JP5957698B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類等の洗濯をおこなうドラム式洗濯機に関する。
従来のドラム式洗濯機は、縦型洗濯機よりも使用水量が少なく、水槽内の洗濯物が全て洗濯水に浸る訳ではない為、水槽内の洗濯水をポンプによって回転槽内へ循環させて洗濯物に噴出している(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1のドラム式洗濯機は、循環ポンプのエア噛みを起こさない様に回転槽内の水位やポンプを制御することで、洗濯を効率良く行う様にしている。
特開2010−253099号公報
しかしながら、前記従来の構成では、循環ポンプのエア噛みを防止する為に回転槽内の水位のみを検出していたが、実際は洗濯中の回転槽の回転により発生する水流の影響も受け、更に発生する水流は回転槽の回転方向により異なる為、回転槽の回転方向に関係なく一様にポンプを制御するだけでは、ポンプのエア噛み発生を完全に抑制することが困難である、という課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯工程における回転槽の回転方向などの因子に関わらず、循環ポンプのエア噛み発生を抑制することで洗濯効率の優れた、ドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記水槽の下部に形成された凹状の排水溝と、前記排水溝の底部に設けられ、前記排水溝の中心線より側方寄りに位置する排水口と、前記排水口と連通し、前記水槽内の洗濯水を前記回転槽へ循環させる循環水路と、前記水槽内の洗濯水を前記循環水路に送水するポンプと、を備え、
前記ポンプは、前記回転槽が、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転のときに比べて駆動する総時間が短くなるようにしたものである。
このような構成によって、洗濯工程における回転槽の回転方向などの因子に関わらず、循環ポンプのエア噛み発生を抑制することができる。
本発明のドラム式洗濯機は、循環ポンプのエア噛み発生を抑制することで、洗濯効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構造を示す断面図 同ドラム式洗濯機の正面からみた要部断面図と洗濯水の流れを示す模式図 本発明の実施の形態1における洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャート 従来の洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態2における洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態3における洗濯機の正面からみた要部断面図 本発明の実施の形態3における洗濯機の上面からみた要部断面図 本発明の実施の形態4における洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態5における洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態6における洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態7における洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャート
本発明の洗濯機は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記水槽の下部に形成された凹状の排水溝と、前記排水溝の底部に設けられ、前記排水溝の中心線より側方寄りに位置する排水口と、前記排水口と連通し、前記水槽内の洗濯水を前記回転槽へ循環させる循環水路と、前記水槽内の洗濯水を前記循環水路に送水するポンプと、を備え、前記ポンプは、前記回転槽が、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転のときに比べて駆動する総時間が短いものである。
このような構成によって、前記回転槽が、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき生じる水流の影響により発生する循環ポンプのエア噛みを抑制することができる。
上記構成において、前記ポンプは、洗い工程において前記回転槽の回転方向に応じた制御が行われるようにしてもよい。
このような構成によって、洗い工程中の洗濯液に含まれる洗剤成分により生じる発泡によってポンプのエア噛みが助長される様な条件下でも、エア噛みを抑制することができる。
上記構成において、前記ポンプは回転速度可変のモータを有し、前記モータが所定の回転速度以上のとき、前記ポンプは、前記回転槽が、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転のときに比べて駆動する総時間が短くなるようにしてもよい。
このような構成によって、よりエア噛みが発生しやすい条件で運転を行っている時に確実にエア噛みを抑制することができる。
上記構成において、排水溝の排水口側の側壁に、排水口を覆う上部延設リブを形成するようにしてもよい。
このような構成によって、排水溝近傍における回転槽の回転方向が、排水溝の中心線側から排水口側に向かう場合、回転槽の回転によって発生する水流により、より確実にエア噛みの発生を抑制することができる。
上記構成において、前記回転槽は、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転のときに比べて、回転数が低くしてもよい。
このような構成によって、回転槽の回転によって発生する水流が小さくなり、より確実にエア噛みの発生を抑制することができる。
上記構成において、前記回転槽は、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転のときに比べて、回転時間が短くなるようにしてもよい。
このような構成によって、回転槽の回転によって発生する水流が影響する時間が短くなり、より確実にエア噛みの発生を抑制することができる。
本発明の洗濯機は、洗濯水を溜める水槽と、前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた回転槽と、前記回転槽を駆動するモータと、前記水槽の下部に形成された凹状の排水溝と、前記排水溝の底部に設けられ、前記排水溝の中心線より側方寄りに位置する排水口と、前記排水口と連通し、前記水槽内の洗濯水を前記回転槽へ循環させる循環水路と、
前記水槽内の洗濯水を前記循環水路に送水するポンプと、を備え、前記ポンプは回転速度可変のモータを有し、前記ポンプは、前記回転槽が、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転の場合に比べて、駆動する回転数が低くなるようにしたものである。
このような構成によって、前記回転槽が、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき生じる水流の影響により発生する循環ポンプのエア噛みを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る洗濯機について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構造を示す断面図である。図2は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の要部断面図である。図3は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャートである。
図1〜図3において、有底円筒形に形成された水槽2が筐体1内に弾性的に支持されている。この水槽2内に有底円筒形に形成された回転槽4が回転可能に配設されている。回転槽4の回転軸心10は、回転槽4の円筒形の中心線とほぼ一致しており、これは水槽2の円筒形の中心線ともほぼ一致している。水槽2および回転槽4は、前面側に各々、開口部5、6が設けられている。水槽2の開口部5側を筐体1の正面側にして、回転槽4の回転軸心10が水平方向から前上がりに傾斜(例えば、10〜20度)されて支持されている。回転軸心10が前上がりに傾斜することで、少量の水で深い貯水状態が得られ、節水性を向上することができる。しかし、節水性を考慮しなければ、回転軸心10は水平であってもよい。
水槽2の開口部5および回転槽4の開口部6に対向して、筐体1の前面に開閉自在な扉体7が設けられている。使用者は、扉体7を開くことにより、回転槽4に対して洗濯物を出し入れすることができる。なお、水槽2の開口部5の周囲には、柔軟な、例えばラバー等の弾性体によって成形されたベローズ8が配設されている。扉体7が閉じられると、その内面にベローズ8の一端が圧接し、開口部5と扉体7がシールされる。
水槽2の開口部5と反対側の端面には、回転槽4を回転駆動するモータ9が取り付けられている。モータ9のロータは、回転槽4の回転軸心10で回転槽4と連結されており、モータ9の回転は回転軸心10によって回転槽4に伝達される。回転槽4の周壁には、複数の突起体12が回転軸心10に向かって突出して設けられている。回転槽4が回転することにより、洗濯物が突起体12で引っ掛けられて上方に持ち上げられ、ある程度の高さから落下させるといった撹拌動作が行われる。
回転槽4の周壁には、小孔13が全周にわたって複数設けられており、水槽2内の洗濯水が所定の水位に溜まると、小孔13から回転槽4内に洗濯水が入ってくるように構成されている。
水槽2の上方には、洗剤を収容する洗剤容器14が設けられている。洗剤容器14は、水道の蛇口と接続されている給水弁15に接続されており、この給水弁15の開閉によって洗剤容器14への水道水の供給と停止が行われる。
水槽2の内底下部には凹形状の排水溝3が設けられる。排水溝3の底部かつ水槽2の最下点近傍には、水槽2内の洗濯水を排出する排水口17が設けられている。尚、排水口17は排水溝3の中心線3aより側方寄りに位置する様に形成される。排水口17の下流には、排水口17から排出される洗濯水を筐体1の外へと導く排水経路18が設けられている。排水経路18の途中には、排水経路18を開閉する排水弁19が設けられている。
排水口17には、水槽2から排出された洗濯水が回転槽4を経て、再び水槽2内へ導かれる循環水路20が接続されている。循環水路20は排水経路18と途中で分岐して設けられている。循環水路20の途中には、ポンプ21が設けられている。ポンプ21が駆動すると、水槽2内の洗濯水が排水口17から循環水路20内に引き込まれる。循環水路20に流入した洗濯水はポンプ21により加圧されて回転槽4へ送水される。このようにして、洗濯水は循環水路20を通して水槽2へ再度吐出される。
水槽2の前部内側には、回転槽4の開口部6側から見て、水槽2に設けた円形の開口部5の外周側にノズル水路22が設けられている。
ポンプ21により送水される水槽2内の洗濯水は、循環水路20を通ってノズル水路22から回転槽4の底部側に向けて矢印aのように噴出される。
図2(a)および(b)に示す通り、排水口17は凹状の排水溝3の片方の側壁3b近傍に設けられる。よって排水時および脱水時に洗濯水や泡が排出されやすい。即ち、図2(a)で回転槽4が矢印Aの方向に回転する場合、回転槽4の周りの洗濯水や泡の流れは破線矢印A´で表されるように、側壁3bと対抗する側の側壁3c周辺で乱流を起こし、排水口17への排出が良好に行われない。一方、図2(b)で回転槽4が矢印Bの方向に回転する場合、回転槽4の周りの洗濯水や泡の流れは破線矢印B´で表す通り、排水溝3から側壁3bを経て、速やかに排水口17へ排出される。ここで、回転方向Aは、回転槽4が、回転槽4の下部において排水口17側から排水溝3の中心3aに向かう方向として規定される。回転方向Bは、回転方向Aの逆回転方向であり、回転槽4が、回転槽4の下部において排水溝3の中心3aから排水口17側に向かう方向として規定される。
筐体1内の後方下部には、モータ9、給水弁15、排水弁19、ポンプ21等を制御し、洗濯、すすぎ、脱水の各工程の動作を設定されたプログラムに基づいて制御する制御手段32が設けられている。
以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下、その動作、作用を説明する。図3は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の洗濯工程の動作を示すタイムチャートである。
使用者が、扉体7を開いて回転槽4内に洗濯物を投入して運転を開始すると、制御手段32は、投入された洗濯物の量を検知する。その後、給水弁15を開き、洗濯水が洗剤容器14内に貯蔵された洗濯洗剤を溶かして、洗濯水が水槽2内に給水される。
水槽2内に溜められる洗濯水は水槽2の下部と連通した水位検知手段16によって検知される。洗濯物の量に応じて設定された水量が溜められると、制御手段32は、給水を停止して洗濯を開始する。回転槽4はモータ9によって正逆回転駆動され、回転槽4内に収容された洗濯物は、突起体12により回転方向に持ち上げられた後、落下し、洗濯物は叩き洗いの作用によって洗浄される。
洗濯水の水位は、叩き洗いの効果が得られるように洗濯物が洗濯水まで落下する距離が設定され、回転槽4内の下方まで洗濯水が溜められる。しかしながら、水槽2内の水位が低い状態では、洗濯物全体に洗濯水が行き渡りにくい。このため、回転槽4内の洗濯物に洗濯水を降りかけるべく、ポンプ21が動作すると、水槽2内の洗濯水は、水槽2の底部に設けた排水口17から循環水路20内に引き込まれ、ノズル水路22を経て回転槽4の底部に向けて噴出される。
ドラム式洗濯機の洗いおよびすすぎ工程では、ポンプ21は間欠的に駆動する。これにより回転槽4内の洗濯物全体に満遍なく洗濯水が供給される。ポンプ21が駆動すると回転槽4の開口部6近傍の洗濯物に十分に洗濯水が供給され洗濯物が含水する。一方で、回転槽4内の水位が下がり、回転槽4の底部11近傍の洗濯物は濡れにくくなる。逆にポンプ21が停止すると、回転槽4の開口部6近傍の洗濯物は濡れにくくなり含水率が低下する。一方で、回転槽4内の水位がポンプ21を駆動した時よりも上がることで、回転槽4の底部11近傍の洗濯物が十分に濡れる。これらの作用により、ポンプ21が間欠的に駆動することにより、含水と脱水が交互なされる。即ち、ポンプ21を間欠駆動させることで、洗濯物が回転槽4内部に充填して投入されていても、回転槽4の開口部6および底部11いずれに位置する洗濯物も交互に十分に濡らすことができる。
ここで、回転槽4の回転方向がAの場合にポンプ21が駆動する時間t1の総和Σt1をT1と定義する。回転槽4の回転方向がBの場合にポンプ21が駆動する時間t2の総和Σt2をT2と定義する。本実施の形態において、T1よりもT2が短くなる(T1>T2)ようにポンプ21が制御される。これにより、排水溝3近傍の洗濯水の流れに関係なく、即ち回転槽4の回転方向に関係なく、エア噛みの発生が抑制される。
これについて詳しく説明する。図4は従来のドラム式洗濯機の洗濯工程の動作を示すタイムチャートである。図4に示す通り、通常、ポンプ21の駆動時限は回転槽4の回転駆動と連動している。例えば、回転槽4の駆動は「回転方向Aで12秒、静止時間を2秒、回転方向Bで12秒、静止時間2秒」を一つの単位として繰り返し、ポンプ21は回転槽4の駆動と連動し「7秒駆動、7秒静止」を繰り返す。即ち、回転方向Aの時と回転方向Bの時で、ポンプ21を駆動している総時間は等しくなる。
ここで、一般的に、ポンプ21がエア噛みするか否かは回転槽4内の水位に依存する。ポンプ21を駆動すると、前述の通り、回転槽4内の洗濯物に洗濯水が供給され含水されることで回転槽4内の水位が下がる。よって、ポンプ21の駆動開始時と駆動終了時(洗濯物が含水した状態)では水位は異なり、エア噛みしない様に水位設定するには、駆動終了時の水位が重要となる。
しかしながら、回転槽4内の水位が同じでも回転槽4の回転方向によりポンプ21のエア噛みの発生頻度や発生するエア噛みの程度は大きく異なる場合がある。詳細が図2および図3を用いて説明される。
図2(a)で示す通り、回転槽4の回転方向がAの場合、洗濯水の流れA´は排水溝3部で乱流となる。排水口17からの洗濯水の排出、即ちポンプ21から見た洗濯水の吸い込みは流れと逆方向であるために阻害される。この結果、エア噛みが発生し易くなる。一方、図2(b)で示す通り、回転槽4の回転方向がBの場合、洗濯水の流れB´は排水口17からの洗濯水の排出、即ちポンプ21から見た洗濯水の吸い込みを促進する。この為、エア噛み発生の確率が非常に低くなる。つまり、回転槽4の回転方向がAの場合にポンプ21がエア噛みし始める水位アよりも、回転槽4の回転方向がBの場合にポンプ21がエア噛みし始める水位イは低くなる(水位ア>水位イ)。
よって、回転槽4内の水量が同じでも回転槽4の回転方向により、ポンプ21のエア噛みの発生頻度や発生するエア噛みの程度は大きく異なる。回転方向Aの時と回転方向Bの時で、ポンプ21を駆動している総時間を等しくする場合は、回転方向Aの時もエア噛みしない様な十分高い水位に設定する必要がある。但しこの場合、エア噛みを防止するためだけのために無用に多くの水量を必要とする弊害が生じる。
そこで本発明は、図3に示す通り、回転槽4の回転方向がBの場合にポンプ21を駆動する総時間T1よりも、回転槽4の回転方向がAの場合にポンプ21を駆動する総時間T2が短くなる(T1>T2)ようにポンプ21が制御される。これにより、排水溝3近傍の洗濯水の流れに関係なく、即ち回転槽4の回転方向に関係なく、エア噛みの発生が抑制される。即ち、回転方向Aの場合、ポンプ駆動をエア噛み開始水位アに到達しない短時間t2(例えば4秒程度)で停止し、回転方向Bの場合、ポンプ駆動をエア噛み開始水位イに到達しない時間t2(例えば10秒程度)で停止させる。これにより、無用に高い水位設定にすることなく、エア噛みが防止される。また、更にエア噛みを防止する為に、回転方向Aの場合にポンプ21が駆動しない構成としても良い。
所定の洗い時間が経過すると、排水弁19が開かれ、水槽2内の洗濯水は排水経路18を通して排水される。排水完了後、新たにすすぎ用の洗濯水が給水されてすすぎ工程が実行される。すすぎ工程における回転槽4の動作は、洗濯工程と同様である。すすぎ工程でもポンプ21が駆動しすすぎ用の洗濯水が吐出される。すすぎ用の洗濯水が回転槽4内の洗濯物全体に満遍なく供給されることにより、効果的にすすぎが行われる。
所定回数のすすぎ工程が終わると、排水弁19を開いて水槽2内のすすぎ用の洗濯水が排水される。回転槽4が高速で回転して、洗濯物に含まれているすすぎ用の洗濯水が脱水される。脱水工程が所定時間実行されると運転は終了する。なお、乾燥装置を設け、脱水工程に続いて乾燥工程を実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯工程における回転槽4の回転方向などの因子に関わらず、ポンプ21のエア噛み発生を抑制することで、洗濯効率を向上させることができる。
また、上記構成において、特に、洗い工程では洗濯液に洗剤成分が含まれる為、すすぎ工程よりも発泡が生じ易い。また、洗濯液の発泡はエア噛みの発生を助長する。即ち、より発泡し易い洗い工程の方がすすぎ工程に比べてポンプ21がエア噛みし易くなる。この為、すすぎ工程よりも洗い工程で、上述の通り回転槽4の回転方向がBの場合にポンプ21が駆動される総時間T1よりも、回転槽4の回転方向がAの場合にポンプ21を駆動す
る総時間T2が短くなる(T1>T2)ように制御した方が、よりエア噛みの抑制に効果的である。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態において、ポンプ21が可変速のモータを有する点が実施の形態1とは異なる。その他の構成、動作は実施の形態1を援用する。以下、異なる点のみが説明される。
ポンプ21は、例えば回転速度制御が可能であるDCブラシレスモータを有する。DCブラシレスモータが用いられた場合、吐出される循環水の流量、流速が調整される。ポンプ21は、吐出される循環水の上下方向の角度、左右方向の広がり度合いを変えることができる。この結果、ポンプ21により回転槽4内の洗濯物に対し満遍なくかつ最適な位置に循環水を供給可能となり、洗い性能およびすすぎ性能を高めることができる。さらに、ポンプモータ109の電流は電流検知手段により制御手段32に入力され適正な電流が消費されているかどうかが検知される。
本実施の形態において、ポンプ21の回転数は回転槽4の回転とともに可変制御される。ドラム式洗濯機の洗いおよびすすぎ工程における第1の工程では、より多くの洗濯水を循環させるべくポンプ21の回転数が高く(例えば4000rpm)設定される。第2の工程では、洗剤による異常発泡を抑制するために第1の工程よりポンプ21の回転数が低く(例えば2500rpm)設定される。第1の工程および第2の工程は、適宜、繰り返される。
ここで、図5(a)に示す通り、第2の工程においては、ポンプ21による洗濯水の循環量が少ない為、回転槽4の回転方向に関わらずエア噛みの発生は起こりにくい。一方、第1の工程においては、洗濯水の循環量が多いので、回転槽4の回転方向によってはエア噛みが発生しやすくなる。よって、上述の実施の形態1と同様に、回転槽4の回転方向がBの場合にポンプ21を駆動する総時間T1(H)よりも、回転槽4の回転方向がAの場合にポンプ21を駆動する総時間T2(H)が短くなる(T1(H)>T2(H))ように制御される。このようにすれば、エア噛みを抑制できる。
しかしながら、洗濯水の循環量が少ない第2の工程においては、第1の工程と同様に(T1(L)>T2(L))となる様に制御すると、回転槽4内の洗濯物への洗濯水の供給、即ち洗濯効率が不均一になるという弊害がある。ここでのポンプ21の駆動時間は、例えば、t1(H)およびt1(L)を10秒、t2(H)およびt2(L)を4秒である。
そこで、図5(b)に示す通り、第1の工程では(T1(H)>T2(H))とし、第2の工程では(T1(L)<T2(L))とすることで、上記の弊害を回避できる。即ち、例えば第1の工程の洗濯水の供給量が第2の工程の洗濯水の供給量の略2倍の場合、t1(H)を5秒、t2(H)を2秒、t1(L)を4秒、t2(L)を10秒とすることで、回転槽4内の洗濯物への洗濯水の供給量は回転槽4の回転方向に関わらず一定となり、洗濯効率の不均一さの回避に効果的である。
なお、本発明の各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせても実施可能である。よって、他の実施の形態のもしくは他の実施の形態の一部と組み合わせたものも開示される。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態におけるドラム式洗濯機の正面からみた要部断面図、図7は、本発明の実施の形態4における洗濯機の上面からみた要部断面図である。本実施の形態において、排水溝3の排水口17側の側壁3bには、排水口17を覆う上部に位置した延設リブ3dが設けられる。その他の構成、動作は実施の形態1、2を援用する。以下、異なる点のみが説明される。
図6(a)および(b)に示す通り、排水溝3の側壁3b上に排水口17を覆う延設リブ3dを形成することで、回転槽4の回転方向がAおよびBのどちらの場合でも、洗濯水の流れA’およびB’が排水口17からの洗濯水の排出、即ちポンプ21から見た洗濯水の吸い込みを促進する効果が得られる為、エア噛み発生の抑制により効果的である。
なお、本発明の各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせても実施可能である。よって、他の実施の形態のもしくは他の実施の形態の一部と組み合わせたものも開示される。
(実施の形態4)
図8は、本発明の第4の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態において、回転槽4の回転数が回転方向によって異なる。その他の構成、動作は実施の形態1、2を援用する。以下、異なる点のみが説明される。
図2(a)に示すように、回転槽4の回転方向がAの場合、洗濯水の流れA´が排水溝3で乱流となる。このとき、排水口17からの洗濯水の排出、即ちポンプ21から見た洗濯水の吸い込みが阻害されるので、回転槽4の回転による乱流の発生が抑制されるように制御がなされる。すなわち、回転槽4は、回転方向がAのときには、回転方向がBの場合と比べ、低い回転数で回転する。例えば、回転槽4の回転数は、通常45rpmの所を35rpm程度とする。これにより、洗濯水の流れA´を弱めて、結果、エア噛みの発生が抑制される。
なお、本発明の各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせても実施可能である。よって、他の実施の形態のもしくは他の実施の形態の一部と組み合わせたものも開示される。
(実施の形態5)
図9は、本発明の第5の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態において、回転槽4の回転時間は、回転槽4の回転方向によって変化する。その他の構成は実施の形態1〜4を援用する。以下、異なる構成、動作のみが説明される。
図9に示す通り、回転槽4の回転方向がAの場合、洗濯水の流れA´が排水溝3部で乱流となる。このとき、排水口17からの洗濯水の排出、即ちポンプ21から見た洗濯水の吸い込みが阻害されるので、回転槽4の回転による乱流の発生が抑制されるように制御がなされる。すなわち、回転槽4は、回転方向がBの場合と比べて回転時間が短い。例えば、通常12秒の所を3秒程度に制御されることで、洗濯水の流れA´が洗濯水の吸い込みを阻害する期間が短縮され、その結果、エア噛みの発生が抑制される。
なお、本発明の各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせても実施可能である。よって、他の実施の形態のもしくは他の実施の形態の一部と組み合わせたものも開示される。
(実施の形態6)
図10は、本発明の第6の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態において、ポンプ21の回転数は、回転槽4の回転方向によって異なる。その他の構成、動作は実施の形態1〜5を援用する。以下、異なる点のみが説明される。
図10に示す通り、回転槽4の回転方向がAの場合、洗濯水の流れA´が排水溝3部で乱流となる。このとき、排水口17からの洗濯水の排出、即ちポンプ21から見た洗濯水の吸い込みが阻害されるので、回転方向がBの場合と比べポンプ21の回転数が低く制御される。例えば、ポンプ21は、通常3500rpmの所を2500rpm程度の回転数で回転する。これにより、洗濯水の流れA´が洗濯水の吸い込みを阻害したとしても、エア噛みの発生が抑制される。更に、ポンプ21の駆動制御は一定の間欠駆動を繰り返すので、より簡便なものとなる。
なお、本発明の各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせても実施可能である。よって、他の実施の形態のもしくは他の実施の形態の一部と組み合わせたものも開示される。
(実施の形態7)
図11は、本発明の第7の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗濯時の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態において、ポンプ21は、回転槽4の回転方向によって駆動回数が異なる。その他の構成は、実施の形態1〜6を援用する。以下、異なる点のみが説明される。
図11に示す通り、回転槽4の回転方向がAの場合、洗濯水の流れA´が排水溝3部で乱流となる。このため、排水口17からの洗濯水の排出、即ちポンプ21から見た洗濯水の吸い込みが阻害される場合は、ポンプ21は回転方向がBの場合と比べて、単位時間あたりの駆動回数が多くなるよう制御される。このときの駆動回数は、回転方向Bに比べて回転方向Aのときに、ポンプ21の駆動回数は例えば2倍となる。単位時間あたりのポンプ21の駆動回数が多い場合には、単位時間当たりの停止回数も多くなる。よって、ポンプ21が停止している間に、洗濯物が含水している洗濯水は洗濯物から排出される、よって、水槽2内の水位は高くなる。このため、ポンプ21の駆動回数が多ければ、水位が維持されやすいため、ポンプ21のエア噛み発生水位まで水位が低下せず、エア噛みが抑制される。
以上より、回転方向がAの場合にポンプ21が駆動する総時間(T2)と、回転方向がBの場合にポンプ21が駆動する総時間(T1)は等しくなる(T1=T2)。この場合にも、エア噛みが抑制される。これにより、回転槽4内の洗濯物への洗濯水の供給量は回転槽4の回転方向に関わらず一定となり、洗濯効率の不均一さの回避に効果的である。
なお、ポンプ21が駆動する総時間は必ずしも回転方向A、Bで一致していなくてもよい。
なお、本発明の各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせても実施可能である。よって、他の実施の形態のもしくは他の実施の形態の一部と組み合わせたものも開示される。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、回転槽の回転方向などの因子に関わらず、循環ポンプのエア噛み発生を抑制することができ、洗濯効率の優れたドラム式洗濯
機として有用である。
1 筐体
2 水槽
3 排水溝
3b、3c 側壁
3d 延設リブ
4 回転槽
5、6 開口部
7 扉体
8 ベローズ
9 モータ
10 回転軸心
11 底部
12 突起体
13 小孔
14 洗剤容器
15 給水弁
16 水位検知手段
17 排水口
18 排水経路
19 排水弁
20 循環水路
21 ポンプ
22 ノズル水路
25 流入口
32 制御手段

Claims (7)

  1. 洗濯水を溜める水槽と、
    前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた回転槽と、
    前記回転槽を駆動するモータと、
    前記水槽の下部に形成された凹状の排水溝と、
    前記排水溝の底部に設けられ、前記排水溝の中心線より側方寄りに位置する排水口と、
    前記排水口と連通し、前記水槽内の洗濯水を前記回転槽へ循環させる循環水路と、
    前記水槽内の洗濯水を前記循環水路に送水するポンプと、を備え、
    前記ポンプは、前記回転槽が、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転のときに比べて駆動する総時間が短いことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記ポンプは、洗い工程において前記回転槽の回転方向に応じた制御が行われることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記ポンプは回転速度可変のモータを有し、
    前記モータが所定の回転速度以上のとき、前記ポンプは、前記回転槽の回転方向に応じた制御が行われることを特徴とする請求項1または2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記排水溝の前記排水口側の側壁に、前記排水口を覆う上部延設リブを形成することを特徴とする請求項1〜3記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記回転槽は、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転のときに比べて低い回転数で回転することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記回転槽は、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転のときに比べて、回転時間が短いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のドラム式洗濯機。
  7. 洗濯水を溜める水槽と、
    前記水槽内に回転可能に配設され前面側に開口部を設けた回転槽と、
    前記回転槽を駆動するモータと、
    前記水槽の下部に形成された凹状の排水溝と、
    前記排水溝の底部に設けられ、前記排水溝の中心線より側方寄りに位置する排水口と、
    前記排水口と連通し、前記水槽内の洗濯水を前記回転槽へ循環させる循環水路と、
    前記水槽内の洗濯水を前記循環水路に送水するポンプと、を備え、
    前記ポンプは回転速度可変のモータを有し、
    前記ポンプは、前記回転槽が、下部において前記排水口側から前記排水溝の中心に向かう方向に回転するとき、逆回転の場合に比べて、駆動する回転数が低いことを特徴とするドラム式洗濯機。
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