JP6447478B2 - フィルム製の包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は,トイレットペーパやキッチンペーパなどのロール製品に代表される梱包対象物を包装するためのフィルム製の包装袋に関する。具体的に説明すると,本発明は,搬送時に人手によって把持される持手部を有しており,この持手部に手指を挿入可能な取手穴を形成するためのスリットが形成された包装袋に関するものである。
従来から,トイレットロール等の包装袋として,ポリエチレン製等の筒状フィルムの左右両側にガセットを対称的に折り込んで本体部を形成するとともに,本体部の上部を平面状に折り畳んで持手部を形成したものが知られている(特許文献1及び特許文献2)。また包装袋の持手部には,スリットを形成して手指を挿入するための取手穴を形成することが一般的である。ただし,包装袋の製造工程や梱包対象物の収容時には,スリットによって形成されたフラップ部が捲れ上がって製造ライン上で目詰り等の操業トラブルが発生する場合がある。そこで,このような操業トラブルを防止する目的で,取手穴を形成する複数のスリットの間に隙間を設けることが多い。スリット同士の間の隙間はフィルムの仮留め部として機能する。使用者は包装袋の搬送時にこの仮留め部を切り離して取手穴を形成することができる。
特開2011−189965号公報 特開2005−001669号公報
ところで,特許文献2に開示されているように,持手部に複数のスリットを形成し各スリットの間に仮留め部(隙間)を設ける場合,あるスリットの一端部は他の隣接するスリットの一端部の延長軌道線上に位置させることが一般的であった。このように複数のスリットを設けることで,例えば両手でフィルムを摘み持ちながらスリットを広げるように引っ張る操作を行うことで,複数の仮留め部が連続的に破断され,取手穴を形成しやすくなるとされていた。
ここで,本発明者らは,包装袋を搬送する際には,例えば片手でスリットが形成された領域に手指が挿入され,持手部を指先で握り込むようにして各スリットの間の仮留め部が切り離され,このような操作によって取手穴が形成されることが多いことを発見した。しかし,従来の包装袋のスリットのように,複数のスリットがそれぞれの延長軌道線上に配置されていると,持手部を指先で握り込むようにして各スリットの間の仮留め部を切り離す操作を行った場合に,スリットの間の仮留め部が破断され難いことが判明した。このように,従来の包装袋に形成されたスリットは包装袋の一般的な使用者の操作方法に適合するものではないことを,本発明者らは見出した。
そこで,本発明は,使用者の操作方法に適合し,より取手穴を形成しやすい包装袋を提供することを解決課題とする。
本発明の発明者らは,上記課題を解決するために,包装袋の持手部に取手穴を形成する複数のスリットの形状を工夫し,隣接する2つのスリットのうち,一方のスリットの一端部を他方のスリットの延長軌道線上からずれた位置に配置することとした。このように,2つのスリットの端部の位置をずらすことで,例えば持手部を指先で握り込むような操作が行われて適度な捻れが持手部に生じた際に,スリットの間の仮留め部が切り離されやすくなるという知見を得た。そして,本発明者らは,上記知見に基づけば上記の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明は,トイレットロール等の梱包対象物を包装するためのフィルム製の包装袋に関する。本発明の包装袋は,本体部10と,持手部20と,スリット群30とを有する。
本体部10は,梱包対象物を収容するための収容空間を有する部位である。持手部20は,本体部10の上端に設けられた部位である。スリット群30は,持手部20に設けられており,互いに離間した複数のスリット31と,これらスリット31の間に形成された仮留め部32とを含む。本発明の包装袋は,仮留め部32を破断させることで取手穴40が形成されるようになっている。
スリット群30は,少なくとも第1のスリット31aと,これに隣接する第2のスリット31bとを含む。第1のスリット31aと第2のスリット31bの両スリットは,互いに近い方の近位端部と遠い方の遠位端部とを持ち,両スリットの近位端部の間に仮留め部32が形成されている。
本発明において,第2のスリット31bの近位端部Bは,第1のスリット31aの近位端部Aから延びる延長軌道線Lの上からずれた位置に配置されている。つまり,このことは,第1のスリット31aの延長軌道線L上に,第2のスリット31bの近位端部Bが位置していないことを意味する。
上記構成のように,本発明では,隣接する2つのスリットのうち,一方のスリットの端部を他方のスリットの延長軌道線上からずれた位置に設けることを特徴の一つとしている。このように敢えてスリットの端部の位置をずらすことで,スリットが形成された領域に手指を挿入し握り込むようにして持手部20に適度な捻りを加えたときに,スリットの間の仮留め部32を容易に破断させることが可能となる。これにより,たとえ片手で操作する場合であっても,仮留め部32を破断させて取手穴40を容易に形成することができる。これに対して,従来の持手部には複数のスリットが延長軌道線上に並んで設けられており,スリットを広げるように持手部を引っ張ったときには仮留め部32を破断させやすいものであったが,持手部に対して捻りが加えられたときには仮留め部32が破断しにくいものとなっていた。このため,本発明の包装袋は,従来の包装袋よりも包装袋の使用者の実際の操作方法により適合するものであり,比較的容易に取手穴を形成できる。
本発明の包装袋において,第1のスリット31aの近位端部Aと第2のスリット31bの近位端部Bの間の直線距離Dは,1mm以上5mm以下であることが好ましい。このように,直線距離Dを1mm以上とすることで,第1のスリット31aと第2のスリット31bの間の仮留め部32が意図せず破断してしまうことを防止できる。また,直線距離Dを5mm以下とすることで,仮留め部32が不切れになることを防止できる。
本発明の包装袋において,第2のスリット31bの近位端部Bは,第1のスリット31aの近位端部Aに対して,持手部20の上下方向及び左右方向にずれた位置に配置されていることが好ましい。ここにいう上下方向及び左右方向とは,持手部20の平面において互いに直交する方向である。このように,第2のスリット31bの近位端部Bを,第1のスリット31aの近位端部Aから斜め方向に離間させる。これにより,持手部20に対して捻れ(斜め方向の力)を加えたときに,第1のスリット31aと第2のスリット31bの間の仮留め部32を破断させやすくなる。
本発明の包装袋において,仮留め部32は,2箇所以上形成されていることが好ましい。このように,仮留め部32を2箇所以上に形成することで,意図せず全ての仮留め部32が破断して不用意に取手穴40が開いてしまう事態を防止できる。
本発明の包装袋において,スリット群30は,少なくとも,2つの外側スリットと一又は複数の内側スリットを含むことが好ましい。2つの外側スリットは,持手部20の左右方向の両外側に位置しており,上下方向に向かって延びる円弧状の部分を含むスリットである。また,一又は複数の内側スリットは,2つの外側スリットの間に位置し,左右方向に向かって延びる部分を含むスリットである。ここで,本発明では,2つの外側スリットが,上記した第1のスリット31aとなり,一又は複数の内側スリットのうちの外側スリットに隣接するものが,第2のスリット31bとなる。このように,上下方向に向かって延びる円弧状の外側スリット31aと,左右方向に向かって延びる内側スリット31bを設けることで,持手部20に形成される取手穴40を広く確保することができる。
本発明において,スリット群30は,持手部20の上下方向の下方が頂点となる略V字型のスリット31cをさらに含むことが好ましい。ここにいう「略V字型のスリット」とは,これを構成する2つの直線状のスリットが,V字型の頂点となる部分において繋がっているか又は離間している形状のスリットを意味する。このように,略V字型のスリット31cを設けておくことで,スリット群30の中に指先を挿し込んだときに,まず略V字型のスリット31cが開き,その後その周囲に存在する一又は複数の仮留め部32が破断する。その結果,片手でも容易に取手穴40を形成することが可能になる。
本発明において,スリット群30は,略V字型のスリット31cの頂点から上下方向の下方に向かって離間した位置に,上下方向に延びる直線状の分割用スリット31d又はミシン目をさらに含むことが好ましい。このように,略V字型のスリット31cの略直下に分割用スリット31d又はミシン目を設けておくことで,片手であってもさらに容易に取手穴40を形成することができるようになる。
本発明の包装袋は,持手部20に重ね合わされる補強フィルム50をさらに有することが好ましい。補強フィルム50は,ヒートシール加工が施されたヒートシール部60によって持手部20に接合されている。また,ヒートシール部60は,持手部20の上下方向に延びる2本以上の縦シールライン61と,持手部20の左右方向に延びる2本以上の横シールライン62とを有する。この場合に,スリット群30は,縦シールライン61と横シールライン62とによって周囲を囲われた領域に形成されていることが好ましい。このように,補強フィルム50をヒートシール加工で接合しておくことで,持手部20を補強することができる。また,縦シールライン61と横シールライン62とによって周囲を囲われた領域にスリット群30を設けることで,取手穴40を形成する際に持手部20に対してある程度強い引張力や捻れを加えても,この持手部20に破損や裂損が生じることを防止できる。
本発明によれば,使用者の操作方法に適合し,より取手穴を形成しやすい包装袋を提供することができる。
図1は,トイレットロールを収容した包装袋の例を示した斜視図である。 図2(a)は,包装袋に梱包対象物が収容されていない状態を示した平面図である。図2(b)は,包装袋の左右方向の断面形状を示している。 図3(a)は,包装袋の持手部に形成されたスリット群を抽出して示した模式図である。図3(b)は,図3(a)に示された破線の枠内を示した拡大図である。 図4は,スリット群の他の例を示している。 図5は,スリット群の他の例を示している。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
本願明細書において,「A〜B」とは「A以上B以下」であることを意味する。また,本願明細書において,「上下方向」とは,持手部を上側とした場合の上下方向を意味する。また,「左右方向」とは,図2に示されるように包装袋を平面状に折り畳んだときに,前記の上下方向と平面的に直交する方向を意味する。図2(a)において,「上下方向」をY軸で示し,「左右方向」をX軸で示している。
図1は,本発明に係る包装袋100に,トイレットペーパをロール状にした製品(トイレットロール)を複数個収容した状態を示している。図1の例において,包装袋100内には,トイレットロールを平面的に4個並べて上下方向に3つ積み重ねた状態で合計12個収容している。ただし,包装袋100内に収容するトイレットロールの数はこれに限定されず,例えば4個,6個,8個,又は16個とすることもできる。また,包装袋100内には,トイレットロールだけでなく,キッチンペーパをロール状にした製品(キッチンロール)や,使い捨ておむつなども収容可能である。本願明細書では,包装袋100内に収容可能な物品を「梱包対象物」と称している。
図2(a)は,本発明に係る包装袋100の平面図であり,図2(b)は,包装袋100の断面図である。図2(b)に示されるように,包装袋100は,基本的には筒状のフィルムから構成されている。本図に示した例において,筒状のフィルムの左右方向両側を内側に折り込んで左右対称なガゼットを形成している。ガゼットは,包装袋の厚み方向に山折部11,谷折部12,山折部11がこの順で形成されるようにフィルムを折り込んだ構造である。左右両側のガゼットの谷折部12は,一定の間隔(例えば5〜20mm)を空けて包装袋100の左右方向中央近傍において突き合うように配置されている。
図2(a)に示されるように,包装袋100を構成するフィルムは,その上方に,複数の重なり合うフィルム層をヒートシール加工によって熱融着させたヒートシール部60が形成されている。つまり,ヒートシール部60によって筒状のフィルムの上部が綴じられている。また,図示は省略するが,ヒートシール部60によってフィルムの上部を綴じた後,包装袋100の内部に梱包対象物を詰め込み,その後,フィルムの下部を接着剤又はヒートシール加工によって綴じることで,包装袋100の内部に梱包対象物が収容される。
包装袋100を構成するフィルムとしては,熱溶融性を持つ公知のフィルムを採用することができる。例えばHDPE(高密度ポリエチレン)フィルム,LDPE(低密度ポリエチレン)フィルム,LLDPE(リニア低密度ポリエチレン)フィルム等のポリエチレンフィルム,ポリスチレンフィルム,ポリプロピレンフィルム等又はこれらの積層フィルムが挙げられる。
図2(a)に示されるように,包装袋100は,梱包対象物を収容するための収容空間を持つ本体部10と,この本体部10の上端に設けられた持手部20を有している。つまり,持手部20とは,筒状のフィルムにヒートシール部60が形成されることで,厚み方向に積層するフィルム層が平坦に接合された部位である。この持手部20は,梱包対象物を収容した包装袋100を搬送する際などに人手によって把持される。これに対して,本体部10は,基本的にはヒートシール部60が形成されておらず,持手部20とは反対側の開放された下部から,その内部空間に梱包対象物を詰め込むことが可能となっている。
また,図2に示されるように,本実施形態において,包装袋100は,本体部10や持手部20を構成するフィルムとは別に,補強フィルム50を有している。補強フィルム50は,持手部20を構成する複数のフィルム層にさらに積層されるものであり,持手部20を補強して,搬送時に持手部20が破損したり裂損することを防止する。補強フィルム50は,その左右方向の長さが持手部20の左右方向の長さよりも短くなっている。例えば,補強フィルム50の左右方向の長さは,持手部20の左右方向の長さに対して,50%〜90%程度となる。補強フィルム50は,持手部20の左右方向中央に貼り合わされる。このため,持手部20の左右両側には,補強フィルム50が重ならない領域も存在する。補強フィルム50は,例えば持手部20の表側と裏側のどちらか一方又は両方に貼り合わされていればよく,ヒートシール部60において熱融着される。補強フィルム50としては,持手部20を構成するフィルムと同様に熱溶融性を持つ素材が選択されるが,持手部20等を構成するフィルムと同種であってもよいし異種であってもよい。図2(b)に示されるように,例えば補強フィルム50を持手部20の裏側に一枚貼り合わせた場合,ガゼットが構成されている部位ではフィルムが5層に重なることとなり,左右のガゼットの谷折部12の間の領域においてはフィルムが3層に重なることとなる。また,補強フィルム50が重なっていない右両側の領域では,フィルムが4層に重なることとなる。
図2(a)には,フィルムを熱融着したヒートシール部60の一例が示されている。本実施形態において,ヒートシール部60は,上下方向(Y軸方向)に沿って延びる複数の直線状の縦シールライン61と,左右方向(X軸方向)に沿って延びる複数の直線状の横シールライン62を含む。複数の縦シールライン61と複数の横シールライン62は,それぞれ持手部20を形成する複数のフィルムと補強フィルム50とを熱融着している。各シールライン61,62の幅は特に限定されないが,例えば0.5〜3mm程度とすればよい。
まず,複数の縦シールライン61には,持手部20の左右方向のほぼ全域に亘って左端から右端まで延びる第1の横シールライン62aと第2の横シールライン62bが含まれる。第1及び第2の横シールライン62a,62bは,補強フィルム50を跨ぐようにして,この補強フィルム50の上端縁近傍と下端縁近傍を通過する位置に形成される。ただし,図2(a)に示した例において,第1及び第2の横シールライン62a,62bには,補強フィルム50が重なっていない左右両側の領域に,フィルムが部分的に熱融着されていない間欠部63が設けられている。第1の横シールライン62aの間欠部63と第2の横シールライン62bの間欠部63とは,上下方向に見てほぼ一直線上に位置している。また,補強フィルム50が重なっていない左右両側の領域において,第1の横シールライン62aと第2の横シールライン62bの間には,ヒートシールによって熱融着された部位は存在していない。このため,これらの間欠部63が設けられた部位は,包装袋100の本体部10内に外気を通過させる空気穴として機能する。このように持手部20に空気穴を設けることで,本体部10内の空気を外部へと逃がすことができる。このため,本体部10に対して圧力が加わった場合でも,内部の空気圧が高まることを防止し,本体部10やその他の部位が破裂することを回避できる。
また,図2(a)に示されるように,補強フィルム50が重なった領域において,第1及び第2の横シールライン62a,62bの間には,上下方向に延びる第1の縦シールライン61aと第2の縦シールライン61bが形成されている。第1及び第2の縦シールライン61a,61bは,補強フィルム50の左端縁近傍と右端縁近傍に形成されている。第1及び第2の縦シールライン61a,61bは,第1及び第2の横シールライン62a,62と交わるものであるため,これらの4本のシールラインによって略矩形状の領域が画定される。
さらに,本実施形態において,補強フィルム50が重なった領域において,第1及び第2の縦シールライン61a,61bの間には,左右方向に延びる第3の横シールライン62cと第4の横シールライン62dが形成されている。第3及び第4の横シールライン62c,62dは,上記した第1及び第2の縦シールライン61a,61bと第1及び第2の横シールライン62a,62がなす略矩形状の領域において,上方(第1の横シールライン62a)寄りの位置に偏在している。このため,第1及び第2の縦シールライン61a,61bと,第2及び第4の横シールライン62b,62dとの4本のシールラインによって比較的面積の広い略矩形状の領域が画定される。そして,本発明の包装袋では,この4本のシールライン61a,61b,62b,62dによって画定された矩形状の領域内にスリット群30が形成される。
スリット群30は,包装袋100の持手部20に取手穴40を形成するための複数のスリット31と,各スリット31の間に位置し取手穴40を形成する際に破断される仮留め部32とを含む。各スリット31は,持手部20及び補強フィルム50を厚み方向に貫通している。本実施形態において,仮留め部32を破断させると,スリット31によって囲われたフィルム部分がフラップ状に展開して取手穴40が形成され,このフィルム部分は持手部20に連結したまま残るようになっている。ただし,図示は省略するが,仮留め部32をすべて破断させたときに,各スリット31に囲われたフィルム部位がくり貫かれて,持手部20から離脱するように各スリット31を配置してもよい。
図3(a)及び図3(b)は,図1に示したスリット群30の形状を拡大して示している。図3(a)に示されるように,スリット群30は,基本的に,左右方向の外側に位置する2つの外側スリット31a(第1のスリット)と,これら2つの外側スリット31aの間に位置する2つの内側スリット31b(第2のスリット)とを含む。図3(a)に示された例において,外側スリット31aは,上下方向に向かって延びる円弧状の部分を含んでいる。外側スリット31aの円弧状部分は,左右方向の外側に向かって膨出している。また,外側スリット31aは,円弧状部分の上端から左右方向の内側に向かって,左右方向と平行に延びる直線状部分を有している。つまり,外側スリット31aは,上下方向上側の端部(上端)が,上下方向下側の端部(下端)よりも,左右方向の内側に向かって長く延びていることとなる。このように,外側スリット31aは,上下方向に向かって延びる円弧状部分と,この円弧状部分の上端から左右方向内側に向かって延びる直線状部分とからなる。他方で,内側スリット31bは,左右方向と平行に直線的に延びるスリットである。内側スリット31bは,外側スリット31aの上端に近接して配置されている。外側スリット31aと内側スリット31bの間には,隙間が設けられており,この隙間が仮留め部32として機能する。仮留め部32は,持手部20に取手穴40を形成する際に破断することが予定された部位であり,この仮留め部32を破断させることで外側スリット31aと内側スリット31bが繋がる。なお,外側スリット31aの下端側には,内側スリットは設けられていない。このため,仮留め部32を破断させても,フィルム部材は持手部20から切り離されることはなく,そのまま残ることとなる。
図3(b)の拡大図に示されるように,外側スリット31aは,内側スリット31bに近い近位端部Aを有し,同様に,内側スリット31bは,外側スリット31aに近い近位端部Bを有している。ここで,内側スリット31bの近位端部Bは,外側スリット31aの近位端部Aから延びる外側スリット31aの延長軌道線Lからずれた位置に配置されている。ここにいう「延長軌道線」とは,外側スリット31aの近位端部Aから,この外側スリット31aの軌道に即して延びる仮想的な線である。つまり,外側スリット31aの上端部分には,左右方向の内側に向かって延びる直線状部分が形成されているため,この外側スリット31aの延長軌道線Lも,左右方向の内側に向かって延びていることがわかる。これに対して,内側スリット31bの近位端部Bは,外側スリット31aの延長軌道線Lから上下方向の下側に所定距離ずれた位置に設けられている。特に,内側スリット31b全体が,外側スリット31aの延長軌道線L上からずれていることが好ましい。つまり,内側スリット31bは,外側スリット31aの延長軌道線Lと交わる部分を一切含まないことが好ましい。
より具体的に説明すると,図3(b)に示されるように,外側スリット31aの近位端部Aと内側スリット31bの近位端部Bの間の直線距離Dは,1〜5mmであることが好ましい。特に,直線距離Dは,1.5mm以上,2mm以上,又は2.5mm以上であることが好ましい。また,直線距離Dは,4.5mm以下,4mm以下,又は3.5mm以下であることが好ましい。直線距離Dを1mm以上とすることで,第1のスリット31aと第2のスリット31bの間の仮留め部32が意図せず破断してしまうことを防止できる。また,直線距離Dを5mm以下とすることで,仮留め部32が不切れになることを防止できる。
また,図3(b)に示されるように,内側スリット31bの近位端部Bは,外側スリット31aの近位端部Aから,上下方向の下側に向かって距離Dで離間している。この距離Dは,例えば1〜4mmであることが好ましく,1.5〜3mmであることが特に好ましい。さらに,内側スリット31bの近位端部Bは,外側スリット31aの近位端部Aから,左右方向の内側に向かって距離Dで離間している。この距離Dは,例えば1〜4mmであることが好ましく,1.5〜3mmであることが特に好ましい。このように,内側スリット31bの近位端部Bは,外側スリット31aの近位端部Aに対して,左右方向内側の斜め下に位置することとなる。つまり,内側スリット31bの近位端部Bは,外側スリット31aの近位端部Aから左右方向に沿って(平行に)延びる延長軌道線Lから距離Dで下側に離間し,さらに,外側スリット31aの近位端部Aから上下方向に沿って(平行に)延びる仮想線Vから距離Dで内側に離間することとなる。
上記構成のように,本発明では,互いに隣接する外側スリット31aと内側スリット31bについて,内側スリット31bの近位端部Bを外側スリット31aの延長軌道線上からずれた位置に設けている。外側スリット31aと内側スリット31bの近位端部A,Bの位置をずらすことで,スリットが形成された領域に手指を挿入し握り込むようにして持手部20に適度な捻りを加えたときに,外側スリット31aと内側スリット31bの間の仮留め部32が容易に破断する。このため,片手での操作でも仮留め部32を破断させて,容易に取手穴40を形成することができる。
また,図3(a)に示された実施形態では,2つの直線状の内側スリット31bの左右方向内側の端部側に,略V字型のスリット31cが形成されている。この略V字型のスリット31cは,内側スリット31bと連結していてもよいし,内側スリット31bから1〜5mm程度離れた位置に形成されていてもよい。略V字型のスリット31cは,V字の頂点となる部位が,上下方向の下側を向いている。また,図3に示された例において,略V字型のスリット31cをなす2つの直線状のスリットは,V字に相当する部位において離間している。ただし,略V字型のスリット31cをなす2つの直線状のスリットは連結していてもよい。また,略V字型のスリット31cは,持手部20の左右方向の中央に位置している。このため,持手部20を握ろうとしたときには,人手の中指や人差し指が略V字型のスリット31cに挿し込まれやすい。このように,持手部20のほぼ中央に略V字型のスリット31cを設けておくことで,スリット群30の中に手指を挿入しやすくなる。さらに,スリット群30の中に指先を挿し込んだときに,まず略V字型のスリット31cが開き,その後その周囲に存在する一又は複数の仮留め部32が破断する。その結果,片手であっても取手穴40を容易に形成できる。
また,図3(a)に示されるように,略V字型のスリット31cの頂点に相当する部位から上下方向の下方に向かって離間した位置には,上下方向に延びる直線状の分割用スリット31dが形成されている。なお,この分割用スリット31dは,ミシン目に置き換えることもできる。このように,分割用スリット31dは,略V字型のスリット31cとの間の仮留め部32が破断したときに,2つの外側スリット31aの間のフィルム部分を左右に二分する機能を持つ。略V字型のスリット31cの略直下に分割用スリット31dを設けておくことで,さらに容易に取手穴40を形成することができるようになる。
また,図2に示されるように,略V字型のスリット31cと分割用スリット31dは,持手部20の左右方向の中央に位置している。具体的には,略V字型のスリット31cと分割用スリット31dは,包装袋100の左右のガゼットの谷折部12同士の間であって,フィルムの積層枚数が少なくなった部位に形成されている。このように,持手部20の中央においてフィルムの積層枚数が少なくなった部位に,略V字型のスリット31cと分割用スリット31dを形成しておくことで,この略V字型のスリット31cにさらに手指を挿入しやすくなる。その結果,略V字型のスリット31cへの手指の挿入をきっかけとして,その周囲に位置する仮留め部32を破断させやすくなり,さらに容易に取手穴40の形成が可能となる。
続いて,図4及び図5を参照して,持手部20に形成されるスリット群30の他の例について説明する。
図4(a)に示した例では,スリット群30は,2つの外側スリット31aと,2つの内側スリット31bと,略V字型のスリット31cを含む。図4(a)の例は,図3(a)の例とは異なり,内側スリット31bと略V字型のスリット31cが分離している。また,略V字型のスリット31cは,それを構成する2本の直線状のスリットがV字型の頂点に相当する部位で連結している。また,略V字型のスリット31cの2つの上端には,左右方向に沿って(平行に)外側に向かって延びる直線状のスリットが延設されている。また,図4(a)の例では,内側スリット31bが,外側スリット31aに対して,上下方向の上方に向かってずれた位置に形成されている。つまり,内側スリット31bの端部は,外側スリット31aの軌道延長線に対して,上下方向の上方にずれている。また,内側スリット31bの端部は,略V字型のスリット31cの上端に延設された直線状のスリットの軌道延長線に対しても,上下方向の上方にずれていることがわかる。このため,内側スリット31bと外側スリット31aの間,さらに内側スリット31bと略V字型のスリット31cの上端に延設された直線状のスリット部分の間の合計4箇所に仮留め部32が形成される
図4(b)に示した例は,図4(a)に示した例とは異なり,内側スリット31bが,外側スリット31aに対して,上下方向の下方に向かってずれた位置に形成されている。その他の構成について,図4(b)に示した例は,図4(a)に示した例と同様である。
図4(c)に示した例は,図4(a)及び図4(b)に示した例とは異なり,内側スリット31bと,略V字型のスリット31cの上端に延設された直線状のスリット部分とが,斜めに傾斜している。このように,特に内側スリット31bは,必ずしも左右方向と平行に延びる直線状に形成されている必要はなく,左右方向に対して傾斜して延びる直線状に形成されていてもよい。
図5(a)に示した例は,図4(c)に示した例とは異なり,内側スリット31bが中央付近で屈曲しており,上下方向の上側に向かって凸となる山型に形成されている。このように,内側スリット31bに一又は複数の屈曲点を設けることも可能である。その他の構成について,図5(a)に示した例は,図4(c)に示した例と同様である。
図5(b)に示した例は,内側スリット31bが直線状ではなく,左右方向に向かって延びる円弧状に形成されている。この円弧状の内側スリット31bは,上下方向の上方に向かって膨出する形状である。また,内側スリット31bは,2つの外側スリット31aの間に,1〜4mm程度の間隔を空けて複数箇所設けられており,図5(b)の例では合計4箇所に内側スリット31bが形成されている。このように,2つの外側スリット31aの間には,複数の円弧状の内側スリット31bを設けることもできる。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,トイレットロールなどの包装袋に関する。従って,本発明は,衛生用品の製造業などにおいて好適に利用しうる。
10…本体部
20…持手部
30…スリット群
31…スリット
31a…外側スリット(第1のスリット)
31b…内側スリット(第2のスリット)
31c…略V字型のスリット
31d…分割用スリット
32…仮留め部
40…取手穴
50…補強フィルム
60…ヒートシール部
61…縦シールライン
62…横シールライン
63…間欠部
100…包装袋

Claims (6)

  1. 梱包対象物を収容するための収容空間を有する本体部(10)と,
    前記本体部(10)の上端に設けられた持手部(20)と,
    前記持手部(20)に設けられ,互いに離間した複数のスリット(31)と前記スリット(31)の間に形成された仮留め部(32)とを含むスリット群(30)と,を有し,
    前記仮留め部(32)を破断させることで取手穴(40)が形成される
    フィルム製の包装袋であって,
    前記スリット群(30)は,
    前記持手部(20)の左右方向の両外側に位置し,前記持手部(20)の上下方向に向かって延びる円弧状部分と,当該円弧状部分の上端から前記左右方向の内側に向かって前記左右方向と平行に延びる直線状部分とを含む2つの外側スリット(31a)と,
    前記2つの外側スリットの間に位置し,前記左右方向に向かって延びる部分を含む一又は複数の内側スリット(31b)と,を含み,
    前記外側スリット(31a)の直線状部分とこれに隣接する前記内側スリット(31b)は互いに近い方の近位端部と遠い方の遠位端部とを持ち,両スリットの近位端部の間に前記仮留め部(32)が形成されるものであり,
    前記内側スリット(31b)の近位端部(B)は,前記外側スリット(31a)の直線状部分の近位端部(A)から延びる延長軌道線(L)上からずれた位置に配置されている
    包装袋。
  2. 前記外側スリット(31a)の直線状部分の近位端部(A)と前記内側スリット(31b)の近位端部(B)の間の直線距離(D)は,1mm以上5mm以下である
    請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記内側スリット(31b)の近位端部(B)は,前記外側スリット(31a)の直線状部分の近位端部(A)に対して,前記持手部(20)の上下方向及び左右方向にずれた位置に配置されている
    請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記スリット群(30)は,前記持手部(20)の上下方向の下方が頂点となる略V字型のスリット(31c)をさらに含み,
    前記略V字型のスリット(31c)を構成する2つの直線状のスリットは,前記頂点となる部分において繋がっているか又は離間している
    請求項1に記載の包装袋。
  5. 前記スリット群(30)は,前記略V字型のスリット(31c)の頂点から前記上下方向の下方に向かって離間した位置に,前記上下方向に延びる直線状の分割用スリット(31d)又はミシン目をさらに含む
    請求項に記載の包装袋。
  6. 前記持手部(20)に重ね合わされる補強フィルム(50)をさらに有し,
    前記補強フィルム(50)は,ヒートシール加工が施されたヒートシール部(60)によって前記持手部(20)に接合されており,
    前記ヒートシール部(60)は,前記持手部(20)の上下方向に延びる2本以上の縦シールライン(61)と,前記持手部(20)の左右方向に延びる2本以上の横シールライン(62)とを有し,
    前記スリット群(30)は,前記縦シールライン(61)と前記横シールライン(62)とによって周囲を囲われた領域に形成されている
    請求項1に記載の包装袋。
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