JP5993153B2 - トーションレース機 - Google Patents

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Description

本発明は、所期から扁平レースとして展開し易く編み込めるようにしたトーションレース機に関するものである。
一般に、トーションレース機は、平面真円に配したロータメタルの自転によってスピンドルランナー及びボビンを交叉させつつ走行させ、該ボビンから引き出した糸を中心部に集めてリードナイフにより筬打ちし、筒状製品を形成し、扁平に潰して挟圧ローラを通して巻取ドラムに巻き取るようになっている(特開平9−111626号公報参照)。前記巻取ドラムに巻き取った筒状製品は、通常、円周の一ヶ所に抜き糸を使用し、該抜き糸を引き抜いて扁平に展開して種々の用途(例えば、女子服の裾飾、襟飾など)に使用されている。
上記トーションレース機を利用し、扁平状に引き揃えた炭素繊維をボビンに巻き、該ボビンから引き出した炭素繊維糸を中心部に集めてバイヤス方向に平織状に形成し、これに縦入れ技術(特公昭51−36826号公報参照)を利用して縦糸を挿入することにより縦方向及びバイヤス方向に非変形力を示す産業用複合材料品を簡易に作成できる利点がある。
特開平9−111626号公報 特公昭51−36826号公報
しかしながら、炭素繊維は引っ張り方向には極めて高い強度を示すが、折れに対しては脆いため、前述した如く、トーションレース機を用いて、筒状に編成してなる筒状製品を偏平に潰して狭圧ローラに掛けるときに、炭素繊維が折れて脆くなってしまうという問題があったばかりでなく、前記筒状製品の円周の一ヶ所に抜き糸を使用し、これを抜いて扁平製品(一枚物)として展開すると、円周からの偏平であり、展開量が大きく、バイヤス方向に走る炭素繊維にうねり(軽い弓形状カーブ)が生じてしまうことから、そのうねり分だけ伸びる(非変形力が減殺される)という問題もあった。
本発明は、上記問題を解消するためのもので、その目的とするところは、扁平状に引き揃えた炭素繊維が折れることがなく、しかも、扁平に展開してもバイヤス方向に走る炭素繊維に上記のような「うねり」が生じず、伸びの問題のないトーションレース地(産業用複合材料品)が得られるようにした点にある。
上記目的を達成するため、本発明は、ロータメタルを平面半円に配し、該円弧上のロータメタルによって走行する各スピンドルランナーに支持されたボビンから巻戻された炭素繊維糸を、前記ロータメタルの円弧の中心部にある筬打ち部に供給したことを特徴とし、非円筒から偏平にするために折られることがなく、展開量も小さくなるように構成した。
本発明によれば、トーションレース機におけるロータメタルを平面有端円に配置したことを特徴としているから、編成したレースが所期から筒状にならず、巻取ドラムに巻き取るに際して狭圧ローラにて扁平に潰されることもないので、炭素繊維の折れによる強度の減衰が起こらないばかりでなく、円筒からの展開と異って展開量が小さくなるため、炭素繊維にうねりが生ずることがなく、強度が減殺されることもないなど各種の優れた効果を奏するものである。
次に、本発明の実施の態様を添付図面に基づいて説明する。図1は本願トーションレース機の一部切欠平面図、図2は本願トーションレース機の左側面図、図3は本願トーションレース機の正面図、図4はロータメタルとスピンドルランナーの配置を示す部分的平面図、図5はスピンドルランナーに搭載したボビンと縦入れ装置を示す側面断面図、図6は本願トーションレース機により編上がった製品の部分展開図である。
図1において、1は本願トーションレース機である。本願トーションレース機1はロータメタル2、2…が平面有端円に配されている。該平面有端円とは、平面半円の如く、真円でなく、端部がある円を示すもので、1/3円でも、1/4円でも良いが、図示の場合には平面半円を示している。
前記ロータメタル2は、図4から判るように、対向位置に円弧凹部2a、2aを有し、その直交位置に円弧凸部2b、2bを有しているもので、その多数個が、内ガイド板3と外ガイド板3′の間の円弧連続溝3″に、円弧凹部が向かい合うように配置され、その場でそれぞれ右ないし左に回転するように駆動部4に連繋している。
前記ロータメタル2は、その左右にあるロータメタル2の対向する円弧凹部内で180°毎に右または左に回転して正確に停止し、したがって、図4の符号Aに位置しているロータメタル(縞線)2が符号Bと符号Cに位置しているロータメタル2、2の円弧凹部で囲まれた円弧内で矢印イの方向(右)に回ると、AとB間にあるスピンドルランナー5は右方向に、AとC間にあるスピンドルランナー5は左方向にそれぞれ送られ、互いにその位置を交換する。
上記ロータメタル2の作用により、各スピンドルランナー5に搭載されたボビン軸6に嵌合したボビン7から巻き戻された糸8は、図5の一点鎖線の如く、引き出され、図1、図2及び図3の如く、本願トーションレース機1の中心部9に集められ、リードナイフを備えた筬打ち部10にて筬打ちされ、非筒状品(平面半円)としてバイヤス方向に平織状に編成される。しかして、展開により、図6の如く、トーションレース地11になる。
前記駆動部4は、図5の如く、構成されている。すなわち、ロータメタル2の軸心を通る中空軸杆41に遊嵌したクラッチ42を駆動する駆動ギア43が設けられている。該駆動ギア43の回転は、本図には図示していない別の駆動源に連繋している。前記クラッチ42は、シフター44の作用により上下動し、上動時に駆動ギア43の回転をロータメタル2に伝え、下動時には駆動ギア43との連繋を解除するようになっている。
前記トーションレース地11には、図6の如く、縦糸12が挿入されるようになっている。該縦糸12の挿入は、機本体1′の下に設置のボビン13から引き出されてロータメタル2の中空軸杆41の上部から延出した筒体14の上端からトーションレース地11の組織中に入る。換言すれば、本願トーションレース機1により編成されたトーションレース地11は、バイヤス方向に編成された糸8と、その組織中に挿入された縦糸12とにより、縦方向及びバイヤス方向に非変形力を示す産業用複合材料品として作成できることとなる。
前記本願トーションレース機1は、前述の如く、ロータメタル2が平面半円に配されていることから、その両端部15、15′を結ぶ直線16の外側には空きスペースSができることとなる。したがって、この空きスペースSに、図1、図2及び図3の如く、ヤグラ17を組むことができる。該ヤグラ17には、その左右から階段18を掛け、作業者(オペレーター)が登れるようにし、前記本願トーションレース機1の中心部9に設けられた種々の設備(機構)の修理作業や調整作業が作業者の手により直に行えるようになる。
前記本願トーションレース機1では、トーションレース地11は筒状には編成されず、常に、半円品として編成される。該半円品は、扁平にして挟圧ローラ19を通して巻取ドラム(図示せず)に巻き取られる。したがって、筒状品の如く、扁平に潰すことがないので、炭素繊維糸を使用したとしても「折れ」による強度の減衰がない上に、筒状品の円周の一ヶ所に使用した抜き糸を引き抜いて扁平品に展開するのに較べると、展開率が小さく「うねり」の発生がない。
前記ロータメタル2が平面有端円に配した本願トーションレース機は、詳細には説明していなかったが、各ロータメタル2は右方向にも左方向にも自在に回転し、所望のスピンドルランナー(ボビン)を数ステップ先の目的の位置まで他の糸に絡ませず、或いは絡ませつつ運ぶことも可能になっている。
本発明は、扁平状に引き揃えた炭素繊維をバイヤス方向に平織状に形成すること、同時に縦入れも可能なトーションレース機であり、しかも、ロータメタルは平面有端円(主に、平面半円)に配して非円形編成品を作成することを可能にしたことによりその空きスヘペースにヤグラを組んで作業者の手により糸が集中する中心部での修理作業や調整作業が直に行えるから、トーションレース業界において、その利用可能性は高いといえる。
本願トーションレース機の一部切欠平面図である。 本願トーションレース機の左側面図である。 本願トーションレース機の正面図である。 ロータメタルとスピンドルランナーの配置を示す部分的平面図である。 スピンドルランナーに搭載したボビンと縦入れ装置を示す側面断面図である。 本願トーションレース機により編上がった製品の部分展開図である。
1 本願トーションレース機
1′ 機本体
2 ロータメタル
2a 弧状凹部
2b 弧状凸部
3 内側ガイド板
3′ 外側ガイド板
3″ 円弧連続溝
4 駆動部
41 軸杆
42 クラッチ
43 駆動ギア
44 シフター
5 スピンドルランナー
6 ボビン軸
7 ボビン
8 糸(例えば、炭素繊維糸)
9 中心部
10 筬打ち部
11 トーションレース地
12 縦糸
13 機下に設置のボビン
14 筒体
15、15′ 両端部
16 直線
17 ヤグラ
18 階段
19 挟圧ローラ
S 空きスペース

Claims (1)

  1. ロータメタルを平面半円に配し、該円弧上のロータメタルによって走行する各スピンドルランナーに支持されたボビンから巻戻された炭素繊維糸を、前記ロータメタルの円弧の中心部にある筬打ち部に供給したことを特徴とするトーションレース機。
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