JP5975901B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関する。
従来、回転軸の周囲に形成された円環部と、この円環部の径方向外側に放射状に形成された複数のティース形成部とを有する複数のコアシートが積層されることにより形成された積層コアを備えた回転電機がある(例えば、特許文献1参照)。また、この種の回転電機のなかには、複数のティース形成部が積層されることにより形成された複数のティースに巻線が分布巻き(重ね巻き)方式により巻回されたものがある。
特開2005−102403号公報
しかしながら、上述の分布巻き方式では、巻線が複数のティースに跨って巻回される。このため、積層コアの軸方向端部に位置するコアシートには、巻線のテンションにより積層コアの周方向に荷重が作用し、このコアシートが積層コアの周方向にずれる虞がある。
また、積層コアの軸方向端部に位置するコアシートが積層コアの周方向にずれることを抑制するために、積層コアを軸方向にかしめることも考えられるが、この場合には、積層コアの鉄損が増加する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、積層コアの鉄損が増加することを抑制しつつ、積層コアの軸方向端部に位置するコアシートが積層コアの周方向にずれることを抑制することができる回転電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の回転電機は、回転軸と、前記回転軸の周囲に形成された円環部と、前記円環部の径方向外側に放射状に形成された複数のティース形成部とを有する複数のコアシートが積層されることにより形成された積層コアと、前記複数のティース形成部が積層されることにより形成され放射状に延びる複数のティースに巻回された巻線と、前記複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの一方における前記円環部に形成された嵌合部と、前記複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの他方における前記円環部に形成され、前記積層コアの軸方向を挿入方向として前記嵌合部と嵌合された被嵌合部と、少なくとも前記積層コアの軸方向端部において互いに重なり合う前記コアシートの一方における前記ティース形成部に形成された遊嵌部と、少なくとも前記積層コアの軸方向端部において互いに重なり合う前記コアシートの他方における前記ティース形成部に形成され、前記積層コアの軸方向を挿入方向として前記遊嵌部と遊嵌された被遊嵌部と、を備えている。
この回転電機によれば、複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの一方における円環部には、嵌合部が形成されている。この嵌合部は、複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの他方における円環部に形成された被嵌合部と積層コアの軸方向を挿入方向として嵌合されている。
また、少なくとも積層コアの軸方向端部において互いに重なり合うコアシートの一方におけるティース形成部には、遊嵌部が形成されている。この遊嵌部は、少なくとも積層コアの軸方向端部において互いに重なり合うコアシートの他方におけるティース形成部に形成された被遊嵌部と積層コアの軸方向を挿入方向として遊嵌されている。
従って、放射状に延びる複数のティースに巻線が例えば分布巻き方式によって巻回されることにより、積層コアの軸方向端部に位置するコアシートに巻線のテンションが加わり、このコアシートに積層コアの周方向への荷重が作用した場合でも、このコアシートが積層コアの周方向にずれることを抑制することができる。
また、一般に積層コアの外周側では、積層コアの内周側に比べて、隣り合うティース間のスロットの幅が広くなるため、巻線の巻数が多くなる。このため、積層コアの外周側では、積層コアの内周側に比べて、磁束密度が高くなる。しかしながら、少なくとも積層コアの軸方向端部において互いに重なり合うコアシートにおけるティース形成部に形成された回転止め構造(つまり、積層コアの軸方向端部における外周側の回転止め構造)は、嵌合構造ではなく、互いに遊嵌された遊嵌部及び被遊嵌部(隙間を有して嵌合された遊嵌構造)とされている。従って、少なくとも積層コアの軸方向端部における外周側でのコアシート同士の接触面積を小さくすることができるので、積層コアの鉄損が増加することを抑制することができる。
請求項2に記載の回転電機は、請求項1に記載の回転電機において、前記遊嵌部及び前記被遊嵌部の挿入長さが、前記嵌合部及び前記被嵌合部の挿入長さよりも短くなっているものである。
この回転電機によれば、遊嵌部及び被遊嵌部の挿入長さは、嵌合部及び被嵌合部の挿入長さよりも短くなっている。従って、少なくとも積層コアの軸方向端部における外周側でのコアシート同士の接触面積をより小さくすることができるので、積層コアの鉄損が増加することをより一層抑制することができる。
請求項3に記載の回転電機は、請求項1又は請求項2に記載の回転電機において、前記ティース形成部の先端部に、前記ティース形成部の幅方向に延びる傘部が形成され、前記遊嵌部及前記被遊嵌部が、前記傘部に形成されたものである。
この回転電機によれば、ティース形成部の先端部には、ティース形成部の幅方向に延びる傘部が形成されており、遊嵌部及び被遊嵌部は、この傘部に形成されている。従って、遊嵌部及び被遊嵌部が積層コアの最も外周寄りに位置するので、積層コアの軸方向端部に位置するコアシートに積層コアの周方向への荷重が作用した場合でも、このコアシートが積層コアの周方向にずれることをより一層抑制することができる。
なお、請求項4に記載の回転電機のように、複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートにおける円環部に形成された内周側嵌合部及び内周側被嵌合部に加え、積層コアの軸方向端部において互いに重なり合うコアシートにおけるティース形成部にのみ、外周側嵌合部及び外周側被嵌合部が形成されていても良い。
このように構成されていると、複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの全てにおけるティース形成部に外周側嵌合部及び外周側被嵌合部が形成された場合に比して、積層コアの外周側における鉄損が増加することを抑制することができる。また、積層コアの軸方向端部において互いに重なり合う前記コアシートにおけるティース形成部に外周側嵌合部及び外周側被嵌合部が形成されることにより、積層コアの軸方向端部に位置するコアシートが積層コアの周方向にずれることをより効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る回転電機の一部断面を含む平面図である。 図1に示される積層コアを軸方向に見た図である。 図2に示される積層コアの内周側の断面図である。 図2に示される積層コアの内周側の断面図である。 図2に示される積層コアの外周側の断面図である。 図2に示される積層コアの変形例を示す断面図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示される本発明の一実施形態に係る回転電機10は、ブラシ付き直流モータであり、モータケース12と、フロントハウジング14と、マグネット16と、ブラシ装置18と、電機子20とを備えている。
モータケース12は、有底筒状に形成されている。フロントハウジング14は、モータケース12の開口部に組み付けられており、このモータケース12の開口部を塞いている。マグネット16は、モータケース12の内周面に固定されている。
ブラシ装置18は、モータケース12及びフロントハウジング14によって形成された内部空間に収容されており、フロントハウジング14に固定されている。このブラシ装置18は、ハウジング22と、ブラシホルダ24と、ブラシ26を有している。ハウジング22は、後述する回転軸28の周囲に環状に設けられている。ブラシホルダ24は、ハウジング22の外周側に設けられており、ブラシ26は、ブラシホルダ24に収容されている。
電機子20は、回転軸28と、整流子30と、積層コア32と、巻線34を有している。回転軸28は、モータケース12の底部及びフロントハウジング14の中央部にそれぞれ設けられた一対の軸受36,38により回転可能に支持されている。整流子30及び積層コア32は、環状に形成されている。この整流子30及び積層コア32の内側には、回転軸28が圧入されており、これにより、整流子30及び積層コア32は、回転軸28に固定されている。整流子30には、ブラシ26が当接されており、積層コア32には、巻線34が巻装されている。この巻線34の端末部は、整流子30に接続されている。
また、積層コア32は、より具体的には、次のように構成されている。すなわち、積層コア32は、複数のコアシート40が積層されることにより形成されている。図2に示されるように、各コアシート40は、回転軸28の周囲に形成された円環部42と、この円環部42の径方向外側に放射状に形成された複数のティース形成部44とを有している。
各ティース形成部44は、円環部42の径方向外側に延びる軸部46と、この軸部46の先端部(すなわちティース形成部44の先端部)に形成された傘部48とを有している。傘部48は、ティース形成部44の幅方向に延びており、軸部46よりも幅広に形成されている。
また、各コアシート40に形成された複数のティース形成部44の各々が積層コア32の軸方向に積層されることにより、積層コア32には、放射状に延びる複数の複数のティース50が形成されている。この放射状に延びる複数のティース50には、一例として、上述の巻線34(図1参照)が分布巻き(重ね巻き)方式により巻回されている。つまり、上述の巻線34は、複数のティース50に跨って巻回されている。
複数のコアシート40(後述する貫通孔状の被嵌合部54(図4参照)を有するコアシート40を除くコアシート40)の各々における円環部42には、図3に示されるように、凸状の嵌合部52と、凹状の被嵌合部54とがそれぞれ形成されている。凹状の被嵌合部54は、各コアシート40における板厚方向一方側に形成されており、積層コア32の軸方向一方側(矢印A側)に開口している。一方、凸状の嵌合部52は、各コアシート40における板厚方向他方側に形成されており、積層コア32の軸方向他方側(矢印B側)に突出している。
本実施形態では、一例として、図1に示される積層コア32に対する整流子30側が積層コア32の軸方向一方側(矢印A側)とされており、積層コア32に対する整流子30側と反対側が積層コア32の軸方向他方側(矢印B側)とされている。
図3に示されるように、各コアシート40において、嵌合部52及び被嵌合部54は、平面視にて重なる位置に形成されている。嵌合部52は、例えば、コアシート40の打抜き加工時に被嵌合部54が凹状に形成されることにより、この被嵌合部54の反対側に凸状に形成されたものである。各コアシート40において、この嵌合部52及び被嵌合部54は、円環部42の周方向における一箇所に形成されても良く、また、複数個所に形成されても良い。
また、複数のコアシート40のうちいくつかのコアシート40には、図4に示されるように、嵌合部52と対応する位置にコアシート40の板厚方向に貫通する貫通孔56が形成されている。また、このコアシート40には、貫通孔56が形成されることにより貫通孔状の被嵌合部54が形成されている。この貫通孔状の被嵌合部54を有するコアシート40は、複数のコアシート40の全数のうち所定枚数に一枚の割合で配置されている。
そして、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の一方に形成された嵌合部52は、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の他方に形成された被嵌合部54に嵌合(圧入)されている。この嵌合部52及び被嵌合部54は、積層コア32の軸方向を挿入方向として嵌合されている。
さらに、図5に示されるように、複数のコアシート40の各々におけるティース形成部44には、凸状の遊嵌部62と、凹状の被遊嵌部64とがそれぞれ形成されている。この遊嵌部62及び被遊嵌部64は、より具体的には、ティース形成部44のうち傘部48(図2も参照)に形成されている。凹状の被遊嵌部64は、各コアシート40における板厚方向一方側に形成されており、積層コア32の軸方向一方側(矢印A側)に開口している。一方、凸状の遊嵌部62は、各コアシート40における板厚方向他方側に形成されており、積層コア32の軸方向他方側(矢印B側)に突出している。
各コアシート40において、遊嵌部62及び被遊嵌部64は、上述の嵌合部52及び被嵌合部54と同様に、平面視にて重なる位置に形成されている。遊嵌部62は、例えば、コアシート40の打抜き加工時に被遊嵌部64が凹状に形成されることにより、この被遊嵌部64の反対側に凸状に形成されたものである。各コアシート40において、この遊嵌部62及び被遊嵌部64は、複数のティース形成部44のうちのいずれか一つに形成されても良く、また、複数のティース形成部44のうちのいずれか複数又は全部に形成されても良い。
そして、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の一方に形成された遊嵌部62は、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の他方に形成された被遊嵌部64に遊嵌されている。この遊嵌部62及び被遊嵌部64は、積層コア32の軸方向を挿入方向として遊嵌されている。凸状の遊嵌部62は、同じく凸状に形成された嵌合部52よりも突出長さが短く形成されており、遊嵌部62及び被遊嵌部64の挿入長さL2は、嵌合部52及び被嵌合部54の挿入長さL1(図3参照)よりも短くなっている。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の一実施形態に係る回転電機10によれば、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の一方における円環部42には、嵌合部52が形成されている。この嵌合部52は、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の他方における円環部42に形成された被嵌合部54と積層コア32の軸方向を挿入方向として嵌合されている。
また、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の一方におけるティース形成部44には、遊嵌部62が形成されている。この遊嵌部62は、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の他方におけるティース形成部44に形成された被遊嵌部64と積層コア32の軸方向を挿入方向として遊嵌されている。
従って、放射状に延びる複数のティース50に巻線34が例えば分布巻き方式によって巻回されることにより、積層コア32の軸方向端部に位置するコアシート40に巻線34のテンションが加わり、このコアシート40に積層コア32の周方向への荷重が作用した場合でも、このコアシート40が積層コア32の周方向にずれることを抑制することができる。
また、一般に積層コア32の外周側では、積層コア32の内周側に比べて、隣り合うティース50間のスロットの幅が広くなるため、巻線34の巻数が多くなる。このため、積層コア32の外周側では、積層コア32の内周側に比べて、磁束密度が高くなる。しかしながら、ティース形成部44に形成された回転止め構造(つまり、積層コア32の軸方向端部における外周側の回転止め構造)は、嵌合構造ではなく、互いに遊嵌された遊嵌部62及び被遊嵌部64(隙間を有して嵌合された遊嵌構造)とされている。従って、積層コア32の外周側でのコアシート40同士の接触面積を小さくすることができるので、積層コア32の鉄損が増加することを抑制することができる。
しかも、上述のように、遊嵌部62及び被遊嵌部64により、積層コア32の軸方向端部に位置するコアシート40が積層コア32の周方向にずれることを抑制することができる。従って、巻線34のテンションを緩めなくて済むので、ティース50に対する巻線34の膨張を抑制することができる。これにより、巻線34の線占率の低下を抑制することができるので、積層コア32の軸方向端部に対する巻線34の端部(コイルエンド)の高さを低く抑えることができ、ひいては、回転電機10を軸方向に小型化することができる。
また、凸状の遊嵌部62は、同じく凸状に形成された嵌合部52よりも突出長さが短く形成されており、遊嵌部62及び被遊嵌部64の挿入長さL2は、嵌合部52及び被嵌合部54の挿入長さL1よりも短くなっている。従って、積層コア32の外周側でのコアシート40同士の接触面積をより小さくすることができるので、積層コア32の鉄損が増加することをより一層抑制することができる。
また、ティース形成部44の先端部には、ティース形成部44の幅方向に延びる傘部48が形成されており、遊嵌部62及び被遊嵌部64は、この傘部48に形成されている。従って、遊嵌部62及び被遊嵌部64が積層コア32の最も外周寄りに位置するので、積層コア32の軸方向端部に位置するコアシート40に積層コア32の周方向への荷重が作用した場合でも、このコアシート40が積層コア32の周方向にずれることをより一層抑制することができる。
また、複数のコアシート40のうちいくつかのコアシート40には、図4に示されるように、嵌合部52と対応する位置にコアシート40の板厚方向に貫通する貫通孔56が形成されている。そして、この貫通孔56により、このコアシート40には、貫通孔状の被嵌合部54が形成されている。従って、この貫通孔状の被嵌合部54を有するコアシート40と、このコアシート40に重ね合わされたコアシート40との間で、所謂、縁切りをすることができるので、これらのコアシート40間において応力の分断を図ることができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上述の本発明の一実施形態において、嵌合部52は、凸状に形成され、被嵌合部54は、凹状に形成されていた。しかしながら、嵌合部52は、積層コア32の軸方向に開口する凹状に形成され、被嵌合部54は、積層コア32の軸方向に突出する凸状に形成されていても良い。
また、積層コア32の軸方向の一端(矢印A側の端)に配置され凸状の嵌合部52を有するコアシート40には、凹状の被嵌合部54が形成され、積層コア32の軸方向の他端(矢印B側の端)に配置され凹状の被嵌合部54を有するコアシート40には、凸状の嵌合部52が形成されていた。しかしながら、積層コア32の軸方向の一端に配置され凸状の嵌合部52を有するコアシート40には、凹状の被嵌合部54が形成されていなくても良い。また、積層コア32の軸方向の他端に配置され凹状の被嵌合部54を有するコアシート40には、凸状の嵌合部52が形成されていなくても良い。
また、貫通孔状の被嵌合部54(図4参照)を有するコアシート40の被嵌合部54は、貫通孔状ではなく、他の被嵌合部54と同様に凹状でも良い。
また、遊嵌部62は、凸状に形成され、被遊嵌部64は、凹状に形成されていた。しかしながら、遊嵌部62は、積層コア32の軸方向に開口する凹状に形成され、被遊嵌部64は、積層コア32の軸方向に突出する凸状に形成されていても良い。
また、各コアシート40において、嵌合部52は、凸状及び凹状のうち一方の形状とされ、遊嵌部62は、凸状及び凹状のうち他方の形状とされていても良い。同様に、各コアシート40において、被嵌合部54は、凸状及び凹状のうち一方の形状とされ、被遊嵌部64は、凸状及び凹状のうち他方の形状とされていても良い。
また、複数のコアシート40の各々には、凸状の遊嵌部62と、凹状の被遊嵌部64とがそれぞれ形成されていた。しかしながら、遊嵌部62及び被遊嵌部64は、積層コア32の軸方向端部において互いに重なり合ういくつかの(数枚の)コアシート40にのみ形成されていても良い。
また、積層コア32の軸方向の一端に配置され凸状の遊嵌部62を有するコアシート40には、凹状の被遊嵌部64が形成されていなくても良い。また、積層コア32の軸方向の他端に配置され凹状の被遊嵌部64を有するコアシート40には、凸状の遊嵌部62が形成されていなくても良い。
また、遊嵌部62及び被遊嵌部64は、ティース50のうちの傘部48に形成されていたが、例えば、ティース50のうちの軸部46(より好ましくは、軸部46における傘部48側)に形成されていても良い。
また、遊嵌部62及び被遊嵌部64の挿入長さL2は、嵌合部52及び被嵌合部54の挿入長さL1よりも短くなっていたが、両者の挿入長さL1,L2は等しくても良い。
また、図6に示されるように、積層コア32の軸方向端部において互いに重なり合ういくつかの(数枚の)コアシート40におけるティース形成部44には、凸状の外周側嵌合部72と、凹状の外周側被嵌合部74とがそれぞれ形成されていても良い。
この外周側嵌合部72と外周側被嵌合部74は、積層コア32の軸方向端部において互いに重なり合ういくつかの(数枚の)コアシート40にのみ形成されており、積層コア32の軸方向端部よりも中央側のコアシート40には、この外周側嵌合部72及び外周側被嵌合部74は形成されていない。
凹状の外周側被嵌合部74は、各コアシート40における板厚方向一方側に形成されており、積層コア32の軸方向一方側(矢印A側)に開口している。一方、凸状の外周側嵌合部72は、各コアシート40における板厚方向他方側に形成されており、積層コア32の軸方向他方側(矢印B側)に突出している。各コアシート40において、外周側嵌合部72及び外周側被嵌合部74は、平面視にて重なる位置に形成されている。外周側嵌合部72は、例えば、コアシート40の打抜き加工時に外周側被嵌合部74が凹状に形成されることにより、この外周側被嵌合部74の反対側に凸状に形成されたものである。
そして、積層コア32の軸方向端部において互いに重なり合ういくつかの(数枚の)コアシート40の一方に形成された外周側嵌合部72は、積層コア32の軸方向端部において互いに重なり合うコアシート40の他方に形成された外周側被嵌合部74に嵌合されている。この外周側嵌合部72及び外周側被嵌合部74は、積層コア32の軸方向を挿入方向として嵌合されている。
このように構成されていると、複数のコアシート40のうち互いに重なり合うコアシート40の全てにおけるティース形成部44に外周側嵌合部72及び外周側被嵌合部74が形成された場合に比して、積層コア32の外周側における鉄損が増加することを抑制することができる。また、積層コア32の軸方向端部において互いに重なり合ういくつかの(数枚の)コアシート40におけるティース形成部44に外周側嵌合部72及び外周側被嵌合部74が形成されることにより、積層コア32の軸方向端部に位置するコアシート40が積層コア32の周方向にずれることをより効果的に抑制することができる。
なお、図6に示される変形例において、上述の各コアシート40の円環部42に形成された嵌合部52及び被嵌合部54(図3参照)は、この外周側嵌合部72及び外周側被嵌合部74に対して積層コア32の径方向内側に形成された内周側嵌合部及び内周側被嵌合部として把握されるものである。
上述の凸状の外周側嵌合部72は、同じく凸状に形成された嵌合部52と同等の突出長さで形成されており、外周側嵌合部72及び外周側被嵌合部74の挿入長さL3は、嵌合部52及び被嵌合部54(内周側嵌合部及び内周側嵌合部)の挿入長さL1(図3参照)と同様となっている。
なお、図6に示される変形例において、外周側嵌合部72は、凸状に形成され、外周側被嵌合部74は、凹状に形成されていた。しかしながら、外周側嵌合部72は、積層コア32の軸方向に開口する凹状に形成され、外周側被嵌合部74は、積層コア32の軸方向に突出する凸状に形成されていても良い。
また、積層コア32の軸方向の一端(矢印A側の端)に配置され凸状の外周側嵌合部72を有するコアシート40には、凹状の外周側被嵌合部74が形成されていなくても良い。また、積層コア32の軸方向の他端(矢印B側の端)に配置され凹状の外周側被嵌合部74を有するコアシート40には、凸状の外周側嵌合部72が形成されていなくても良い。
また、積層コア32の軸方向端部において互いに重なり合ういくつかのコアシート40の各々において、遊嵌部62は、凸状及び凹状のうち一方の形状とされ、外周側嵌合部72は、凸状及び凹状のうち他方の形状とされていても良い。同様に、積層コア32の軸方向端部において互いに重なり合ういくつかのコアシート40の各々において、被遊嵌部64は、凸状及び凹状のうち一方の形状とされ、外周側被嵌合部74は、凸状及び凹状のうち他方の形状とされていても良い。
また、凸状の外周側嵌合部72は、同じく凸状に形成された嵌合部52よりも突出長さが短く形成されていても良い。そして、外周側嵌合部72及び外周側被嵌合部74の挿入長さL3は、嵌合部52及び被嵌合部54(内周側嵌合部及び内周側嵌合部)の挿入長さL1よりも短くなっていても良い。このように構成されていると、積層コア32の外周側でのコアシート40同士の接触面積の増加を抑えることができるので、積層コア32の鉄損が増加を抑制することができる。
また、巻線34は、複数のティース50に一例として分布巻き方式により巻回されていたが、分布巻き以外の方式により複数のティース50に巻回されていても良い。
なお、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜組み合わされて実施可能であることは勿論である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…回転電機、12…モータケース、14…フロントハウジング、16…マグネット、18…ブラシ装置、20…電機子、22…ハウジング、24…ブラシホルダ、26…ブラシ、28…回転軸、30…整流子、32…積層コア、34…巻線、36,38…軸受、40…コアシート、42…円環部、44…ティース形成部、46…軸部、48…傘部、50…ティース、52…嵌合部(内周側嵌合部)、54…被嵌合部(内周側被嵌合部)、56…貫通孔、62…遊嵌部、64…被遊嵌部、72…外周側嵌合部、74…外周側被嵌合部

Claims (4)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸の周囲に形成された円環部と、前記円環部の径方向外側に放射状に形成された複数のティース形成部とを有する複数のコアシートが積層されることにより形成された積層コアと、
    前記複数のティース形成部が積層されることにより形成され放射状に延びる複数のティースに巻回された巻線と、
    前記複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの一方における前記円環部に形成された嵌合部と、
    前記複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの他方における前記円環部に形成され、前記積層コアの軸方向を挿入方向として前記嵌合部と嵌合された被嵌合部と、
    少なくとも前記積層コアの軸方向端部において互いに重なり合う前記コアシートの一方における前記ティース形成部に形成された遊嵌部と、
    少なくとも前記積層コアの軸方向端部において互いに重なり合う前記コアシートの他方における前記ティース形成部に形成され、前記積層コアの軸方向を挿入方向として前記遊嵌部と遊嵌された被遊嵌部と、
    を備えた回転電機。
  2. 前記遊嵌部及び前記被遊嵌部の挿入長さは、前記嵌合部及び前記被嵌合部の挿入長さよりも短くなっている、
    請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記ティース形成部の先端部には、前記ティース形成部の幅方向に延びる傘部が形成され、
    前記遊嵌部及前記被遊嵌部は、前記傘部に形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの一方における前記円環部には、前記嵌合部としての内周側嵌合部が形成され、
    前記複数のコアシートのうち互いに重なり合うコアシートの他方における前記円環部には、前記積層コアの軸方向を挿入方向として前記内周側嵌合部と嵌合された前記被嵌合部としての内周側被嵌合部が形成され、
    前記積層コアの軸方向端部において互いに重なり合う前記コアシートの一方における前記ティース形成部にのみ形成された外周側嵌合部と、
    前記積層コアの軸方向端部において互いに重なり合う前記コアシートの他方における前記ティース形成部にのみ形成され、前記積層コアの軸方向を挿入方向として前記外周側嵌合部と嵌合された外周側被嵌合部とをさらに備えた、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。
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