JP5968711B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置に関し、例えば半導体ウェハからダイシング(dicing)で切り出される半導体装置に好適に利用できるものである。
半導体装置の製造プロセスでは、半導体ウェハ上に複数の半導体装置を形成する。その後、半導体ウェハをダイシングして、個々の半導体装置を半導体チップとして分離する。このとき、半導体チップの端部(スクライブ線領域)にダイシングによりクラックが発生して半導体チップ内部の回路領域に伝播する場合がある。そのクラックの伝播を防止する技術として、シールリング(又はガードリング)が知られている。シールリングは、半導体基板上に設けられた複数の層間絶縁膜を貫通するように積層された金属部材であり、回路領域の周囲に、回路領域を囲むように、環状に設けられている。
例えば、特開2004−304124号公報(US2004/0195582(A1))に半導体装置が開示されている。この半導体装置は、半導体基板上に形成された回路の領域である回路形成領域を有する。この半導体装置は、1のガードリングと、第2のガードリングと、第1の接続部とを有する。第1のガードリングは、回路形成領域への周辺からの水分の浸入を防ぐため、該回路形成領域の周囲を囲む。第2のガードリングは、回路形成領域と第1のガードリングの間に設けられ、該回路形成領域の周囲を囲む。第1の接続部は、第1のガードリングと第2のガードリングを接続し、該第1のガードリングと該第2のガードリング間の領域を複数の区域に分割する。この技術では、水分の浸入を防ぐために回路形成領域を取り囲むシールリングを二重以上にして、シールリング同士を互いに接続している。それにより、水分が浸入すること及びダイシング時に発生したクラックが回路形成領域内に伝播することを防止している。
また、特開2004−153015号公報(US2004/0084777(A1))に半導体装置及びその製造方法が開示されている。この半導体装置は、第1の絶縁膜と、第2の絶縁膜と、配線構造体と、第1のダミーパターンと、第2のダミーパターンとを有する。第1の絶縁膜は、半導体基板上に形成されている。第2の絶縁膜は、第1の絶縁膜上に形成されている。配線構造体は、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜に埋め込まれている。第1のダミーパターンは、配線構造体近傍の第1の絶縁膜の少なくとも表面側に埋め込まれた第1の導電層よりなる。第2のダミーパターンは、配線構造体近傍の第2の絶縁膜に埋め込まれた第2の導電層よりなり、第1のダミーパターンにビア部を介して接続されている。この技術では、ダミーパターンにより配線構造体(ガードリング)近傍の層間絶縁膜を補強して、層間絶縁膜界面や内部にクラックや剥離が生じるのを防止している。
特開2004−304124号公報 特開2004−153015号公報
シールリング(又はガードリング)は、ダイシング時に発生したクラックが半導体チップ内部の回路領域に伝播することを防止する。しかし、そのクラックの伝播の防止効果は完全ではない。すなわち、ダイシング時に発生したクラックが、シールリングを破壊して回路領域に伝播したり、シールリング下方の半導体基板を介して回路領域に伝播したりする場合がある。このようなクラックやそのクラックを介して浸入した水分は、配線間のリークや断線を引き起こし、半導体装置に致命的ダメージを及ぼす。半導体装置において、ダイシング時の機械的ストレスに起因するクラックが回路領域に伝播することをより抑制することが可能な技術が望まれている。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付部面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、半導体基板の回路領域の外側に環状に設けられたシールリングと、そのシールリングの更に外側に環状に設けられた最上層の配線と、シールリング及び配線層を覆う保護膜と備える。その最上層の配線と保護膜とは外側(回路領域と反対の側)の端部が重なり段差を形成する。
前記一実施の形態によれば、半導体装置において、ダイシング時の機械的ストレスに起因するクラックが回路領域に伝播することをより抑制することが可能となる。
図1Aは、実施の形態に係る半導体装置の構成を示す概略平面図である。 図1Bは、実施の形態に係る半導体装置の構成を示す概略断面図である。 図2は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法で製造される半導体装置の概略平面図である。 図3は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図4は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図5は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図6は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図7は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図8は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図9は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図10は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図11は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。 図12は、実施の形態の構造を適用した半導体装置の電子顕微鏡による観察結果の一を示す平面写真である。 図13は、実施の形態の構造を適用した半導体装置の電子顕微鏡による観察結果の一を示す断面写真である。 図14は、実施の形態に係る半導体装置の第1変形例の構成を示す概略断面図である。 図15は、実施の形態に係る半導体装置の第2変形例の構成を示す概略断面図である。 図16は、実施の形態に係る半導体装置の第3変形例の構成を示す概略断面図である。 図17は、実施の形態に係る半導体装置の第4変形例の構成を示す概略断面図である。
以下、半導体装置及び半導体装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る半導体装置の構成について説明する。
図1A及び図1Bは、それぞれ本実施の形態に係る半導体装置の構成を示す概略平面図及び概略断面図である。ただし、図1Aは全体の概略平面図であり、図1Bは図1AにおけるBB’概略断面図である。半導体装置50は、半導体ウェハからダイシングにより切り出された半導体チップである。従って、その外周部分のスクライブ線領域59には、ダイシングによるクラックが存在する可能性がある。半導体装置50は、層間絶縁層52と、シールリング55と、クラック誘導リング56と、保護膜53とを具備している。なお、この図では、本実施の形態の効果を示すため、発生する可能性のあるクラック90を仮想的に示している。
層間絶縁層52は、半導体基板51上に設けられ、複数の配線層を含んでいる。複数の配線層については後述される。シールリング55は、層間絶縁層52に設けられ、半導体基板51の回路領域58を囲んでいる。クラック誘導リング56は、層間絶縁層52に設けられ、シールリング55を囲む。保護膜53は、層間絶縁層52上に設けられ、クラック誘導リング56及びシールリング55を覆う。クラック誘導リング56は、複数の配線層のうちの最上層に最上層配線63を含んでいる。最上層配線63は、クラック誘導リング56が最上層よりも下層に配線を有している場合、その下層の配線と比較して、より外側(スクライブ線領域59側)の方向に向かって延在している。保護膜53は、その端部53eが最上層配線63の端部63eと重なっていて、層間絶縁層52上に段差Sを形成している。なお、クラック誘導リング56は、最上層よりも下層に配線を有していなくても良い(後述)。
本実施の形態では、クラック誘導リング56の最上層配線63の端部63e付近に保護膜53の端部53eが重なるように保護膜53を形成している。それにより、層間絶縁層52上において、最上層配線63の端部63eと保護膜53の端部53eとが重なった箇所に段差Sを形成することができる。このような段差Sを形成することにより、段差Sの周辺の層間絶縁層52に(場合によっては半導体基板51にも)歪みを生じさせることができると考えられる。その結果、その歪みに影響されて、ダイシング時にスクライブ線領域59に発生したクラック90をこの段差Sの近傍に誘導し、逃がすことができる。その結果、そのクラック90が半導体装置50の回路領域58へ伝播することを抑制することが可能となる。それにより、半導体装置50での不良の発生を抑制することができる。ここで、クラック誘導リング56が最上層よりも下側の配線層に配線を有している場合、最上層配線63は、その下側の配線層の配線よりも、外側の方向に延在している。すなわち、最上層配線63は、その下側の配線層の配線よりも、スクライブ線領域59側の方向に突出している。又は、クラック誘導リング56は、最上層よりも下側の配線層に配線を有さなくても良い。これらにより、クラック90が誘導される段差Sの位置をシールリング55から遠ざけることができ、クラック90がシールリング55へ行き難くなる。加えて、クラック誘導リング56の下方のスクライブ線領域59側を、配線等を設けない領域とすることにより、段差Sの周辺の層間絶縁層52に更に歪みを生じさせることができると考えられる。
以下、半導体装置50の層間絶縁層52、シールリング55、クラック誘導リング56及び保護膜53について更に説明する。
層間絶縁層52は、積層された複数の絶縁膜(明示されず)で構成されている。層間絶縁層52は複数の配線層を含んでいる。各絶縁膜は配線層の配線間を絶縁する。層間絶縁層52のうち、保護膜53で覆われていない箇所はスクライブ線領域59の一部である。半導体装置50はそのスクライブ線領域59で切断されている。層間絶縁層52は、シリコン酸化膜(SiO膜)、シリコン窒化膜(SiNx膜)、シリコン酸化窒化膜(SiON膜)、シリコン炭化窒化膜(SiCN膜)、低誘電率膜(SiOF)などに例示される。各配線層は、配線69と上下の配線層の配線69を接続するビア68とを含んでいる。これらの配線69やビア68は、回路領域58では、信号配線や電源配線に用いられる。また、後述されるように、シールリング55やクラック誘導リング56を構成する部材としても用いられる。
シールリング55は、ダイシング時に発生したクラック90の回路領域58への伝播やそのクラック90を介した水分の回路領域58への浸入を防止する。シールリング55は、回路領域58を囲むように環状に設けられている。具体的には、シールリング55は、層間絶縁層52内の最下層の配線層から最上層の配線層まで、環状のビア68と環状の配線69とが交互に連続的に積層されている。言い換えると、シールリング55は、半導体基板51上に交互に連続的に積層される環状のビア68と環状の配線69とが一体となり、壁状に回路領域58を囲む構造を有している。シールリング55は、ビアや配線と同じ材料を用いることができる。シールリング55は、タンタル窒化膜(TaN膜)とタンタル膜(Ta膜)とが積層されたバリア膜と銅膜(Cu膜)との積層膜に例示される。
シールリング55は、一個でも良いし、回路領域58側から外側(スクライブ線領域59側)に向かって複数個あっても良い。図1Bの例では、シールリング55は、シールリング55a、55b、55cの3個ある。すなわち、シールリング55は、三重に回路領域58を囲んでいる。ここで、シールリング55が複数個ある場合、クラック誘導リング56と隣り合うシールリング55は、クラック誘導リング56との距離が、隣り合う他のシールリング55との距離よりも大きいことが好ましい。図1Bの例では、シールリング55cは、隣り合うクラック誘導リング56との距離が、隣り合う他のシールリング55bとの距離よりも大きい。これにより、クラック90を誘導する段差Sの位置がシールリング55から更に遠ざかり、クラック90がシールリング55へ更に行き難くなる。
クラック誘導リング56は、保護膜53と共に段差Sを構成する。クラック誘導リング56は、保護膜53との協働により、ダイシング時に発生したクラック90を段差Sに誘導すると考えられる。それにより、クラック誘導リング56は、クラック90の回路領域58への伝播やそのクラック90を介した水分の回路領域58への浸入を抑制する。クラック誘導リング56は、シールリング55を囲むように環状に設けられている。具体的には、クラック誘導リング56は、少なくとも最上層配線63を備え、更に最上層配線63よりも下層に有する配線としてアウターリング64を備えてもよい。
最上層配線63は、複数の配線層のうちの最上の配線層に設けられている。最上層配線63は、最上の配線層においてシールリング55を囲む環状の配線である。最上層配線63は、クラック誘導リング56が最上層よりも下側の配線層に配線(例示:アウターリング64)を有している場合、その下側の配線層の配線よりも外側(スクライブ線領域59側)の方向に向かって延在している。すなわち、最上層配線63のスクライブ線領域59側の端部は、下側の配線層の配線(例示:アウターリング64)のスクライブ線領域59側の端部よりも、スクライブ線領域59側に伸長している。言い換えると、最上層配線63の幅は、下側の配線層の配線(例示:アウターリング64)の幅よりも広いということもできる。幅を広くする方が、シールリング55から段差Sが遠ざかり、最上層配線63の下方に配線の無い領域が広がるので、上述のように回路領域58へのクラック90伝搬を抑止する効果が高くなる。
図1Bの例では、クラック誘導リング56は、最上層よりも下側にアウターリング64を有している。そのため、最上層配線63は、その下側のアウターリング64よりもスクライブ線領域59側の方向に向かって延在している。すなわち、最上層配線63のスクライブ線領域59側の端部は、下側のアウターリング64のスクライブ線領域59側の端部よりも、スクライブ線領域59側に伸長している。その結果、上述のような回路領域58へのクラック90伝搬を抑止する効果を得ることができる。
最上層配線63の端部が、下側の配線層の配線(例示:アウターリング64)の端部よりも、スクライブ線領域59側に伸長する程度は、1個分のアウターリング64(又は1個分のシールリング55)以上であることが好ましい。上述のような回路領域58へのクラック90伝搬を抑止する効果を得るためである。その場合、最上層配線63の幅は、2個分のアウターリング64(又は2個分のシールリング55)を並べた幅より大きくすることが好ましい。それにより、アウターリング64の位置によって、アウターリング64(又はシールリング55)の1個分の幅以上に、スクライブ線領域59側の方向に向かって延在(突出)することができる。それにより、上述のような回路領域58へのクラック90伝搬を抑止する効果がより高くなる。
図1Bの例では、最上層配線63の幅は、概ね5個分のアウターリング64(又は5個のシールリング55)を並べた幅程度である。また、アウターリング64の位置は回路領域58側の端にある。従って、最上層配線63は、アウターリング64(又はシールリング55)の4個分の幅以上に、スクライブ線領域59側の方向に向かって延在(突出)している。その結果、上述のような回路領域58へのクラック90伝搬を抑止する効果を得ることができる。
アウターリング64は、ビアを介して1層以上の配線層に亘って連続的に形成された配線である。具体的には、アウターリング64は、層間絶縁層52内の最下層の配線層から最上層の一つ下の配線層まで、環状のビア68と環状の配線69とが交互に連続的に積層されている。言い換えると、半導体基板51から環状のビア68と環状の配線69とが交互に積層されて一体化された壁のような構造を有している。アウターリング64の上部は最上層配線63と結合している。従って、アウターリング64は、最上層配線63と共に、少なくともシールリング55と同じ機能をも有している。
アウターリング64は、最上層配線63の幅方向のうちの、中間の位置よりもシールリング55側に設けられていることが好ましい。すなわち、アウターリング64の端部が最上層配線63の端部よりも回路領域58側に引っ込んでいる(最上層配線63の端部がスクライブ線領域59に向かって延在している)ことが好ましい。このようにすることで、最上層配線63の端部63eと保護膜53の端部53eとを重ねて段差Sを設けたとき、アウターリング64を段差Sから離すことができる。最上層配線63の幅方向のうちの、最も回路領域58側に設けられていることがより好ましい。このような形状により、その段差Sの近傍にクラック90を誘導したとき、誤って回路領域58に向かうクラック90があっても、その伝搬を阻止することができる。また、アウターリング64の横側(最上層配線63の下側)を、配線等を設けない領域とすることで、段差Sの周辺の層間絶縁層52に更に歪みを生じさせることができると考えられる。その結果、その歪みに影響されて、ダイシング時にスクライブ線領域59に発生したクラック90をこの段差Sの近傍に更に誘導することができる。
最上層配線63は、下側配線66と上側配線65とを含んでいる。下側配線66は、シールリング55や回路領域58の配線層の配線と概ね同じ厚みを有している。上側配線65は、その下側配線66上に設けられている。上側配線65は、回路領域58のパッド領域(図示されず)と概ね同じ厚みを有している。上側配線65は、上部表面が層間絶縁層52の表面に露出し、保護膜53に覆われている。上側配線65は、層間絶縁層52の上部表面から上側に突出した端部である突出部65eを備えている。この場合、このような形状は、最上層配線63の突出部65e(端部)と保護膜53の端部53eとが重なる段差Sの近傍において、層間絶縁層52に(場合によっては半導体基板51にも)更に歪みを生じさせることができると考えられる。その結果、当該ひずみに影響されて、クラック90をこの段差Sの近傍に更に誘導することができると考えられる。
アウターリング64及び最上層配線63は、シールリング55と同様にビア68や配線69と同じ材料を用いることができる。すなわち、アウターリング64は、タンタル窒化膜(TaN膜)とタンタル膜(Ta膜)とが積層されたバリア膜と銅膜(Cu膜)との積層膜に例示される。あるいは、下側バリア膜と銅添加アルミニウム膜(AlCu膜)と上側バリア膜との積層膜に例示される。ただし、下側バリア膜はチタン膜(Ti)とチタン窒化膜(TiN膜)との積層膜に例示され、上側バリア膜はチタン窒化膜(TiN膜)に例示される。
保護膜53は、半導体装置50のうちの(アルミ)パッド領域(図示されず)及びスクライブ線領域59を除いた領域を保護する。保護膜53は、少なくともクラック誘導リング56及びシールリング55を覆うように層間絶縁層52上に設けられている。その端部53eが最上層配線63の端部63eと重なっている。保護膜53は、パッシベーション膜61と、耐熱性保護膜62とを備えている。パッシベーション膜61は、クラック誘導リング56及びシールリング55を覆うように、層間絶縁層52上に設けられている。パッシベーション膜61の端部が最上層配線63の端部63eと重なっている。耐熱性保護膜62は、パッシベーション膜61を覆うように設けられている。耐熱性保護膜62の端部は、パッシベーション膜61の端部とほぼ同じであり、最上層配線63の端部63eと重なっている。すなわち、耐熱性保護膜62の端部と、パッシベーション膜61の端部と、最上層配線63の端部63eとが重なって、段差Sが形成されている。パッシベーション膜61は、シリコン窒化膜(SiN膜)やシリコン酸化窒化膜(SiON膜)に例示される。耐熱性保護膜62は、感光性ポリイミドのような耐熱性樹脂に例示される。
本実施の形態では、最上層配線63の端部63e付近にパッシベーション膜61(及び耐熱性保護膜62)の端部を設けている。それにより、最上層配線63の端部63eとパッシベーション膜61(及び耐熱性保護膜62)の端部とが重なった構造を有する段差Sを層間絶縁層52上に形成することができる。このような構造を有する段差Sを形成することにより、段差Sの周辺の層間絶縁層52に(場合によっては半導体基板51にも)歪みを生じさせることができると考えられる。その結果、その歪みに影響されて、ダイシング時に発生して層間絶縁層52に侵入したクラック90をこの段差Sの近傍に誘導し、逃がすことができると考えられる。その結果、そのクラック90が半導体装置50の回路領域58へ伝播することを防止することが可能となる。また、上側配線65は、層間絶縁層52の上部表面から上側に突出した突出部65eを備えている。このような形状は、最上層配線63の端部63e(突出部65e)とパッシベーション膜61(及び耐熱性保護膜62)の端部とが重なる段差Sの近傍において、層間絶縁層52に更に歪みを生じさせることができると考えられる。その結果、当該ひずみに影響されて、層間絶縁層52に侵入したクラック90をこの段差Sの近傍に更に誘導することができると考えられる。それにより、半導体装置50での不良の発生を防止することができる。
次に、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
図2は、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法で製造される半導体装置の概略平面図である。図3〜図11は、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す概略断面図である。図3〜図11は、図2のA−A’断面図である。
図2に示すように、半導体装置50は、半導体ウェハ上に複数個製造される。複数個の半導体装置50は、スクライブ線領域59に沿ったダイシングにより互いに切り離される。各半導体装置50には、外周側から回路領域58側に向かって、環状のクラック誘導リング56及びシールリング55がこの順に並んでいる。シールリング55の内側にはシールリング55に沿って複数のパッド54が設けられている。以下では、この構成を製造する方法の一例について図3〜図11を参照して説明する。
まず、図3に示すように、例えば半導体ウェハであるシリコン基板1上に、例えばシリコン炭化窒化膜(SiCN膜)からなる厚さ約5nmの絶縁膜2Aを堆積する。次に、絶縁膜2A上に、例えば低誘電率膜(SiOF膜)からなる厚さ10nmの絶縁膜3Aを堆積する。続いて、絶縁膜3A上に、例えばシリコン酸化膜(SiO膜)からなる厚さ10nmの絶縁膜4Aを堆積する。その後、絶縁膜4Aの上に、配線溝パターンを持つレジストマスク(図示されず)をフォトリソグラフィ法により形成する。そして、当該レジストマスクを用いてドライエッチング法により絶縁膜2A、3A、4Aを部分的にエッチング除去して配線溝5を形成する。
次に、図4に示すように、配線溝5が設けられた絶縁膜4Aの上に、例えばタンタル窒化膜(TaN膜)とタンタル膜(Ta膜)とが積層されてなる多層膜6A、及び、例えば銅膜(Cu膜)(7A)を順次堆積する(図示されず)。続いて、多層膜6A及び銅膜(7A)のそれぞれにおける配線溝5からはみ出している部分を例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により除去する。それと共に、CMP法により配線溝5に埋め込まれた銅膜(7A)の表面を平坦化する。これにより、多層膜6Aに被覆された銅配線(第1層(最下層)配線)7A(ビアを含む)が形成される。
次に、図5に示すように、銅配線7A上に、例えばシリコン炭化窒化膜(SiCN膜)からなる厚さ約5nmの絶縁膜2Bを堆積する。次に、絶縁膜2B上に、例えば低誘電率膜(SiOF)からなる厚さ25nmの絶縁膜3Bを堆積する。続いて、絶縁膜3B上に、例えばシリコン酸化膜(SiO膜)からなる厚さ25nmの絶縁膜4Bを堆積する。その後、絶縁膜4Bの表面に有機反射防止膜(図示されず)を塗布した後、当該有機反射防止膜上にホールパターンを持つレジストマスク(図示されず)をフォトリソグラフィ法により形成する。そして、そのレジストマスクを用いてドライエッチング法により絶縁膜2B、3B、4Bを部分的にエッチング除去する。これにより、ビアホール8が形成される。その後、アッシングによりレジストマスク及び有機反射防止膜を除去する。
次に、図6に示すように、絶縁膜4Bの上に、配線溝パターンを持つレジストマスク(図示されず)をフォトリソグラフィ法により形成する。そして、当該レジストマスクを用いてドライエッチング法により絶縁膜3B、4Bを部分的にエッチング除去して、ビアホール8と接続する配線溝9を形成する。
次に、図7に示すように、ビアホール8及び配線溝9が設けられた絶縁膜4Bの上に、例えばタンタル窒化膜(TaN膜)とタンタル膜(Ta膜)とが積層されてなる多層膜6B、及び、例えば銅膜(Cu膜)(7B)を順次堆積する(図示されず)。続いて、多層膜6B及び銅膜(7B)のそれぞれにおける配線溝9からはみ出している部分を例えばCMP法により除去する。それと共に、CMP法により配線溝9に埋め込まれた銅膜(7B)の表面を平坦化する。これにより、多層膜6Bに被覆された銅配線(第2層配線)7B(ビアを含む)が形成される。
その後、図5〜図7において説明した工程を繰り返し行うことにより、多層配線構造を形成する(図示されず)。本実施の形態では、その多層配線構造として7層(2A・3A・4A/6A・7A)〜(2G・3G・4G/6G・7G)構造を用いている。
次に、図8に示すように、銅配線(第7層配線)7G及び絶縁膜4G上に、例えばシリコン窒化炭化膜(SiCN膜)からなる厚さ約10nmの絶縁膜2Hを堆積する。次に、絶縁膜2H上に、例えばシリコン酸化膜(SiO膜)からなる厚さ100nmの絶縁膜3Hを堆積する。続いて、絶縁膜3Hの表面に有機反射防止膜(図示されず)を塗布した後、当該有機反射防止膜上にホールパターンを持つレジストマスク(図示されず)をフォトリソグラフィ法により形成する。そして、そのレジストマスクを用いてドライエッチング法により絶縁膜3H、4Hを部分的にエッチング除去する。これにより、ビアホール10が形成される。その後、アッシングによりレジストマスク及び有機反射防止膜を除去する。
次に、図9に示すように、ビアホール10が設けられた絶縁膜3Hの上に、例えばチタン膜(Ti膜)11とチタン窒化膜(TiN膜)12と銅添加のアルミニウム膜(AlCu膜)(13)とチタン窒化膜(TiN膜)14を順次堆積する。続いて、チタン窒化膜14の表面に有機反射防止膜(図示されず)を塗布した後、当該有機反射防止膜上にクラック誘導リングパターン及びパッドパターンを有するレジストマスク(図示されず)をフォトリソグラフィ法により形成する。そして、そのレジストマスクを用いてドライエッチング法によりチタン膜11とチタン窒化膜12とアルミニウム膜(13)とチタン窒化膜14を部分的にエッチング除去する。これにより、(クラック誘導リング56の)上側配線65及びパッド54である、チタン膜11とチタン窒化膜12及びチタン窒化膜14に被覆された上部配線13が形成される。その後、アッシングによりレジストマスク及び有機反射防止膜を除去する。
次に、図10に示すように、上部配線13及び絶縁膜3H上に、例えばシリコン酸化窒化膜(SION膜)からなる厚さ約100nmの絶縁膜15を堆積する。続いて、絶縁膜15上に、感光性ポリイミドからなる厚さ700nmの耐熱性保護膜16を堆積する。次に、パッド54及びスクライブ線領域59のパターンを持つレジストマスク(図示されず)をフォトリソグラフィ法により形成する。そして、当該レジストマスクを用いてエッチング法により耐熱性保護膜16を部分的にエッチング除去する。
更に、図11に示すように、当該レジストマスク又はエッチングされた耐熱性保護膜16を用いてエッチング法により絶縁膜15を部分的にエッチング除去する。その結果、絶縁膜15及び耐熱性保護膜16についてパッド54とスクライブ線領域59の開口部が形成される。
以上の各工程により、本実施の形態に係る半導体装置が製造される。
ただし、図1Bとの構造と図11の構造との対応関係は、図11に示すとおりである。具体的には、半導体基板51はシリコン基板1に対応する。層間絶縁層52は絶縁膜2A〜4A/…/2G〜4Gに対応する。複数の配線層の配線は多層膜6A・銅配線7A/…/多層膜6G・銅配線7Gに対応する。保護膜53のパッシベーション膜61は絶縁膜15に対応し、耐熱性保護膜62は耐熱性保護膜16に対応する。シールリング55は図11中の「55」と記載された領域の多層膜6A・銅配線7A/…/多層膜6G・銅配線7Gに対応する。クラック誘導リング56のアウターリング64は図11中の「56」と記載された領域の多層膜6A・銅配線7A/…/多層膜6F・銅配線7Fに対応する。下側配線66は図11中の「56」と記載された領域の多層膜6G・銅配線7Gに対応する。上側配線65は図11中の「56」と記載された領域の上部配線13に対応する。
本実施の形態の構造を適用した多数の半導体装置50について、クラック抑制効果を検証した。具体的には、各半導体装置50について、クラック誘導リング56を突き抜けて回路領域58にクラック90が侵入した数を外観検査(電子顕微鏡観察)により検証した。
図12及び図13は、それぞれ本実施の形態の構造を適用した半導体装置50の電子顕微鏡による観察結果の一例を示す平面写真及び断面写真である。図12に示すように、破線で示すQの領域において、二つの半導体チップの回路領域58の間を通るスクライブ線領域59で、クラック90が回路領域58へ向かって発生している。しかし、そのクラック90は、保護膜53の端部53eの近傍で止まっている。その場所では、図13に示すように、クラック90は、層間絶縁層52上の保護膜53の段差S付近に誘導されている。具体的には、クラック90は、ダイシングの切断面から半導体基板51及び層間絶縁層52中を概ね右斜め上方へ進行し、段差S付近に達している。しかし、クラック誘導リング(64、65、66)よりも回路領域58側へ伝播していない。このように、半導体装置50では、クラック90の回路領域58への伝搬を抑制する効果が見られる。
多数の半導体装置について、上述のようにクラック抑制効果を検証した結果は以下のようであった。従来構造を有する半導体装置の場合には、ダイシングによる不良率は約14%であった(例示:50箇所のクラックに対して、回路領域に侵入したクラックは7箇所)。一方、本実施の形態の構造を有する半導体装置50の場合には、ダイシングによる不良率は2%未満であった(例示:50箇所のクラックに対して、回路領域に侵入したクラックは0箇所)。すなわち、本実施の形態の構造を適用した半導体装置50は、極めて良好なクラック抑制効果を有していることが確認できた。
以上説明されたように、本実施の形態によれば、半導体装置において、ダイシング時の機械的ストレスに起因するクラックが回路領域に伝播することをより高い確率で抑制することができる。
(第1変形例)
本実施の形態に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法の第1変形例について説明する。
図14は、本実施の形態に係る半導体装置の第1変形例の構成を示す概略断面図である。本変形例の半導体装置50aは、アウターリング64aが、下側配線66から層間絶縁層52の途中まで形成されているが、半導体基板51にまで達していない点で、図1Bの半導体装置50と異なる。以下相違点について主に説明する。
クラック誘導リング56aは、最上層配線63とアウターリング64aとを備えている。アウターリング64aは、下側配線66の直下から層間絶縁層52の途中まで形成されているが、半導体基板51にまで達していない。これは、クラック90が段差Sへ誘導されることを考慮すると、アウターリング64aにおけるクラックの伝播阻止は、少なくとも層間絶縁層52の上部にあればよいことによる。このような形状は、図3〜図11の製造工程において、以下の変形で実現することができる。すなわち、絶縁膜2A〜4A/…の途中(例示:2C〜4C)までは、アウターリング64aのビアや配線(銅配線)用のビアホール8及び配線溝9を形成しない。その先(例示:2D〜4D)から絶縁膜2F〜4Fまでは、アウターリング64aの配線(銅配線)やビア用の配線溝9及びビアホール8を形成する。
本変形例の場合においても、図1Bの半導体装置50の場合と同様の効果を得ることができる。また、アウターリング64aが半導体基板51に近い側に無い分だけ構造を簡略化できる。
(第2変形例)
本実施の形態に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法の第2変形例について説明する。
図15は、本実施の形態に係る半導体装置の第2変形例の構成を示す概略断面図である。本変形例の半導体装置50bは、アウターリング64がない点で、図1Bの半導体装置50と異なる。以下相違点について主に説明する。
クラック誘導リング56bは、最上層配線63を備えている。しかし、アウターリング64は備えていない。この場合、アウターリング64aの機能をシールリング55に担わせる。これに対応して、シールリング55の個数を増やしても良い。このような形状は、図3〜図11の製造工程において、絶縁膜2A〜4A/…/2F〜4Fにおいて、アウターリング64のビアや配線(銅配線)用のビアホール8及び配線溝9を形成しないことにより実現することができる。
更に、最上層配線63の上側配線65が、突出部65eを有していなくても良い(図示されず)。そのような形状は、図3〜図11の製造工程において、更に上側配線65を成膜後、CMP法で平坦化することにより実現することができる。
本変形例の場合においても、図1Bの半導体装置50の場合と同様の効果を得ることができる。また、アウターリング64が設けられていない分だけ構造を簡略化できる。
(第3変形例)
本実施の形態に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法の第3変形例について説明する。
図16は、本実施の形態に係る半導体装置の第3変形例の構成を示す概略断面図である。本変形例の半導体装置50cは、最上層配線63cの上側配線65cが、突出部を有していない点で、図1Bの半導体装置50と異なる。以下相違点について主に説明する。
クラック誘導リング56cは、最上層配線63cとアウターリング64とを備えている。最上層配線63cは、下側配線66とその下側配線66上に設けられた上側配線65cとを含んでいる。上側配線65cは上部表面が層間絶縁層52の表面に露出し、層間絶縁層52の表面と概ね同じレベルになっている。しかし、上側配線65cは、層間絶縁層52の上部表面から上側に突出した端部である突出部を有していない。このような形状は、図3〜図11の製造工程において、上側配線65cを成膜後、CMP法で平坦化することにより実現することができる。
本変形例の場合においても、図1Bの半導体装置50の場合と同様の効果を得ることができる。また、突出部が無い分だけ、端部における保護膜53の被覆性を高めることができる。
(第4変形例)
本実施の形態に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法の第4変形例について説明する。
図17は、本実施の形態に係る半導体装置の第4変形例の構成を示す概略断面図である。本変形例の半導体装置50dは、アウターリング64dが、シールリング55側から外側に向かって、複数個設けられている点で、図1Bの半導体装置50と異なる。以下相違点について主に説明する。
クラック誘導リング56dは、最上層配線63とアウターリング64dとを備えている。アウターリング64dは、シールリング55側から外側に向かって、複数個設けられている。言い換えると、アウターリング64dは、シールリング55で囲まれた回路領域58を、更に多重に囲んでいる。この図の例では、3個のアウターリング64d1、64d2、64d3が、シールリング55側から外側に向かってこの順に設けられている。このような形状は、図3〜図11の製造工程において、複数のアウターリング64dのビアや配線(銅配線)用のビアホール8及び配線溝9を形成することにより実現することができる。
また、複数のアウターリング64dのうち、一番外側のアウターリング64d3は、第1変形例のように下側配線66の直下から層間絶縁層52の途中まで形成されているが、半導体基板51にまで達していなくても良い。このような形状は、第1変形例に記載の製造工程により実現することができる。
本変形例の場合においても、図1Bの半導体装置50の場合と同様の効果を得ることができる。また、アウターリング64dが複数ある分だけ、段差Sに誘導されなかったクラックの回路領域58への伝搬より良く阻止することができる。
上述された本実施の形態及び第1変形例〜第4変形例に示される技術は、矛盾の発生しない限りにおいて、相互に適用が可能である。
上述されたように、前記一実施の形態によれば、半導体装置において、ダイシング時の機械的ストレスに起因するクラックが回路領域に伝播することをより抑制することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 シリコン基板
2A〜2H 絶縁膜
3A〜3H 絶縁膜
4A〜4G 絶縁膜
6A〜6G 多層膜
7A〜7G 銅配線
8 ビアホール
9 配線溝
10 ビアホール
11 チタン膜
12 チタン窒化膜
13 上部配線
14 チタン窒化膜
15 絶縁膜
16 耐熱性保護膜
50、50a、50b、50c、50d 半導体装置
51 半導体基板
52 層間絶縁層
53 保護膜
53e 端部
54 パッド
55、55a、55b、55c シールリング
56、56a、56b、56c、56d クラック誘導リング
58 回路領域
59 スクライブ線領域
61 パッシベーション膜
62 耐熱性保護膜
63、63c 最上層配線
63e 端部
64、64a、64d、64d1、64d2、64d3 アウターリング
65、65c 上側配線
65e 突出部
66 下側配線
68 ビア
69 配線
90 クラック

Claims (11)

  1. 数の配線層を含むように半導体基板上に設けられた層間絶縁層と、
    記半導体基板の回路領域を囲むように前記層間絶縁層に設けられたシールリングと、
    前記シールリングから離隔してスクライブ線領域方向に延び、前記シールリングを囲むように前記層間絶縁層に設けられたクラック誘導リングと、
    記クラック誘導リング及び前記シールリングを覆うように前記層間絶縁層上に設けられた保護膜と
    を具備し、
    前記保護膜は、前記スクライブ線領域側の前記クラック誘導リングの端部に対応する部分から前記クラック誘導リング側の前記スクライブ線領域の前記層間絶縁層上に向かって下方に延びる段差を有する
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記クラック誘導リングは、
    前記複数の配線層のうちの最上層配線と、前記最上層配線の上に形成される上側配線を備え、
    前記最上線から前記半導体基板へ向かって、ビアを介して1層以上の前記配線層に亘って連続的に形成されたアウターリングを更に備える
    半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記アウターリングは、前記最上配線の前記シーリング側の端部に設けられている
    半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記最上線は、その幅が、前記アウターリングの幅の2倍よりも広い
    半導体装置。
  5. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記アウターリングは、前記最上線から前記半導体基板へ達する
    半導体装置。
  6. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記アウターリングは、前記前記クラック誘導リングの前記シールリング側端部から前記スクライブ線領域の方向に複数個設けられる
    半導体装置。
  7. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記クラック誘導リングは、前記複数の配線層のうちの最上層配線と、前記最上層配線の上に形成される上側配線を備え、
    前記上側配線は、前記スクライブ線領域側の前記端部に前記層間絶縁層の最上面よりも上方に突出した突出部を備える
    半導体装置。
  8. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記保護膜は、
    前記クラック誘導リング及び前記シールリングを覆うように設けられたパッシベーション膜と、
    前記パッシベーション膜を覆うように設けられた耐熱性膜と
    を備え、
    前記パッシベーション膜及び前記耐熱性膜の前記スクライブ線領域側の端部が前記クラック誘導リングの前記スクライブ線領域側前記端部を覆い、前記段差を形成する
    半導体装置。
  9. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記シールリングは、前記回路領域側から前記スクライブ線領域側に向かって複数個設けられ、
    前記複数のシールリングのうち、前記クラック誘導リングと隣り合う第1シールリングの前記クラック誘導リングまでの距離が、隣り合う第2シールリングまでの距離よりも大きい
    半導体装置。
  10. 請求項に記載の半導体装置において、
    前記上側配線は、前記スクライブ線領域側の前記端部に前記層間絶縁層の最上面よりも上方に突出した突出部を備える
    前記保護膜は、
    前記クラック誘導リング及び前記シールリングを覆うように設けられたパッシベーション膜と、
    前記パッシベーション膜を覆うように設けられた耐熱性膜と
    を備え、
    前記パッシベーション膜及び前記耐熱性膜の端部が前記突出部と重なる
    半導体装置。
  11. 半導体基板上に、複数の配線層と、前記半導体基板上の回路領域を囲むシールリングと、前記シールリングから離隔してスクライブ線領域方向に延び、且つ前記シールリングを囲むクラック誘導リングとを備える層間絶縁層を形成する工程と、
    前記層間絶縁層上に、前記クラック誘導リング及び前記シールリングを覆う保護膜を形成する工程と
    を具備し、
    前記保護膜を形成する工程は、
    前記保護膜の前記スクライブ線領域側の端部から前記クラック誘導リング側の前記スクライブ線領域の前記層間絶縁層上に向かって下方に延びる段差を有するように前記保護膜を形成する工程を備える
    半導体装置の製造方法。
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