JP5968127B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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晃生 村瀬
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Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
従来、ロータマグネットからの磁束の一部を磁束検出器に誘導する磁束誘導部材を備えたブラシレスモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−98887号公報 特開2010−200418号公報
しかしながら、このような従来のブラシレスモータが例えば被水環境下にて使用された場合には、磁束検出器が被水する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、磁束検出器の被水を抑制することができるブラシレスモータを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のブラシレスモータは、ロータマグネットを有するロータと、前記ロータマグネットに対し回転磁界を形成するステータと、前記ロータ及び前記ステータに対する軸方向一方側に配置され、回路基板を有する制御ユニットと、前記ステータ及び前記制御ユニットを支持するセンターピースと、前記ロータマグネットからの磁束の一部を前記回路基板側に誘導する磁束誘導部材と、前記回路基板における前記磁束誘導部材側の面に実装され、前記磁束誘導部材に誘導された磁束を検出する磁束検出器と、を備え、前記センターピースには、前記ロータマグネットと前記回路基板との間に配置され、前記回路基板を収容し密閉された回路室を形成する壁部が設けられ、前記壁部には、前記磁束検出器側に膨出する膨出部が形成され、前記壁部における前記膨出部と対応する位置には、前記ロータマグネット側に開口する凹部が形成され、前記凹部の底部側は、前記膨出部の内側に位置し、前記磁束誘導部材は、前記凹部に挿入され、前記磁束誘導部材の先端部は、前記凹部の底部側に位置し、前記膨出部の先端部を介して前記磁束検出器と近接対向されている
このブラシレスモータによれば、制御ユニットは、回路基板を収容し密閉された回路室を有しており、磁束検出器は、この回路室内において回路基板に実装されている。従って、ブラシレスモータが例えば被水環境下にて使用された場合でも、磁束検出器が被水することを抑制することができる。
また、一体成形により樹脂部材と磁束誘導部材とが密着するので、回路室の密閉性を確保することができる。
本発明の第一実施形態に係るブラシレスモータの側面断面図である。 図1の磁束誘導部材及びその周辺部の一部断面を含む斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図1の磁束誘導部材及びその周辺部の分解斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るブラシレスモータの第一変形例を示す一部断面を含む要部拡大斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るブラシレスモータの第二変形例を示す一部断面を含む要部拡大斜視図である。 図6の磁束誘導部材及びその周辺部の側面断面図である。 本発明の第二実施形態に係るブラシレスモータを示す一部断面を含む要部拡大斜視図である。 図8の磁束誘導部材及びその周辺部の側面断面図である。 図8の磁束誘導部材及びその周辺部の分解斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るブラシレスモータを示す一部断面を含む要部拡大斜視図である。 図11の磁束誘導部材及びその周辺部の側面断面図である。 図11の磁束誘導部材及びその周辺部の分解斜視図である。 本発明の第四実施形態に係るブラシレスモータの側面断面図である。 図14の磁束誘導部材及びその周辺部の一部断面を含む斜視図である。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
本発明の第一実施形態は、参考例である。
図1に示される本発明の第一実施形態に係るファンモータ10は、本発明におけるブラシレスモータの一例である。このファンモータ10は、例えば、乗用自動車等の車両に搭載されたラジエータを冷却するためのものであり、車両に設けられたエンジンルーム内のラジエータの近傍位置に搭載される。このファンモータ10は、ロータ12と、ファン14と、ステータ16と、センターピース18と、制御ユニット20とを備えている。
ロータ12は、底部22と周壁部24とを有する偏平カップ状のロータハウジング26を有している。このロータハウジング26の周壁部24の内周面には、ロータマグネット28が固着されている。
ファン14は、ロータ12に一体に固定されている。このファン14は、底部30と周壁部32とを有する偏平カップ状のファンボス34を有している。底部30は、ロータハウジング26の底部22に重ね合わされており、周壁部32は、ロータハウジング26の周壁部24の径方向外側に隙間を有して配置されている。
ファンボス34の周壁部32には、径方向外側に向けて延びる複数のブレード36が設けられている。この複数のブレード36は、ファン14の回転に伴って、矢印Aで示されるように、ファン14の軸方向一方側から軸方向他方側に流れる風の流れを形成する。
ステータ16は、ロータハウジング26の内側に収容されている。このステータ16は、ロータマグネット28と径方向に対向して配置されている。このステータ16は、環状のコア38を有しており、このコア38には、インシュレータ等を介して巻線40が巻装されている。
センターピース18は、センターピースロア42と、センターピースアッパ44とを有している。センターピースロア42は、ロータハウジング26の開口を覆う概略円盤状の本体部46と、この本体部46の中心部からロータハウジング26の底部22に向けて突出する軸部48とを有している。
本体部46の外縁部における周方向の一部には、ロータハウジング26の底部22側及び後述するヒートシンク60の壁部70側に延出する傘部50が形成されている。この傘部50は、ロータハウジング26の周壁部24よりも径方向外側に位置されている。この傘部50は、このファンモータ10が車両に搭載された状態においては、ロータハウジング26の周壁部24の鉛直方向上側に位置される。軸部48は、コア38の内側に圧入されており、これにより、ステータ16は、軸部48に支持されている。
センターピースアッパ44は、軸部48に一体に固定されている。このセンターピースアッパ44及び軸部48の内側には、モータシャフト52が挿通されており、このモータシャフト52は、センターピースアッパ44及び軸部48の内側に収容された一対の軸受54により回転可能に支持されている。このモータシャフト52の一端側は、ロータハウジング26の底部22に形成された筒部56に圧入されている。そして、これにより、ロータハウジング26は、モータシャフト52と一体回転可能に固定されている。
制御ユニット20は、ロータ12及びステータ16に対する軸方向一方側に配置されており、センターピースロア42の本体部46に一体的に取り付けられて支持されている。この制御ユニット20は、ファンモータ10が車両に搭載された状態においては、ロータ12の中心部(モータシャフト52)よりも鉛直方向上側に位置される。この制御ユニット20は、回路基板58と、ヒートシンク60と、回路ケース62とを有している。
回路基板58は、ロータ12の軸方向を板厚方向として配置されており、後述する如くヒートシンク60及び回路ケース62によって形成された回路室78に収容されている。この回路基板58には、上述の巻線40と電気的に接続された図示しない電気回路が形成されている。この電気回路を形成する複数の実装部品64は、回路室78内において回路基板58に実装されている。
つまり、この複数の実装部品64は、回路基板58における板厚方向一方側の面58A(この場合、ヒートシンク60側と反対側の面)に実装されている。この複数の実装部品64の中には、磁束検出器66や制御素子68(IC)等が含まれている。磁束検出器66は、後述する磁束誘導部材82の延長線上に配置されており、この磁束誘導部材82によって誘導されたロータマグネット28からの磁束を検出する。
ヒートシンク60は、回路基板58に対する本体部46側(ロータ12側)に設けられている。このヒートシンク60は、回路基板58に沿って延びる壁部70と、この壁部70からブレード36側に延びる複数のフィン72とを有している。壁部70には、上述の回路基板58における板厚方向他方側の面58B(複数の実装部品64が実装された面と反対側の面)が重ね合わされている。この壁部70と回路基板58における板厚方向他方側の面58Bとの間には、例えばゴム等の熱伝導性を有する部材が介在されていても良い。複数のフィン72は、ファン14の軸方向においてブレード36と対向する位置に設けられている。
回路ケース62は、ロータ12の軸方向に沿って貫通する環状の周壁部材74と、この周壁部材74におけるロータ12側と反対側の開口を塞ぐ蓋材76とを有している。上述のヒートシンク60は、周壁部材74におけるロータ12側に配置されており、このヒートシンク60における壁部70は、周壁部材74におけるロータ12側の開口を塞いでいる。そして、これら壁部70、周壁部材74、及び、蓋材76により、略密閉された回路室78が形成されている。
また、図1〜図3に示されるように、上述のヒートシンク60には、磁束検出器66と対応する位置に凹部80が形成されている。この凹部80は、本発明における開口部の一例であり、回路基板58と反対側(ロータ12側)に開口している。
また、磁束検出器66とロータマグネット28との間には、ロータ12の軸方向に沿って延びる磁束誘導部材82が設けられている。この磁束誘導部材82は、例えば鉄等の磁束を通す材料により形成されている。なお、磁束誘導部材82が鉄で形成された場合には、磁束誘導部材82の表面に防錆処理が施されることが望ましい。
この磁束誘導部材82には、回路基板58側に向けて突出する凸部84が形成されている(図4も参照)。この凸部84は、上述の凹部80に挿入(一例として圧入)されている。なお、凸部84の先端部は、凹部80の底部と離間していても良く、また、接触していても良い。この磁束誘導部材82は、本体部46に形成された孔部86に挿通されており、この磁束誘導部材82におけるロータ12側の端部88は、ロータマグネット28における開口側の端部90とロータ12の径方向に対向して配置されている(図2,図3参照)。
そして、以上のように構成されたファンモータ10では、ステータ16によってロータマグネット28に対して回転磁界が形成されると、この回転磁界によってロータマグネット28に吸引力及び反発力が作用し、ロータ12が回転される。このとき、ロータマグネット28からの磁束の一部は、磁束誘導部材82に誘導されて磁束検出器66により検出される。
また、ロータ12の回転に伴って磁束誘導部材82の近傍を通過するロータマグネット28の磁極が切り替わると、磁束検出器66の極性が切り替わる。そして、この極性の切り替わりに対応して磁束検出器66から出力された検出信号に応じて、複数の巻線40に流れる電流のタイミングが制御素子68によって切り替えられる。
次に、本発明の第一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の第一実施形態に係るファンモータ10によれば、制御ユニット20は、回路基板58を収容し密閉された回路室78を有しており、磁束検出器66は、この回路室78内において回路基板58に実装されている。従って、ファンモータ10が例えば被水環境下にて使用された場合でも、磁束検出器66が被水することを抑制することができる。
しかも、回路室78を形成する壁部70には、凹部80が形成されており、磁束誘導部材82は、この凹部80に挿入されている。従って、磁束誘導部材82が凹部80に挿入された分、磁束誘導部材82が磁束検出器66に近づけて配置されるので、磁束検出器66における磁束の検出精度を向上させることができる。
また、回路室78を形成する壁部70がヒートシンク60に形成されているので(回路室78を形成する部材の一つとしてヒートシンク60を利用しているので)、使用する材料を削減することができる。これにより、ファンモータ10の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、磁束誘導部材82が挿入される開口部が凹部80とされているので(貫通孔ではなく袋状に閉じているので)、磁束誘導部材82を磁束検出器66に近づけて配置しつつ、回路室78の密閉性を確保することができる。
また、磁束誘導部材82には、凸部84が形成されており、この凸部84は、凹部80に圧入されている。従って、凸部84を凹部80に圧入することにより磁束誘導部材82を制御ユニット20に容易に固定することができる。
また、磁束検出器66を含む、回路基板58における電気回路を形成する複数の実装部品64は、回路基板58における板厚方向一方側の面58A(片面)に実装されている。従って、回路基板58の構成を簡素化することができると共に半田付け等の実装作業を一括して行えるので、回路基板58をコストダウンすることができる。
しかも、回路基板58を片面実装とした上で、この回路基板58における板厚方向他方側の面58B(実装面と反対側の面)がヒートシンク60に重ね合わされているので、回路基板58とヒートシンク60との接触面積を拡大することができる。これにより、回路基板58の冷却性を向上させることができる。
次に、本発明の第一実施形態の変形例について説明する。
本発明の第一実施形態においては、図5に示されるように、ヒートシンク60に樹脂部材92が一体に形成されると共に、この樹脂部材92に回路室78を形成する壁部94が形成されていても良い。そして、この壁部94に上述の凹部80が形成されても良い。
このように、凹部80が磁束の通り易い(磁束の拡散しにくい)樹脂部材92に形成されていると、磁束検出器66における磁束の検出精度を確保することができる。
また、図6,図7に示されるように、開口部の一例として、ヒートシンク60の壁部70に貫通孔96が形成されていても良い。そして、この貫通孔96に磁束誘導部材82の凸部84が挿入(一例として圧入)され、この貫通孔96に挿入された磁束誘導部材82の先端部82Aが、この貫通孔96を通じて回路基板58における磁束検出器66の実装部位58Cと近接対向されていても良い。
このように構成されていると、磁束誘導部材82が磁束検出器66により近づけて配置されるので、磁束検出器66における磁束の検出精度をより向上させることができる。また、凸部84が貫通孔96に圧入されることにより、回路室78の密閉性を確保することができる。
また、図5に示される如くヒートシンク60に樹脂部材92が一体に形成された上で、この樹脂部材92に形成された壁部94に上述の貫通孔96が形成されても良い。
さらに、磁束誘導部材82の先端部82Aは、貫通孔96よりも磁束検出器66側へ突出されていても良い。このように構成されていると、磁束誘導部材82の先端部82Aを磁束検出器66にさらに近づけて配置することができるので、磁束検出器66における磁束の検出精度をさらに向上させることができる。
また、図5に示される変形例において、ヒートシンク60に一体に形成された樹脂部材92は、一体成形により磁束誘導部材82と一体化されていても良い。
このように構成されていると、磁束誘導部材82の組付作業を不要にすることができ、ひいては、ブラシレスモータの組立性を良好にすることができる。また、一体成形により樹脂部材92と磁束誘導部材82とが密着するので、回路室78の密閉性を確保することができる。
また、本発明の第一実施形態において、本発明におけるブラシレスモータは、ファンモータ10に適用されていたが、その他の用途に用いられても良い。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
本発明の第二実施形態は、参考例である。
図8〜図10に示される本発明の第二実施形態に係るファンモータ100(ブラシレスモータの一例)は、上述の本発明の第一実施形態に係るファンモータ10(変形例を含む)に対して、次のように構成が変更されている。
すなわち、周壁部材74に対するロータ12側には、蓋材76が設けられており、周壁部材74に対するロータ12と反対側には、ヒートシンク60が設けられている。また、蓋材76には、開口部の一例である貫通孔102を有する壁部104が形成されている。磁束誘導部材82は、この貫通孔102に挿入(一例として圧入)されている。
さらに、回路基板58における板厚方向一方側の面58Aは、ロータ12側に向けられている。そして、これにより、磁束誘導部材82の先端部82Aは、磁束検出器66と近接対向されている。また、この磁束誘導部材82の先端部82Aは、貫通孔102よりも磁束検出器66側へ突出されている。また、回路基板58における板厚方向他方側の面58Bは、ヒートシンク60に重ね合わされている。
また、壁部104における貫通孔102の周囲部には、ロータ12側に突出する突出部106が形成されており、磁束誘導部材82には、この突出部106と重ね合わされる対向部108が形成されている。この突出部106と対向部108との間には、シール部材の一例であるOリング110が設けられている。
次に、本発明の第二実施形態の作用及び効果について、上述の本発明の第一実施形態と異なる点を説明する。
以上詳述したように、本発明の第二実施形態に係るファンモータ100によれば、壁部104に貫通孔102が形成されており、この貫通孔102に挿入された磁束誘導部材82の先端部82Aは、この貫通孔102を通じて磁束検出器66と近接対向されている。従って、磁束誘導部材82が磁束検出器66により近づけて配置されるので、磁束検出器66における磁束の検出精度をより向上させることができる。
特に、磁束検出器66は、ロータ12側に向けられた回路基板58における板厚方向一方側の面58A(回路基板58における磁束誘導部材82側の面)に実装されており、磁束誘導部材82の先端部82Aと磁束検出器66とが直接向かい合っているので、磁束検出器66における磁束の検出精度をさらに向上させることができる。
しかも、磁束誘導部材82の先端部82Aは、貫通孔102よりも磁束検出器66側へ突出されている。従って、磁束誘導部材82の先端部82Aを磁束検出器66にさらに近づけて配置することができるので、磁束検出器66における磁束の検出精度をさらに向上させることができる。
また、磁束誘導部材82と貫通孔102の周辺部との間には、Oリング110が設けられているので、回路室78の密閉性を確保することができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
本発明の第三実施形態は、参考例である。
図11〜図13に示される本発明の第三実施形態に係るファンモータ120(ブラシレスモータの一例)は、上述の本発明の第一実施形態に係るファンモータ10(変形例を含む)に対して、次のように構成が変更されている。
すなわち、センターピース18の本体部46には、圧入孔122が形成されており、磁束誘導部材82は、この圧入孔122に圧入されている。また、この本体部46における圧入孔122の周囲部には、収容部124が形成されており、この収容部124には、シール部材の一例であるグロメット126が収容されている。
また、ヒートシンク60の壁部70には、上述の第一実施形態の変形例(図6,図7参照)と同様に、貫通孔96が形成されている。そして、磁束誘導部材82は、この貫通孔96の内周面と隙間を有した状態で、この貫通孔96に挿入されている。
次に、本発明の第三実施形態の作用及び効果について、上述の本発明の第一実施形態と異なる点を説明する。
以上詳述したように、本発明の第三実施形態に係るファンモータ120によれば、磁束誘導部材82と貫通孔96の周辺部との間には、グロメット126が設けられているので、回路室78の密閉性を確保することができる。
また、センターピース18には、圧入孔122が形成されており、磁束誘導部材82は、この圧入孔122に圧入されている。従って、磁束誘導部材82を圧入孔122に圧入することにより磁束誘導部材82をセンターピース18に容易に固定することができる。
また、制御ユニット20に磁束誘導部材82を固定する必要が無いので、制御ユニット20の組立性を良好にすることができる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
本発明の第四実施形態は、本発明の一実施形態である。
図14,図15に示される本発明の第四実施形態に係るファンモータ120(ブラシレスモータの一例)は、上述の本発明の第一実施形態に係るファンモータ10(変形例を含む)に対して、次のように構成が変更されている。
すなわち、センターピース18は、センターピースロア42及びセンターピースアッパ44に加え、蓋材132を備えている。この蓋材132には、ヒートシンク60が一体に組み付けられている。また、回路ケース62は、ロータ12側に開口する凹状に形成されている。蓋材132は、板状に形成されており、回路ケース62におけるロータ12側の開口を塞いでいる。そして、この蓋材132は、この回路ケース62と共に回路室78を形成している。また、この蓋材132には、上述の凹部80が形成されており、磁束誘導部材82は、この凹部80に挿入(一例として圧入)されている。なお、蓋材132は、回路室を形成する壁部の一例である。
次に、本発明の第四実施形態の作用及び効果について、上述の本発明の第一実施形態と異なる点を説明する。
以上詳述したように、本発明の第四実施形態に係るファンモータ130によれば、回路室78を形成する部材の一つとしてセンターピース18を利用しているので、使用する材料を削減することができる。これにより、ファンモータ130の小型化及び低コスト化を図ることができる。
なお、蓋材132は、センターピース18に備えられたものと捉える以外に、制御ユニット20に備えられたものと捉えることが可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10,100,120・・・ファンモータ(ブラシレスモータの一例)、12・・・ロータ、14・・・ファン、16・・・ステータ、18・・・センターピース、20・・・制御ユニット、22,30・・・底部、24,32・・・周壁部、26・・・ロータハウジング、28・・・ロータマグネット、34・・・ファンボス、36・・・ブレード、38・・・コア、40・・・巻線、42・・・センターピースロア、44・・・センターピースアッパ、46・・・本体部、48・・・軸部、50・・・傘部、52・・・モータシャフト、54・・・軸受、56・・・筒部、58・・・回路基板、58A 板厚方向一方側の面、58B・・・板厚方向他方側の面、60・・・ヒートシンク、62・・・回路ケース、64・・・実装部品、66・・・磁束検出器、68・・・制御素子、70,94,104・・・壁部、72・・・フィン、74・・・周壁部材、76・・・蓋材、78・・・回路室、80・・・凹部(開口部の一例)、82・・・磁束誘導部材、82A・・・先端部、84・・・凸部、86・・・孔部、92・・・樹脂部材、96,102・・・貫通孔(開口部の一例)、106・・・突出部、108・・・対向部、110・・・Oリング(シール部材の一例)、122・・・圧入孔、124・・・収容部、126・・・グロメット(シール部材の一例)、132・・・蓋材(壁部の一例)

Claims (1)

  1. ロータマグネットを有するロータと、
    前記ロータマグネットに対し回転磁界を形成するステータと、
    前記ロータ及び前記ステータに対する軸方向一方側に配置され、回路基板を有する制御ユニットと、
    前記ステータ及び前記制御ユニットを支持するセンターピースと、
    前記ロータマグネットからの磁束の一部を前記回路基板側に誘導する磁束誘導部材と、
    前記回路基板における前記磁束誘導部材側の面に実装され、前記磁束誘導部材に誘導された磁束を検出する磁束検出器と、
    を備え、
    前記センターピースには、前記ロータマグネットと前記回路基板との間に配置され、前記回路基板を収容し密閉された回路室を形成する壁部が設けられ、
    前記壁部には、前記磁束検出器側に膨出する膨出部が形成され、
    前記壁部における前記膨出部と対応する位置には、前記ロータマグネット側に開口する凹部が形成され、
    前記凹部の底部側は、前記膨出部の内側に位置し、
    前記磁束誘導部材は、前記凹部に挿入され、
    前記磁束誘導部材の先端部は、前記凹部の底部側に位置し、前記膨出部の先端部を介して前記磁束検出器と近接対向されている、
    ブラシレスモータ。
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