JP5981148B2 - 椅子の背凭れへのオプション部材の取付構造 - Google Patents

椅子の背凭れへのオプション部材の取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、椅子の背凭れへのオプション部材の取付構造に関する。
椅子の背凭れに、ハンガーやヘッドレスト等のオプション部材を取り付ける取付構造として、例えば、背凭れの上部後面に設けた後フレームの後面に、ハンガーを支持する左右1対の支持杆を当接した状態で、後フレームと両支持杆とを、左右方向を向く板状の取付部材とねじ座片とによって前後から挟み、取付部材とねじ座片とをねじにより締結したものがある(例えば特許文献1参照)。
また、背凭れの後部に取付けたブロック状のベース部と、ベース部の後方に隙間を空けて取付けた押さえ板との間に、ハンガー支柱を上下移動可能に挿入するとともに、ベース部と押え板とをカバーによって後方から覆い、ハンガー支柱を、ベース部から後方に弾発的に突出する係止突部と、押さえ板の丸孔から前方に突出するカバーの突部とによって挟持したものがある(例えば特許文献2参照)。
さらに、背凭れにおける枠部材の上枠杆に溝を設け、この溝に、本体取付部の対向部が嵌合するようにして、本体取付部と挾持片とによって、背枠の上枠部を上下から挟み、それらをねじ止めすることにより、オプション部材であるヘッドレストを、背凭れに固定するようにしたものや(例えば特許文献3参照)、背凭れにおける枠部材の上枠杆の下面に、懸吊部材を介してハンガーを吊支したもの(例えば特許文献4参照)等がある。
特開2006−110013号公報 特開2004−174145号公報 特開2008−104521号公報 特開2011−045572号公報
特許文献1および2に記載されているものにおいては、オプション部材を背凭れに取付けるときに、オプション部材を、背凭れの上枠杆に当接させた状態で、手で保持して、取付け作業をしなければならないため、作業が面倒で工数が増大する。
特許文献3に記載されているものにおいては、背凭れにおける枠部材の上枠杆に溝を設けなければならないため、背凭れにおける枠部材の形状が、オプション部材の取付けのために制限されるだけでなく、本体取付部と挾持片とによって、背枠の上枠部を上下から挟んだ状態で、それらを保持するものと、それらをねじ止めする者との二人の作業者を必要とし、特許文献1および2のものと同様に、取付け作業が面倒で工数が増大する。
また、オプション部材の取り付け完了後は、本体取付部と挾持片とが枠部材よりも前方に突出することもあり、その大きさによっては着座者の背中に当たるおそれがある。
特許文献4のものにおいては、ハンガーが、背凭れの上枠杆より下方に位置するため、ハンガーへの衣服の着脱がしづらく、またヘッドレストのように背凭れの上方に配設するオプション部材等の取付けには適用できない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、背凭れにオプション部材を簡単に取付けることができ、背凭れにおける枠部材の形状が、オプション部材の取付けのために制限されることがなく、かつオプション部材と背凭れとの結合部が着座者の妨げとなることがなく、さらに、オプション部材を、背凭れの背面における任意の位置に取り付けることができるようにした椅子の背凭れへのオプション部材の取付構造を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 1対の側枠杆と、該側枠杆の上端部同士を連結する上枠杆とを有する背フレームを備える椅子の背凭れに対するオプション部材の取付け構造において、前記背凭れにおける上枠杆の背面に、後方に突出する突部を有する受け部材を、前部上面が前記上枠杆の下面に、かつ前部上面の後方より起立する起立部の前面が前記上枠杆の背面に当接するようにして取り付け、この受け部材における前記突部に、前記オプション部材を保持する保持部材を取り付ける。
このような構成とすると、背凭れの背面に、受け部材を予め取り付けておき、その後、受け部材の突部に、予めオプション部材を保持させておいた保持部材を取り付けるか、または上記突部に保持部材を取り付けた後、保持部材にオプション部材を保持させることにより、オプション部材を、簡単に、手際よく、背凭れに取り付けることができ、作業効率を向上することができる。
また、どのような形状の背凭れにも、オプション部材を取り付けることができ、背凭れの形状が、オプション部材の取付けのために規制されることがなく、しかも、背凭れの背面に対するオプション部材の取付位置も制限されることがなく、任意の部位にオプション部材を取り付けることができる。
さらに、受け部材も保持部材も、ともに背凭れの背面側に取り付けられるので、背凭れの前方に突出することがなく、着座者の背中に当たるおそれがない。
また、背凭れと受け部材との接合部分が、外部に露呈し難くいので、体裁がよく、そのため、この接合部分の横幅を大として、接合面積を確保し、接合強度を高めるようにしても、外観を悪くすることがない。
さらに、背凭れにおける上枠杆の背面に、受け部材における前部上面が当接し、かつ上枠杆の背面に、受け部材における起立部の前面が当接した状態で、受け部材は背凭れの上枠杆に固着されるので、背凭れの上枠杆に対する受け部材の上下方向および前後方向の結合強度が大となり、オプション部材を安定よく保持することができる。
(2) 上記(1)項において、受け部材における突部の上面に、上方に向かって開口する受け孔を設け、この受け孔に、保持部材の前部下面に設けた下方を向く差し込み部を嵌合することにより、受け部材に保持部材を取り付ける。
(3) 上記(1)または(2)項において、受け部材における突部の上面に、上方に向かって突出する突部を設け、この突部を、保持部材の下面に設けた嵌合凹部に嵌合する。
上記(2)項または(3)項のような構成とすると、保持部材を、受け部材における突部の上方より突部上に下降させるだけで、受け部材に簡単に結合させることができ、作業性をよくすることができる。
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、受け部材の起立部を上枠杆の背面に、前後方向を向く固定ねじをもって固着し、かつ保持部材を前記受け部材の突部に、上下方向を向く固定ねじをもって固着する。
このような構成とすると、背凭れの後方の空間を利用して、受け部材を背凭れの取付部に、後方から楽な姿勢でねじ止め作業することができ、しかも、その後に、受け部材の突部の上下の空間を利用して、保持部材を受け部材の突部に、楽な姿勢でねじ止め作業することができ、オプション部材の取付け作業性を高めることができる。
本発明によると、背凭れにオプション部材を簡単に取付けることができ、背凭れにおける枠部材の形状が、オプション部材の取付けのために規制されることがなく、かつオプション部材と背凭れとの結合部が着座者の妨げとなることがなく、さらに、オプション部材を、背凭れの背面における任意の位置に取り付けることができるようにした椅子の背凭れへのオプション部材の取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態を備える椅子の側面図である。 椅子の背凭れを、右斜め後方から見た斜視図である。 図2のIII−III線拡大縦断側面図である。 受け部材および保持部材を右斜め前方から見た分解斜視図である。 図2のV−V線拡大縦断端面図である。 図3のVI−VI線横断平面図である。 背凭れに受け部材、保持部材およびオプション部材を取付ける手順を説明するための分解斜視図である。 図6のVIII−VIII線縦断端面図である。 図2のIX−IX線拡大縦断端面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、各図において、左右は正面視において言う。
図1は、本発明の一実施形態を備える椅子の側面図である。
この椅子は、先端部にキャスタ1を備える放射状をなす5本の脚杆2を有する脚体3と、脚体3の中央に立設され、内部にガススプリング(図示略)が収容された伸縮式の脚柱4と、脚柱4の上端に後端部が固着された前上方を向く支基5と、支基5の上方に支持された座6と、前端部が左右方向を向く軸7をもって支基5に枢着された側面視ほぼL字状の背凭れ支持フレーム8の後上部に支持された背凭れ9と、背凭れ9の後面における上部に設けられたオプション部材であるハンガー装置10とを備えている。
なお、上記各構成要素のうち、背凭れ9およびハンガー装置10以外のものは、本発明に直接関係しないので、それらの具体的な構成および詳細な説明は省略する。
図2に示すように、背凭れ9は、正面形がほぼ方形の枠体である硬質合成樹脂よりなる背フレーム11と、この背フレーム11の前面に張設した張材12とを備えている。
張材12は、メッシュ材、織布、帆布等により方形に形成され、その外周部は縫着、タッカー止め、接着、またはその他の止着手段をもって、背フレーム11の前面を覆うように、背フレーム11の外周縁に止着されている。
背フレーム11は、上下方向の中央よりやや下方の部分が側面視において前方に突出するように緩やかにくの字状に屈曲する左右1対の側枠杆13、13と、その上端部同士を連結するとともに、左右方向の中央部が平面視において後方に突出するように緩やかに円弧状に湾曲する上枠杆14と、両側枠杆13、13の下端部同士を連結し、かつ下方に向かって突出するように湾曲する下枠杆15とを備えている。上枠杆14は、背面に固定ねじ(図示略)をもって固着された上部補助枠材14a(図3参照)を有している。
張材12の上部は、上枠杆14の前面から上面を経た後、上部補助枠材14aの上面、後面、下面および前面に順次巻き付けられて、その端末が、上部補助枠材14aの前面と上枠杆14の後面との間に挟まれるようにして、背フレーム11に取り付けられている。
背フレーム11における下枠杆15には、背凭れ支持フレーム8に連結される左右1対の前向き片16が設けられている。
次に、オプション部材であるハンガー装置10について説明する。オプション部材としては、ハンガー装置10のほかに、ヘッドレスト等の適宜のものを選択することができる。
ハンガー装置10は、受け部材17および保持部材18により、背フレーム11の上枠杆14に取り付けられている。
ハンガー装置10は、図2および図3に示すように、左右方向を向くハンガー本体19と、このハンガー本体19から下方に延設された左右1対の支持杆20と、左右1対の支持杆20の下端部同士を連結する連結杆21とを備えている。
ハンガー装置10における左右1対の支持杆20は、保持部材18に、上下位置調節可能として取付けられている。
ハンガー本体19は、背広等が掛けられる程度の長さに左右方向に延び、正面視において、中央部が下向きに緩やかに湾曲し、かつ両側部が緩やかに下向き傾斜する形状をなしている。
左右1対の支持杆20は、それぞれ上下方向の縦杆部20aと、縦杆部20aの上端から上方に向かうに従って左右方向に互いに離間する湾曲部20bとからなり、縦杆部20aの下端部が、下方に向かって突出するように緩やかに湾曲する連結杆21によって連結されている。
図3および図4に示すように、受け部材17は、背フレーム11の上枠杆14より後方に突出する突部17aと、突部17aの前面下部より前方に突出し、かつ上枠杆14の下方に位置する前部17bとからなっている。
受け部材17における突部17aと前部17bとの段差部22は、背フレーム11の上枠杆14の後下端の角部に嵌合されるようになっている。
受け部材17における前部17bの上面には、上方に向かって開口する複数の肉抜き孔23と、各肉抜き孔23を区画する前後方向を向く複数のリブ24とが、左右方向に並べて設けられている。
さらに、受け部材17における前部17bの上面には、上方に向かって開口し、かつ前部17bの両側壁と各リブ24とを貫通するように左右方向に連続する凹溝25と、左右1対の上向き突部26、26とが設けられている。
図3および図5に示すように、受け部材17を、背フレーム11におけるオプション部材の取付部である上枠杆14における正規の取付位置に取り付けたとき、受け部材17における上記凹溝25が、上枠杆14の下面後縁に設けられた下向き突条14bに嵌合し、かつ上向き突部26が、上枠杆14の下面前部に設けられた左右1対の上向き凹部14cに嵌合するようになっている。
受け部材17における前部17bの上面の後方より起立する、突部17aの前壁をなす起立部27の上部には、前後方向を向く左右1対のねじ挿通孔28が設けられている。
起立部27の後面における左右のねじ挿通孔28、28の間には、厚肉部27aが形成され、この厚肉部27aの上端面には、上方に向かって開口する左右方向に長い有底の受け孔29が設けられている。
厚肉部27aの後面には、受け孔29に連通する上下方向を向くスリット30が設けられている。
受け部材17における突部17aは、前壁をなす上記起立部27と、その下端から後上方に向かって傾斜する底壁31と、両側壁32、32とを備え、上方と後方とに開口するほぼ中空箱状をなしている。
各側壁32の後部内面に形成した厚肉部32aの後面には、後方と上方とに向かって開口し、かつ溝の深さが下方に向かって漸次浅くなる上下方向の受け溝33が設けられている。
底壁31の上面における後端部には、上方に向かって突出する左右方向に長い突部34が設けられ、同じく受け孔30より後方には、上下方向を向く左右1対のねじ挿通孔35が設けられている。
この受け部材17の成形型の抜き方向は、上下方向のみでよいので、製造が容易である。
保持部材18は、平面形状が受け部材17の突部17aの上面を覆うほぼ長方形の上板部36と、上板部36の後端部から垂下する後壁部37(図3参照)と、上板部36の前部下面から垂下する左右方向を向く板状の差し込み部38とを備えている。差し込み部38の後面における左右方向の中央部と、後壁部37との間には、前後方向を向く縦形のリブ39(図6参照)が設けられている。
上板部36の下面には、図9に示すように、差し込み部38より後方に位置する左右1対の円筒状のボス40(図6参照)が設けられ、各ボス40内には、ねじ孔41がそれぞれ設けられている。ボス40と後壁部37との間には、リブ42が設けられている。このリブ42およびリブ39の下端後部には、受け部材17における上向きの突部34と補形をなす上向きの嵌合凹部42a、39aが設けられている。
図4に示すように、後壁部37の左右両端部には、前方に向かって突出する厚肉部43(図6参照)が設けられている。この厚肉部43には、外側方に向かって開口する上下方向を向く嵌合溝44が、上板部36を貫通するようにして設けられている。後述するように、この嵌合溝44には、ハンガー装置10の支持杆20の内面に設けられた上下方向を向く突条20cが嵌合される。
保持部材18における嵌合溝44の外側面への開口の前縁には、上下方向の中央部が前方に向かって凹入するくの字状の係合凹溝45を有する後向き突部46が設けられている。後向き突部46の前端部は、厚肉部43より前方に突出している。
図5に示すように、嵌合溝44に嵌合されるハンガー装置10における支持杆20の内側面に設けられた上下方向の突条20cの前面には、嵌合溝44におけるくの字状の係合凹溝45と補形をなす複数の係合部47を上下方向に連続させて形成した上下方向を向く波形部48が設けられている。
図6に示すように、各支持杆20の突条20cの前面には、波形部48を底面とする、前方に向かって開口する上下方向を向く嵌合凹溝49が設けられている。この嵌合凹溝49には、保持部材18におけるくの字状の係合凹溝45を有する後向き突部46が、波形部48の係合部47と係合するようにして嵌合されている。
後向き突部46の前端部は、受け部材17の左右の側壁32における受け溝33に嵌合されている。
ハンガー装置10は、係合凹溝45と係合する波形部48の複数の係合部47を変化させることによって、保持部材18に対して上下方向の位置を調節することができる。この保持部材18に対するハンガー装置10の上下位置調節については後述する。
ハンガー装置10を、背凭れ9に取付けるには、図7に示すように、受け部材17を、背凭れ9の上枠杆14に後方から接近させ、図3および図5に示すように、受け部材17における凹溝25が、上枠杆14の下面後縁における下向き突条14bに嵌合し、かつ上向き突部26が、上枠杆14の下面前部における左右1対の上向き凹部14cに嵌合するようにして、受け部材17の前部17bの上面を上枠杆14の下面に当接し、かつ受け部材17の起立部27の前面を上部補助部材14aの取付部の後面に当接させた状態で、図6および図8に示すように、起立部27におけるねじ挿通孔28に固定ねじ50を挿入し、それを上部補助枠材14aの後面における対応する位置に設けたねじ孔51に螺合して締め付ける。
保持部材18を、受け部材17に取付けるには、図7に示すように、ハンガー本体18が上側、連結杆21が下側となるようにして、ハンガー装置10の左右1対の支持杆20の各突条20cを、予め保持部材18における左右1対の嵌合溝44に嵌合することにより、ハンガー装置10を保持部材18に取付けておく。
このときの保持部材18に対するハンガー装置10の取付位置は、波形部48の複数の係合部47のいずれを係合凹溝45と係合させるかによって定まる。
その相対位置を変化させるには、後向き突部46を前方に弾性変形させつつ、左右1対の支持杆20、20を保持部材18に対して上下方向に移動させて行う。
このようにして、ハンガー装置10を所望の上下位置に装着しておいた保持部材18を、受け部材17の上方から降下させて、図3および図9に示すように、保持部材18における下向きの差し込み部38を、受け部材17における受け孔29に嵌合し、かつ受け部材17の後部における上向きの突部34が、保持部材18における上向きの嵌合凹部42a、39aに嵌合するようにして、保持部材18を受け部材17の突部17a上に載置する。
次に、この状態で、図9に示すように、受け部材17の下方に向かって開口するねじ挿通孔35から固定ねじ52を上向きに挿入し、それを保持部材18のねじ孔41に螺合して締め付ける。
このようにして背凭れ9に取り付けられたハンガー装置10は、受け部材17における凹溝25が、上枠杆14の下面後縁における下向き突条14bに嵌合し、かつ上向き突部26が、上枠杆14の下面前部における左右1対の上向き凹部14cに嵌合するようにして、受け部材17の前部17bの上面を上枠杆14の下面に当接し、かつ受け部材17の起立部27の前面を上部補助部材14aの取付部の後面に当接させた状態で、起立部27が上部補助枠材14aの後面にねじ止めされていることにより、上枠杆14に対する受け部材17の取付強度が大であり、特に、受け部材17の突部17aにかかる下向きの荷重に対して、強力に支持することができる。
また、この装着状態においては、受け溝33における前上向き傾斜する底面と、後向き突部46の前面とが当接しており、後向き突部46は、前方に弾性変形スことができず、そのため、係合凹溝45と係合する波形部48の複数の係合部47を変化させることはできない。したがって、支持杆20は保持部材18に対して上下方向に移動することなく、ハンガー装置10は、装着時の高さ位置に強力に保持される。
ハンガー装置10の上下位置調節を行うには、固定ねじ52を緩めて、保持部材18を受け部材17より上方に移動させて、後向き突部46の前面を、受け溝33における前上向き傾斜する底面から離間させて、それらの間に後向き突部46の前方への弾性撓曲許容空間を形成し、その状態で、後向き突部46を前方に弾性変形させつつ、左右1対の支持杆20、20を保持部材18に対して上下方向に移動し、後向き突部46の係合凹溝45と係合する波形部48の複数の係合部47を1個ずつ変化させる。
ハンガー装置10を所望の高さとした後、固定ねじ52を締め付けて、保持部材18を受け部材17の正規の位置に固定すると、ハンガー装置10は、上下方向に移動することなく、保持部材18に保持される。
なお、保持部材18を受け部材17の正規の位置に固定した状態で、後向き突部46の前方に、弾性撓曲許容空間を形成しておくことにより、ハンガー装置10を、装着状態のままで、上下位置調節できるようにすることができる。
上記のように、背凭れ9の背面に、受け部材17を予め取り付けておき、その後、受け部材17の突部17aに、予めハンガー装置10を保持させておいた保持部材18を取り付けるか、または上記突部17aに保持部材18を取り付けた後、保持部材18にハンガー装置10を保持させると、ハンガー装置10を、簡単に、手際よく、背凭れ9に取り付けることができ、作業効率を向上することができる。
さらに、どのような形状の背凭れ9にも、ハンガー装置10等のオプション部材を取り付けることができ、背凭れ9の形状が、オプション部材の取付けのために制限されることがなく、しかも、背凭れ9の背面に対するオプション部材の取付位置も制限されることがなく、任意の部位にオプション部材を取り付けることができる。
しかも、受け部材17も保持部材18も、ともに背凭れ9の背面側に取り付けられるので、背凭れ9の前方に突出することがなく、着座者の妨げとなることがない。
本発明は、その範囲を逸脱しない範囲で、例えば次のような異なる形態での実施が可能である。
(1) 背凭れ9に受け部材17を取付け、受け部材17に保持部材18を取付けた後、保持部材18にハンガー装置10を取付ける。
(2) ハンガー装置10を保持部材18に固着する。
(3) 椅子の背凭れ9を、背枠と、背枠内に設けた背板とを有するものとし、背枠の上枠杆に、受け部材17および保持部材18を介してハンガー装置10を取付ける。
1 キャスタ
2 脚杆
3 脚体
4 脚柱
5 支基
6 座
7 軸
8 背凭れ支持フレーム
9 背凭れ
10 ハンガー装置(オプション部材)
11 背フレーム
12 張材
13 側枠杆
14 上枠杆
14a上部補助枠材
14b下向き突条
14c上向き凹部
15 下枠杆
16 前向き片
17 受け部材
17a突部
17b前部
18 保持部材
19 ハンガー本体
20 支持杆
20a縦杆部
20b湾曲部
20c突条
21 連結杆
22 段差部
23 肉抜き孔
24 リブ
25 凹溝
26 上向き突部
27 起立部
27a厚肉部
28 ねじ挿通孔
29 受け孔
30 スリット
31 後壁
32 側壁
32a厚肉部
33 受け溝
34 突部
35 ねじ挿通孔
36 上板部
37 後壁部
38 差し込み部
39 リブ
39a嵌合凹部
40 ボス
41 ねじ孔
42 リブ
42a嵌合凹部
43 厚肉部
44 嵌合溝
45 係合凹溝
46 後向き突部
47 係合部
48 波形部
49 嵌合凹溝
50 固定ねじ
51 ねじ孔
52 固定ねじ

Claims (4)

  1. 1対の側枠杆と、該側枠杆の上端部同士を連結する上枠杆とを有する背フレームを備える椅子の背凭れに対するオプション部材の取付け構造であって、
    前記背凭れにおける上枠杆の背面に、後方に突出する突部を有する受け部材を、前部上面が前記上枠杆の下面に、かつ前部上面の後方より起立する起立部の前面が前記上枠杆の背面に当接するようにして取り付け、この受け部材における前記突部に、前記オプション部材を保持する保持部材を取り付けたことを特徴とする椅子の背凭れへのオプション部材の取付け構造。
  2. 受け部材における突部の上面に、上方に向かって開口する受け孔を設け、この受け孔に、保持部材の前部下面に設けた下方を向く差し込み部を嵌合することにより、受け部材に保持部材を取り付けた請求項1記載の背凭れへのオプション部材の取付構造。
  3. 受け部材における突部の上面に、上方に向かって突出する突部を設け、この突部を、保持部材の下面に設けた嵌合凹部に嵌合した請求項1または2記載の背凭れへのオプション部材の取付構造。
  4. 受け部材の起立部を上枠杆の背面に、前後方向を向く固定ねじをもって固着し、かつ保持部材を前記受け部材の突部に、上下方向を向く固定ねじをもって固着した請求項1〜3項のいずれかに記載の椅子の背凭れへのオプション部材の取付け構造。
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