JP5962051B2 - 電圧変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両等に搭載される電圧変換装置の技術分野に関する。
近年、環境に配慮した車両として、蓄電装置(たとえば二次電池やキャパシタ等)を搭載し、蓄電装置に蓄えられた電力から生じる駆動力を用いて走行する電動車両が注目されている。この電動車両には、たとえば電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池車などが含まれる。
これらの電動車両においては、発進時や加速時に蓄電装置から電力を受けて走行のための駆動力を発生するとともに、制動時に回生制動によって発電を行なって蓄電装置に電気エネルギを蓄えるためのモータジェネレータを備える場合がある。このように、走行状態に応じてモータジェネレータを制御するために、電動車両にはインバータが搭載される。
このような車両においては、車両状態によって変動するインバータが利用する電力を安定的に供給するために、蓄電装置とインバータとの間に電圧変換装置(コンバータ)が備えられる場合がある。このコンバータにより、インバータの入力電圧を蓄電装置の出力電圧より高くして、モータの高出力化ができるとともに、同一出力時のモータ電流を低減することで、インバータ及びモータの小型化、低コスト化を図ることができる。
コンバータには、各部位を流れる電流の電流値を検出するため電流センサが設けられる。電流センサとしては、例えば特許文献1に記載されているようなシャント抵抗を用いることができる。シャント抵抗で検出された電流値は、例えばコンバータの制御回路に出力され各種制御に用いられる。
他方で、コンバータでは、例えば電流が比較的高い領域においてリアクトルが磁気飽和を起こし、インダクタンスの値が変化することが知られている。リアクトルのインダクタンス値の変化は、コンバータの動作に大きく影響を与える。このため、例えば特許文献2では、リアクトル電流の時間変化及びリアクトル電圧からインダクタンスを求め、時期飽和が発生しているか否かを判断するという技術が提案されている。
特開2011−038964号公報 特開2008−099518号公報
コンバータに上述した特許文献1に記載されているようなシャント抵抗を用いる場合、その検出値には、インダクタンス成分と電流の時間変化に応じた誤差が重畳される。このような誤差を低減するためには、例えばフィルタ回路を用いる手法が考えられるが、フィルタの効果がある範囲は限定的であるため、昇圧制御に用いる全領域で正確に電流値を検出することは困難である。
なお、フィルタ回路の適用領域を広げようとする場合、例えばリアクトル電流の時間変化に基づいてフィルタ特性を切替えるようにする手法が考えられるが、上述した特許文献2に記載されているような磁気飽和が発生した際には、リアクトルのインダクタンス値を利用してリアクトル電流の時間変化を算出することが困難となり、適切にフィルタ特性の切替えが行えず、結果的に効果的なフィルタリング処理が行えなくなってしまうおそれがある。
以上のように、シャント抵抗を用いた電流検出には、実践上の様々な技術的問題点が存在している。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、シャント抵抗を用いてリアクトル電流を正確に検出することが可能な電圧変換装置を提供することを課題とする。
本発明の電圧変換装置は上記課題を解決するために、リアクトルと、前記リアクトルに夫々直列に接続される第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子に流れる第1電流を検出する第1シャント抵抗と、前記第2スイッチング素子に流れる第2電流を検出する第2シャント抵抗と、前記第1電流及び前記第2電流の検出値の各々に所定のフィルタ特性でフィルタリング処理を施すフィルタ手段と、前記フィルタリング処理が施された前記第1電流の検出値及び前記第2電流の検出値を合成して合成電流とする電流合成手段と、前記合成電流の電流値を相異なる複数のタイミングで検出することで、前記合成電流の電流値の時間変化を算出する時間変化算出手段と、前記電流値の時間変化が所定閾値以上の場合に、前記フィルタ手段におけるフィルタ特性を第1のフィルタ特性に変更し、前記電流値の時間変化が前記所定閾値未満の場合に、前記フィルタ手段におけるフィルタ特性を前記第1のフィルタ特性とは異なる第2のフィルタ特性に変更するフィルタ特性変更手段とを備える。
本発明に係る電圧変換装置は、例えば車両に搭載されるコンバータであり、リアクトルに夫々直列に接続される第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子を備えている。第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子としては、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、電力用MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ、或いは電力用バイポーラトランジスタ等を用いることができる。
なお、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の各々には、例えばダイオードが並列に接続されており、それぞれ第1アーム及び第2アームを形成している。即ち、第1スイッチング素子は第1アームを形成しており、そのスイッチング動作によって、第1アームにおける駆動のオンオフを切替えることができる。同様に、第2スイッチング素子は第2アームを形成しており、そのスイッチング動作によって、第2アームにおける駆動のオンオフを切替えることができる。
本発明に係る電圧変換装置の動作時には、例えば第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の各々のオンオフを切替えるスイッチング制御信号が夫々生成される。具体的には、例えば第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子のデューティ比率に対応するデューティ指令信号、及び第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子のスイッチング周波数に対応するキャリア信号が互いに比較されることでスイッチング制御信号が生成される。生成されたスイッチング制御信号は、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子に供給され、これにより電圧変換装置の第1アーム及び第2アームの駆動が制御されることになる。
また本発明に係る電圧変換装置には、第1スイッチング素子に流れる第1電流を検出する第1シャント抵抗、及び第2スイッチング素子に流れる第2電流を検出する第2シャント抵抗が備えられている。第1シャント抵抗及び第2シャント抵抗は、例えば各スイッチング素子と直列に接続するように設けられる。
第1シャント抵抗で検出された第1電流の電流値及び第2シャント抵抗で検出された第2電流の電流値には、例えばECU(Electronic Controlled Unit)等の処理ユニットの一部として構成されるフィルタ手段において、所定のフィルタ特性でフィルタリング処理が施される。なお、ここでの「フィルタリング処理」は、第1電流の検出値及び第2電流の検出値に重畳する誤差(例えば、インダクタンス成分と電流の時間変化に応じた誤差)の影響を低減するための処理であり、例えば特定の周波数帯域のみを通過させるバンドパスフィルタ処理等が挙げられる。また、本発明に係るフィルタ手段は特に、少なくとも2つのフィルタ特性を有しており、後述するフィルタ特性変更手段の指示に応じて、フィルタ特性を変更可能に構成されている。ただし、第1電流の電流値に及び第2電流の電流値に対して、それぞれ別のフィルタ手段を備える場合には、その一方だけがフィルタ特性を変更可能とされればよい。
フィルタリング処理が施された第1電流の電流値及び第2電流の電流値は、例えば上述したECU等の処理ユニットの一部として構成される電流合成手段によって合成電流とされる。よって、合成電流は、第1スイッチング素子が設けられる第1アーム側及び第2スイッチング素子が設けられる第2アーム側の電流を合成したものとなる。即ち、合成電流は、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の各々と直列に接続されているリアクトルを流れる電流に極めて近い電流であると言える(以下では、「合成電流」のことを「リアクトル電流」と称することがある)。
ここで本発明では特に、例えば上述したECU等の処理ユニットの一部として構成される時間変化算出手段によって、合成電流の電流値が相異なる複数のタイミングで検出(サンプリング)される。そして、時間変化算出手段では、相異なる複数のタイミングで検出された電流値の差分に基づいて、リアクトル電流の電流値の時間変化(即ち、電流値の時間微分値)が算出される。
なお、リアクトル電流の時間変化を適切に算出するためにも、時間変化算出手段による電流値のサンプリングは比較的短い期間で複数回行われることが好ましい。具体的には、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子のオンオフの切替えタイミングを跨がないように、少なくとも2回の電流値のサンプリングが行われることが好ましい。
リアクトル電流の時間変化が算出されると、フィルタ特性変更手段によって、算出されたリアクトル電流の時間変化に基づくフィルタ特性の変更処理が行われる。例えばフィルタ特性変更手段は、リアクトル電流の時間変化が所定の閾値以下である場合に一のフィルタ特性でフィルタリング処理を行うように、且つリアクトル電流の時間変化が所定の閾値を超えた場合に他のフィルタ特性でフィルタリング処理を行うようにフィルタ手段を制御する。
上述したように、フィルタ手段におけるフィルタ特性をリアクトル電流の時間変化に基づいて変更すれば、一定の領域でしか効果を得られないフィルタリング処理の適用領域を実質的に広げることができるため、コンバータが使用する全ての領域で高精度にリアクトル電流を検出することが可能となる。
なお、第1スイッチング素子を含む第1アーム及び第2スイッチング素子を含む第2アームのうち、第1アームに流れる電流は大きく変動する場合があるが、第2アームに流れる電流はほぼ変動することはない。よって、第1アーム(即ち、第1シャント抵抗で検出される電流値)に対応するフィルタ特性を変更しさえすれば、第2アーム(即ち、第2シャント抵抗で検出される電流値)に対応するフィルタ特性を変更しなくとも、適切なフィルタリング処理が行える。従って、リアクトル電流の時間変化のうち、第1アーム側に流れる電流に対応する部分に基づいて、フィルタ手段における第1電流の検出値に対応するフィルタ特性のみを変更するようにすれば、より効率的にフィルタ特性の変更を行うことができる。
また、リアクトル電流の時間変化は、例えば電圧変換装置における昇圧前及び昇圧後の電圧値、並びにリアクトルのインダクタンスの値等に基づいて推定することも可能である。しかしながら、リアクトルに磁気飽和が発生するとインダクタンス値が大きく変化するため、リアクトル電流の時間変化を正確に推定することが困難となってしまう。
しかるに本発明では上述したように、リアクトル電流の時間変化が、シャント抵抗を用いて検出された電流値から推定される。即ち、リアクトル電流の時間変化が、インダクタンスの値に依存しない値から算出される。よって、磁気飽和の影響を受けることなく、正確にリアクトル電流の時間変化を検出することができる。
以上説明したように、本発明の電圧変換装置によれば、シャント抵抗を用いてリアクトル電流を正確に検出することが可能である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
実施形態に係る電圧変換装置が搭載される車両の全体構成を示す概略図である。 ECUの構成を示すブロック図である。 フィルタ回路の構成を示す回路図である。 実施形態に係る電圧変換装置の動作を示すフローチャートである。 リアクトル電流のサンプリングタイミングを示すタイミングチャートである。 フィルタ特性Aの一例を示すグラフである。 フィルタ特性Bの一例を示すグラフである。 磁気飽和によるインダクタンスの低下を示すグラフである。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
先ず、本実施形態に係る電圧変換装置が搭載される車両の全体構成について、図1を参照して説明する。ここに図1は、本実施形態に係る電圧変換装置が搭載される車両の全体構成を示す概略図である。
図1において、本実施形態に係る電圧変換装置が搭載される車両100は、エンジン40及びモータジェネレータMG1及びMG2を動力源とするハイブリッド車両として構成されている。但し、車両100の構成はこれに限定されるものではなく、蓄電装置からの電力によって走行可能な車両(例えば、電気自動車や燃料電池自動車)等にも適用可能である。また、本実施形態では、電圧変換装置が車両100に搭載される構成について説明するが、車両以外でも交流電動機により駆動される機器であれば適用が可能である。
車両100は、直流電圧発生部20と、負荷装置45と、平滑コンデンサC2と、ECU30とを備えて構成されている。
直流電圧発生部20は、蓄電装置28と、システムリレーSR1,SR2と、平滑コンデンサC1と、コンバータ12とを含む。
蓄電装置28は、例えばニッケル水素又はリチウムイオン等の二次電池や、電気二重層キャパシタ等の蓄電装置を含んで構成される。また、蓄電装置28が出力する直流電圧VL及び入出力される直流電流IBは、電圧センサ10及び電流センサ11によってそれぞれ検出される。そして、電圧センサ10及び電流センサ11は、検出した直流電圧VL及び直流電流IBの検出値をECU30に出力する。
システムリレーSR1は、蓄電装置28の正極端子及び電力線PL1の間に接続され、システムリレーSR2は、蓄電装置28の負極端子及び接地線NLの間に接続される。システムリレーSR1,SR2は、ECU30からの信号SEにより制御され、蓄電装置28からコンバータ12への電力の供給と遮断とを切替える。
コンバータ12は、本発明の「電圧変換装置」の一例であり、リアクトルL1と、スイッチング素子Q1,Q2と、ダイオードD1,D2と、シャント抵抗R1,R2とを含む。
スイッチング素子Q1及びQ2は、本発明の「第1スイッチング素子」及び「第2スイッチング素子」の一例であり、電力線PL2及び接地線NLの間に直列に接続される。スイッチング素子Q1及びQ2は、ECU30からのスイッチング制御信号PWCによって制御される。
スイッチング素子Q1及びQ2には、例えばIGBT、電力用MOSトランジスタあるいは、電力用バイポーラトランジスタ等を用いることができる。スイッチング素子Q1,Q2に対しては、逆並列ダイオードD1,D2が配置される。リアクトルL1は、スイッチング素子Q1及びQ2の接続ノードと電力線PL1の間に設けられる。また、平滑コンデンサC2は、電力線PL2及び接地線NLの間に接続される。
シャント抵抗R1,R2は、本発明の「第1シャント抵抗」及び「第2シャント抵抗」の一例であり、電流を検出するための抵抗素子として、スイッチング素子Q1,Q2に対応するように夫々設けられている。即ち、シャント抵抗R1は、スイッチング素子Q1側に流れる電流Vr1を検出可能に構成されている。また、シャント抵抗R2は、スイッチング素子Q2側に流れる電流Vr2を検出可能に構成されている。シャント抵抗R1,R2において検出された電流Vr1及びVr2は、夫々ECU30へと出力される。
負荷装置45は、インバータ23と、モータジェネレータMG1,MG2と、エンジン40と、動力分割機構41と、駆動輪42とを含む。また、インバータ23は、モータジェネレータMG1を駆動するためのインバータ14と、モータジェネレータMG2を駆動するためのインバータ22とを含む。なお、図1のようにインバータ及びモータジェネレータを2組備えることは必須ではなく、たとえばインバータ14とモータジェネレータMG1、あるいはインバータ22とモータジェネレータMG2のいずれか1組のみを備える構成としてもよい。
モータジェネレータMG1,MG2は、インバータ23から供給される交流電力を受けて車両推進のための回転駆動力を発生する。また、モータジェネレータMG1,MG2は、外部から回転力を受け、ECU30からの回生トルク指令によって交流電力を発電するとともに回生制動力を車両100に発生する。
また、モータジェネレータMG1,MG2は、動力分割機構41を介してエンジン40にも連結される。そして、エンジン40の発生する駆動力とモータジェネレータMG1,MG2の発生する駆動力とが最適な比率となるように制御される。また、モータジェネレータMG1,MG2のいずれか一方を専ら電動機として機能させ、他方のモータジェネレータを専ら発電機として機能させてもよい。なお、本実施形態においては、モータジェネレータMG1をエンジン40により駆動される発電機として機能させ、モータジェネレータMG2を駆動輪42を駆動する電動機として機能させるものとする。
動力分割機構41には、エンジン40の動力を、駆動輪42とモータジェネレータMG1との両方に振り分けるために、例えば遊星歯車機構(プラネタリギヤ)が使用される。
インバータ14は、コンバータ12から昇圧された電圧を受けて、たとえばエンジン40を始動させるためにモータジェネレータMG1を駆動する。また、インバータ14は、エンジン40から伝達される機械的動力によってモータジェネレータMG1で発電された回生電力をコンバータ12に出力する。このときコンバータ12は、降圧回路として動作するようにECU30によって制御される。
インバータ14は、電力線PL2及び接地線NLの間に並列に設けられ、U相上下アーム15と、V相上下アーム16と、W相上下アーム17を含んで構成される。各相上下アームは、電力線PL2及び接地線NLの間に直列接続されたスイッチング素子から構成される。たとえば、U相上下アーム15は、スイッチング素子Q3,Q4から成り、V相上下アーム16は、スイッチング素子Q5,Q6から成り、W相上下アーム17は、スイッチング素子Q7,Q8から成る。また、スイッチング素子Q3〜Q8に対して、逆並列ダイオードD3〜D8がそれぞれ接続される。スイッチング素子Q3〜Q8は、ECU30からのスイッチング制御信号PWIによって制御される。
例えばモータジェネレータMG1は、3相の永久磁石型同期電動機であり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中性点に共通接続される。さらに、各相コイルの他端は、各相上下アーム15〜17のスイッチング素子の接続ノードと接続される。
インバータ22は、コンバータ12に対してインバータ14と並列的に接続される。
インバータ22は駆動輪42を駆動するモータジェネレータMG2に対してコンバータ12の出力する直流電圧を三相交流に変換して出力する。またインバータ22は、回生制動に伴い、モータジェネレータMG2において発電された回生電力をコンバータ12に出力する。このときコンバータ12は降圧回路として動作するようにECU30によって制御される。インバータ22の内部の構成は、図示しないがインバータ14と同様であり、詳細な説明については省略する。
コンバータ12は、基本的には、各スイッチング周期内でスイッチング素子Q1及びQ2が相補的かつ交互にオンオフするように制御される。コンバータ12は、昇圧動作時には、蓄電装置28から供給された直流電圧VLを直流電圧VH(インバータ14への入力電圧に相当するこの直流電圧を、以下「システム電圧」とも称する)に昇圧する。この昇圧動作は、スイッチング素子Q2のオン期間にリアクトルL1に蓄積された電磁エネルギを、スイッチング素子Q1及び逆並列ダイオードD1を介して、電力線PL2へ供給することにより行われる。
また、コンバータ12は、降圧動作時には、直流電圧VHを直流電圧VLに降圧する。この降圧動作は、スイッチング素子Q1のオン期間にリアクトルL1に蓄積された電磁エネルギを、スイッチング素子Q2及び逆並列ダイオードD2を介して、接地線NLへ供給することにより行われる。
これらの昇圧動作及び降圧動作における電圧変換比(VH及びVLの比)は、上記スイッチング周期におけるスイッチング素子Q1,Q2のオン期間比(デューティ比)により制御される。なお、スイッチング素子Q1及びQ2をオン及びオフにそれぞれ固定すれば、VH=VL(電圧変換比=1.0)とすることもできる。
平滑コンデンサC2は、コンバータ12からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をインバータ23へ供給する。電圧センサ13は、平滑コンデンサC2の両端の電圧、すなわち、システム電圧VHを検出し、その検出値をECU30へ出力する。
インバータ14は、モータジェネレータMG1のトルク指令値が正(TR1>0)の場合には、平滑コンデンサC2から直流電圧が供給されるとECU30からのスイッチング制御信号PWI1に応答した、スイッチング素子Q3〜Q8のスイッチング動作により直流電圧を交流電圧に変換して正のトルクを出力するようにモータジェネレータMG1を駆動する。また、インバータ14は、モータジェネレータMG1のトルク指令値が零の場合(TR1=0)には、スイッチング制御信号PWI1に応答したスイッチング動作により、直流電圧を交流電圧に変換してトルクが零になるようにモータジェネレータMG1を駆動する。これにより、モータジェネレータMG1は、トルク指令値TR1によって指定された零または正のトルクを発生するように駆動される。
更に、車両100の回生制動時には、モータジェネレータMG1のトルク指令値TR1は負に設定される(TR1<0)。この場合には、インバータ14は、スイッチング制御信号PWI1に応答したスイッチング動作により、モータジェネレータMG1が発電した交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧(システム電圧)を、平滑コンデンサC2を介してコンバータ12へ供給する。なお、ここで言う回生制動とは、電動車両を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
インバータ22についても同様に、モータジェネレータMG2のトルク指令値に対応したECU30からのスイッチング制御信号PWI2を受け、スイッチング制御信号PWI2応答したスイッチング動作によって、直流電圧を交流電圧に変換して所定のトルクになるようにモータジェネレータMG2を駆動する。
電流センサ24,25は、モータジェネレータMG1,MG2に流れるモータ電流MCRT1,MCRT2を検出し、その検出したモータ電流をECU30へ出力する。なお、U相,V相,W相の各相の電流の瞬時値の和はゼロであるので、図1に示すように電流センサ24,25は2相分のモータ電流を検出するように配置すれば足りる。
回転角センサ(レゾルバ)26,27は、モータジェネレータMG1,MG2の回転角θ1,θ2を検出し、その検出した回転角θ1,θ2をECU30へ送出する。ECU30では、回転角θ1,θ2に基づきモータジェネレータMG1,MG2の回転速度MRN1,MRN2及び角速度ω1,ω2(rad/s)を算出できる。なお、回転角センサ26,27については、回転角θ1,θ2をECU30にてモータ電圧や電流から直接演算することによって、配置しないようにしてもよい。
ECU30は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及び入出力バッファを含み、車両100の各機器を制御する。なお、ECU30の行う制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で構築して処理することも可能である。
代表的な機能として、ECU30は、入力されたトルク指令値TR1,TR2、電圧センサ10によって検出された直流電圧VL、電流センサ11によって検出された直流電流IB、電圧センサ13によって検出されたシステム電圧VH及び電流センサ24,25からのモータ電流MCRT1,MCRT2、回転角センサ26,27からの回転角θ1,θ2等に基づいて、モータジェネレータMG1,MG2がトルク指令値TR1,TR2に従ったトルクを出力するように、コンバータ12及びインバータ23の動作を制御する。すなわち、コンバータ12及びインバータ23を上記のように制御するためのスイッチング制御信号PWC,PWI1,PWI2を生成して、コンバータ12及びインバータ23へそれぞれ出力する。
コンバータ12の昇圧動作時には、ECU30は、システム電圧VHをフィードバック制御し、システム電圧VHが電圧指令値に一致するようにスイッチング制御信号PWCを生成する。
また、ECU30は、車両100が回生制動モードに入ると、モータジェネレータMG1,MG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換するようにスイッチング制御信号PWI1、PWI2を生成してインバータ23へ出力する。これにより、インバータ23は、モータジェネレータMG1,MG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換してコンバータ12へ供給する。
さらに、ECU30は、車両100が回生制動モードに入ると、インバータ23から供給された直流電圧を降圧するようにスイッチング制御信号PWCを生成し、コンバータ12へ出力する。これにより、モータジェネレータMG1,MG2が発電した交流電圧は、直流電圧に変換され、さらに降圧されて蓄電装置28に供給される。
ここで、上述したECUの具体的な構成について、図2を参照して説明する。ここに図2は、ECUの構成を示すブロック図である。なお、図2では、説明の便宜上、ECU30に備えられる各部位のうち本実施形態に関連の深いもののみを示し、その他の詳細な部位については適宜図示を省略している。
図2において、ECU30は、第1フィルタ回路310と、第2フィルタ回路320と、電流合成部330と、ADC(Analog to Digital Converter)340と、時間変化算出部350と、フィルタ特性変更部360と、制御器370と、キャリア信号生成部380と、スイッチング信号生成部390とを備えて構成されている。
第1フィルタ回路310及び第2フィルタ回路320は、本発明の「フィルタ手段」の一例であり、夫々シャント抵抗R1,R2(図1参照)において検出された電流Vr1及びVr2に対してフィルタリング処理を施す。フィルタリング処理は、例えばバンドパスフィルタ処理であり、所定のフィルタ特性を用いて行われる。
なお、本実施形態では特に、第1フィルタ回路310(即ち、シャント抵抗R1で検出された電流値Vr1が入力される方のフィルタ回路)は、フィルタ特性切替え機能を有している。即ち、第1フィルタ回路310は、相異なる複数のフィルタ特性でフィルタリング処理を施すことが可能に構成されている。一方で、第2フィルタ回路320(即ち、シャント抵抗R2で検出された電流値Vr2が入力される方のフィルタ回路)は、フィルタ特性切替え機能を有していない。
ここで、第1フィルタ回路310のより具体的な構成について、図3を参照して説明する。ここに図3は、フィルタ回路の構成を示す回路図である。
図3において、第1フィルタ回路310は、抵抗素子Rf1及びRf2、切替えスイッチSf1及びSf2、及びコンデンサCfを備えて構成される。
第1フィルタ回路310は、フィルタ特性変更部360から供給される切替信号に応じて、切替えスイッチSf1及びSf2が切替わる構成となっている。切替えスイッチSf1及びSf2が切替わることで、抵抗素子Rf1及びRf2に対する接続位置が変化するため抵抗値も変化する。この結果として、第1フィルタ回路310におけるフィルタ特性が切り替わることになる。
図2に戻り、電流合成部330は、本発明の「電流合成手段」の一例であり、第1フィルタ回路310でフィルタリング処理が施された電流値Vr1f(即ち、フィルタリング処理されたVr1)及び第2フィルタ回路320でフィルタリング処理が施された電流値Vr2f(即ち、フィルタリング処理されたVr2)を互いに合成して合成電流とする。なお、合成電流は、リアクトルL1を流れる電流ILと等しくなる。
ADC340は、フィルタ特性切替え処理用に、合成電流であるILの値を相異なる複数のタイミングでサンプリングして、時間変化算出部350へと出力する。またADC340は、コンバータ12の制御用に、合成電流であるILの値をサンプリングして、制御器370へと出力する。
時間変化算出部350は、ADC340においてフィルタ特性切替え処理用にサンプリングされた複数の検出値を用いて、合成電流(即ち、リアクトル電流IL)の時間変化(di/dt)を算出する。即ち、ここでの時間変化算出部380は、上述したADC340と共に、本発明の「時間変化算出手段」の一例として機能する。
フィルタ特性変更部360は、本発明の「フィルタ特性変更手段」の一例であり、時間変化算出部350において算出されたdi/dtの値に基づいて、第1フィルタ回路310におけるフィルタ特性を切り替え可能に構成されている。フィルタ特性変更部360には、例えばdi/dtの値に対する閾値を予め記憶されており、算出されたdi/dtの値と閾値との大小に応じて第1フィルタ回路310におけるフィルタ特性を切り替える。
制御器370は、ADC340において検出された電流値のうち、制御用の電流値に基づいてデューティ信号DUTYを生成する。なお、デューティ信号DUTYは、スイッチング素子Q1及びQ2のオンオフの期間比を示す信号である。
キャリア信号生成部380は、スイッチング制御信号PWCを生成するために所定周期のキャリア信号を生成する。キャリア信号は、スイッチング信号生成部390に出力される。
スイッチング信号生成部390は、キャリア信号及びデューティ信号DUTYを互いに比較することで、スイッチング素子Q1及びQ2のオンオフを切替えるスイッチング制御信号PWC(言い換えれば、ゲート信号)を生成する。生成されたスイッチング制御信号PWCは、スイッチング素子Q1及びQ2の各々に供給される。
以上説明したECU30は、上述した各部位を含んで構成された一体の電子制御ユニットであり、上記各部位に係る動作は、全てECU30によって実行されるように構成されている。但し、本発明に係る上記部位の物理的、機械的及び電気的な構成はこれに限定されるものではなく、例えばこれら各手段は、複数のECU、各種処理ユニット、各種コントローラ或いはマイコン装置等各種コンピュータシステム等として構成されていてもよい。
次に、電圧変換装置であるコンバータ12の動作について、図4を参照して説明する。ここに図4は、本実施形態に係る電圧変換装置の動作を示すフローチャートである。なお、以下では、コンバータ12の動作のうち、本実施形態に特有の動作について詳細に説明し、他の一般的な動作については適宜説明を省略するものとする。
図4において、本実施形態に係るコンバータ12の動作時には、先ずシャント抵抗R1,R2の各々において電流Vr1及びVr2が検出される(ステップS101)。検出された電流Vr1及びVr2は、ECU30へと出力される。
検出された電流Vr1及びVr2には、ECU30における第1フィルタ回路310及び第2フィルタ回路320の各々によってフィルタリング処理が施される(ステップS102)。これにより、例えばインダクタンス成分と電流の時間変化に応じて発生する誤差の影響を低減することができる。なお、第1フィルタ回路310は、条件に応じて相異なるフィルタ特性を用いてフィルタリング処理を行うが、フィルタ特性の変更処理については後に詳述する。
フィルタリング処理が施された電流Vr1f及びVr2fは、ECU30における電流合成部310において合成され、これによりリアクトル電流ILが推定される(ステップS103)。
リアクトル電流ILが推定されると、ADC320では、相異なる複数のタイミングでリアクトル電流ILの値がサンプリングされる(ステップS104)。以下では、リアクトル電流ILのサンプリングについて、図5を参照して詳細に説明する。ここに図5は、リアクトル電流のサンプリングタイミングを示すタイミングチャートである。
図5に示すように、ADC320は、スイッチング素子Q1及びQ2のオンオフによって上下するリアクトル電流ILの値を、サンプリングタイミングta及びtbでサンプリングする。なお、サンプリングタイミングta及びtbは、リアクトル電流ILの時間変化を算出するために適切なタイミングとして予め設定されている。サンプリングタイミングta及びtbは、図に示すようにスイッチング素子Q1及びQ2のオンオフの切替えタイミングを跨がないように設定されることが好ましい。
サンプリングタイミングtaで検出された電流値Ia及びサンプリングタイミングtbで検出されたIbは、夫々時間変化算出部350へと出力される。
図4に戻り、リアクトル電流ILの値がサンプリングされると、時間変化算出部350によって、リアクトル電流ILの時間変化(di/dt)が算出される(ステップS105)。di/dtは、例えば以下に示す数式(1)を用いて算出することができる。
di/dt=(Ib−Ia)/(tb−ta) ・・・(1)
時間変化算出部350によって算出されたdi/dtの値は、フィルタ特性変更部360へと出力される。
di/dtが算出されると、フィルタ特性変更部360では、di/dtの値が閾値α未満であるか否かが判定される(ステップS106)。なお、閾値αは、第1フィルタ回路310におけるフィルタ特性を変更するために用いる閾値(即ち、どのフィルタ特性を用いてフィルタリング処理を行うかを決定するための閾値)であり、装置特性等に基づいて予め設定されている。
di/dtの値が閾値α未満である場合(ステップS106:YES)、フィルタ特性変更部360は、第1フィルタ回路310に対してフィルタ特性Aを用いるように指示を出す(ステップS107)。一方で、di/dtの値が閾値α以上である場合(ステップS106:NO)、フィルタ特性変更部360は、第1フィルタ回路310に対してフィルタ特性Bを用いるように指示を出す(ステップS108)。
以下では、フィルタ特性A及びBについて、図6及び図7を参照して具体的に説明する。ここに図6は、フィルタ特性Aの一例を示すグラフである。また図7は、フィルタ特性Bの一例を示すグラフである。
図6において、フィルタ特性Aは、di/dtの値が閾値αを超えてX1に達するまでゲインが“1”となっており、その後ゆるやかに下降するような特性を示している。フィルタ特性Aによれば、di/dtの値が閾値αより小さい場合には、ゲインが常に“1”であるため適切なフィルタリング処理を施すことができる。ただし、di/dtの値が閾値αを大きく超える場合(即ち、X1を超える場合)には、ゲインが“1”より小さくなるため適切なフィルタリング処理を施すことができない。
図7において、フィルタ特性Bは、di/dtの値がX2に近づくにつれてゲインが大きくなり、di/dtの値がX2からX3までの間は“1”で一定であり、その後ゆるやかに下降するような特性を示している。なお、図を見ても分かるように、X3はX1より大きい値である。フィルタ特性Bによれば、di/dtの値が閾値αより小さい場合(正確には、X2より小さい場合)には、ゲインが“1”より小さくなるため適切なフィルタリング処理を施すことができない。しかし、di/dtの値が閾値αを大きく超える場合であっても(正確には、X3より小さい場合であれば)、ゲインが“1”であるため適切なフィルタリング処理を施すことができる。
上述したように、di/dtの値が閾値αより小さい場合には、フィルタ特性Aを用いることで適切にフィルタリング処理が行える。また、di/dtの値が閾値α以上(且つ、X3未満)の場合には、フィルタ特性Bを用いることで適切にフィルタリング処理が行える。よって、算出されたdi/dtの値と閾値αとを比較してフィルタ特性を選択するようにすれば、di/dtの値によらず適切なフィルタリング処理を行うことができる。
なお、コンバータ12の使用電流領域がX3(即ち、フィルタ特性Bで適切にフィルタリング処理を行える上限値)を超えるような場合には、di/dtの値がX3を超える場合にもゲインが“1”となるようなフィルタ特性Cを用いればよい。即ち、切替え可能なフィルタ特性の種類は3つ以上設定されていてもよい。このようにすれば、di/dtの値がどのような値となる場合であっても、常に適切なフィルタリング処理を行なうことができる。
上述したフィルタ特性の切替え処理は、例えばリアクトルL1において磁気飽和が発生した場合であっても適切に行える。以下では、磁気飽和に起因して発生する問題点について、図8を参照して説明する。ここに図8は、磁気飽和によるインダクタンスの低下を示すグラフである。
図8において、リアクトル電流が極めて大きい領域では、磁気飽和が発生し、それまで一定であったリアクトルL1のインダクタンス値が大きく変化する。このため、例えばdi/dtをリアクトルL1のインダクタンスの値に基づいて算出するような構成では、正確な値を算出することが困難となってしまう。
しかるに本実施形態では上述したように、di/dtがシャント抵抗R1及びR2を用いて検出された電流値Vr1及びVr2から推定される。即ち、di/dtが、リアクトルLのインダクタンスの値に依存しない値から算出される。よって、磁気飽和の影響を受けることなく、正確にリアクトル電流の時間変化を検出することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る電圧変換装置によれば、di/dtの値を利用してフィルタ特性を適切なものへと変更することができる。従って、シャント抵抗を用いてリアクトル電流を正確に検出することが可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電圧変換装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
12…コンバータ、20…直流電圧発生部、22,23…インバータ、28…蓄電装置、30…ECU、40…エンジン、41…動力分割機構、42…駆動輪、45…負荷装置、100…車両、310…第1フィルタ回路、320…第2フィルタ回路、330…電流合成部、340…ADC、350…時間変化算出部、360…フィルタ特性変更部、370…制御器、380…キャリア信号生成部、390…スイッチング信号生成部、C2…平滑コンデンサ、D1,D2…ダイオード、IL…リアクトル電流、L1…リアクトル、MG1,MG2…モータジェネレータ、PWC…スイッチング制御信号、Q1,Q2…スイッチング素子、SR1,SR2…システムリレー。

Claims (1)

  1. リアクトルと、
    前記リアクトルに夫々直列に接続される第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子に流れる第1電流を検出する第1シャント抵抗と、
    前記第2スイッチング素子に流れる第2電流を検出する第2シャント抵抗と、
    前記第1電流及び前記第2電流の検出値の各々に所定のフィルタ特性でフィルタリング処理を施すフィルタ手段と、
    前記フィルタリング処理が施された前記第1電流の検出値及び前記第2電流の検出値を合成して合成電流とする電流合成手段と、
    前記合成電流の電流値を相異なる複数のタイミングで検出することで、前記合成電流の電流値の時間変化を算出する時間変化算出手段と、
    前記電流値の時間変化が所定閾値以上の場合に、前記フィルタ手段におけるフィルタ特性を第1のフィルタ特性に変更し、前記電流値の時間変化が前記所定閾値未満の場合に、前記フィルタ手段におけるフィルタ特性を前記第1のフィルタ特性とは異なる第2のフィルタ特性に変更するフィルタ特性変更手段と
    を備えることを特徴とする電圧変換装置。
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