JP5935354B2 - 吸着シート、および、それを用いた吸着エレメント - Google Patents
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1.多孔性金属錯体、および、耐熱性繊維を含有することを特徴とする吸着シート、
2.前記吸着シートが自己固結性を有する粘土鉱物繊維を含有する上記1の吸着シート、
3.前記吸着シートが有機バインダーを含有する上記1又は2の吸着シート、および、
4.上記1〜3のいずれかの吸着シートを用いた吸着エレメントである。
なお、平均粒子径及びBET比表面積は、実施例に記載の方法により測定することができる。
実施例、比較例で使用した多孔性金属錯体サンプル(有機溶媒処理前)約100mgを採取し、120℃で12時間真空乾燥した後、秤量した。自動比表面積測定装置(ジェミニ2375、マイクロメリティックス社製)を使用し、液体窒素の沸点(−195.8℃)における窒素ガスの吸着量を、相対圧を0.02〜0.95の範囲で徐々に高めながら40点測定し、前記サンプルの吸着等温線を作成した。自動比表面積測定装置に付属の解析ソフト(GEMINI−PCW version1.01)にて、BET条件で、表面積解析範囲を0.01〜0.15に設定して、BET比表面積[m2/g]を求めた。
走査型電子顕微鏡(株式会社日立製作所製、S−3500)を使用して、下記実施例及び比較例で用いた多孔性金属錯体の直径を100点測定し、それを相加平均して、多孔性金属錯体の平均粒子径[μm]を求めた。
走査型電子顕微鏡(株式会社日立製作所製、S−3500)により、下記実施例及び比較例で用いた耐熱性繊維、粘土鉱物繊維、有機バインダーの100点分の繊維直径[μm]、繊維長[mm]を測定した。100点分の繊維直径を相加平均して、サンプルの繊維径[μm]を求めた。また、100点分の繊維長を相加平均して、サンプルの繊維長[mm]を求めた。
実施例、比較例で製造した吸着シートから切り出した10cm×10cmの試験片について、空気雰囲気下250℃で10時間処理を行った後、処理後の試験片の両端を持ち、90度に折り曲げた。この時、シートが割れなかったものを○、亀裂が生じたものを△、割れてしまったものを×として評価した。
実施例、比較例で製造した吸着シートから切り出した10cm×10cmの試験片に、直径2.4cm、質量20gの球体(素材:アルミニウム)を、10cm/sの速度で10回衝突させ、脱落した多孔性金属錯体の量が、0.1mgより少ない場合を○、10mgより多い場合を×、0.1mg〜10mgの場合を△とした。
実施例、比較例で製造した吸着シートから切り出した10cm×10cmの試験片の両端を持ち、90度に折り曲げた。この時、シートが割れなかったものを○、亀裂が生じたものを△、割れてしまったものを×として評価した。
バインダーとして無機接着剤(水ガラス)を使用し、吸着シートを定法によりコルゲート化し、さらに、得られたコルゲートボードを、無機接着剤(水ガラス)を使用して積層することにより、ハニカム化し、300セル/inch2のハニカムサンプルを作製した。60mmφのガラス製カラムにハニカムサンプル(60mmφ、厚み20mm)をセットし、そのカラム中にトルエン5ppmを含む温度25℃の乾燥空気を2m/sの速度で通過させた。FID付きガスクロマトグラフ(株式会社島津製作所製、GC−2014)にて、ハニカムサンプル通過前後のトルエン濃度を1分毎に測定し、その通過前後の濃度変化からトルエンの除去率を算出した。除去率が20%になるまで測定を続け、その経過時間、除去率よりトルエンの総除去質量[g]を算出し、それをハニカムサンプルの体積で割ることによりトルエン除去量[g/L]を算出した。
Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%(溶媒分子を除く)、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置(東洋紡エンジニアリング株式会社製、以下同様。)を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルについて、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
多孔性金属錯体として、Basolite A100(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
多孔性金属錯体として、Basolite C300(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをエタノール中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
多孔性金属錯体として、Basolite F300(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
多孔性金属錯体として、Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを60質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.2μm、繊維長30μm)を15質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、150℃、1気圧条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
多孔性金属錯体として、Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを60質量%、耐熱性繊維として、フィブリル化されたアラミド繊維(帝人製、トワロン(登録商標)、繊維径12μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を15質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、150℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
多孔性金属錯体として、Basolite Z1200(BASF社製)を篩いにかけ、平均粒子径が10μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを60質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を15質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、150℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
多孔性金属錯体として、Basolite Z1200(BASF社製)を10kgf/cm2の圧力で軽く押し固め、篩いにかけ、平均粒子径が150μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを60質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を15質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、150℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
多孔性金属錯体として、Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを80質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を10質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を5質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を20質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を20質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
HSZ−390HUA(東ソー社製、Y型ゼオライト)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。得られたゼオライトサンプルを70質量%、耐熱性繊維として、ガラス繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルをN,N−ジメチルホルムアミド中に24時間浸漬させた後に、ろ過し、細孔内に溶媒分子が吸着された多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%、耐熱性繊維の代わりにポリブチレンテレフタレート繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルを200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%、ポリブチレンテレフタレート繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率で混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
Basolite Z1200(BASF社製)を乳鉢で粉砕した後に篩いにかけ、平均粒子径が1μmになるように調製した。さらに、そのサンプルを200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、多孔性金属錯体サンプルを得た。その多孔性金属錯体サンプルを70質量%、耐熱性繊維の代わりに、ポリブチレンテレフタレート繊維(繊維径6μm、繊維長3mm)を15質量%、粘土鉱物繊維として、珪酸マグネシウム繊維(繊維径0.1μm、繊維長1μm)を5質量%、有機バインダーとして、ポリビニルアルコール(PVA)繊維(株式会社クラレ製、VPB105、繊維径11μm、繊維長3mm)を10質量%の比率でで混合し、坪量70g/m2となる質量にて湿式抄紙装置を使い吸着シートを作製した。さらに、200℃、真空条件下、24時間で脱溶媒処理を行い、吸着シートサンプルを得た。得られたサンプルに対して、耐熱性、担持性、柔軟性、吸着性能を測定した。
Claims (4)
- 多孔性金属錯体、耐熱性繊維、自己固結性を有する粘土鉱物繊維、及び有機バインダーを混合状態で含有することを特徴とする吸着シート。
- 前記耐熱性繊維がフィブリル化された繊維である請求項1に記載の吸着シート。
- 前記多孔性金属錯体が粒状であり、平均粒子径が0.1〜200μmである請求項1又は2に記載の吸着シート。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の吸着シートを備えることを特徴とする吸着エレメント。
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