JP5983771B2 - 板反り検出装置、デスケーリング制御装置、パススケジュール計算装置 - Google Patents

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Description

この発明は、板反り検出装置、デスケーリング制御装置、パススケジュール計算装置に関するものである。
CCDカメラの撮像画像に基づいて被圧延材の反りを検出する板反り検出装置が提案されている。当該板反り検出装置によれば、被圧延材の反りを検出することができる(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかしながら、当該板反り検出装置においては、板反り専用のCCDカメラを圧延機の直近に設ける必要がある。
これに対し、圧延機の上下作業ロールの回転速度から被圧延材の上下面の伸び差を推定し、当該伸び差に基づいて、被圧延材の反りを検出する板反り検出装置が提案されている。当該板反り検出装置によれば、板反り専用の装置を用いることなく、被圧延材の反りを検出し得る(例えば、特許文献3参照)。
日本特許第3724720号公報 日本特開2006−7235号公報 日本特開2002−96103号公報
しかしながら、被圧延材の上面と下面との変形抵抗の差等も、被圧延材の反りの原因となる。このため、上下作業ロールの回転速度の差のみでは、被圧延材の反りを検出することは困難である。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、専用の装置を用いることなく、被圧延材の反りを検出することができる板反り検出装置等を提供することである。
この発明に係る板反り検出装置は、圧延機における圧延中の圧延荷重実績値とロールギャップ実績値とに基づいて、被圧延材のゲージメータ板厚を計算するゲージメータ板厚演算部と、前記圧延機による前記被圧延材の圧延方向に対して前記圧延機よりも下流側に配置された板厚計が非接触で検出した前記被圧延材の検出厚と前記ゲージメータ板厚演算部が計算したゲージメータ板厚とを、定長ピッチの同一点サンプリングデータに編集する同一点データ編集部と、前記同一点データ編集が編集した検出厚とゲージメータ板厚との同一点サンプリングデータに基づいて、前記被圧延材の先側の反りを検出する検出部と、を備えたものである。
この発明に係るデスケーリング制御装置は、圧延機が被圧延材を往復圧延する際の途中圧延パスにおいて板反り検出装置が前記被圧延材の先側の反りを検出した場合に、次のパスにおいて、前記反りの発生部での水噴射を停止させるデスケーリング制御部、を備えたものである。
この発明に係るパススケジュール計算装置は、圧延機が被圧延材を往復圧延する際の途中圧延パスにおいて板反り検出装置が前記被圧延材の先側の反りを検出した場合に、次のパス以降のパススケジュールに軽圧下パスを追加する反り矯正パス追加部、を備えたものである。
この発明によれば、専用の装置を用いることなく、被圧延材の反りを検出することができる。
この発明の実施の形態1における板反り検出装置のブロック図である。 この発明の実施の形態1における板反り検出装置で利用するゲージメータ板厚と板厚計検出厚のタイムチャートの例である。 この発明の実施の形態1における板反り検出装置で利用するゲージメータ板厚と板厚計検出厚のタイムチャートの例である。 この発明の実施の形態1における板反り検出装置を利用した圧延機に圧延された被圧延材の側面図である。 図4の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1における板反り検出装置による反り高さの計算結果を説明するための図である。 この発明の実施の形態2における板反り検出装置のブロック図である。 この発明の実施の形態3における板反り検出装置を利用したデスケーリング制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態3における板反り検出装置を利用したデスケーリング制御装置によるデスケーリング装置の制御方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態4における板反り検出装置を利用したパススケジュール計算装置のブロック図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における板反り検出装置のブロック図である。
図1において、可逆式の圧延機1の一側には、デスケーリング装置のヘッダ2が設けられる。ヘッダ2の一側には、板厚計3が設けられる。
圧延機1は、厚鋼板等の被圧延材4を往復圧延する。この際、圧延機1の圧延荷重実績値Pとロールギャップ実績値Sとが定周期でサンプリングされる。デスケーリング装置のヘッダ2は、適宜、被圧延材4に対して水を噴射する。板厚計3は、板厚計検出厚を定周期でサンプリングする。
圧延機1と板厚計3とには、板反り検出装置5が接続される。板反り検出装置5は、ゲージメータ板厚演算部5a、同一点データ編集部5b、反り曲率演算部5cを備える。
ゲージメータ板厚演算部5aは、圧延荷重実績値P等に基づいて、ミル伸び量Sを計算する。具体的には、ミル伸び量Sは、次の(1)式で計算される。
Figure 0005983771
ただし、Wは、被圧延材4の幅である。Dは、ロール径である。f()は、ミル伸び量Sを計算する関数式である。
次に、ゲージメータ板厚演算部5aは、ロールギャップ実績値S、ミル伸び量S等に基づいて、ゲージメータ板厚hGMを計算する。具体的には、ゲージメータ板厚hGMは、次の(2)式を用いて計算される。
Figure 0005983771
ただし、RTHMLは、ロール熱膨張量である。RWEARは、ロール摩耗量である。
例えば、同一点データ編集部5bは、20msec毎に板厚計検出厚をサンプリングする。板厚計検出厚の定周期サンプリングは、被圧延材4が圧延機1から板厚計3の方向へ正転搬送されている際に、被圧延材4の先端が板厚計3の直下に到達してから停止するまで行われる。被圧延材4の正転搬送が停止した際、板厚計3の直下において、被圧延材4の位置は、板厚サンプリング終了位置となる。つまり、被圧延材4の搬送の停止中、板厚計3から圧延機1方向への逆転搬送中、板厚計検出厚の定周期サンプリングは行われない。
例えば、同一点データ編集部5bは、板厚計3の直下のテーブル速度実績値に基づいて、板厚計検出厚の定周期サンプリングデータを板先端から50mm毎のサンプリングデータに編集する。
同一点データ編集部5bは、圧延機1の速度実績値に基づいて、ゲージメータ板厚演算部5aが計算したゲージメータ板厚を板厚計検出厚と同一定長ピッチのサンプリングデータに編集する。
反り曲率演算部5cは、検出部として、同一点データ編集部5bが編集した板厚計検出厚とゲージメータ板厚との同一点サンプリングデータに基づいて、反りを検出する。具体的には、同一点毎の反り曲率半径、反り高さ、反り長さが計算される。
次に、図2と図3とを用いて、ゲージメータ板厚と板厚計検出厚とのサンプリング結果を説明する。
図2と図3はこの発明の実施の形態1における板反り検出装置で利用するゲージメータ板厚と板厚計検出厚のタイムチャートの例である。
図2と図3との横軸は、時間を表す。図2と図3との最上段の縦軸は、圧延荷重を表す。図2と図3との上から2段目の縦軸は、ゲージメータ板厚を表す。図2と図3との上から3段目の縦軸は、板圧計検出厚を表す。図2と図3との最下段の縦軸は、圧延機1の速度を表す。
図2は被圧延材4の反りが発生しないときの例である。図2に示すように、まず、ゲージメータ板厚がサンプリングされる。その後、板厚計検出厚がサンプリングされる。どちらのサンプリング結果にも、急激な変動はない。
図3は被圧延材4の反りが発生したときの例である。図3において、ゲージメータ板厚と板厚計検出厚の図中において、被圧延材4の先側に対応した箇所は、丸波線で囲まれる。図3に示すように、ゲージメータ板厚の変動は、被圧延材4の反りが発生していない場合と同等である。これに対し、板厚計検出厚は、被圧延材4の反りが発生していない場合よりも大きく変動する。すなわち、被圧延材4の反りは、板厚計検出厚の変動に表れる。
次に、図4と図5を用いて、被圧延材4の反り曲率半径、反り高さ、反り長さの計算手順を説明する。
図4はこの発明の実施の形態1における板反り検出装置を利用した圧延機に圧延された被圧延材の側面図である。図5は図4の要部拡大図である。
図4に示すように、板厚計検出厚の検出方向は、被圧延材4の搬送方向に対して垂直である。このため、被圧延材4の反り部においては、板厚計検出厚の値は、ゲージメータ板厚の値と異なる。
そこで、図5に示すように、反り曲率演算部5cは、隣接したサンプリング位置の板厚検出厚、ゲージメータ板厚等に基づいて、各サンプリング位置の反り曲率半径、反り高さ、反り長さを計算する。なお、図5においては、説明を簡単にするため、2点のサンプリング位置に対して符号を付す。
(mm)は、あるサンプリング位置である。X(mm)は、サンプリング位置X の次のサンプリング位置である。ΔX12は、サンプリング位置Xとサンプリング位置Xとの間の長さである。
gm,1(mm)は、サンプリング位置Xにおけるゲージメータ板厚である。H m,2(mm)はサンプリング位置Xにおけるゲージメータ板厚である。Hscn,1(mm)はサンプリング位置Xにおける板厚計検出厚である。Hscn,2(mm)は、サンプリング位置Xにおける板厚計検出厚である。
まず、反り曲率演算部5cは、サンプリング位置Xにおける反り角度θを次の(3)式を用いて計算する。
Figure 0005983771
次に、反り曲率演算部5cは、サンプリング位置Xにおける反り角度θを次の(4)式を用いて計算する。
Figure 0005983771
次に、反り曲率演算部5cは、サンプリング位置Xとサンプリング位置Xとの反り角度の差Δθ12を次の(5)式を用いて計算する。
Figure 0005983771
次に、反り曲率演算部5cは、サンプリング位置Xとサンプリング位置Xの間に移動する被圧延材4の真の長さΔS12を次の(6)式を用いて計算する。
Figure 0005983771
次に、反り曲率演算部5cは、サンプリング位置Xにおける曲率半径Rを次の(7)式を用いて計算する。
Figure 0005983771
次に、反り曲率演算部5cは、サンプリング位置Xにおける反り高さHwrap,1を次の(8)式を用いて計算する。
Figure 0005983771
次に、反り曲率演算部5cは、被圧延材4の反り高さが最少反り認識高さ以下となるサンプリング位置を認識する。例えば、最少認識高さは、20mmに予め指定される。その後、反り曲率演算部5cは、被圧延材4の先端から当該サンプリング位置までの長さを反り長さとする。
次に、図6を用いて、被圧延材4の反り高さの計算結果を説明する。
図6はこの発明の実施の形態1における板反り検出装置による反り高さの計算結果を説明するための図である。
図6の横軸は、被圧延材4先端からの距離を表す。図6の左側の縦軸は、ゲージメータ板厚、板厚計検出厚を表す。図6の右側の縦軸は、反り高さを表す。
図6に示すように、ゲージメータ板厚は、被圧延材4先端からの距離にかかわらず、略一定の値である。これに対し、被圧延材4先端からの距離が短い位置ほど、板厚計検出厚は大きい値となる。被圧延材4先端からの距離が700mm程度よりも長い位置においては、板厚計検出厚は、ゲージメータ板厚とほぼ同じ値となる。
この場合、被圧延材4先端からの距離が短い位置ほど、被圧延材4の反り高さは、大きな値となる。被圧延材4先端からの距離が700mm程度よりも長い位置においては、被圧延材4の反り高さは、ほぼ0となる。すなわち、被圧延材4先端からの距離が700mm程度よりも長い位置においては、被圧延材4の反りが発生していないことが分かる。
以上で説明した実施の形態1によれば、一般的に設けられている板厚計3を利用して、被圧延材4の反りが検出される。このため、専用の装置を用いることなく、被圧延材4の反りを検出することができる。
なお、各サンプリング位置(i)に対し、前回サンプリング位置(i−1)と次回サンプリング位置(i+1)のデータを使って、被圧延材4の反り曲率を計算してもよい。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2における板反り検出装置のブロック図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
ゲージメータ板厚と被圧延材4の真の板厚との間には、誤差が生じ得る。当該誤差は、ゲージメータ誤差と呼ばれる。ゲージメータ誤差がある場合、被圧延材4の定常部付近においても、ゲージメータ板厚と板厚計検出厚との間には、偏差が生じる。当該偏差により、被圧延材4の反り曲率と反り高さの計算精度が低下する。
そこで、実施の形態2の板反り検出装置5には、ゲージメータ偏差補正部5dが設けられる。ゲージメータ偏差補正部5dは、同一点データ編集部5bが編集したゲージメータ板厚と板厚計検出厚とに基づいて、ゲージメータ偏差補正量Δhgm compを次の(9)式を用いて計算する。
Figure 0005983771
ただし、hscn body(mm)は、被圧延材4の定常部における板厚計検出厚の平均値である。hgm body(mm)は、被圧延材4の定常部におけるゲージメータ板厚の平均値である。例えば、被圧延材4の定常部は、被圧延材4の圧延方向中央部における、各パス出側の被圧延材4の長さに対する30%の長さの範囲と定義される。
本実施の形態の反り曲率演算部5cは、被圧延材4の反り曲率半径、反り高さ、反り長さを計算する際にゲージメータ板厚の全ての同一点サンプリングデータにゲージメータ偏差補正量Δhgm compを加算する。
以上で説明した実施の形態2によれば、ゲージメータ板厚と被圧延材4の真の板厚との間に誤差が生じた場合でも、被圧延材4の反りを正しく検出することができる。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3における板反り検出装置を利用したデスケーリング制御装置のブロック図である。なお、実施の形態2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図8において、デスケーリング制御装置6は、制御部6aを備える。制御部6aは、板反り検出装置5が検出した被圧延材4の反り長さに基づいて、デスケーリング装置の水噴射を制御する機能を備える。
次に、図9を用いて、デスケーリング装置の制御方法を説明する。
図9はこの発明の実施の形態3における板反り検出装置を利用したデスケーリング制御装置によるデスケーリング装置の制御方法を説明するための図である。
図9に示すように、あるパス(iパス)で、被圧延材4の反りが検出されると、板反り検出装置5は、被圧延材4の反り長さに関する情報をデスケーリング制御装置6に出力する。次のi+1パスにおいて、反り開始位置は、被圧延材4の尾端よりも反り長さの分だけ手前となる。
そこで、デスケーリング制御装置6は、i+1パスの圧延中において、被圧延材4の尾端をトラッキングする。被圧延材4の定常部においては、デスケーリング制御装置6は、デスケーリング装置にデスケーリングを実施させる。当該実施により、ヘッダ2は、被圧延材4のスプレー接触点に対して水を噴射する。その後、被圧延材4の反り開始位置がスプレー接触点に到達すると、デスケーリング制御装置6は、デスケーリング装置に水噴射を停止させる。
以上で説明した実施の形態3によれば、被圧延材4の反りの発生部に対しては、水が噴射されない。このため、被圧延材4の反りの発生部に対し、局所的な過冷却を防止することができる。その結果、被圧延材4の温度制御を安定させることができる。当該安定により、最終製品で十分な機械特性を得ることができる。
また、デスケーリングの停止位置は、被圧延材4の反り長さに基づいて決まる。このため、オペレータの目視による処置よりも被圧延材4の均質化を期待することができる。
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4における板反り検出装置を利用したパススケジュール計算装置のブロック図である。なお、実施の形態2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図10において、パススケジュール計算装置7は、反り矯正パス追加部7aを備える。反り矯正パス追加部7aは、板反り検出装置5が計算した被圧延材4の反り高さに基づいて、パススケジュール計算装置7が決定するパススケジュールに反り矯正パスを追加する機能を備える。
例えば、反り矯正パスは、通常の圧下よりも十分に圧下量を小さくしたパスに設定される。例えば、反り矯正パスは、一つ前の実パスと同じロールギャップとなるように設定される。例えば、反り矯正パスにおいては、被圧延材4の反り高さに応じて、矯正パス数と各パス矯正圧下量とが設定される。
例えば、矯正パス数Nは、次の(10)式で計算される。
Figure 0005983771
例えば、各パス矯正圧下量Δhは、次の(11)式で計算される。
Figure 0005983771
ただし、Hwrap max(mm)は、被圧延材4の反り高さの最大値である。fps ()は、被圧延材4の反り高さに基づいて矯正パス数Nを決定する関数である。fre ()は、被圧延材4の反り高さに基づいて各パス矯正圧下量Δhを決定する関数である。
以上で説明した実施の形態4によれば、被圧延材4の反りが発生した場合、次パス以降のパススケジュールに反り矯正パスが追加される。このため、被圧延材4の反りを低減することができる。その結果、不安定な被圧延材4の搬送を回避することができる。また、下流側のレベラー、冷却装置等の周辺設備への被圧延材4の衝突を回避することができる。当該回避により、生産能率が向上する。この際、矯正パス数、各パス矯正圧下量等は、被圧延材4の反りの高さに応じて決まる。その結果、オペレータの負担も大幅に低減することができる。
なお、被圧延材4の反り高さの最大値を層別条件とし、矯正パス数と各パス矯正圧下量を索引する層別テーブルを用いて、反り矯正パスを設定してもよい。
以上のように、この発明に係る板反り検出装置は、専用の装置を用いることなく、被圧延材の反りを検出する圧延システムに利用できる。
1 圧延機、 2 ヘッダ、 3 板厚計、 4 被圧延材、 5 板反り検出装置、
5a ゲージメータ板厚演算部、 5b 同一点データ編集部、 5c 反り曲率演算部、 5d ゲージメータ偏差補正部、 6 デスケーリング制御装置、 6a 制御部、 7 パススケジュール計算装置、 7a 反り矯正パス追加部

Claims (4)

  1. 圧延機における圧延中の圧延荷重実績値とロールギャップ実績値とに基づいて、被圧延材のゲージメータ板厚を計算するゲージメータ板厚演算部と、
    前記圧延機による前記被圧延材の圧延方向に対して前記圧延機よりも下流側に配置された板厚計が非接触で検出した前記被圧延材の検出厚と前記ゲージメータ板厚演算部が計算したゲージメータ板厚とを、定長ピッチの同一点サンプリングデータに編集する同一点データ編集部と、
    前記同一点データ編集が編集した検出厚とゲージメータ板厚との同一点サンプリングデータに基づいて、前記被圧延材の先側の反りを検出する検出部と、
    を備えたことを特徴とする板反り検出装置。
  2. 前記同一点データ編集が編集した検出厚とゲージメータ板厚との同一点サンプリングデータに基づいて、前記被圧延材の定常部の検出厚とゲージメータ板厚との平均偏差を計算する偏差補正部、
    を備え、
    前記検出部は、前記平均偏差を用いてゲージメータ板厚を補正することを特徴とする請求項1に記載の板反り検出装置。
  3. 延機が被圧延材を往復圧延する際の途中圧延パスにおいて請求項1又は請求項2に記載の板反り検出装置が前記被圧延材の先側の反りを検出した場合に、次のパスにおいて、前記反りの発生部での水噴射を停止させるデスケーリング制御部、
    を備えたことを特徴とするデスケーリング制御装置。
  4. 延機が被圧延材を往復圧延する際の途中圧延パスにおいて請求項1又は請求項2に記載の板反り検出装置が前記被圧延材の先側の反りを検出した場合に、次のパス以降のパススケジュールに軽圧下パスを追加する反り矯正パス追加部、
    を備えたことを特徴とするパススケジュール計算装置。
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