JP5948231B2 - 車両の後退装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の後退装置に関する。
従来、内燃機関始動用のスタータモータの駆動力を用いた後退を可能とする自動二輪車の後退装置がある(例えば、特許文献1参照)。これは、スタータモータに連結されるリバースドライブギヤと変速機のリバースギヤとの間に、シフトモータの駆動に連動させて介在あるいは取り外されるシフタギヤを設けることで、スタータモータの駆動力を変速機に伝達している。
特開2010−83339号公報
しかし、上記のような自動二輪車をはじめとする小型車両におけるエンジンユニットでは、エンジンユニットの小型化及び軽量化の要求があり、後退装置の簡素化及び部品点数の削減が望まれている。
そこで本発明は、車両の後退装置において、簡素化及び部品点数の削減により、エンジンユニットの小型化及び軽量化を可能とすることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車両(1)に搭載される内燃機関(11)と、前記内燃機関(11)の始動時にスタータモータを兼ねると共に、前記内燃機関(11)の始動後には該内燃機関(11)のクランク軸(15)によって駆動されて発電するジェネレータ(29)と、前記ジェネレータ(29)の駆動力を利用して前記車両(1)を後退可能とする後退機構(22)と、を備える車両の後退装置において、前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)及び前記後退機構(22)との間に設けられ、前記ジェネレータ(29)を前記クランク軸(15)及び前記後退機構(22)の何れか一方に接続可能とする切り換え機構(41)を備え、前記切り換え機構(41)は、前記ジェネレータ(29)と前記後退機構(22)との接続を断って前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)とを接続する第一係合位置と、前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)との接続を断って前記ジェネレータ(29)と前記後退機構(22)とを接続する第二係合位置と、に変化し、前記切り換え機構(41)が前記第二係合位置にあるときに、前記後退機構(22)は、前記ジェネレータ(29)の駆動力を前記クランク軸(15)を介さず変速機(25)の出力部(18a)に伝達し、該変速機(25)の出力部(18a)に前記内燃機関(11)の運転で発生する回転方向とは逆方向の回転力を発生させるとともに、前記ジェネレータ(29)の回転軸(19)上には、前記クランク軸(15)により回動される従動ギヤ(26)、及び前記ジェネレータ(29)により回動される駆動ギヤ(31)が配置され、前記切り換え機構(41)は、前記従動ギヤ(26)及び前記駆動ギヤ(31)の何れかを選択的に前記回転軸(19)と連動させるドグクラッチ(44,45)と、前記ドグクラッチ(44,45)の係合状態を切り替えるアクチュエータ(43)と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、車両(1)に搭載される内燃機関(11)と、前記内燃機関(11)の始動時にスタータモータを兼ねると共に、前記内燃機関(11)の始動後には該内燃機関(11)のクランク軸(15)によって駆動されて発電するジェネレータ(29)と、前記ジェネレータ(29)の駆動力を利用して前記車両(1)を後退可能とする後退機構(22)と、を備える車両の後退装置において、前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)及び前記後退機構(22)との間に設けられ、前記ジェネレータ(29)を前記クランク軸(15)及び前記後退機構(22)の何れか一方に接続可能とする切り換え機構(41)を備え、前記切り換え機構(41)は、前記ジェネレータ(29)と前記後退機構(22)との接続を断って前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)とを接続する第一係合位置と、前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)との接続を断って前記ジェネレータ(29)と前記後退機構(22)とを接続する第二係合位置と、に変化し、前記切り換え機構(41)が前記第二係合位置にあるときに、前記後退機構(22)は、前記ジェネレータ(29)の駆動力を前記クランク軸(15)を介さず変速機(25)の出力部(18a)に伝達し、該変速機(25)の出力部(18a)に前記内燃機関(11)の運転で発生する回転方向とは逆方向の回転力を発生させるとともに、前記ジェネレータ(29)は、前記クランク軸(15)を挟んで前記変速機(25)の出力部(18a)とは反対側に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記ジェネレータ(29)の前記内燃機関(11)運転時の回転方向と、前記変速機(25)の出力部(18a)の車両前進時の回転方向とが、互いに同方向の場合に、前記後退機構(22)は、前記ジェネレータ(29)と前記変速機(25)の出力部(18a)とを、これらの間に配置された偶数個のギヤ支持軸(19,15,23,18)を介して連動させることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記後退機構(22)を構成するギヤ列(31,32,33,34,35,36)が、前記変速機(25)を構成する変速ギヤ群(24)とは別に設けられ、前記後退機構(22)の作動時には、前記変速機(25)を介さずに、前記ジェネレータ(29)から前記ギヤ列(31,32,33,34,35,36)を介して前記出力部(18a)に駆動力を伝達することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記後退機構(22)における前記ジェネレータ(29)と前記変速機(25)の出力部(18a)とを連動させる複数のギヤ支持軸(19,15,23,18)の内の一つが前記クランク軸(15)であることを特徴とする。
求項6に記載した発明は、前記切り換え機構(41)は、前記従動ギヤ(26)及び前記駆動ギヤ(31)と前記回転軸(19)との接続を断ったニュートラル位置を有し、前記アクチュエータ(43)により前記ニュートラル位置に切り換え可能であることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記変速機(25)は、変速ギヤ群(24)が嵌装されたメイン軸(16)及びカウンタ軸(17)と、前記出力部(18a)を含み前記カウンタ軸(17)に連動する出力軸(18)と、を有し、前記メイン軸(16)及びカウンタ軸(17)の軸心(C2,C3)は、前記クランク軸(15)、前記回転軸(19)及び前記出力軸(18)の軸心(C1,C4,C5)よりも下方に配置されることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記内燃機関(11)のクランクケース(12)が変速機ケースを兼ね、前記クランクケース(12)に前記変速機(25)及び前記後退機構(22)が収容されることを特徴とする。
請求項1,2に記載した発明によれば、車両の後退時には、ジェネレータの駆動力を内燃機関のクランク軸を介さず後退機構を介して変速機の出力部に伝達することで、ジェネレータをスタータモータとしても利用して内燃機関の発電機能及び始動機能を確保しながら、車両の後退装置を簡単に構成することができる。すなわち、発電及び始動を兼用したジェネレータを車両の後退にも利用し、簡単かつ部品点数を削減した後退装置を得ることができる。
請求項1に記載した発明によれば、ジェネレータの回転軸と従動ギヤ及び駆動ギヤの何れかとの接続状態を、アクチュエータにより係合状態を切り替えるドグクラッチで簡単に切り替えることができる。
請求項2に記載した発明によれば、内燃機関のクランク軸を挟んで変速機の出力部をジェネレータから離して配置できるため、これらの間に後退機構を配置するスペースを確保できる。
請求項3に記載した発明によれば、内燃機関始動時及び内燃機関運転時のジェネレータの回転方向と、車両後退時のジェネレータの回転方向とが同一になり、ジェネレータを逆転駆動させることなく正転駆動のまま車両後退時の駆動力を発生できるため、ジェネレータの駆動制御を簡単にできる。
請求項4に記載した発明によれば、変速機を介さずに車両後退時の駆動力の伝達を行うことで、変速機の駆動に伴うフリクションの増加を回避でき、車両後退時に要するジェネレータの駆動力を小さくして消費電力を抑えることができる。
請求項5に記載した発明によれば、内燃機関のクランク軸をギヤ支持軸として利用し、ギヤ支持軸数を削減できる。
求項6に記載した発明によれば、内燃機関運転時に所定条件下で切り換え機構をニュートラル位置に切り替え、クランク軸からジェネレータを切り離すことで、内燃機関の負荷を低減して燃費改善を図ることができる。
請求項7に記載した発明によれば、各軸を立体的に集約して配置することが可能となり、エンジンユニットの小型化を図ることができる。
請求項8に記載した発明によれば、内燃機関及び変速機を含むエンジンユニットの小型化と軽量化を図ることができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のエンジンユニット内部の後面図である。 上記エンジンユニットの軸方向に沿う展開断面図である。 図3の要部拡大図である。 図4の第一作動説明図である。 図4の第二作動説明図である。 図2のエンジン運転時かつ車両前進時の説明図である。 図2の車両後退時の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1に示す自動二輪車1において、その前輪2は左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支され、左右フロントフォーク3の上部はステアリングステム4を介して車体フレーム5前端のヘッドパイプ6に操向可能に枢支される。ステアリングステム4の上部には前輪転舵用のハンドル4aが取り付けられる。
ヘッドパイプ6からは左右一対のメインフレーム7が斜め下後方に延び、左右メインフレーム7の後端部にはそれぞれピボットフレーム8の上端部が連なる。左右メインフレーム7の下方かつ左右ピボットフレーム8の前方には、自動二輪車1の原動機たる水冷四ストローク水平対向六気筒型のエンジン11を含むエンジンユニットUが搭載される。
左右ピボットフレーム8には、後輪9を軸支するスイングアーム10の前端部が上下揺動可能に枢支される。スイングアーム10は、中空の右アームの後端部に後輪9を軸支する片持ち式とされる。スイングアーム10の右アーム内には、エンジンユニットUの後述する変速機25から延びるドライブシャフト(不図示)が挿通され、このドライブシャフト等を介してエンジンユニットUと後輪9との間の動力伝達がなされる。
図3に示すように、エンジン11は、その左右中央のクランクケース12の左右側方に、それぞれ左右シリンダ部13を略水平に突設した構成を有する。左右シリンダ部13内には、それぞれ前後に並ぶ三つの気筒が設けられる。
図2を併せて参照し、エンジンユニットUは、車両前後方向に沿うクランク軸15と、クランク軸15の下方でクランク軸15と平行に配置されるメイン軸16と、メイン軸16の右方でメイン軸16と平行に配置されるカウンタ軸17と、カウンタ軸17の右上方でカウンタ軸17と平行に配置される出力軸18と、クランク軸15の左方でクランク軸15と平行に配置されるジェネレータ軸19と、クランク軸15とジェネレータ軸19との間に構成される始動機構21と、ジェネレータ軸19と出力軸18との間に構成される後退機構22と、を有する。
図中符号23は後退機構22におけるアイドル軸、符号C1,C2,C3,C4,C5,C6はクランク軸15、メイン軸16、カウンタ軸17、出力軸18、ジェネレータ軸19及びアイドル軸23の各回転中心軸線をそれぞれ示す。また、図中符号51はクランク軸15に支持されるプライマリドライブギヤ、符号52はメイン軸16に支持されるプライマリドリブンギヤ、符号53はプライマリドリブンギヤ52とメイン軸16との間に配置される多板クラッチ、符号54はカウンタ軸17に支持される第二ドライブギヤ、符号55は出力軸18に支持される第二ドリブンギヤ、符号56はクランク軸15の一端側に配置されるウォータポンプ、符号57はクランクケース12の下部内に配置されるオイルポンプ、符号58はシリンダ部13のシリンダヘッド内に配置されるカムシャフトをそれぞれ示す。
クランク軸15は、例えば左右シリンダ部13内における左右で対向するピストン14を、60°位相の別個のクランクピン15aにコンロッド14aを介して連結し、120°の等間隔燃焼を実現する。
メイン軸16及びカウンタ軸17には、これらに跨って変速ギヤ群24が嵌装される。これらメイン軸16、カウンタ軸17及び変速ギヤ群24によって、例えば六段変速の常時噛合い式の変速機25が構成される。変速機25は、クランクケース12の下部を変速機ケースとしてクランクケース12内に収容される。
出力軸18は、クランクケース12の後方に突出する後端部を出力部18aとする。出力部18aには、不図示のドライブシャフト等を介して後輪9が動力伝達可能に連結される。
ジェネレータ軸19には、該ジェネレータ軸19に相対回転自在に支持されたスタータドライブギヤ26、及びクランク軸15に一体回転可能に支持されてスタータドライブギヤ26に噛み合うスタータドリブンギヤ27、を含むスタータ減速ギヤ対28を介して、クランク軸15に動力伝達可能に連結される。スタータドライブギヤ26は、後述する切り換え機構41によって、ジェネレータ軸19と一体回転に係合する駆動状態と、ジェネレータ軸19との係合を解除したフリー状態とに切り替わる。ジェネレータ軸19の後方には、ジェネレータ29がその入出力軸29aをジェネレータ軸19と同軸にして配置される。ジェネレータ29の入出力軸29aは、ジェネレータ軸19の後端部に動力伝達可能に連結される。
始動機構21は、前記スタータ減速ギヤ対28を有し、スタータドライブギヤ26をジェネレータ軸19に動力伝達可能に係合させることで、ジェネレータ29の駆動によるクランキングを可能にすると共に、クランク軸15の駆動によるジェネレータ29の発電を可能にする。
すなわち、自動二輪車1は、ジェネレータ29をスタータモータとしても使用する駆動制御を行うことで、エンジン始動専用のスタータモータを不要とする。
後退機構22は、ジェネレータ軸19に相対回転自在に支持されたリバースドライブギヤ31、クランク軸15に相対回転自在に支持されてリバースドライブギヤ31に噛み合う第一リバースアイドルギヤ32、クランク軸15の右上方に配置されたアイドル軸23に支持されて第一リバースアイドルギヤ32と一体の第二リバースアイドルギヤ33に噛み合う第三リバースアイドルギヤ34、及び出力軸18に一体回転可能に支持されて第三リバースアイドルギヤ34と一体の第四リバースアイドルギヤ35に噛み合うリバースドリブンギヤ36、を含むリバースギヤ群37を有する。
リバースギヤ群37は、前記切り換え機構41の作動によって、リバースドライブギヤ31をジェネレータ軸19に対して係脱させる。後退機構22は、リバースドライブギヤ31をジェネレータ軸19に動力伝達可能に係合させることで、リバースギヤ群37を介してジェネレータ29の駆動力を出力軸18に伝達可能とし、ジェネレータ29の駆動による自動二輪車1の後退を可能とする。
切り換え機構41は、ジェネレータ軸19にスタータドライブギヤ26及びリバースドライブギヤ31の何れかを選択的に係合させるシフター42と、シフター42を作動させる電磁バルブ43と、を有する。
シフター42は、ジェネレータ軸19上に一体回転可能かつ軸方向移動可能に嵌装される。シフター42は、ジェネレータ軸19と相対回転自在なスタータドライブギヤ26と第一ドグクラッチ44を介して係脱可能であり、同じくジェネレータ軸19と相対回転自在なリバースドライブギヤ31に対して第二ドグクラッチ45を介して係脱可能である。図中符号44a,45aは第一及び第二ドグクラッチ44,45における例えばシフター42の側面に凸設されたドグを、符号44b,45bは第一及び第二ドグクラッチ44,45におけるドグ44a,45aに対応してスタータドライブギヤ26及びリバースドライブギヤ31の側面に凹設されたスロットをそれぞれ示す。
電磁バルブ43は、ジェネレータ軸19と平行に配置されたソレノイドバルブであり、プランジャ43aをジェネレータ軸19と平行に進退動させる。プランジャ43aは、フォーク部材43bを介してシフター42に係合する。
図3,4を参照し、電磁バルブ43の作動によって、シフター42がスタータドライブギヤ26側の第一係合位置に移動すると、第一ドグクラッチ44が接続状態となり、スタータドライブギヤ26にジェネレータ軸19の駆動力が伝達可能になると共に、第二ドグクラッチ45が接続解除状態となり、リバースドライブギヤ31にジェネレータ軸19の駆動力が伝達不能になる。
図5を参照し、電磁バルブ43の作動によって、シフター42がリバースドライブギヤ31側の第二係合位置に移動すると、第二ドグクラッチ45が接続状態となり、リバースドライブギヤ31にジェネレータ軸19の駆動力が伝達可能になると共に、第一ドグクラッチ44が接続解除状態となり、スタータドライブギヤ26にジェネレータ軸19の駆動力が伝達不能になる。
図6を参照し、電磁バルブ43の作動によって、シフター42がスタータドライブギヤ26及びリバースドライブギヤ31の間の中間位置(ニュートラル位置)に移動すると、第一及び第二ドグクラッチ44,45が共に接続解除状態となり、スタータドライブギヤ26及びリバースドライブギヤ31の両者に対してジェネレータ軸19の駆動力が伝達不能になる。シフター42は、エンジン停止時にはニュートラル位置に配置される。
図7を参照し、エンジン運転時かつ車両前進時には、クランク軸15が図中矢印F1方向に回転駆動し、メイン軸16、カウンタ軸17、出力軸18及びジェネレータ軸19をそれぞれ矢印F2,F3,F4,F5方向に回転させる。このとき、カウンタ軸17はクランク軸15と同方向(図示の軸方向視で時計回り方向)に回転し、メイン軸16、出力軸18及びジェネレータ軸19はクランク軸15と逆方向(図示の軸方向視で反時計回り方向)に回転する。出力軸18の矢印F4方向の回転は、ドライブシャフトを介して後輪9に伝達され、自動二輪車1を走行(前進)させる。
エンジン停止時に、変速機25がニュートラル状態にある等の所定の条件下でスタータスイッチの押下等の操作がなされると、この操作に応じて、まず電磁バルブ43が作動し、ニュートラル位置にあるシフター42を第一係合位置に移動させ、第一ドグクラッチ44を接続状態にする。その後、ジェネレータ29がスタータモータとして駆動制御されて図中矢印F5方向(エンジン運転時の駆動方向、クランク軸15の矢印F1方向とは逆方向)に回転駆動すると、ジェネレータ29の駆動力がスタータ減速ギヤ対28を介してクランク軸15に伝達され、クランク軸15を図中矢印F1方向に回転させて、エンジン11のクランキングを実施する。エンジン回転数等からエンジン11の始動が検出された後には、ジェネレータ29は速やかに発電制御に切り替わり、クランク軸15の駆動力による発電を開始する。
図8を参照し、自動二輪車1が停車状態でかつ変速機25がニュートラル状態にある等の所定の条件下で、不図示のリバースシフタスイッチの操作がなされると、この操作に応じて、まず電磁バルブ43が作動し、ニュートラル位置又は第一係合位置にあるシフター42を第二係合位置に移動させ、第一ドグクラッチ44を接続解除状態にすると共に、第二ドグクラッチ45を接続状態にする。その後、スタータスイッチの押下等の操作がなされると、その間だけジェネレータ29が後退用モータとして駆動制御され、エンジン始動時と同様に図中矢印F5方向に回転駆動する。
すると、ジェネレータ29の駆動力がリバースギヤ群37を介して出力軸18に伝達され、出力軸18が車両前進時の回転方向(矢印F4方向)とは逆の矢印R方向へ回転駆動して、自動二輪車1を後退させる。自動二輪車1の後退後にリバースシフタスイッチを操作前の状態に戻すと、電磁バルブ43が作動してシフター42をニュートラル位置又は第一係合位置に戻し、自動二輪車1の後退制御を終了する。
自動二輪車1は、車載バッテリの蓄電状態や電力負荷状態等の条件に応じて、エンジン運転時に電磁バルブ43を作動させ、シフター42をニュートラル位置に移動する。これにより、ジェネレータ29とクランク軸15との接続が遮断され、ジェネレータ29の不要な回転が無くなってフリクションが低減する。
以上説明したように、上記実施形態における車両の後退装置は、自動二輪車1に搭載されるエンジン11と、エンジン11の始動時にスタータモータを兼ねると共に、エンジン11の始動後には該エンジン11のクランク軸15によって駆動されて発電するジェネレータ29と、ジェネレータ29の駆動力を利用して自動二輪車1を後退可能とする後退機構22と、ジェネレータ29とクランク軸15及び後退機構22との間に設けられ、ジェネレータ29をクランク軸15及び後退機構22の何れか一方に接続可能とする切り換え機構41と、を備え、切り換え機構41が、ジェネレータ29と後退機構22との接続を断ってジェネレータ29とクランク軸15とを接続する第一係合位置と、ジェネレータ29とクランク軸15との接続を断ってジェネレータ29と後退機構22とを接続する第二係合位置と、に変化し、切り換え機構41が第二係合位置にあるときに、後退機構22が、ジェネレータ29の駆動力をクランク軸15を介さず変速機25の出力部18aに伝達し、該変速機25の出力部18aにエンジン11の運転で発生する回転方向とは逆方向の回転力を発生させるものである。
この構成によれば、自動二輪車1の後退時には、ジェネレータ29の駆動力をクランク軸15を介さず後退機構22を介して変速機25の出力部18aに伝達することで、ジェネレータ29をスタータモータとしても利用してエンジン11の発電機能及び始動機能を確保しながら、車両の後退装置を簡単に構成することができる。すなわち、発電及び始動を兼用したジェネレータ29を車両の後退にも利用し、簡単かつ部品点数を削減した後退装置を得ることができる。
上記車両の後退装置は、ジェネレータ29のエンジン運転時の回転方向(矢印F5方向)と、変速機25の出力部18aの車両前進時の回転方向(矢印F4方向)とが、互いに同方向(図中反時計回り方向)の場合に、後退機構22が、ジェネレータ29と変速機25の出力部18aとを、これらの間に配置された偶数個のギヤ支持軸(ジェネレータ軸19、クランク軸15、アイドル軸23、出力軸18)を介して連動させることで、エンジン始動時及びエンジン運転時のジェネレータ29の回転方向と、車両後退時のジェネレータ29の回転方向とが同一になり、ジェネレータ29を逆転駆動させることなく正転駆動のまま車両後退時の駆動力を発生できるため、ジェネレータ29の駆動制御を簡単にできる。
なお、本実施形態は、クランク軸15とは別軸のジェネレータ29が、エンジン運転時のクランク軸15と逆方向に回転してクランキングし、変速機25のカウンタ軸17とは別軸の出力部18aが、エンジン運転時のクランク軸15と逆方向に回転して車両を前進させる構成である。これに対し、ジェネレータ29がエンジン運転時のクランク軸15と同方向に回転してクランキングし、変速機25の出力部18aがエンジン運転時のクランク軸15と同方向に回転して車両を前進させる場合にも、後退機構22が、ジェネレータ29と出力部18aとを、これらの間に配置された偶数個のギヤ支持軸を介して連動させればよい。一方、前記したジェネレータ29及び出力部18aの各回転が互いに逆方向の場合は、後退機構22が、ジェネレータ29と出力部18aとを、これらの間に配置された奇数個のギヤ支持軸を介して連動させればよい。
上記車両の後退装置は、後退機構22を構成するギヤ列(各ギヤ31,32,33,34,35,36)が、変速機25を構成する変速ギヤ群24とは別に設けられ、後退機構22の作動時には、変速機25を介さずに、ジェネレータ29から前記ギヤ列を介して出力部18aに駆動力を伝達することで、変速機25を介さずに後退時の駆動力の伝達を行うこととなり、変速機25の駆動に伴うフリクションの増加を回避でき、後退時に要するジェネレータ29の駆動力を小さくして消費電力を抑えることができる。
上記車両の後退装置は、後退機構22の複数のギヤ支持軸の内の一つがクランク軸15であることで、クランク軸15をギヤ支持軸として利用し、ギヤ支持軸数を削減できる。
上記車両の後退装置は、ジェネレータ軸19上に、クランク軸15により回動されるスタータドライブギヤ26、及びジェネレータ29により回動されるリバースドライブギヤ31が配置され、切り換え機構41は、スタータドライブギヤ26及びリバースドライブギヤ31の何れかを選択的にジェネレータ軸19と連動させる第一及び第二ドグクラッチ44,45と、第一及び第二ドグクラッチ44,45の係合状態を切り替える電磁バルブ43と、を有することで、ジェネレータ軸19とスタータドライブギヤ26及びリバースドライブギヤ31の何れかとの接続状態を、電磁バルブ43により係合状態を切り替える第一及び第二ドグクラッチ44,45で簡単に切り替えることができる。
上記車両の後退装置は、切り換え機構41が、スタータドライブギヤ26及びリバースドライブギヤ31とジェネレータ軸19との接続を断ったニュートラル位置を有し、電磁バルブ43によりニュートラル位置に切り換え可能であることで、エンジン運転時に所定条件下で切り換え機構41をニュートラル位置に切り替え、クランク軸15からジェネレータ29を切り離すことで、エンジン11の負荷を低減して燃費改善を図ることができる。
上記車両の後退装置は、エンジン11のクランクケース12が変速機ケースを兼ね、クランクケース12に変速機25及び後退機構22が収容されることで、エンジン11及び変速機25を含むエンジンユニットの小型化と軽量化を図ることができる。
上記車両の後退装置は、ジェネレータ29が、クランク軸15を挟んで変速機25の出力部18aとは反対側に配置されることで、クランク軸15を挟んで変速機25の出力部18aをジェネレータ29から離して配置できるため、これらの間に後退機構22を配置するスペースを確保できる。
上記車両の後退装置は、変速機25が、変速ギヤ群24が嵌装されたメイン軸16及びカウンタ軸17と、出力部18aを含みカウンタ軸17に連動する出力軸18と、を有し、メイン軸16及びカウンタ軸17の軸心(軸線C2,C3)は、クランク軸15、ジェネレータ軸19及び出力軸18の軸心(軸線C1,C4,C5)よりも下方に配置されることで、各軸を立体的に集約して配置することが可能となり、エンジンユニットの小型化を図ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、適用するエンジンは水平対向エンジンに限らず、並列又はV型等の複数気筒エンジンや単気筒エンジンであってもよい。クランク軸を車両前後方向に沿わせた縦置きエンジンに限らず、クランク軸を車両左右方向に沿わせた横置きエンジンであってもよい。
切り換え機構が電磁バルブを用いずケーブル等を介して手動でシフターを操作する構成でもよい。クランクケースとは別体の変速機ケースを備えてもよい。出力軸がカウンタ軸と一体であってもよい。後輪がシャフトドライブではなくチェーンドライブであってもよい。
本発明を適用する車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の小型車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(車両)
11 エンジン(内燃機関)
15 クランク軸(ギヤ支持軸)
C1 軸線(軸心)
16 メイン軸
C2 軸線(軸心)
17 カウンタ軸
C3 軸線(軸心)
18 出力軸(ギヤ支持軸)
C4 軸線(軸心)
18a 出力部
19 ジェネレータ軸(ギヤ支持軸、回転軸)
C5 軸線(軸心)
22 後退機構
23 アイドル軸(ギヤ支持軸)
24 変速ギヤ群
25 変速機
26 スタータドライブギヤ(従動ギヤ)
29 ジェネレータ
31 リバースドライブギヤ(駆動ギヤ)
41 切り換え機構
43 電磁バルブ(アクチュエータ)
44 第一ドグクラッチ(ドグクラッチ)
45 第二ドグクラッチ(ドグクラッチ)

Claims (8)

  1. 車両(1)に搭載される内燃機関(11)と、
    前記内燃機関(11)の始動時にスタータモータを兼ねると共に、前記内燃機関(11)の始動後には該内燃機関(11)のクランク軸(15)によって駆動されて発電するジェネレータ(29)と、
    前記ジェネレータ(29)の駆動力を利用して前記車両(1)を後退可能とする後退機構(22)と、を備える車両の後退装置において、
    前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)及び前記後退機構(22)との間に設けられ、前記ジェネレータ(29)を前記クランク軸(15)及び前記後退機構(22)の何れか一方に接続可能とする切り換え機構(41)を備え、
    前記切り換え機構(41)は、前記ジェネレータ(29)と前記後退機構(22)との接続を断って前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)とを接続する第一係合位置と、前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)との接続を断って前記ジェネレータ(29)と前記後退機構(22)とを接続する第二係合位置と、に変化し、
    前記切り換え機構(41)が前記第二係合位置にあるときに、前記後退機構(22)は、前記ジェネレータ(29)の駆動力を前記クランク軸(15)を介さず変速機(25)の出力部(18a)に伝達し、該変速機(25)の出力部(18a)に前記内燃機関(11)の運転で発生する回転方向とは逆方向の回転力を発生させるとともに、
    前記ジェネレータ(29)の回転軸(19)上には、前記クランク軸(15)により回動される従動ギヤ(26)、及び前記ジェネレータ(29)により回動される駆動ギヤ(31)が配置され、
    前記切り換え機構(41)は、前記従動ギヤ(26)及び前記駆動ギヤ(31)の何れかを選択的に前記回転軸(19)と連動させるドグクラッチ(44,45)と、前記ドグクラッチ(44,45)の係合状態を切り替えるアクチュエータ(43)と、を有することを特徴とする車両の後退装置。
  2. 車両(1)に搭載される内燃機関(11)と、
    前記内燃機関(11)の始動時にスタータモータを兼ねると共に、前記内燃機関(11)の始動後には該内燃機関(11)のクランク軸(15)によって駆動されて発電するジェネレータ(29)と、
    前記ジェネレータ(29)の駆動力を利用して前記車両(1)を後退可能とする後退機構(22)と、を備える車両の後退装置において、
    前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)及び前記後退機構(22)との間に設けられ、前記ジェネレータ(29)を前記クランク軸(15)及び前記後退機構(22)の何れか一方に接続可能とする切り換え機構(41)を備え、
    前記切り換え機構(41)は、前記ジェネレータ(29)と前記後退機構(22)との接続を断って前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)とを接続する第一係合位置と、前記ジェネレータ(29)と前記クランク軸(15)との接続を断って前記ジェネレータ(29)と前記後退機構(22)とを接続する第二係合位置と、に変化し、
    前記切り換え機構(41)が前記第二係合位置にあるときに、前記後退機構(22)は、前記ジェネレータ(29)の駆動力を前記クランク軸(15)を介さず変速機(25)の出力部(18a)に伝達し、該変速機(25)の出力部(18a)に前記内燃機関(11)の運転で発生する回転方向とは逆方向の回転力を発生させるとともに、
    前記ジェネレータ(29)は、前記クランク軸(15)を挟んで前記変速機(25)の出力部(18a)とは反対側に配置されることを特徴とする車両の後退装置。
  3. 前記ジェネレータ(29)の前記内燃機関(11)運転時の回転方向と、前記変速機(25)の出力部(18a)の車両前進時の回転方向とが、互いに同方向の場合に、
    前記後退機構(22)は、前記ジェネレータ(29)と前記変速機(25)の出力部(18a)とを、これらの間に配置された偶数個のギヤ支持軸(19,15,23,18)を介して連動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の後退装置。
  4. 前記後退機構(22)を構成するギヤ列(31,32,33,34,35,36)が、前記変速機(25)を構成する変速ギヤ群(24)とは別に設けられ、
    前記後退機構(22)の作動時には、前記変速機(25)を介さずに、前記ジェネレータ(29)から前記ギヤ列(31,32,33,34,35,36)を介して前記出力部(18a)に駆動力を伝達することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の車両の後退装置。
  5. 前記後退機構(22)における前記ジェネレータ(29)と前記変速機(25)の出力部(18a)とを連動させる複数のギヤ支持軸(19,15,23,18)の内の一つが前記クランク軸(15)であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の車両の後退装置。
  6. 前記切り換え機構(41)は、前記従動ギヤ(26)及び前記駆動ギヤ(31)と前記回転軸(19)との接続を断ったニュートラル位置を有し、前記アクチュエータ(43)により前記ニュートラル位置に切り換え可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両の後退装置。
  7. 前記変速機(25)は、変速ギヤ群(24)が嵌装されたメイン軸(16)及びカウンタ軸(17)と、前記出力部(18a)を含み前記カウンタ軸(17)に連動する出力軸(18)と、を有し、前記メイン軸(16)及びカウンタ軸(17)の軸心(C2,C3)は、前記クランク軸(15)、前記回転軸(19)及び前記出力軸(18)の軸心(C1,C4,C5)よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1又は6に記載の車両の後退装置。
  8. 前記内燃機関(11)のクランクケース(12)が変速機ケースを兼ね、前記クランクケース(12)に前記変速機(25)及び前記後退機構(22)が収容されることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の車両の後退装置。
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