻りライン48を通して循環される。
この浴室暖房乾燥機には、更に、ミストサウナ効果を得るためのミスト発生装置52が設けられている。ミスト発生装置52は、ミスト用熱交換器54(図2参照)、スプラッシュミスト発生ノズル56及びマイクロミスト発生ノズル58を備えている。ミスト用熱交換器54は水道水を温めて温水とするものであり、その温水系統の流入側がミスト用温水往きライン60を介して温水往きライン44(具体的には、熱動弁50の上流側)に接続され、その温水系統の流出側がミスト用温水戻りライン62を介して温水戻りライン48に接続され、ミスト用温水往きライン60には、温水の流量を制御する水比例弁61が配設されている。
また、ミスト用熱交換器54の水系統の流入側は給水ライン64を介して水道管(図示せず)に接続され、その水系統の流出側は排水ライン66を介して排水部(図示せず)に接続されている。給水ライン64には、水道水に含まれる不純物(錆など)を除去するためのストレーナ65が配設されているとともに、給水ライン64を開閉する給水電磁弁67が配設されている。また、排水ライン66には、この排水ライン66を開閉する排水電磁弁69が配設されている。
このように構成されているので、温水往きライン44からの温水の一部は、ミスト用温水往きライン60、ミスト用熱交換器54及びミスト用温水戻りライン62を介して温水戻りライン48に流れ、また水道管からの水道水は、給水ライン64、ミスト用熱交換器54及び排水ライン66を通して流れ、このミスト用熱交換器54において温水系統の温水との熱交換により水系統の水が加温されて温水となる。
スプラッシュミスト発生ノズル56は、スプラッシュミスト(50〜100μm程度の粒径のミスト)を噴霧させるノズルであり、暖房乾燥機本体2の吹出し口20近傍に配設される(図1及び図2参照)。このスプラッシュミスト発生ノズル56には、排水ライン66(排水電磁弁69の配設部位より上流側部位)から分岐するスプラッシュミストライン68が接続され、スプラッシュミストライン68を通して流れる温水がスプラッシュミスト発生ノズル56から浴室内に噴霧される。このスプラッシュミストライン68には、このライン68を開閉するスプラッシュミスト用電磁弁70が配設され、給水電磁弁67及びスプラッシュミスト用電磁弁70が開状態で、排水電磁弁69が閉状態のときに、給水ライン64からの水道水がミスト用熱交換器54で加温された後にスプラッシュミスト発生ノズル56に送給される。
また、マイクロミスト発生ノズル58は、マイクロミスト(スプラッシュミストよりも小さいミストであって、5〜20μm程度の粒径のミスト)を噴霧させるノズルであり、暖房乾燥機本体2の循環流路4における上流路部24内に配設されている(図1参照)。このマイクロミスト発生ノズル58には、排水ライン66(具体的には、スプラッシュミストライン68の分岐部位よりも上流側部位)から分岐するマイクロミストライン72が接続され、マイクロミストライン72を通して流れる温水がマイクロミスト発生ノズル58から循環流路4の上流路部24内に噴霧される。このマイクロミストライン72には、このライン72を開閉するマイクロミスト用電磁弁74が配設され、給水電磁弁67及びマイクロミスト用電磁弁74が開状態で、排水電磁弁69が閉状態のときに、給水ライン64からの水道水がミスト用熱交換器54で加温された後にマイクロミスト発生ノズル58に送給される。
この形態では、マイクロミスト発生ノズル58に関連して、更に、次の通りに構成されている。循環流路4の上流路部24における、空気の流れ方向に見てマイクロミスト発生ノズル58の下流側に、フィルタ76が配設されている。このフィルタ76は、マイクロミスト発生ノズル58から噴霧されたミストのうち粒径の大きなミストをカットし、粒径の小さなマイクロミストのみがフィルタ76を通過して吹出し口20から浴室内に噴霧される。
また、仕切り板22には集水部78が設けられ、この集水部78には下方に延びる連通路80が設けられ、この連通路80に電磁開閉弁81が設けられている。循環流路4の下流路部26における、連通路80の下方に、蒸発用熱交換器82が配設されている。蒸発用熱交換器82はミスト用温水戻りライン62に配設され、ミスト用熱交換器54を流れた後の戻り温水が蒸発用熱交換器82を通して温水戻りライン48に流れる。このように構成されているので、フィルタ76から流下した温水(又は水)は、集水部78に集められ、連通路80を流れて蒸発用熱交換器82に流下し、蒸発用熱交換器82を流れる温水からの熱によって蒸発され、かく蒸発されたミストが下流路部26を流れる加温空気とともに吹出し口20から浴室内に流れる。尚、この実施形態では、フィルタ76から流下した温水(又は水)を利用するために蒸発用熱交換器82を設けているが、この蒸発用熱交換器82を省略し、この温水(又は水)を排水するようにしてもよい。
この浴室暖房乾燥機には、各種温度を検知するために温水往き温度検知手段84、温水戻り温度検知手段86、ミスト温水温度検知手段88及び浴室温度検知手段90が設けられている。温水往き温度検知手段84は、熱源機36から暖房用熱交換器8に供給される温水の温度(往き温度)を検知するためのものであり、温水往きライン44における、ミスト用温水往きライン60との接続部位より上流側に配設されている。この温水往き温度検知手段84は、温水往きライン44における、ミスト用温水往きライン60との接続部位より下流側(熱動弁50の上流側)に配設するようにしてもよい。また、温水戻り温度検知手段86は、暖房用熱交換器8から熱源機36に戻る温水の温度(戻り温度)を検知するためのものであり、温水戻りライン48における、ミスト用温水戻りライン62との接続部位より下流側に配設されている。この温水戻り温度検知手段86は、温水戻りライン48における、ミスト用温水戻りライン62との接続部位より上流側に配設するようにしてもよい。
また、ミスト温水温度検知手段88は、スプラッシュミスト発生ノズル56及びマイクロミスト発生ノズル58に送給される温水の温度を検知するためのものであり、ミスト用熱交換器54の下流側(この形態では、ミスト用熱交換器54とマイクロミストライン72との接続部位と間の部位)に配設されている。また、浴室温度検知手段86は浴室内の温度を検知するためのものであり、暖房乾燥機本体2の下面近傍に配設されている。温水往き温度検知手段84、温水戻り温度検知手段86、ミスト温水温度検知手段88及び浴室温度検知手段90からの検知信号は、後述するコントローラ92に送給される
この浴室暖房乾燥機は、図3に示す操作リモコン93を含み、この操作リモコン93を用いて操作運転される。操作リモコン93は、浴室暖房乾燥機の運転モードを設定するための運転モード設定手段94を備え、この実施形態では、この運転モード設定手段94は、暖房運転モードを設定する暖房スイッチ96、乾燥運転モードを設定する乾燥スイッチ98、換気運転モードを設定する換気スイッチ100、涼風運転モードを設定する涼風スイッチ102、スプラッシュミスト運転モードを設定するスプラッシュスイッチ104及びマイクロミスト運転を設定するマイクロスイッチ106を備えている。
操作リモコン93は、更に、浴室暖房乾燥機の運転を停止させるための停止スイッチ108、ルーバ28の角度位置を設定する(即ち、ルーバ28から吹き出す空気の風向を設定する)風向スイッチ110、運転時間を設定するための時間設定スイッチ112及び浴室温度を設定するための温度設定スイッチ114を備えている。時間設定スイッチ112は、設定運転時間を所定時間(例えば、1分)ずつアップさせるためのアップスイッチ116と、設定運転時間を所定時間(例えば、1分)ずつダウンさせるためのダウンスイッチ118とから構成され、また温度設定スイッチ78は、設定浴室温度を所定温度(例えば、1℃)ずつアップさせるためのアップスイッチ120と、設定浴室温度を所定温度(例えば、1℃)ずつダウンさせるためのダウンスイッチ122とから構成されている。
操作リモコン93は、更に、表示手段124及び送受信手段126(図4参照)を含んでいる。表示手段124は運転モード設定手段94により設定された運転モード、時間設定スイッチ112により設定された設定運転時間、温度設定スイッチ114により設定された設定浴室温度、更には後述する如くして算出されたランニングコストなどを表示し、また、送受信手段126は運転モード設定手段94により設定された運転モード信号、時間設定スイッチ112により設定された設定時間信号、温度設定スイッチ114により設定された設定温度信号、風向スイッチ110により設定された設定風向信号、停止スイッチ108により設定された停止信号などをコントローラ92(図4参照)に送信するとともに、コントローラ92からのランニングコスト信号(後述する)を受信する。
この実施形態では、浴室暖房乾燥機は、図4に示すコントローラ92によって作動制御される。図示のコントローラ92は、例えばマイクロプロセッサから構成される制御手段128、温度差演算手段130、温度差変化演算手段132、温度上昇判定手段134、定常状態移行判定手段136、異常信号生成手段138、計時手段140、時間演算手段142及び送受信手段144を備えている。制御手段128は、熱源機36、暖房乾燥機本体2及びミスト発生装置52を後述する如く制御し、温度差演算手段130は、暖房用熱交換器8の往き温水(流入側温水)の温度(即ち、温水往き温度検知手段84の検知温度)とその戻り温水(流出側温水)の温度(即ち、温水戻り温度検知手段86の検知温度)との温度差を後述する如く演算し、温度差変化演算手段132は、暖房用熱交換器8の流入側及び流出側の温度差変化を後述する如く演算し、温度上昇判定手段134は、設定時間(例えば、5〜20秒程度に設定され、1例として10秒に設定される)当たりの温度差(温度差演算手段130による演算値)が設定温度(例えば、5℃前後に設定される)以上であると温水が所要の通りに加温されて上昇していると判定し、また定常状態移行判定手段136は、設定時間(例えば7〜12分間程度に設定され、一例として10分に設定される)当たりの温度差変化を利用して定常運転状態への移行を判定し、この温度差変化が第1所定温度(例えば、3〜7℃程度に設定され、一例として5℃に設定される)以下になると、浴室暖房乾燥機が定常運転状態に移行したと判定する。また、異常信号生成手段138は、後述する場合に異常信号を生成し、計時手段140は時間を計時し、時間演算手段142は、後述する如く時間を演算し、送受信手段144は、操作リモコン93の送受信手段126との間で各種信号の送受信を行う。尚、この形態では、定常運転状態への移行判定とともに、熱源機36から供給される温水の温度上昇の判定を行っているが、温水の温度上昇判定を省略してもよく、この場合、温度差演算手段130及び温度上昇判定手段134を省略することもできる。
このコントローラ92は、ランニングコスト演算手段146、第1メモリ148及び第2メモリ150を含み、このランニングコスト演算手段146は、非定常運転コスト演算手段152及び定常運転コスト演算手段154を有している。非定常運転コスト演算手段152は、次のようにして非定常運転状態における非定常運転コストを演算し、定常運転コスト演算手段154は、次のようにして定常運転状態における定常運転コストを演算し、ランニングコスト演算手段146は、非定常運転コスト及び定常運転コストに基づきランニングコストを算出する。
第1メモリ148には、非定常運転時間、定常運転時間、非定常運転コスト、定常運転コスト及びランニングコストなどの情報が記憶され、これら情報の一部又は全部は浴室暖房乾燥機の運転毎に更新される。また、第2メモリ150には、単位時間当たりのガス消費量、単位時間当たりの電力消費量、単位時間当たりの水道水消費量、ガス料金単価、電気料金単価、水道水料金単価及び非定常運転時のガス消費料金などが登録される。
この浴室暖房乾燥機におけるスプラッシュミスト運転及びマイクロミスト運転を概説すると、次の通りである。主として図1及び図2を参照して、スプラッシュミスト運転においては、暖房乾燥機本体2、熱源機36及びミスト発生装置52が作動される。即ち、熱源機36(即ち、燃焼バーナ38及び送給ポンプ40)が作動され、また暖房乾燥機本体2の熱動弁50が作動され、更にミスト発生装置52の比例弁61及び給水弁67が作動される。従って、熱源機36からの温水(例えば、約80℃の温水)は、温水往きライン44、暖房乾燥機本体2の暖房用熱交換器8及び温水戻りライン48を通して流れるとともに、温水往きライン44を流れる温水の一部は、ミスト用温水往きライン60、ミスト用熱交換器54、蒸発用熱交換器82及びミスト用温水戻りライン62を通して温水戻りライン48に流れ、熱源機36にて生成された温水が暖房乾燥機本体2及びミスト発生装置52を通して循環される。
そして、温水往き温度検知手段84の検知温度が所定温水温度(例えば、60℃)になると、暖房乾燥機本体2の循環ファン10が作動され、循環ファン10によって浴室内の空気が循環流路4を通して循環され、暖房用熱交換器8にて温水との間で熱交換により加温された空気が吹出し口20から吹き出し、浴室内が温められる。
このように浴室内が温められて浴室温度検知手段90の検知温度が所定浴室温度(例えば、25℃)以上になると、ミスト発生装置52の給水電磁弁67及びスプラッシュミスト用電磁弁70が作動して開状態となり、給水ライン64を通して供給される水道水がミスト用熱交換器54にて温水との間で熱交換されて加温され、加温された温水が排水ライン66及びスプラッシュミストライン68を通してスプラッシュミスト発生ノズル56に送給され、このスプラッシュ発生ノズル56から浴室内に噴出され、浴室をサウナ空間として利用したスプラッシュミストによるサウナ効果が得られる。
また、マイクロミスト運転においては、上述したと略同様に、暖房乾燥機本体2、熱源機36及びミスト発生装置52が作動される。熱源機36及び暖房乾燥機本体2が上述したと同様に作動され、更にミスト発生装置52のマイクロミスト用電磁弁74、比例弁61及び給水電磁弁67が作動される。従って、熱源機36からの温水(例えば、約80℃の温水)は、上述したと同様にして暖房乾燥機本体2及びミスト発生装置52を通して循環される。また、給水ライン64からの水道水がミスト用熱交換器54、排水ライン66及びマイクロミストライン72を通してマイクロミスト発生ノズル58に送給され、このマイクロミスト発生ノズル58から循環流路4(上流路部24)内に噴霧される。このとき、循環ファン10は作動していないので、マイクロミスト発生ノズル58から噴出したマイクロミストは、フィルタ76を通過して流れず、このフィルタ7及び仕切り板22を流れて集水部78に集められる。
そして、温水往き温度検知手段84の検知温度が所定温水温度(例えば、60℃)になると、暖房乾燥機本体2の循環ファン10が作動され、循環ファン10によって浴室内の空気が循環流路4を通して循環され、この循環流路4(上流路部24)を流れる空気にマイクロミスト発生ノズル58からのマイクロミストが含まれ、マイクロミストを含む加温された空気が吹出し口20から吹き出す。また、電磁開閉弁81が作動して開状態となり、集水部78に集められた水は、連通路80を通して下方に蒸発用熱交換器82の表面に流れ、この蒸発用熱交換器82を流れる間に蒸発して循環流路4(下流路部26)を流れる空気に含まれて吹出し口20から吹き出し、浴室をサウナ空間として利用したマイクロミストによるサウナ効果が得られる。尚、マイクロミスト発生ノズル58から噴霧された大粒径のミストは、フィルタ76を通過することなく、このフィルタ76の表面を流下して集水部78に集められる。
この浴室暖房乾燥機では、スプラッシュミスト運転(又はマイクロミスト運転)におけるランニングコストは、次のようにして演算される。スプラッシュミスト運転(又はマイクロミスト運転)においては、上述したように、熱源機36、暖房乾燥機本体2及びミスト発生装置52が作動され、ランニングコスト演算手段146は、熱源機36のガス消費量、暖房乾燥機本体2の電力消費量及びミスト発生装置52の水道水消費量に基づいてランニングコストを演算する。
浴室暖房乾燥機のスプラッシュミスト運転では、運転開始からの時間とガス消費量、電力消費量及び水道水消費量との関係は、図5に示す通りとなり、暖房用熱交換器8の往き温水(流入側温水)の温度とその戻り温水(流出側温水)の温度との温度差が安定するまではガス消費量は大きく変動し、この温度差が安定するとガス消費量は大きく変動せずほぼ一定となる。このようなことから、暖房用熱交換器54の往き温水温度(流入側温度)と戻り温水温度(流出側温度)との温度差が安定するまでは浴室暖房乾燥機は非定常運転状態で運転されるとし、その温度差が安定した後は浴室暖房乾燥機は定常運転状態で運転されるとしてランニングコストを演算している。
この実施形態では、暖房用熱交換器8の戻り温水の温度(温水往き温度検知手段84の検知温度)とその戻り温水の温度(温水戻り温度検知手段86の検知温度)との温度差の変化割合、即ち測定時間としての設定時間(例えば、10分間)当たりの温度差の変化度合いを利用しており、この温度差変化(温度差変化度合い)が第1所定温度(例えば、5℃)以下になると、暖房用熱交換器8での水と温水との間の熱交換の度合いが低く、定常状態移行判定手段136は既に定常運転状態に移行したと判定し、コントローラ92は、この判定時点(T2)から測定時間前(この形態では、10分前)の時点(T1)に浴室暖房乾燥機が非定常運転状態から定常運転状態に切り換わったと処理して後述するようにランニングコストを演算する。
そして、このことに関連して、非定常運転状態における非定常運転コストについては非定常運転コスト演算手段152が演算し、定常運転状態における定常運転コストについては定常運転コスト演算手段154が演算する。この実施形態では、浴室暖房乾燥機の運転状況に即して非定常運転コストを比較的簡単に演算するために、熱源機36におけるガス消費料金(G1)については一律に一定金額(例えば、6円)とし(定常運転状態のガス消費量に比して非定常運転状態におけるガス消費量が少なく、また非定常運転状態の運転時間は略一定で、このときのガス消費量も略一定であり、それ故に、非定常運転状態におけるガス消費量を一定にしてそのガス消費料金については一律とすることができる)、暖房乾燥機本体2の電力消費料金(D1)については、暖房乾燥機本体2の単位時間当たりの定格電力消費量、即ち循環ファン10及びルーバ用モータ32の単位時間当たりの定格電力消費量を用い、この定格電力消費量、非定常運転状態の運転時間及び電気料金単価に基づいて演算することができ、この電力消費料金(D1)は、D1=(単位時間当たりの定格電力消費量)X(非定常運転状態の運転時間)X(電力料金単価)により算出される。尚、このスプラッシュミスト運転においては浴室内の温度が設定浴室温度(例えば、25℃)に達するまでは、スプラッシュミスト発生ノズル56からのスプラッシュミストの噴出がほとんどなく、従って、この非定常運転状態においては、ミスト発生装置52における水道水消費料金(S1)は、発生しないとすることができる。
また、浴室暖房乾燥機の運転状況に即して定常運転コストを比較的簡単に演算するために、ガス消費料金(G2)については、ガス消費量が安定していることから、熱源機36(即ち、燃焼バーナ45)の単位時間当たりの定格ガス消費量を用い、この定格ガス消費量、定常運転状態の運転時間及びガス料金単価に基づいて演算することができ、このガス消費料金(G2)は、G2=(単位時間当たりの定格ガス消費量)X(定常運転状態の運転時間)X(ガス料金単価)により算出される。また、電力消費料金(D2)については、暖房乾燥機本体2の単位時間当たりの定格電力消費量、即ち循環ファン10及びルーバ用モータ32の単位時間当たりの定格電力消費量を用い、この定格電力消費量、定常運転状態の運転時間及び電気料金単価に基づいて演算することができ、この電力消費料金(D2)は、D2=(単位時間当たりの定格電力消費量)X(定常運転状態の運転時間)X(電力料金単価)により算出される。更に、定常運転状態においてはミスト発生装置52のスプラッシュミスト発生ノズル56からスプラッシュミストが噴出していることから、水道水料金(S2)については、ミスト発生装置52の単位時間当たりの定格水道水消費量を用い、この定格水道水消費量、定常運転状態の運転時間及び水道水料金単価に基づいて演算することができ、この水道水消費料金(S2)は、S2=(単位時間当たりの定格水道水消費量)X(定常運転状態の運転時間)X(水道水料金単価)により算出される。
次に、主として図2、図4及び図6を参照して、上述した浴室暖房乾燥機のスプラッシュミスト運転におけるランニングコスト算出の流れについて説明する。操作リモコン93のスプラッシュミストスイッチ104をオン操作する(ステップS1)と、浴室暖房乾燥機の非定常運転が開始される(ステップS2)。この非定常運転においては、熱源機36が作動して温水が生成され(ステップS3)、暖房乾燥機本体2が作動し(ステップS4)、更にミスト発生装置52が作動する(ステップS5)。従って、熱源機36にて生成された温水が暖房乾燥機本体2の暖房用熱交換器8を通して循環されるとともに、ミスト発生装置52のミスト用熱交換器54及び蒸発用熱交換器82を通して循環される。また、循環ファン10が作動して浴室内の空気が循環流路4を通して循環され、この循環の際に暖房用熱交換器8により空気が加温される。
このようにして非定常運転が行われると、計時手段104が作動して計時を開始する(ステップS6)。また、温水往き温度検知手段84が暖房用熱交換器8の流入側温水の温度を検知し(ステップS7)、温水戻り温水検知手段86が暖房用熱交換器8の流出側温水の温度を検知し(ステップS8)、これら温水往き温度検知手段84及び温水戻り温度検知手段86からの検知信号がコントローラ92に送給される。
このように検知信号が送給されると、コントローラ92の温度差演算手段130が暖房用熱交換器8の温水往き温度(温水往き温度検知手段84の検知温度)及び温水戻り温度(温水戻り温度検知手段86の検知温度)の温度差を演算し、この温度差(温度差演算手段130の演算値)が設定温度(例えば、5℃)以上に達しないときには、ステップS9からステップS10に進む。ステップS10においては、非定常運転の開始から温度上昇確認時間(例えば、20分程度に設定される)経過したかが判断され、温度上昇確認時間経過しないときにはステップS9に戻るが、この温度上昇確認時間経過すると、暖房用熱交換器8における空気との熱交換が不充分で空気の温度上昇が少なく(換言すると、暖房用熱交換器8における熱交換が不充分で温水の温度低下が少ない)、温水の生成に何らかの異常が発生しているとしてステップS11に進む。
ステップS11においては、コントローラ92の異常信号生成手段102が異常信号を生成し、制御手段128は、この異常信号に基づいてランニングコストの演算を中止し(ステップS12)、更にランニングコスト算出のエラー表示が行われ、(ステップS13)、このようにしてランニングコストの演算が終了する。
ステップS9において、暖房用熱交換器8の温水往き温度及び温水戻り温度の温度差が設定温度(5℃以上)に達すると、温度上昇判定手段134は、熱源機36において正常に温水が生成されて暖房用熱交換器8にて正常に熱交換が行われていると判定する。そして、ステップS9からステップS14に移る。ステップS14においては、温度差変化演算手段132が測定時間t(例えば、10分間)における温水往き温度及び温水戻り温度の温度差の温度差変化を演算し、この温度差変化が第1所定温度(例えば、5℃)を超えていると、ステップS14からステップS15に進む。ステップS15においては、温度上昇判定手段134が正常に熱交換されていると判定した後移行判定時間(例えば、20分間程度に設定される)が経過したかが判断され、この移行判定時間を経過しないときにはステップS14に戻り、この移行判定時間を経過するまでステップS14及びステップS15が繰り返し遂行されるが、移行判定時間を経過すると、温水の循環系統に何らかの異常が発生して暖房用熱交換器8にて空気との熱交換が不充分で空気の温度上昇が少ないとしてステップS11に移り、その後、上述のステップS11からステップS13が遂行され、ランニングコストの算出は途中で終了し、そのエラー表示が行われる。
ステップS14において、測定時間t(10分間)における暖房用熱交換器8の温水往き温度及び温水戻り温度の温度差変化が5℃以下になると、定常状態移行判定手段136は、熱源機36、暖房乾燥機本体2及びミスト発生装置52の作動が正常に行われ、浴室内の温度が所要の通りに上昇して定常運転状態に既に移行していると判定する(ステップS16)。この定常運転状態への移行判定は、この判定時点T2よりも測定時間t前に(即ち、この判定における測定時間開始時に)浴室暖房乾燥機の非定常運転が終了し、その後定常運転状態に切り換わっていることを示す。
この判定結果に関連して、コントローラ92の時間演算手段142は、運転開始から非定常状態で運転された非定常運転時間T1(T1=T2−t)を演算し(ステップS17)、この非定常運転時間T1がコントローラ92の第1メモリ148に登録され(ステップS18)、これに伴い、定常運転開始時刻が登録される(ステップS19)。
その後、浴室暖房乾燥機の定常運転状態において、操作リモコン93の停止スイッチ108をオン操作すると、ステップS20からステップS21に進み、浴室暖房乾燥機の定常運転が終了する(熱源機36、暖房乾燥機本体2及びミスト発生装置52が作動停止する)。かくすると、コントローラ92の時間演算手段142は、計時手段140が計時した定常運転終了までの運転時間及び非定常運転の運転時間に基づいて定常運転状態の運転時間を演算し(ステップS22)、演算された定常運転状態の運転時間が第1メモリ148に登録される(ステップS23)。
このように浴室暖房乾燥機の運転が終了すると、非定常運転コスト演算手段152は、非定常運転状態における熱源機36のガス消費量に基づくガス消費料金(G1)及び暖房乾燥機本体2の電力消費量に基づく電力消費料金(G1)に基づき非定常運転コスト(H1:H1=G1+D1)を演算し、演算された非定常運転コストが第1メモリ148に登録され(ステップS24)、また定常運転コスト演算手段154は、定常運転状態における熱源機36のガス消費量に基づくガス消費料金(G2)、暖房乾燥機本体2の電力消費量に基づく電力消費料金(G2)、及びミスト発生装置52の水道水消費量に基づく水道水消費料金(G3)に基づき定常運転コスト(H2:H2=G2+D2+S2)を演算し、演算された定常運転コストが第1メモリ148に登録される(ステップS25)。そして、ランニングコスト演算手段146は、非定常運転コスト演算手段152による非定常運転コスト(H1)及び定常運転コスト演算手段154による定常運転コスト(H2)に基づきトータル運転コスト、即ちランニングコスト(R:R=H1+H2)を演算し、演算されたランニングコストが第1メモリ148に登録され(ステップS26)、このランニングコスト情報がコントローラ92から操作リモコン93に送信されてその表示手段124に表示される(ステップS27)。
次に、浴室暖房乾燥機のマイクロミスト運転では、運転開始からの時間とガス消費量、電力消費量及び水道水消費量との関係は、図7に示す通りとなり、上述したスプラッシュミスと運転と同様に、暖房用熱交換器8の往き温水(流入側温水)の温度とその戻り温水(流出側温水)の温度との温度差が安定するまではガス消費量は大きく変動し、この温度差が安定するとガス消費量は大きく変動せずほぼ一定となる。このようなことから、スプラッシュミスト運転と同様に、暖房用熱交換器54の温水往き温度(流入側温度)と温水戻り温度(流出側温度)との温度差が安定するまでは浴室暖房乾燥機は非定常運転状態で運転され、その温度差が安定した後は浴室暖房乾燥機は定常運転状態で運転され、このように運転されるとしてランニングコストの演算が行われる。
マイクロミスト運転においても、図5と図7とを対比することによって容易に理解される如く、暖房用熱交換器8の温水往き温度(温水往き温度検知手段84の検知温度)とその温水戻り温度(温水戻り温度検知手段86の検知温度)との温度差の変化割合、即ち測定時間としての設定時間(例えば、10分間)当たりの温度差の変化度合いを利用しており、この温度差変化(温度差変化度合い)が第1所定温度(例えば、5℃)以下になると、暖房用熱交換器8での温水との間の熱交換の度合いが低く、定常状態移行判定手段136は既に定常運転状態に移行していると判定する。
このマイクロミスト運転においては、上述したように、浴室暖房乾燥機の運転開始から水道水が給水ライン64、ミスト用熱交換器54、排水ライン66及びマイクロミストライン72を通してマイクロミスト発生ノズル58に供給されるように構成されており、この構成を除くその他の構成及び制御は、上述したスプラッシュミスト運転と同様であり、またそのランニングコストの演算及び表示の流れも、図6に示すスプラッシュミスト運転における流れと同様である。
このマイクロミスト運転においては、非定常運転状態では、熱源機36、浴室乾燥機本体2及びミスト発生装置52が作動されるので、非定常運転コスト演算手段152は、熱源機36のガス消費料金(G1)、暖房乾燥機本体2の電力消費料金(G1)及び水道水の消費料金に基づいて非定常運転コスト(H1)を演算する。尚、このときのガス消費料金(G1)については一律とすることができ、暖房乾燥機本体2の電力消費料金(D1)については、暖房乾燥機本体2の単位時間当たりの定格電力消費量、非定常運転状態の運転時間及び電力料金単価に基づき算出することができ、また水道水消費料金(S1)については、ミスト発生装置52の単位時間当たりの定格水道水消費量、非定常運転状態の運転時間及び水道水料金単価に基づき算出することができる。
また、定常運転状態では、スプラッシュミスト運転と同様に、熱源機36、浴室乾燥機本体2及びミスト発生装置52が作動されるので、定常運転コスト演算手段154は、熱源機36のガス消費料金(G2)については、熱源機36の単位時間あたりの定格ガス消費量、定常運転状態の運転時間及びガス料金単価に基づき算出することができ、暖房乾燥機本体2の電力消費料金(D2)については、暖房乾燥機本体2の単位時間当たりの定格電力消費量、定常運転状態の運転時間及び電力料金単価に基づき算出することができ、また水道水消費料金(S2)については、ミスト発生装置52の単位時間当たりの定格水道水消費量、定常運転状態の運転時間及び水道水料金単価に基づき算出することができる。
以上、本発明に従う浴室暖房乾燥機の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、スプラッシュミスト運転及びマイクロミスト運転の双方の運転を行う形態のものに適用して説明したが、このようなものに限定されず、スプラッシュミスト運転又はマイクロミスト運転のいずれか一方の運転を行う形態のものにも同様に適用することができる。
また、上述した実施形態では、定常状態移行判定手段136により浴室暖房乾燥機が定常運転状態に移行したことを判定しているが、このような定常状態移行判定に代えて、定常状態判定手段(図示せず)を設け、この定常状態判定手段により浴室暖房乾燥機が定常運転状態となったことを次のように判定するようにしてもよく、この場合、温度差変化演算手段132及び定常状態移行判定手段136を省略することができ、また温度差演算手段130は暖房用熱交換機8の温水戻り温度の温度差を演算する。尚、この形態において、上述した実施形態と同様のものについては、同様の参照番号を用いて説明する。
この形態では、暖房乾燥機本体2の暖房用熱交換器8の戻り温水(流出側温水)の温度変化を利用して定常状態になったことを判定している。図8において、この形態の浴室暖房乾燥機のスプラッシュミスト運転におけるステップS31〜ステップS36の流れは、上述した実施形態のステップS1〜ステップS6(図6参照)の流れと同様である。
このような非定常運転状態において、暖房用熱交換器8の温水戻り温度(流出側温度)の検知が行われ(ステップS37)、温度差演算手段130は、この温水戻り温度(温水戻り温度検知手段86の検知温度)の温度差(例えば、10秒前の温度と現時点の温度との温度差)を演算し、この戻り温度差が5℃以上に達しないときには、ステップS38からステップS39に進み、ステップS39〜ステップS42の流れは、図6におけるステップS10〜ステップS13の流れと同様である。
このステップS38において、暖房用熱交換器8の戻り温度差が5℃以上になると、熱源機36にて正常に温水が生成されて温水戻り温度が上昇したとしてステップS43に移る。このステップS43においては、この戻り温度差が第2所定温度(例えば、2℃程度に設定される)以下になったかが判断され、第2所定温度(2℃)以下になるまでステップS43及びステップS44が繰り返し遂行され、このような状態が定常判定時間(例えば、20分間程度に設定される)行われると、温水循環系統に何らかの異常が発生したとしてステップS44からステップS40に移り、ステップS40〜ステップS42が遂行される。
このステップS43において、暖房用熱交換器8の温水戻り温度(温水戻り温度検知手段86の検知温度)の温度差が2℃以下になると、熱源機36、暖房乾燥機本体2及びミスト発生装置52の作動が正常に行われて浴室内の温度が安定したとして、定常状態判定手段(図示せず)は定常運転状態になったと判定し、浴室暖房乾燥機の非定常状態の運転が終了する(ステップS45)。
このようにして浴室暖房乾燥機の非定常状態の運転が終了した後に定常状態の運転が開始され、その後浴室暖房乾燥機の運転が終了した後に非定常運転状態の非定常運転コスト及び定常運転状態の定常運転コストの演算が行われ、これらについてのステップS45〜ステップS54の流れは、上述した実施形態におけるステップS17〜ステップS27の流れとほぼ同様であり、このようにしても上述したと同様にランニングコストを演算して表示することができる。
2 暖房乾燥機本体
8 暖房用熱交換器
44 温水往きライン
48 温水戻りライン
52 ミスト発生装置
54 ミスト用熱交換器
56 スプラッシュミスト発生ノズル
58 マイクロミスト発生ノズル
60 ミスト用温水往きライン
62 ミスト用温水戻りライン
82 蒸発用熱交換器
84 温水往き温度検知手段
86 温水戻り温度検知手段
92 コントローラ
93 操作リモコン
130 温度差演算手段
132 温度差変化演算手段
134 温度上昇判定手段
136 定常状態移行判定手段
146 ランニングコスト演算手段
152 非定常運転コスト演算手段
154 定常コスト演算手段










Claims (6)

  1. 浴室内を暖房乾燥するための暖房乾燥機本体と、ミストを生成して噴出するミスト発生装置と、温水を生成して前記暖房乾燥機本体及び前記ミスト発生装置に供給するための熱源機と、を具備する浴室暖房乾燥機であって、
    前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいてランニングコストを算出するためのランニングコスト演算手段と、前記ランニングコスト演算手段により算出したランニングコストを表示するランニングコスト表示手段とを備えており、
    前記ランニングコスト演算手段は、運転初期の非定常運転状態における非定常運転コストを演算する非定常運転コスト演算手段と、前記非定常運転状態後の定常運転状態における定常運転コストを演算する定常運転コスト演算手段とを含み、前記ミスト発生装置は、前記浴室内にミストを噴出するスプラッシュミスト発生ノズルを含んでおり、
    前記スプラッシュミスト発生ノズルからミストを噴出するスプラッシュミスト運転においては、前記非定常運転コスト演算手段は、前記非定常運転状態における前記熱源機のガス消費量及び前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づいて前記非定常運転状態における非定常運転コストを演算し、前記定常運転コスト演算手段は、前記定常運転状態における前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいて前記定常運転状態における定常運転コストを演算し、前記ランニングコスト演算手段は、前記非定常運転コスト演算手段により演算された前記非定常運転コスト及び前記定常運転コスト演算手段により演算された前記定常運転コストに基づいて前記スプラッシュミスト運転状態のランニングコストを算出することを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  2. 浴室内を暖房乾燥するための暖房乾燥機本体と、ミストを生成して噴出するミスト発生装置と、温水を生成して前記暖房乾燥機本体及び前記ミスト発生装置に供給するための熱源機と、を具備する浴室暖房乾燥機であって、
    前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいてランニングコストを算出するためのランニングコスト演算手段と、前記ランニングコスト演算手段により算出したランニングコストを表示するランニングコスト表示手段とを備えており、
    前記ランニングコスト演算手段は、運転初期の非定常運転状態における非定常運転コストを演算する非定常運転コスト演算手段と、前記非定常運転状態後の定常運転状態における定常運転コストを演算する定常運転コスト演算手段とを含み、前記ミスト発生装置は、マイクロミストを噴出するマイクロミスト発生ノズルを含んでおり、
    前記マイクロミスト発生ノズルからミストを噴出するマイクロミスト運転においては、前記非定常運転コスト演算手段は、前記非定常運転状態における前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいて前記非定常運転状態における非定常運転コストを演算し、前記定常運転コスト演算手段は、前記定常運転状態における前記熱源機のガス消費量、前記暖房乾燥機本体の電力消費量及び前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づいて前記定常運転状態における定常運転コストを演算し、前記ランニングコスト演算手段は、前記非定常運転コスト演算手段により演算された前記非定常運転コスト及び前記定常運転コスト演算手段により演算された前記定常運転コストに基づいて前記マイクロミスト運転状態のランニングコストを算出することを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  3. 前記暖房乾燥機本体は、前記熱源機からの温水との間の熱交換により浴室内の空気を加熱する暖房用熱交換器を備え、前記ミスト発生装置は、前記熱源機からの温水との間の熱交換により水道水を加熱するミスト用熱交換器を含み、前記熱源機の供給側と前記暖房用熱交換器及び前記ミスト用熱交換器の流入側とは温水往きラインを介して接続され、前記熱源機の戻り側と前記暖房用熱交換器及び前記ミスト用熱交換器の流出側とは温水戻りラインを介して接続され、前記暖房用熱交換器の前記流入側に関連して、温水の往き温度を検知するための温水往き温度検知手段が設けられ、また前記暖房用熱交換器の前記流出側に関連して、温水の戻り温度を検知するための温水戻り温度検知手段が設けられ、更に、前記非定常運転状態から前記定常運転状態に移行したことを判定する定常状態移行判定手段が設けられており、
    前記温水往き温度検知手段及び前記温水戻り検知手段の設定時間当たりの検知温度差変化が第1所定温度以下になると、前記定常状態移行判定手段は、前記熱源機、前記暖房乾燥機本体及び前記ミスト発生装置が前記非定常運転状態から前記定常運転状態に移行したと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室暖房乾燥機。
  4. 前記暖房乾燥機本体は、前記熱源機からの温水との間の熱交換により浴室内の空気を加熱する暖房用熱交換器を備え、前記ミスト発生装置は、前記熱源機からの温水との間の熱交換により水道水を加熱するミスト用熱交換器を含み、前記熱源機の供給側と前記暖房用熱交換器及び前記ミスト用熱交換器の流入側とは温水往きラインを介して接続され、前記熱源機の戻り側と前記暖房用熱交換器及び前記ミスト用熱交換器の流出側とは温水戻りラインを介して接続され、前記暖房用熱交換器の前記流出側に関連して、温水の戻り温度を検知するための温水戻り温度検知手段が設けられ、更に、前記定常運転状態を判定するための定常状態判定手段が設けられており、
    前記温水戻り検知手段の検知温度の設定時間当たりの温度差が第2所定温度以下になると、前記定常状態判定手段は、前記熱源機、前記暖房乾燥機本体及び前記ミスト発生装置が前記定常運転状態である判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室暖房乾燥機。
  5. 前記スプラッシュミスト運転においては、前記非定常運転コスト演算手段は、前記熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては一定額とし、前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び前記非定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、また前記定常運転コスト演算手段は、前記熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては単位時間当たりのガス消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出することを特徴とする請求項に記載の浴室暖房乾燥機。
  6. 前記マイクロミスト運転においては、前記非定常運転コスト演算手段は、前記熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては一定額とし、前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び前記非定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び前記非定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、また前記定常運転コスト演算手段は、前記熱源機のガス消費量に基づくガスコストについては単位時間当たりのガス消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記暖房乾燥機本体の電力消費量に基づく電力コストについては単位時間当たりの電力消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出し、前記ミスト発生装置の水道水消費量に基づく水道水コストについては単位時間当たりの水道水消費量及び前記定常運転状態の運転時間に基づいて算出することを特徴とする請求項2に記載の浴室暖房乾燥機。
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