JP5974309B2 - アクチュエータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、振動するアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動装置に関する。
レーザやLEDなどの光源から射出した光束を、互いに直交する二軸方向に走査する車載用レーダや投影型の光走査装置が実用化されている。これらの光走査装置は、光源と、アクチュエータおよびその駆動制御をするアクチュエータ駆動装置とから構成されている。
アクチュエータは、反射部と、反射部を回動させる駆動部と、駆動部を振動させる駆動電極から構成されている。駆動部は、互いに直交する二つの動作軸回りに反射部を回動させる。駆動電極は、反射部を所定の駆動周波数で回動振動させるように駆動部を振動駆動する。反射部は光源から射出した光束を反射し、例えば、光束を二次元方向にラスタ走査することにより画像を表示する。この場合、アクチュエータは反射部を水平方向に正弦波で駆動し、垂直方向にのこぎり波で駆動する。
特許文献1には従来のアクチュエータが記載されている。
上記のアクチュエータでは反射部をのこぎり波形で駆動することで画像を表示させることができる。駆動信号にアクチュエータ特有の共振周波数が含まれていると反射部が意図しない波形で振動する場合がある。特許文献1には、意図しない振動にかかる共振周波数の成分を駆動信号から除去することで共振振動を抑制することが記載されている。
しかしながら、駆動信号から共振周波数の成分を除去すると駆動信号の直線性が劣化し、例えば、上記光走査装置では表示された画像に歪みが発生し、画質が低下する。
特開2010−92018号公報
アクチュエータ駆動装置はアクチュエータを駆動するように構成されている。そのアクチュエータ駆動装置は、アクチュエータの駆動条件が記録されている記録部と、時間tについて駆動条件に基づいて算出された駆動基信号V(t)に基づいて駆動信号D(t)を算出して出力する演算部と、算出された駆動信号D(t)に基づいてアクチュエータを駆動する駆動用信号を出力する生成部とを備える。駆動基信号V(t)は基本波と、基本波の少なくとも1つの高調波との和であって、振幅A、整数N、係数a、基本波の周波数fbase、整数k(1≦k≦N)により、
Figure 0005974309
で表される。駆動基信号V(t)の値の最小値から最大値までの間が時間に対して直線的に変化するように演算部で係数aが決められている。
このアクチュエータ駆動装置は、アクチュエータの駆動の直線性を向上させることができる。
図1は本発明の実施の形態1におけるアクチュエータ駆動装置とアクチュエータのブロック図である。 図2は実施の形態1におけるアクチュエータの駆動波形図である。 図3は実施の形態1におけるアクチュエータの斜視図である。 図4は実施の形態1におけるアクチュエータ駆動装置により駆動されたアクチュエータの駆動対象物の軌跡を示す図である。 図5は理想的なのこぎり波を生成するときの高調波成分を示す図である。 図6は実施の形態1におけるアクチュエータの振動振幅の周波数特性を示す図である。 図7は周波数帯域を制限されたのこぎり波形を示す図である。 図8Aは実施の形態1におけるアクチュエータ駆動装置の動作のフローチャートである。 図8Bは実施の形態1におけるアクチュエータ駆動装置の係数を示す図である。 図9は実施の形態1におけるアクチュエータ駆動装置の演算部が算出した波形を示す図である。 図10は実施の形態1におけるアクチュエータの駆動周波数の許容誤差を示す図である。 図11Aは実施の形態1におけるアクチュエータの主モードの振幅の周波数特性を示す図である。 図11Bは実施の形態1におけるアクチュエータの位相の周波数特性を示す図である。 図12Aは実施の形態1におけるアクチュエータの周波数特性の補正図である。 図12Bは実施の形態1におけるアクチュエータの周波数特性の補正図である。 図12Cは実施の形態1におけるアクチュエータの周波数特性の補正図である。 図12Dは実施の形態1におけるアクチュエータの周波数特性の補正図である。 図13Aは実施の形態1におけるアクチュエータの温度変化による振幅の周波数特性の変化を示す図である。 図13Bは実施の形態1におけるアクチュエータの温度変化による位相の周波数特性の変化を示す図である。 図14は実施の形態1における他のアクチュエータのブロック図である。 図15Aは実施の形態1におけるアクチュエータの温度に対する周波数特性の補正図である。 図15Bは実施の形態1におけるアクチュエータの温度に対する周波数特性の補正図である。 図15Cは実施の形態1におけるアクチュエータの温度に対する周波数特性の補正図である。 図15Dは実施の形態1におけるアクチュエータの温度に対する周波数特性の補正図である。 図16は本発明の実施の形態2におけるアクチュエータの振動振幅の周波数特性を示す図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における光学走査装置1000の構成図である。光学走査装置1000は、アクチュエータ駆動装置1と、アクチュエータ駆動装置1で駆動されるアクチュエータ2と、検出器3を備えている。
アクチュエータ駆動装置1は、あらかじめ入力された所定の駆動条件を格納する記録部4と、記録部4に格納された駆動条件から所定の駆動波形となるよう駆動信号を演算する演算部5と、演算部5によって演算した駆動信号を生成する生成部6とからなる。
記録部4は、あらかじめ設定するアクチュエータ2の駆動周波数、アクチュエータ2の駆動に使用する使用周波数帯域、アクチュエータ2の駆動信号の1周期における区間を記録している。また、記録部4であらかじめ記録する諸条件は外部入力により適宜変更、調整が可能である。演算部5は、記録部4に記録してある駆動周波数、使用周波数帯域、駆動信号の1周期での区間に基づき、アクチュエータ2を駆動する駆動信号を演算する。生成部6は、演算部5の演算結果から実際にアクチュエータ2を駆動するための電圧や電流などを調整した駆動用信号を生成し、図2に示す所定ののこぎり波形でアクチュエータ2が振動するようにアクチュエータ2を駆動する。
アクチュエータ2は、駆動させる軸の数に応じた駆動部7と、駆動部7を駆動させる駆動電極8とを有し、アクチュエータ駆動装置の生成部6によって生成された電気的な駆動信号に応じて軸方向に駆動される。アクチュエータ2は固有の共振周波数特性により、多くの振動モードを有し、各振動モードは周波数特性を有する。したがって、のこぎり波形で駆動する場合、アクチュエータ2の駆動時に所定の直進性が得られない場合が存在する。
検出器3はレーザ光の反射に基づき駆動部7の動作を検出し、検出信号を演算部5にフィードバックし、所望の駆動波形と駆動部7の動作の差を適宜演算し補正する。検出器3によって、温度や振動などの外乱影響により共振周波数が変化して発生するアクチュエータ2の駆動の歪みを一定の範囲に抑制している。駆動部7の動作を検出する検出器3として、レーザ光の反射に基づき光学的にアクチュエータ2の動作を検出する光検出器の他、アクチュエータ2の機械的な振動を検出する検出器を用いもよい。また、圧電素子を有する駆動部7を備えた圧電型のアクチュエータ2において、アクチュエータ2の駆動部7に検出器3を設け、圧電効果により動作を検出するように、アクチュエータ2と検出器3を一体に形成してもよい。
次に、アクチュエータ2について説明する。図3はアクチュエータ2の斜視図である。アクチュエータ2は、駆動対象物9と、駆動部10と、枠体11と、駆動部12と、枠体14で構成されている。駆動対象物9は光を反射するミラーである。駆動部10の一端は駆動対象物9と接続され、他端は枠体11と接続されている。駆動部10は軸S1まわりに駆動対象物9を回動させる。駆動部12の一端は枠体11と接続され、他端は枠体14と接続されている。駆動部12は軸S1と直交する軸S2まわりに枠体11と駆動部10と駆動対象物9を回動させる。駆動部10、12はそれぞれ所定の長さ毎に複数回折り返されたいわゆるミアンダ形の梁形状を有する。
駆動部10、12がミアンダ形の梁形状を有するので、折り返された複数の部分の変位を重畳させることで変位量または回動角度を大きくすることができ、実質的に梁を長くする効果が得られる。駆動部10、12は図1に示すアクチュエータ2の駆動部7に相当する。
駆動部10、12のそれぞれは、Si基板と、Si基板上に設けられた駆動電極8とを備える。駆動電極8は、Si基板上に設けられた下部電極と、下部電極上に設けられた圧電体と、圧電体上に設けられた上部電極を備える。駆動電極8の上部電極と下部電極との間に一定の周波数の交流電圧を印加することにより、駆動部10、12をそれぞれ駆動することができる。
駆動部10、12上に独立して設けられた複数の圧電体に駆動電極8と検出電極をそれぞれ設けることにより、同じ梁上で駆動と検出を行うことができる。この検出電極は駆動部10、12を動作させた際に生じる電荷を検出して、動作状態を検出する検出器3として用いることが可能である。
なお、図3に示すアクチュエータ2は互いに直交する2つの軸S1、S2についてミラーを回動するように駆動可能である2軸駆動のアクチュエータである、1つの軸のみに回動するように駆動できる一軸駆動のアクチュエータであっても同様の効果が得られる。
アクチュエータ駆動装置1の動作について説明する。
実施の形態1におけるアクチュエータ2は、駆動部10に正弦波の駆動用信号が入力され、駆動部12にのこぎり波の駆動用信号が入力されて駆動対象物9をラスタ走査する。駆動部12を図1に示す駆動部7として、駆動部12にのこぎり波の駆動用信号が入力される場合の動作について説明する。
図4は、駆動部12に理想的なのこぎり波の1周期の駆動用信号を入力したときの駆動部12により駆動された駆動対象物9の変位x(t)を示す。理想的なのこぎり波は、軸S2まわりに回動して振動する駆動対象物9の駆動周波数である基本周波数fbase、整数kと、時間tを用いて(数2)で表される。
Figure 0005974309
変位x(t)の波形は、周波数fbaseを基本次数として、基本次数の高調波と位相が同相で、k次において周波数がkfbase、振幅が基本次数の1/k倍の高調波を無限に足し合わせされて形成されている。変位x(t)は立ち上がり時間を0sとしたとき、立ち上がり時に軌跡の極値を持ち、立ち上がりから次の極値までの等速な時間変化量を有している。図5は理想的なのこぎり波の高調波の振幅を示す。
アクチュエータ2の駆動部7は、駆動部7に入力された駆動用信号の周波数に応じ、駆動対象物9を軸S2まわりの回動方向に駆動する回動モードの共振周波数fと駆動対象物9を回動方向と異なる上下方向に往復駆動する上下モードの共振周波数fを有している。この回動方向は駆動部7で駆動対象物9を駆動する方向である主方向である。上下方向は軸S1、S2と直角の方向であり、駆動部7による駆動対象物9の駆動に対して不要な不要方向である。図6は、アクチュエータ2が有する振動モードと共振周波数の関係を示している。
実施の形態1において、駆動対象物9であるミラーは軸S1、S2まわりに回動する方向に走査される。駆動用信号に駆動部7の回動モードの共振周波数fが含まれていると駆動部7が共振して回動モードが励起されて駆動用信号が増幅される。駆動用信号に駆動部7の上下モードの共振周波数fが含まれていると、上下モードが励起されて駆動対象物9が走査に関係のない上下方向へ駆動され、駆動対象物9に意図しない方向への駆動が加わり所望の走査ができなくなる。駆動対象物9の走査に関係のない上下モードはアクチュエータ2に対し不要な不要モードであるので、アクチュエータ2の駆動をする場合に不要モードへの対策が課題となる。アクチュエータ2を(数2)で表される理想的なのこぎり波の駆動用信号で駆動した場合、基本周波数fbaseの高調波を基に、k次における周波数kfbaseの高調波を無限に足し合わせてのこぎり波を生成する。アクチュエータ2は複数の共振周波数を有しているので、不要モードを励起する共振周波数fと一致する周波数kfbaseが存在し、主モードの駆動に不要モードが重畳される原因となる。
不要モードを励起せずにアクチュエータ2を駆動するためには、(数2)で表される駆動用信号から、不要モードを励起する周波数の高調波を除去して高調波を足し合わせてのこぎり波を生成する必要がある。しかし、不要モードを励起する周波数fを除去した高調波を足し合わされて生成されたのこぎり波は、理想的なのこぎり波に比べ駆動信号の直線性が小さくなり劣化する。図7は、理想的なのこぎり波Wと、高調波の最高周波数を限定したのこぎり波Wの波形を示す。
アクチュエータ2の回動における駆動用信号の直線性を、1周期の駆動波形における立ち上がり時の極値から次の極値までの理想的なのこぎり波の直線と一致する割合を算出し、リニアリティとして示す。ここで、リニアリティーは、のこぎり波の立ち上がり0から周期Tまの期間のうち、T/2−Δt〜T/2+Δtの期間の駆動用信号の直線性で評価する。区間Δtはアクチュエータ2が直線的に駆動される期間の半分の期間である。図7に示すように、理想的なのこぎり波の直線に対して、帯域を限定した高調波よりなるのこぎり波は区間T/2−Δt〜T/2+Δtにおけるリニアリティーは3%程度である。このように、のこぎり波Wのリニアリティは3%しかないので、アクチュエータ2により走査される画像は、理想的な画像に比べて大きく歪む。このため、不要モードを励起する共振周波数fを有するアクチュエータ2において、不要モードを励起せずに所定のモードで直線的に駆動対象物9を駆動する場合、高調波の周波数を限定しても高いリニアリティを実現できる駆動用信号が必要となる。
実施の形態1のアクチュエータ駆動装置1において、演算部5は、振幅A、整数k、係数a、所定の整数Nにより(数3)で示す駆動基信号V(t)を生成する。ここで整数kは1≦k≦Nを満たし、所定の整数Nは任意に設定できる。
Figure 0005974309
係数aを決定する評価関数Sは、区間Δt、所定の定数m、nにより(数4)で表される。係数aは評価関数Sを最小とする値として導出される。
Figure 0005974309
アクチュエータ駆動装置1は外部からの入力により、基本周波数fbaseと、区間Δtと、高調波の上限の周波数fBWと、振幅Aを設定する。
演算部5は駆動基信号V(t)を駆動信号D(t)として出力する。
また、高調波にバイアスXがかかっていた場合は、演算部5は(数5)で表す駆動信号D(t)(=D(t))を算出して出力する。
Figure 0005974309
例えば、アクチュエータ駆動装置1をラスタ走査型の表示装置に用いる場合、基本周波数fbaseは表示装置のフレームレートによって設定される。例えば、フレームレートが1秒間に60フレームすなわち60fpsである場合、基本周波数fbaseは60Hzとなり、フレームレートが30fpsの場合、基本周波数fbaseは30Hzに設定する。次に、区間Δtは生成するのこぎり波の直線性を保つ時間の半分であるので、表示装置の1フレームあたりの映像表示時間に関係する。アクチュエータによる光束の走査に合わせて映像信号を処理するには、直線動作させる以外の時間(T−2Δt)で映像信号をあらかじめ処理する時間が必要である。この時間を考慮すればフレームレート60fpsの場合の映像表示時間は、1フレーム内で20%程度の信号処理時間とすると区間Δtは、Δt=0.4/60sとなる。
次にアクチュエータ2をのこぎり波の駆動用信号で駆動する場合、不要モードを除くための周波数fBWを設定する。図6に示すアクチュエータ2は、主モードの共振周波数fと基本周波数fbaseの関係がfbase<fを満たすように設計する。この場合、駆動基信号V(t)の成分はのこぎり波の生成に使用するk次の高調波の周波数kfbaseが、不要モードの共振周波数fを除くfbase≦kfbase≦fBW<fの範囲に含まれる。
この場合、不要モードを除くための周波数fBWはアクチュエータ2の主モードと不要モードの周波数fに対する振幅特性をそれぞれA(f)(dB)、A(f)(dB)とすれば、(数6)の関係を満たすことが望ましい。
Figure 0005974309
(数6)の関係を満たす周波数fBWでアクチュエータ2を駆動した場合、主モードの変位量が不要モードの変位量よりも50%以上大きく駆動することとなり、アクチュエータ2による不要な振動が十分に小さく、走査線が歪むことなく映像を表示する。
また別の方法として、以下の方法で共振周波数f、fにより周波数fBWを決定することができる。アクチュエータ2のミアンダ形の梁形状を有する駆動部12の主モードの共振周波数fが700Hzに設計され、不要モードの共振周波数fは1400Hzで設計される。この場合には、主モードの2次振動モード1400Hzも同様に不要な高調波振動モードとなるので、振動の影響を除く必要があり、アクチュエータ2の設計時にf=1400Hz付近とすることで不要モードの影響を同時に除去することが可能となる。このため、周波数fよりも低く不要モードの振動が影響しないように周波数fBWを例えば1200Hzに設定する。この設計のアクチュエータ2はf=1400Hz付近に不要モードの共振周波数を有するので、一意にfBW=1200Hzに決定してもその不要振動の特性は大きく変化せず、アクチュエータ毎に(数6)の関係を満たす周波数fBWを導出するよりも計算時間を大いに削減できる。
このような周波数fBWの設定により、主モードに対して不要モードの振幅が十分小さく、所定ののこぎり波の生成時にアクチュエータ2を不要なモードで駆動することがなく、表示装置においては走査線が歪むことなく映像を表示することができる。
次に、周波数fBWにより限定した周波数帯域において、Nfbase<fBWから数Nを算出し、のこぎり波の直線性が増すように(数3)で示す係数aを算出することにより駆動基信号V(t)の直線性を向上させる。図8Aはこれらのパラメータを設定するフローチャートである。記録部4より引き渡された条件をもとに、駆動周波数である基本周波数fbaseを設定する(ステップS101)。次に区間Δtを設定する(ステップS102)。次に、周波数fBWを設定する(ステップS103。次に、整数Nを設定する(ステップS104)。次に、係数aと定数m、nを設定する(ステップS105)。次に、評価関数Sの値を算出し、算出されたその値が最小化されたか否かを判定する(ステップS106)。ステップ106にて評価関数Sの値が最小化されていなければ、ステップS105にて係数akと定数m、nの値を設定して、ステップS106にて評価関数Sの値が最小化されたか否かを判定する。このように、係数aと定数m、nを逐次的に変更し、評価関数Sの値が最小となる係数aを導出する。
一例として、前記の各パラメータを用いれば、上下モードの共振周波数fは1430Hzであり、駆動周波数である基本周波数fbaseは60Hzであり、区間Δtが0.4/60(s)であり、振幅Aが1.28である。さらに、所定の周波数fBWは(数5)を用いた場合で1246Hzに設定し、一意に決定した場合で1200Hzと設定する。周波数fBWがどちらの場合でも、(数3)において整数Nは20となる。
この場合、係数a〜a20を(数4)の評価関数Sが最小となるように調整する。ここで、(数4)の評価関数Sが最小となる係数a〜a20および定数m、nの値をニュートン法や二分法など用いて反復的に算出する。図8Bは導出した係数aの各値を示す。
図8Bに示す係数aを用いて生成したのこぎり波Wと、図7にも示す単に次数を限定して生成したのこぎり波Wとを図9に示す。図9に示すように、図8Bに示す係数aによって算出した駆動基波形(W)は、高調波の次数を限定したのこぎり波Wより高い直線性を有する。区間T/2−Δt〜T/2+Δtにおいて、のこぎり波Wのリニアリティがおよそ3%であるのに対して、のこぎり波Wのリニアリティは99.9%である。このような高いリニアリティでラスタ走査型の映像表示装置を構築可能となるので、アクチュエータ駆動装置1により駆動されたアクチュエータ2は、2次元走査による映像表示時に人間の視認において走査線の歪みがなく良好な映像表示を可能とする。
実施の形態1では周波数fBWは、あらかじめ測定したアクチュエータ2の不要モードの共振周波数fから(数6)を用いて導出するが、この方法に限定するものではない。例えば単一周期の正弦波信号をアクチュエータ2に印加して正弦波信号を掃引し、アクチュエータ2の駆動モードを検出する検出器3によりアクチュエータ2の主モードの共振周波数fと不要モードの共振周波数fを入手し、(数6)を用いて周波数fBWを決定しても同等の効果を得ることができる。
以上から、アクチュエータ駆動装置1によるのこぎり波形生成により、アクチュエータ2の駆動信号はアクチュエータ2固有の共振周波数の中で、アクチュエータ2の不要な共振を低減し、かつ、最も直線性の高い信号で駆動することで、ラスタ走査時に走査線の歪みを抑圧することに格別な効果を発揮する。
また、(数2)により駆動信号を演算したが、以下に示す(数7)で示す評価関数Sを最小化するように係数aを演算しても良い。ここでV’(t)はV(t)の一次導関数を示している。
Figure 0005974309
また、(数8)に示すV(t)の二次導関数V”(t)を最小化するように係数aを演算しても良い。
Figure 0005974309
(数7)、(数8)に示す評価関数Sを用いて(数3)を演算しても(数4)に示す評価関数Sによる演算と同様の効果を得ることができる。
さらに、実施の形態ではリニアリティが最高となる駆動信号を生成するため(数4)の評価関数Sが最小となる係数aを導出するが、この数値のみに限定するものではない。図10は係数aを算出した結果と、算出した結果に対してリニアリティが3%程度劣化する係数aの変動許容量を示している。リニアリティの劣化が3%以内であれば、走査状態はほとんど等しく、アクチュエータ2は同様に歪みの無い画像を表示できる。したがって、(数4)で係数aを一意に決定するのではなく、リニアリティの劣化が問題のない範囲で係数aを決定する。(数4)を用いた係数aの導出において、評価関数Sの最小値を決定するときに時間tに離散的な値を用いて評価関数Sの演算を行う。このため、演算時の時間tの離散的な値の数によって評価関数Sの値が異なる。時間tの値の数が多ければ評価関数Sの値は大きく、少なければ評価関数Sの値は小さい。ここで、評価関数Sの演算時に用いる時間tの離散値の数Nを用いて演算したとき、数Nによらず、評価関数Sが最小となる範囲として(数9)が得られる。評価関数Sが(数9)を満たすとき、リニアリティの劣化の問題がなくアクチュエータを駆動することが出来る。
Figure 0005974309
同様に、(数6)を用いた係数aの値の導出において、評価関数Sが(数10)を満たすとき、リニアリティの劣化の問題がなくアクチュエータを駆動することができる。(数7)を用いたaの導出において、評価関数Sが(数11)の範囲内にあるとき、リニアリティの劣化の問題がなくアクチュエータを駆動することができる。
Figure 0005974309
(数7)を用いた係数aの導出において、評価関数Sが(数11)を満たすとき、リニアリティの劣化の問題がなくアクチュエータを駆動することができる。
Figure 0005974309
演算部5で演算した駆動信号D(t)は生成部6にてアクチュエータ2の駆動用電圧として生成する。このとき、不要モードの信号を除く、主モードのみを駆動する所定の駆動用信号をアクチュエータ2に印加することとなる。しかしながら、主モードのみを駆動する駆動信号においても、アクチュエータ2の振動特性に起因して、入力する駆動波形と同一にアクチュエータ2が振動するとは限らない。
図11Aはアクチュエータ2の主方向のみの振動の振幅の周波数特性を示し、図11Bはその振動の位相の周波数特性を示している。振幅は主モードの共振周波数f付近で最大となり、位相は共振周波数fで反転する。このため、駆動基信号V(t)と同じ波形の駆動用信号を入力しても、振幅と位相の周波数特性に応じて主モードの振動が歪み、リニアリティの低下を引き起こす。
実施の形態1におけるアクチュエータ駆動装置1は、駆動基信号V(t)に、あらかじめ取得したアクチュエータ2の主モードの振動の周波数特性を加えた駆動信号D(t)を演算部5が算出し、生成部6は駆動信号D(t)と同じ波形の駆動用信号をアクチュエータ2に印加する。
図12Aと図12Bはそれぞれ駆動基信号V(t)の振幅と位相の周波数特性を示す。図12Cと図12Dは、アクチュエータ2の主モードの振動の周波数特性で駆動基信号V(t)を修正して得られた駆動信号D(t)の周波数特性を示す。図12Aは駆動基信号V(t)の振幅を示し、図12Bは駆動基信号V(t)の位相を示す。図12Cは補正後の駆動信号の駆動信号の振幅、(d)は補正後の駆動信号の位相を示している。駆動信号D(t)(=D(t))は(数12)で表される。
Figure 0005974309
また、高調波にバイアスXがかかっていた場合は駆動信号D(t)(=D(t))は(数13)で表される。
Figure 0005974309
係数bで表される振幅は共振周波数f付近で抑制され、位相θは共振周波数fを挟んで低域と高域で反転している。このように、係数aを調整して係数bを求めてかつ位相θを求めることにより駆動基信号V(t)を修正して駆動信号D(t)、D(t)を算出することで、アクチュエータ2は理想とする直線性を実現することができる。また、駆動されたアクチュエータ2の駆動対象物9の変位は検出器3を用いても補正することが可能である。検出器3がフォトディテクターによる光学的な検出器である場合、アクチュエータ2の変位量を示す波形はフォトディテクターにより電圧波形として検出器3で得ることができる。このとき、検出したアクチュエータ2の変位量の波形と、アクチュエータ駆動装置1で生成する駆動基信号V(t)との差を演算部5にて比較して誤差を最小化するように駆動基信号V(t)を修正して駆動信号D(t)、D(t)を算出することでアクチュエータ2を所定の駆動波形で駆動することが可能となる。生成部6によって生成される駆動用信号と、検出器3によって得られる波形を1周期内において、微少時間あたりの差を導出し、次の周期の駆動信号の生成においてこの差を重畳した上で、駆動信号D(t)、D(t)を生成する。このとき、各微少時間の差が0になるよう逐次的に信号を生成することでアクチュエータ2の共振特性によるリニアリティの劣化を抑制することが可能となる。
図14は実施の形態1における他のアクチュエータ駆動装置1001のブロック図である。図14において、図1に示すアクチュエータ駆動装置1と同じ部分には同じ参照番号を付す。図14に示すアクチュエータ駆動装置1001は、アクチュエータ2の雰囲気温度を検出する温度センサ13をさらに備える。アクチュエータ2の周波数特性は雰囲気温度により変化する。実施の形態1におけるアクチュエータ駆動装置1はこの温度による変化を補正することができる。図13Aは、雰囲気温度の変化によるアクチュエータ2の振幅の周波数特性の変化を示し、図13Bは雰囲気温度の変化によるアクチュエータ2の位相の周波数特性の変化を示している。記録部4はあらかじめ周波数特性の温度変化に応じた補正量をテーブルとして記録している。図15Aと図15Bはそれぞれ記録部4のテーブルに記録されている、25℃の温度での駆動信号D(t)、D(t)の振幅(係数b)と位相(θ)の周波数特性を示す。図15Cと図15Dはそれぞれ記録部4のテーブルに記録されている、上記温度と異なる45℃の温度での駆動信号D(t)、D(t)の振幅(係数b)と位相(θ)の周波数特性を示す。演算部5は、雰囲気温度が25℃ならば図15Aと図15Bで示す係数bと位相θを参照して駆動信号D(t)、D(t)を生成する。アクチュエータ2の雰囲気温度が45℃になった場合、図15Cと図15Dに示す係数bと位相θを参照して駆動信号D(t)、D(t)を算出する。このようにして温度変化に応じたテーブルを記録しておき、アクチュエータ2の近傍に配置した温度センサ13により雰囲気温度を検出し、参照するテーブルを変更して駆動信号D(t)、D(t)を生成する。温度センサ13により検出した温度に応じて条件毎のテーブルを参照することでアクチュエータ2の駆動波形のリニアリティの温度変化を抑圧することが可能となる。
尚、実施の形態1では2つのテーブルを変更することにより、アクチュエータ2の駆動信号D(t)、D(t)を算出するが、これに限定するものではなく、3つ以上のテーブルを参照して温度変化を補正することが可能である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における光学走査装置は、図1に示す実施の形態1におけるアクチュエータ駆動装置1と、アクチュエータ2と、検出器3を備えている。
また、アクチュエータ駆動装置1は、あらかじめ入力された駆動条件を格納する記録部4と、記録部4の駆動条件から所定の駆動波形となるよう駆動基信号V(t)を算出して駆動信号D(t)を算出する演算部5と、演算部5で算出された駆動信号D(t)により駆動用信号を生成する生成部6とからなる。アクチュエータ2は、駆動させる軸の数に応じた数の駆動部7と、駆動部7を駆動させるための駆動電極8とを備え、アクチュエータ駆動装置1の生成部6によって生成された電気的な駆動用信号に応じて軸方向に駆動される。
なお、実施の形態2のアクチュエータ2は、図3に示す実施の形態1と同様である。
実施の形態2における光学走査装置やアクチュエータ駆動装置1の動作を説明する。
実施の形態1では駆動基信号V(t)や駆動信号D(t)の成分の周波数帯域をfbase<kfbase<fBWと1区間のみとしているが、これに限定するものではない。実施の形態2で駆動信号D(t)は不要モードを除く複数の周波数帯域の成分を有する。図16は不要モードの振動エネルギーが主モードの振動エネルギーよりも大きくなる周波数fBW〜周波数fBW2の区間を示している。前述の通り、不要モードの振動エネルギーが主モードより大きくなる区間以外で実施の形態2におけるアクチュエータ駆動装置1での駆動信号D(t)の成分の周波数を設定可能であり、周波数fBWを2つの区間で設定する場合について説明する。例えばアクチュエータ2の主モード、不要モードの振動の周波数特性から駆動信号D(t)の成分の周波数kfbaseを60〜500、630〜1200Hzに設定する場合、N=1,2,3,4,5,6,7,8,11・・・20となる。整数kに対応する係数aは、区間Δtを設定し、実施の形態1と同様に図8Aで示すフローチャートで導出することが出来る。これにより算出された駆動信号D(t)の波形のリニアリティは99.6%となり、実施の形態1と同様に高い値を得ることが可能となる。
このように実施の形態1、2におけるアクチュエータ駆動装置1、1001は任意の周波数fBWに応じて高い直線性を有する駆動信号D(t)を効果的に得ることが可能であり、表示装置等の直線性を必要とするアクチュエータ2のアクチュエータ駆動装置として有用である。
本発明におけるアクチュエータ駆動装置は、高い直線性でアクチュエータを駆動でき、小型プロジェクタやヘッドマウントディスプレイに利用することができる。
1 アクチュエータ駆動装置
2 アクチュエータ
4 記録部
5 演算部
6 生成部
7 駆動部
8 駆動電極
9 駆動対象物
10 駆動部
13 温度センサ

Claims (19)

  1. アクチュエータを駆動するように構成されたアクチュエータ駆動装置であって、
    前記アクチュエータの駆動条件が記録されている記録部と、
    時間tについて前記駆動条件に基づいて算出された駆動基信号V(t)に基づいて駆動信号D(t)を算出して出力する演算部と、
    前記算出された駆動信号D(t)に基づいて前記アクチュエータを駆動する駆動用信号を出力する生成部と、
    を備え、
    前記駆動基信号V(t)は基本波と、前記基本波の少なくとも1つの高調波との和であって、振幅A、整数N、係数a、前記基本波の周波数fbase、整数k(1≦k≦N)により、
    Figure 0005974309
    で表される関係にあり、
    前記駆動基信号V(t)の値の最小値から最大値までの間が時間に対して直線的に変化するように前記演算部で前記係数aが決められている、アクチュエータ駆動装置。
  2. 前記演算部は、前記駆動基信号V(t)を前記駆動信号D(t)として出力する、請求項1に記載のアクチュエータ駆動装置。
  3. 前記駆動信号D(t)は前記駆動基信号V(t)とバイアスXを用いて、
    Figure 0005974309
    で表される関係にある、請求項1に記載のアクチュエータ駆動装置。
  4. 前記係数aは、前記駆動基信号V(t)の周期T(=1/fbase)、前記最小値から前記最大値までの期間の半分の区間Δt、整数m、nを用いて評価関数Sが、
    Figure 0005974309
    で表され利関係にあり、時間tの離散値の数Nにより、
    Figure 0005974309
    となるように前記係数aが決定されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  5. 前記係数aは、前記駆動基信号V(t)の周期T(=1/fbase)、前記最小値から前記最大値までの期間の半分の区間Δt、整数mを用いて評価関数Sが、
    Figure 0005974309
    で表される関係にあり、時間tの離散値の数Nにより、
    Figure 0005974309
    となるように前記係数aが決定されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  6. 前記係数aは、前記駆動基信号V(t)の周期T(=1/fbase)、前記最小値から前記最大値までの期間の半分の区間Δtを用いて評価関数Sが、
    Figure 0005974309
    で表される関係にあり、時間tの離散値の数Nにより、
    Figure 0005974309
    となるように前記高調波の係数aが決定されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  7. 前記少なくとも1つの高調波の最高周波数Nfbaseが周波数fBWであり、前記アクチュエータの周波数fに対する主モードの振幅特性がA(f)(dB)、不要モードの振幅特性がA(f)(dB)であるときに、前記周波数fBW
    Figure 0005974309
    によって決定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  8. 前記周波数fBWが1200Hzである、請求項7に記載のアクチュエータ駆動装置。
  9. 前記駆動信号D(t)では、前記駆動基信号V(t)の成分、
    Figure 0005974309
    のうちの少なくとも1つの所定の成分が除去されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  10. 前記演算部は、前記アクチュエータの雰囲気温度によって前記係数aを修正して前記駆動信号D(t)を算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  11. 前記演算部は、前記アクチュエータの振動に応じて前記係数aを修正して前記駆動信号D(t)を算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  12. 前記駆動信号D(t)は係数bと位相θとにより、
    Figure 0005974309
    で表される関係にあり、
    前記演算部は、前記アクチュエータの振動に応じて前記係数aを修正して前記bを算出してかつ前記位相θを算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  13. 前記演算部は、前記アクチュエータの雰囲気温度に応じて前記係数bと前記位相θとを修正する、請求項12に記載のアクチュエータ駆動装置。
  14. 前記駆動信号D(t)は係数bと位相θとバイアスXにより、
    Figure 0005974309
    で表される関係にあり、
    前記演算部は、前記アクチュエータの振動に応じて前記係数aを修正して前記bを算出してかつ前記位相θを算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  15. 前記演算部は、前記アクチュエータの雰囲気温度に応じて前記係数bと前記位相θとを修正する、請求項14に記載のアクチュエータ駆動装置。
  16. 前記駆動信号D(t)は係数bにより、
    Figure 0005974309
    で表される関係にあり、
    前記演算部は、前記アクチュエータの振動に応じて前記係数aを修正して前記係数bを算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  17. 前記演算部は、前記アクチュエータの雰囲気温度に応じて前記係数bを修正する、請求項16に記載のアクチュエータ駆動装置。
  18. 前記駆動信号D(t)は係数bとバイアスXより、
    Figure 0005974309
    で表される関係にあり、
    前記演算部は、前記アクチュエータの振動に応じて前記係数aを修正して前記係数bを算出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエータ駆動装置。
  19. 前記演算部は、前記アクチュエータの雰囲気温度に応じて前記係数bを修正する、請求項18に記載のアクチュエータ駆動装置。
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