JP5972058B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5972058B2
JP5972058B2 JP2012133337A JP2012133337A JP5972058B2 JP 5972058 B2 JP5972058 B2 JP 5972058B2 JP 2012133337 A JP2012133337 A JP 2012133337A JP 2012133337 A JP2012133337 A JP 2012133337A JP 5972058 B2 JP5972058 B2 JP 5972058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
ion implantation
resist pattern
region
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012133337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013258287A (ja
Inventor
幸史 大久野
幸史 大久野
陽一郎 樽井
陽一郎 樽井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012133337A priority Critical patent/JP5972058B2/ja
Publication of JP2013258287A publication Critical patent/JP2013258287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5972058B2 publication Critical patent/JP5972058B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/86Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable only by variation of the electric current supplied, or only the electric potential applied, to one or more of the electrodes carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched
    • H01L29/861Diodes
    • H01L29/872Schottky diodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、例えば半導体素子の終端構造の一つであるFLR(Field Limiting Ring)の形成のように、細く、高く、長い形状のレジストパターンを使用する製造方法に関するものである。
近年、高耐電圧、低損失および高耐熱を実現できる次世代のスイッチング素子として、炭化珪素(SiC)を用いた半導体素子が有望視されており、インバータなどのパワー半導体装置(パワーデバイス)への適用が期待されている。
また、パワーデバイスの終端構造の一つとして、FLR(Field Limiting Ring)が知られている。FLRは、半導体素子の形成領域(有効領域)を囲む複数のリング状不純物領域から構成される。そのため、FLRを形成する不純物のイオン注入工程でマスクとして用いるレジストパターンは、有効領域を囲むライン状(リング状)の部分を含む形状となる。
FLRにおいて電界集中緩和の高い効果を得るためには、複数のリング状不純物領域を狭い間隔で配設することが必要である。特に、炭化珪素は、注入された不純物が殆ど熱拡散しないという性質を有するため、リング状不純物領域を狭い間隔で配設するためには、極めて細いライン状のレジストパターン(ライン状レジスト)が必要となる。
また、各リング状不純物領域には、不純物を深く導入する必要があり、そのためには高エネルギーのイオン注入に耐え得るように、ライン状レジストを厚くする必要がある。さらに、パワーデバイスでは、大容量の電流を流せるようにチップサイズが大きいので、リング状不純物領域の1周の長さは長くなり、その形成に用いるライン状レジストも長くしなければならない。つまり、炭化珪素パワーデバイスのFLRの形成には、細く、厚く、長い形状のライン状レジストが必要となる。
なお、下記の特許文献1〜3には、細長い形状のレジストパターンの倒れを防止するために補助的な(ダミーの)パターンを設ける技術が開示されている。
特開平11−16999号公報 特開2006−235080号公報 特開2010−086980号公報
上記のように、FLRの形成過程には、細く、厚く、長いライン状レジストが必要となるが、この形状は構造上倒れやすい。本発明者の実験では、例えば厚み2.0μm以上、幅0.7μm以下、長さ2.0mm以上のレジストが実際に倒れることがあった。イオン注入のマスクとなるレジストが倒れると、目的とする領域に不純物を注入することはできない。このため、FLRのリング状不純物領域の間隔を狭くすることが困難であり、それがFLR構造の設計についての制約となっていた。特に、細いライン状レジストが必要となる炭化珪素半導体装置の製造ではこの問題が顕著になる。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、ライン状レジストの倒れを防止できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、ライン状レジストを含む第1レジストパターンを形成する工程と、前記第1レジストパターンをマスクにして前記半導体基板に不純物をイオン注入する第1のイオン注入工程と、を備え、前記第1レジストパターンは、前記ライン状レジストの側面から局所的に突出し、当該ライン状レジスト以外の他の部分に接続しない突出部を含んでおり、前記突出部は、前記イオン注入でチャネリングが生じる方向に垂直な方向に突出している。
本発明によれば、FLRの形成に用いられるライン状レジストが、その側面に倒れを防止する突出部を有しているため、その形状を細く、長く、厚くすることができる。よって、例えばFLRにおいて、リング状不純物領域の間隔を狭くでき、また、リング状不純物領域に不純物を深く注入することが可能となる。また突出部は、それが付随するライン状レジスト以外のレジストパターンの部分には接続しないため、突出部がマスクになってリング状不純物領域が途切れることはない。よって、突出部を設けたことによるFLRの電界集中緩和の効果が低下することは抑制される。
実施の形態1に係る半導体装置のFLR形成工程における上面図である。 実施の形態1に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態1に係るFLRの形成方法を示す工程図である。 実施の形態1に係るFLRの形成方法を示す工程図である。 実施の形態1に係るFLRの形成方法を示す工程図である。 実施の形態1に係るFLR形成用レジストパターンの変形例を示す図である。 実施の形態2に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態2の効果を説明するための図である。 実施の形態2の効果を説明するための図である。 実施の形態2の効果を説明するための図である。 実施の形態3に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態3に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態3の効果を説明するための図である。 実施の形態3に係るFLR形成用レジストパターンの変形例を示す図である。 イオン注入される不純物の広がりのシミュレーション結果を示す図である。 イオン注入される不純物の広がりの幅を示す図である。 実施の形態4に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態4に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態4に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態5に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態5に係るFLR形成用レジストパターンの変形例を示す図である。 実施の形態5に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態5に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。 2種類の終端構造を有するショットキーバリアダイオードの外周部の構成を示す図である。 実施の形態6における第1の終端構造(FLR)形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態6における第2の終端構造形成用レジストパターンを示す図である。 MOSFETセルの構成を示す図である。 MOSFETの外周部の構成を示す図である。 実施の形態7における終端領域(FLR)形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態7におけるウェル領域形成用レジストパターンを示す図である。 JBSダイオードの構成を示す図である。 JBSダイオードの外周部の構成を示す図である。 実施の形態8における終端領域(FLR)形成用レジストパターンを示す図である。 実施の形態8におけるウェル領域形成用レジストパターンを示す図である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置のFLR形成工程における上面図である。一般に、FLR等の終端構造の形成は半導体素子の形成とは独立して行うため、図1に斜線部分で示すFLR形成用レジストパターン(FLR形成の際の注入マスクとなるレジストパターン)は、半導体装置100における半導体素子の形成領域101(有効領域)の全面を覆うように形成される。また、当該レジストパターンは、有効領域101の外側の外周領域102に、有効領域101を囲むライン状(リング状)のレジストパターン(ライン状レジスト)を含んでいる。
図2は、実施の形態1に係るFLR形成用レジストパターンの形状をより具体的に示す図であり、図1に示す領域Aの拡大図に相当する。
本実施の形態では、当該レジストパターンが、有効領域101を覆うレジストR0と、半導体装置100(チップ)の端部近傍を覆うレジストR4と、その間の3本のライン状レジストR1〜R3により構成されている(形成されるFLRは4本のリング状不純物領域を有することとなる)。ライン状レジストR1〜R3は、それぞれ有効領域101を囲むリング状であり、最も内側(有効領域101側)のライン状レジストR1が最も細く、最も外側のライン状レジストR3が最も太くなっている。
本実施の形態では、ライン状レジストR1〜R3のうち、比較的細いライン状レジストR1、R2に、「倒れ防止パターン」として、側面から局所的に突出する突出部P1、P2を設けている。ライン状レジストR1の突出部P1は、ライン状レジストR1以外のレジストパターンの部分(レジストR0やライン状レジストR2など)には接続しない。同様に、ライン状レジストR2の突出部P2は、ライン状レジストR2以外のレジストパターンの部分(ライン状レジストR1やライン状レジストR3)には接続しない。突出部P1と突出部P2との間も接続されず、間隔が空けられている。突出部P1は、ライン状レジストR1に所定の間隔で複数設けられ、突出部P2はライン状レジストR2に所定の間隔を空けて複数設けられている。
ライン状レジストR1は、突出部P1が設けられた部分で幅が広くなり、それによってライン状レジストR1の倒れが防止される。同様に、ライン状レジストR2では、突出部P2が設けられた部分で幅が広くなり、それによってライン状レジストR2の倒れが防止される。
図2の例では、突出部P1,P2は、ライン状レジストR1、R2にそれぞれ直交する長方形のパターンを有している。また、突出部P1はライン状レジストR1から左右対称に突出し、突出部P2はライン状レジストR2から左右対称に突出している。このような形状の突出部P1、P2は、特に倒れ防止効果が高い。
ここで、実施の形態1に係るFLRの形成方法を説明する。図3〜図5は、その工程図である。各工程図は、図2のB1−B2線に沿った断面に対応する。また、以下の説明では、n型の炭化珪素半導体基板に、p型のFLRを形成する例を示す。
まず、炭化珪素からなるn型の半導体基板10上に、FLR形成の際の注入マスクとなるFLR形成用レジストパターンを形成する(図3)。このFLR形成用レジストパターンは、図1および図2に示したものであり、レジストR0とレジストR4およびその間のライン状レジストR1〜R3を含んでいる。またライン状レジストR1、R2には、それぞれ倒れ防止のための突出部P1、P2が設けられている。
次いで、そのFLR形成用レジストパターンをマスクにして、例えばAl等のp型不純物をイオン注入することにより、半導体基板10にFLRを形成する(図4)。ここではレジストR0とレジストR4との間に3本のライン状レジストR1〜R3が配設されているので、4本のリング状不純物領域L1〜L4からなるFLRが形成される。FLR形成用レジストパターンはその後除去する(図5)。
FLR形成用レジストパターンは、FLRを形成するイオン注入の際に不純物が貫通しない程度に十分な厚みとする必要がある。また、半導体装置100がパワーデバイスの場合には、有効領域101の面積が広く、その一辺の長さはミリ(mm)オーダとなるが、それに応じてライン状レジストR1〜R3の各長さを長くしなければならない。そのため、特に幅の細いライン状レジストR1、R2は倒れやすい形状となるが、突出部P1、P2によりその倒れは防止される。よって、従来よりも細く、厚く、長いライン状レジストを実現できる。その結果、終端構造設計の自由度が増し、半導体装置中の電界強度をより低くして電界分布を均一にできる終端構造を得ることができる。
ここで、突出部P1は、イオン注入のマスクの一部となり、また炭化珪素半導体では不純物が殆ど拡散しないので、図4に示すように、突出部P1の下にはp型領域が形成されない。突出部P2の下も同様である。その部分ではリング状不純物領域L1〜L3の幅が若干狭くなり、他の部分よりも電界集中が生じやすくなるが、突出部P1はライン状レジストR1以外の部分に接続しない形状であるため、リング状不純物領域L1やリング状不純物領域L2が途切れる形状にはならない。よってその部分に極端な電界集中が生じることは防止されている。つまり、FLRの電界集中緩和効果が低下することが抑えられている。
但し、FLRでの電界集中を防止する観点からは、突出部P1、P2の長さ(ライン状レジストR1、R2からの突出方向の長さ)および太さ(長さ方向に垂直な方向の幅)は必要最低限にすることが望まれる。
なお、実施の形態1では、突出部P1、P2の形状をそれぞれライン状レジストR1、R2に直交する長方形としたが、例えば図6に例示するように、その形状は任意でよい。いかなる形状であっても、倒れ防止の一定の効果は得られる。
また本実施の形態では、比較的幅の広いライン状レジストR3については、倒れる可能性低いものと仮定して、ライン状レジストR3には突出部を設けなかったが、それにも突出部を設けてもよい。
<実施の形態2>
図7は、実施の形態2に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。同図の如く、実施の形態2では、隣り合うライン状レジストR1、R2において、それらの突出部P1、P2が互いに隣り合わないように配置する。つまり、隣り合うライン状レジストR1、R2が有する突出部P1、P2の配置位置が、ライン状レジストR1、R2のラインに垂直な方向で重ならないようにする。
本実施の形態によれば、リング状不純物領域L1〜L3において、突出部P1、P2がマスクとなって幅が狭くなる箇所、すなわち電界が集中しやすくなる箇所が分散する。それにより、FLRの電界集中緩和効果をより高く維持できる。
この効果を、図8〜図10を用いて説明する。例えば図8のように、ライン状レジストR1〜R3に設けられた突出部P1〜P3が横に並ぶ場合を考える。図9は、突出部P1〜P3の位置(C1−C2線)の断面図であり、図10は、突出部P1〜P3が並ぶ位置(D1−D2線)の断面図である。図9および図10において、「○」印に「×」印を付したシンボルは、その部分に発生する電界の大きさを示している。
本来、FLRのリング状不純物領域L1〜L4それぞれの幅は、半導体素子の外周部に生じる電界が、図9のように、リング状不純物領域L1〜L4で均一に分担して保持されるように最適化され、ライン状レジストR1〜R3の間隔はそれに合わせて規定されている。
ライン状レジストR1〜R3に突出部P1〜P3を設けたことにより、リング状不純物領域L1〜L4に本来よりも幅の狭い部分が形成されると、リング状不純物領域L1〜L4で保持される電界にアンバランスが生じる。特に、幅の狭い部分が隣り合うと、そのアンバランスが大きくなり、図10のように、内側(有効領域101側)のリング状不純物領域L1の分担する電界が大きくなる。つまり、リング状不純物領域L1の端部に高い電界が生じ、絶縁破壊の原因となる可能性がある。
本実施の形態では、隣り合うライン状レジストの突出部が互いに隣り合わないように配置されるため、上記のアンバランスは最小限に抑えられる。その結果、FLRの電界集中緩和効果を高く維持できるという上記の効果が得られる。なお、実施の形態1と同様にライン状レジストの倒れ防止の効果が得られることは明らかである。
<実施の形態3>
図11は、実施の形態3に係るFLR形成用レジストパターンを示す図である。本実施の形態では、当該レジストパターンに、「倒れ防止パターン」として、隣り合うライン状レジストR1、R2の間を接続するブリッジ部P12と、隣り合うライン状レジストR2、R3の間を接続するブリッジ部P23とを設けている。ブリッジ部P12およびブリッジ部P23はそれぞれ複数個も受けられている。
ブリッジ部P12とブリッジ部P23とは、ライン状レジストR2を挟んで互いに隣り合わないように配置される。図11のように、ブリッジ部P12、P23をライン状レジストR1〜R3に対して垂直なものとする場合、ライン状レジストR2からブリッジ部P12が突出する位置と、ライン状レジストR2からブリッジ部P23が突出する位置とをずらす。
ブリッジ部P12がライン状レジストR1、R2の間に跨がり、突出部P23がライン状レジストR2、R3の間に跨がるため、形成されるFLRのリング状不純物領域L2、L3はそれらの下で途切れることになるが、ブリッジ部P12およびブリッジ部P23とが隣り合わないことにより、電界が集中しやすくなる箇所が分散する。それにより、FLRの電界集中緩和効果を高く維持できる。
例えば図12のように、ライン状レジストR1〜R3の間でブリッジ部P12、P23が横に並ぶ場合を考える。図13は、ブリッジ部P12、P23が並ぶ位置(E1−E2線)の断面図である。
実施の形態2で説明したように、本来、FLRのリング状不純物領域L1〜L4それぞれの幅は、半導体素子の外周部に生じる電界が、リング状不純物領域L1〜L4で均一に分担して保持されるように最適化され、ライン状レジストR1〜R3の間隔はそれに合わせて規定されている。ブリッジ部P12、P23が隣り合って配置されると、ライン状レジストR1、R2間に形成されるリング状不純物領域L2が途切れる位置と、ライン状レジストR2、R3間に形成されるリング状不純物領域L3が途切れる位置とが並び、その断面ではリング状不純物領域L1、L4の2つのみになり、リング状不純物領域L1〜L4が保持する電界のアンバランスが生じる。その結果、図13のように、内側(有効領域101側)のリング状不純物領域L1の分担する電界が大きくなる。つまり、リング状不純物領域L1の端部に高い電界が生じ、絶縁破壊の原因となる可能性がある。
本実施の形態では、ブリッジ部P12とブリッジ部P23とが、ライン状レジストR2を挟んで隣り合わないように配置されるため、上記のアンバランスは最小限に抑えられる。その結果、FLRの電界集中緩和効果を高く維持できるという上記の効果が得られる。
なお、本実施の形態のように隣り合うライン状レジスト同士をブリッジ部で接続した構成は、実施の形態1のようにライン状レジストに突出部を設ける構成よりも、構造上、倒れ防止の効果は高くなる。
特に、図11のように各ブリッジ部をライン状レジストに直角に接続させると倒れ防止の効果は高くなるが、例えば図14に例示するように、各ブリッジ部の形状や、各ブリッジ部とライン状レジストとが成す角度は任意でよい(この場合も、各ブリッジ部は互いに隣り合わないことが好ましい)。いかなる形状および角度であっても、倒れ防止の一定の効果は得られる。
<実施の形態4>
FLRでの電界集中を防止する観点からは、それぞれのリング状不純物領域の形状は、一定幅で途切れないことが望ましい。そのためFLR形成用レジストパターンにおいて、ライン状レジストの「倒れ防止パターン」である突出部の長さ(ライン状レジストからの突出方向の長さ)および太さ(長さ方向に垂直な方向の幅)、またはブリッジ部の太さは、必要最低限にすることが望まれる。
図15は、炭化珪素にAlを700keVのエネルギーでイオン注入した場合における、炭化珪素内でのAlの横方向への広がりをシミュレーションした結果である。この場合、Alは横方向に約250nm拡がることが分かる。よって、図16に示すように、レジストパターン110をマスクにして、炭化珪素の半導体基板10にAlを700keVのエネルギーでイオン注入すると、Alは250nmだけレジストパターン110の下に入り込む。この不純物の広がりは、注入エネルギーが高いほど大きくなる。
従って、FLRの形成工程で1回以上、Alを700keV以上のエネルギーでの注入を行う場合であれば、FLR形成用レジストパターンに設ける倒れ防止パターンの太さを、250nm×2=500nm以下とすると、倒れ防止パターンの真下の領域にも不純物が注入される。
実施の形態4ではこれを利用し、図17〜図19に示すように、FLR形成用レジストパターンに設ける倒れ防止パターン(突出部またはブリッジ部)を細くして、その太さWがFLRの形成時に注入する不純物の半導体基板10内での広がり幅の2倍以下になるようにする。
この場合、半導体基板10内の不純物の広がりにより、倒れ防止パターンの真下にまで不純物が導入されるので、倒れ防止パターンの存在が実質的にFLRのリング状不純物領域の形状に影響しなくなる。つまり、FLR形成用レジストパターンに倒れ防止パターンを設けても、リング状不純物領域を一定幅で途切れない形状にでき、FLRでの電界集中を防止できる。
なお、図17、図18は、ライン状レジストR1、R2に設けた突出部P1、P2を細くした例であり、図19は、ライン状レジストR1〜R3に設けたブリッジ部P12、P23を細くした例である。実施の形態4では、倒れ防止パターンの真下まで不純物が導入されるが、その部分は他の部分よりも不純物濃度は低くなり、完全に均一にはならない。そのため、実施の形態4においても、図18および図19のように、倒れ防止パターン同士が隣り合わないように配置することが望ましい。
<実施の形態5>
実施の形態5では、FLR形成用レジストパターンに設ける倒れ防止パターン(突出部またはブリッジ部)の太さ方向(長さ方向に垂直な方向)を、FLRの形成時に注入する不純物のチャネリングが生じる方向に合わせる。つまり、図20〜図23のように、倒れ防止パターンがライン状レジストから突出する方向Dが、チャネリングが生じる方向Dに垂直になるようにする。
チャネリングが生じる方向へは不純物が大きく広がるため、倒れ防止パターンの太さ方向をそれに合わせると、倒れ防止パターンがある程度太くても、その真下にまで不純物を導入できる。倒れ防止パターンが太いほど倒れ防止効果は高くなるので、本実施の形態によれば、倒れ防止効果を維持しつつ、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
なお、図20〜図22は、ライン状レジストR1、R2に設けた突出部P1、P2の突出方向Dを、チャネリングの方向Dに垂直にした例であり、図23は、ライン状レジストR1〜R3に設けたブリッジ部P12、P23の突出方向Dを、チャネリングの方向Dに垂直にした例である。倒れ防止パターンの突出方向Dとチャネリングの方向Dとが垂直の関係になれば、例えば図21に例示するように、倒れ防止パターンの形状は任意でよい。
また、実施の形態5でも、倒れ防止パターンの真下まで不純物が導入されるが、その部分は他の部分よりも不純物濃度は低くなり、完全に均一にはならない。そのため、図22および図23のように、倒れ防止パターン同士が隣り合わないように配置することが望ましい。
例えば、学術論文「G. Lulli Giorgio, R. Nipoti. "2D simulation of under-mask penetration in 4H-SiC implanted with Al+ ions". Materials Science Forum 679-680 (2011) 421-424」には、4H−SiC(0001)面の基板([11−20]方向に8°のオフ角を有する)に不純物としてAlをイオン注入した場合における、基板面内方向での不純物の広がりを示すシミュレーション結果が示されている。そのシミュレーション結果によれば、4H−SiCでは[11−20]に沿ってチャネリングが起こることが分かる。その場合、ライン状レジストに設ける倒れ防止パターンのそれぞれを、[11−20]方向に垂直な方向へ延びる形状とする。
また上記の学術論文では、SiC基板にAlを、注入エネルギーおよび注入量が「30keV、4×1014cm−2」、「90keV、8×1014cm−2」、「180keV、1015cm−2」、「275keV、1015cm−2」、「370keV、1015cm−2」、「470keV、1015cm−2」、「600keV、2×1015cm−2」の7ステップのイオン注入によって注入した場合における、チャネリングを起こす方向[11−20]に沿った断面の不純物濃度分布のシミュレーション結果も示されている。そのシミュレーション結果によれば、注入マスクの開口部における不純物濃度よりも2桁小さい不純物濃度の領域がマスク端から約1μmまで拡がっていることが観察される。この場合、倒れ防止パターンの太さ(チャネリングが生じる方向に沿った幅)を2μm以下にすれば、その真下の領域にも不純物を導入することができる。
<実施の形態6>
実施の形態4、5では、FLRを形成するイオン注入の際、それと同時に倒れ防止パターンの真下の領域にも不純物を導入する手法を示したが、FLRを形成するイオン注入と、防止パターンの真下の領域に不純物を導入するイオン注入とを別の工程で行ってもよい。以下の実施の形態では、半導体装置の製造工程数を増加させずに、FLRを形成するイオン注入と、防止パターンの真下の領域にも不純物を導入するイオン注入とを別々に行う手法を示す。
実施の形態6では、本発明に係るFLRを含む2種類の終端構造を有する半導体装置の製造において、FLRを形成するイオン注入と、防止パターンの真下の領域に不純物を導入するイオン注入とを個別に行う場合の例を示す。
図24は、2種類の終端構造を有するショットキーバリアダイオードの構成を示す図である。このショットキーバリアダイオードは、n型炭化珪素の半導体基板10の上面に形成されたショットキー電極13と、ショットキー電極13上に形成された表面電極14と、半導体基板10の裏面に形成された裏面電極15と、半導体基板10上面の外周部に形成された表面保護膜16とを備えている。
また、当該ショットキーバリアダイオードは、ショットキー電極13の端部近傍に、第1の終端構造11と第2の終端構造12の2種類の終端構造を有している。第1の終端構造11は本発明に係るp型のFLRであり、第2の終端構造12は、第1の終端構造11と同じ導電型であるが不純物濃度が異なる別の終端構造である。
図25は、第1の終端構造11(FLR)形成用レジストパターンを示す図であり、図26は、第2の終端構造12形成用レジストパターンを示す図である。これらの図において、右側は第1の終端構造11の形成領域(第1の終端領域)であり、左側は第2の終端構造12の形成領域(第2の終端領域)である。
図25の如く、第1の終端構造11(FLR)形成用レジストパターンにおいては、第1の終端領域に、図11に示したブリッジ部P12、P23を有するライン状レジストR1〜R3を含むレジストが形成され、第2の終端領域にはその全体を覆うレジストRA2が形成される。第1の終端構造11は、これをマスクにするp型不純物のイオン注入(第1のイオン注入)によって形成される。このときブリッジ部P12、P13はマスクとして機能するので、その下の領域には不純物は注入されない。
一方、図26の如く、第2の終端構造12形成用レジストパターンにおいては、第2の終端領域に所定パターンのレジストRB2が形成され、第1の終端領域には、上記のブリッジ部P12、P13の形成領域が開口されたパターンのレジストRB1が形成される。第2の終端構造12は、これをマスクにするp型不純物のイオン注入(第2のイオン注入)によって形成されるが、それと同時にブリッジ部P12、P13の形成領域にも不純物が注入される。
以上の2回のイオン注入の結果、第1の終端構造11(FLR)のリング状不純物領域は、実質的に一定幅で途切れない形状になり、電界集中が抑制される構造の第1の終端構造11を得ることができる。また、ブリッジ部P12、P13の形成領域へのイオン注入が、第2の終端構造12の形成と同時に行われるので、製造工程数の増加は伴わない。
なお、ここでは半導体装置の例として、ショットキーバリアダイオードを示したが、本実施の形態は、不純物濃度が異なる複数の終端構造を有するものであれば、例えばMOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)やpnダイオードなどにも適用可能である。
また、図25では、第1の終端領域のレジストパターンを図11と同じ構成としたが、上に示したその他のFLR形成用レジストパターンを用いてもよい。倒れ防止パターンとして突出部を有するFLR形成用レジストパターンを用いた場合、図26のレジストパターンには、突出部の形成領域に対応した位置に開口が設けられる。
<実施の形態7>
実施の形態7では、MOSFETの製造において、FLRを形成するイオン注入と、防止パターンの真下の領域に不純物を導入するイオン注入とを個別に行う場合の例を示す。
図27は、MOSFETセルの構成を示す図である。MOSFETの有効領域には、このMOSFETセルが複数個、例えばマトリクス状に配設される。
当該MOSFETセルは、n型炭化珪素の半導体基板10の表層部に形成されたp型のウェル領域21と、ウェル領域21内の表層部に形成されたn型のソース領域22およびp型のウェルコンタクト領域23とを備えている。ウェルコンタクト領域23は、ウェル領域21よりも高い不純物濃度を有している。
半導体基板10の表面には、ゲート絶縁膜24を介してゲート電極25が形成され、半導体基板10の裏面にはドレイン電極29が形成されている。ゲート電極25上は層間絶縁膜26で覆われている。ソース電極28は、層間絶縁膜26上に形成され、層間絶縁膜26に形成されたコンタクトホールを通してソース領域22およびウェルコンタクト領域23に接続している。ソース電極28とソース領域22およびウェルコンタクト領域23との接続部分には、コンタクト電極27が形成されている。
図28は、MOSFETの終端構造40が形成される外周部の構成を示す図である。この例では、終端構造40は、コンタクト電極27aを介してソース電極28に接続されている。また、MOSFETの外周部上には表面保護膜30が設けられている。ここで、終端構造40は、本発明に係るp型のFLRであると仮定する。
図29は、終端構造40(FLR)形成用レジストパターンを示す図であり、図30は、ウェル領域21形成用レジストパターンを示す図である。これらの図において、左側は終端構造40の形成領域(終端領域)であり、右側はMOSFETセルが配設される有効領域である。
図29の如く、終端構造40(FLR)形成用レジストパターンにおいては、終端領域に、図11に示したブリッジ部P12、P23を有するライン状レジストR1〜R3を含むレジストが形成され、有効領域にはその全体を覆うレジストR0が形成される。終端構造40は、これをマスクにするp型不純物のイオン注入(第1のイオン注入)によって形成される。このときブリッジ部P12、P13はマスクとして機能するので、その下の領域には不純物は注入されない。
一方、図30の如く、ウェル領域21形成用レジストパターンにおいては、有効領域に、ウェル領域21の形成領域が開口されたレジストRB3が形成され、終端領域には、上記のブリッジ部P12、P13の形成領域が開口されたパターンのレジストRB1が形成される。ウェル領域21は、これをマスクにするp型不純物のイオン注入(第2のイオン注入)によって形成されるが、それと同時にブリッジ部P12、P13の形成領域にも不純物が注入される。
以上の2回のイオン注入の結果、終端構造40(FLR)のリング状不純物領域は、実質的に一定幅で途切れない形状になり、電界集中が抑制される構造の終端構造40を得ることができる。また、ブリッジ部P12、P13の形成領域へのイオン注入が、ウェル領域21の形成と同時に行われるので、製造工程数の増加は伴わない。
なお、ここではブリッジ部P12、P13の形成領域へのイオン注入を、ウェル領域21の形成と同時に行う例を示したが、ウェルコンタクト領域23の形成と同時に行うこともできる。
また、図29では、終端領域のレジストパターンを図11と同じ構成としたが、上に示したその他のFLR形成用レジストパターンを用いてもよい。倒れ防止パターンとして突出部を有するFLR形成用レジストパターンを用いた場合、図30のレジストパターンには、突出部の形成領域に対応した位置に開口が設けられる。
<実施の形態8>
実施の形態8では、JBS(Junction Barrier Schottky)ダイオードの製造において、FLRを形成するイオン注入と、防止パターンの真下の領域に不純物を導入するイオン注入とを個別に行う場合の例を示す。
図31は、JBSダイオードの有効領域の構成を示す図である。当該JBSダイオードは、n型炭化珪素の半導体基板10の表層部に形成されたp型のウェル領域31と、ウェル領域31内の表層部に形成されたp型のウェルコンタクト領域32とを備えている。ウェルコンタクト領域32は、ウェル領域31よりも高い不純物濃度を有している。半導体基板10の表面には、ショットキー電極33が形成され、その上に表面電極34が形成されている。また半導体基板10の裏面には裏面電極35が形成されている。
図32は、JBSダイオードの終端構造37が形成される外周部の構成を示す図である。終端構造37は、ショットキー電極33の端部近傍に形成される。また、JBSダイオードの外周部上には表面保護膜30が設けられている。ここで、終端構造37は、本発明に係るp型のFLRであると仮定する。
図33は、終端構造37(FLR)形成用レジストパターンを示す図であり、図34は、ウェル領域31形成用レジストパターンを示す図である。これらの図において、左側は終端構造37の形成領域(終端領域)であり、右側はJBSダイオードの有効領域である。
図33の如く、終端構造37(FLR)形成用レジストパターンにおいては、終端領域に、図11に示したブリッジ部P12、P23を有するライン状レジストR1〜R3を含むレジストが形成され、有効領域にはその全体を覆うレジストR0が形成される。終端構造37は、これをマスクにするp型不純物のイオン注入(第1のイオン注入)によって形成される。このときブリッジ部P12、P13はマスクとして機能するので、その下の領域には不純物は注入されない。
一方、図34の如く、ウェル領域31形成用レジストパターンにおいては、有効領域に、ウェル領域31の形成領域が開口されたレジストRB4が形成され、終端領域には、上記のブリッジ部P12、P13の形成領域が開口されたパターンのレジストRB1が形成される。ウェル領域31は、これをマスクにするp型不純物のイオン注入(第2のイオン注入)によって形成されるが、それと同時にブリッジ部P12、P13の形成領域にも不純物が注入される。
以上の2回のイオン注入の結果、終端構造37(FLR)のリング状不純物領域は、実質的に一定幅で途切れない形状になり、電界集中が抑制される構造の終端構造37を得ることができる。また、ブリッジ部P12、P13の形成領域へのイオン注入が、ウェル領域31の形成と同時に行われるので、製造工程数の増加は伴わない。
なお、ここではブリッジ部P12、P13の形成領域へのイオン注入を、ウェル領域31の形成と同時に行う例を示したが、ウェルコンタクト領域32の形成と同時に行うこともできる。
また、図33では、終端領域のレジストパターンを図11と同じ構成としたが、上に示したその他のFLR形成用レジストパターンを用いてもよい。倒れ防止パターンとして突出部を有するFLR形成用レジストパターンを用いた場合、図34のレジストパターンには、突出部の形成領域に対応した位置に開口が設けられる。
以上の実施の形態では、厚く、細く、長い形状のレジストパターンの例として、FLR形成用レジストパターンを示したが、本発明の適用はそれに限られるものではなく、細長い形状のレジストパターンを用いる半導体装置の製造に広く適用可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
R0,R4 レジスト、R1〜R3 ライン状レジスト、L1〜L4 リング状不純物領域、P1〜P3 突出部、P12,P23,P34 ブリッジ部、10 半導体基板、11 第1の終端構造、12 第2の終端構造、13 ショットキー電極、14 表面電極、15 裏面電極、16 表面保護膜、21 ウェル領域、22 ソース領域、23 ウェルコンタクト領域、24 ゲート絶縁膜、25 ゲート電極、26 層間絶縁膜、27,27a コンタクト電極、28 ソース電極、29 ドレイン電極、30 表面保護膜、40 終端構造、31 ウェル領域、32 ウェルコンタクト領域、33 ショットキー電極、34 表面電極、35 裏面電極、36 表面保護膜、37 終端構造、100 半導体装置、101 有効領域、102 外周領域。

Claims (8)

  1. 半導体基板上に、ライン状レジストを含む第1レジストパターンを形成する工程と、
    前記第1レジストパターンをマスクにして前記半導体基板に不純物をイオン注入する第1のイオン注入工程と、を備え、
    前記第1レジストパターンは、前記ライン状レジストの側面から局所的に突出し、当該ライン状レジスト以外の他の部分に接続しない突出部を含んでおり、
    前記突出部は、前記イオン注入でチャネリングが生じる方向に垂直な方向に突出している
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板上に、ライン状レジストが複数並んだパターンを含む第1レジストパターンを形成する工程と、
    前記第1レジストパターンをマスクにして前記半導体基板に不純物をイオン注入する第1のイオン注入工程とを備え、
    前記第1レジストパターンは、隣り合うライン状レジストの間を接続するライン状のブリッジ部を含み、
    前記ブリッジ部は、1本のライン状レジストを挟んで互いに隣り合わない位置に配設され、
    前記ブリッジ部は、前記イオン注入でチャネリングが生じる方向に垂直に延びている
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1レジストパターンの前記ブリッジ部の形成領域が開口された第2レジストパターンを形成する工程と、
    前記第2レジストパターンをマスクにして、前記第1のイオン注入工程の前記不純物と同じ導電型の不純物を前記半導体基板にイオン注入する第2のイオン注入工程とをさらに備える
    請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ライン状レジストは、前記半導体基板における半導体素子の形成領域を囲むリング状であり、
    前記第1のイオン注入工程により、前記半導体基板に前記半導体素子の形成領域を囲む複数のリング状不純物領域からなるFLR(Field Limiting Ring)が形成される
    請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1レジストパターンの前記ブリッジ部の形成領域が開口された第2レジストパターンを形成する工程と、
    前記第2レジストパターンをマスクにして、前記第1のイオン注入工程の前記不純物と同じ導電型の不純物を前記半導体基板にイオン注入する第2のイオン注入工程とをさらに備える
    請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2のイオン注入工程は、前記FLRとは別の終端構造を形成するためのイオン注入と同時に行われる
    請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記半導体素子はMOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)であり、
    前記第2のイオン注入工程は、前記MOSFETのウェル領域または当該ウェル領域内の高濃度不純物領域であるウェルコンタクト領域を形成するためのイオン注入と同時に行われる
    請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体素子はJBS(Junction Barrier Schottky)ダイオードであり、
    前記第2のイオン注入工程は、前記JBSダイオードのウェル領域または当該ウェル領域内の高濃度不純物領域であるウェルコンタクト領域を形成するためのイオン注入と同時に行われる
    請求項5記載の半導体装置の製造方法。
JP2012133337A 2012-06-13 2012-06-13 半導体装置の製造方法 Active JP5972058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133337A JP5972058B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133337A JP5972058B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013258287A JP2013258287A (ja) 2013-12-26
JP5972058B2 true JP5972058B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=49954472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012133337A Active JP5972058B2 (ja) 2012-06-13 2012-06-13 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5972058B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9704947B2 (en) 2013-06-27 2017-07-11 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device and method for manufacturing same
CN109473482A (zh) * 2017-09-08 2019-03-15 创能动力科技有限公司 肖特基器件及其制造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61251079A (ja) * 1985-04-30 1986-11-08 Toshiba Corp 電界効果トランジスタの製造方法
JPH01196818A (ja) * 1988-02-02 1989-08-08 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JP3526981B2 (ja) * 1995-09-13 2004-05-17 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路の配線構造
JPH10319598A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Sony Corp レジスト・パターンおよびその形成方法
JPH1117167A (ja) * 1997-06-25 1999-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電界効果トランジスタ及びその製造方法
JP3778061B2 (ja) * 2001-11-19 2006-05-24 富士電機デバイステクノロジー株式会社 高耐圧icの製造方法
JP3866599B2 (ja) * 2002-03-22 2007-01-10 Necエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP4356767B2 (ja) * 2007-05-10 2009-11-04 株式会社デンソー ジャンクションバリアショットキーダイオードを備えた炭化珪素半導体装置
JP2010073902A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Sony Corp イオン注入方法、固体撮像装置の製造方法、固体撮像装置、並びに電子機器
JP2011023571A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Toppan Printing Co Ltd プリント配線板とその製造方法
KR101379162B1 (ko) * 2010-10-15 2014-03-28 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 반도체 장치 및 그 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013258287A (ja) 2013-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9972617B2 (en) Power semiconductor device having trench gate type IGBT and diode regions
TWI553861B (zh) High withstand voltage semiconductor device
JP6415749B2 (ja) 炭化珪素半導体装置
JP5784242B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP6365165B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5789928B2 (ja) Mos型半導体装置およびその製造方法
JP6312933B2 (ja) 電力用半導体装置
JP2012039082A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2014146738A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20150179758A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
WO2014045480A1 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
WO2016046900A1 (ja) 炭化ケイ素半導体装置、炭化ケイ素半導体装置の製造方法及び炭化ケイ素半導体装置の設計方法
JP6995221B2 (ja) 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP5972058B2 (ja) 半導体装置の製造方法
WO2018207712A1 (ja) 半導体装置
JP5943846B2 (ja) 炭化珪素半導体装置及びその製造方法
JP5719899B2 (ja) 半導体装置
WO2010023797A1 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP6687476B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP6112141B2 (ja) Mos型半導体装置およびmos型半導体装置の製造方法
JP2005079359A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2014236159A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP7006389B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP7281807B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20230307493A1 (en) Semiconductor device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160513

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5972058

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250