JP5949628B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の雌端子と、これらの雌端子にそれぞれ嵌合して当該雌端子と電気的に接続される複数の雄端子と、を備えたコネクタであって、例えば前記雌端子同士を短絡させるためのジョイントコネクタに好適なものに関する。
従来、複数の雌端子と、これらの雌端子にそれぞれ嵌合される複数の雄端子と、を備えたコネクタとして、例えば特許文献1に記載されるジョイントコネクタが知られている。このジョイントコネクタは、複数の電線のそれぞれの端末に装着される複数の雌端子と、複数の雄端子及びこれらをつなぐ部分を一体に有する短絡用のバスバーと、このバスバーを保持するハウジングと、を備える。
前記ハウジングには、前記雌端子がそれぞれ特定方向に挿入可能な複数のキャビティと、各キャビティ内に挿入される雌端子を係止する複数のランスと、が形成され、前記バスバーは前記キャビティ内に挿入された雌端子とその挿入方向と平行な方向に嵌合するように配置される。前記各ランスは、各雌端子の挿入方向と直交する方向に弾性的に撓み変形しながら当該雌端子から退避することが可能な形状を有し、当該雌端子が完全に挿入された段階でその弾性復帰力で前記雌端子と係合することによりその抜けを防止する。このようにして、各キャビティ内に挿入される雌端子はその挿入方向に沿って前記バスバーの雄端子と嵌合するとともに当該キャビティ内に位置するランスに係止される。
特開2012−150938号公報
前記コネクタでは、ハウジング内で雌端子を保持する力、すなわち当該ハウジングから雌端子が抜けるのを防止する力は、当該ハウジング内で前記雌端子と係合するランスの特性(特に弾性復帰力)に依存するが、当該ランスのみでは、雌端子の抜けを十分な力で阻止することができない場合がある。この場合、前記ランスに加えて前記雌端子を二重で係止するための複雑な構造のリテーナを前記ハウジングに付加しなければならず、コネクタ全体の構造は複雑となり大幅なコストアップは回避できない。
さらに、前記各雌端子について防水が要求される場合には、ゴム等の弾性材からなる複雑な形状の防水用弾性材を各所に配置しなければならず、その構造はさらに複雑となる。
本発明は、このような事情に鑑み、端子係止用の撓み変形可能なランスやリテーナを要することなく十分な力で各端子を保持することが可能なコネクタを提供し、さらに好ましくは、簡素な構造で各端子の防水を一括して行うことが可能なジョイントコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決することが可能なコネクタを提供する。このコネクタは、複数の電線の端末にそれぞれ装着される複数の雌端子と、これらの雌端子を所定の配列で保持する雌端子ホルダと、前記各雌端子にそれぞれ嵌合可能な複数の雄端子と、これらの雄端子を一括して保持する雄端子ホルダと、を備える。雌端子ホルダは、それぞれの雌端子を保持する雌端子保持部を有し、この雌端子保持部は、前記各雌端子を収容するための空間であって前記雌端子と前記雄端子とが互いに嵌合する方向である端子嵌合方向と直交する方向の外側に開放された複数のキャビティを画定するとともに、そのキャビティ内に収容される前記各雌端子に対してこれに嵌合する雄端子と反対の側から当接することにより当該雄端子から離れる方向への雌端子の離脱を阻止する雌端子係止部を有する。前記雄端子ホルダは、前記各雄端子をこれらの雄端子が前記各雌端子と嵌合することが可能な配列で保持する雄端子保持部と、前記雌端子保持部に保持される雌端子を前記各雌端子と前記各雄端子とが嵌合した状態で外側から拘束するように前記雌端子保持部と嵌合される雌端子拘束部と、を有する。前記雌端子ホルダ及び前記雄端子ホルダは、前記雌端子保持部と前記雌端子拘束部との嵌合状態をロックするように互いに係合する嵌合ロック部を有する。
このコネクタによれば、各雌端子は雌端子ホルダの雌端子保持部が画定する各キャビティ内に対してその開放側すなわち端子嵌合方向と直交する方向の外側への変位を許容されながら容易にセットされることができ、その後、雄端子ホルダに保持されている各雄端子と前記各雌端子との嵌合を伴いながら当該雄端子ホルダの雌端子拘束部が雌端子ホルダの雌端子保持部に嵌合され、かつ、これらの嵌合が嵌合ロック部同士の係合によってロックされることにより、前記雌端子拘束部が前記雌端子保持部にセットされている各雌端子を外側から拘束する状態を保つことができる。そして、この拘束状態では、そのセットされた位置に拘束されている各雌端子に対して雌端子係止部が雄端子と反対の側から当接した状態を維持できるため、撓み変形可能なランスや複雑な構造のリテーナを雌端子ホルダに付加することなく当該雄端子から離れる方向への雌端子の離脱(抜け)を確実に阻止することができる。
なお、ランスやリテーナを付加することなく(要することなく)とは、当該ランスやリテーナを含むコネクタを本発明の技術的範囲から完全に除外する趣旨ではない。例えば、前記雌端子係止部に加えて補助的なランスを付加する場合でも、従来のコネクタのようにランスを主に雌端子を係止するものに比べて構造の簡素化及び雌端子の抜けの確実な防止という効果を両立できることに変わりはない。
この出願の第1の発明では、さらに、前記雌端子保持部は前記雌端子を前記端子嵌合方向と直交する方向の内側から支持する基壁を有し、前記雌端子係止部は、前記基壁から前記端子嵌合方向の外向きに突出する。
前記第1の発明では、さらに、前記雌端子保持部は、前記キャビティの後端部分を外側から覆う覆い壁を有し、この覆い壁の内側を通るようにして前記雌端子が前記キャビティ内に後ろ側から挿入される。前記覆い壁は前記キャビティの後側部分で前記雌端子を拘束することにより、その保持状態をより安定させることができる。
さらに、この場合、前記雌端子係止部は、前記端子挿通孔に挿通される雌端子がその挿通方向に沿って前記雌端子係止部を乗り上げることを可能にするように傾斜した傾斜面を有することが、好ましい。この傾斜面は前記端子挿通孔に前記雌端子を挿通する作業によってそのまま当該雌端子を所定の雌端子保持位置すなわち当該雌端子に対して前記雌端子係止部が後ろ側から当接する位置にセットすることを可能にする。
前記第1の発明において、前記覆い壁は、前記各雌端子に対応して形成された複数の可撓片を有し、これらの可撓片は、挿入される雌端子と接触することにより外向きに弾性的に撓み変位することにより当該雌端子が前記雌端子係止部に乗り上げることを許容するとともに、その弾発力によって挿入後の雌端子を外側から内側に向かって押圧することにより当該雌端子の浮きを抑止する。これらの可撓片を含む覆い壁は、より大きな領域にわたって前記雌端子を拘束してその保持状態をより安定させることが可能である。
本発明は、前記各雄端子が前記雌端子と同様に電線の端末に装着されるコネクタ、すなわち電線同士を接続するコネクタや、前記各雄端子が回路基板に実装されるピン型の端子である基板実装用コネクタにも適用することが可能であるが、前記雌端子同士を短絡させる、いわゆるジョイントコネクタに特に有用である。具体的に、この出願に係る第2の発明は、前記雄端子が配列される方向に延びてこれらの雄端子同士をつなぐ短絡部をさらに備え、この短絡部及び前記各雄端子が単一の導電材からなる短絡部材を構成し、前記雄端子保持部は前記短絡部材のうちの少なくとも短絡部をこの短絡部から前記各雄端子が前記雌端子拘束部の側に突出するように保持する。
この第2の発明において、前記雄端子ホルダは、端壁と、この端壁の周縁から雌端子ホルダ側に延びて前記端壁と反対の側で開口部を囲む周壁とを有し、前記端壁が前記雄端子保持部を含み、前記周壁が前記雌端子拘束部を含む。このような端壁及び周壁を有する形状、すなわち容器状に形成された雄端子ホルダは、その内部に前記各雄端子を含む短絡部材及び前記雌端子を収容してこれらを確実に保護することができる。
さらに、この構造では、前記雌端子ホルダがその雌端子保持部よりも後ろ側に位置するシール部材を備えることにより、簡素な構造で前記短絡部材及び前記各雌端子を確実に防水することが可能である。具体的に、前記シール部材は、弾性部材からなり、前記雄端子ホルダの周壁の内周面に全周にわたって密着する外周面を有するのが、よい。このシール部材は、前記短絡部材及びその各雄端子に嵌合される各雌端子を前記雄端子ホルダ内に閉じ込めながら当該雄端子ホルダの開口すなわち当該雄端子ホルダの周壁の端部に囲まれた開口を塞ぐことにより、前記短絡部材及び前記各雌端子を一括して防水することができる。すなわち、前記周壁の内周面を伝って雄端子ホルダ内に水分が浸入するのを防ぐことができる。
前記シール部材は、前記各雌端子及び当該雌端子につながる前記電線が挿通可能な複数の端子挿通孔をそれぞれ囲む内周面を有し、当該内周面は、前記各端子挿通孔に挿通される電線の外周面に密着する形状を有するものが、好適である。このシール部材は、前記周壁の内周面に沿う水分の浸入だけでなく、前記各電線の外周面に沿う水分の浸入も防ぐことができる。すなわち、この構造では単一のシール部材で全箇所での防水を達成することができる。
前記第2の発明では、当該周壁の内周面は、前記雌端子保持部に対してその正規のセット位置よりも端子嵌合方向と直交する方向の外側に浮いている雌端子を当該周壁内への前記雌端子保持部の挿入に伴って前記正規のセット位置へ押さえ込むように傾斜する押え込み部を含む。この押え込み部は、仮に特定の雌端子が雌端子保持部における正規のセット位置に完全にセットされていない状態で当該雌端子保持部が前記周壁の内側に挿入される場合にもその挿入に伴って当該雌端子を当該正規のセット位置へ押し込むことで、コネクタの接続信頼性を高めることができる。
以上のように、本発明によれば、端子係止用のランスやリテーナを要することなく十分な力で各端子を保持することが可能なコネクタが提供される。さらに好ましくは、簡素な構造で各端子の防水を一括して行うことが可能なジョイントコネクタが提供される。
本発明の実施の形態に係る防水ジョイントコネクタの組立斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 前記防水ジョイントコネクタの雌端子ホルダの組立斜視図である。 前記雌端子ホルダの分解斜視図である。 前記雌端子ホルダの断面平面図である。 前記雌端子ホルダの底面図である。 前記雌端子ホルダのシール部材の端子挿通孔に雌端子が挿通される前の状態を示す断面正面図である。 前記雌端子が前記端子挿通孔に挿通された後であって前記雌端子ホルダの雌端子保持部の正規のセット位置にセットされる前の状態を示す断面正面図である。 前記雌端子が前記正規のセット位置にセットされた後の状態を示す断面正面図である。 前記防水ジョイントコネクタにおいて前記雌端子ホルダの雌端子保持部が雄端子ホルダの周壁の内側に嵌入される途中の状態であって当該周壁の内側面の押え込み部が前記雌端子保持部における雌端子を押え込む前の状態を示す断面正面図である。 前記防水ジョイントコネクタにおいて前記雌端子ホルダの雌端子保持部が雄端子ホルダの周壁の内側に嵌入される途中の状態であって前記押え込み部が前記雌端子保持部における雌端子を押え込んだ後の状態を示す断面正面図である。 前記雌端子ホルダの雌端子保持部の変形例を示す斜視図である。 図13に示す雌端子保持部の平面図である。 図14のXV−XV線断面図である。
本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態に係るコネクタは防水機能をもつジョイントコネクタであるが、本発明は、後にも述べるように、ジョイントコネクタ以外のコネクタにも適用し得るものである。
図1〜図3は、この実施の形態に係るジョイントコネクタの全体構成を示す。このジョイントコネクタは、複数の雌端子10と、これらの雌端子10を所定の配列で保持する雌端子ホルダ20と、前記各雌端子10にそれぞれ嵌合可能な複数の雄端子部32を含む一対の短絡部材30と、これらの短絡部材30を保持する雄端子ホルダ40と、を備える。
前記各雌端子10は、複数の電線Wの端末にそれぞれ装着される。各電線Wは、中心導体と、これを被覆する絶縁被覆と、を有し、前記雌端子10は当該中心導体と導通するように当該電線Wの端末に圧着される。具体的に、この実施の形態に係る雌端子10は単一の金属板を曲げ加工することにより形成されるもので、前記雄端子部32が嵌入可能な雌型の電気接触部12と、前記電線Wの端末にこれを抱き込むように圧着される電線圧着部14と、を一体に有する。
前記雌端子ホルダ20は、図4〜図10にも示すように、雌端子保持部50と、シール部材60と、バックホルダ70と、を有する。
前記雌端子保持部50は、前記各雌端子10を所定の配列で保持するもので、この実施の形態では前記各雌端子10が上下2列にわたって整列される位置でそれぞれ保持する。具体的に、この雌端子保持部50は、平板状の基壁51と、この基壁51の両面(図1,図4及び図5に示す姿勢では上下面)から立ち上がる複数の仕切り壁52及び前壁53と、一対の覆い壁59と、前記基壁51の両外側に設けられたバックホルダ連結部54と、を一体に有する。
前記仕切り壁52は、端子嵌合方向、すなわち、前記雌端子10とこれに対応する後述の雄端子部32とが互いに嵌合する方向(図2及び図8〜図10では左右方向)に沿って延び、前記基壁51とともに複数のキャビティ55を画定する。各キャビティ55は、それぞれの雌端子10を個別に収容するための空間であって、前記端子嵌合方向と直交する方向の外側(基壁51と反対の側;図2,図4,図5及び図8〜図10では上側及び下側)に開放された空間である。従って、このキャビティ55内には、対応する雌端子10が前記外側への変位を許容されながらセットされることが可能である。
前記前壁53は、前記基壁51の前端(雄端子部32側の端)において立直し、各キャビティ55内にセットされる雌端子10の前端位置を規制する。前壁53には、各キャビティ55に対応する複数の貫通孔53aが形成されている。これらの貫通孔53aは、前記各雄端子部32の挿通を許容して当該雄端子部32が前記キャビティ55内の雌端子10の電気接触部12に対して嵌入することを可能にする。
前記覆い壁59は、各列のキャビティ55の後端部分を外側すなわち前記基壁51と反対の側から覆うようにこれらキャビティ55を横切る形状を有する。すなわち、この実施の形態に係るキャビティ55は、その長手方向(端子嵌合方向と平行な方向)の全域にわたって開放されているのではなく、その後端部分が覆い壁59によって覆われている。従って、この実施の形態に係る各キャビティ55には雌端子10が後ろ側から端子嵌合方向と平行な方向に挿入されるようにしてセットされる。
前記基壁51の両面からは複数の第1雌端子係止部56及び第2雌端子係止部57が突出している。各第1及び第2雌端子係止部56,57は、各キャビティ55内において互いに前後に並ぶ位置に形成され、当該キャビティ55内にセットされる雌端子10に対してその後ろ側すなわち雄端子部32と反対の側から当接することにより、当該雄端子部32から離れる方向への雌端子10の離脱を阻止する形状を有する。具体的に、前記第1雌端子係止部56は前記雌端子10における電気接触部12の中間部位で基壁51側に突出する部分12aに当接する位置に形成され、第2雌端子係止部57は前記電気接触部12の後端12bに当接する位置に形成されている。
前記各雌端子係止部56,57の後ろ側部分(雄端子部32と反対側の部分)は、図8〜図10に示すように、前記各キャビティ55に対して前記端子嵌合方向と平行な方向に挿入された雌端子10がその挿入方向に沿って当該雌端子係止部56,57を乗り上げることを可能にする傾斜面56a,57aをそれぞれ有する。具体的に、各傾斜面56a,57aは、雌端子10の挿入方向の前側(雄端子部32側)に向かうに従って高くなる向きに傾斜しており、前記端子嵌合方向と平行な方向に移動する雌端子10が前記傾斜面56a,57aと摺接しながら円滑に各雌端子係止部56,57を乗り上げる(すなわち端子嵌合方向と直交する方向の外側に変位する)ことを可能にする形状、すなわち、前記キャビティ55に対して前記雌端子10を端子嵌合方向と平行な方向に挿入する作業の延長でそのまま当該雌端子10を所定の雌端子保持位置すなわち当該雌端子10に対して前記雌端子係止部56,57が後ろ側から当接する位置にセットすることを可能にする形状、を有する。
本発明では、一つの雌端子10に対して必ずしも複数の雌端子係止部が設けられる必要はない。例えば、前記第1雌端子係止部56が省略されて前記第2雌端子係止部57のみで雌端子10が係止されることも可能である。
前記各バックホルダ連結部54は、前記シール部材60を越えてさらにその後ろ側の前記バックホルダ70に連結されることにより、当該バックホルダ70と雌端子保持部50との間でシール部材60が挟持されるのを可能にするもので、前記基壁51よりも後ろ側に延びるアーム58を有する。各アーム58の後端には内向きに突出する係止部58aが形成されている。
前記シール部材60は、前記雌端子保持部50よりも後ろ側すなわち雄端子部32と反対の側に位置し、後述のように前記雄端子ホルダ40と協働して前記各雌端子10及び短絡部材30の防水を一括して行う機能を有する。
前記シール部材60は、ゴム等の弾性部材によりブロック状に形成されたもので、複数の端子挿通孔62をそれぞれ囲む内周面を有する。各端子挿通孔62は、前記各雌端子10及び当該雌端子10につながる前記電線Wが後ろ側すなわち雄端子部32との反対の側から挿通可能な形状を有し、前記内周面は、当該端子挿通孔62に挿通される電線Wの外周面に密着する形状を有する。この実施の形態では、シール部材60の各内周面が図3に示すような複数本の突条62aを有し、これらの突条62aが径方向の外向きに弾性圧縮変形しながらその弾発力で電線Wの外周面に対して全周にわたり密着することにより、当該外周面を伝っての水分の浸入を阻止する。
前記シール部材60の両側部分には、これを前後方向(端子嵌合方向と平行な方向)に貫通する貫通孔64が設けられている。これらの貫通孔64は、当該貫通孔64に前記各バックホルダ連結部54のアーム58が前側(雌端子保持部50側)から挿通されて当該アーム58の後端が前記シール部材60の後端からさらに後方に突出するのを許容する形状を有する。
前記バックホルダ70は、前記各バックホルダ連結部54のアーム58の後端と連結されることにより、前記雌端子保持部50との間で前記シール部材60を挟持する。このバックホルダ70には、前記シール部材60の各端子挿通孔62と対応する複数の端子挿通孔72と、前記各アーム58に対応する一対の貫通孔74と、が形成されている。
前記各端子挿通孔72は、前記各端子挿通孔62と同じく前記各雌端子10及びこれにつながる電線Wが後ろ側から挿通されるのを許容する形状を有する。すなわち、これらの端子挿通孔72は、前記各端子挿通孔62とともに、各雌端子10が当該端子挿通孔72,62に対して後ろ側から挿入されてそのままキャビティ55内にセットされることを可能にする。
前記各貫通孔74内には、図6に示すような段部75が形成されている。この段部75は、前記各アーム58の係止部58aと係合可能な形状を有し、当該係合によりバックホルダ70は雌端子保持部50に係止されて当該雌端子保持部50とともに前記シール部材60を挟持する状態を維持する。
この実施の形態に係るシール部材60、雌端子保持部50及びバックホルダ70には、当該雌端子保持部50及びバックホルダ70に対する前記シール部材60の相対位置を決めるための手段が設けられている。具体的に、前記雌端子保持部50の基壁51の後端面及びバックホルダ70の前端面からは複数の突起51a,73がそれぞれ突出し、前記シール部材60の前後両面にはそれぞれ前記突起51a,73が嵌入可能な穴61,63が設けられている。
前記各雌端子係止部56,57の後ろ側部分(雄端子部32と反対側の部分)は、図8〜図10に示すように、前記端子挿通孔72,62に挿通された雌端子10がその挿通方向に沿って進行しながら(すなわちキャビティ55に挿入されながら)当該雌端子係止部56,57を乗り上げることを可能にする傾斜面56a,57aをそれぞれ有する。具体的に、各傾斜面56a,57aは、前側(雄端子部32側)に向かうに従って高くなる(外側に変位する)向きに傾斜することにより、前記端子嵌合方向と平行な方向に移動する雌端子10が前記傾斜面56a,57aと摺接しながら円滑に各雌端子係止部56,57を乗り上げることを可能にする形状を有する。すなわち、前記端子挿通孔62,72に前記雌端子10を挿通する作業の延長でそのまま当該雌端子10を所定の雌端子保持位置すなわち当該雌端子10に対して前記雌端子係止部56,57が後ろ側から当接する位置にセットすることを可能にする形状を有する。
前記短絡部材30は、単一の導電材である金属板により形成され、前記各雄端子部32と短絡部34とを一体に有する。前記各雄端子部32は、前記基壁51の両側においてそれぞれ保持される雌端子10の配列に対応した配列で並び、前記短絡部34はこれらの雄端子部32同士をつなぐようにその配列方向に延びる形状を有する。従って、この短絡部34は、前記各雄端子部32に嵌合される雌端子10を相互に電気的に接続する(すなわち短絡する)ことが可能である。
前記雄端子ホルダ40は、端壁42及び周壁44を有する。前記端壁42は、前記雌端子保持部50をその先端側から覆う形状を有し、前記周壁44は前記端壁42の周縁から雌端子ホルダ20側に延びる筒状(この実施の形態では雌端子10の配列方向と平行な方向に長い小判状)をなす。この周壁44の端部は、当該周壁44の他の部分よりも径の大きい後端部46であって、前記端壁42と反対の側すなわち後ろ側で開口部を囲む端部を構成する。
前記端壁42は、前記各短絡部材30を保持する雄端子保持部を含む。具体的に、前記端壁42には、一対の保持用溝41が形成されている。これらの保持用溝41は、当該保持用溝41に対して前記短絡部材30の短絡部34が前記周壁44の内側の空間の側から圧入されることが可能な形状を有する。この圧入により、前記端壁42は、この端壁42から前記短絡部材30の各雄端子部32が周壁44の内側の空間内に突出するように、そして、これらの雄端子部32が前記各雌端子と嵌合することが可能な配列で、当該短絡部材30の前記短絡部34を保持する。
前記周壁44は、雌端子拘束部を含む。この雌端子拘束部は、その内側に前記雌端子ホルダ20の雌端子保持部50が嵌入可能であり、かつ、その嵌入状態で前記雌端子保持部50に保持される雌端子10を当該雌端子10と前記各雄端子部32とが嵌合した状態で外側から拘束する形状を有する。
前記周壁44の内周面は、前記雌端子10を押さえ込むための押え込み部45を含む。この押え込み部45は、図11に示すように前記雌端子保持部50に対してそのキャビティ55内の正規のセット位置よりも端子嵌合方向と直交する方向の外側(図11では上側)に浮いている雌端子10を当該周壁44内への前記雌端子保持部50の挿入に伴って前記正規のセット位置へ押さえ込むように、前側に向かうに従って内側に迫る向きに傾斜している。
前記シール部材60は、前記周壁44の後端部46の内周面46aに対して全周にわたり密着する外周面66を有する。具体的に、この外周面66は前後方向に並ぶ複数本の突条66aを有し、各突条66aは全周にわたって連続する形状を有する。そして、これらの突条66aが内向きに弾性圧縮変形するとともにその弾発力で前記内周面46aに全周にわたり密着することにより、シール部材60は、前記短絡部材30及びその各雄端子部32に嵌合される各雌端子10を前記雄端子ホルダ40内に閉じ込めながら前記周壁44の後端部46に囲まれた開口を塞ぐことができる。
前記雌端子ホルダ20及び前記雄端子ホルダ40は、前記雌端子保持部50と前記周壁44の雌端子拘束部との嵌合状態をロックするように互いに係合する嵌合ロック部をそれぞれ有する。具体的に、前記雄端子ホルダ40の周壁44の後端部46の外周面上には当該外周面から外向きに突出するロック用突起48が形成され、前記雌端子ホルダ20におけるバックホルダ70からは前記後端部46側に向かって延びるロック用アーム78が形成されている。このロック用アーム78は空間78aを囲む枠状をなし、前記雌端子保持部50と前記雌端子拘束部とが完全に嵌合した状態で前記ロック用突起48が前記空間78a内に嵌り込んで前記ロック用アーム78に係止されるように前記ロック用突起48及び前記ロック用アーム78の相対位置が設定されている。
次に、このジョイントコネクタの使用要領について説明する。
1)雌端子保持部50への雌端子10のセット(図8〜図10)
まず、雌端子ホルダ20の雌端子保持部50において画定された各キャビティ55内に雌端子10がセットされる。この実施の形態では、各電線Wの端末に装着された雌端子10が雌端子ホルダ20に対して後ろ側から各キャビティ55内に挿入される。具体的に、各雌端子10は、バックホルダ70の端子挿通孔72及びシール部材60の端子挿通孔72に順に挿通され、そのまま対応するキャビティ55内にその後ろ側から(覆い壁59の内側を通るようにして)挿入される。
この挿入の際、前記各キャビティ55は前記覆い壁59よりも前側の領域で外側に開放されていて当該外側への雌端子10の変位を許容するため、前記雌端子10はその挿入方向に沿って各雌端子係止部57,56の後ろ側の傾斜面57a,56a上を乗り上げるようにしながら前進し、前壁53に到達する。このようにして雌端子10は、その電気接触部12の中間部位における突出部分12a及び当該電気接触部12の後端12bに対して前記雌端子係止部56,57が後ろ側から当接する位置(正規のセット位置)にセットされることが可能である。
一方、各雌端子10につながっている各電線Wも、前記シール部材60の端子挿通孔62及び前記バックホルダ70の端子挿通孔72にそれぞれ挿通される。このとき、前記シール部材60のうち前記端子挿通孔62をそれぞれ囲む内周面(図3に示す複数の突条62aを含む面)は、前記電線Wの外周面に対して全周にわたり密着し、これにより、当該外周面を伝って水分がコネクタ内に浸入するのを阻止する。
2)各雌端子10と雄端子部32との嵌合(図11,図12)
前記のようにして各雌端子10がキャビティ55内にセットされた雌端子保持部50が、雄端子ホルダ40の周壁44の内側に嵌入される。この嵌入に伴い、その挿入方向と平行な方向(端子嵌合方向)に沿って各雌端子10と(端壁42に保持されている)短絡部材30の各雄端子部32とが嵌合し、これらの嵌合により、短絡部材30を媒介とした雌端子10同士の短絡が達成される。
ここで、図11に示すように一部の雌端子10がその正規のセット位置よりも外側(図8では上側)に浮いている場合、周壁44の押え込み部45が当該雌端子10を外側から当該正規のセット位置へ押し込む。従って、前記雌端子10の少なくとも一部のセットが不完全な状態のまま雌端子保持部50と周壁44との嵌合が開始されても、その嵌合の進行に伴って前記押え込み部45が(セットが不完全な)前記雌端子10を強制的に正規のセット位置へ押し込むことにより、当該雌端子10とこれに対応する雄端子部32との正常な嵌合を保証することができ、コネクタの接続信頼性を高めることができる。
前記の嵌合が完了するのに伴い、嵌合ロック部同士の係合、具体的にこの実施の形態では雄端子ホルダ40のロック用突起48とバックホルダ70のロック用アーム78との係合、により、雌端子10と雄端子部32との嵌合及び周壁44と雌端子保持部50との嵌合がロックされる。この状態では、前記周壁44が前記各雌端子10を外側(端子嵌合方向と直交する方向の外側;図11,図12では上側及び下側)から拘束する、すなわち当該外側への雌端子10の変位を規制する、ことにより、当該雌端子10に対して各雌端子係止部56,57が当接する状態を維持することができる。これにより、従来のコネクタのように可撓性を有するランスや複雑な構造のリテーナを付加することなく、しかもこれらによる係止よりも強固に各雌端子10を保持することができ、当該雌端子10の抜けすなわち前記雄端子部32から離れる向きへの離脱を確実に防ぐことができる。
具体的に、従来のコネクタでは、雌端子の挿入に伴って外向きに退避するように撓み変形するランスによって当該雌端子の係止が行われていたため、当該ランスのみで十分な雌端子の保持(引き抜き力に対する抵抗)を行うことができない場合があり、この場合にはさらに複雑な構造のリテーナを加えて二重係止を行うことが必要であるが、図1〜図12に示されるジョイントコネクタでは、雌端子保持部50の各キャビティ55が外側に開放された形状であって雌端子10が当該外側に変位するのを許容する形状であるために雌端子係止部56,57は従来のランスのように撓み変形する必要がなく、しかも、これら雌端子係止部56,57を含むキャビティ55にセットされた雌端子10を当該雌端子保持部50の外側に嵌合する周壁44が当該外側から拘束することで前記雌端子係止部56,57と前記雌端子10との係合を保持することができる。これらのことは、簡素な構造でしかも十分な保持力で各雌端子10を各キャビティ55内に保持することを可能にする。また、雄端子ホルダ40は前記各雌端子10及び短絡部材30をその内部に収容することで一括して有効に保護することができる。
さらに、この実施の形態に係るジョイントコネクタでは、前記雌端子保持部50の後ろ側に位置するシール部材60の外周面66が前記周壁44の後端部46の内周面46aに対して全周にわたり密着することにより、当該内周面46aを伝っての水分の浸入を阻止することができる。すなわち、当該シール部材60は前記雄端子ホルダ40の容器形状を利用して当該雄端子ホルダ40内に前記雌端子10及び短絡部材30を密封することができ、これにより、当該雌端子10及び短絡部材30を一括して防水することができる。
特に、この実施の形態に係るシール部材60は、各端子挿通孔62をそれぞれ囲む内周面を有して当該内周面が各雌端子10につながる電線Wの外周面に対して全周にわたり密着する形すなわち、このジョイントコネクタでは、単一のシール部材60で全箇所での必要な防水を達成することができる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されない。本発明は例えば次のような実施の形態を含むことができる。
本発明において、キャビティが開放される領域の大きさは仕様に応じて適宜設定されればよい。例えば、前記覆い壁59の一部が図13〜図15に示すような複数の可撓片59aを含んでいてもよい。これらの可撓片59aは、前記各雌端子10に対応して形成され、前記覆い壁59の本体部分から前側に延び、挿入される雌端子10と接触するのに伴って当該可撓片59aの前端が上向きに変位するように弾性的に撓み変形する。この撓み変形は、前記雌端子10が前記可撓片59aと接触しながらも各雌端子係止部56,57に乗り上げるように(外側に)変位することを許容するとともに、当該可撓片59aがその弾発力によって挿入後の雌端子10を外側から内側に向かって押圧することにより当該雌端子10の浮きを抑止することを可能にする。このような可撓片59aを含むことにより、前記覆い壁59は、より大きな領域にわたって前記雌端子10を拘束してその保持状態をより安定させることが可能である。
前記雌端子保持部50において、前記各キャビティ55は前記基壁51の片側にのみ形成されていてもよい。この場合、雄端子ホルダ40は単一の短絡部材30のみを保持すればよい。
本発明は、必ずしも防水機能を有するものに限定されない。防水を要しない場合、シール部材60が省略可能であることは勿論のこと、雄端子ホルダ40は前記のような容器状すなわち端壁42と周壁44とを一体に有する形状でなくてもよい。例えば、各キャビティ55内にセットされている各雌端子10を個別に拘束する複数の雌端子拘束部を有するものでもよい。
本発明は、雌端子を係止するためのランスやリテーナを含むコネクタを技術的範囲から完全に除外する趣旨ではない。例えば、図13〜図15に示される前記可撓片59aの前端が前記雌端子係止部に加えて補助的なランスを付加する場合でも、従来のコネクタのようにランスを主に雌端子を係止するものに比べて構造の簡素化及び雌端子の抜けの確実な防止という効果を両立できることに変わりはない。
本発明は、前記各雄端子が前記雌端子と同様に電線の端末に装着されるコネクタ、すなわち電線同士を接続するコネクタや、前記各雄端子が回路基板に実装されるピン型の端子である基板実装用コネクタにも適用されることが、可能である。
W 電線
10 雌端子
12 電気接触部
14 電線圧着部
20 雌端子ホルダ
30 短絡部材
32 雄端子部
34 短絡部
40 雄端子ホルダ
41 保持用溝
42 端壁
44 周壁
45 押え込み部
46 周壁の後端部
46a 周壁の後端部の内周面
48 ロック用突起
50 雌端子保持部
51 基壁
52 仕切り壁
55 キャビティ
56 第1雌端子係止部
56a 第1雌端子係止部の傾斜面
57 第2雌端子係止部
57a 第2雌端子係止部の傾斜面
59 覆い壁
60 シール部材
62 端子挿通孔
66 シール部材の外周面

Claims (5)

  1. コネクタであって、
    複数の電線の端末にそれぞれ装着される複数の雌端子と、
    これらの雌端子を所定の配列で保持する雌端子保持部を有し、この雌端子保持部は、前記各雌端子を収容するための空間であって前記雌端子と前記雄端子とが互いに嵌合する方向である端子嵌合方向と直交する方向の外側に開放された複数のキャビティを画定するとともに、そのキャビティ内に収容される前記各雌端子に対してこれに嵌合する雄端子と反対の側から当接することにより当該雄端子から離れる方向への雌端子の離脱を阻止する雌端子係止部を有する、雌端子ホルダと、
    前記各雌端子にそれぞれ嵌合可能な複数の雄端子と、
    これらの雄端子を一括して保持する雄端子ホルダであって、前記各雄端子をこれらの雄端子が前記各雌端子と嵌合することが可能な配列で保持する雄端子保持部と、前記雌端子保持部に保持される雌端子を前記各雌端子と前記各雄端子とが嵌合した状態で外側から拘束するように前記雌端子保持部と嵌合される雌端子拘束部と、を有するものと、を備え、
    前記雌端子ホルダ及び前記雄端子ホルダは、前記雌端子保持部と前記雌端子拘束部との嵌合状態をロックするように互いに係合する嵌合ロック部を有し、
    前記雌端子保持部は、前記雌端子を前記端子嵌合方向と直交する方向の内側から支持する基壁を有し、前記雌端子係止部は、前記基壁から前記端子嵌合方向の外向きに突出し、
    前記雌端子保持部は、前記キャビティの後端部分を外側から覆う覆い壁を有し、この覆い壁の内側を通るようにして前記雌端子が前記キャビティ内に後ろ側から挿入され、
    前記覆い壁は、前記各雌端子に対応して形成された複数の可撓片を有し、これらの可撓片は、挿入される雌端子と接触することにより外向きに弾性的に撓み変位することにより当該雌端子が前記雌端子係止部に乗り上げることを許容するとともに、その弾発力によって挿入後の雌端子を外側から内側に向かって押圧することにより当該雌端子の浮きを抑止する、コネクタ。
  2. 請求項記載のコネクタであって、前記雌端子係止部は、前記端子挿通孔に挿通される雌端子がその挿通方向に沿って前記雌端子係止部を乗り上げることを可能にするように傾斜する傾斜面を有する、コネクタ。
  3. コネクタであって、
    複数の電線の端末にそれぞれ装着される複数の雌端子と、
    これらの雌端子を所定の配列で保持する雌端子保持部を有し、この雌端子保持部は、前記各雌端子を収容するための空間であって前記雌端子と前記雄端子とが互いに嵌合する方向である端子嵌合方向と直交する方向の外側に開放された複数のキャビティを画定するとともに、そのキャビティ内に収容される前記各雌端子に対してこれに嵌合する雄端子と反対の側から当接することにより当該雄端子から離れる方向への雌端子の離脱を阻止する雌端子係止部を有する、雌端子ホルダと、
    前記各雌端子にそれぞれ嵌合可能な複数の雄端子と、
    前記雄端子が配列される方向に延びてこれらの雄端子同士をつなぐ短絡部と、
    前記複数の雄端子を一括して保持する雄端子ホルダであって、前記各雄端子をこれらの雄端子が前記各雌端子と嵌合することが可能な配列で保持する雄端子保持部と、前記雌端子保持部に保持される雌端子を前記各雌端子と前記各雄端子とが嵌合した状態で外側から拘束するように前記雌端子保持部と嵌合される雌端子拘束部と、を有するものと、を備え、
    前記雌端子ホルダ及び前記雄端子ホルダは、前記雌端子保持部と前記雌端子拘束部との嵌合状態をロックするように互いに係合する嵌合ロック部を有し、
    前記短絡部及び前記各雄端子が単一の導電材からなる短絡部材を構成し、前記雄端子保持部は前記短絡部材のうちの少なくとも短絡部をこの短絡部から前記各雄端子が前記雌端子拘束部の側に突出するように保持し、
    前記雄端子ホルダは、端壁と、この端壁の周縁から雌端子ホルダ側に延びて前記端壁と反対の側で開口部を囲む周壁とを有し、前記端壁が前記雄端子保持部を含み、前記周壁が前記雌端子拘束部を含み、
    前記周壁の内周面は、前記雌端子保持部に対してその正規のセット位置よりも端子嵌合方向と直交する方向の外側に浮いている雌端子を当該周壁内への前記雌端子保持部の挿入に伴って前記正規のセット位置へ押さえ込むように傾斜した形状を有する押え込み部を有する、コネクタ。
  4. 請求項記載のコネクタであって、前記雌端子ホルダがその雌端子保持部よりも後ろ側に位置するシール部材を備え、このシール部材は、弾性部材からなり、前記雄端子ホルダの周壁の内周面に全周にわたって密着する外周面を有する、コネクタ。
  5. 請求項記載のコネクタであって、前記シール部材は、前記各雌端子及び当該雌端子につながる前記電線が挿通可能な複数の端子挿通孔をそれぞれ囲む内周面を有し、この内周面は、前記端子挿通孔に挿通される電線の外周面に密着する形状を有する、コネクタ。
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