JP5945152B2 - ガス発生器 - Google Patents

ガス発生器 Download PDF

Info

Publication number
JP5945152B2
JP5945152B2 JP2012099480A JP2012099480A JP5945152B2 JP 5945152 B2 JP5945152 B2 JP 5945152B2 JP 2012099480 A JP2012099480 A JP 2012099480A JP 2012099480 A JP2012099480 A JP 2012099480A JP 5945152 B2 JP5945152 B2 JP 5945152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral wall
annular
cylinder member
shell
inner cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012099480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013226889A (ja
Inventor
睦治 小林
睦治 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Corp filed Critical Daicel Corp
Priority to JP2012099480A priority Critical patent/JP5945152B2/ja
Priority to PCT/JP2013/057334 priority patent/WO2013161430A1/en
Priority to KR1020147029588A priority patent/KR102041896B1/ko
Priority to CN201380019751.1A priority patent/CN104245437B/zh
Priority to EP13719242.3A priority patent/EP2841312B1/en
Priority to US13/800,859 priority patent/US9353703B2/en
Publication of JP2013226889A publication Critical patent/JP2013226889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5945152B2 publication Critical patent/JP5945152B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G3/00Combustion-product positive-displacement engine plants
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
    • B60R21/2644Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B3/00Blasting cartridges, i.e. case and explosive
    • F42B3/04Blasting cartridges, i.e. case and explosive for producing gas under pressure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R2021/26029Ignitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

本発明は、車両のエアバッグシステムなど人員拘束装置用のガス発生器に関する。
車両のエアバッグ装置などは、人員拘束装置を作動させるために、ガス発生器を使用している。このガス発生器は、固形ガス発生剤を使用したパイロ式、加圧ガスを使用したストアード式、その両方を使用したハイブリッド式が知られているが、その中でもパイロ式のガス発生器は、点火装置を作動させてハウジング内部に充填したガス発生剤を燃焼して、燃焼ガスを発生させる仕組みである。このため点火装置からガス発生剤への着火、燃焼は確実に、また迅速に行う必要があり、このようなガス発生剤の着火や燃焼性能が、パイロ式ガス発生器の性能に影響を与える。
人員拘束装置用においては、車両が衝突を感知してから当該拘束装置を作動させるまでの時間が極めて短く、パイロ式ガス発生器を使用する場合は、点火装置の作動から燃焼ガスのガスの排出開始、あるいは排出終了までを迅速に行うため、ガス発生剤への着火あるいはそれによるガス発生剤の燃焼を行いやすくすることが課題となっている。
その一つに、点火装置を収容する点火室と、ガス発生剤を充填した燃焼室とを連通する連通ノズルの位置や数、開口面積等を調整することが知られている。しかしながら点火装置から発生した燃焼生成物(高温ガスや火炎など)が当該連通ノズルを通過して燃焼室に排出された後に、ガス発生剤にどのように作用(即ち燃焼室の内部を当該燃焼生成物がどのように流れる)のがよいか、検討の余地が残っている。
特許文献1のインフレータ100は、ディフューザカバー104と環状ベース106を組み合わせてハウジングが形成されている。
そのハウジング内部には、点火室壁孔130が形成された内筒120が配置されており、点火室壁孔130によって内筒120の内部空間と外部空間が連通されている。
点火室壁孔130は、燃焼室における環状ベース106に向かうように(即ち下向きに)形成されており、点火スクイブ126やエンハンサ剤128からの燃焼生成物を、同図の矢印で示す方向に向け、ガス発生剤108と接触させる。なお、ガス発生剤108は、その外側がフィルタ134で取り囲まれている。
特許文献2は、燃焼室を区画する筒状隔壁19において、当該コンバッション19の内側から排出されるガスの流れを軸方向の両端部に分割させ、天板側および底板側のフィルタに燃焼ガスを通過させる機能を果たす。この筒状隔壁19の周壁部には、斜めに突起した開口部22a、22bが形成され、ガスの流れの向きを制限する構成となっている。
特許文献1の構造では、燃焼生成物は図中の矢印方向に流れると考えられるが、その結果、点火室壁孔130の出口近傍のガス発生剤が最初に燃焼を開始し、そこから発生した燃焼ガスは、フィルタを通過して放射方向(つまり半径方向外側)に向かって流れやすくなる。
そのため、その上に存在する未燃焼のガス発生剤は燃焼し難く、ガス発生剤108全体として迅速に燃焼させる構造とは言い難い。つまり、初期に燃焼を開始したガス発生剤からの燃焼ガスが有効に活用されず、点火装置に使用する火薬量を増やすなどの必要性が考えられる点で、改良の余地がある。
特許文献2は、フィルタの有効活用という見地から、フィルタに対して燃焼ガスを2回通過させる必要性があるため、燃焼ガスの流れを規制するために筒状隔壁19を使用している。内筒に形成されたエンハンサノズルは、従来のガス発生器に適用されているもので、この点で上記のような改良の余地が残っている。
米国特許第 5,458,371号明細書 特開 2007-131254号公報
本発明は、燃焼室内のガス発生剤全体として見たときの着火性能および燃焼性能を向上させることができるガス発生器を提供することを課題とする。
請求項1の発明は、課題の解決手段として、
天板および周壁部を有する第1シェルと、底板および周壁部を有する第2シェルとからなり、ガス排出口が前記第1シェルの天板又は周壁部に形成されているハウジングと、
前記ハウジング内部に配置され、内側に点火室、外側に燃焼室を構成する内筒部材と、
前記点火室に配置された点火手段と、前記燃焼室に充填され燃焼ガスを発生する固形ガス発生剤とを有するガス発生器であり、
前記内筒部材が、
一端開口部側が閉塞され、他端開口部側には点火器が取り付けられて閉塞されており、
前記燃焼室と前記点火室を連通するための複数のノズルを周壁に有し、
さらに前記周壁の外側および内側の少なくとも一方において、前記点火室内で生じた燃焼生成物が前記ノズルから排出されるとき、前記底板に向かって排出されるようにするためのガイド部材を有しており、
前記燃焼室が、
半径方向内側が前記内筒部材の周壁からなり、半径方向外側が少なくとも第2シェルの周壁部からなるものであり、
作動時において前記内筒部材から排出される燃焼生成物の出口が、前記ガス排出口よりも底板側に形成されている、ガス発生器を提供する。
請求項1の発明のガス発生器は、点火手段の作動により内筒部材の内部(点火室)で生じた燃焼生成物が内筒部材の周壁に設けられた複数のノズルから排出されるとき、内筒部材に設けられたガイド部材の作用により特定方向(第2シェルの底板方向)に向けて排出されるものである。
このとき、特定方向(第2シェルの底板方向)とは、ガス発生器の中心軸(図1の中心軸X)と実質的に平行になる方向とすることができ、たとえばガス発生器を水平に固定したときには鉛直方向乃至は鉛直方向から5°未満の角度をなす範囲とすることができる。つまり、点火室で発生した燃焼生成物は、ガイド部材により燃焼室においてはハウジングの底板側に流れ、さらに放射方向(半径方向外側)に向かって流れる。
ガイド部材は、内筒部材の外側および内側の少なくとも一方に形成されている。
ガイド部材が内筒周壁の外側に形成されているときは、内筒部材の外周壁とガイド部材の先端部で形成される環状開口部が、作動時において内筒部材から排出される燃焼生成物の出口となる。
前記燃焼生成物の出口の高さ位置は、ノズルの形成位置に拘わらず、ガイド部材の長さを増減することで調整できる。
ガイド部材が内筒周壁の内側に形成されているときは、ノズルが作動時において内筒部材から排出される燃焼生成物の出口となる。
燃焼生成物の出口(環状開口部又はノズル)は、ガス排出口よりも底板側に形成されているため、高低差が生じている。
特許文献1の図1に示すように、内筒120には点火室壁孔130が斜め下方向に形成されているため、図1の矢印方向に燃焼生成物が排出されたとき、内筒120に接した領域にあるガス発生剤108はデッドスペースに位置することになって、燃焼室内のガス発生剤全体として見たときには着火性能や燃焼性能が十分ではない。また、点火室壁孔を内筒に対して斜めに穿孔する加工自体も困難である。
しかし、請求項1の発明のガス発生器は、上記ガイド部材の作用により燃焼生成物が内筒部材の周壁に沿って底板方向(中心軸に沿った方向)に排出された後、内筒部材の周壁から半径方向外側に放射状に流れる。
このため、燃焼室内に充填された固形ガス発生剤は、連通部近傍のガス発生剤以外に、底板付近に存在するものから燃焼が開始される。
そして、ガス排出口が前記第1シェルの天板又は周壁部に形成されており、ガス排出口と燃焼生成物の出口(環状開口部又はノズル)との間に高低差があることから、燃焼生成物、およびガス発生剤から発生した高温ガスは底板から第2シェルおよび第1シェルの周壁部に沿って天板方向(ガス排出口方向)に向かう。
このため燃焼生成物および高温のガスは、天板に近い位置にある未燃焼のガス発生剤のほうへ流れることになり、燃焼室内のガス発生剤全体として見たときの着火性能、燃焼性能が向上する。
ガイド部材は、ノズルを通って放射方向に排出された燃焼生成物をハウジング底板側に向けるように整流するものあり、内筒部材の周壁の外側又は内側に形成されているものであり、両側に形成されていてもよい。ガイド部材は、内筒部材と一体に形成されていても、別部材によって形成されていてもよい。
ガイド部材は、複数のノズルそれぞれに形成されていてもよく、複数のノズルに対して1つ形成されているものでもよい。
内筒部材は、一端開口部がハウジングの天板に固定されていたり、別部材で蓋がされていたり(カップ部材を使用してもよい)することで閉塞されている。また内筒部材は、ハウジングに対して同心円状に配置されていてもよく、ハウジングの中心軸に対して偏って配置されていてもよい。
請求項2の発明は、課題の解決手段として、
天板および周壁部を有する第1シェルと、底板および周壁部を有する第2シェルとからなり、ガス排出口が前記第1シェルの天板又は周壁部に形成されているハウジングと、
前記ハウジング内部に配置され、内側に点火室、外側に燃焼室を構成する内筒部材と、
前記点火室に配置された点火手段と、前記燃焼室に充填され燃焼ガスを発生する固形ガス発生剤を有するガス発生器であり、
前記内筒部材が、
前記天板側に位置する一端開口部側が閉塞され、他端開口部側には点火器が取り付けられて閉塞されており、
前記燃焼室と前記点火室を連通するための複数のノズルを周壁に有し、
さらに前記周壁の外側および内側の少なくとも一方において、前記点火室内で生じた燃焼生成物が前記ノズルから排出されるとき、前記底板に向かって排出されるようにするためのガイド部材を有しており、
前記燃焼室が、
半径方向内側が前記内筒部材の周壁からなり、半径方向外側が、第1シェルおよび第2シェルの周壁部で形成されるハウジング周壁部との間に筒状間隙が形成されるように配置された外筒部材からなるものであり、
前記筒状間隙が前記ガス排出口と連通されており、
前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記外筒部材と前記天板の間に形成された第1連通経路のみで連通されており、
作動時において前記内筒部材から排出される燃焼生成物の出口が、前記第1連通経路よりも底板側に形成されている、ガス発生器を提供する。
請求項2の発明のガス発生器は、点火手段の作動により内筒部材の内部(点火室)で生じた燃焼生成物が内筒部材の周壁に設けられた複数のノズルから排出されるとき、内筒部材に設けられたガイド部材の作用により特定方向(第2シェルの底板方向)に向けて排出されるものである。
このとき、特定方向(第2シェルの底板方向)は、ガス発生器の中心軸(図1の中心軸X)と実質的に平行になる方向とすることができ、例えばガス発生器を水平に固定したときには鉛直方向乃至は鉛直方向から5°未満の角度をなす範囲にすることができる。つまり、点火室で発生した燃焼生成物は、ガイド部材により燃焼室においてハウジングの底板側に流れ、さらに放射方向(半径方向外側)に向かって流れる。
ガイド部材は、内筒部材の外側および内側の少なくとも一方に形成されている。
ガイド部材が内筒周壁の外側に形成されているときは、内筒部材の外周壁とガイド部材の先端部で形成される環状開口部が、作動時において内筒部材から排出される燃焼生成物の出口となる。
前記燃焼生成物の出口の高さ位置は、ノズルの形成位置に拘わらず、ガイド部材の長さを増減することで調整できる。
ガイド部材が内筒周壁の内側に形成されているときは、ノズルが作動時において内筒部材から排出される燃焼生成物の出口となる。
特許文献1の図1に示すように、内筒120には点火室壁孔130が斜め下方向に形成されているため、図1の矢印方向に燃焼生成物が排出されたとき、内筒120に接した領域にあるガス発生剤108はデッドスペースに位置することになって、燃焼室内のガス発生剤全体として見たときには着火性能や燃焼性能が十分ではない。また点火室壁孔を内筒に対して斜めに穿孔する加工自体も困難である。
しかし、請求項2の発明のガス発生器は、上記ガイド部材の作用により燃焼生成物が内筒部材の周壁に沿って底板方向(中心軸に沿った方向)に排出された後、内筒部材の周壁から半径方向外側に放射状に流れる。
このため、燃焼室内に充填された固形ガス発生剤は、連通部近傍のガス発生剤以外に、底板付近に存在するものから燃焼が開始される。
そして、燃焼室と筒状間隙が、外筒部材と天板の間に形成された第1連通経路のみで連通されており、作動時において前記内筒部材から排出される燃焼生成物の出口(環状開口部又はノズル)が、前記第1連通経路よりも底板側に形成されている。
このため、第1連通経路と燃焼生成物の出口との間に高低差があることから、燃焼生成物、およびガス発生剤から発生した高温ガスは底板から外筒部材に沿って天板方向(第1連通経路方向)に向かう。
よって、燃焼生成物および高温ガスは、天板に近い位置にある未燃焼のガス発生剤のほうへ流れることになり、燃焼室内のガス発生剤全体として見たときの着火性能、燃焼性能が向上する。
内筒部材は、端開口部がハウジングの天板に固定されていたり、別部材で蓋がされていたり(カップ部材を使用してもよい)することで閉塞されている。また内筒部材は、ハウジングに対して同心円状に配置されていてもよく、ハウジングの中心軸に対して偏って配置されていてもよい。
請求項3の発明は、
前記外筒部材が、大径筒状壁部と、それよりも外径の小さい小径筒状壁部を有しているものであり、
前記大径筒状壁部の外周面が前記第2シェルの周壁部に当接され、前記小径筒状壁部の開口部が前記天板に当接されており、
前記筒状間隙が、前記小径筒状壁部と少なくとも前記第1シェルの周壁部との間に形成されているものであり、
前記第1連通経路が、前記小径筒状壁部の開口部近傍に形成された複数の連通孔である、請求項2記載のガス発生器を提供する。
このような形状の外筒部材を使用することで、第1連通経路が確保でき、さらに筒状間隙も形成することができる。
請求項4の発明は、
前記外筒部材が、大径筒状壁部と、それよりも外径の小さい小径筒状壁部を有しているものであり、
前記大径筒状壁部の外周面が前記第2シェルの周壁部に当接され、前記小径筒状壁部の開口部が前記天板に当接されており、
前記筒状間隙が、前記小径筒状壁部と少なくとも前記第1シェルの周壁部との間に形成されているものであり、
前記第1連通経路が、前記小径筒状壁部の開口部周壁が高さ方向に窪んだ複数の凹部と前記天板からなる連通孔である、請求項2記載のガス発生器を提供する。
このような形状の外筒部材を使用することで、第1連通経路が確保でき、さらに筒状間隙も形成することができる。
請求項5の発明は、
前記外筒部材が、大径筒状壁部と、それよりも外径の小さい小径筒状壁部を有しているものであり、
前記大径筒状壁部の外周面が前記第2シェルの周壁部に当接され、前記小径筒状壁部の開口部が前記天板に間隔をおいて対向されており、
前記筒状間隙が、前記小径筒状壁部と少なくとも前記第1シェルの周壁部との間に形成されているものであり、
前記第1連通経路が、前記小径筒状壁部の開口部と第1シェル天板との間の隙間である、請求項2記載のガス発生器を提供する。
このような外筒部材の配置状態にすることで、第1連通経路が確保でき、さらに筒状間隙も形成することができる。
請求項6の発明は、
前記燃焼室の天板側に配置された環状フィルタを有しており、
前記環状フィルタが、外周面が前記外筒部材に当接され、内周面が内筒部材に当接され、一方の環状面が前記天板に当接され、他方の環状面が前記燃焼室に面するように配置されており、
前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記環状フィルタと前記第1連通経路で連通されている、請求項2〜5のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
燃焼室で発生した燃焼ガスは、環状フィルタを通った後で第1連通経路を通って筒状間隙に入り、ガス排出口から排出される。
こうすることで燃焼ガスの濾過および冷却がなされると共に、第1連通経路を通った燃焼ガスがハウジング内面に衝突するため、ミストの補集効果も高められる。
請求項7の発明は、
前記燃焼室の天板側に配置された略環状部材を有しており、
前記略環状部材が、
複数の連通孔を有する環状底面と、外周部に形成された外側環状壁面と、内周部に形成された内側環状壁面を有しているものであり、
前記外側環状壁面が前記外筒部材に当接され、前記内側環状壁面が内筒部材の周壁に対向し、かつ燃焼室に面するように嵌め込まれ、前記の天板、外側環状壁面、環状底面および内筒容器で囲まれた環状空間が形成されるようにして配置されており、
前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記略環状部材の連通孔からなる第2連通経路、環状空間および前記第1連通経路で連通されている、請求項2〜6のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
燃焼室で発生した燃焼ガスは、第2連通路、環状空間および第1連通経路の順に通った後で筒状間隙に入り、ガス排出口から排出される。
こうすることで燃焼ガスがハウジング内面に衝突する回数も増加するため、燃焼ガス冷却やミストの補集効果も高められる。
請求項8の発明は、
前記燃焼室の天板側に配置された略環状部材を有しており、
前記略環状部材が、
複数の連通孔を有する環状底面と外周部に形成された外側環状壁面を有しているものであり、
前記外側環状壁面が前記外筒部材に当接され、前記環状底面が燃焼室に面するように嵌め込まれ、前記の天板、外側環状壁面、環状底面および内筒状容器で囲まれた環状空間が形成されるようにして配置されており、
前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記略環状部材の連通孔からなる第2連通経路、環状空間および前記第1連通経路で連通されている、請求項2〜6のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
燃焼室で発生した燃焼ガスは、第2連通路、環状空間および第1連通経路の順に通った後で筒状間隙に入り、ガス排出口から排出される。
こうすることで燃焼ガスがハウジング内面に衝突する回数も増加するため、燃焼ガス冷却やミストの補集効果も高められる。
請求項9の発明は、
前記内筒部材が有しているガイド部材が、前記ノズルを上からかつ外側から覆うようにして内筒部材周壁外側から下方に突き出されたカバー部材である、請求項1〜8のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
このようなカバー部材を設けることで、内筒部材からの燃焼生成物を底板方向に確実に排出することができる。カバー部材は燃焼室側に突出することになるが、内筒部材の周壁に形成されたノズル部分だけを外側から覆うものであってもよい。例えばノズルに対して上方向(ハウジング天板側)と円周方向両側を覆うようなカバー部材としてもよく、このようなカバー部材は、内筒部材の周壁に円周方向に伸びる切れ目を入れ、切れ目の上側を内筒部材の内側から外側に向けて押し出すことで形成できる。
請求項10の発明は、
前記内筒部材が有しているガイド部材が、前記ノズルを下からかつ内側から覆うようにして内筒部材周壁内側から上方に突き出されたカバー部材である、請求項1〜8のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
このようなカバー部材を設けることで、内筒部材からの燃焼生成物を底板方向に確実に排出することができる。
また、内筒部材内側にカバー部材を設けることで、内筒部材外側にカバー部材を設けた場合と比べて、燃焼室内への固形ガス発生剤の充填が容易になる。カバー部材は点火器室側に突出することになるが、内筒部材の周壁に形成されたノズル部分だけを内側から覆うものであってもよい。
例えばノズルに対して下方向(ハウジング底板側)と円周方向両側を覆うようなカバー部材としてもよく、このようなカバー部材は、内筒部材の周壁に円周方向に伸びる切れ目を入れ、切れ目の下側を、内筒部材の外側から内側に向けて押し込むことで形成できる。
請求項11の発明は、
前記内筒部材が有しているガイド部材が、前記ノズルを上からかつ外側から覆うようにして内筒部材に被せられた筒状カバー部材であり、
前記筒状カバー部材が、
前記内筒部材周壁に固定するための環状固定部と、前記環状固定部から外側に広げられた拡径部を有しているものであり、
前記環状固定部が前記ノズルの上に固定され、前記拡径部が前記ノズル上からかつ外側から覆うようにして取り付けられている、請求項1〜8のいずれか1項記載のガス発生器を提供する。
このようなカバー部材を設けることで、内筒部材からの燃焼生成物を底板方向に確実に排出することができる。
また内筒部材にカバー部材を設ける場合と比べると、製造自体が容易になる。
内筒部材は、開口部側が第1シェルの底板に固定されており、ハウジングに対して同心円状に配置されていてもよく、ハウジングの中心軸に対して偏って配置されていてもよい。
内筒部材の底面は、第1シェルの天板に固定されていてもよく、天板から離されて配置されていてもよい。
内筒部材は、筒を使用して一端側の開口部を蓋で閉塞したものでもよい。
上記各発明において内筒部材の周壁に形成されている複数のノズルは、円周方向に1列又は複数列形成されていてもよい。
複数列形成される場合は、ノズルの加工のしやすさを考えて、ノズル同士が軸方向に重ならないように千鳥状に配置されていることが好ましい。
ノズルは、外側からシールテープで閉塞することができるが、閉塞されていなくてもよい。閉塞されていない場合には、燃焼室内に充填される固形ガス発生剤の大きさよりも小さい径にすることができる。
上記各発明において点火室に配置する点火装置は、公知の電気式点火器のみで構成されていてもよいし、公知のガス発生剤や伝火薬などを併用してもよい。
本発明のガス発生器によれば、燃焼室内のガス発生剤全体として見たときの着火性能および燃焼性能が向上される。
本発明のガス発生器の中心軸X方向への断面図。 本発明の別実施形態であるガス発生器の中心軸X方向への断面図。 図2で示す内筒部材の異なる実施形態の中心軸X方向への断面図。 (a)は図2で使用する内筒部材の軸方向断面図、(b)は別実施形態の内筒部材の軸方向断面図、(c)はさらに別実施形態の内筒部材の正面図(但し、ガイド部材の一部を切り取った状態で示している)。 (a)は図2で使用する外筒部材の斜視図、(b)は別実施形態の外筒部材の斜視図。 本発明のさらに別実施形態であるガス発生器の中心軸X方向への断面図。 本発明のさらに別実施形態であるガス発生器の中心軸X方向への断面図。 本発明のさらに別実施形態であるガス発生器の中心軸X方向への断面図。
(1)図1のガス発生器
ガス発生器400は、外殻容器がハウジング410からなるものである。
ハウジング410は、天板412および周壁部413を有する第1シェル411と、底板422および周壁部423を有する第2シェル421からなるものである。
第1シェル411と第2シェル421のそれぞれの開口部に形成されたフランジ部の接触部において溶接一体化されている。第1シェル411と第2シェル421の接続部には環状段差面421aが形成されている。
第1シェル411は、天板412に近い周壁部413にガス排出口414を有している。ガス排出口414は、金属製のシールテープ415で内側から閉塞されている。
ハウジング410内部には、内筒部材430がハウジング中心軸Xと同軸になるように配置されている。
内筒部材430は、一端側開口部(短いフランジ部)430aが天板412に対して溶接固定されて閉塞されている。反対側開口部(内側への折曲部)430bは第2シェルの底板422の中央部に形成された孔周縁部に溶接固定されて閉塞されている。
内筒部材430の内部が点火室434となり、反対側開口部から点火器416が収容されており、残部空間には図示していないガス発生剤(伝火薬)が充填されている。
点火器(点火器カラー)416は、内側への折曲部430bにより固定されている。
内筒部材430の周壁432には、複数のノズル33が形成されている。
複数のノズル33は、第2シェル周壁部423に対向する位置(半径方向に対向する位置)に形成されており、周方向に均等間隔で千鳥状に形成されている。このため、ガス排出口414とノズル33のそれぞれの高さ位置には、中心軸X方向への高低差が形成されている。
そして周壁432には、図1で示されているようなガイド部材35が形成されている。図1のガイド部材35は、図4(a)の内筒部材30のガイド部材35と同じものである。
図4(a)に示すガイド部材35は、ノズル33を上からかつ外側から覆うようにして内筒部材周壁32(図1の周壁423)外側から下方に突き出されたものである。
ガイド部材35は、ノズル33から排出された燃焼生成物を周壁432に沿って底板422方向に流すように作用するものであるから、前記作用ができる形状のものであればよい。
図4(a)においてガイド部材35は、その下方向(折曲部430b方向)のみが開口するように、各々のノズル33を外側から覆うようして形成され、燃焼室440に突き出された状態である。
このようなガイド部35は、内筒部材30の周壁32に切り込みを入れ、切り込みの上部を内側から外側に向かって押し出すことで形成される。
内筒部材の周壁32の外側表面とガイド部材35から形成される環状口35aが、作動時において内筒部材30内部から排出される燃焼生成物の出口となる。
この燃焼生成物の出口(環状開口部)35aは、ガイド部材35の軸X方向の長さを増減することで、ノズル33の位置を変えることなく軸X方向の高さ位置(環状開口部35aの形成位置)が調整できる。
燃焼生成物の出口(環状開口部)35aは、ガス排出口414よりも底板422側に形成されていることから、ガス排出口414との間には軸X方向の高低差が生じている。
図1に示すガス発生器400の内筒部材430は、図4(b)に示すガイド部材36を有しているものでもよい。
図4(b)に示すガイド部材36は、周壁32(図1の周壁423)に形成されたノズル33を下からかつ内側から覆うようにして内筒部材周壁内側から上方に突き出されたものである。
このようなガイド部36は、内筒部材30の周壁32に切り込みを入れ、切り込みの下部を外側から内側に向かって押し込むことで形成される。
ガイド部材36が内筒周壁32の内側に形成されているときは、ノズル33が、作動時において内筒部材30から排出される燃焼生成物の出口となる。
ノズル33は、ガス排出口414よりも底板422側に形成されていることから、図1においては、燃焼生成物の出口となるノズル33とガス排出口414との間には軸X方向の高低差が生じている。
図1に示すガス発生器400の内筒部材430は、図4(c)に示すガイド部材37を有しているものでもよい。
図4(c)に示すガイド部材37は、周壁32(図1の周壁423)に形成されたノズル33を上からかつ外側から覆うようにして内筒部材周壁32(図1の周壁423)に被せられた筒状カバー部材である。
筒状カバー部材(ガイド部材)37は、内筒部材周壁32(図1の周壁423)に固定するための環状固定部37aと、環状固定部37aから外側に椀状に広げられた拡径部37bを有している。
筒状カバー部材(ガイド部材)37は、環状固定部37aがノズル33の上に固定され、拡径部37bがノズル33を上からかつ外側から覆うようにして圧入固定されている。
内筒部材周壁32(図1の周壁423)に筒状カバー部材(ガイド部材)37を取り付けることで、点火室34(図1の点火室434)内の燃焼生成物を排出するための環状の排出経路(燃焼生成物の出口)38が形成されている。
この燃焼生成物の出口38は、筒状カバー部材(ガイド部材)37の軸X方向への長さを増減することで、ノズル33の位置を変えることなく軸X方向の高さ位置(燃焼生成物の出口38の形成位置)が調整できる。
燃焼生成物の出口38は、ガス排出口414よりも底板422側に形成されていることから、ガス排出口414との間には軸X方向の高低差が生じている。
なお、本発明において圧入固定されているとは、嵌め合わせる2つの部材の径の大きさを調節して、2つの部材が密着して、かつ強固に結合されている状態を意味する。
内筒部材430の外側は燃焼室440となっている。燃焼室440内にはガス発生剤441が充填されている。
燃焼室440は、半径方向内側が内筒部材の周壁432からなり、半径方向外側が第2シェルの周壁部423と環状フィルタ470からなっている。
環状フィルタ470は、燃焼室440の天板412側に配置されている。環状フィルタ470は、外周面471がガス排出口414(シールテープ415)と間隔をおいて対向されており、内周面472が内筒部材の周壁432に対向されている。
さらに環状フィルタ470は、上側環状面473が天板412に当接され、下側環状面474が略環状のリテーナ477で支持されている。略環状のリテーナ477は、環状段差面421aに取り付けられている。
次に図1に示すガス発生器1の動作を説明する。なお、内筒部材430は図4(a)のガイド部材35を有するものとして説明するが、図4(b)、(c)のガイド部材を有するものであっても同様に動作する。
点火器416が作動することで点火室434内のガス発生剤(伝火薬)が着火燃焼される。
点火室434内で発生した燃焼生成物は、内筒部材430のノズル33から排出され、ガイド部材35の作用により燃焼生成物は周壁432に沿って底板422方向に流れる。
このように燃焼生成物は周壁432に沿って底板422方向に流れるため、ガス発生器400の中心軸(図1の中心軸X)と実質的に平行な方向に流れて底板422に至る。その後、底板422に沿うように放射方向に移動し、第2シェル周壁部423に衝突した後で向きを変えて天板412(フィルタ470)方向に流れる。
このようにして燃焼生成物が流れる過程において、燃焼室440内に充填されているガス発生剤441は燃焼生成物との接触によって、さらに隣接するガス発生剤441が順次天板412方向(ガス排出口414の方向)に燃焼していく。
燃焼室440内の燃焼ガスは、環状フィルタ470を通過した後、筒状間隙460内に流入する。その後、シールテープ415を破ってガス排出口414から排出される。
図1のガス発生器400は、内筒部材430に設けられたガイド部材35、ノズル33とガス排出口414の高さ位置、および筒状間隙460の組み合わせによって、燃焼室440内のガス発生剤441全体として見たときの着火性能および燃焼性能が向上される。
(2)図2のガス発生器
ガス発生器1は、外殻容器がハウジング10からなるものである。
ハウジング10は、天板12および周壁部13を有する第1シェル11と、底板22および周壁部23を有する第2シェル21からなるものであり、第1シェル11内に第2シェル21が嵌め込まれた状態で、接触部分が溶接固定されたものである。
第1シェル11は、天板12に近い周壁部13にガス排出口14を有している。ガス排出口14は、金属製のシールテープ15で内側から閉塞されている。
ハウジング10内部には、内筒部材30、および外筒部材50がハウジング中心軸Xと同軸になるように配置されている。
内筒部材30は、底面31が天板12に当接されており、開口部側は第2シェルの底板22の中央部に孔が形成されるように設けられた筒状部22aに被せられている。
内筒部材30は、開口部のフランジ部30aが第2シェル底板22に溶接固定されている。
内筒部材30の内部が点火室34となり、開口部側から点火器16が収容されており、残部空間には図示していないガス発生剤(伝火薬)が充填されている。
内筒部材30は、図2に示すものに代えて図3に示す内筒部材130を使用することができる。
内筒部材130は、筒本体部132の一端側開口部が蓋部131で閉塞されることでカップ状になっているものである。
図3の内筒部材130は、内部に伝火薬(ガス発生剤)を充填した後で蓋部131を取り付けることができるため、伝火薬(ガス発生剤)の充填作業が容易になる点で好ましい。そして、充填作業後に蓋部131を取り付けた後、筒本体部132の蓋131側開口部を内側に折り曲げて環状折曲部132aを形成して蓋部131を固定する。
内筒部材30の周壁32には、複数のノズル33が形成されている。
複数のノズル33は、外筒部材50の周壁に対向する位置(半径方向に対向する位置)に形成されており、周方向に均等間隔で千鳥状に形成されている。このため、ガス排出口14とノズル33のそれぞれの高さ位置には、中心軸X方向への高低差が形成されている。
そして周壁32には、図1のガス発生器400と同じ図4(a)で示されているようなガイド部材35が形成されている。
内筒部材の周壁32の外側表面とガイド部材35から形成される環状口35aが、作動時において内筒部材30内部から排出される燃焼生成物の出口となる。
この燃焼生成物の出口(環状開口部)35aは、ガイド部材35の軸X方向の長さを増減することで、ノズル33の位置を変えることなく軸X方向の高さ位置(環状開口部35の形成位置)が調整できる。
燃焼生成物の出口(環状開口部)35aは、第1連通路Rよりも底板22側に形成されていることから、第1連通路Rとの間には軸X方向の高低差が生じている。
図2に示すガス発生器1の内筒部材30は、図1のガス発生器400と同様に図4(b)に示すガイド部材36又は図4(c)に示すガイド部材37を有しているものでもよい。
図4(b)において、ガイド部材36が内筒周壁32の内側に形成されているときは、ノズル33が作動時において内筒部材30から排出される燃焼生成物の出口となる。
ノズル33は、第1連通路Rよりも底板22側に形成されていることから、図1においては、燃焼生成物の出口となるノズル33と第1連通路Rとの間には軸X方向の高低差が生じている。
図4(c)では、点火室34内の燃焼生成物を排出するための環状の排出経路(燃焼生成物の出口)38が形成されている。燃焼生成物の出口38と第1連通路Rとの間には軸X方向の高低差が生じている。
内筒部材30の外側は燃焼室40となっている。燃焼室40内にはガス発生剤41が充填されている。
燃焼室40は、半径方向内側が内筒部材の周壁32からなり、半径方向外側が外筒部材50からなっている。外筒部材50は、第1シェルの周壁部13および第2シェルの周壁部23との間に筒状空間60を形成するように配置されている。
筒状間隙60はガス排出口14と連通されている。
燃焼室40と筒状間隙60は、外筒部材50と天板12の間に形成された第1連通経路Rのみで連通されている
図2で使用する外筒部材50としては、図5(a)又は図5(b)に示すものを使用することができる。
図5(a)に示す外筒部材50Aは、大径筒状壁部51と、それよりも外径の小さい小径筒状壁部52を有している。
図2のガス発生器1に取り付けられているときは、大径筒状壁部51の外周面が第2シェルの周壁部23に当接され、小径筒状壁部52の開口部周縁52aが天板12に当接される。
外筒部材50Aは、小径筒状壁部52の開口部近傍に形成された複数の連通孔53を有しており、これらの複数の連通孔53が図2に示す第1連通経路Rとなる。
図5(b)に示す外筒部材50Bは、大径筒状壁部51と、それよりも外径の小さい小径筒状壁部52を有している。
小径筒状壁部52の開口部側には、高さ方向(軸X方向)に窪んだ複数の凹部54と窪んでいない部分(凸部55)が形成されている。凹部54と凸部55は周方向に交互に形成されている。
図2のガス発生器1に取り付けられているときは、大径筒状壁部51の外周面が第2シェルの周壁部23に当接され、小径筒状壁部52の凸部55が天板12に当接される。
このとき凹部54、凸部55、天板12により複数の孔(図5(b)の外筒部材50Bを使用した場合は四角形の孔)が形成されることになり、これらの四角形の孔が図2に示す第1連通経路Rとなる。
外筒部材50は、図6(a)、(b)に示すものに代えて、図5(a)の連通孔53がないもの、図5(b)の凹部54と凸部55がないものを使用することができる。このような外筒部材を使用したときには、外筒部材と天板12との間に隙間が形成されるように配置する。前記隙間が図2に示す第1連通経路Rとなる。
図2に示すガス発生器1は、燃焼室40の天板12側に配置された環状フィルタ70を有している。
環状フィルタ70は、外周面71が小径筒状壁部52の内面の一部に当接され、内周面72が内筒部材の周壁32と僅かな隙間をおいて正対されている。この隙間は、フィルタの組み込を容易にするためのものである。
さらに環状フィルタ70は、上側環状面73が天板12に当接され、下側環状面74が燃焼室40に面するように配置されている。
下側環状面74の一部(外周面71側)は、外筒部材50(小径筒状壁部52)に圧入された環状リーテナ77で支持されている。
燃焼室40と筒状間隙60は、環状フィルタ70と第1連通経路R(図5(a)の複数の連通孔53)で連通されている。
次に図2に示すガス発生器1の動作を説明する。なお、内筒部材30は図4(a)のものとして説明するが、図4(b)、(c)のものであっても同様に動作する。
点火器16が作動することで点火室34内のガス発生剤(伝火薬)が着火燃焼される。
点火室34内で発生した燃焼生成物は、内筒部材30のノズル33から排出され、ガイド部材35の作用により燃焼生成物は周壁32に沿って底板22方向に流れる。
このように燃焼生成物は周壁32に沿って底板22方向に流れるため、ガス発生器1の中心軸(図2の中心軸X)と実質的に平行な方向に流れて底板22に至る。その後、底板22に沿うように放射方向に移動し、外筒部材50に衝突した後で向きを変えて天板12方向に流れる。
このようにして燃焼生成物が流れる過程において、燃焼室40内に充填されているガス発生剤41は燃焼生成物との接触によって、さらに隣接するガス発生剤41が順次天板12方向(第1連通路Rの方向)に燃焼していく。
燃焼室40内の燃焼ガスは、環状フィルタ70を通過した後、第1連通路R(図5(a)の複数の連通孔53)を通って筒状間隙60内に流入する。その後、シールテープ15を破ってガス排出口14から排出される。
図2のガス発生器1は、内筒部材30に設けられたガイド部材35、ノズル33と第1連通経路Rの高さ位置、第1連通経路R(連通孔53)および筒状間隙60の組み合わせによって、燃焼室40内のガス発生剤41全体として見たときの着火性能および燃焼性能が向上される。
(2)図6のガス発生器
図6のガス発生器100は、図2のガス発生器1の環状フィルタ70とリーテナ77の組み合わせに代えて、略環状部材180を設けたほかは同じものである。
略環状部材180は、複数の連通孔184を有する環状底面181と、外周部に形成された外側環状壁面182と、内周部に形成された内側環状壁面183を有している。
外側環状壁面182が外筒部材50(小径筒状壁部52)に当接され、内側環状壁面183が内筒部材の周壁32に対向して、環状底面181が燃焼室40に面するように外筒部材50に対して圧入固定されている。
外側環状壁面182の先端部182aは、外筒部材50(小径筒状壁部52)よりも低くなるように設定されている。このため、第1連通経路Rは、天板12と外筒部材50(小径筒状壁部52)により形成される。
図6に示すように略環状部材180を配置したことによって、天板12、外側環状壁面182、環状底面181、内側環状壁面183および内筒状容器の周壁32で囲まれた環状空間185が形成されている。
図6のガス発生器100では、燃焼室40と筒状間隙60は、略環状部材180の連通孔(第2連通経路)184、環状空間185および第1連通経路Rで連通されている。
図6のガス発生器100では、燃焼室40内の燃焼ガスは、略環状部材180の連通孔(第2連通経路)184、環状空間185および第1連通経路Rを通って筒状間隙60内に流入した後、シールテープ15を破ってガス排出口14から排出される。
(3)図7のガス発生器
図7のガス発生器200は、図6のガス発生器100とは内筒部材と略環状部材が異なるほかは同じものである。内筒部材におけるガイド部材は、図4(c)に類似するものである。
内筒部材230は、上部カップ231と下部筒241の組み合わせからなるものである。
下部筒241は均一径のもので、点火器16の点火器カラーに嵌め込まれることで固定されており、底板22側の開口部は点火器16で閉塞されている。下部筒241は周壁に複数のノズル242を有している。
上部カップ231は、大径部232と小径部233を有しているものであり、下部筒241の開口部側から被せられている。
上部カップの小径部233の内径は、下部筒241の外径ほぼおなじになるように設定されている。このため、上部カップ231は下部筒241に対して圧入固定されており、底面234は天板12に当接されている。
そして、上部カップの大径部232は、下部筒のノズル242と半径方向に正対する位置にある。このため、上部カップ231と下部筒241を組み合わせたとき、大径部232がガイド部材となり、点火室34内の燃焼生成物を排出するための環状の排出経路235が形成されている。
略環状部材280は、複数の連通孔284を有する環状底面281と、外周部に形成された外側環状壁面282を有している。
外側環状壁面282が外筒部材50(小径筒状壁部52)に当接され、環状底面281が燃焼室40に面するように外筒部材50に対して圧入固定されている。
環状底面281の内周縁281aは、内筒部材230(上部カップ231)との間に間隙をおいて取り付けられているが当接されていてもよい。
外側環状壁面282の先端部282aは、外筒部材50(小径筒状壁部52)よりも高くなるように設定されている。このため、第1連通経路Rは、天板12と外側環状壁面282により形成される。
図7のガス発生器200では、燃焼室40内の燃焼ガスは、略環状部材280の連通孔(第2連通経路)284、環状空間285および第1連通経路Rを通って筒状間隙60内に流入した後、シールテープ15を破ってガス排出口14から排出される。
(4)図8のガス発生器
図8のガス発生器300は、図7のガス発生器200とは内筒部材が異なるほかは同じものである。内筒部材におけるガイド部材は、図4(b)に類似するものである。
内筒部材330は、上部カップ331と下部筒341の組み合わせからなるものである。
下部筒341は、大径筒部342と小径筒部343を有しているものであり、点火器16の点火器カラーに嵌め込まれることで固定されており、大径筒部342の開口部は点火器16で閉塞されている。
上部カップ331は均一径のものであり、下部筒341の小径筒部343側から被せられている。
上部カップ331の内径は、下部筒の大径筒部342の外径とほぼ同じになるように設定されている。このため、上部カップ331は下部筒341に対して圧入固定されており、底面334は天板12に当接されている。
上部カップ331は周壁に複数のノズル342を有している。
下部筒の小径筒部343は、上部カップ331のノズル342と半径方向に正対する位置にある。このため、上部カップ331と下部筒341を組み合わせたとき、大径筒部343がガイド部材となり、点火室34内の燃焼生成物をノズル342から排出するための環状の内側排出経路335が形成されている。
図8のガス発生器300では、燃焼室40内の燃焼ガスは、略環状部材280の連通孔(第2連通経路)284、環状空間285および第1連通経路Rを通って筒状間隙60内に流入した後、シールテープ15を破ってガス排出口14から排出される。
1,400ガス発生器
11,411 第1シェル
12,412 天板
14,414 ガス排出口
16,416 点火器(点火器カラー)
21,421 第2シェル
22,422 底板
30 内筒部材
31 底面
32 周壁
33 ノズル
34,434 点火室
35 ガイド部材
40,440 燃焼室
41,441 ガス発生剤
50 外筒部材
60,460 筒状空間
70,470 フィルタ
430 内筒部材
432 周壁

Claims (10)

  1. 天板および周壁部を有する第1シェルと、底板および周壁部を有する第2シェルとからなり、ガス排出口が前記第1シェルの天板又は周壁部に形成されているハウジングと、
    前記ハウジング内部に配置され、内側に点火室、外側に燃焼室を構成する内筒部材と、
    前記点火室に配置された点火手段と、前記燃焼室に充填され燃焼ガスを発生する固形ガス発生剤とを有するガス発生器であり、
    前記内筒部材が、
    一端開口部側が閉塞され、他端開口部側には点火器が取り付けられて閉塞されており、
    前記燃焼室と前記点火室を連通するための複数のノズルを周壁に有し、
    さらに前記周壁の外側において、前記点火室内で生じた燃焼生成物が前記ノズルから排出されるとき、前記底板に向かって排出されるようにするためのガイド部材を有しており、
    前記内筒部材が有しているガイド部材が、前記ノズルを上からかつ外側から覆うようにして内筒部材に被せられた筒状カバー部材であり、
    前記筒状カバー部材が、
    前記内筒部材周壁に固定するための環状固定部と、前記環状固定部から外側に広げられた拡径部を有しているものであり、
    前記環状固定部が前記ノズルの上に固定され、前記拡径部が前記ノズルを上からかつ外側から覆うようにして取り付けられており、
    前記燃焼室が、
    半径方向内側が前記内筒部材の周壁からなり、半径方向外側が少なくとも第2シェルの周壁部からなるものであり、
    作動時において前記内筒部材から排出される燃焼生成物の出口が、前記ガス排出口よりも底板側に形成されている、ガス発生器。
  2. 天板および周壁部を有する第1シェルと、底板および周壁部を有する第2シェルとからなり、ガス排出口が前記第1シェルの天板又は周壁部に形成されているハウジングと、
    前記ハウジング内部に配置され、内側に点火室、外側に燃焼室を構成する内筒部材と、
    前記点火室に配置された点火手段と、前記燃焼室に充填され燃焼ガスを発生する固形ガス発生剤とを有するガス発生器であり、
    前記内筒部材が、
    上部カップと下部筒の組み合わせからなるものであり、
    下部筒は、均一径で周壁に複数のノズルを有しており、底板側の開口部が点火器の点火器カラーに嵌め込まれることで固定されて閉塞されており、
    上部カップは、大径部と小径部を有しており、前記大径部側の開口部は前記下部筒の開口部側から被せられて圧入固定されており、
    前記上部カップの大径部は、前記下部筒のノズルと半径方向に正対する位置にあり、前記大径部がガイド部材となり、点火室内の燃焼生成物を排出するための環状の排出経路が形成されているものであり、
    前記燃焼室が、
    半径方向内側が前記内筒部材の周壁からなり、半径方向外側が少なくとも第2シェルの周壁部からなるものであり、
    作動時において前記内筒部材から排出される燃焼生成物の出口が、前記ガス排出口よりも底板側に形成されている、ガス発生器。
  3. 天板および周壁部を有する第1シェルと、底板および周壁部を有する第2シェルとからなり、ガス排出口が前記第1シェルの天板又は周壁部に形成されているハウジングと、
    前記ハウジング内部に配置され、内側に点火室、外側に燃焼室を構成する内筒部材と、
    前記点火室に配置された点火手段と、前記燃焼室に充填され燃焼ガスを発生する固形ガス発生剤を有するガス発生器であり、
    前記内筒部材が、
    前記天板側に位置する一端開口部側が閉塞され、他端開口部側には点火器が取り付けられて閉塞されており、
    前記燃焼室と前記点火室を連通するための複数のノズルを周壁に有し、
    さらに前記周壁の外側において、前記点火室内で生じた燃焼生成物が前記ノズルから排出されるとき、前記底板に向かって排出されるようにするためのガイド部材を有しており、
    前記内筒部材が有しているガイド部材が、前記ノズルを上からかつ外側から覆うようにして内筒部材に被せられた筒状カバー部材であり、
    前記筒状カバー部材が、
    前記内筒部材周壁に固定するための環状固定部と、前記環状固定部から外側に広げられた拡径部を有しているものであり、
    前記環状固定部が前記ノズルの上に固定され、前記拡径部が前記ノズルを上からかつ外側から覆うようにして取り付けられており、
    前記燃焼室が、
    半径方向内側が前記内筒部材の周壁からなり、半径方向外側が、第1シェルおよび第2シェルの周壁部で形成されるハウジング周壁部との間に筒状間隙が形成されるように配置された外筒部材からなるものであり、
    前記筒状間隙が前記ガス排出口と連通されており、
    前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記外筒部材と前記天板の間に形成された第1連通経路のみで連通されており、
    作動時において前記内筒部材から排出される燃焼生成物の出口が、前記第1連通経路よ
    りも底板側に形成されている、ガス発生器。
  4. 天板および周壁部を有する第1シェルと、底板および周壁部を有する第2シェルとからなり、ガス排出口が前記第1シェルの天板又は周壁部に形成されているハウジングと、
    前記ハウジング内部に配置され、内側に点火室、外側に燃焼室を構成する内筒部材と、
    前記点火室に配置された点火手段と、前記燃焼室に充填され燃焼ガスを発生する固形ガス発生剤を有するガス発生器であり、
    前記内筒部材が、
    上部カップと下部筒の組み合わせからなるものであり、
    下部筒は、均一径で周壁に複数のノズルを有しており、底板側の開口部が点火器の点火器カラーに嵌め込まれることで固定されて閉塞されており、
    上部カップは、大径部と小径部を有しており、前記上部カップは、前記大径部側の開口部は前記下部筒の開口部側から被せられて圧入固定されており、
    前記上部カップの大径部は、前記下部筒のノズルと半径方向に正対する位置にあり、前記大径部がガイド部材となり、点火室内の燃焼生成物を排出するための環状の排出経路が形成されているものであり、
    前記燃焼室が、
    半径方向内側が前記内筒部材の周壁からなり、半径方向外側が、第1シェルおよび第2シェルの周壁部で形成されるハウジング周壁部との間に筒状間隙が形成されるように配置された外筒部材からなるものであり、
    前記筒状間隙が前記ガス排出口と連通されており、
    前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記外筒部材と前記天板の間に形成された第1連通経路のみで連通されており、
    作動時において前記内筒部材から排出される燃焼生成物の出口が、前記第1連通経路よ
    りも底板側に形成されている、ガス発生器。
  5. 前記外筒部材が、大径筒状壁部と、それよりも外径の小さい小径筒状壁部を有しているものであり、
    前記大径筒状壁部の外周面が前記第2シェルの周壁部に当接され、前記小径筒状壁部の開口部が前記天板に当接されており、
    前記筒状間隙が、前記小径筒状壁部と少なくとも前記第1シェルの周壁部との間に形成されているものであり、
    前記第1連通経路が、前記小径筒状壁部の開口部近傍に形成された複数の連通孔である、請求項3又は4記載のガス発生器。
  6. 前記外筒部材が、大径筒状壁部と、それよりも外径の小さい小径筒状壁部を有しているものであり、
    前記大径筒状壁部の外周面が前記第2シェルの周壁部に当接され、前記小径筒状壁部の開口部が前記天板に当接されており、
    前記筒状間隙が、前記小径筒状壁部と少なくとも前記第1シェルの周壁部との間に形成されているものであり、
    前記第1連通経路が、前記小径筒状壁部の開口部周壁が高さ方向に窪んだ複数の凹部と前記天板からなる連通孔である、請求項3又は4記載のガス発生器。
  7. 前記外筒部材が、大径筒状壁部と、それよりも外径の小さい小径筒状壁部を有しているものであり、
    前記大径筒状壁部の外周面が前記第2シェルの周壁部に当接され、前記小径筒状壁部の開口部が前記天板に間隔をおいて対向されており、
    前記筒状間隙が、前記小径筒状壁部と少なくとも前記第1シェルの周壁部との間に形成されているものであり、
    前記第1連通経路が、前記小径筒状壁部の開口部と第1シェル天板との間の隙間である、請求項3又は4記載のガス発生器。
  8. 前記燃焼室の天板側に配置された環状フィルタを有しており、
    前記環状フィルタが、外周面が前記外筒部材に当接され、内周面が内筒部材に当接され、一方の環状面が前記天板に当接され、他方の環状面が前記燃焼室に面するように配置されており、
    前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記環状フィルタと前記第1連通経路で連通されている、請求項3〜7のいずれか1項記載のガス発生器。
  9. 前記燃焼室の天板側に配置された略環状部材を有しており、
    前記略環状部材が、
    複数の連通孔を有する環状底面と、外周部に形成された外側環状壁面と、内周部に形成された内側環状壁面を有しているものであり、
    前記外側環状壁面が前記外筒部材に当接され、前記内側環状壁面が内筒部材の周壁に対向し、かつ燃焼室に面するように嵌め込まれ、前記の天板、外側環状壁面、環状底面および内筒容器で囲まれた環状空間が形成されるようにして配置されており、
    前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記略環状部材の連通孔からなる第2連通経路、環状空間および前記第1連通経路で連通されている、請求項3〜8のいずれか1項記載のガス発生器。
  10. 前記燃焼室の天板側に配置された略環状部材を有しており、
    前記略環状部材が、
    複数の連通孔を有する環状底面と外周部に形成された外側環状壁面を有しているものであり、
    前記外側環状壁面が前記外筒部材に当接され、前記環状底面が燃焼室に面するように嵌め込まれ、前記の天板、外側環状壁面、環状底面および内筒容器で囲まれた環状空間が形成されるようにして配置されており、
    前記燃焼室と前記筒状間隙が、前記略環状部材の連通孔からなる第2連通経路、環状空間および前記第1連通経路で連通されている、請求項3〜82〜6のいずれか1項記載のガス発生器。
JP2012099480A 2012-04-25 2012-04-25 ガス発生器 Active JP5945152B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012099480A JP5945152B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 ガス発生器
PCT/JP2013/057334 WO2013161430A1 (en) 2012-04-25 2013-03-11 Gas generator
KR1020147029588A KR102041896B1 (ko) 2012-04-25 2013-03-11 가스 발생기
CN201380019751.1A CN104245437B (zh) 2012-04-25 2013-03-11 气体发生器
EP13719242.3A EP2841312B1 (en) 2012-04-25 2013-03-11 Gas generator
US13/800,859 US9353703B2 (en) 2012-04-25 2013-03-13 Gas generator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012099480A JP5945152B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 ガス発生器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013226889A JP2013226889A (ja) 2013-11-07
JP5945152B2 true JP5945152B2 (ja) 2016-07-05

Family

ID=48193265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012099480A Active JP5945152B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 ガス発生器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9353703B2 (ja)
EP (1) EP2841312B1 (ja)
JP (1) JP5945152B2 (ja)
KR (1) KR102041896B1 (ja)
CN (1) CN104245437B (ja)
WO (1) WO2013161430A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6009997B2 (ja) * 2013-06-21 2016-10-19 株式会社ダイセル 人員拘束装置用ガス発生器
JP6282555B2 (ja) 2014-08-01 2018-02-21 株式会社ダイセル ガス発生器
JP6563825B2 (ja) * 2015-02-09 2019-08-21 株式会社ダイセル ガス発生器
JP6867897B2 (ja) * 2017-06-29 2021-05-12 株式会社ダイセル 封止構造
JP6888228B2 (ja) * 2017-07-20 2021-06-16 株式会社ダイセル ガス発生器
KR102622079B1 (ko) * 2018-05-29 2024-01-09 주식회사 다이셀 가스 발생기
CN110108416B (zh) * 2019-05-23 2020-10-23 深圳市和创智造有限公司 一种适用于大流量气体的烟雾检漏装置
JP7315410B2 (ja) 2019-08-09 2023-07-26 株式会社ダイセル ガス発生器
JP7343354B2 (ja) * 2019-10-16 2023-09-12 株式会社ダイセル ガス発生器、及びガス発生器の組立方法
DE102019134264A1 (de) * 2019-12-13 2021-06-17 Zf Airbag Germany Gmbh Gasgenerator insbesondere für ein fahrzeugsicherheitssystem
CN111548242B (zh) * 2020-05-15 2021-09-03 湖北航鹏化学动力科技有限责任公司 气体发生器
JP7368325B2 (ja) * 2020-06-18 2023-10-24 株式会社ダイセル ガス発生器
US11479205B2 (en) * 2021-03-17 2022-10-25 Autoliv Asp, Inc. Dual stage inflator

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5458371A (en) 1994-10-27 1995-10-17 Morton International, Inc. Crimp-formed joint housings for air bag inflators
US5613706A (en) 1995-12-13 1997-03-25 Morton International, Inc. Self-contained inflator pyrotechnic initiator
US6213501B1 (en) * 1998-03-19 2001-04-10 Autoliv Asp, Inc. Method of improving ballistics by ignition system porting in an airbag inflator
EP1518764B1 (en) * 1998-09-28 2011-09-28 Daicel Chemical Industries, Ltd. Gas generator for an airbag and air bag apparatus
US6412815B1 (en) 1998-09-28 2002-07-02 Daicel Chemical Industries, Ltd. Gas generator for air bag and air bag device
US6227565B1 (en) * 1999-03-04 2001-05-08 Trw Inc. Air bag inflator with pressure regulation
AU2002212694A1 (en) * 2000-10-31 2002-05-15 Daicel Chemical Industries Ltd. Gas generator for air bag and air bag device
DE20219899U1 (de) * 2002-12-23 2003-05-28 Trw Airbag Sys Gmbh Gasgenerator
US7578522B2 (en) * 2005-08-30 2009-08-25 Daicel Chemical Industries, Ltd. Gas generator
JP2007131254A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Daicel Chem Ind Ltd 人員拘束装置用ガス発生器
JP5324931B2 (ja) 2009-01-15 2013-10-23 株式会社ダイセル 車両の人員拘束装置用ガス発生器
EP2380786B1 (en) * 2009-01-22 2014-03-19 Autoliv ASP, Inc. Gas generator for airbag device
JP5438641B2 (ja) * 2010-09-16 2014-03-12 トヨタ自動車株式会社 インフレータ及び車両用エアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR102041896B1 (ko) 2019-11-08
US20130283760A1 (en) 2013-10-31
US9353703B2 (en) 2016-05-31
EP2841312B1 (en) 2017-07-05
KR20150015446A (ko) 2015-02-10
EP2841312A1 (en) 2015-03-04
JP2013226889A (ja) 2013-11-07
CN104245437B (zh) 2017-03-01
WO2013161430A1 (en) 2013-10-31
CN104245437A (zh) 2014-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5945152B2 (ja) ガス発生器
US9994190B2 (en) Gas generator
JP5324930B2 (ja) 車両の人員拘束装置用ガス発生器
US7527289B2 (en) Gas generator for an air bag
JP6009997B2 (ja) 人員拘束装置用ガス発生器
JP5436036B2 (ja) ガス発生器
JP5324931B2 (ja) 車両の人員拘束装置用ガス発生器
JP5016620B2 (ja) 車両の人員拘束装置用ガス発生器
JP6714495B2 (ja) ガス発生器
JP2010163043A (ja) 車両の人員拘束装置用ガス発生器
JP7449432B2 (ja) ガス発生器
KR20190039708A (ko) 가스 발생기
WO2019035285A1 (ja) ガス発生器
JP2005238907A (ja) エアバッグ用ガス発生器
JP4113424B2 (ja) エアバッグ用ガス発生器
US8870221B2 (en) Gas generator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160527

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5945152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151