JP5970996B2 - シートロールの包装体 - Google Patents

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Description

本発明は,シートロールの包装体に関する。具体的に説明すると,本発明の包装体は,複数個のシートロールを包装するためのフィルムを備えており,このフィルムに,シートロールを取り出す際に開封されるミシン目線が形成されている。
従来から,キッチンペーパーやトイレットペーパーのような衛生用紙等をロール状にしたシートロールが広く知られている。このようなシートロールは,一般的に,複数個がセットとなってフィルムで包装されており,塵芥や汚れが付着しないように衛生状態が保持されている。そして,複数個のシートロールをフィルムで包装した包装体は,例えば,車両によって搬送された後,店頭に陳列されて販売される。
また,複数個のシートロールを包装するフィルムに,開封用のミシン目等の切込線を設けることが知られている。このように,フィルムに切込線を設けることにより,包装体の開封時に切込線に沿ってフィルムを裂くことができ,包装体からシートロールを取り出すことが可能になる。
包装体のフィルムに設けられた切込線に関する技術としては,例えば,特許文献1や特許文献2に開示されたものが知られている。
特許文献1には,ロール状のキッチンペーパーを,その端面を上下にして複数個並べた状態でフィルムによって被覆し,そのフィルムに,キッチンペーパーの上下方向に沿って,開封用ミシン目線を設けたキッチンペーパーの包装体が開示されている。
また,特許文献2には,衛生用シートロールを,フィルムのMD(Machine Direction)方向が衛生用シートロールの軸心方向に沿う方向となるようにして被覆し,そのフィルムのMD方向に沿って,開封用の裂開孔を設けた衛生用シートロールの包装体が開示されている。
これらの文献に開示された包装体はいずれも,開封用の切り込み線が,隣接するシートロールの間に張り渡されたフィルムの部分に設けられている。すなわち,シートロールは円筒状又は円柱状であるため,複数個のシートロールを並べてフィルムで包装すると,このフィルムには,隣接するシートロールの間に張り渡されてシートロールに直接当接しない領域(非当接領域)ができる。上記文献に開示された包装体は,このフィルムの非当接領域に,開封用の切り込み線を設けたものである。
特開2003−104449号公報 特開2009−202931号公報
しかしながら,上記文献に開示された発明のように,隣接するシートロールの間に張り渡されてシートロールに直接当接しないフィルムの領域(非当接領域)に,開封用ミシン目線を設けると,その非当接領域に押圧力がかかった場合に,意図せず開封用ミシン目線が破断するという問題があった。すなわち,この非当接領域では,フィルムに対して一定の張力がかかっており,しかもシートロール表面との間に空間が生じているため,この非当接領域に設けられたミシン目線は,少しの衝撃や押圧力であっても破断し易くなっている。
このため,複数個のシートロールがフィルムで包装された包装体を,例えば車両で搬送したり店舗に陳列する際などに,開封用ミシン目線が意図せず破断してしまうという事態が発生しやすい。フィルムが意図しない状況で不用意に裂けてしまうと,そのフィルムには,不必要な隙間や裂け目が生じ,他の未使用のシートロールを完全な状態で被覆できなくなる。そして,このようなフィルムに生じた隙間や裂け目から,ホコリや汚れがシートロールに付着するとシートロールの衛生的な状態に保持できなくなる。特に,フィルムによって包装されるシートロールには,キッチンペーパーやトイレットペーパーのような衛生用紙が多く,未使用のシートロールを衛生的な状態に保持できなければ,シートロール自体の品質を損なうこととなるという問題が生じる。従って,開封用ミシン目線が一部でも破断している包装体は,商品としての価値がなくなり,不良品として扱われてしまうという問題があった。
このため,現在では,商品の搬送時や陳列時等の状況において,開封用ミシン目線が不用意に破断してしまう事態を防止できるシートロールの包装体が求められている。
そこで,本発明者は,上記従来技術の問題点を解消するために鋭意検討した結果,複数個のシートロールをフィルムで包装した状態において,シートロールの周面と当接するフィルムの領域(当接領域)に,開封用ミシン目線を設けることにより,この開封用ミシン目線が意図せず破断してしまう事態を効果的に防止できるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の第1の側面は,複数個のシートロール10をフィルム20で包装した包装体に関する。すなわち,フィルム20は,周面同士が接するように並列した複数個のシートロール10を包装している。
フィルム20は,シートロールの周面を被覆する周側面21と,周側面と連続してシートロールの上端面を被覆する天面22と,周側面と連続してシートロールの下端面を被覆する底面23を有する。
このフィルムの周側面21は,シートロールの周面を被覆した状態において,シートロールの周面に当接する当接領域21aと,隣接したシートロールの間に張り渡されシートロールの周面には当接しない非当接領域21bとに区分される。
そして,本発明において,当接領域21aの少なくとも一つには,シートロールの軸心方向に延びる開封用ミシン目線24が形成されている。なお,開封用ミシン目線24は,シートロールの軸心方向と一致するように延びていてもよいし,軸心方向に対して所定角度傾斜していてもよいし,その形状は直線状,波線状,及びジグザグ線状等のいずれであってもよい。
上記構成のように,本発明の包装体は,フィルムの周側面のうち,シートロールの周面に直接当接する当接領域21aに,開封用ミシン目線24が形成されている。この当接領域21aはシートロールの周面に当接しているため,当接領域21aに開封用ミシン目線24を設けることにより,開封用ミシン目線24に対して押圧力が負荷された場合であっても,開封用ミシン目線24が破断しにくくなっている。従って,この当接領域21aに開封用ミシン目線24を形成することで,例えば商品の搬送時や陳列時等の状況において,開封用ミシン目線が不用意に破断してしまう事態を防止できる。
本発明の包装体において,開封用ミシン目線24は,シートロールの軸心方向に沿って延びる直線状に形成されていることが好ましい。
一般的に,シートロールをフィルムによって包装する際には,フィルムのMD(Machine Direction)方向が,シートロールの軸心方向に一致させる。フィルムのMD方向とは,フィルム製造時における流れ方向(押出方向)であり,一般的なフィルムは,MD方向に裂け易いという性質を有している。このため,上記構成のように,開封用ミシン目線24を,シートロールの軸心方向に沿って延びる直線状に形成することにより,消費者がシートロールを取り出す際に,開封用ミシン目線24を破断し易くなる。
本発明の包装体において,非当接領域21bには,開封用ミシン目線24が形成されていないことが好ましい。
上述したとおり,フィルムの非当接領域21bに設けられた開封用ミシン目線24は,不用意に破断してしまう恐れがある。本発明では,フィルムの当接領域21aに開封用ミシン目線24を設けているため,非当接領域21bに開封用ミシン目線24を設ける必要はなくなる。
本発明の包装体において,フィルムの当接領域21aには,シートロールの軸心方向と直交する周方向に延びる第1補助ミシン目線26が,さらに形成されていてもよい。この場合において,第1補助ミシン目線26は,開封用ミシン目線24と交わることが好ましい。
本発明においては,上述した通り,フィルムの当接領域21aに開封用ミシン目線24を形成することで,開封用ミシン目線24を破断しにくくしている。これにより,開封用ミシン目線24が不用意に破断することを防止し,不良商品が発生することを回避しているものの,消費者が,シートロールの使用時に開封用ミシン目線24を破断しにくくなる恐れがある。そこで,上記構成のように,開封用ミシン目線24と直交する方向に,第1補助ミシン目線26を設けることで,消費者がシートロールを使用する際に,第1補助ミシン目線26とともに,開封用ミシン目線24を破断させやすくなる。これにより,不用意に開封用ミシン目線24が破断する事態を防止しつつ,必要なときには開封用ミシン目線24が破断し易くなるため,商品を販売する者の要求と,商品を消費する者の要求を同時に満たすことができる。
本発明の包装体において,フィルムの当接領域21aには,一又は複数の第2補助ミシン目線27がさらに形成されていてもよい。この場合において,第2補助ミシン目線27は,開封用ミシン目線24及び第1補助ミシン目線26と交わり,かつ,開封用ミシン目線24及び第1補助ミシン目線26に対して,所定角度傾斜して設けられていることが好ましい。
上記構成のように,フィルムの当接領域21aに,さらに第2補助ミシン目線27を設けることで,例えば,フィルムの当接領域21aには,縦方向,横方向,及び斜め方向のミシン目線が設けられるようになる。このように,ミシン目線を,3方向以上設けることで,消費者がシートロールを使用する際に,第1補助ミシン目線26及び第2補助ミシン目線27とともに,開封用ミシン目線24を破断させ易くなる。よって,消費者は,フィルムに包装されたシートロールをストレスなく取り出すことができる。
本発明の第2の側面は,周面同士が接するように並列した複数個のシートロール10を包装するためのフィルムに関する。
本発明のフィルムは,シートロールの周面を被覆する周側面21と,周側面と連続してシートロールの上端面を被覆する天面22と,周側面と連続してシートロールの下端面を被覆する底面23を有する。
このフィルムの周側面21は,シートロールの周面を被覆した状態において,シートロールの周面に当接する当接領域21aと,隣接したシートロールの間に張り渡されシートロールの周面には当接しない非当接領域21bとに区分される。
そして,本発明において,当接領域21aの少なくとも一つには,シートロールの軸心方向に延びる開封用ミシン目線24が形成されている。
上記本発明の第2の側面に係るフィルムによれば,商品の搬送時や陳列時等の状況において,開封用ミシン目線が不用意に破断してしまう事態を防止しつつ,複数個のシートロールを包装できる。
本発明は,フィルムの周側面のうち,シートロールの周面に直接当接する当接領域21aに,開封用ミシン目線24を設けている。この当接領域21aはシートロールの周面に当接しているため,この当接領域21aに開封用ミシン目線24を設けることにより,この開封用ミシン目線24に対して押圧力が負荷された場合であっても,開封用ミシン目線24は破断しにくくなる。従って,この当接領域21aに開封用ミシン目線24を形成することで,例えば商品の搬送時や陳列時等の状況において,開封用ミシン目線が不用意に破断してしまう事態を防止できる。
図1は,第1の実施形態に係る包装体を示す斜視図である。 図2は,包装体を構成するフィルムの展開図である。 図3は,図1におけるX1−X1線における断面図である。 図4は,第2の実施形態に係る包装体を示す斜視図である。 図5は,図4におけるX2−X2線における断面図である。 図6は,第3の実施形態に係る包装体を示す斜視図である。 図7は,包装体を構成するフィルムの展開図である。 図8は,第4の実施形態に係る包装体を示す斜視図である。 図9は,包装体を構成するフィルムの展開図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
なお,本願明細書において,シートロールの軸心方向とは,端面に直交する方向であり,換言すると端面を水平な地面に置いた場合のシートロールの上下方向を意味する。また,シートロールの周方向とは,シートロールの中心軸に対する周り方向を意味する。
また,本願明細書において,「A〜B」とは,特に断りのない限り,「A以上B以下」であることを意味する。
(1.第1の実施形態)
図1は,本発明の第1の実施形態に係る包装体100を示す斜視図である。また,図2は,本発明の第1の実施形態に係る包装体100を示す展開図である。図2において,フィルム20は,展開されて平坦状となっており,展開されたフィルム20に並列した複数個のシートロールを載置した状態が概略的に示されている。なお,図2において,複数個シートロールは,点線で概念的に示されている。また,図3は,図1に示されたX1−X1線における断面図である。
図1に示されるように,並列した複数個のシートロール10は,フィルム20によって被覆されている。図1には,2個のシートロール10が並列した状態で,フィルム20によって包装された例が示されている。図1に示された例では,2個のシートロール10の周面11同士が隣接されている。このように,図1の例においては,2個のシートロール10が,横2列となって配置されている。ただし,並列されるシートロール10の個数や,複数個のシートロール10の並列態様については,これに限定されるものではない。すなわち,並列されるシートロール10は2個や3個であってもよいし,4個以上であってよい。また,複数個のシートロール10は,2段以上に重ねて配置されるものであってもよい。
フィルム20によって包装するシートロール10の種類は,特に限定されず,円柱形状又は円筒形状の物体であれば種々のものを採用できる。シートロールの種類としては,例えば,シート状の衛生用紙をロール状に巻きつけて円筒形状としたものや,粘着テープをロール状に巻きつけて円筒形状としたものが挙げられる。衛生用紙の例は,ティシュペーパー,保湿ティシュペーパー,ちり紙,ペーパータオル,キッチンタオル,キッチンシート,あくとりシート,又はトイレットペーパーである。粘着テープの例は,セロハンテープ,クラフト粘着テープ(紙ガムテープ),布粘着テープ(布ガムテープ),延伸ポリプロピレン粘着テープ(透明ガムテープ),アルミテープ,又は軟質ポリ塩化ビニルテープである。
図1に示されるように,複数個のシートロール10は,フィルム20によって,包装される。フィルム20は,シートロール10を被覆する位置に応じて,周側面21と,天面22と,底面23を有している。フィルム20の周側面21は,複数個のシートロール10の周面11側を被覆する部分である。フィルム20の周側面21は,フィルムのMD方向が,シートロールの軸心方向に一致する方向となるように,シートロール10の周面11を覆っている。また,フィルム20の周側面21は,フィルムのCD方向が,シートロールの周方向と一致する方向となっている。フィルム20の天面22は,周側面21に連続しており,複数個のシートロール10の上端面12側を被覆する部分である。また,フィルム20の底面23は,周側面21に連続しており,複数個のシートロール10の下端面13側を被覆する部分である。
フィルム20による包装態様は,例えば,図1に示されるような公知の方法により達成できる。図1に示された包装態様は,当業者の間でキャラメル包装とも呼ばれているものである。キャラメル包装では,まず,平坦状に形成されたフィルムの上に載置されたシートロールを巻き込むようにして包み込み,その巻き込み方向において重畳する部分を接着する。次に,シートロールの端面位置を越えて余剰した部分を,シートロールの端面側に折り込む。そして,折り込む際に形成される三角形片又は台形片の先端縁部同士を接着して,シートロールを上下の端面側から被覆する。このようなキャラメル包装を行う装置としては,既知の装置を利用することができる。
すなわち,複数個のシートロール10を包装するにあたり,フィルム20は,まず,そのMD方向がシートロール10の軸心方向に一致し,CD方向がシートロール10の周方向に一致するように,並列したシートロール10の周面11を被覆する。
この「フィルムのMD方向」とは,フィルム製造時における押し出し方向であり,一般的なフィルム20は,MD方向に裂けやすい性質を有している。他方,フィルムのCD方向は,上記したMD方向に直交する方向であり,一般的なフィルムは,CD方向に裂け難いという性質を有している。図2に示された展開図において,シートロール10の軸心方向は,図2の上下方向となっている。このため,フィルム20は,フィルムのMD方向が,図2の上下方向と一致するようにして,並列した複数個のシートロール10の周面11を被覆する。図2に示されるように,この並列した複数個のシートロール10の周面11を被覆する部分が,フィルム20の周側面21となる。
図2に示されるように,フィルム20の周側面21を複数のシートロール10の周面11に巻きつけた後,複数のシートロール10の周面11を一周して余剰した箇所を重ね合せ,この重畳部分25を接着する。重畳部分25は,ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた接着方法により接着されてもよいし,ヒートシールのような熱溶着や超音波溶着により接着されてもよい。
フィルム20の周側面21によってシートロール10の周面11を被覆した後,シートロール10の上端面12及び下端面13を越えて余剰している,フィルム20の先端縁部22a,23aを,シートロール10の上端面12及び下端面13に接するように折り込む。このとき,フィルム20の先端縁部22a,23aは,図1や図2に示されるように台形に折り込まれるものであってもよいし,その他三角形等に折り込まれるものであってもよい。そして,折り込まれたフィルム20の先端縁部22a,23a同士が重畳する箇所を接着し,図1に示されるような接着部22bを形成する。接着部22bにおける接着方法としては,上述したように,ホットメルト接着剤やヒートシールを用いた接着方法を採用できる。これにより,フィルム20には,周側面21に連接しシートロールの上端面12を被覆する天面22と,周側面21に連接しシートロールの下端面13を被覆する底面23が形成される。
このように,フィルム20は,並列された複数個のシートロール10を,適度な張力をもって被覆することで包装している。従って,図1〜図3に示されるように,フィルム20の周側面21は,シートロールの周面を被覆した状態において,シートロール10の周面11に直接的に当接した当接領域21aと,隣接したシートロールの間に張り渡されシートロールの周面には当接しない非当接領域21bと,に区分されている。すなわち,フィルムの非当接領域21bと,シートロールの周面11との間には,空間が形成されている。図1や図3に示されるように,2個のシートロール10が平面的に並列された本実施形態において,当接領域21aと非当接領域21bは,それぞれ二箇所ずつ交互に形成されている。
より具体的に説明すると,図3の断面図に示されるように,2個のシートロール10が平面的に並列された本実施形態において,一つの当接領域21aの周方向の長さは,各シートロール10の円周の長さの約半分に相当している。また,フィルム20の当接領域21aの高さ(軸心方向の長さ)は,シートロール10の高さと一致している。このため,一つの当接領域21aの面積は,2πrh/a(πは円周率,rはシートロールの半径,hはシートロールの高さ(シートロールが上下複数段となっている場合は複数段の全体の高さ),aは平面的に並列されるシートロールの個数)で求めることができる。
以上のように,並列した複数個のシートロール10は,フィルム20によって被覆することができる。ただし,上述したシートロール10の包装形態は一例であり,上述した形態に限定されず,公知となっている種々の形態を採用すること可能である。
次に,シートロールを取り出す際に,包装体100を開封するための構造について説明する。図1及び図2に示されるように,フィルム20の周側面21には,シートロール10を取り出す際に裂開される開封用ミシン目線24が形成されている。そして,本発明において,この開封用ミシン目線24は,フィルム20の周側面21のうち,シートロール10の周面11に直接当接する当接領域21aに設けられている。この当接領域21aに設けられた開封用ミシン目線24は,包装対象であるシートロール10の軸心方向に延びている。また,本発明において,開封用ミシン目線24は,フィルム20の周側面21のうち,隣接した前記シートロールの間に張り渡されてシートロール10の周面11には直接当接しない非当接領域21bには,設けられていない。
上記構成のように,本発明の包装体は,フィルム20の周側面21のうち,シートロール10の周面11に直接当接する当接領域21aにのみ,開封用ミシン目線24が形成されている。この当接領域21aはシートロールの周面に当接しているため,この当接領域21aに開封用ミシン目線24を設けることにより,開封用ミシン目線24に対して押圧力が負荷された場合であっても,開封用ミシン目線24は破断しにくくなる。従って,この当接領域21aに開封用ミシン目線24を形成することで,例えば商品の搬送時や陳列時等の状況において,開封用ミシン目線が不用意に破断してしまう事態を防止できる。
また,開封用ミシン目線24を破断させてフィルム20から一つのシートロールを取り出し,もう一つのシートロールがフィルム20に包装されて保存されている状況を考える。このような状況では,従来技術のように,フィルム20の周側面21のうち,シートロール10の周面11に接しない非当接領域21bに開封用ミシン目線24を設ける場合と比較し,本発明のようにシートロール10当接領域21aに開封用ミシン目線24を設けた場合は,破断された開封用ミシン目線24と,保存されているフィルム20の距離が離れることとなる。本発明のように,破断された開封用ミシン目線24と,保存されているフィルム20の距離をなるべく離すようにすることで,破断した開封用ミシン目線24から塵芥や埃が侵入した場合であっても,これらの塵芥等が,保存されているシートロールに付着することを防止ができる可能性が高まる。よって,本発明のようにフィルム20の当接領域21aに開封用ミシン目線24を設けた方が,従来技術のようにフィルムの非当接領域21bに開封用ミシン目線24を設けるよりも,衛生的であるといえる。
図1及び図2に示されるように,フィルム20の当接領域21aに形成された開封用ミシン目線24は,開封用ミシン目線24は,フィルム20のMD方向に沿って,直線状に形成されていることが好ましい。開封用ミシン目線24を,フィルム20のMD方向と一致する直線状に形成することで,開封時に,この開封用ミシン目線24が破断しや易くなるため,消費者は,フィルム20に包装されたシートロール10を容易に取り出すことができる。
また,図2に示されるように,開封用ミシン目線24は,フィルム20のMD方向において,フィルム20の周側面21のほぼ全体に亘って形成されていることが好ましい。例えば,開封用ミシン目線24の長さは,フィルム20の周側面21のMD方向における長さに対し,80%〜100%又は90〜100%とすればよい。これにより,開封用ミシン目線24を破断させることで,フィルム20によって包装された各シートロール10を取り出しやすくなる。ただし,開封用ミシン目線24の長さは,フィルム20の周側面21のMD方向における長さに対し,40%〜80%,又は50%〜70%程度とすることも可能である。
また,図2及び図3に示されるように,2個のシートロール10が平面的に並列された本実施形態において,フィルム20の当接領域21aは,各シートロール10のそれぞれに対して,1つずつ(計2箇所)に形成されている。このような場合に,開封用ミシン目線24は,2箇所の当接領域21aの両方に設けることが好ましい。これにより,消費者が,フィルム20によって包装された2個のシートロール10のうち,好きな方を取り出して先に使用することができるようになる。例えば,フィルム20によって包装されている2個のシートロール10の色が互いに異なる場合など,各シートロールに個性があるときには,複数の当接領域21aのそれぞれに開封用ミシン目線24を設けるとよい。ただし,開封用ミシン目線24は,当接領域21aが複数箇所に形成されている場合,複数の当接領域21aのうち少なくとも一つに設けられていればよい。
また,図3に示されるように,包装体100の断面をみた場合に,開封用ミシン目線24は,当接領域21aがなす円弧の頂点(周頂部)を含む位置に,形成されていることが好ましい。当接領域21aがなす円弧の頂点(周頂部)は,消費者が,開封用ミシン目線24を破断させる方向に最も力を加えやすい部分である。このため,この周頂部を含む位置に開封用ミシン目線24を設けることで,不用意に開封用ミシン目線24が破断する事態を防止しつつも,必要なときには開封用ミシン目線24を破断させやすくなる。
ただし,図1〜図3に示された開封用ミシン目線24の形態は一例であり,本発明はこの例に限定されない。例えば,開封用ミシン目線24は,フィルム20のMD方向に対して所定角度傾斜して延びるものであってもよい。ここにいう所定角度としては,10度〜45度が挙げられる。また,開封用ミシン目線24の形状は,直線状に限定されず,例えば波線状又はジグザグ線状等であってもよい。
続いて,複数個のシートロール10を包装するフィルム20について説明する。本発明に採用されるフィルム20の種類としては,例えば,HDPE(高密度ポリエチレン)フィルム,LDPE(低密度ポリエチレン)フィルム,LLDPE(リニア低密度ポリエチレン)フィルム等のポリエチレンフィルム,ポリスチレンフィルム,ポリプロピレンフィルム等又はこれらの積層フィルムが挙げられる。また,フィルム20を製造する方法は,特に限定されるものではなく,フィルム20の原料となる樹脂の種類に応じて適宜の公知の製造方法を採用すればよい。例えば,フィルム20を製造する方法として,Tダイ法のような押し出し法が挙げられる。フィルム20が積層構造の場合,例えば,押し出しラミネート法を採用することとしてもよい。
フィルム20の厚さは,例えば,10〜80μmであるのが望ましい。フィルム20の厚さが80μmを超えると,引裂き性が不十分となり,開封作業が困難になる恐れがある。また,フィルム20の厚さが10μm未満であると,フィルムの強度が十分でなく不用意に破れる恐れが高まる。
フィルム20の引き裂き強度は,100〜800cNであるのが望ましい。なお,ここでの引き裂き強度は,JIS K 7128(トラウザー引き裂き法)に準じて,200mm/minで測定した際のMD方向に引き裂いた時の強度である。この引き裂き強度が100cN未満であると,不用意に破ける恐れがあり,800cNを超えると包装体の開封作業が困難となる。
さらに,フィルム20の伸長率は,100〜700%であるのが望ましい。なお,ここでのフィルムの伸長率は、JIS K 7127に準じて試験片幅15mm,チャック間距離50mm,速度300mm/minで測定したフィルム20のMD方向の伸長率である。フィルム20の伸長率が100%未満であると十分な強度が得られにくく,また,取り扱い性に劣るようになる。フィルム20の伸びが700%を超えると,開封時に伸びて開封しづらくなったり,包装体の形状が崩れやすくなり,輸送性や取り扱い性が悪化する。
(2.第2の形態)
次に,図4及び図5を参照して,本発明の第2の実施形態について説明する。ここでは,第2実施形態に係る包装体について,上説した第1実施の形態と異なる点を中心に説明を行う。なお,図4及び図5において,第1実施形態と同一の要素には同一符号を付し,その説明を割愛する。
図4は,4個のシートロール10を並列して配置し,フィルム20によって包装した形態の例を示している。図4に示された例では,4つのシートロール10の周側面が隣接するように,2列2行で平面的に並列されている。このように,フィルム20によって包装するシートロール10の個数は,シートロール10の種類や用途に応じて適宜選択することが可能である。
図5は,図4に示されたX2−X2線における断面図を示している。
フィルム20は,並列された4個のシートロール10を,適度な張力をもって被覆して,包装している。このため,図5に示されるように,フィルム20の周側面21は,シートロールの周面を被覆した状態において,シートロール10の周面11に直接的に当接した当接領域21aと,隣接したシートロールの間に張り渡されシートロールの周面には当接しない非当接領域21bと,に区分されている。図5に示されるように,4個のシートロール10が平面的に並列された本実施形態において,当接領域21aと非当接領域21bは,それぞれ4箇所ずつ交互に形成されている。また,4個のシートロール10が平面的に並列された本実施形態において,一つの当接領域21aの周方向の長さは,各シートロール10の円周の長さの約1/4に相当している。
フィルム20の周側面21に形成された4つの当接領域21aのいずれか一つ以上には,
開封用ミシン目線24が設けられる。すなわち,図5に示されるように,4つの当接領域21aの全てに開封用ミシン目線24を設けることとしてもよいし,例えば対角に位置する2つの当接領域21aにのみ開封用ミシン目線24を設けることとしてもよい。また,開封用ミシン目線24が設けられる当接領域21aの数は,1つであってもよいし3つであってもよい。その他,開封用ミシン目線24の形状や位置については,上説した第1の実施形態と同様のものとすることができる。
(3.第3の形態)
続いて,図6及び図7を参照して,本発明の第3の実施形態について説明する。ここでは,第3実施形態に係る包装体について,上説した第1実施の形態と異なる点を中心に説明を行う。図6は,第3の実施形態の包装体100を示した斜視図であり,図7は包装体のフィルム20の展開図を示している。
図6に示されるように,第3の実施形態においては,2個のシートロール10の端面同士が当接され2段重ねとなり,2段に重ねられたシートロール10の周面同士が隣接されている。すなわち,図6の例では,4個のシートロール10が,横2列上下2段となった状態でフィルム20によって包装されている。このように,平面的に並列されたシートロール10を複数段重ねた状態で,フィルム20で包装することもできる。なお,図示は省略するが,シートロールは,上下に3段以上で積まれるものであってもよい。
本実施形態においても,上述した第1の実施形態と同様に,フィルム20の周側面21のうち,シートロール10の周面11と当接する当接領域21aに,フィルムのMD方向(シートロールの軸心方向)に延びる開封用ミシン目線24が形成されている。そして,さらに,本実施形態では,フィルム20の当接領域21a内に,フィルムのCD方向(シートロールの周方向)に延びる第1補助ミシン目線26が形成されている。
図7の展開図に示されるように,第1補助ミシン目線26は,フィルム20のCD方向に延びるミシン目線である。具体的には,第1補助ミシン目線26は,直線状であり,開封用ミシン目線24と90度直交する方向に延びるものである。また,第1補助ミシン目線26は,その長さが,当接領域21a内に収まる程度となっている。すなわち,第1補助ミシン目線26の長さは,CD方向における当接領域21aの幅に対し,5%〜100%,10〜90%,30%〜70%,又は40%〜60%程度となる。
また,第1補助ミシン目線26は,開封用ミシン目線24と交差する位置に形成されている。特に,本実施形態のように,2つのシートロール10端面同士が当接し,上下に複数段に重ねられている場合,第1補助ミシン目線26と開封用ミシン目線24は,シートロール10端面同士の境界10aと一致する位置で交差していることが好ましい。
第1補助ミシン目線26は,フィルム20の開封時において,開封用ミシン目線24と共に破断して,フィルム20に包装されたシートロール10を取り出しやすくするためのミシン目線である。本発明では,上述した通り,フィルムの当接領域21aに開封用ミシン目線24を形成することで,開封用ミシン目線24を破断しにくくしている。これにより,開封用ミシン目線24が不用意に破断することを防止し,不良商品が発生することを回避しているものの,消費者が,シートロールの使用時に開封用ミシン目線24を破断しにくくなる恐れがある。そこで,上記構成のように,開封用ミシン目線24と直交して交差するように,第1補助ミシン目線26を設けることで,消費者がシートロールを使用する際に,第1補助ミシン目線26とともに,開封用ミシン目線24を破断させ易くなる。これにより,不用意に開封用ミシン目線24が破断する事態を防止しつつ,必要なときには開封用ミシン目線24が破断し易くなるため,商品を販売するものの要求と,商品を消費するものの要求を同時に満たすことができる。
特に,複数のシートロール10が上下に複数段に重ねて包装されている場合において,第1補助ミシン目線26と開封用ミシン目線24を,シートロール10端面同士の境界10aと一致する位置で交差させることで,第1補助ミシン目線26が,より破断しやすくなっている。すなわち,消費者は,上下に重なった各シートロール10を把持して,各シートロールの端面同士をずらすように捻る力を加えると,まず,端面同士の境界10aと一致する位置に設けられた第1補助ミシン目線26の一部が破断する。そして,第1補助ミシン目線26の破断した部分をきっかけとすれば,次いで,消費者は,上下方向に延びる開封用ミシン目線24を簡単に破断させることができる。このような簡単な手順で,開封用ミシン目線24を破断させて,フィルム20内のシートロール10を取り出すことができるようになるため,第1補助ミシン目線26と開封用ミシン目線24は,シートロール10端面同士の境界10aと一致する位置で交差していることが好ましい。
(4.第4の形態)
続いて,図8及び図9を参照して,本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は,上述した第3実施形態をさらに改良したものである。図8は,第4の実施形態の包装体100を示した斜視図であり,図9は包装体100のフィルムの展開図を示している。
図8及び図9に示されるように,第4の実施形態においても,上記第3の実施形態と同様に,フィルム20の当接領域21a内に,開封用ミシン目線24と直交する第1補助ミシン目線26が設けられている。そして,第4の実施形態においては,さらに,フィルム20の当接領域21a内に,開封用ミシン目線24及び第1補助ミシン目線26と交差する2本の第2補助ミシン目線27が形成されている。
図9の展開図に示されるように,2本の第2補助ミシン目線27は,それぞれ,開封用ミシン目線24及び第1補助ミシン目線26とは重ならず,開封用ミシン目線24に対して所定角度傾斜している。各第2補助ミシン目線27と,開封用ミシン目線24のなす角は,例えば,10度〜80度,又は30度〜60度とすればよく,特に約45度(±2度)であることが好ましい。図9に示された例では,2本の第2補助ミシン目線27は,互いにX字状に交差しており,それぞれが,開封用ミシン目線24に対して約45度傾斜している。
2本の第2補助ミシン目線27のそれぞれは,その長さが,当接領域21a内に収まる程度となっている。すなわち,各第2補助ミシン目線26がCD方向に延びる長さは,CD方向における当接領域21aの幅に対し,5%〜100%,10〜90%,30%〜70%,又は40%〜60%程度となることが好ましい。
また,図9に示されるように,開封用ミシン目線24,第1補助ミシン目線26,及び2本の第2補助ミシン目線27は,一点で交わる。そして,本実施形態のように,複数のシートロール10が上下に複数段に重ねて包装されている場合において,これらのミシン目線(24,26,27)の交点は,シートロール10端面同士の境界10aと一致する位置にあることが好ましい。
第4の実施形態のように,フィルムの当接領域21a内に,開封用ミシン目線24と第1補助ミシン目線26に加えて,さらに第2補助ミシン目線27を設けることで,フィルムの当接領域21aに,縦方向,横方向,及び斜め方向のミシン目線が設けられるようになる。このように,フィルムの当接領域21a内にミシン目線を3方向以上設けることで,消費者が,シートロールを取り出すに際し,フィルムの当接領域21aをどのような方向から引っ張った場合でも,少なくとも1つ以上のミシン目線が破断するようになる。そして,フィルムの当接領域21aに設けられたミシン目線が1つでも破断すれば,消費者は,その破断したミシン目線をきっかけとして,開封用ミシン目線24を簡単に破断させることができる。このようにして,消費者は,破断した開封用ミシン目線24からフィルムに包装されたシートロールをストレスなく取り出すことができる。
特に,複数のシートロール10が上下に複数段に重ねて包装されている場合において,開封用ミシン目線24,第1補助ミシン目線26,及び第2補助ミシン目線27の交点を,シートロール10端面同士の境界10aと一致する位置に設けることで,消費者は,上下に重なった各シートロール10を把持して,各シートロールの端面同士をずらすように捻る力を加えるだけで,上記ミシン目線24,26,27のいずれかを簡単に破断させることができる。これにより,消費者は,簡単な手順で,開封用ミシン目線24を破断させて,フィルム20内のシートロール10を取り出すことができるようになる。
なお,第4の実施形態の説明において,第2補助ミシン目線27が2本設けられている例を挙げて説明したが,第2補助ミシン目線27は,1本であってもよいし,3本以上設けられていてもよい。
以上,本発明について好ましい形態を例に挙げて説明を行った。ただし,本発明は,上記した実施形態に限定されるものではなく,上記した実施形態に基づいて当業者が自明な範囲で適宜修正や改変を行うことができる。
例えば,本発明は,上記したキャラメル包装と呼ばれる包装態様だけでなく,いわゆるガゼット包装の包装体にも適用できる。ガゼット包装は,例えば,上記した特許文献1(特開2003−104449号公報)及び特許文献2(特開2009−202931号公報)にも示されているように公知の包装態様である。すなわち,ガゼット包装は,複数個のシートロールを両端開口の筒状体内に挿入し,シートロールを超えて飛び出すフィルムの両端部を余剰代とし,この余剰代を接着した開口を封止する包装態様である。
また,本発明は,公知の方法により,シートロールを包装したフィルムに取手を取り付けることも可能である。取手は,例えば包装体の天面,底面,又は周側面に,帯状の取手用フィルムの両端を接合して形成すればよい。
本発明は,シートロールをフィルムで包装した包装体に関するものである。このため,本発明は,包装体やシートロールの製造産業において好適に利用し得る。
10 シートロール
11 周面
12 上端面
13 下端面
20 フィルム
21 周側面
21a 当接領域
21b 非当接領域
22 天面
22a 先端縁部
22b 接着部
23 底面
23a 先端縁部
24 開封用ミシン目線
25 重畳部分
26 第1補助ミシン目線
27 第2補助ミシン目線
100 包装体

Claims (6)

  1. 周面同士が接するように並列した複数個のシートロール(10)を,フィルム(20)によって包装した包装体(100)であって,
    前記フィルム(20)は,
    前記シートロールの周面を被覆する周側面(21)と,
    前記周側面と連続し,前記シートロールの上端面を被覆する天面(22)と,
    前記周側面と連続し,前記シートロールの下端面を被覆する底面(23)を有し,
    前記フィルムの周側面(21)は,前記シートロールの周面を被覆した状態において,
    前記シートロールの周面に当接する当接領域(21a)と,
    隣接した前記シートロールの間に張り渡され,前記シートロールの周面には当接しない非当接領域(21b)に区分され,
    前記当接領域(21a)の少なくとも一つには,前記シートロールの軸心方向に延びる開封用ミシン目線(24)が形成されており,
    前記開封用ミシン目線(24)は,前記シートロールの軸心方向における前記周側面(21)の全体に亘って,前記周側面(21)にのみ形成されている
    包装体。
  2. 前記開封用ミシン目線(24)は,前記シートロールの軸心方向に沿って延びる直線状に形成されている
    請求項1に記載の包装体。
  3. 前記非当接領域(21b)には,前記開封用ミシン目線(24)が形成されていない
    請求項1又は請求項2に記載の包装体。
  4. 前記当接領域(21a)には,前記シートロールの軸心方向と直交する周方向に延びる第1補助ミシン目線(26)が,さらに形成されており,
    前記第1補助ミシン目線(26)は,前記開封用ミシン目線(24)と交わる
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の包装体。
  5. 周面同士が接するように並列した複数個のシートロール(10)を,フィルム(20)によって包装した包装体(100)であって,
    前記フィルム(20)は,
    前記シートロールの周面を被覆する周側面(21)と,
    前記周側面と連続し,前記シートロールの上端面を被覆する天面(22)と,
    前記周側面と連続し,前記シートロールの下端面を被覆する底面(23)を有し,
    前記フィルムの周側面(21)は,前記シートロールの周面を被覆した状態において,
    前記シートロールの周面に当接する当接領域(21a)と,
    隣接した前記シートロールの間に張り渡され,前記シートロールの周面には当接しない非当接領域(21b)に区分され,
    前記当接領域(21a)の少なくとも一つには,前記シートロールの軸心方向に延びる開封用ミシン目線(24)が形成されており,
    前記当接領域(21a)には,前記シートロールの軸心方向と直交する周方向に延び前記開封用ミシン目線(24)と交わる第1補助ミシン目線(26)と,一又は複数の第2補助ミシン目線(27)がさらに形成されており,
    前記第2補助ミシン目線(27)は,
    前記開封用ミシン目線(24)及び前記第1補助ミシン目線(26)と交わり,かつ,
    前記開封用ミシン目線(24)及び前記第1補助ミシン目線(26)に対して,所定角度傾斜して設けられている
    包装体。
  6. 周面同士が接するように並列した複数個のシートロール(10)を包装するためのフィルム(20)であって,
    前記シートロールの周面を被覆する周側面(21)と,
    前記周側面に連続し,前記シートロールの上端面を被覆する天面(22)と,
    前記周側面に連接し,前記シートロールの下端面を被覆する底面(23)を有し,
    前記フィルムの周側面(21)は,前記シートロールの周面を被覆した状態において,
    前記シートロールの周面に当接する当接領域(21a)と,
    隣接した前記シートロールの間に張り渡され,前記シートロールの周面には当接しない非当接領域(21b)に区分され,
    前記当接領域(21a)の少なくともと一つには,前記シートロールの軸心方向に延びる開封用ミシン目線(24)が形成されており,
    前記開封用ミシン目線(24)は,前記シートロールの軸心方向における前記周側面(21)の全体に亘って,前記周側面(21)にのみ形成されている
    フィルム。
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