JP5948985B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、搬入された用紙、記録紙、転写紙、OHPシートなどのシート状記録媒体(本明細書では、単に「用紙」と称す)に予め設定された用紙処理を施す用紙処理装置、及びこの用紙処理装置と複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機などの画像形成装置と含む画像形成システムに関する。
従来から画像形成されたシートに対して、整合処理、綴じ処理、穴明け処理などの用紙処理を行う所謂用紙処理装置が広く知られ、この種の用紙処理装置を画像形成装置の後段に備えた画像形成システムが近年広く用いられている。このような画像形成システムでは、小型化の要求があり、その要求に応えた種々のシステムが提案されている。
この既提案の技術として、例えば特許文献1及び2に開示された発明が公知である。このうち特許文献1(特開2006−240759号公報)には、装置本体上部に原稿読取部が配置され、装置本体下部に給紙部が配置され、原稿読取部と給紙部との間に印字部が配置され、装置本体の空間に印字部による印字後に装置本体から搬送される用紙に対して、複数の用紙後処理を施すことが可能な用紙後処理部と用紙が排出される排出部とが配置されている画像形成装置が記載されている。
また、特許文献2(特開平11−011787号公報)には、後処理された用紙を画像形成装置の用紙搬送方向に対して垂直に、用紙処理トレイから用紙積載トレイに向かって移送する移送手段が、用紙を移送して元の所定位置に戻る際に、移送手段の上部に位置する補助トレイから供給される用紙を移送手段の上面に載置して前記所定位置の方向へ引き戻すように構成された用紙後処理装置が記載されている。
特許文献1の発明では、装置本体の空間に印字部による印字後に装置本体から搬送される記録用紙に対して、複数の用紙後処理を施すことが可能な用紙後処理部と記録用紙が排出される排出部とが配置され、小型化を図っている。しかし、装置本体からSEF(ShortEdgeFeed:短手端面搬送)で記録用紙が搬送されてきた場合、記録用紙の搬送方向と平行な長手端面側に後処理を施すことは不可能である。仮に搬送方向と平行な長手端面側に処理可能なパンチ機能とステープル機能及び処理後の用紙積載機能を配置した場合、それぞれ機能において、用紙長さと同じ長さ以上の配置スペースが必要となってしまい、小型化の要望に応えることはできない。
また、特許文献2の発明では、用紙を通紙方向に対して直交する方向に移送する移送手段を備えているが、この移送手段は、用紙の引き戻しや排出といった用紙移送のためだけに用いられており、例えば用紙の位置決めを行おうとした場合には、新たに別の機構を設ける必要がある。そのため、部品点数や機械サイズの増大を招いてしまい、用紙後処理部を画像形成装置本体の空間に配置する際に不利であった。
いずれにしても画像形成装置本体の所謂胴内空間に排紙トレイも含んだ状態で用紙処理装置を配置できるだけの小型化は実現されていなかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、省スペース化を図った上で複数の用紙処理を可能とすることにある。
前記課題を解決するため、本発明の一態様は、搬入されてきた用紙の前記搬入方向と平行な端面側に予め設定された処理を施す処理手段と、前記処理手段によって処理された用紙を、搬入されてきた方向に対して直交する方向に搬送する搬送方向変換手段と、前記搬送方向変換手段によって変換された用紙搬送方向の下流側に設けられ、前記処理手段によって処理された用紙を積載する積載手段と、を有し、前記搬送方向変換手段が、前記用紙の搬入されてきた方向と平行な用紙端面を押さえて整合させる一対の整合部材からなる用紙処理装置であって前記整合部材の下方に設けられ、前記搬送方向変換手段によって方向変換され、前記積載手段側に排紙される用紙を当該積載手段側に排紙する前に一時的に積載する一時積載手段と、前記一時積載手段に積載された用紙束に対して前記用紙が搬入されてきた方向と平行な用紙端面側に綴じ処理を行う綴じ手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、省スペース化を図った上で複数の用紙処理が可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムのシステム構成の概略を示す図である。 用紙後処理装置の概略構成を示す平面図である。 図2におけるB−B線で断面したときの用紙後処理装置の概略構成を示す図である。 用紙後処理装置に搬送された用紙の移動方向を示す図である。 穿孔処理を行う際の動作を示す動作説明図で、搬送ローラ対から用紙が排出された直後の状態を示す。 穿孔処理を行う際の動作を示す動作説明図で、用紙後端が排紙ローラ対を抜けた直後の状態を示す。 穿孔処理を行う際の動作を示す動作説明図で、図6の状態の後、第1及び第2のジョガーにより用紙搬送方向と平行な側の用紙端面の位置決めを行うときの状態を示す。 穿孔処理を行う際の動作を示す動作説明図で、図7の状態の後、パンチ整合ジョガーにより用紙搬送方向と直交する側の用紙端面の位置決めを行うときの状態を示す。 穿孔処理を行う際の動作を示す動作説明図で、図8の状態の後、穿孔処理を行うときの状態を示す。 シフト処理を行う際の動作を示す動作説明図で、画像形成装置正面から見て左側にシフト排紙する場合の状態を示す。 シフト処理を行う際の動作を示す動作説明図で、第2のジョガーを退避位置に退避させたときの状態を示す。 シフト処理を行う際の動作を示す動作説明図で、用紙の搬送方向下流側の端面を落下させて排紙トレイに排紙するときの初期の状態を示す。 シフト処理を行う際の動作を示す動作説明図で、用紙の搬送方向下流側の端面を落下させて排紙トレイに排紙するときの終期の状態を示す。 シフト処理を行う際の動作を示す動作説明図で、次用紙受け入れのために第1のジョガーを受け入れ位置に復帰させるときの状態を示す。 シフト処理を行う際の動作を示す動作説明図で、用紙を排紙トレイへと排紙し、積載するときの状態を示す。 シフト処理を行う際の動作を示す動作説明図で、画像形成装置正面から見て左側にシフト排紙する場合の状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、用紙を支持した状態で第1及び第2のジョガーを整合位置から排紙トレイに移動させるときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、第1のジョガーを動かして用紙受け入れ位置に移動させるときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、第2のジョガーをステープルモード押し出し位置に移動させるときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、支持していた用紙端面をステープルトレイ上に落下させるときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、図20の状態から次用紙の用紙受け入れ位置へ移動するときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、用紙をステープルトレイ上に受け入れ、用紙端面の整合が完了するのを待つときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、通知された用紙サイズに従ってステープル整合ジョガーを移動させるときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、ステープル整合ジョガーを再びホーム位置へと退避させるときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、ステープルユニットをホーム位置から所定の綴じ位置へと移動させておくときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、用紙束に綴じ処理を行うときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、通紙が継続されて次に形成される用紙束に綴じ処理を行うときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、ステープルユニットをホーム位置に移動させるときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、排紙ローラ9と従動コロにより用紙束を挟持したときの状態を示す。 ステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図で、用紙束を排紙トレイに向かって排紙するときの状態を示す。 本発明の実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
本発明は、画像形成装置本体からの用紙搬送方向と直交する方向に用紙を排紙し、その間に用紙搬送方向と平行な端面側で複数の用紙処理を可能としたことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムのシステム構成の概略を示す図である。同図において、本実施形態に係る画像形成システムは画像形成装置本体100、用紙後処理装置200、及び画像読み取り装置300から構成されている。
画像形成装置本体100は、間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置であり、図においてほぼ中央部に4色の作像ステーション111が配置された作像部110、この作像部110の下方に隣接して設けられた光書き込み部(不図示)、作像部110の下方に設けられた給紙部120、給紙部120でピックアップされた用紙を2次転写部140及び定着部150に搬送する給紙搬送路(縦搬送路)130、画像が定着された用紙を用紙処理装置200側に搬送する排紙経路160、一面に画像が形成された用紙を反転して他面に画像形成させるための両面搬送路170を備えている。
作像部110は、前記作像ステーション111のYMCK各色用の感光体ドラムと、この感光体ドラムの外周に沿って配置された帯電ユニット、現像ユニット、1次転写ユニット、クリーニングユニット、及び除電ユニットと、感光体ドラムに形成された画像を1次転写ユニットによって中間転写する中間転写ベルト112と、感光体ドラムに色毎に画像を書き込む光書き込みユニットとを備えている。光書き込みユニットは、作像ステーション111の下側に配置され、中間転写ベルト112は作像ステーション111の上側に配置されている。
中間転写ベルト112は複数の支持ローラによって回転可能に支持され、そのうちの1つの支持ローラ114は2次転写部140で中間転写ベルト112を介して2次転写ローラ115と対向し、中間転写ベルト112上の画像を用紙に2次転写できるようになっている。符号116は交換可能に配置されたトナー収容容器である。
なお、間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置の画像形成プロセスは公知であり、本発明の要旨とは直接関係しないので、詳細な説明は省略する。
給紙部120は給紙トレイ121、ピックアップローラ122、給紙搬送ローラ123を備え、給紙トレイ121からピックアップした用紙を縦搬送路130に沿って上方に送り出す。送り出された用紙は2次転写部140で画像が転写され、定着部150に送られる。定着部150は定着ローラと加圧ローラを備え、用紙が両者間のニップを通過する過程で、加熱及び加圧が行われ、トナーが用紙に定着される。
定着部150の下流には、排紙搬送路160と両面搬送路170が設けられ、両者は分岐爪161によって2方向に分岐し、用紙後処理装置200側に搬送される場合と、両面搬送路170に搬送される場合とで搬送路が選択される。なお、分岐爪161の用紙搬送方向上流側の直近には分岐搬送ローラ162が設けられ、用紙へ搬送力を付与している。
用紙後処理装置200は、画像形成装置本体100の内部に配置され、画像形成装置本体100から搬送された画像形成済み用紙に所定の処理を施し、最下流に位置する排紙トレイ210に積載するもので、詳細については後述する。
画像読み取り装置300は、コンタクトガラス上にセットされた原稿を光走査して原稿面の画像を読み取る公知のものである。画像読み取り装置300自体の構成及び機能は公知であり、本発明の要旨とは直接関係しないので、詳細な説明は省略する。
大略前記のように構成された画像形成装置本体100では、画像読み取り装置300から読み取られた原稿データあるいは外部のPCなどから転送された印刷データに基づいて書き込みに使用する画像データを生成し、その画像データに基づいて光書き込みユニットから各感光体ドラムに対して光書き込みが行われ、各作像ステーションで色毎に形成された画像が順次中間転写ベルト112に転写され、中間転写ベルト112上に4色の画像が重畳されたカラー画像が形成される。
一方、給紙トレイ121からは前記画像形成に応じて用紙が給送される。用紙は、中間転写部140の直前の図示しないレジストローラ位置で一旦停止し、中間転写ベルト112上の画像先端とタイミングを合わせて送り出され、中間転写部140で2次転写され、定着部150へと送り込まれる。
定着部150で画像が定着された用紙は、片面印刷の場合及び両面印刷の両面印刷後の場合には、分岐爪161の切り替え動作により排紙経路160側へ搬送され、両面印刷の場合には両面搬送路170側へ搬送される。両面搬送路170に搬送された用紙は、反転後、最後中間転写部140に送り込まれて、他側の面に画像が形成された後、排紙経路160側に返送される。排紙経路160側に搬送された用紙は、用紙後処理装置200に搬送され、用紙後処理装置200で所定の用紙処理を施し、あるいは、処理なしで排紙トレイ210に排紙される。
2.用紙処理装置
図2は用紙後処理装置の概略構成を示す平面図、図3は図2におけるB−B線で断面したときの用紙後処理装置の概略構成を示す図、図4は用紙後処理装置に搬送された用紙の移動方向を示す図である。
図2ないし図4において、用紙後処理装置200は、用紙搬送方向(矢印d1方向)上流側から入口ローラ対201、排紙搬送路202、搬送ローラ対203、穿孔部としてのパンチユニット251、クロス搬送部としての第1のジョガー252及び第2のジョガー253、一時積載部としてのステープルトレイ261、突き当て部材としての基準フェンス262、戻し部材としての戻しコロ264、綴じ部としてのステープルユニット263、排紙部としての排紙ローラ209及び排紙ガイド板212、積載部としての排紙トレイ210から主に構成されている。
すなわち、用紙後処理装置の用紙受け入れ部には画像形成装置本体100の排紙搬送路から用紙を受け入れる入口ローラ対201、受け入れた用紙をパンチユニット251まで搬送する排紙搬送路202及び搬送ローラ対203が設けられ、不図示の入口モータにより入口ローラ対201及び搬送ローラ対203を回転させることによって排紙搬送路202に沿って用紙を搬送する。また、排紙搬送路202には不図示の入口センサが配置され、用紙の先端と後端の検知、及び検知した用紙の先端と後端の検知タイミングとステッピングモータである入口モータの駆動のステップ数により各用紙処理を行う際のタイミングをとっている。
画像形成装置をコンパクトにするため、用紙後処理装置200は、搬送ローラ対203より下流ではSEF(ShortEdgeFeed:短手端面搬送)にて用紙を搬送し、パンチ、ステープル等の後処理を画像形成装置本体100の搬送方向d1と平行な用紙端面(図3A)に施す必要がある。そこで、搬送ローラ対203より下流では、用紙の搬送方向を画像形成装置本体100の搬送方向d1に対し垂直な搬送方向d2に切り替え、用紙の処理を行う。
また、ステープルトレイ206の最下流側には排紙ガイド板212と排紙ローラ209が設けられている。排紙ローラ209による搬送は、従動コロ213との間で行われる。従動コロ213は排紙ガイド板212の可動端に設けられ、ステッピングモータ213aにより上下動可能であり、排紙ローラ209と従動コロ213により用紙Pを挟持して搬送する。
排紙トレイ210の用紙処理装置200本体部への取り付け部には、排紙トレイ2103上に積載された用紙Pを押さえるための用紙押さえ220が配置され、ソレノイド221のON/OFFにより用紙押さえ解除動作と用紙押さえ動作が行われる。すなわち、用紙の搬送にあわせてソレノイド221をONして用紙押さえ220の押圧動作を解除し、用紙Pが排紙ローラ209を通過したらソレノイド221をOFFして用紙押さえを行う。なお、用紙Pが排紙ローラ209を通過したタイミングでソレノイド221をOFFしても、ソレノイド221及び用紙押さえ220の動作遅れにより、用紙Pが排紙ローラ209を通過し、排紙トレイ210上に落下した後、重力の作用により用紙Pが搬送方向とは逆の方向に滑り落ち、エンドフェンス225に突き当たった後に用紙押さえ220により用紙Pは可動トレイ部222b上で押さえられる。あるいは、用紙Pが排紙ローラ209を通過したタイミングをトリガとして予め設定されたディレイ時間を設定して用紙押さえ220により用紙Pを押さえるようにすることもできる。
排紙トレイ210は、搬送方向下流側の固定トレイ部222aと上流側の可動トレイ部222bを備え、可動トレイ部222bはトレイDCモータ223a及びカム・リンク機構223bにより上下動する。可動トレイ部222bは上流側の端部が回動端となって支軸223cを介して固定トレイ部222aに揺動可能に軸支され、カム・リンク機構223bの作動端がこの可動トレイ部222bに連結されている。これにより、トレイDCモータ223aが回転し、この回転に応じて可動トレイ部222bが前記支軸223cを中心に揺動する。
この可動トレイ部222bは、排紙された用紙枚数が一定枚数に達すると、後述の制御部からの指令によりトレイDCモータ223aが回転し、可動トレイ部222bの自由端を下降させる。また、用紙押さえ220には不図示のトレイ紙面センサが配置され、用紙押さえ220が用紙を押さえた状態でトレイ紙面センサがOFFであれば排紙トレイ210を紙面センサがONするまで上昇させ、紙面センサがONしていれば一旦紙面センサがOFFするまで排紙トレイ210を下降させ、再度ONするまで上昇させることによって用紙Pが積載された排紙トレイ210の高さを一定に保つようになっている。
このように、排紙トレイ210の用紙積載状態に応じて可動トレイ部222bの自由端を上下させ、排紙ローラ209のニップ部から可動トレイ部222bの用紙積載部までの距離を一定に保つことにより、排紙ローラ209から排紙される用紙と可動トレイ部222bの接触角度を一定にし、排紙トレイ210に積載される用紙の揃え品質を安定させることができ、また多枚数の積載が可能となる。
ステープルトレイ261には、ステープル整合ジョガー265及び固定フェンス266が設けられ、パンチユニット251の近傍には、パンチ整合コロ255及びパンチ整合ジョガー256が設けられている。パンチ整合コロ255は入口モータによって回転駆動され、用紙に対し離接可能な後処理部整合コロとして機能する。パンチ整合ジョガー256は用紙先端の位置を規制する後処理部整合フェンスとして機能する。
このように大略構成された用紙後処理装置では、穿孔処理が実行されるとともに、シフトモード、及びステープルモードでそれぞれシフト処理及びステープル処理が行われる。以下、それぞれについて説明する。
2.1 穿孔処理
図5ないし図9は用紙後処理装置で穿孔処理を行う際の動作を示す動作説明図である。
図5において、搬送ローラ対203から排出された用紙Pは、図6に示すように穿孔処理を行う用紙(奥側)端面e4をパンチユニット251の用紙支持部251a及び第1のジョガー252に設けられた支持部252aに、用紙手前側端面e2を第2のジョガー253に設けられた支持部253aにより支持される。
第1のジョガー252及び第2のジョガー253は、それぞれ図示しないガイド軸に挿入されており、さらに図示しないタイミングベルトを介してそれぞれステッピングモータに連結されている。第1のジョガー252及び第2のジョガー253はステッピングモータの正逆回転駆動により、画像形成装置本体100の搬送方向d1に対して垂直に、直線往復移動を行う。第1のジョガー252及び第2のジョガー253は、各々独立した駆動が可能な構成となっている。
穿孔処理を行う際には、図5に示すように第1のジョガー252及び第2のジョガー253を、予め通知された用紙サイズ情報に基づき、ホーム位置(p100、p200)から所定の用紙受け入れ位置(p101、p201)に移動させておく。
パンチユニット251の近傍には、入口モータによって回転駆動されるパンチ整合コロ255及びパンチ整合ジョガー256が設けられている。用紙Pに対して穿孔処理を行うモードの場合は、パンチユニット251により穿孔処理を行うため、第1のジョガー252及び第2のジョガー253、パンチ整合コロ255、パンチ整合ジョガー256によって用紙Pの位置決めを行う。
図6に示すように用紙後端e3が排紙ローラ対203を抜けると、図7に示すように第1のジョガー252及び第2のジョガー253により用紙Pを矢印d4方向に移動させ、用紙端面e4の位置決めが行われる。すなわち、第1のジョガー252を矢印d4方向に向かって移動させ、用紙端面e4に穿孔処理を行う際の基準位置(p102)に用紙Pを移動させる。これと同時に第2のジョガー253を矢印d4方向に向かって移動させ、第1のジョガーとの間隔を受け入れた用紙幅と等しくする(p202)ことによって用紙端面e4が位置決めされる。用紙端面e4の位置決めは、パンチ整合コロ255、パンチ整合ジョガー256によって行われる。
パンチ整合コロ255は上下動を行うレバー部分とコロ部分からなり、不図示のステッピングモータにより上下方向に駆動される。パンチ整合コロ255のコロ部分は、入口モータにより駆動される。コロの下部で第1のジョガー252に設けられた支持部252aが待機しているとき、パンチ整合コロ255を下降させて入口モータを駆動する。これによりパンチユニット251及び第1のジョガー252、第2のジョガー253に支持された用紙を、方向d1と平行に搬送することが可能となる。
パンチ整合ジョガー256は図示しないガイド軸に挿入されており、図示しないタイミングベルトを介してステッピングモータに連結されている。パンチ整合ジョガー256はステッピングモータの正逆回転駆動により、画像形成装置本体100の搬送方向と平行に、直線往復移動を行う。
直線往復移動では、図8に示すようにホーム位置(p300)で待機していたパンチ整合ジョガー256を矢印d3方向に動かし、通知された用紙サイズに従って所定の整合位置(p301)に移動させる。そして、パンチ整合コロ255を下降させて、コロが用紙に接触した状態で矢印d1方向に駆動することによって、パンチ整合ジョガー256に用紙端面e1が突き当てられ、位置決めされる。
用紙Pは、上記の手順により用紙端面e4及び用紙端面e1について位置決めされた状態で、図9に示すようにパンチユニット251によって穿孔される。穿孔処理を行わないモードの場合は、受け入れた用紙に対して、用紙端面の位置決めだけを行い、パンチユニット251による穿孔動作は行わない。
穿孔処理の実行後(図9)あるいは用紙受け入れ後(図8)、第1のジョガー252及び第2のジョガー253は、後述するように用紙Pを下流のステープルトレイ261あるいは排紙トレイ210に向かって搬送する。下流に用紙が搬送された後は、シフトして排紙するシフトモードの動作、または複数の用紙を綴じて排紙するステープルモードの動作へと遷移する。
このように、第1のジョガー252及び第2のジョガー253は、クロス搬送部としての機能だけでなく、用紙の位置決め部材としての機能も兼ねており、部品点数の減少に寄与することができる。
シフトモードとステープルモードでは動作が異なるので、モード毎に各部構成を加えて説明する。
2.2 シフトモード
図10ないし図16は用紙後処理装置がシフト処理を行う際の動作を示す動作説明図である。
シフトモードは、用紙に対し綴じ処理を行うことなく、排紙トレイ210上にて画像形成装置正面(図1)から見て左右に所定枚数毎に用紙を仕分けするモードである。用紙Pを図10に示すようにシフト位置s1(画像形成装置正面から見て左側)にシフト排紙する場合、用紙端面e1の整合後または穿孔処理後、パンチ整合ジョガー256を、整合位置(p301)から左シフト基準位置(p311)へ動かすとともに、パンチ整合コロ255を用紙に接触させ、用紙Pを矢印d1方向に移動させる。すなわち、パンチ整合コロ255により用紙端面e1をパンチ整合ジョガー256に突き当てることによって、用紙Pをシフト位置s1へ移動させる。
用紙Pの移動が完了したら、図11に示すように第2のジョガー253を整合位置p202から矢印d2方向に動かして、排紙ガイド板212よりも手前のシフトモード退避位置(p211)に退避させる。そして、図12及び図13に示すように用紙端面e2を落下させながら、第1のジョガー252を整合位置p102からシフトモード押し出し位置(p111)まで矢印d2方向に動かす。これにより用紙Pは矢印d2aで示すように排紙トレイ210に向かって移動し、ステープルトレイ261に落下する。
第1のジョガー252により押し出された用紙は、ステープルトレイ261と排紙トレイ210の境界に配置された排紙ローラ209及び排紙ガイド板212によって、排紙トレイ210に向かって矢印d2a方向に排出される。排紙ガイド板212はステッピングモータ214により上下動可能であり、排紙ローラ209と排紙ガイド板212に取り付けられた従動コロ213により用紙を挟持する。また、このとき次用紙受け入れのために図14に示すように第1のジョガー252を受け入れ位置(p101)に復帰させる。 排紙ローラ209は不図示の排紙モータによって駆動され、排紙ローラ209と従動コロ213により用紙を挟持して搬送することによって図15に示すように用紙Pを排紙トレイ210へと排紙し、積載する。このようにシフトモードでは用紙をステープルトレイ261に一時積載せず、直接排紙トレイ210に向かって直接排紙し、搬送する。
図16に示すように用紙Pをシフト位置s2(画像形成装置正面から見て右側)にシフト排紙する場合、用紙端面e1の整合後または穿孔処理後、パンチ整合ジョガー256を整合位置(p301)から右シフト基準位置(p312)へ動かし、用紙を矢印d3方向に向かって移動させる。あわせて、パンチ整合コロ255を方向d1に駆動させ、用紙端面e1をパンチ整合ジョガー256に突き当てて用紙の傾きを補正することにより、シフト位置s2へ用紙を移動させる。パンチ整合ジョガー256により用紙をシフト位置s2に移動させた後の動作は、シフト位置s1に排紙する場合と同様である(図11〜図15)。
所定枚数毎に用紙Pを仕分けする場合は、前記所定枚数毎に左シフトと右シフトを切り替えて用紙Pを排紙する。これにより排紙トレイ203に積載されたとき、前記所定枚数毎に排紙位置が交互にずれ、用紙Pの仕分けが行われる。
以上の動作を繰り返すことにより排紙トレイ210上に仕分けされた用紙が積載されることになる。
2.3 ステープルモード
図17ないし図30は用紙後処理装置がステープル処理を行う際の動作を示す動作説明図である。
ステープルモードは、用紙Pを排紙する際に所定枚数毎にステープルユニット263により綴じ処理を行い、排紙するモードである。ステープルモードでは、図17に示すように第1のジョガー252及び第2のジョガー253を、用紙を支持した状態で整合位置(p102、p202)から矢印d2方向(排紙トレイ210側)に向かって移動させ、用紙落下位置(p121、p221)に到達したら、次は図18に示すように第1のジョガー252を矢印d4方向に動かして、用紙受け入れ位置(p101)に移動させる。そして、図19に示すように第1のジョガー252の移動により、用紙手前側端面を落下させながら、第2のジョガー253を矢印d4方向に動かし、ステープルモード押し出し位置(p222)に移動させる。これにより用紙Pを基準フェンス262に向かって(矢印d4a方向)押し出す。第2のジョガー253により押し出された用紙は、ステープルトレイ261上の、基準フェンス262近傍に配置された戻しコロ264に受け渡される。
ステープルトレイ261には、ステープル整合ジョガー265及び固定フェンス266が設けられており、ステープルトレイ261上に搬送された用紙Pは、基準フェンス262および戻しコロ264、ステープル整合ジョガー265、固定フェンス266によって整合される。
用紙端面e4の整合は基準フェンス262および戻しコロ264により行われる。戻しコロ264のコロは、入口モータにより駆動される。入口ローラ201を方向d1に駆動させているとき、図21に示すように戻しコロ264は基準フェンス262に向かって矢印d4a方向に回転駆動される。戻しコロ264に受け渡された用紙Pは、コロの回転によって、ステープルユニット263によって綴じ処理が行われる用紙端面e4を基準フェンス262に突き当てられ整合される。このとき、第2のジョガー253は、用紙Pが戻しコロ264に渡されたら、用紙Pが基準フェンス262に突き当てられるのを待つことなく、ステープルモード退避位置(p223)に退避する。これにより第2のジョガー253は図20に示すように支持していた用紙端面e2をステープルトレイ261上に落下させ、その後、図21に示す次用紙の用紙受け入れ位置(p201)へ移動する。
用紙端面e4の用紙整合が完了すると、ステープルトレイ261に配置されているステープル整合ジョガー265によって、矢印d1方向と垂直な用紙端面の用紙整合を行う。ステープル整合ジョガー265は図示しないガイド軸に挿入されており、図示しないタイミングベルトを介してステッピングモータに連結されている。ステープル整合ジョガー265はステッピングモータの正逆回転駆動により、画像形成装置本体100の用紙搬送方向と平行に、直線往復移動を行う。
ステープル整合ジョガー265は、図22に示すように用紙Pをステープルトレイ261に落下させる前に、落下してくる用紙Pに接触しないホーム位置(p400)へと退避しておき、図21に示すように用紙Pをステープルトレイ261上に受け入れ、用紙端面e4の整合が完了するのを待つ。用紙端面e4の整合が完了すると、図23に示すように通知された用紙サイズに従ってステープル整合ジョガー265を、当該ステープル整合ジョガー265と固定フェンス266の間隔が用紙長さと等しくなる位置(p421)に移動させる。次いで、ステープル整合ジョガー265を用紙端面e1に当接させ、ステープル整合ジョガー265と固定フェンス266で用紙Pを挟むことによって、用紙Pを矢印d3方向に移動させて基準位置に揃え、用紙端面e1及びe3を整合する。この間も、戻しコロ264は回転を継続し、用紙端面e4の整合を保つ。その後、さらに次用紙Pを受け入れるのであれば、図24に示すようにステープル整合ジョガー265を再びホーム位置(p400)へと退避させる。
上記動作を繰り返して、ステープルトレイ261上に整合された用紙束PBを形成する。
前記所定枚数分の用紙Pをステープルトレイ261に受け入れて、用紙整合が完了したら、ステープルユニット263によって用紙束PBに対してステープラ263によって綴じ処理を実行する。
ステープルユニット263は不図示のタイミングベルトを介して不図示のステッピングモータに連結されており、ステッピングモータの正逆回転駆動により、画像形成装置本体100の搬送方向と平行に直線往復移動する。ステープルユニット263内には不図示のDCモータが搭載されており、DCモータを駆動させることにより、綴じ針を用紙束PBに打ち込み、綴じ処理が行われる。
ステープルユニット263は、ステープルトレイ261に用紙Pを受け入れる前に、図25に示すように予め通知された綴じ位置情報及び用紙サイズ情報に従って、ステープルユニット263のホーム位置(p500)から所定の綴じ位置(p521)へと移動させておく。図17ないし図24に示したような動作によりステープルトレイ261上に用紙束PBが形成され、整合が完了したら、図26に示すようにDCモータを駆動させ、用紙束PBに綴じ処理を行う。
綴じ処理を完了し、図27に示すように用紙束PBを排紙トレイ210に向かって矢印d2a方向に排出した後、通紙が継続されて次に形成される用紙束PBに綴じ処理を行うのであれば、図24に示すようにステープルユニット263はその場に待機し、ステープル整合ジョガー265を退避させて、次用紙を受け入れる。次用紙の受け入れがなく、装置を停止させる場合は、図28に示すようにステッピングモータを駆動し、ステープルユニット263をホーム位置(p500)に移動させる。
綴じ処理後、図29に示すように排紙ガイド板212を下降させ、排紙ローラ209と排紙ガイド板212に取り付けられた従動コロ213により用紙束を挟持し、図30に示すように用紙束PBを排紙トレイ210に向かって矢印d2a方向に排紙する。
このようにして複数枚の用紙Pを受け入れて整合された用紙束PBとし、当該用紙束PBに綴じ処理を行って排紙トレイ210に排紙するという一連の動作が終了する。
3.制御装置
図31は本実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
用紙後処理装置200の制御は、CPU401、ROM402、RAM403、シリアルI/F404、タイマ405などを内蔵した用紙後処理装置制御部400によって実行される。
制御のためのプログラムコードはROM402に格納され、CPU401はプログラムコードをRAM403に展開し、制御に必要なデータをRAM403に記憶し、当該RAMをワークエリアとして使用しながら前記プログラムコードによって定義される制御を実行し、各種直流負荷420の制御を行っている。
画像形成装置本体100と用紙後処理装置200は、シリアルI/F415及び404を介して用紙搬送制御に必要なコマンドをやり取りし、用紙後処理装置200では該コマンド及び各種センサ430から得られる用紙位置情報により、用紙搬送制御及び後処理を行う。また、ステープルユニット263の綴じ針の補充を行うためのドアの開閉情報も後処理装置制御部400に入力されている。さらに、用紙後処理装置制御部400は図示しないが搬送中の用紙の異常を検出する用紙異常検出手段、各部を駆動する負荷の異常を検出する負荷異常検出手段も備えている。
以上のように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)用紙Pの搬送方向と平行な長手方向の用紙端面e4側に穿孔処理を行うパンチユニット251及び綴じ処理を行うステープルユニット263(処理手段)を設け、用紙Pを画像形成装置本体100からの搬入方向に対して直交する方向に搬送するので、排紙トレイ210(積載手段)は通紙方向に対して直角な短手端面の用紙長さに対応できるように構成すればよい。そのため、排紙トレイ210の設置面積を小さくすることができる。
2)また、用紙Pを画像形成装置本体100からの搬入方向に対して直交する方向に搬送するクロス搬送手段として対となる第1及び第2のジョガー252,253を用いることにより、用紙を押し出してクロス搬送するだけでなく、用紙Pに平行な用紙端面e4を規制し、用紙後処理時の整合あるいは位置決めに用いる基準フェンスとして使用することができる。これにより、用紙後処理装置200の小型化及び部品点数の減少を図ることができ、画像形成装置本体100を省スペースにて配置することが可能となる。
3)その際、用紙後処理装置200を画像形成装置本体100と画像読み取り装置300の間の空間、所謂胴内空間に配置すると、画像形成システムの設置面積がほぼ画像形成装置本体100の設置面積と同等で済み、後処理機能を犠牲にすることなく省スペース化の促進を図ることができる。
4)第1及び第2のジョガー252,253は用紙底面を支持可能な支持部252a,253aを有するので、別途用紙を支持する支持部を設ける必要がなく、部品点数の減少を図ることができる。
5)用紙受け入れ時に、画像形成装置本体100から通知される用紙サイズ情報に基づいてジョガー252,253の用紙受け入れ位置を変更するため、搬送されてきた用紙Pの幅が狭い場合であっても、用紙下面を前記支持部252a,253aで支持することが可能となり、より多様なサイズの用紙Pを通紙することができる。
6)パンチユニット251及びジョガー252,253の鉛直下方に、用紙Pを一時的に積載するステープルトレイ261と、ステープルトレイ261に積載された用紙束PBの、前記画像形成装置本体100側からの用紙搬送方向に対して平行な用紙端面e4に綴じ処理を行うステープルユニット263を備えているので、ジョガー252,253からステープルトレイ261に用紙Pを落下させることにより、ステープルトレイ261に一時積載可能になり、用紙Pをステープルトレイ261に搬送する搬送路が不要となる。これにより、部品点数の低減と省スペース化を図ることができる。
7)用紙束PBへの綴じ処理の有無を判断して、綴じ処理を行う場合はステープルトレイ261に用紙Pを落下させて一時積載し、綴じ処理を行わない場合はステープルトレイ261を介さずに排紙トレイ210に用紙Pを排紙(落下)させるようにジョガー252,253を動作させるので、用紙Pをステープルトレイ261に積載してから仕分け処理を行う必要がなく、綴じ処理を行わない場合の生産性を向上させることができる。
8)ステープルトレイ261に積載された用紙Pの画像形成装置本体100側からの用紙搬送方向に対して平行な用紙端面e4を整合する基準フェンス262と、ステープルユニット263の近傍に配置され、ジョガー252,253からステープルトレイ261に落下させた用紙Pと接触して用紙端面e4を基準フェンス262に突き当てる戻しコロ264を備えているので、用紙Pを戻しコロ264に受け渡したら、直ぐにジョガー252,253を用紙受け入れ位置へ復帰させることができる。これにより画像形成装置本体100から通紙される用紙Pの紙間を短縮することが可能となり、生産性の向上を図ることができる。
9)画像形成装置本体100の用紙搬送方向d1に対して平行に移動し、ステープルトレイ261に積載された用紙Pの用紙搬送方向d1に対して垂直な用紙端面e1を突き当てて整合するための後処理部整合フェンス256と、用紙上面から離接可能であって、用紙搬送方向d1に用紙Pを搬送することによって後処理部整合フェンス256に用紙端面e1を突き当てる後処理部整合コロ255を備えているので、後処理を行う個所で用紙搬送方向d1に対して垂直な用紙端面e1を整合することができる。
10)後処理部整合フェンス256を、2箇所以上の仕分け位置のうちいずれか1箇所へと移動させ、後処理部整合コロ255によって用紙端面e1を後処理部整合フェンス256に突き当ててから、用紙Pを排紙トレイ210に搬送することができるので、新たに部材を追加することなく、用紙Pの仕分け処理が可能となる。
なお、特許請求の範囲における用紙は本実施形態では符号Pに、処理手段はパンチユニット251(穿孔処理)、ステープルユニット263(綴じ処理)、後処理部整合フェンス256及び後処理部整合コロ255(仕分け処理)に、用紙処理装置は用紙後処理装置200に、搬送方向変換手段及び一対の整合部材は第1及び第2のジョガー252,253に、積載手段は排紙トレイ210に、用紙の搬入されてきた方向と平行な用紙端面は符号e4に、支持部は符号252a,253aに、制御手段はCPU401に、穿孔手段はパンチユニット251に、一時積載手段はステープルトレイ261に、用紙束は符号PBに、綴じ手段はステープルユニット263に、突き当て部材は基準フェンス262に、戻し部材は戻しコロ264に、整合フェンスは後処理部整合フェンス256に、整合コロは後処理部整合コロ255に、用紙が搬入されてきた方向に対して垂直な用紙端面は符号e1に、それぞれ対応し、画像形成システムは画像形成装置本体100、用紙後処理装置200及び画像読み取り装置300から構成されるシステムに対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
100 画像形成装置本体
200 用紙後処理装置
210 排紙トレイ
251 パンチユニット
252,253 ジョガー
252a,253a 支持部
255 後処理部整合コロ
256 後処理部整合フェンス
261 ステープルトレイ
262 基準フェンス
263 ステープルユニット
264 戻しコロ
300 画像読み取り装置
401 CPU
e1 用紙が搬入されてきた方向に対して垂直な用紙端面
e4 用紙の搬入されてきた方向と平行な用紙端面
P 用紙
PB 用紙束
特開2006−240759号公報 特開平11−011787号公報

Claims (9)

  1. 搬入されてきた用紙の前記搬入方向と平行な端面側に予め設定された処理を施す処理手段と、
    前記処理手段によって処理された用紙を、搬入されてきた方向に対して直交する方向に搬送する搬送方向変換手段と、
    前記搬送方向変換手段によって変換された用紙搬送方向の下流側に設けられ、前記処理手段によって処理された用紙を積載する積載手段と、
    有し
    前記搬送方向変換手段が、前記用紙の搬入されてきた方向と平行な用紙端面を押さえて整合させる一対の整合部材からなる用紙処理装置であって、
    前記整合部材の下方に設けられ、前記搬送方向変換手段によって方向変換され、前記積載手段側に排紙される用紙を当該積載手段側に排紙する前に一時的に積載する一時積載手段と、
    前記一時積載手段に積載された用紙束に対して前記用紙が搬入されてきた方向と平行な用紙端面側に綴じ処理を行う綴じ手段と、
    を備えたこと
    を特徴とする用紙処理装置
  2. 請求項1に記載の用紙処理装置であって、
    前記整合部材は用紙底面を支持する支持部を有すること
    を特徴とする用紙処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の用紙処理装置であって、
    前記整合部材の用紙受入時の位置を通知された用紙サイズ情報に基づいて変更する制御手段を備えたこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の用紙処理装置であって、
    前記処理手段が前記用紙に対して穿孔処理を行う穿孔手段であること
    を特徴とする用紙処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙処理装置であって、
    前記整合部材によって前記一時積載手段又は前記積載手段への排紙動作を行わせるとともに、前記用紙束への綴じ処理の有無を判断し、綴じ処理を行う場合は前記一時積載手段に用紙を一時積載し、綴じ処理を行わない場合は前記一時積載手段を介さず、前記積載手段に用紙を排紙させるように前記整合部材を動作させる制御手段を備えたこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の用紙処理装置であって、
    前記一時積載手段に積載された用紙の前記用紙が搬入されてきた方向と平行な用紙端面側を整合する突き当て部材と、
    前記一時積載手段に排紙された用紙の前記端面側を強制的に前記突き当て部材に突き当てる戻し部材と、
    を備えたこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の用紙処理装置であって、
    前記処理手段は、
    前記用紙の搬入されてきた方向と平行に移動し、前記一時積載手段に積載された用紙の前記用紙が搬入されてきた方向に対して垂直な用紙端面を突き当てて整合する整合フェンスと、
    前記用紙上面から離接可能であって、前記用紙が搬入されてきた方向に当該用紙を搬送することによって前記整合フェンスに用紙端面を突き当てる整合コロと、
    を備えたこと
    を特徴とする用紙処理装置。
  8. 請求項に記載の用紙処理装置であって、
    前記整合フェンスを2箇所以上の仕分け位置のうちいずれか1箇所へと移動させ、前記整合コロによって前記用紙端面を前記整合フェンスに突き当ててから、前記用紙を前記積載手段へ排紙する制御手段を有すること
    を特徴とする用紙処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の用紙処理装置を備えたことを特徴とする画像形成システム
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