JP5966697B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に関する。
従来、例えば自動車技術分野においては、CAN(Controller Area Network)(登録商標)と呼ばれる通信プロトコルが採用されている。このCANを利用したものとして、車両の動作を制御するECU(Electric Control Unit)にCANバスを介して診断ツールを接続し、診断ツールから診断のための要求メッセージを送信してECUの動作状態の診断を行うシステムが知られている。
この種のシステムでは、複数の診断ツールが接続される場合は、1つのECUが各診断ツールからの各要求メッセージを同時に受信する可能性がある。そのため、現在利用されている診断サービスの通信仕様ISO14230のプロトコルでは、複数の診断ツールからの要求メッセージを並行して処理するよう要求されている。
一方、次期通信仕様であるISO14229のプロトコルでは、処理を簡易にするため、複数の診断ツールのうち優先度(優先順位)の高い診断ツールからの要求メッセージのみを受け付け、この要求メッセージの処理終了後に優先度の低い診断ツールからの要求メッセージを受け付けるよう要求されている。
優先度に応じてECUの動作状態を診断するものとしては、特許文献1に開示されたマルチタスクシステムが知られている。特許文献1記載のものは、実行可能状態にあるアプリケーションのうち最も優先度の高いアプリケーションを実行させ、優先度の低いアプリケーションは優先度の高いアプリケーションの終了後に実行されるようになっている。
特開2009−251663号公報
しかしながら、特許文献1記載のものでは、アプリケーションが終了しているか否かを、定期的または新たな要求メッセージの受け付けごとに確認しなければならないので、CPUリソースを大量に消費する場合があるという問題があった。
具体的には、ECUの動作状態の診断を行う際に、例えば、多数のアクチュエータを動作させてその動作結果を求める場合があり、このような場合では、動作状態の確認先が多岐にわたるので、確認先ごとに動作状態を通知する処理が必要となってしまう。そのため、このような状況下においては特許文献1記載のものでは、CPUリソースを大量に消費してしまうという問題があった。
本発明は、前述のような従来の問題を解決するためになされたもので、CPUリソースの消費を抑制することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、上記目的達成のため、(1)車両に搭載され、複数のクライアントに接続され、送信元の識別情報を含み所定のアプリケーションの実行を要求する要求メッセージを前記各クライアントから受信する情報処理装置であって、前記識別情報に基づいて前記要求メッセージを送信したクライアントの優先度を判定する優先度判定手段と、前記車両のイグニッションがオンにされてからその後オフにされ再びオンにされるまでの期間中において前記各クライアントのうち所定の優先度のクライアントからの要求メッセージを受け付けたことを条件に受付履歴を記録する手段と、前記受付履歴が記録されているか否かに基づいていずれのクライアントの要求を許可するかを調停する調停手段と、前記調停手段が許可した要求に係るアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、を備え、前記調停手段は、前記期間中において、前記受付履歴が記録されていないことを条件に、前記所定の優先度よりも低い低優先度クライアントからの要求を許可し、前記受付履歴が記録されていることを条件に、前記低優先度クライアントからの要求を拒否するものである、構成を有する。
この構成により、本発明に係る情報処理装置は、予め定められた期間中に、所定の優先度のクライアントからの要求メッセージを受信した以降において、所定の優先度よりも低い優先度のクライアントからの要求メッセージに係るアプリケーションを実行する必要がなくなるので、各種アクチュエータ等を駆動させて診断データを求めるアプリケーションが実行されている場合でも、アクチュエータごとに動作状態をクライアントに通知する処理が不要となる。したがって、本発明に係る情報処理装置は、CPUリソースの消費を抑制することができる。
本発明に係る情報処理装置は、上記目的達成のため、(2)車両に搭載され、複数のクライアントに接続され、送信元の識別情報を含み所定のアプリケーションの実行を要求する要求メッセージを前記各クライアントから受信する情報処理装置であって、前記識別情報に基づいて前記要求メッセージを送信したクライアントの優先度を判定する優先度判定手段と、前記車両のイグニッションがオンにされてからその後オフにされ再びオンにされるまでの期間中において前記各クライアントのうち所定の優先度のクライアントからの要求メッセージを受け付けたことを条件に受付履歴を記録する手段と、前記受付履歴が記録されているか否かに基づいていずれのクライアントの要求を許可するかを調停する調停手段と、前記調停手段が許可した要求に係るアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、受信した最新の最新要求メッセージの1つ前に受信した直前要求メッセージが前記所定の優先度のクライアントからの予め定められた特定要求メッセージであることを条件に、前記アプリケーション実行手段が前記特定要求メッセージに係る直前実行アプリケーションの実行を完了しているか実行中であるかを確認する実行確認手段と、を備え、前記調停手段は、前記期間中において、前記直前要求メッセージが前記特定要求メッセージでなく前記受付履歴が記録されていないことを条件に、前記所定の優先度よりも低い低優先度クライアントからの要求を許可し、前記直前要求メッセージが前記特定要求メッセージでなく前記受付履歴が記録されていることを条件に、前記低優先度クライアントからの要求を拒否し、前記直前要求メッセージが前記特定要求メッセージであり前記直前実行アプリケーションの実行が完了していることを条件に、前記低優先度クライアントからの要求を許可し、前記直前要求メッセージが前記特定要求メッセージであり前記直前実行アプリケーションが実行中であることを条件に、前記低優先度クライアントからの要求を拒否するものである、構成を有する。
この構成により、本発明に係る情報処理装置は、直前要求メッセージが予め定められた特定要求メッセージである場合に限り、低優先度クライアントからの最新要求メッセージに係るアプリケーションを実行するので、全ての要求メッセージに対してアプリケーションの処理完了を確認するものよりもCPUリソースの消費を抑制することができる。
上記(1)または(2)に記載の情報処理装置において、(3)前記調停手段は、前記低優先度クライアントからの要求メッセージに係るアプリケーションが実行中であることを条件に、前記低優先度クライアントよりも優先度が高い高優先度クライアントからの要求を許可するものであり、前記アプリケーション実行手段は、前記高優先度クライアントの要求に係るアプリケーションを、実行中のアプリケーションと並行して実行するものである、構成を有する。
この構成により、本発明に係る情報処理装置は、低優先度クライアントからの要求メッセージに係るアプリケーションを実行中でも、そのアプリケーションの実行完了を確認することなく、高優先度のクライアントからの最新要求メッセージに係るアプリケーションを並行して実行するので、アプリケーションの処理完了を確認するものよりもCPUリソースの消費を抑制することができる。
本発明によれば、CPUリソースの消費を抑制することができる情報処理装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における車両のブロック構成図である。 本発明の第1の実施の形態における第1ECUのソフトウェア構成図である。 本発明の第1の実施の形態におけるCANプロトコルに従ったフレームの構成説明図である。 本発明の第1の実施の形態における第1ECUの動作の概要を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態における第1ECUの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における第1ECUのソフトウェア構成図である。 本発明の第2の実施の形態における要求判定部および実行確認部の機能を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態における要求判定部および実行確認部の機能を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態における第1ECUの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるアプリケーション実行部が実行する並行処理の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明に係る情報処理装置を、複数の診断ツールが接続される車両のECUに適用した例を挙げる。
(第1の実施の形態)
まず、構成について説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態における車両50は、クライアント1および2と通信可能に接続され、サーバとしての第1ECU10、第2ECU20および第3ECU30、診断コネクタ51、無線通信装置52、CANバス53を備えている。ここで、第1ECU10、第2ECU20および第3ECU30は、それぞれ、本発明に係る情報処理装置を構成する。
クライアント1は、例えば、自動車販売店が使用するサービスツールであって、診断コネクタ51に接続されるものである。クライアント2は、例えば、公知のG−Book(登録商標)のようなテレマティクスサービスのサービスセンタが備えるリモートツールであって、無線通信回線を介して無線通信装置52に接続されるものである。クライアント1および2は、CANバス53を介し、第1ECU10、第2ECU20および第3ECU30の各動作状態を診断するための要求メッセージを送信するようになっている。
第1ECU10、第2ECU20および第3ECU30は、例えば、エンジンECU、変速機ECU、バッテリECU等として動作するものである。これらのECUは、CANバス53を介して互いに接続されている。CANバス53には、診断コネクタ51および無線通信装置52が接続さている。
次に、第1ECU10のハードウェア構成について説明する。なお、第2ECU20および第3ECU30は、第1ECU10と同様な構成であるので、その説明を省略する。
第1ECU10は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)11と、プログラム等が記憶されるROM(Read Only Memory)12と、一時的にデータ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)13と、を備えている。
また、第1ECU10は、各種センサが接続される入力部14と、CPU11の演算結果に基づいた制御信号を各種アクチュエータに出力する出力部15と、CANバス53に接続された通信部17と、各種信号を伝送するバス18と、を備えている。第1ECU10が、例えば、エンジンECUである場合は、各種センサとしては、エンジン回転数センサ、スロットル開度センサ等であり、各種アクチュエータとしては、スロットルバルブ、燃料噴射弁等である。
次に、第1ECU10のソフトウェア構成について図2を参照して説明する。
図2に示すように、第1ECU10は、通信処理部101、ネットワーク層処理部102、セッション層処理部103、サービス受付指示部104、アプリケーション実行部105を備えている。
ここで、ネットワーク層処理部102およびセッション層処理部103は、それぞれ、OSI(Open Systems Interconnection)基本参照モデルで定義される第3層(ネットワーク層)および第5層(セッション層)に対応する信号処理を実行するようになっている。
通信処理部101は、CANバス53を経由し、診断コネクタ51を介してクライアント1と通信し、無線通信装置52を介してクライアント2と通信するようになっている。
ネットワーク層処理部102は、クライアント1および2から受信した診断のためのメッセージを要求メッセージとして組み立て、セッション層処理部103に出力するようになっている。
ネットワーク層処理部102が出力するCANプロトコルに従ったフレームは、図3(a)に示すようなフォーマットを有しており、フレームを識別するためのCAN−IDを格納するアービトレーション(調停)フィールド、転送すべきデータを格納するデータフィールドを含む。
ここで、フレーム中のアービトレーションフィールドに格納されるCAN−IDは、フレームの種類毎に設定され、データの内容やクライアントを識別するために用いられ、さらに、通信における調停において優先度を決めるための番号をも表している。
データフィールドは、N_PCI(Network Protocol Control Information)およびN_Data(Network Data)の領域を含む。N_Dataの領域には、所定のECUの動作状態を診断するための診断メッセージが格納されるようになっている。
診断メッセージは、図3(b)に示すように、要求メッセージと、要求メッセージに応答する応答メッセージとで構成される。
要求メッセージは、必須のサービスID(SID)、オプションのサブファンクション(Sub function)、データID(Data ID)およびデータ(Data)の各領域を含む。サービスIDは、要求する診断サービスの大枠を示すものであり、1バイトの識別番号で表される。サブファンクション領域には、要求する診断サービスの詳細が示される1バイトの識別番号が記述される。データID領域には、要求する診断サービスの対象を示す1〜2バイトのID番号が記述される。データ領域には、診断サービスの実施に必要なデータが記述される。
応答メッセージは、要求メッセージと同様な構成になっているが、各領域に記述される内容が要求メッセージとは異なっている。応答メッセージにおいては、サービスIDの領域には、要求された診断サービスを確認するための識別番号として、要求メッセージのサービスIDに「0x40」を加算した値が記述されるようになっている。サブファンクション領域には、要求されたサブファンクションの値がそのまま記述される。データID領域には、要求されたデータIDの値がそのまま記述される。データ領域には、診断サービスを実施して得られたデータが記述される。
クライアント1および2は、要求メッセージでサービスIDを指定することにより、例えば、バッテリECUに対してバッテリ電圧の測定データを要求したり、所定のECUに対してアクチュエータの強制駆動や診断専用のルーチンを使った際の動作結果のデータを要求したりすることができる。
図2に戻り、セッション層処理部103は、要求メッセージを送信したクライアントの優先度を判定する優先度判定部103a、アプリケーションの実行を優先度に応じて調停する調停部103bを備えている。
優先度判定部103aは、要求メッセージに含まれるCAN−IDに基づいてクライアントの優先度を判定するようになっている。ここで、優先度判定部103aは、本発明に係る優先度判定手段を構成する。本実施の形態では、クライアント1がクライアント2よりも優先度が高いものとする。
調停部103bは、高優先度のクライアント1から要求メッセージを受け付ける以前は、低優先度のクライアント2からの要求メッセージを受け付け、高優先度のクライアント1から要求メッセージを受け付けた以降は、低優先度のクライアント2からの要求メッセージを受け付けないという調停を行うようになっている。ここで、調停部103bは、本発明に係る調停手段を構成する。
サービス受付指示部104は、要求メッセージに含まれるサービスIDを参照して、診断サービスの結果情報の出力や消去、各種アクチュエータの強制駆動、診断専用のルーチン処理の実行等の処理を受け付けて、アプリケーション実行部105に指示するようになっている。
アプリケーション実行部105は、サービス受付指示部104の指示に基づき、診断サービスの情報取得、各アクチュエータの強制駆動、診断専用のルーチン処理等を実行し、その結果のデータを出力するようになっている。ここで、アプリケーション実行部105は、本発明に係るアプリケーション実行手段を構成する。
次に、動作について説明する。
最初に、動作の概要について図4に示すタイミングチャートを参照して説明する。なお、図4に示したオペレーションサイクルは、本発明に係る予め定められた期間に対応し、ISO14229の仕様書に記載された「operation cycles」に相当するものである。本実施の形態では、イグニッションがオンにされてからその後オフにされ再びオンにされるまでの期間をオペレーションサイクルとする。
図4に示すように、オペレーションサイクルAにおいて、クライアント1が要求メッセージ1を第1ECU10に送信すると、要求メッセージ1は、通信処理部101およびネットワーク層処理部102を経由してセッション層処理部103に送られる。セッション層処理部103は、クライアント1および2のうちで優先度が高いクライアント1からの要求メッセージを受け付けたことを示す受付履歴を記録する。この受付履歴には、例えば、クライアント1から要求メッセージを受け付けたことを示すデータ、要求メッセージに含まれるサービスID、データID等のデータが記録される。
セッション層処理部103は、要求メッセージ1をサービス受付指示部104に送信し、サービス受付指示部104は、要求メッセージ1に含まれるサービスIDに基づいてアプリケーション実行部105にアプリケーションを実行処理させる。
アプリケーション実行部105は、要求メッセージ1に含まれるサービスIDによって特定される診断サービスを実施するためのアプリケーション(以下、「要求メッセージ1に係るアプリケーション」という。)の処理を受け付けたことを示す応答メッセージ1をサービス受付指示部104に送信し、要求メッセージ1に係るアプリケーションを実行処理する。応答メッセージ1は、最終的にはクライアント1が受信する。
その後、オペレーションサイクルAにおいて、クライアント1よりも優先度が低いクライアント2が要求メッセージを送信した場合について説明する。
クライアント2が、アプリケーション実行部105の実行処理が終了していない期間に、要求メッセージ2を送信した場合は、セッション層処理部103は、高優先度のクライアント1の受付履歴が既に記録されているので、要求メッセージ2を受け付けないという調停を行う。すなわち、要求メッセージ2に係るアプリケーションは、アプリケーション実行部105によって実行されない。
また、クライアント2が、アプリケーション実行部105の実行処理が終了した後に、要求メッセージ3を送信した場合でも、高優先度のクライアント1の受付履歴が既に記録されているので、要求メッセージ3を受け付けないという調停を行う。
なお、セッション層処理部103は、クライアント1の受付履歴が記録された以降において、その受付履歴に記録されたサービスID、データIDと異なるサービスID、データIDがクライアント2からの要求メッセージに含まれていたとしても、クライアント2からの要求メッセージは受け付けない。
オペレーションサイクルAが終了し、その後のオペレーションサイクルBにおいて、クライアント2が、要求メッセージ4を送信した場合は、セッション層処理部103は、高優先度のクライアント1の受付履歴が記録されていないので、調停処理は行わない。したがって、アプリケーション実行部105は、例えば、要求メッセージ4に係る処理を受け付けたことを示す応答メッセージ4をサービス受付指示部104に送信し、要求メッセージ4に係るアプリケーションを実行処理する。応答メッセージ4は、最終的にはクライアント2が受信する。
次に、図5に示すフローチャートを参照して動作を説明する。
CPU11は、オペレーションサイクルが開始されたか否かを判断する(ステップS11)。CPU11は、オペレーションサイクルが開始されたと判断しなかった場合は、ステップS11を繰り返す。
一方、CPU11は、オペレーションサイクルが開始されたと判断した場合は、クライアント1または2から要求メッセージを受信したか否かを判断する(ステップS12)。
ステップS12において、CPU11は、要求メッセージを受信したと判断した場合は、要求メッセージに含まれるCAN−IDに基づいて、要求メッセージを送信した送信元のクライアントを示す送信元データをRAM13に記録する(ステップS13)。この送信元データは、例えば、特定ビットのオン、オフで表され、要求メッセージを受信するたびに更新される。
CPU11は、要求メッセージに含まれるCAN−IDに基づいて、要求メッセージを送信した送信元のクライアントの優先度を判定する(ステップS14)。
ステップS14において、要求メッセージの送信元が高優先度のクライアント1である場合は、CPU11は受付履歴のデータをRAM13に記録する(ステップS15)。
一方、ステップS14において、要求メッセージの送信元が低優先度のクライアント2である場合は、CPU11は、高優先度のクライアント1の受付履歴が記録されているか否かを判断する(ステップS16)。
ステップS16において、CPU11は、高優先度のクライアント1の受付履歴が記録されていると判断した場合は、調停を実行し(ステップS17)、ステップS12に戻る。すなわち、CPU11は、クライアント1の受付履歴が記録されている場合は、クライアント2からの要求メッセージは受け付けない。
CPU11は、ステップS15で受付履歴を記録した後、およびステップS16で受付履歴が記録されていないと判断した場合は、要求メッセージに係るアプリケーションの処理を実行し(ステップS18)、応答メッセージを送信する(ステップS19)。
CPU11は、オペレーションサイクルが終了したか否かを判断し(ステップS20)、オペレーションサイクルが終了したと判断した場合は処理を終了し、オペレーションサイクルが終了したと判断しなかった場合はステップS12に戻る。
以上のように、本実施の形態における第1ECU10は、1つのオペレーションサイクルにおいて、高優先度のクライアント1から要求メッセージを受け付けると受付履歴を記録し、それ以降に受信した低優先度のクライアント2からの要求メッセージは受け付けない構成としたので、例えば、各種アクチュエータ等を駆動させて診断データを求める場合でも、アクチュエータごとに動作状態をクライアント1または2に通知する処理が不要となる。
したがって、本発明における第1ECU10は、CPUリソースの消費を抑制することができる。
なお、前述の実施の形態では、クライアントの個数を2つとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、クライアントが3つ以上の場合で、それぞれに異なる優先度を持たせる場合は、それぞれの受信履歴を残し、所定の優先度よりも低い優先度のクライアントからの要求メッセージを受け付けない構成とすることにより、前述と同様の効果が得られる。
(第2の実施の形態)
まず、構成について説明する。
本実施の形態における第1ECU40のハードウェア構成は、第1の実施の形態(図1)における第1ECU10と同様であるので図示を省略し、ソフトウェア構成について図6を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同様な構成には同一の番号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態における第1ECU40は、セッション層処理部106を備えている。このセッション層処理部106は、優先度判定部103aおよび調停部103bに加えて、要求判定部106aおよび実行確認部106bを備えている。
要求判定部106aは、受信した要求メッセージに含まれるサービスIDに基づいて、受信した要求メッセージが予め定められた特定要求メッセージであるか否かを判定するようになっている。この特定要求メッセージは、予め定められた特定のサービスIDを含むものである。特定のサービスIDは、例えば、アクチュエータの強制駆動や診断専用のルーチンを使った診断サービス(以下「ID駆動の診断サービス」という。)を要求するためのサービスIDである。
実行確認部106bは、要求メッセージが特定要求メッセージであると要求判定部106aが判定した後、次に要求メッセージを受信した場合に、アプリケーション実行部105が、直前に受信した特定要求メッセージに係るアプリケーションの実行を完了しているか実行中であるかを確認するようになっている。ここで、実行確認部106bは、本発明に係る実行確認手段を構成する。
要求判定部106aおよび実行確認部106bの機能について図7、図8を参照して説明する。なお、図7、図8において、第1ECU40のソフトウェア構成のうち、セッション層処理部106、アプリケーション実行部105のみを図示し、他の図示は省略している。
図7は、クライアント1が要求メッセージ11を送信し、アプリケーション実行部105では、要求メッセージ11に係る処理を実行して応答メッセージ11を返信した状態を示している。図示のように、セッション層処理部106が要求メッセージ11を受け付けて応答メッセージ11を送信するまでの間に、クライアント2が要求メッセージ12を送信しても、セッション層処理部106の調停部103bは、クライアント2がクライアント1よりも優先度が低いので、要求メッセージ12に係るアプリケーションを実行しないよう調停を行う。
実際の車両においては、図7に示した状態で、低優先度のクライアント2からの要求メッセージが受け付けされない場合がほとんどである。ここで、サービスIDが、例えば、単にデータを読み出す診断サービスを要求するものであれば、アプリケーション実行部105が応答メッセージを返した時点でその処理が完了したと判断できる。しかしながら、サービスIDが、ID駆動の診断サービスを要求するものである場合は、アプリケーション実行部105は、その処理の完了ではなく、処理を受け付けた時点で応答メッセージを送信するよう規格で規定されているので、応答メッセージが返った時点ではいつ処理が終了するかを知ることはできない。
そこで、要求判定部106aが、受信した要求メッセージに含まれるサービスIDに基づいて、ID駆動の診断サービスを要求する要求メッセージ(特定要求メッセージ)であるか否かを判定する構成としている。そして、要求判定部106aが、特定要求メッセージであると判定した場合は、特定要求メッセージの次に要求メッセージを受信した際に、実行確認部106bが、特定要求メッセージに係るアプリケーションの実行処理が完了したか否かを確認するようになっている。
具体的には、図8において、クライアント1から要求メッセージ13が送信され、セッション層処理部106の要求判定部106aがそのサービスIDを参照した結果、要求メッセージ13がID駆動の診断サービスを要求する特定要求メッセージであると判定したものとする。この場合、次の要求メッセージを受信すると、セッション層処理部106の実行確認部106bは、直前の特定要求メッセージに係るアプリケーションの実行処理が完了したか否かを確認する。
例えば、特定要求メッセージである要求メッセージ13に続いて、クライアント2が要求メッセージ14を送信した場合は、実行確認部106bは、特定要求メッセージに係るアプリケーションの実行処理が完了していないと判定するので、セッション層処理部106の調停部103bは、要求メッセージ14を受け付けないという調停を行う。
一方、特定要求メッセージである要求メッセージ13に続いて、クライアント2が要求メッセージ15を送信した場合は、実行確認部106bは、直前の特定要求メッセージに係るアプリケーションの実行処理が完了していると判定するので、調停部103bは調停を行わず、要求メッセージ15に係るアプリケーションが実行される。
次に、図9に示すフローチャートを参照して動作を説明する。なお、第1の実施の形態と同様なステップには同一の番号を付して、その説明を省略する。
ステップS14において、CPU11は、要求メッセージの送信元が高優先度のクライアント1であると判定した場合は、ステップS15において受付履歴を記録した後、要求メッセージに含まれるサービスID(SID)のデータをRAM13に記録する(ステップS21)。
一方、ステップS14において、CPU11は、要求メッセージの送信元が低優先度のクライアント2であると判定した場合は、直前に受信した要求メッセージのサービスIDのデータをRAM13から読み出す(ステップS22)。
CPU11は、読み出したサービスIDに基づいて、直前に受信した要求メッセージが特定要求メッセージであるか否かを判断する(ステップS23)。
ステップS23において、CPU11は、直前に受信した要求メッセージが特定要求メッセージであると判断した場合は、その特定要求メッセージに係るアプリケーションの処理が完了したか否かを判断する(ステップS24)。
ステップS24において、CPU11は、特定要求メッセージに係るアプリケーションの処理が完了したと判断した場合は、ステップS21に進む。
前述のステップS23において、CPU11は、直前に受信した要求メッセージが特定要求メッセージであると判断しなかった場合は、ステップS16の受付履歴が記録されているか否かを判断する。
ステップS16において、CPU11は、受付履歴が記録されていると判断した場合、およびステップS24において、特定要求メッセージに係るアプリケーションの処理が完了したと判断しなかった場合は、ステップS17に進み、調停を実行する。
ステップS16において、CPU11は、受付履歴が記録されていると判断しなかった場合は、ステップS21に進む。
ところで、ステップS18において、クライアント2の要求メッセージに係るアプリケーションの処理中に、クライアント1の要求メッセージに係るアプリケーションの処理が実行される場合がある。図10を用いて説明する。
図10において、クライアント2が要求メッセージ16を送信し、アプリケーション実行部105において要求メッセージ16に係るアプリケーションの実行中に、クライアント1が要求メッセージ17を送信した場合が示されている。この場合、図9に示したステップS14において優先度が判定され、クライアント1の方がクライアント2よりも優先度が高いので、アプリケーション実行部105においては、要求メッセージ17に係るアプリケーションが、要求メッセージ16に係るアプリケーションと並行して実行されることとなる。なお、図10に示したアプリケーション実行部105による並行処理は、第1の実施の形態における第1ECU10においても前述の説明と同様に実施可能である。
以上のように、本実施の形態における第1ECU40は、高優先度のクライアント1から要求メッセージを受信し、その次の要求メッセージを低優先度のクライアント2から受信した場合に、クライアント1から要求メッセージが特定要求メッセージである場合に限り、その特定要求メッセージに係るアプリケーションの処理完了を確認する構成としたので、全ての要求メッセージに対してアプリケーションの処理完了を確認するものよりもCPUリソースの消費を抑制することができる。
また、本実施の形態における第1ECU40は、低優先度のクライアント2からの最新要求メッセージに係るアプリケーションを実行中でも、そのアプリケーションの実行完了を確認することなく、高優先度のクライアント1からの最新要求メッセージに係るアプリケーションを並行して実行するので、アプリケーションの処理完了を確認するものよりもCPUリソースの消費を抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る情報処理装置は、CPUリソースの消費を抑制することができるという効果を有し、複数の診断ツールが接続される車両のECU等として有用である。
1、2 クライアント
10、40 第1ECU(情報処理装置)
11 CPU
14 入力部
15 出力部
17 通信部
20 第2ECU(情報処理装置)
30 第3ECU(情報処理装置)
51 診断コネクタ
52 無線通信装置
53 CANバス
101 通信処理部
102 ネットワーク層処理部
103、106 セッション層処理部
103a 優先度判定部(優先度判定手段)
103b 調停部(調停手段)
104 サービス受付指示部
105 アプリケーション実行部(アプリケーション実行手段)
106a 要求判定部
106b 実行確認部(実行確認手段)

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、複数のクライアントに接続され、送信元の識別情報を含み所定のアプリケーションの実行を要求する要求メッセージを前記各クライアントから受信する情報処理装置であって、
    前記識別情報に基づいて前記要求メッセージを送信したクライアントの優先度を判定する優先度判定手段と、
    前記車両のイグニッションがオンにされてからその後オフにされ再びオンにされるまでの期間中において前記各クライアントのうち所定の優先度のクライアントからの要求メッセージを受け付けたことを条件に受付履歴を記録する手段と、
    前記受付履歴が記録されているか否かに基づいていずれのクライアントの要求を許可するかを調停する調停手段と、
    前記調停手段が許可した要求に係るアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、
    を備え、
    前記調停手段は、前記期間中において、
    前記受付履歴が記録されていないことを条件に、前記所定の優先度よりも低い低優先度クライアントからの要求を許可し、
    前記受付履歴が記録されていることを条件に、前記低優先度クライアントからの要求を拒否するものである、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 車両に搭載され、複数のクライアントに接続され、送信元の識別情報を含み所定のアプリケーションの実行を要求する要求メッセージを前記各クライアントから受信する情報処理装置であって、
    前記識別情報に基づいて前記要求メッセージを送信したクライアントの優先度を判定する優先度判定手段と、
    前記車両のイグニッションがオンにされてからその後オフにされ再びオンにされるまでの期間中において前記各クライアントのうち所定の優先度のクライアントからの要求メッセージを受け付けたことを条件に受付履歴を記録する手段と、
    前記受付履歴が記録されているか否かに基づいていずれのクライアントの要求を許可するかを調停する調停手段と、
    前記調停手段が許可した要求に係るアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、
    受信した最新の最新要求メッセージの1つ前に受信した直前要求メッセージが前記所定の優先度のクライアントからの予め定められた特定要求メッセージであることを条件に、前記アプリケーション実行手段が前記特定要求メッセージに係る直前実行アプリケーションの実行を完了しているか実行中であるかを確認する実行確認手段と、
    を備え、
    前記調停手段は、前記期間中において、
    前記直前要求メッセージが前記特定要求メッセージでなく前記受付履歴が記録されていないことを条件に、前記所定の優先度よりも低い低優先度クライアントからの要求を許可し、
    前記直前要求メッセージが前記特定要求メッセージでなく前記受付履歴が記録されていることを条件に、前記低優先度クライアントからの要求を拒否し、
    前記直前要求メッセージが前記特定要求メッセージであり前記直前実行アプリケーションの実行が完了していることを条件に、前記低優先度クライアントからの要求を許可し、
    前記直前要求メッセージが前記特定要求メッセージであり前記直前実行アプリケーションが実行中であることを条件に、前記低優先度クライアントからの要求を拒否するものである、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記調停手段は、前記低優先度クライアントからの要求メッセージに係るアプリケーションが実行中であることを条件に、前記低優先度クライアントよりも優先度が高い高優先度クライアントからの要求を許可するものであり、
    前記アプリケーション実行手段は、前記高優先度クライアントの要求に係るアプリケーションを、実行中のアプリケーションと並行して実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
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