JP5989048B2 - 内燃機関のシリンダヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、内部に排気集合部が形成された内燃機関のシリンダヘッドに関する。
多気筒エンジンにおいては、シリンダヘッドの内部に複数の吸気ポート及び排気ポートを形成し、シリンダヘッドの吸気側側面及び排気側側面に対し、吸気を分配する吸気マニホールド及び排気を合流させる排気マニホールドをそれぞれ接合する形態が一般的である。近年では、排気を合流させる排気集合部をシリンダヘッドの内部に形成し、シリンダヘッドの排気側側面に単一の排気出口を形成して単一の排気管をシリンダヘッドに接合する形態のものもある。
排気集合部がシリンダヘッド内に形成された多気筒エンジンは、排気マニホールドを別体で設ける必要がないため、エンジン全体を小型化できる他、排ガスの放熱量を抑制でき、暖機時に排ガス浄化装置の温度を早期に高めて触媒を活性化することができる。また、燃焼室から排気集合部の出口までの距離を短くできるため、排ガスを利用する過給機(ターボチャージャ)を設ける場合に過給機の応答性を向上させることもできる。
その一方で、排気集合部が内部に形成されたシリンダヘッドでは、排気出口及びその近傍の排気集合部を画定する部分がシリンダブロック(シリンダブロックとの接合面)に対して側方に膨出する形状となることが多いため、過度な温度上昇によるシリンダヘッド本体や排気管への熱害を防止するためにこの膨出部分を冷却する必要がある。シリンダヘッド内に形成された排気集合部の周辺を効果的に冷却する構造として、シリンダヘッド内のウォータージャケット(冷却液通路)を、排気集合部を上面側及び下面側から覆うように膨出部分に延出させた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−205042号公報
しかしながら、このように排気集合部が内部に形成されたシリンダヘッドでは、排気出口の直下流に過給機や排ガス浄化装置触媒が設けられると過給機や排ガス浄化装置が高温になることも相俟って、熱負荷が高くなった時に膨出部分の壁が変形する。特に、ウォータージャケットを画定する壁のうち、内側に位置する内壁は排気集合部を画定しており、熱源である排気に直接晒されるため、外側に位置して外気に触れる外壁よりも高温になりやすい。このように内壁と外壁とに温度差が生じると、内壁が外壁よりも大きく膨出方向に熱膨張し、これらの壁には排気出口側の端部に応力が集中する。また、このような熱膨張は、図9の断面図に示すように、排気出口が形成された接合面の平坦性を損ねるような変形や、外壁を内壁に近付けるように撓ませる変形を生じさせるため、シリンダヘッドとその下流側排気通路部材とのシール性が低下するうえ、ウォータージャケットの断面積が縮小して冷却性能が低下する虞がある。
本発明は、このような従来技術に含まれる課題に鑑み、シリンダヘッド内に形成された排気集合部を形成する壁がシリンダブロックに対して側方に膨出する形状となっていても、この膨出部の熱膨張による応力集中を緩和すると共に、熱膨張による変形を抑制して、シリンダヘッドとその下流側排気通路部材とのシール性及び排気集合部周辺の冷却性能を維持できる内燃機関のシリンダヘッドを提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明は、複数のシリンダ(1)が一列に形成されたシリンダブロック(2)の上部に締結され、前記シリンダ内を摺動するピストンの頂面との間に燃焼室(6)を形成し、ヘッド内冷却液通路(30)を備えた内燃機関(E)のシリンダヘッド(3)であって、当該シリンダヘッド内には、上流端が前記燃焼室に開口する複数の排気ポート(8a)と、前記複数の排気ポートを合流させ、当該シリンダヘッドの一側面における長手方向の中間位置に排気出口(8c)を開口させる排気集合部(8b)とが形成され、前記排気出口を画定する部分(18)及びその近傍が、前記シリンダブロックに対して側方に膨出して前記排気集合部を形成する膨出部(19)をなし、前記ヘッド内ウォータージャケットが、前記排気集合部を挟むように前記膨出部に形成された一対の排気側冷却液通路(32、33)を含み、前記膨出部が、前記排気側冷却液通路を画定する一対の外壁(41、42)及び一対の内壁(43、44)を有し、シリンダ列方向に直交しかつ前記排気出口を通る断面において、前記一対の外壁の少なくとも一方の内面(41i、42i)が、前記排気出口側の端部に形成され、前記排気側冷却液通路側に曲率中心を置いて第1の曲率半径(R1、R3)をもって湾曲する第1の湾曲領域(61、71)と、前記第1の湾曲領域よりも前記燃焼室側に形成され、前記排気側冷却液通路側に曲率中心を置いて前記第1の曲率半径よりも大きな第2の曲率半径(R2、R4)をもって湾曲する第2の湾曲領域(62、72)とを含み、前記第2の湾曲領域が、少なくとも前記排気出口側から前記燃焼室側に向けて前記排気側冷却液通路の高さを漸増させる第1部分(66、76)を含む構成とする。
この構成によれば、外壁の内面が第2の湾曲領域を含むことにより、内壁が排気によって加熱されて外壁よりも高温となり、外壁よりも大きく膨出方向に熱膨張した際に、応力が外壁に分散し、外壁と内壁との接続部への応力集中が緩和される。また、第2の湾曲領域が、排気側冷却液通路の高さを漸増させる第1部分を含むことにより、外壁が内壁に近付くように変形した際に直線形状に近付くことで外壁の膨出方向の寸法が大きくなり、排気出口が形成された接合面の平坦性を損ねるような変形が抑制される。そのため、シリンダヘッドとその下流側排気通路部材とのシール性を確保できる。また、第2の湾曲領域が排気側冷却液通路の高さを漸増させる第1部分を含むように形成されているため、外壁が内壁に近付くように変形した際にも排気側冷却液通路の高さを確保して排気集合部周辺の冷却性能を維持できる。
また、上記の発明において、前記一対の外壁の少なくとも一方(42)の内面(42i)が、前記第1の湾曲領域(71)と前記第2の湾曲領域(72)との間に形成され、前記排気側冷却液通路側に曲率中心を置いて前記第1の曲率半径(R3)よりも大きく前記第2の曲率半径(R4)よりも小さな第3の曲率半径(R5)をもって湾曲する第3湾曲領域(73)を更に含み、前記第3湾曲領域が前記第1の湾曲領域及び前記第2の湾曲領域と滑らかに接続している構成とするとよい。
この構成によれば、第1の湾曲領域と第2の湾曲領域との間にこれらの中間的な曲率半径を有する第3湾曲領域が形成されたことにより、熱膨張時における曲率の変化点への応力集中が抑制され、応力をより確実に分散できる。
また、上記の発明において、前記第2の湾曲領域(62、72)が、前記第1部分(66、76)から前記燃焼室(6)側に連続し、前記排気出口(8c)側から前記燃焼室側に向けて前記排気側冷却液通路(32、33)の高さを漸減させる第2部分(67、77)を更に含む構成とすることができる。
この構成によれば、第2の曲率半径を有する第2の湾曲領域を膨出方向に長く形成できるため、発生する応力を外壁に一層分散することができる。また、外壁が内壁に近付くように変形した際の外壁の膨出方向寸法がより大きくなるため、排気出口が形成された接合面の平坦性を損ねるような変形が一層抑制される。
また、上記の発明において、前記外壁(42)の前記第2の湾曲領域(72)に対応する部分の大半が一定の厚さ(t1)を有する構成とするとよい。
この構成によれば、応力の集中を抑制しつつ無駄な肉をなくすことができ、シリンダヘッドを軽量化できる。
また、上記の発明において、前記一対の外壁の少なくとも一方(42)の内面(42i)が、前記第2の湾曲領域(72)よりも前記燃焼室(6)側に形成され、前記第2の湾曲領域に連続する直線状の直線領域(74)を更に含み、前記外壁が、前記直線領域の少なくとも前記第2の湾曲領域側の部分において一定の厚さを有する平板状部分(42a)を有し、当該平板状部分の前記外壁の前記直線領域に対応する部分の厚さ(t2)が前記第2の湾曲領域に対応する部分の平均厚さ(t1ave)よりも厚い構成とするとよい。
この構成によれば、第2の湾曲領域に連続して平板状部分が存在すると、この部分に応力が集中しやすくなるが、平板状部分の厚さが第2の湾曲領域に対応する部分の平均厚さよりも厚いことにより、応力集中しやすい部分の剛性を高めて変形を抑制することができる。
また、上記の発明において、当該シリンダヘッド(3)が前記内燃機関(E)における鉛直方向の上側に配置され、前記一対の外壁が上側に配置された上外壁(41)及び下側に配置された下外壁(42)をなし、前記上外壁には、動弁室(11)を画定する側壁(3S)が一体形成され、少なくとも前記下外壁の内面(42i)が前記第1の湾曲領域(71)と前記第2の湾曲領域(72)とを含む構成とするとよい。
この構成によれば、上側の外壁は、側壁が一体形成されるために比較的剛性が高く、シリンダヘッドに接合される下流側排気通路部材の荷重が発生するモーメントが引張力となって作用するため、熱膨張時に発生する応力が小さいが、側壁が一体形成されず、かつ下流側排気通路部材の荷重が圧縮力となって作用する下側の外壁に第1の湾曲領域と第2の湾曲領域とが形成されたことにより、大きな圧縮応力が発生しやすい下側の外壁で発生する応力を効果的に分散することができる。
このように本発明によれば、シリンダブロックに対して側方に膨出する膨出部の熱膨張による応力集中を緩和すると共に、熱膨張による変形を抑制して、シリンダヘッドとその下流側排気通路部材とのシール性及び排気集合部周辺の冷却性能を維持できる内燃機関のシリンダヘッドを提供することができる。
実施形態に係るエンジンの要部のシリンダ列方向に直交する方向の断面図 シリンダヘッドを下方から見た斜視図 図1中のIII−III線に沿って示すシリンダヘッドの断面図 シリンダヘッドの冷却液通路を抜き出して斜め上方から見た斜視図 シリンダヘッドの冷却液通路を抜き出して斜め下方から見た斜視図 図1中のVI部拡大図 図6に示すシリンダヘッドの要部の説明図 従来技術に係るエンジンの要部断面図 従来技術に係るエンジンの熱膨張による変形を示す概念図
以下、図面を参照して、本発明を自動車用内燃機関(以下、単にエンジンEと記す。)に適用した実施形態について詳細に説明する。以下では、エンジンEが自動車に搭載された状態を基準として図1に示す上下の方向に従って説明する。
図1及び図2に示すように、エンジンEは、SOHC4バルブ式の直列4気筒ガソリンエンジンである。図1に示すように、エンジンEは、ピストンが収容される4つのシリンダ1が一列に形成されたシリンダブロック2と、シリンダブロック2の上部に締結された箱形のシリンダヘッド3と、シリンダヘッド3の上部に締結されたヘッドカバー4とを備えており、シリンダヘッド3を鉛直方向の上側に配置した姿勢で自動車に搭載されている。シリンダブロック2及びシリンダヘッド3は、アルミニウム合金で鋳造される。
シリンダ1は、それぞれ略上下方向に延在し、互いに平行にシリンダブロック2に形成されている。以下、列設された複数のシリンダ1の配列方向をシリンダ列方向という。各シリンダ1は、上端がシリンダブロック2の上端面2aに開口し、下端がシリンダブロック2の下部に形成されたクランク室(図示しない)に開口している。シリンダブロック2のシリンダ1の側部には、各シリンダ1の側周部を一体に囲むようにブロック内冷却液通路5(ブロック内ウォータージャケット)が形成されている。ブロック内冷却液通路5は、各シリンダ1の側周部に沿うように湾曲しており、ブロック内冷却液通路5の上端はシリンダブロック2の上端面2aに開口している。ブロック内冷却液通路5は、冷却水やオイル、冷媒などの冷却液を流通させるべく、シリンダブロック2の成型時に砂型などによって空洞として形成される。
シリンダヘッド3のシリンダブロック2との接合面(以下、対ブロック接合面3aと称する)における各シリンダ1に対向する部分には、曲面状の窪みである燃焼室凹部3bが形成されている。各燃焼室凹部3bは、各シリンダ1のピストンよりも上方の部分と共に燃焼室6を画定する。つまり、シリンダヘッド3が燃焼室6の上縁を画定している。
シリンダヘッド3の内部には、上流端がシリンダヘッド3のシリンダ列方向に沿う一側面(図1の左側の側面)に開口する一方、二股に分岐した下流端が各燃焼室凹部3bの壁面に開口する4つの吸気ポート7と、上流端が各燃焼室凹部3bの壁面に2つずつ開口する一方、下流端がシリンダヘッド3のシリンダ列方向に沿う他側面(図1の右側の側面)に開口する1つの排気集合ポート8とが形成されている。すなわち、排気集合ポート8は、各燃焼室凹部3bに開口する複数(8本)の排気ポート8aと、全ての排気ポート8aを集合させる排気集合部8bとをシリンダヘッド3の内部に有しており、排気集合部8bがシリンダヘッド3の他側面に単一の排気出口8cを形成している。燃焼室凹部3bを基準として吸気ポート7が設けられた側を吸気側、排気集合ポート8が設けられた側を排気側とする。
シリンダヘッド3には、吸気ポート7の燃焼室6との各接続部を開閉する吸気バルブ9及び排気集合ポート8の燃焼室6との各接続部を開閉する排気バルブ10が、それぞれ摺動自在に設けられている。シリンダヘッド3とヘッドカバー4との間には、両者によって動弁室11が画定され、動弁室11には、吸気バルブ9及び排気バルブ10を開弁駆動する動弁機構12が収容されている。動弁機構12は、シリンダヘッド3に回転可能に取り付けられるカムシャフト13、カムシャフト13の上方に配置されるロッカシャフト14、ロッカシャフト14により揺動可能に支持される吸気ロッカアーム15及び排気ロッカアーム16等により構成される。カムシャフト13には、シリンダ1毎に一対の吸気バルブ9及び排気バルブ10を駆動する4つの動弁カム13aが形成されている。
図2に示すように、排気出口8cは、シリンダヘッド3の排気側側面3cにおける長手方向の中間位置に形成されている。また、燃焼室凹部3bの壁面における4つの吸気ポート7及び排気集合ポート8の中央には、点火プラグ(図示しない)を挿入するための点火プラグ挿入孔17がシリンダヘッド3の上面に貫通するように形成されている。
図1及び図2に示すように、排気集合部8bは、シリンダヘッド3の対ブロック接合面3aよりも排気側に形成されている。より具体的には、排気出口8cがシリンダヘッド3の排気側側面3cにおいて突出する管状の排気出口管状部18により画定され、シリンダヘッド3の排気出口管状部18及びその近傍が、シリンダブロック2に対して側方に膨出して排気集合部8bを形成する膨出部19をなしている。
排気出口管状部18の先端面は、図示しない過給機(ターボチャージャ)のタービンや排気浄化装置などの下流側排気通路部材20の接合面18aをなす。そして、排気出口管状部18の先端には、下流側排気通路部材20をボルトで締結するための締結ボス21が排気出口8cを囲むように複数(図示例では4つ)形成されている。一方、膨出部19の下面には、対ブロック接合面3aの周縁からそれぞれ締結ボス21に至るように2本のリブ22が形成されている。これらのリブ22は、シリンダ列に対して近接離反する方向である前後方向に延在しており、締結ボス21から対ブロック接合面3aに向けて開くハ字形をなしている。
前述したようにシリンダブロック2及びシリンダヘッド3の前方には過給機や排気浄化装置などの下流側排気通路部材20が配置され、エンジンEの始動後にはこれらが高温になる。そのため、シリンダブロック2に対して側方に膨出するシリンダヘッド3の膨出部19は、過給機や排気浄化装置から熱伝導、放射及び対流によって熱が伝達しやすく、特に下面が高温になりやすい。そして膨出部19の下面が高温になると、熱膨張に伴う変形によってシリンダヘッド3と下流側排気通路部材20とのシール性が低下しがちであるが、本実施形態では膨出部19の下面にシリンダ列に対して近接離反する方向に延在するリブ22が形成されることにより、膨出部19の変形が抑制されるようになっている。
図1及び図3〜図5に示すように、シリンダヘッド3の内部には、燃焼室6内や排気集合ポート8内の燃焼ガスからの熱伝搬による温度上昇を抑制するために、燃焼室凹部3b、吸気ポート7及び排気集合ポート8の周辺にヘッド内冷却液通路30(31〜39、ヘッド内ウォータージャケット)が形成されている。ヘッド内冷却液通路30も、冷却水やオイル、冷媒などの冷却液を流通させるべく、シリンダヘッド3の成型時に砂型などによって空洞として形成されるが、図4及び図5では、シリンダヘッド3を透視して空間部分であるヘッド内冷却液通路30を実体的に示している。
ヘッド内冷却液通路30は、主冷却液通路31、上排気側冷却液通路32、下排気側冷却液通路33、排気側連結通路34、吸気側冷却液通路35、及び吸気側連結通路36等を主要素として有している。主冷却液通路31は、複数の燃焼室凹部3bの上方近傍を通過するようにシリンダヘッド3のシリンダ列方向(長手方向)に延在している。上排気側冷却液通路32及び下排気側冷却液通路33は、排気集合部8bを上下から挟むように配置され、それぞれシリンダヘッド3の長手方向に延在している。排気側連結通路34は、主冷却液通路31と上排気側冷却液通路32及び下排気側冷却液通路33とを連通する。吸気側冷却液通路35は、吸気ポート7の下方に配置され、シリンダヘッド3の長手方向に延在している。吸気側連結通路36は、主冷却液通路31と吸気側冷却液通路35とを連通する。
図2中の破線は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3とが締結された際に、ブロック内冷却液通路5の上端が接する部分を示している。ブロック内冷却液通路5では、白抜き矢印に示すように冷却液が流通する。シリンダ列方向の一端でブロック内冷却液通路5の上端が対ブロック接合面3aに接する部分には、対ブロック接合面3aからシリンダヘッド3内を上方へと延びてヘッド内冷却液通路30に連通する冷却液流入通路37が2つ形成されている。2つの冷却液流入通路37は、ヘッド内冷却液通路30のシリンダ列方向の一端側に配置された排気側連結通路34及び吸気側連結通路36にそれぞれ連通しており、ブロック内冷却液通路5から冷却液を流入させる。
また、ブロック内冷却液通路5の上端が対ブロック接合面3aに接する破線部分のうち、冷却液流入通路37よりもシリンダ列方向の他端側には、対ブロック接合面3aからシリンダヘッド3内を上方へ延びてヘッド内冷却液通路30に連通するバイパス通路38が適所に形成されている。バイパス通路38は、ヘッド内冷却液通路30の排気側連結通路34、下排気側冷却液通路33、吸気側連結通路36又は吸気側冷却液通路35に連通している。各バイパス通路38は、冷却液流入通路37よりも流路断面積が小さく形成されている。
図4及び図5に示すように、上排気側冷却液通路32におけるシリンダ列方向の他端(冷却液流入通路37が設けられた側と異なる端部)には、冷却液をヘッド内冷却液通路30から排出するための冷却液流出通路39が形成されている。冷却液流出通路39の外端は、配管やホース等を介してラジエータ(図示しない)へと連通されている。主冷却液通路31、上排気側冷却液通路32、下排気側冷却液通路33及び吸気側冷却液通路35では、図3に黒色矢印で示すように冷却液がシリンダ列方向に流通する。
図6に示すように、上排気側冷却液通路32及び下排気側冷却液通路33は、膨出部19を形成する肉壁の内部にそれぞれ形成されている。つまり、シリンダ列方向に直交しかつ排気出口8cを通る図6に示す断面において、膨出部19は、上排気側冷却液通路32及び下排気側冷却液通路33の外側(排気集合ポート8を基準とする外側)の輪郭を画定する上下一対の上外壁41及び下外壁42、並びに上排気側冷却液通路32及び下排気側冷却液通路33の内側の輪郭を画定する上下一対の上内壁43及び下内壁44を有している。空洞を形成するように互いに離間して配置された上外壁41と上内壁43との間に上排気側冷却液通路32が形成され、空洞を形成するように互いに離間して配置された下外壁42と下内壁44との間に下排気側冷却液通路33が形成される。なお、図1に示すように、上外壁41には、動弁室11を画定するシリンダヘッド3の側壁3Sが一体形成されている。
図6の断面において排気集合ポート8は概ね直線状に形成されている。すなわち、同断面において、上内壁43及び下内壁44の排気集合ポート8を画定する内面43i、44iが、概ね平行な平面状とされている。一方、図6及び図7に示すように、上内壁43及び下内壁44の上排気側冷却液通路32及び下排気側冷却液通路33を画定する外面43o、44oは、燃焼室6側(図中の左方)から排気出口8cに向けて(図中の右方に向けて)それぞれの内面43i、44iと平行に排気出口8cの手前まで延在する直線状の直線領域51、52と、排気出口8c近傍にて直線領域51、52に連続して、排気側冷却液通路32、33側(すなわち、排気集合ポート8を基準として外方)に曲率中心を置いて湾曲する湾曲領域53、54とを有している。つまり、上内壁43及び下内壁44は、湾曲領域53、54に至る手前の直線領域51、52において概ね一定の厚さとされている。
一方、上外壁41の上排気側冷却液通路32を画定する内面41iは、上内壁43の外面43oの湾曲領域53に連続して排気出口8c側の端部に形成され、上排気側冷却液通路32側(すなわち、排気集合ポート8を基準として内方)に曲率中心を置いて第1曲率半径R1をもって湾曲する第1湾曲領域61と、第1湾曲領域61に連続して第1湾曲領域61の燃焼室6側に形成され、上排気側冷却液通路32側に曲率中心を置いて第1曲率半径R1よりも大きな第2曲率半径R2をもって湾曲する第2湾曲領域62とを含んでいる。第1湾曲領域61と第2湾曲領域62とは、滑らかに接続している。ここで、「滑らかに」とは、本明細書においては屈曲せずに接線の傾きを連続させた状態を意味する。本実施形態では、第1曲率半径R1は3mmとされ、第2曲率半径R2は110mmとされている。
第2湾曲領域62は、排気出口8c側から燃焼室6側に向けて上排気側冷却液通路32の高さを漸増させる第1部分66と、第1部分66から燃焼室6側に連続し、排気出口8c側から燃焼室6側に向けて上排気側冷却液通路32の高さを漸減させる第2部分67とを含んでいる。第2湾曲領域62の燃焼室6側の端部は、上排気側冷却液通路32と相反する側に曲率中心を置いて湾曲する湾曲接続部64を介して、更に燃焼室6側に連続する直線領域65と滑らかに接続している。
他方、下外壁42の下排気側冷却液通路33を画定する内面42iは、下内壁44の外面44oの湾曲領域54に連続して排気出口8c側の端部に形成され、下排気側冷却液通路33側に曲率中心を置いて第3曲率半径R3をもって湾曲する第3湾曲領域71と、第3湾曲領域71よりも燃焼室6側に形成され、下排気側冷却液通路33側に曲率中心を置いて第3曲率半径R3よりも大きな第4曲率半径R4をもって湾曲する第4湾曲領域72とを含む他、第3湾曲領域71と第4湾曲領域72との間に形成され、下排気側冷却液通路33側に曲率中心を置いて第3曲率半径R3よりも大きく第4曲率半径R4よりも小さな第5曲率半径R5をもって湾曲する第5湾曲領域73を含んでいる。第3湾曲領域71と第5湾曲領域73、及び第5湾曲領域73と第4湾曲領域72とは、それぞれ滑らかに接続している。本実施形態では、第3曲率半径R3は3mmとされ、第4曲率半径R4は110mmとされ、第5曲率半径R5は15mmとされている。
第4湾曲領域72は、排気出口8c側から燃焼室6側に向けて下排気側冷却液通路33の高さを漸増させる第1部分76と、第1部分76から燃焼室6側に連続し、排気出口8c側から燃焼室6側に向けて下排気側冷却液通路33の高さを漸減させる第2部分77とを含んでいる。第4湾曲領域72の燃焼室6側の端部には直線状の直線領域74が滑らかに接続しており、直線領域74の燃焼室6側の端部には、下排気側冷却液通路33と相反する側に曲率中心を置いて湾曲する第6湾曲領域75に滑らかに接続している。
下外壁42の外面42oは、内面42iの第4湾曲領域72に対応する部分において、下外壁42の厚さが概ね一定となるように形成された湾曲領域82と、湾曲領域82に連続して湾曲領域82の燃焼室6側に内面42iの直線領域74と平行にかつ直線領域74よりも短く形成された直線状の直線領域84とを有している。つまり、下外壁42における外面42oの直線領域84に対応する部分は、厚さが一定の平板状部分42aを構成している。直線領域84の燃焼室6側の端部は、下排気側冷却液通路33と相反する側に曲率中心を置いて湾曲する外面湾曲部85と滑らかに接続しており、この外面湾曲部85は対ブロック接合面3aと屈曲する状態で接続する。
下外壁42の第4湾曲領域72に対応する部分は、燃焼室6側の端部で若干厚みを漸増させており、この部分を除く全長(第4湾曲領域72に対応する部分の図6の左右方向における全長の大半)にわたって一定の厚さt1(図7)となっている。そして、下外壁42の平板状部分42aの厚さt2は、第4湾曲領域72に対応する部分の漸増した側の端部と同じ厚さで一定となっている。つまり、下外壁42の平板状部分42aの厚さt2は、第4湾曲領域72に対応する部分の平均厚さt1aveよりも厚くなっている。
以上のように構成されたエンジンEのシリンダヘッド3によれば、次のような作用効果が得られる。すなわち、図8に示すように、上外壁141の内面141i及び下外壁142の内面142iが平面的に形成された従来のシリンダヘッド103では、内壁143、144が排気によって加熱されて外壁141、142よりも高温となり、外壁141、142よりも大きく膨出方向に熱膨張すると、外壁141、142及び内壁143、144が図9に示すように変形する。なお、図9は、理解を容易にするために変形量を実際のものよりも極端に大きくして描いた図である。
つまり、膨出部19の上側では、上内壁143の膨張が上外壁141によって抑制されるため、上内壁143の内部には圧縮応力が発生し、潰れる(縮む)ように歪みが生じる。一方、上内壁143と上外壁141との排気出口8c側の接続部では、上内壁143側に圧縮応力が、上外壁141に引張応力がそれぞれ発生し、上外壁141にも引張応力が発生する。ただし図示例では、上外壁141が上内壁143に比べて数倍厚く形成されているため、上外壁141の歪みは下側ほど大きく、上側ほど小さくなっており、排気出口8cが形成された接合面18aの歪みは比較的小さい。
一方、膨出部19の下側においても、下内壁144の膨張が下外壁142によって抑制され、下内壁144に圧縮応力が発生し、下外壁142に引張応力が発生するが、図示例では上記実施形態と同様に下外壁142が下外壁142と同等の厚さに形成されているため、排気出口8cが形成された接合面18aの歪みの影響により下内壁144及び下外壁142に曲げ力が加わる。この例では、下内壁144の排気出口8c側の端部に応力が集中し、下内壁144自体は下方(下外壁142側)に撓むように変形している。一方、下外壁142は、排気出口8cが形成された接合面18aの歪みの影響を受けて上方(下内壁144側)に撓むように変形する。
これに対し、本実施形態では、図6及び図7に示すように、外壁41、42の内面41i、42iが第2湾曲領域62及び第4湾曲領域72を含んでいることにより、内壁43、44が排気によって加熱されて外壁41、42よりも高温となり、外壁41、42よりも大きく膨出方向に熱膨張した際に、応力が外壁41、42に分散し、外壁41、42と内壁43、44との接続部への応力集中が緩和される。
また、図6及び図7に示すように、第2湾曲領域62及び第4湾曲領域72が排気側冷却液通路32、33の高さを漸増させる第1部分66、76を含むことにより、内壁43、44が外壁41、42よりも大きく膨出方向に熱膨張した際に、外壁41、42が内壁43、44に近付くように変形して直線形状に近付くことで外壁41、42の膨出方向の寸法が大きくなり、排気出口8cが形成された接合面18aの平坦性を損ねるような変形が抑制される。そのため、シリンダヘッド3と下流側排気通路部材20とのシール性が確保される。また、第2湾曲領域62及び第4湾曲領域72が排気側冷却液通路32、33の高さを漸増させる第1部分66、76を含むように形成されているため、外壁41、42が内壁43、44に近付くように変形した際にも排気側冷却液通路32、33の高さが確保され、排気集合部8b周辺の冷却性能が維持される。
更に、本実施形態では、第2湾曲領域62及び第4湾曲領域72が、第1部分66、76から燃焼室6側に連続して排気側冷却液通路32、33の高さを漸減させる第2部分67、77を含んでいる。これにより、第2曲率半径R2及び第4曲率半径R4を有する第2湾曲領域62及び第4湾曲領域72が膨出方向に長く形成され、応力が外壁41、42に一層分散する。また、外壁41、42が内壁43、44に近付くように変形した際の外壁41、42の膨出方向寸法がより大きくなるため、排気出口8cが形成された接合面18aの平坦性を損ねるような変形が一層抑制される。
下外壁42では、第3湾曲領域71と第4湾曲領域72との間にこれらの中間的な曲率半径を有する第5湾曲領域73が形成されている。そのため、熱膨張時における曲率の変化点への応力集中が抑制され、応力がより確実に分散される。
本実施形態では、下外壁42の第4湾曲領域72に対応する部分の大半が一定の厚さt1を有している。そのため、応力の集中を抑制しつつ無駄な肉をなくすことができ、シリンダヘッド3が軽量化される。
一方、下外壁42において第4湾曲領域72に連続して平板状部分42aが存在すると、直線領域74部分に応力が集中しやすくなるが、本実施形態では直線領域74の厚さt2が第4湾曲領域72に対応する部分の平均厚さt1aveよりも厚くされていることにより、応力集中しやすい部分の剛性が高まり、変形が抑制される。
また本実施形態では、上外壁41は、シリンダヘッド3の側壁3Sが一体形成されるために比較的剛性が高く、シリンダヘッド3に接合される下流側排気通路部材20の荷重が発生するモーメントが引張力となって作用するため、熱膨張時に発生する応力が小さいが、側壁3Sが一体形成されず、かつ下流側排気通路部材20の荷重が圧縮力となって作用する下外壁42に第3湾曲領域71及び第4湾曲領域72や、第5湾曲領域73が形成されたことにより、大きな圧縮応力が発生しやすい下外壁42で効果的に応力が分散される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車用の4バルブ式の直列4気筒ガソリンエンジンに適用しているが、他の用途に用いる異なる形式の内燃機関に適用してもよい。また上記実施形態では、排気出口8cが1つだけ形成されているが、互いに近接する2つの気筒毎に2つの排気出口8cが形成され、複数の排気集合部8bがシリンダヘッド3内に形成されてもよい。この他、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、角度など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した本発明に係るシリンダヘッド3の各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択してもよい。
1 シリンダ
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
3S 側壁
6 燃焼室
8 排気集合ポート
8a 排気ポート
8b 排気集合部
8c 排気出口
11 動弁室
18 排気出口管状部(排気出口を画定する部分)
19 膨出部
30 ヘッド内冷却液通路
32 上排気側冷却液通路
33 下排気側冷却液通路
41 上外壁
41i 内面
42 下外壁
42a 平板状部分
42i 内面
43 上内壁
44 下内壁
61 第1湾曲領域(第1の湾曲領域)
62 第2湾曲領域(第2の湾曲領域)
66 第1部分
67 第2部分
71 第3湾曲領域(第1の湾曲領域)
72 第4湾曲領域(第2の湾曲領域)
73 第5湾曲領域(第3の湾曲領域)
76 第1部分
77 第2部分
E エンジン
R1 第1曲率半径(第1の曲率半径)
R2 第2曲率半径(第2の曲率半径)
R3 第3曲率半径(第1の曲率半径)
R4 第4曲率半径(第2の曲率半径)
R5 第5曲率半径(第3の曲率半径)
t1ave 下外壁42の第4湾曲領域72に対応する部分の平均厚さ
t2 平板状部分42aの厚さ

Claims (5)

  1. 複数のシリンダが一列に形成されたシリンダブロックの上部に締結され、前記シリンダ内を摺動するピストンの頂面との間に燃焼室を形成し、ヘッド内冷却液通路を備えた内燃機関のシリンダヘッドであって、
    当該シリンダヘッド内には、上流端が前記燃焼室に開口する複数の排気ポートと、複数の前記排気ポートを合流させ、当該シリンダヘッドの一側面における長手方向の中間位置に排気出口を開口させる排気集合部とが形成され、
    前記排気出口を画定する部分及びその近傍が、前記シリンダブロックに対して側方に膨出して前記排気集合部を形成する膨出部をなし、
    前記ヘッド内冷却液通路が、前記排気集合部を挟むように前記膨出部に形成された一対の排気側冷却液通路を含み、
    前記膨出部が、前記排気側冷却液通路を画定する一対の外壁及び一対の内壁を有し、
    シリンダ列方向に直交しかつ前記排気出口を通る断面において、一対の前記外壁の少なくとも一方の内面が、前記排気出口側の端部に形成され、前記排気側冷却液通路側に曲率中心を置いて第1の曲率半径をもって湾曲する第1の湾曲領域と、前記第1の湾曲領域よりも前記燃焼室側に形成され、前記排気側冷却液通路側に曲率中心を置いて前記第1の曲率半径よりも大きな第2の曲率半径をもって湾曲する第2の湾曲領域とを含み、
    前記第2の湾曲領域が、少なくとも前記排気出口側から前記燃焼室側に向けて前記排気側冷却液通路の高さを漸増させる第1部分を含み、
    一対の前記外壁の少なくとも前記一方の前記第2の湾曲領域に対応する部分の大半が一定の厚さを有することを特徴とする内燃機関のシリンダヘッド。
  2. 一対の前記外壁の少なくとも前記一方の内面が、前記第2の湾曲領域よりも前記燃焼室側に形成され、前記第2の湾曲領域に連続する直線状の直線領域を更に含み、
    一対の前記外壁の少なくとも前記一方が、前記直線領域の少なくとも前記第2の湾曲領域側の部分において一定の厚さを有する平板状部分を有し、当該平板状部分の厚さが前記第2の湾曲領域に対応する部分の平均厚さよりも厚いことを特徴とする請求項に記載の内燃機関のシリンダヘッド。
  3. 一対の前記外壁の少なくとも前記一方の内面が、前記第1の湾曲領域と前記第2の湾曲領域との間に形成され、前記排気側冷却液通路側に曲率中心を置いて前記第1の曲率半径よりも大きく前記第2の曲率半径よりも小さな第3の曲率半径をもって湾曲する第3湾曲領域を更に含み、
    前記第3湾曲領域が前記第1の湾曲領域及び前記第2の湾曲領域と互いの接線の傾きを連続させるように接続していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関のシリンダヘッド。
  4. 前記第2の湾曲領域が、前記第1部分から前記燃焼室側に連続し、前記排気出口側から前記燃焼室側に向けて前記排気側冷却液通路の高さを漸減させる第2部分を更に含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のシリンダヘッド。
  5. 当該シリンダヘッドが前記内燃機関における鉛直方向の上側に配置され、
    一対の前記外壁が上側に配置された上外壁及び下側に配置された下外壁をなし、
    前記上外壁には、動弁室を画定する側壁が一体形成され、
    少なくとも前記下外壁の内面が前記第1の湾曲領域と前記第2の湾曲領域とを含むことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の内燃機関のシリンダヘッド。
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