JP5983521B2 - 給油装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクに燃料を導くための燃料通路を有する給油装置に関する。
従来、自動車に使用される給油装置として、樹脂製のフィラーネックを用いた構成が知られている(特許文献1)。フィラーネックは、樹脂製のパイプ本体と、パイプ本体の開口を開閉するキャップと、パイプ本体内に装着されたインナー部材と、インナー部材に設けた注入口を開閉するフラップバルブとを備えている。インナー部材の外周部は、パイプ本体に溶着により固定されることにより、該インナー部材とパイプ本体との間をシールしている。
特開2001−88858号公報
しかし、パイプ本体とインナー部材とを溶着している箇所は、車両の衝突などによる外部からの衝撃に弱いために、溶着箇所を中心に変形してシール性を損なう可能性があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態は、 燃料タンクへ燃料を供給するための給油装置である。給油装置は、上記燃料タンクに接続される燃料通路を有する通路形成部材と、上記燃料通路に配置されるとともに上記通路形成部材に固定され、上記燃料通路の一部を構成する注入口を有する注入口形成部材と、
上記注入口形成部材に開閉可能に装着され、上記注入口を開閉する開閉部材を備えた注入口開閉機構と、
を備え、
上記通路形成部材と上記注入口形成部材とは、互いに溶着する樹脂材料から形成され、上記通路形成部材と上記注入口形成部材との間が全周に沿って溶着部で溶着されることでシールされており、
上記通路形成部材は、該通路形成部材の全周に沿って環状に配置された補強部材を備え、
補強部材は、該通路形成部材より機械的強度が大きい材料から形成され、
上記補強部材および上記溶着部は、上記燃料通路の中心線から直角の同一面の周辺に配置されている構成である。
本形態において、通路形成部材は、その全周に沿って環状に補強部材が配置されている。補強部材と溶着部とは、燃料通路の中心線から直角の同一面の周辺に配置されている。しかも、補強部材は、該通路形成部材より機械的強度が大きい材料から形成されている。このため、車両の衝突などにより、通路形成部材の溶着部の付近に、車両の衝突などによる外力を受けても、補強部材は、溶着部や注入口形成部材の付近への衝撃を緩和し、シール箇所を保護する。よって、車両の衝突時に燃料タンク内の燃料が外部へ流出するのを防止する。
(2) 他の形態において、上記補強部材は、金属材料から形成されている給油装置である。
(3) 他の形態において、上記通路形成部材は、該通路形成部材の開口端部に形成され該通路形成部材の端部から外周側に拡径したフランジ部を有し、上記補強部材は、上記フランジ部に装着されるとともに、上記溶着部から外周側に離れた位置に配置されている給油装置である。
(4) 他の形態において、上記通路形成部材は、上記燃料通路を形成するパイプ形状であり第1樹脂材料から形成された樹脂内層と、該樹脂内層の外面に積層され第2樹脂材料から形成された樹脂外層とを有し、
上記第1樹脂材料と上記第2樹脂材料とは、一方の層が他方の層より耐燃料透過性に優れた樹脂材料から形成され、
上記フランジ部は、上記樹脂内層または樹脂外層のいずれか一方の端部に形成されている給油装置である。
(5) 他の形態において、上記通路形成部材は、該通路形成部材の開口端部に形成され該通路形成部材の端部から内周側に張り出した支持部を有し、上記補強部材は、上記支持部に装着されている給油装置である。
(6) 他の形態において、さらに、上記注入口開閉機構を覆うように上記通路形成部材の上部に装着されたカバー部材を有し、
上記カバー部材は、側壁部と、上壁とにより囲まれたカップ形状であり、上記側壁部に形成された係合爪を有し、
上記係合爪が上記フランジ部に係合することで、上記カバー部材が通路形成部材に装着されている給油装置である。
(7) 他の形態において、上記補強部材は、上記溶着部に対して内周側であって該溶着部に近接して設けられている給油装置である。
(8) 他の形態において、 上記燃料タンクに接続される燃料通路を有する通路形成部材と、
上記燃料通路に配置されるとともに上記通路形成部材に固定され、上記燃料通路の一部を構成する注入口を有する注入口形成部材と、
上記注入口形成部材に開閉可能に装着され、上記注入口を開閉する開閉部材を備えた注入口開閉機構と、
を備え、
上記通路形成部材と上記注入口形成部材とは、互いに溶着する樹脂材料から形成され、上記通路形成部材と上記注入口形成部材との間が全周に沿って溶着部で溶着されることでシールされており、
上記通路形成部材は、該通路形成部材の全周に沿って環状に配置され、上記溶着部を設けた部位より外周側でかつギャップを隔てて配置された外力緩衝部を有し、上記外力緩衝部は、外力を受けたときに上記ギャップを狭める方向に弾性変形するように構成し、上記ギャップおよび上記溶着部は、上記燃料通路の中心線から直角の同一面上に配置されている。本形態において、フランジ部の内周側の端面は、注入口形成部材の端部との間にギャップが形成されている。フランジ部に外力が加わること、延設部がギャップを小さくするように撓むこと、外力が溶着部に及ぶのを緩和する。
(9) 他の形態において、上記通路形成部材は、該通路形成部材の開口端部に形成され該通路形成部材の端部から外周側に拡径したフランジ部を有し、上記フランジ部に上記外力緩衝部が形成されている給油装置である。
(10) 他の形態において、上記通路形成部材は、上記燃料通路を形成するパイプ形状であり第1樹脂材料から形成された樹脂内層と、該樹脂内層の外面に積層され第2樹脂材料から形成された樹脂外層とを有し、
上記第1樹脂材料と上記第2樹脂材料とは、一方の層が他方の層より耐燃料透過性に優れた樹脂材料から形成され、
上記フランジ部は、上記樹脂内層または樹脂外層のいずれか一方の端部に形成されている給油装置である。
(11) 他の形態において、さらに、上記注入口開閉機構を覆うように上記通路形成部材の上部に装着されたカバー部材を有し、
上記カバー部材は、側壁部と、上壁とにより囲まれたカップ形状であり、上記側壁部に形成された係合爪を有し、
上記係合爪が上記フランジ部に係合することで、カバー部材が通路形成部材に装着されている給油装置である。
本発明の第1実施例にかかるフィラーネックを用いた給油装置を示す断面図である。 給油装置の一部を分解して示す断面図である。 給油装置の一部を分解するとともにその上部を拡大した断面図である。 図1にかかる給油装置の要部を拡大して示す断面図である。 図4のカバー部材を通路形成部材から外した状態を示す断面図である。 第1実施例の変形例にかかる通路形成部材および注入口形成部材の要部を示す断面図である。 他の変形例にかかる通路形成部材および注入口形成部材の要部を示す断面図である。 図7の変形例の一部の構成を変更した変形例であって通路形成部材および注入口形成部材の要部を示す断面図である。 さらに他の変形例にかかる通路形成部材および注入口形成部材の要部を示す断面図である。 第2実施例にかかる通路形成部材および注入口形成部材の要部を示す断面図である。 図10の第2実施例の変形例における通路形成部材および注入口形成部材の要部を示す断面図である。 第2実施例にかかる他の変形例における通路形成部材および注入口形成部材を示す断面図である。
A.第1実施例
(1) 給油装置の概略構成
図1は本発明の第1実施例にかかるフィラーネックを用いた給油装置10を示す断面図である。図1において、給油装置10は、燃料タンク(図示省略)に接続される燃料通路11Pを有するタンク開口形成部材11と、挿入側開閉機構50と、注入口開閉機構60とを備えている。給油装置10は、給油ノズルにより、挿入側開閉機構50および注入口開閉機構60を押して開いて、給油ノズルから燃料を燃料通路11Pに注入すると、燃料は、燃料通路11Pを通じて燃料タンクに供給される。以下、各部の構成について説明する。
(2)−1 タンク開口形成部材11の構成
タンク開口形成部材11は、燃料通路11Pを形成する管体であり、通路形成部材20と、挿入通路形成部材30と、注入口形成部材40とを備えている。
図2は給油装置10の一部を分解して示す断面図である。通路形成部材20は、2種類の樹脂材料を積層することで形成されており、筒状のネック本体21と、ネック接続部22と、ブリーザ管23とを備えている。ネック接続部22は、ネック本体21の下部を縮径して一体に形成され燃料通路11Pの一部を構成する筒体であり、その外周部に環状突部22aを備えている。ネック接続部22に、チューブTB(図1)を挿入することにより、チューブTBが環状突部22aで抜止された状態にて、ネック接続部22に接続される。ブリーザ管23は、ネック本体21の側壁から分岐した管体であり、その内側がブリーザ通路23Pとなっている。ブリーザ通路23Pは、燃料タンクに接続されており、給油時の燃料タンク内の燃料蒸気をネック本体21へ戻して、給油をスムーズに行なわせる。
通路形成部材20は、2種類の樹脂材料を積層することにより構成されており、燃料通路11P側の樹脂内層27と、樹脂内層27の外面に積層された樹脂外層28とを備えている。樹脂内層27は、耐燃料透過性に優れた樹脂材料、例えば、ナイロンなどのポリアミド(PA)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)などから形成されており、主に燃料の透過を抑えるバリア層として作用する。樹脂外層28は、機械的強度に優れた樹脂材料、例えば、ポリエチレン(PE)などから形成されており、主に通路形成部材20の機械的強度、耐衝撃性を確保する層として作用する。樹脂外層28として、ポリエチレンを用いた場合には、極性官能基としてマレイン酸変性した樹脂材料(変性ポリエチレン)を用いることができる。変性ポリエチレンは、PAと化学接着により接合することから、樹脂内層27と接着する。
挿入通路形成部材30は、カバー部材32を備えている。カバー部材32は、通路形成部材20の上部に装着され、円筒状の側壁部32aと、上壁32bとを備えている。側壁部32aは、その上部が傾斜し、その傾斜した上部に上壁32bが一体に形成されている。上壁32bは、給油ノズルを挿入するための開口部32dを備えている。開口部32dは、挿入用開口32eと、軸支持部32fとを備えている。挿入用開口32eは、給油ノズルを挿入するためのほぼ円形であり、燃料通路11Pの一部を構成している。軸支持部32fは、側壁部32aの内壁に形成され、挿入側開閉機構50の端部を装着支持するための部位である。
カバー部材32内には、通路形成部材34が形成されている。通路形成部材34は、給油ノズルを挿入・ガイドするために燃料通路11Pの一部である挿入通路11Paを区画するための部材であり、傾斜壁34aを備えている。傾斜壁34aは、燃料タンク側へ向けて通路面積を狭くした円錐形状である。
注入口形成部材40は、注入口開閉機構60を支持する部材であり、開口部41と、開口部41の外周下面から突設されネック本体21内に収納された円筒状の支持部材42を備えている。開口部41は、注入口41aを備えている。注入口41aは、給油ノズルを挿入するためのほぼ円形の通路であり、燃料通路11Pの一部を構成している。
(2)−2 挿入側開閉機構50
図3は給油装置10の一部を分解するとともにその上部を拡大した断面図である。挿入側開閉機構50は、開閉部材51と、軸受部52と、開閉部材51を閉じ方向に付勢するスプリング53とを備えている。開閉部材51は、給油ノズルの先端で押されて軸受部52を中心に回動することで挿入用開口32eを開く。挿入用開口32eの開口周縁部には、シール部材54が配置されている。開閉部材51は、シール部材54を押圧することでシールした状態で挿入用開口32eを閉じている。
(2)−3 注入口開閉機構60
注入口開閉機構60は、開閉部材61と、開閉部材61と注入口形成部材40との間に介在して開閉部材61を注入口形成部材40に対して回動自在に支持する軸受部62と、開閉部材61を閉じ方向に付勢するスプリング63と、ガスケット64と、調圧弁65とを備えている。開閉部材61は、押圧部材61aと、弁室形成部材61bとを備え、調圧弁65を収納する弁室を形成している。ガスケット64は、ゴム材料から環状に形成され、開閉部材61の外周部に装着されており、注入口41aの周縁部との間で挟持されることでシールした状態で注入口41aを閉じている。調圧弁65は、弁室内に収納されており、スプリングにより付勢された正圧弁を備え、燃料タンクの圧力が所定圧を越えたときに開いて燃料タンク側の圧力を逃がす弁である。
(2)−4 各部材の組付構造
図4は図1にかかる給油装置10の要部を拡大して示す断面図、図5は図4のカバー部材32を通路形成部材20から外した状態を示す断面図である。図5において、通路形成部材20の上部には、フランジ部24が形成されている。フランジ部24の上面には、全周に環状の保持凹所24aが形成されている。保持凹所24aには、補強部材25がインサート成形などを用いて固定されている。補強部材25は、ステンレス鋼などの金属材料から形成されている環状の部材である。
カバー部材32の側壁部32aの下部には、係合爪32gが形成されている。係合爪32gは、フランジ部24に係合することにより、カバー部材32が通路形成部材20に装着されている。カバー部材32の外周部には、フランジ形状の取付部32jが形成されている。取付部32jは、車体側基板BPにボルトなどの締結部材を介して固定されている。
注入口形成部材40の上部には、フランジ部43が形成されている。フランジ部43の下面は、樹脂内層27の溶着端21aに溶着されている。溶着の方法として、レーザー溶着法を用いることにより溶着部Wdが形成されている。図4において溶着部Wdと補強部材25とは、燃料通路の中心線CLから直角の同一の面HP上に配置されている。ここで、同一の面HPは、溶着部Wdと補強部材25とを完全に含む面上に限らず、中心軸の方向へ僅かに異なっていてもよく、つまり同一面の周辺を含む領域をいう。
(3) 給油装置10の製造方法
給油装置10を製造するには、まず、通路形成部材20および挿入通路形成部材30を射出成形により製造する。通路形成部材20は、2種類の樹脂材料による2色の射出成形を行なうことにより製造する。最初の樹脂材料として樹脂外層28を形成するための変性ポリエチレンを射出し、その後、樹脂内層27を形成するためのポリアミドを射出する。変性ポリエチレンは、ポリエチレン(PE)に極性官能基、例えばマレイン酸変性された官能基を付加した樹脂材料であり、ポリアミド(PA)と射出成形時の熱により反応接着する。よって、樹脂内層27と樹脂外層28とは、2色成形により反応接着により溶着一体化している。一方、挿入通路形成部材30はポリエチレンを用いて、注入口形成部材40はポリアミドを用いて、それぞれ射出成形する。
次に、注入口形成部材40を通路形成部材20に一体化するレーザー溶着工程を行なう。通路形成部材20を支持台(図示省略)に固定するとともに、注入口形成部材40を通路形成部材20内に挿入する。このとき、注入口形成部材40のフランジ部43を通路形成部材20の溶着端21aに合わせ、注入口形成部材40および通路形成部材20を支持台などに固定する。なお、樹脂外層28には、カーボンブラックを0.1〜2.0重量部含有させることによりレーザー光の吸収を高めてもよい。
続いて、レーザー照射装置をフランジ部43およびネック本体21の溶着端21aに向け、通路形成部材20を支持した支持台を回転させつつレーザー光をフランジ部43と溶着端21aとの接合箇所に向けて照射する。溶着端21aは、カーボンブラックを0.1〜2.0重量部含有しているので、レーザー光を吸収し、溶融するとともに、フランジ部43の内側表面を溶融する。溶融した部分の樹脂材料は、同じ樹脂材料(PA)であるから相溶し、冷却固化することにより溶着する。
カバー部材32に挿入通路形成部材30を組み付け、注入口形成部材40に注入口開閉機構60を組み付ける。そして、挿入側開閉機構50を組み付けたカバー部材32を、通路形成部材20に組み付けには、カバー部材32の係合爪32gをフランジ部24に係合する。これにより、図1に示すように給油装置10が得られる。
(4) 実施例の作用・効果
上記実施例の構成により、上述した効果のほか、以下の効果を奏する。
(4)−1 図4に示すように通路形成部材20内には、注入口形成部材40を介して注入口開閉機構60が装着されている。注入口形成部材40の注入口41aは、開閉部材61により開閉される。注入口形成部材40は、通路形成部材20に全周にわたって溶着部Wdで溶着され、その間がシールされているので、Oリングなどのシール部材を用いることなく、高いシール性を確保することができる。
(4)−2 通路形成部材20は、その全周に沿って環状に補強部材25が配置されている。補強部材25と溶着部Wdとは、燃料通路11Pの中心線CLから直角の同一の面HP上に配置されている。しかも、補強部材25は、通路形成部材20より機械的強度が大きい材料から形成されている。このため、車両の衝突などにより、通路形成部材20の溶着部Wdの付近に、車両の衝突などによる外力Fを受けても、補強部材25は、溶着部Wdや注入口形成部材40の付近への衝撃を緩和し、シール箇所を保護する。よって、車両の衝突時に燃料タンク内の燃料が外部へ流出するのを防止する。
(4)−3 補強部材25は、該通路形成部材20の開口端部に形成され該通路形成部材20の端部から外周側に拡径したフランジ部24に装着されている。フランジ部24は、車両の衝突などにより最初に衝撃を受け易いが、この箇所に補強部材25が配置されているから、溶着部Wdへの衝撃を効果的に緩和する。
(4)−4 通路形成部材20は、2種類の異なった樹脂材料から形成されており、つまり樹脂内層27が耐燃料透過性に優れたポリアミド、樹脂外層28が機械的強度および耐衝撃性に優れたポリエチレンからそれぞれ形成されている。樹脂外層28は、その機械的強度の特性を生かして、補強部材25を強固に保持することができる。
(4)−5 図2および図4に示すように、注入口開閉機構60を覆うように通路形成部材20の上部にカバー部材32が装着されている。カバー部材32の係合爪32gがフランジ部24に係合することで、カバー部材32が通路形成部材20に装着されている。したがって、車両の衝突時などに、カバー部材32に外力を受けても、カバー部材32が通路形成部材20から外れて、衝撃エネルギーを吸収するから、注入口開閉機構60および注入口形成部材40の損傷に至りにくい。しかも、フランジ部24は、補強部材25により機械的強度が高められているから、カバー部材32から受ける衝撃を溶着部Wdに対して低減する。
B.第1実施例の変形例
(1) 図6は第1実施例の変形例にかかる通路形成部材20Bの要部を示す断面図である。本変形例は、通路形成部材20Bの形状および補強部材25Bの配置に特徴を有する。通路形成部材20Bは、樹脂内層27Bと、樹脂外層28Bとを積層して構成されている。樹脂内層27Bの上端部には、フランジ部24Bが形成されている。フランジ部24Bに補強部材25Bが装着されている。樹脂内層27Bの上端部には、注入口形成部材40Bのフランジ部43Bが溶着部Wdで溶着されている。溶着部Wdの燃料通路11Pの中心線から直角の同一面上に合わせて、補強部材25Bが配置されている。フランジ部24Bは、ポリアミドから形成されている樹脂内層27Bに一体形成されているから、樹脂内層27Bの金属材料に対する優れた熱的接着性を生かして、補強部材25Bを樹脂内層27Bに強固に装着することができる。
(2) 図7は他の変形例にかかる通路形成部材20Cおよび注入口形成部材40Cの要部を示す断面図である。本変形例は、通路形成部材20Cの形状および補強部材25Cの配置に特徴を有する。樹脂内層27Cの上部の内壁には、凹所24Caが形成されている。凹所24Caには、図示の上下方向に縦長の円筒形である補強部材25Cが装着されている。補強部材25Cは、溶着部Wdに対しては、通路形成部材20Cの内周側に近接して配置されていることになる。このような構成において、補強部材25Cは、溶着部Wdに近接して外力Fに対して破断するなどの不具合を生じ難くする機能の他に、注入口開閉機構(図3参照)を外力に対して保護する機能も高めることができる。
(3) 図8は図7の変形例の一部を変更した例であり通路形成部材20Dおよび注入口形成部材40Dの要部を示す断面図である。本変形例は、通路形成部材20Dの形状および補強部材25D,25D−2の配置に特徴を有する。樹脂内層27Dの上部には、内周側に張り出した支持部27Daが形成されている。支持部27Daの上面が注入口形成部材40Dの上部と溶着部Wdで溶着されている。樹脂内層27Dの上部の外壁と樹脂外層28Dの上端とにより保持凹所24Daが形成されている。保持凹所24Daには、上下方向に縦長の円筒形である補強部材25Dが装着されている。また、支持部27Daの上部の保持凹所24Da−2には、補強部材25D−2が装着されている。補強部材25D−2も環状の金属体である。
補強部材25Dの上端は、溶着部Wdを含む面HPより僅かに下方に配置されている。溶着部Wdと補強部材25Dとは、同一の面HPの付近であれば、中心軸の方向に僅かに異なっていてもよく、このような配置であっても、補強部材25Dは、溶着部Wdを補強する効果を奏する。また、補強部材25D,25D−2は、単一に限らず、複数個を適宜配置してもよい。
(4) 図9はさらに他の変形例にかかる通路形成部材20Eおよび注入口形成部材40Eの要部を示す断面図である。本変形例は、フランジ部24Eの形状に特徴を有する。通路形成部材20Eは、樹脂内層27Eと樹脂外層28Eとを備えている。樹脂内層27Eの端部には、フランジ部24Eが径外方へ突設されている。補強部材25Eは、フランジ部24Eを囲むように断面がU字形の環状に形成されている。このように、補強部材25Eは、溶着部Wdを保護するために有効な機械的強度や、フランジ部24Eへの装着性などを考慮して種々の形状をとることができる。
C.第2実施例
(1) 図10は第2実施例にかかる通路形成部材20Fおよび注入口形成部材40Fの要部を示す断面図である。通路形成部材20Fは、樹脂内層27Fと樹脂外層28Fとを有する。樹脂内層27Fの上部は、注入口形成部材40Fのフランジ部43Fが溶着されている。樹脂外層28Fの端部には、フランジ部24Fが形成されている。樹脂外層28Fの上端部には、該通路形成部材20Fの全周に沿って環状に配置された外力緩衝部24Fbを有する。外力緩衝部24Fbは、溶着部Wdを設けた部位より外周側であって、注入口形成部材40Fのフランジ部43Fの端面の間にギャップGpを隔てて配置されている。外力緩衝部24Fbは、外力Fを受けたときにギャップGpを狭める方向に弾性変形するように構成されている。ギャップGpおよび溶着部Wdは、燃料通路11Pの中心線CLから直角の同一の面HP上に配置されている。この構成において、外力緩衝部21Fが外力Fを受けると、外力緩衝部24FbがギャップGpを狭める方向へ弾性変形して、溶着部Wdに加わる衝撃力が緩和される。カバー部材32Fは、溶着面36Faを有したフランジ部36Fを有している。フランジ部36Fは、フランジ部24Faまたは注入口形成部材40Fのフランジ部43Fのいずれか一方または、両方に溶着部Wd1で溶着している。このように、カバー部材32Fが注入口形成部材40Fまたは通路形成部材20Fに溶着されている構成においても、外力緩衝部24Fbがこの箇所の溶着部Wd1も保護する。
(2) 図11は図10の第2実施例の変形例における通路形成部材20Gおよび注入口形成部材40Gの要部を示す断面図である。本変形例は、図10の第2実施例に対して、カバー部材32Gの端部が樹脂外層28Gに固定されている構成に特徴を有する。本構成において、溶着部Wdは、カバー部材32GとギャップGp2を隔てているので、カバー部材32Gの衝撃が溶着部Wdへ伝わりにくいという特長を有する。
(3) 図12は第2実施例にかかる他の変形例における通路形成部材20Hおよび注入口形成部材40Hを示す断面図である。本変形例は、図10の変形例に対して、樹脂内層27Hに外力緩衝部21Hbを設けた構成に特徴を有する。通路形成部材20Hは、樹脂内層27Hと樹脂外層28Hとを備えている。樹脂内層27Hの上部には、L字形の延設部27Haが形成され、さらに延設部27Haの外周部にフランジ部24Hの一部として外力緩衝部21Hbが形成されている。フランジ部24Hの内周側の端面は、注入口形成部材40Hの端部との間にギャップGpが形成されている。フランジ部24Hに外力Fが加わると、延設部27HaがギャップGpを小さくするように撓み、外力Fが溶着部Wdに及ぶのを緩和する。なお、カバー部材32Hは、注入口形成部材40Hまたは外力緩衝部21Hbに溶着される構成のほか、第1実施例のように通路形成部材20Hに係合する構成であってもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。
上記実施例において、補強部材は、金属材料で形成されているが、これに限らず、通路形成部材より機械的強度の大きい材料であればよく、例えば、樹脂材料にガラスフィラーを添加した材料などを用いてもよい。
上記実施例において、通路形成部材は、2種類の樹脂材料からなる層を積層して構成したが、これに限らず、単層であってもよく、この単層の端部に、補強部材および外力緩衝部を設けてもよい。また、外力緩衝部および補強部材は、いずれか一方を設けるほか、両方を設けてもよい。
さらに、上記第1実施例において、挿入通路形成部材30および注入口形成部材40は、それぞれ単層で形成した構成について説明したが、これに限らず、2種類以上の樹脂材料を積層した構成であってもよく、それぞれの部材の単層および多層の構成が適宜、組み合わされて構成されてもよい。
上記実施例において、溶着部は、レーザー溶着により形成したが、これに限らず、熱板溶着などの他の手段であってもよい。
10…給油装置
11…タンク開口形成部材
11P…燃料通路
11Pa…挿入通路
20…通路形成部材
20B…通路形成部材
20C…通路形成部材
20D…通路形成部材
20E…通路形成部材
20F…通路形成部材
20G…通路形成部材
20H…通路形成部材
21…ネック本体
21Fb…外力緩衝部
21Hb…外力緩衝部
21a…溶着端
22…ネック接続部
22a…環状突部
23…ブリーザ管
23P…ブリーザ通路
24…フランジ部
24B…フランジ部
24Ca…凹所
24Da…保持凹所
24Da−2…保持凹所
24E…フランジ部
24F…フランジ部
24Fa…フランジ部
24H…フランジ部
24a…保持凹所
25…補強部材
25B…補強部材
25C…補強部材
25D,25D−2…補強部材
25E…補強部材
27…樹脂内層
27B…樹脂内層
27C…樹脂内層
27D…樹脂内層
27Da…支持部
27E…樹脂内層
27F…樹脂内層
27H…樹脂内層
27Ha…延設部
28…樹脂外層
28B…樹脂外層
28D…樹脂外層
28E…樹脂外層
28F…樹脂外層
28G…樹脂外層
28H…樹脂外層
30…挿入通路形成部材
32…カバー部材
32F…カバー部材
32G…カバー部材
32H…カバー部材
32a…側壁部
32b…上壁
32d…開口部
32e…挿入用開口
32f…軸支持部
32g…係合爪
32j…取付部
34…通路形成部材
34a…傾斜壁
36F…フランジ部
36Fa…溶着面
40…注入口形成部材
40B…注入口形成部材
40C…注入口形成部材
40D…注入口形成部材
40E…注入口形成部材
40F…注入口形成部材
40G…注入口形成部材
40H…注入口形成部材
41…開口部
41a…注入口
42…支持部材
43…フランジ部
43B…フランジ部
43F…フランジ部
50…挿入側開閉機構
51…開閉部材
52…軸受部
53…スプリング
54…シール部材
60…注入口開閉機構
61…開閉部材
61a…押圧部材
61b…弁室形成部材
62…軸受部
63…スプリング
64…ガスケット
65…調圧弁
BP…車体側基板
CL…中心線
Gp…ギャップ
Gp2…ギャップ
HP…面
TB…チューブ
Wd…溶着部
Wd1…溶着部

Claims (9)

  1. 燃料タンクへ燃料を供給するための給油装置において、
    上記燃料タンクに接続される燃料通路(11P)を有する通路形成部材(20)と、
    上記燃料通路(11P)に配置されるとともに上記通路形成部材(20)に固定され、上記燃料通路(11P)の一部を構成する注入口(41a)を有する注入口形成部材(40)と、
    上記注入口形成部材(40)に開閉可能に装着され、上記注入口(41a)を開閉する開閉部材(61)を備えた注入口開閉機構(60)と、
    を備え、
    上記通路形成部材(20)と上記注入口形成部材(40)とは、互いに溶着する樹脂材料から形成され、上記通路形成部材(20)と上記注入口形成部材(40)との間が全周に沿って溶着部(Wd)で溶着されることでシールされており、
    上記通路形成部材(20)は、該通路形成部材(20)の全周に沿って環状に配置された補強部材(25)を備え、
    上記補強部材(25)は、該通路形成部材(20)より機械的強度が大きい材料から形成され、
    上記補強部材(25)および上記溶着部(Wd)は、上記燃料通路(11P)の中心線から直角の同一面の周辺に配置され、
    上記通路形成部材(20)は、該通路形成部材(20)の開口端部に形成され該通路形成部材(20)の端部から外周側に拡径したフランジ部(24)を有し、上記補強部材(25)は、上記フランジ部(24)に装着されるとともに、上記溶着部(Wd)から外周側に離れた位置に配置されていること、
    を特徴とする給油装置。
  2. 請求項1に記載の給油装置において、
    上記補強部材(25)は、金属材料から形成されている給油装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の給油装置において、
    上記通路形成部材(20)は、上記燃料通路(11P)を形成するパイプ形状であり第1樹脂材料から形成された樹脂内層(27)と、該樹脂内層(27)の外面に積層され第2樹脂材料から形成された樹脂外層(28)とを有し、
    上記第1樹脂材料と上記第2樹脂材料とは、一方の層が他方の層より耐燃料透過性に優れた樹脂材料から形成され、
    上記フランジ部(24)は、上記樹脂内層(27)または樹脂外層(28)のいずれか一方の端部に形成されている給油装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の給油装置において、
    上記通路形成部材(20D)は、該通路形成部材(20F)の開口端部に形成され該通路形成部材(20D)の端部から内周側に張り出した支持部(27Da)を有し、上記補強部材(25D−2)は、上記支持部(27Da)に装着されている給油装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の給油装置において、
    さらに、上記注入口開閉機構(60)を覆うように上記通路形成部材(20)の上部に装着されたカバー部材(32)を有し、
    上記カバー部材(32)は、側壁部(32a)と、該側壁部(32a)の周縁部から延設された上壁(32b)とにより囲まれたカップ形状であり、上記側壁部(32a)に形成された係合爪(32g)を有し、
    上記係合爪(32g)が上記フランジ部(24)に係合することで、上記カバー部材(32)が上記通路形成部材(20)に装着されている給油装置。
  6. 請求項1に記載の給油装置において、
    上記補強部材(25)は、上記溶着部(Wd)に対して内周側であって該溶着部(Wd)に近接して設けられている給油装置。
  7. 燃料タンクへ燃料を供給するための給油装置において、
    上記燃料タンクに接続される燃料通路(11P)を有する通路形成部材(20F)と、
    上記燃料通路(11P)に配置されるとともに上記通路形成部材(20F)に固定され、上記燃料通路(11P)の一部を構成する注入口を有する注入口形成部材(40F)と、
    上記注入口形成部材(40F)に開閉可能に装着され、上記注入口を開閉する開閉部材を備えた注入口開閉機構と、
    を備え、
    上記通路形成部材(20F)と上記注入口形成部材(40F)とは、互いに溶着する樹脂材料から形成され、上記通路形成部材(20F)と上記注入口形成部材(40F)との間が全周に沿って溶着部(Wd)で溶着されることでシールされており、
    上記通路形成部材(20F)は、該通路形成部材(20F)の全周に沿って環状に配置され、上記溶着部(Wd)を設けた部位より外周側でかつギャップ(Gp)を隔てて配置された外力緩衝部(24Fb)を有し、
    上記外力緩衝部(24Fb)は、外力(F)を受けたときに上記ギャップ(Gp)を狭める方向に弾性変形するように構成し、
    上記ギャップ(Gp)および上記溶着部(Wd)は、上記燃料通路(11P)の中心線から直角の同一面上に配置され、
    上記通路形成部材は、該通路形成部材の開口端部に形成され該通路形成部材の端部から外周側に拡径したフランジ部を有し、上記フランジ部に上記外力緩衝部が形成されていること、を特徴とする給油装置。
  8. 請求項7に記載の給油装置において、
    上記通路形成部材は、上記燃料通路を形成するパイプ形状であり第1樹脂材料から形成された樹脂内層と、該樹脂内層の外面に積層され第2樹脂材料から形成された樹脂外層とを有し、
    上記第1樹脂材料と上記第2樹脂材料とは、一方の層が他方の層より耐燃料透過性に優れた樹脂材料から形成され、
    上記フランジ部は、上記樹脂内層または樹脂外層のいずれか一方の端部に形成されている給油装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の給油装置において、
    さらに、上記注入口開閉機構を覆うように上記通路形成部材の上部に装着されたカバー部材を有し、
    上記カバー部材は、側壁部と、上壁とにより囲まれたカップ形状であり、上記側壁部に形成された係合爪を有し、
    上記係合爪が上記フランジ部に係合することで、カバー部材が通路形成部材に装着されている給油装置。
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