JP5957949B2 - 燃焼状態制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の内燃機関の燃焼状態を制御する技術に関し、特に、ノッキング等の異常燃焼の発生を抑制するのに好適な技術である。
エンジンが低回転状態だとピストンの移動スピードが遅く燃焼室内の混合気の乱れが発生しにくいことから、点火プラグによって着火した混合気の火炎の伝播速度は遅くなる。さらに、高負荷時には、低負荷時に比べてエンジンの発生出力が大きくなるため、燃焼室内に導入される吸気量が多くなる。そして、吸気量が多いほどピストンによる圧縮によって自着火しやすい傾向にあり、この場合、点火プラグにて着火した混合気の火炎が伝播する前に混合気が自着火してしまう。
このような問題に着目した従来技術として、特許文献1に開示されている技術がある。
特許文献1に開示の技術では、吸気圧、エンジン温度、回転数、空燃比によって異常燃焼が発生する状態にあるか否かを判断している。そして、この技術では、異常燃焼が発生すると判断した場合、吸気弁の閉じ角を遅角させて燃焼室への充填効率を下げ、異常燃焼の発生を抑制している。
特開平11−324775号公報
しかし、特許文献1に開示の技術では、異常燃焼の発生を抑制するために燃焼室への充填効率を下げることにより、エンジンの効率が下がってしまう恐れがある。
そこで、本発明の目的は、異常燃焼が発生しやすいエンジン運転状況になることを予め防止して、異常燃焼の発生を抑制するためにエンジンの効率を低下させてしまうような制御に移行してしまうのを防止することである。
前記課題を解決するために、(1)本発明の一態様では、内燃機関と、自動で変速比を変更可能な自動変速機と、前記内燃機関内を流れる冷却水が循環され前記冷却水の温度を低下させるラジエータと、前記ラジエータへの冷却水の流量を調整する流量調整弁と、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出部と、前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出部と、前記内燃機関の負荷を検出する負荷検出部とを有する車両の前記内燃機関の燃焼状態を制御する燃焼状態制御装置において、前記冷却水温度検出部が検出した冷却水の温度が高いほど前記流量調整弁の開度を大きくする開度調整部と、前記流量調整弁が最大開度となるまでは、前記冷却水の温度の上昇に伴って前記流量調整弁の開度を大きくして前記冷却水の温度を調整し、前記冷却水温度検出部が検出した冷却水の温度が、前記開度調整部が前記流量調整弁の開度を最大開度にしたときの前記冷却水の温度以上であり、前記回転数検出部が検出した内燃機関の回転数が予め設定された回転数よりも小さくかつ前記負荷検出部が検出した内燃機関の負荷が予め設定された負荷よりも大きいときに前記自動変速機の変速比を低速走行時に使用する変速比側に変更する変速比変更部と、を有することを特徴とする燃焼状態制御装置を提供できる。
(2)本発明の一態様では、前記自動変速機は、複数の変速機構を有し、前記変速比変更部は、複数の変速機構それぞれの変速比を低速走行時に使用する変速比側に変更する。
(1)の態様の発明によれば、ラジエータへの冷却水の流量を調整して内燃機関の温度を内燃機関が異常燃焼を発生させにくい温度にすることができる。これにより、(1)の態様の発明では、内燃機関が異常燃焼が発生しやすい運転状況になることを予め防止できるため、異常燃焼の発生を抑制するためにエンジンの効率を低下させてしまうような制御によることなく、異常燃焼の発生を抑制できる。ここで、エンジンの効率を低下させてしまうような制御としては、例えば、燃焼室への充填効率を下げる制御等が挙げられる。
また、(1)の態様の発明によれば、内燃機関の温度を冷却水の流量調整によって異常燃焼の発生を抑制できる温度に維持できないような場合には、自動変速機の変速比を低速走行時に使用する変速比側に変更することで、内燃機関の回転数を上昇させ、異常燃焼の発生を抑制できる。
このとき、(1)の態様の発明では、内燃機関の回転数が予め設定された回転数よりも小さくかつ内燃機関の負荷が予め設定された負荷よりも大きいことを条件に自動変速機の変速比の変更を実施することで、不用意に自動変速機の変速比を変更し、不用意に内燃機関の回転数を上昇させてしまうのを防止できる。これにより、(1)の態様の発明では、不用意な内燃機関の回転数の上昇が乗員に違和感を与えてしまうのを防止できる。
(2)の態様の発明によれば、複数の変速機構の変速比を低速走行時に使用する変速比に変更することで、自動変速機の変速比の変更幅を広くでき、内燃機関の回転数の上昇量に幅を持たせることができる。よって、(2)の態様の発明では、自動変速機が1つの変速機構で変速比を変更する場合よりも内燃機関の回転数を大きくすることができるため、異常燃焼の発生を確実に抑制できる。
本実施形態のエンジンの燃焼状態制御装置を搭載した車両の構成例を示す図である。 ECUの構成例を示す図である。 ECUによる処理内容の一例を示すフローチャートである。 水温Twと電制バルブの開度との関係の一例を示す図である。 ECU等の動作例の説明に使用する図である。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、エンジンの燃焼状態制御装置を搭載した車両である。
(構成)
図1は、本実施形態の車両1の構成例を示す図である。
車両1は、エンジン2、自動変速機3、及びラジエータ4を搭載している。また、車両は、水温検出部5、回転数検出部6、負荷検出部7、アクセル開度検出部8、電制バルブ9、及びECU(Electronic Control Unit)20を有している。
ここで、自動変速機3は、自動で変速比を変化させることができる変速機である。例えば、自動変速機3は、車速やエンジン回転数に応じて自動で変速比を変化させる。この自動変速機3の種類については、有段変速機や無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)等の種類は問わない。
また、水温検出部5は、エンジン2に搭載されエンジン冷却水の温度を検出する。そして、水温検出部5は、検出したエンジン冷却水温度を制御装置であるECU20に出力する。また、回転数検出部6は、エンジン2に搭載されエンジン回転数を検出する。そして、回転数検出部6は、検出したエンジン回転数をECU20に出力する。また、負荷検出部7は、エンジン2に搭載されエンジン2にかかるエンジン負荷を検出する。そして、負荷検出部7は、検出したエンジン負荷をECU20に出力する。また、アクセル開度検出部8は、アクセル開度(アクセルペダル踏み込み量又はスロットル開度)を検出する。そして、アクセル開度検出部8は、検出したアクセル開度をECU20に出力する。
ラジエータ4は、冷却水導出管10及び冷却水導入管11によってエンジン2に連絡されエンジン2との間で循環するエンジン冷却水を冷却する。電制バルブ9は、例えば、冷却水導入管11内に組み込まれて冷却水導入管11内のエンジン冷却水の流量を調整する。なお、本実施形態では、電制バルブ9によってラジエータ4へのエンジン冷却水の流量を調整できれば良いので、電制バルブ9の配置箇所は、冷却水導出管10でも良く、ラジエータ4へのエンジン冷却水の流量を調整できる限りにおいて他の場所でも良い。例えば、この電制バルブ9は、冷却水制御バルブや電制サーモ、ヒータシャットバルブ等である。この電制バルブ9は、その開度がECU20によって制御される。
ECU20は、例えば、マイクロコンピュータ及びその周辺回路を備えるコントローラにおいて構成されている。例えば、ECU20は、CPU、ROM、RAM等によって構成されている。そして、ROMには、各種処理を実現する1又は2以上のプログラムが格納されている。CPUは、ROMに格納されている1又は2以上のプログラムに従って各種処理を実行する。
図2は、ECU20の構成例を示す図である。
図2に示すように、ECU20は、電制バルブ開度制御部21及び変速比制御部22を有している。
ここで、電制バルブ開度制御部21は、水温検出部5によって検出したエンジン冷却水温度に応じて電制バルブ9の開度を制御する。具体的には、電制バルブ開度制御部21は、エンジン冷却水温度が高いほど電制バルブ9の開度を大きくする。これによって、エンジン2とラジエータ4との間で循環するエンジン冷却水の流量が、エンジン冷却水温度が高いほど多くなる。また、変速比制御部22は、所定の条件を満たすとき、自動変速機3の変速比を低速走行時に使用する変速比側(以下、低速走行側という。)に変更する。例えば、これら電制バルブ開度制御部21及び変速比制御部22は、プログラムの実行によって実現される構成である。
図3は、このような構成を有するECU20による処理内容の一例を示すフローチャートである。この図3の処理手順を説明しつつ、ECU20の各部の処理をさらに詳しく説明する。
図3に示すように、先ず、ステップS1において、電制バルブ開度制御部21は、水温検出部5によって検出した水温(エンジン冷却水温度)Twが第1水温判定用しきい値T1未満であるか否かを判定する。ここで、第1水温判定用しきい値T1は、電制バルブ9の開度の調整開始タイミングを判定するための値である。この第1水温判定用しきい値T1は、予め設定された値であり、例えば、実験的、経験的、又は理論的に設定された値である。電制バルブ開度制御部21は、水温Twが第1水温判定用しきい値T1以上であると判定したとき(Tw≧T1)、ステップS2に進む。
ステップS2では、電制バルブ開度制御部21は、水温Twに応じて電制バルブ9の開度を制御する。具体的には、電制バルブ開度制御部21は、水温Twが高いほど電制バルブ9の開度を大きくする。
図4は、水温Twと電制バルブ9の開度との関係の一例を示す図である。図4に示すように、電制バルブ9の開度は、水温Twが高いほど大きくなる。電制バルブ開度制御部21は、この図4に示すようなテーブルを参照して、水温Twに応じて電制バルブ9の開度を制御する。
次に、ステップS3では、電制バルブ開度制御部21は、水温Twが第2水温判定用しきい値T2以上であるか否かを判定する。ここで、第2水温判定用しきい値T2は、予め設定された値であり、第1水温判定用しきい値T1よりも大きい値である(T2>T1)。例えば、第2水温判定用しきい値T2は、エンジン2が異常燃焼する可能性が高い水温(エンジン温度相当)Tmax未満に設定された値である。すなわち、第2水温判定用しきい値T2は、内燃機関が異常燃焼する可能性が高い水温域に達するのを防止可能な水温である。この第2水温判定用しきい値T2は、例えば、実験的、経験的、又は理論的に設定される。電制バルブ開度制御部21は、水温Twがこのような第2水温判定用しきい値T2以上であると判定すると(Tw≧T2)、ステップS4に進む。また、電制バルブ開度制御部21は、水温Twが第2水温判定用しきい値T2未満であると判定すると(Tw<T2)、前記ステップS1から再び処理を開始する。
ステップS4では、電制バルブ開度制御部21は、電制バルブ9の開度を最大開度(全開)にする。
次に、ステップS5では、ECU20(例えば電制バルブ開度制御部21)は、時間カウントを開始する。
次に、ステップS6では、ECU20(例えば電制バルブ開度制御部21)は、時間カウントが終了したか否かを判定する。具体的には、ECU20は、時間カウントがカウント終了値に達したか否かを判定する。ここで、カウント終了値は、予め設定された値である。カウント終了値は、例えば、実験的、経験的、又は理論的に設定された値である。ECU20は、時間カウントが終了したと判定したとき、ステップS7に進む。
ステップS7では、変速比制御部22は、水温Twが第2水温判定用しきい値T2未満であるか否かを判定する。変速比制御部22は、水温Twが第2水温判定用しきい値T2未満であると判定すると(Tw<T2)、該図4に示す処理を終了する。また、変速比制御部22は、水温Twが第2水温判定用しきい値T2以上であると判定すると(Tw≧T2)、ステップS8に進む。
ここで、水温Twが第2水温判定用しきい値T2であるときに、電制バルブ9の開度が最大開度(全開)になっているため、このステップS7では、変速比制御部22は、水温Twが、電制バルブ9の開度を最大開度(全開)にしたときの第2水温判定用しきい値T2以上であるか否かを判定していることになる。
ステップS8では、変速比制御部22は、回転数検出部6によって検出したエンジン回転数Nがエンジン回転数判定用しきい値Nth未満であるか否かを判定する。ここで、エンジン回転数判定用しきい値Nthは、エンジン2が異常燃焼する可能性が高くなるエンジン回転数である。このエンジン回転数判定用しきい値Nthは、予め設定された値であり、例えば、実験的、経験的、又は理論的に設定された値である。変速比制御部22は、エンジン回転数Nがエンジン回転数判定用しきい値Nth未満であると判定すると(N<Nth)、ステップS9に進む。また、変速比制御部22は、エンジン回転数Nがエンジン回転数判定用しきい値Nth以上であると判定すると(N≧Nth)、該図4に示す処理を終了する。
ステップS9では、変速比制御部22は、負荷検出部7によって検出したエンジン負荷Tがエンジン負荷判定用しきい値Tthよりも大きいか否かを判定する。ここで、エンジン負荷判定用しきい値Tthは、エンジン2が異常燃焼する可能性が高くなるエンジン負荷値である。このエンジン負荷判定用しきい値Tthは、予め設定された値であり、例えば、実験的、経験的、又は理論的に設定された値である。変速比制御部22は、エンジン負荷Tがエンジン負荷判定用しきい値Tthよりも大きいと判定すると、ステップS10に進む。また、変速比制御部22は、エンジン負荷Tがエンジン負荷判定用しきい値Tth以下であると判定すると、該図4に示す処理を終了する。
ステップS10では、変速比制御部22は、自動変速機3の変速比を低速走行側に変更する。そして、変速比制御部22は、該図4に示す処理を終了する。
ここで、変更する低速走行側の変速比は、具体的には、エンジン回転数を上昇させて、異常燃焼の発生を抑制しつつ所望するエンジン2の発生出力が得られるような変速比である。そのために、変速比制御部22は、アクセル開度検出部8が検出したアクセル開度を基に所望するエンジン2の発生出力を検出し、水温を基に異常燃焼の発生しない吸入空気量とエンジン回転数とを算出する。そして、変速比制御部22は、これら検出し及び算出した値を基にエンジン回転数の上昇量を算出し、その算出したエンジン回転数の上昇量が得られる変速比を、変更する低速走行側の変速比として決定する。
また、自動変速機3が無段変速機であれば、ECU20は、プーリー比を変更して変速比を低速走行側に変更させる。
(動作、作用等)
次に、本実施形態の車両1における動作、その作用等を説明する。
ECU20は、水温Twが第1水温判定用しきい値T1以上になると、その水温Twに応じた電制バルブ9の開度の制御を開始する。このとき、ECU20は、水温Twが高いほど電制バルブ9の開度を大きくする(前記ステップS1、前記ステップS2)。これにより、ラジエータ4で冷却されるエンジン冷却水の流量が増え、エンジン2を流れるエンジン冷却水の流量が増える。
そして、ECU20は、水温Twが第2水温判定用しきい値T2(第2水温判定用しきい値T2>第1水温判定用しきい値T1)以上になると、電制バルブ9の開度を最大開度(全開)にしつつ、電制バルブ9の開度を最大開度にしている時間をカウントする(前記ステップS3乃至ステップS5)。
その後、ECU20は、時間カウントが終了した時点で、未だに水温Twが第2水温判定用しきい値T2未満になってなく、エンジン回転数が低く、かつエンジン負荷が大きいときには、自動変速機3の変速比を低速走行側に変更する(前記ステップS6乃至ステップS10)。
以上のようにECU20が動作することで、電制バルブ9は、水温Twが第1水温判定用しきい値T1に達した時点から水温Twの上昇に応じて徐々に開いていき、水温Twが第2水温判定用しきい値T2に達したときに全開となる。これにより、車両1は、水温Twが第1水温判定用しきい値T1を超えたとき、その水温Twを低下させることができ(水温Twの上昇を抑制でき)、エンジン温度を低下させることができる。その結果、車両1は、エンジン2が異常燃焼する可能性が高い高水温状態(エンジン温度が高い状態)を回避し異常燃焼を抑制できる。
また、前述のように電制バルブ9の開度を制御しても、水温Twが第2水温判定用しきい値T2以上となる状態が続く場合には、エンジン回転数が低くかつエンジン負荷が大きくなっていることを条件に、変速比が低速走行側に変更される。これにより、車両1は、エンジン回転数を上昇させて異常燃焼を回避させることができる。
ここで、図5を用いて、ECU20等の動作例を説明する。
図5には、水温Twと電制バルブ9の開度との関係を示す。ここで、図5には、エンジン2が異常燃焼する可能性が高い水温(以下、上限温度という。)Tmaxも示している。
図5に示すように、ECU20は、水温Twが第1水温判定用しきい値T1以上になると(時間t1)、水温Twに応じた電制バルブ9の開度の制御を開始する。図5に示す例では、時間t1以降、水温Twが高くなっていくため、ECU20は、そのように高くなっていく水温Twに応じて電制バルブ9の開度を大きくしていく。
そして、図5に示すように、電制バルブ9の開度を大きくしたが、水温Twが上昇し続けるような場合には、ECU20は、水温Twが第2水温判定用しきい値T2に達したとき(時間t2)、電制バルブ9の開度を全開にする。図5に示す例では、電制バルブ9の開度を全開にすることによって、水温Twが上限温度Tmaxに向かって上昇することなく第2水温判定用しきい値T2から低下するようになる。これにより、エンジン2は、温度が低下するようになり、異常燃焼する可能性が高くなる状況になるのを回避できる。
また、前述の実施形態の説明では、電制バルブ9は、例えば、流量調整部を構成する。また、電制バルブ開度制御部21は、例えば、開度調整部を構成する。また、変速比制御部22は、例えば、変速比変更部を構成する。また、電制バルブ9及び電制バルブ開度制御部21は、例えば、燃焼状態制御装置を構成する。
(本実施形態の変形例)
本実施形態では、自動変速機3が複数の変速機構を有することもできる。例えば、複数の変速機構を有する自動変速機3としては、副変速機付自動変速機3が挙げられる。副変速機付自動変速機3は、主となる変速機構に加えて副変速機といったもう一つの変速機構を備えており、各変速機構の変速比を変更して変速比の変化幅を拡大させることを可能にした自動変速機である。例えば、副変速機として、高速走行用ギア(HIGHギア)及び低速走行用ギア(LOWギア)の2段の変速比を有する変速機が挙げられる。このような構成の副変速機は、高速走行用ギアから低速走行用ギアに変速することで、エンジン回転数を上昇させることができる。
本実施形態では、このように自動変速機3が複数の変速機構を有する場合、一方の変速機構の変速機構の変速比を低速走行側に変更することもでき、各々の変速機構の変速比を低速走行側に変更することもできる。そして、本実施形態では、自動変速機3が複数の変速機構を有する場合に、複数の変速機構それぞれの変速比を低速走行側に変更することで、自動変速機3全体としての変速比をより広い領域で変化させることができる。これにより、本実施形態では、エンジン2の回転数をより大きく上昇させることが可能になり、異常燃焼の発生を抑制することができる。
また、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1 車両、2 エンジン、3 自動変速機、4 ラジエータ、5 水温検出部、6 回転数検出部、7 負荷検出部、8 アクセル開度検出部、9 電制バルブ、20 ECU、21 電制バルブ開度制御部、22 変速比制御部

Claims (2)

  1. 内燃機関と、自動で変速比を変更可能な自動変速機と、前記内燃機関内を流れる冷却水が循環され前記冷却水の温度を低下させるラジエータと、前記ラジエータへの冷却水の流量を調整する流量調整弁と、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出部と、前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出部と、前記内燃機関の負荷を検出する負荷検出部とを有する車両の前記内燃機関の燃焼状態を制御する燃焼状態制御装置において、
    前記冷却水温度検出部が検出した冷却水の温度が高いほど前記流量調整弁の開度を大きくする開度調整部と、
    前記流量調整弁が最大開度となるまでは、前記冷却水の温度の上昇に伴って前記流量調整弁の開度を大きくして前記冷却水の温度を調整し、前記冷却水温度検出部が検出した冷却水の温度が、前記開度調整部が前記流量調整弁の開度を最大開度にしたときの前記冷却水の温度以上であり、前記回転数検出部が検出した内燃機関の回転数が予め設定された回転数よりも小さくかつ前記負荷検出部が検出した内燃機関の負荷が予め設定された負荷よりも大きいときに前記自動変速機の変速比を低速走行時に使用する変速比側に変更する変速比変更部と、
    を有することを特徴とする燃焼状態制御装置。
  2. 前記自動変速機は、複数の変速機構を有し、
    前記変速比変更部は、複数の変速機構それぞれの変速比を低速走行時に使用する変速比側に変更することを特徴とする請求項1に記載の燃焼状態制御装置。
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