JPH071511B2 - セントラル冷暖房装置の料金算出方法および同料金算出装置 - Google Patents

セントラル冷暖房装置の料金算出方法および同料金算出装置

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JPH071511B2
JPH071511B2 JP309092A JP309092A JPH071511B2 JP H071511 B2 JPH071511 B2 JP H071511B2 JP 309092 A JP309092 A JP 309092A JP 309092 A JP309092 A JP 309092A JP H071511 B2 JPH071511 B2 JP H071511B2
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恭一 関口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細分化された負荷側機
器を備えたセントラル冷暖房装置において、多数の負荷
側機器ごとに適正な料金を自動的に算出する方法、およ
び自動的に算出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集合住宅やテナントビルなどの空調を行
う場合、空調負荷が細分化され、かつそれらの空調負荷
の時間帯が雑多であって、監視,制御が困難である。集
合住宅においては、居住している多数の家族のそれぞれ
が独自の生活様式を有しているので空調負荷のパターン
が多様であることは避け難い。テナントビルにおいては
集合住宅に比してこうした問題が少ないとされてきた
が、最近ではテナントビルにおいても空調負荷のパター
ンが多様化する傾向にある。このように、細分化された
空調負荷のそれぞれが多様なパターンを有しているとい
う条件下においては、従来一般に電動式パッケージエア
コンを用いた個別空調方式が用いられていて、セントラ
ル冷暖房は適用できないとされていた。その理由は、多
様化した空調時間帯や負荷変動に対応して緻密な監視,
制御が困難なこと、および、多数の空調負荷のそれぞれ
について個別に、適正な料金を算出できないことであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】集合住宅やテナントビ
ルにおける個別空調方式とセントラル冷暖房方式とを比
較すると、個別空調方式は一般に設備コストもランニン
グコストも割高である。また、ビル全体としての受電容
量も大きく設定しなければならない。また、個別空調方
式ではビルの外壁に多数の屋外機が設置されてビルの美
観を損ねるという問題も有る。セントラル冷暖房方式は
経済的に有利であるにも拘らず、使い勝手の面から昨今
のビル空調にマッチしないとして敬遠されている。この
ように、集合住宅の各家庭やテナントビルの各入居者
が、多少のコスト高を承知で使い勝手の良いことを求め
るのは、現状ではやむを得ないことではあるが、エネル
ギー資源の節約という社会的な要請に背くものである。
特に、エネルギー資源に乏しい我国の産業を考え合わせ
ると、国家的養成に背くものと言っても過言ではない。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたものであって、集
合住宅やテナントビルなどのように負荷が細分化されて
いる冷暖房設備において、集中熱源機として、ランニン
グコストが安く、ビル全体の受電容量を抑制し得る吸収
式冷温水機を用い、かつ、各居住者のそれぞれが負荷側
機器を自由に操作することができ、しかも各負荷側機器
ごとに適正な料金を自動的に算出し得る方法、および、
上記の方法を実施するに好適な算出装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理は、多数の空調負荷
(例えばファンコイルユニット)を、空調時間帯が類似
しているもの毎のグループに区分して配管系を構成し、
グループ単位の監視、制御を行うとともに、消費電力料
金,ガス料金,水道料金等を合計したランニングコスト
を、上記多数の空調負荷(例えばファンコイルユニッ
ト)毎の利用エネルギ量に比例配分するものである。上
述の原理に基づく具体的な手法として本発明に係る方法
は、グループ毎に区分した多数の負荷側機器をグループ
毎に接続した複数の配管系と、上記複数の配管系のそれ
ぞれに設けられた電動弁と、上記多数の負荷側機器に冷
温水を供給する複数の吸収式冷温水機およびその補機よ
りなる機器と、以上に述べた各機器の運転戻り信号を入
力されるとともに、該各機器に対して運転指令信号を出
力するセントラル冷暖房装置の料金を算定する方法であ
って、前記の各機器が消費した電力をコンピュータに入
力して金額に換算し、同じく、消費した水道水量を前記
のコンピュータに入力して金額に換算し、同じく、消費
した燃料ガス量を前記のコンピュータに入力して金額に
換算し、前記各機器に要した付帯経費を前記のコンピュ
ータに入力し、上記の入力値に基づいて、前記のコンピ
ュータにより当該冷暖房設備のランニングコストを算出
し、一方、前記負荷側機器の戻り信号に基づいて、多数
の負荷側機器のそれぞれについて利用したエネルギ量を
算出し、前記のランニングコストを、多数の負荷側機器
それぞれの利用エネルギ量に比例配分することを特徴と
する。
【0005】また、上記の発明方法を実施するために構
成した本発明に係る料金の算定装置は、グループ毎に区
分した多数の負荷側機器をグループ毎に接続した複数の
配管系と、上記複数の配管系のそれぞれに設けられた電
動弁と、上記多数の負荷側機器に冷温水を供給する複数
の吸収式冷温水機およびその補機よりなる機器と、以上
に述べた各機器の運転戻り信号を入力されるとともに、
該各機器に対して運転指令信号を出力するセントラル冷
暖房装置の料金を算出する装置であって、上記の各機器
が消費する電力を検出する電力量計と、水道水量を検出
する水量計と、燃料ガス量を検出するガス流量計とを具
備しており、上記電力量計の出力信号と、水量計の出力
信号と、ガス流量計の出力信号とを入力されて、電気料
金,水道料金およびガス料金を算出する演算機能を有す
るとともに、多数の負荷側機器のそれぞれについて、利
用エネルギ量を算出する演算機能を有し、かつ、料金合
計を各負荷側機器の利用エネルギについて比例配分する
演算機能を有するコンピュータを具備していることを特
徴とする。
【0006】
【作用】上記の算出装置を用いて前記の算出方法を実施
すると、電気料金,ガス料金,水道料金などのランニン
グコストが自動的に集計されるとともに、多数の負荷側
機器(例えばファンコイルユニット)毎に利用したエネ
ルギ量が算出され、かつ、前記のランニングコストが上
記の利用エネルギ量について比例配分されて、適正な料
金が自動的に算出される。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る料金算出装置を備えたセ
ントラル冷暖房設備の1実施例を示す系統図である。吸
収式冷温水機の負荷側機器としてのファンコイルユニッ
トは多数配置されている。本発明において多数とは10
以上の整数を言うものとする。これら多数のファンコイ
ルユニットを、その使用条件に基づいて同一ないし類似
の負荷パターン(すなわち負荷率と負荷時間帯との関係
状態)に区分し、同一ないし類似の負荷パターンを有す
るファンコイルユニット1a1,同1a2,同1a3をグ
ループaとして一つの配管系を形成し、電動弁2aおよ
び流量計3を介して可変流量形の冷温水2次ポンプ4の
吐出口に接続する。この冷温水2次ポンプ4は冷温水往
ヘッダ5から冷温水を供給され、後述のごとく前記流量
計3を介して多数の負荷側機器(ファンコイルユニッ
ト)に冷温水を圧送して循環させる。負荷側機器を流通
した冷温水は2次冷温水戻り温度センサ6を経て冷温水
還ヘッダ7に流入する。図示の1b1,1b2,1b
3は、相互に負荷パターンの類似するファンコイルユニ
ットであって一つの配管系として接続され、電動弁2b
を介してbグループとして前記流量計3の下流側に分岐
接続されている。同様に、負荷パターンの類似するファ
ンコイルユニット1c1,1c2,1c3は、cグループ
として電動弁2cを介して前記流量計3の下流側に分岐
接続されている。前記流量計3の出力信号は流量調節計
8を介して動力回路盤9のインバータ10に接続され、
インタフェイス盤11を介してコンピュータ12に入力
される。同様に、前記の電動弁2a,同2b,同2cの
開閉指令信号および開閉戻り信号もインタフェイス盤1
1を介してコンピュータ12に接続されている。上記の
コンピュータ12には、前記ファンコイルユニットの能
力および冷温水流量、並びに、次に詳述する吸収式冷温
水機15の能力を予め入力しておく。本実施例(図1)
においては、前記冷温水還ヘッダ7と冷温水往ヘッダ5
との間に5基の吸収式冷温水機15が並列に接続されて
いる。これら5基の吸収式冷温水機15のそれぞれは、
冷温水1次ポンプ16を備えており、かつ、冷却水ポン
プ17を介して冷却塔18に接続されている。そして、
これらの機器で消費される電力Eは発振式電力量計19
によりインターフェイス盤11を介してコンピュータ1
2に入力される。また消費されるガスGは発振式ガス流
量計20で、消費される水Wは発振式水量計21で、そ
れぞれインタフェイス盤11を介してコンピュータ12
に入力される。これらのデータは、後述の空調エネルギ
ー課金計算、冷温水可変流量制御、および冷温水発生機
の運転台数制御に用いられる。前記のコンピュータ12
には居住者リスト、各居住者のファンコイルユニットの
配分、電気,ガス,水道のエネルギー単価、および料金
計算式を入力し、記憶させておく。以上のように構成さ
れた装置(図1)において、各居住者が各居住区内に設
けられているファンコイルユニットのスイッチ(図示せ
ず)を任意に操作すると、その運転戻り信号をコンピュ
ータ12が検知し、吸収式冷温水機15とその補機に対
して運転指令を出力し、電動弁に対しては開指令を出力
する。複数基(本例において5機)の吸収式冷温水機1
5は、負荷総量の大小に応じて必要台数だけ運転する。
すなわち、戻り信号を入力されたファンコイルユニット
の能力の合計量をその時点における総負荷量とし、この
総負荷量に比して必要かつ充分な台数(端数は切り上げ
て計算して算出する)の吸収式冷温水機15を運転す
る。その算定方法の1例を次に示す。ファンコイルユニ
ットの総数を200台とし、それぞれのファンコイルユ
ニットの能力を、FCU−1,FCU−2,FCU−3
………FCU−200と表わすことにする。そして、各
ファンコイルユニットの能力が、 であり、 α1+α2+…………α200=αt とする。一方、吸収式冷温水機15の1基の能力をQk
cal/hとすると、その数は5基であるから、 Q×5=Qt…………………(1) ここで、αtとQtとは必ずしも同値ではないので、 K=Qt/αt………………(2) という係数Kを設ける。
【0008】ここで、FCU−1,FCU−5,FCU
−12に戻り信号が有ったとすると、 α1+α5+α12…………(3) 従って、吸収式冷温水機の必要運転台数は、K×(α1
+α5+α12)/Qとなり、この値を切り上げた数字
を要求運転台数Nとする。
【0009】上記の要求運転台数Nの算出は、各機器が
標準条件で定格の能力を発揮するものと仮定して、負荷
側機器が必要とするカロリーを熱源機器1基の能力で除
したものである。しかし、実際の運転状態においては各
機器が定格状態で作動するとは限らず、若干の余裕を以
って作動している場合が多い。従って、必ずしも上記の
運転台数Nの吸収式冷温水機15を運転しなくても良い
場合が有る。例えば外気温が余り高くないときに冷房運
転を行ったり、外気温が余り低くない時に暖房運転を行
う場合は、前記のようにして算出した台数Nを運転しな
くても足りる。このような、運転状態における余裕の程
度の状態(負荷率)は、2次冷温水戻り温度センサ6に
よって検出される2次冷温水の戻り温度によって判断し
得る。すなわち、定格状態における2次冷温水は冷温水
往ヘッダ5から7℃で流出し、冷温水還ヘッダ7に12
℃で流入する。この冷温水ヘッダ7に流入する2次冷温
水の戻り温度が12℃よりも低ければ運転状態に余裕が
有り、12℃よりも高ければ余裕が無いことになる。そ
こで、2次冷温水戻り温度に基づいて算出する必要運転
台数N′を、次のように設定する。冷房運転の場合、 実際の運転においては、前述した要求運転台数Nと、上
記の温度による必要運転台数N′とをコンピュータ12
が比較演算し、いずれか低い方の値をとって吸収式冷温
水機15の運転台数を決定し、運転指令信号を出力して
運転の監視・制御を行う。また、前記と同様にして暖房
運転の場合は、 なお、定格運転状態における暖房時の2次冷温水は60
℃で流出し、55.5℃で流入する。暖房運転の場合
も、前述した冷房運転の場合と同様にNとN′との内で
いずれか小さい方の値をとる。なお、冷,暖房いずれの
場合においても、条件の境界付近での頻繁な運転台数の
変化を避ける(N台目またはN′台目の吸収式冷温水機
15の頻繁な発停動作を防止する)ため、不感時間を設
けることが望ましい。また、吸収式冷温水機の運転台数
制御については、5基の吸収式冷温水機15およびその
付属機器の運転時間累計が平均化するよう、運転の優先
順位を変更するローテーション機能を設けることも、公
知技術を適用して行い得る。さらに、いずれかの吸収式
冷温水機15およびその付属機器が故障した場合は、該
故障機をスキップして次の吸収式冷温水機を運転するス
キップ動作機能を付加しておくことが望ましい。
【0010】次に、電動弁2a,2b〜の開閉制御、お
よび同弁の開閉制御による冷温水の流量制御について説
明する。多数(本例において200個)のファンコイル
ユニット1a1,1a2,1a3,1b1,1b2〜の内の
何れかが運転されると、この運転を開始したファンコイ
ルユニットの運転戻り信号がコンピュータ12に入力さ
れる。該コンピュータ12には、前述のごとく総べての
ファンコイルユニットに関する各種の情報が入力されて
いて、運転戻り信号を受けたファンコイルユニットが属
している配管系グループに接続されている電動弁(2
a,もしくは2b,又は2c〜の内の、いずれか1個以
上)のみを開弁させ、他の電動弁は閉じておく。各電動
弁の開閉状態が決定されると、冷温水の流量は開状態に
ある電動弁の必要流量の合計となり、可変流量形の冷温
水2次ポンプ4はインバータ10により次に述べるよう
にして可変流量制御される。すなわち、コンピュータ1
2は流量調節計8に対して、必要流量に相当する制御用
アナログ信号を出力し、又は、ポンプの回転速度−流量
特性に基づいてインバータ10に対して必要回転速度に
相当する制御用アナログ信号を出力する。また、ファン
コイルユニットの運転戻り信号、電動弁の開閉戻り信
号、吸収式冷温水機とその補機器の運転状態(運転・停
止・故障など)戻り信号はインタフェイス盤11を介し
て瞬時にコンピュータ12が入力検知できるようになっ
ているので、画面表示装置13によって運転状態を表示
することができる。上記の表示は図であっても表であっ
ても良い。図2は監視画面の1例である。どのような形
で運転状態を表示させるかは任意に設定することができ
る。また、プリンタ14によってプリントアウトしても
良い。このようにして冷暖房設備を構成している各種機
器の一括監視が可能である。
【0011】上述のようにして運転状態を監視し制御す
ると同時に、次に述べるようにして冷暖房料金に関する
課金算定を自動的に行わせる。各居住者がファンコイル
ユニットを操作して運転状態にすると、コンピュータ1
2はその運転戻り信号によってこれを検知し、当該ファ
ンコイルユニットの運転時間タイマをカウントし始め
る。このタイマは、当該ファンコイルユニットが停止状
態になるとカウントを停止する。上記のタイマは、料金
決算の決算日に至るまで積算を続け、料金決算日に運転
時間にファンコイルユニットの能力を乗じ、当該ファン
コイルユニットの利用熱量を算出する。上記の能力と
は、負荷側機器(本例においてはファンコイルユニッ
ト)の時間当たり熱量の意であって、例えばkcal/
hで表される。算出の具体的な方法は次のごとくであ
る。ファンコイルユニットFCU−1の時間当たり熱量
をα1kcal/hとし、その使用時間をt1hとする。
ファンコイルユニットFCU−2の時間当たり熱量をα
2kcal/hとし、その使用時間をt2hとする。ファ
ンコイルユニットFCU−3の時間当たり熱量をα3
cal/hとし、以下同様にしてFCU−4からFCU
−199までについて時間当たり熱量と使用時間とを定
めて、ファンコイルユニットFCU−200の時間当た
り熱量をα200kcal/hとし、その使用時間をt200
hとする。これにより、各ファンコイルユニットの冷暖
房利用料金(ランニングコスト原価)は、電気料金+ガ
ス料金+水道料金+付帯経費を、当該ファンコイルユニ
ットの時間当たり熱量×使用時間について比例配分して
求められる。すなわち、 (電気料金+ガス料金+水道料金+付帯経費)×(当該
ファンコイルユニットの時間当たり熱量×当該ファンコ
イルユニットの使用時間)÷(α11+α22+α33
+…………+α200200)となる。上記の算式における(当該ファンコイルユニットの時間
当たり、熱量×当該ファンコイルユニットの使用時間)
という項の意味は、負荷側機器の能力(すなわち時間当
たり熱量)に時間を乗じたものであり、当該負荷側機器
の受益量として料金算定の根拠となる。なお、上記の能
力はコンピュータの記憶回路にインプットしておく。
住者が複数のファンコイルユニットを利用している場合
は、予めコンピュータ12に入力しておけば、居住者ご
との冷暖房利用料金を自動的に算出してプリンタ14で
打ち出すことができる。
【0012】
【発明の効果】セントラル冷房の料金を各受益者に対し
て合理的かつ公正に配分するように計算しようとする場
合、算定要素には常数(例えば各受益者が占有している
負荷側機器の個数やその能力(kcal/h)と、変数
(例えば電気,ガス,水道の使用量)とが有る。本発明
の方法によれば、料金計算に必要な常数を予めコンピュ
ータに与えておくとともに、料金計算に必要な変数が従
量計器からコンピュータに入力されるので、適正な料金
計算が自動的に行なわれる。また本発明の装置は、前記
の演算を行なう機能を有するコンピュータと、前記の変
数を該コンピュータに入力する手段とを具備しているの
で、前記の発明方法を実施するに好適である。特に、上
記発明装置のコンピュータに、各負荷側機器の能力(時
間当たり熱量)を記憶する記憶回路と、運転時間を算定
するタイマ回路とを設けて(能力×運転時間)を算出で
きるようにしておくと、各負荷側機器の利用エネルギ量
が自動的に算出されるので、この算出値に基づいて適正
な受益者負担となるような料金算出をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例における吸収式冷温水機を用
いた冷暖房設備の配管および制御系統図である。
【図2】上記実施例に係る吸収式冷温水機を用いた冷暖
房設備における監視画面の平面図である。
【符号の説明】
1a1,1a2,1a3,1b1,1b2,1b3,1c1
1c2,1c3…負荷側機器としてのファンコイルユニッ
ト、2a,2b,2c…電動弁、3…流量計、4…冷温
水2次ポンプ、5…冷温水往ヘッダ、6…2次冷温水戻
り温度センサ、7…冷温水還ヘッダ、8…流量調節計、
9…動力回路盤、10…インバータ、11…インタフェ
イス盤、12…コンピュータ、13…画面表示装置、1
4…プリンタ、15…吸収式冷温水機、16…冷温水1
次ポンプ、17…冷却水ポンプ、18…冷却塔、19…
発振式電力量計、20…発振式水量計、21…発振式ガ
ス流量計。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グループ毎に区分した多数の負荷側機器
    をグループ毎に接続した複数の配管系と、上記複数の配
    管系のそれぞれに設けられた電動弁と、上記多数の負荷
    側機器に冷温水を供給する複数の吸収式冷温水機および
    その補機よりなる機器と、以上に述べた各機器の運転戻
    り信号を入力されるとともに、該各機器に対して運転指
    令信号を出力するセントラル冷暖房装置の料金を算定す
    る方法であって、前記の各機器が消費した電力をコンピ
    ュータに入力して金額に換算し、同じく、消費した水道
    水量を前記のコンピュータに入力して金額に換算し、同
    じく、消費した燃料ガス量を前記のコンピュータに入力
    して金額に換算し、前記各機器に要した付帯経費を前記
    のコンピュータに入力し、上記の入力値に基づいて、前
    記のコンピュータにより当該冷暖房設備のランニングコ
    ストを算出し、一方、前記負荷側機器の戻り信号に基づ
    いて、多数の負荷側機器のそれぞれについて利用したエ
    ネルギ量を算出し、前記のランニングコストを、多数の
    負荷側機器それぞれの利用エネルギ量に比例配分するこ
    とを特徴とする、セントラル冷暖房装置の料金算出方
    法。
  2. 【請求項2】 グループ毎に区分した多数の負荷側機器
    をグループ毎に接続した複数の配管系と、 上記複数の配管系のそれぞれに設けられた電動弁と、 上記多数の負荷側機器に冷温水を供給する複数の吸収式
    冷温水機およびその補機よりなる機器と、 以上に述べた各機器の運転戻り信号を入力されるととも
    に、該各機器に対して運転指令信号を出力するセントラ
    ル冷暖房装置の料金を算出する装置であって、 上記の各機器が消費する電力を検出する電力量計と、水
    道水量を検出する水量計と、燃料ガス量を検出するガス
    流量計とを具備しており、 上記電力量計の出力信号と、水量計の出力信号と、ガス
    流量計の出力信号とを入力されて、電気料金,水道料金
    およびガス料金を算出する演算機能を有するとともに、
    多数の負荷側機器のそれぞれについて、利用エネルギ量
    を算出する演算機能を有し、かつ、料金合計を各負荷側
    機器の利用エネルギについて比例配分する演算機能を有
    するコンピュータを具備していることを特徴とする、セ
    ントラル冷暖房装置の料金算出装置。
  3. 【請求項3】 前記のコンピュータは、前記多数の負荷
    側機器のそれぞれについて、その能力を記憶する記憶回
    路と、その運転時間を算定するタイマ回路とを有してお
    り、上記の能力に運転時間を乗じて負荷側機器ごとに利
    用エネルギ量を算出するものであることを特徴とする、
    請求項2に記載したセントラル冷暖房装置の料金算出装
    置。
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