JP5931043B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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本発明は、空気調和機の室外機に関する。
従来、メンテナンスの際に熱交換器の伝熱管の損傷を抑制するために、フィンチューブ式熱交換器の端から突出する伝熱管を覆うカバー部材を備えた空気調和機の室外機があった(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、フィンチューブ式熱交換器の伝熱管を固定し、この熱交換器が振動した際に生じる応力が伝熱管の特定の折返し部に集中するのを抑制するために、フィンチューブ式熱交換器の伝熱管に密着するように設けられた樹脂製の保持装置を備えた空気調和機の室外機があった(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−7558号公報(第12頁、第5図〜第8図) 特開2010−169357号公報(第7頁、第4図)
空気調和機の室外機においては、フィンチューブ式熱交換器の伝熱管には銅が用いられることが多かったが、近年の空気調和機の室外機においては、フィンチューブ式熱交換器の伝熱管にアルミが用いられたり、パラレルフロー型熱交換器の伝熱管にアルミが用いられることが多くなっている。
ここでフィンチューブ式熱交換器は、複数の折返し部を介して蛇行する伝熱管の直管部の周りに複数のフィンを積層することで構成される。また、パラレルフロー型熱交換器は自動車用のラジエターなどに用いられ複数の折返し分を介し蛇行する伝熱管の上下にロウ付け等により取り付けられた波型のフィンで構成される。
アルミが銅などの異種金属と接合された場合で、イオン化された水が、アルミのうち異種金属と接合した接合部分に浸漬すると、伝熱管が電解腐食することがある。また、イオン化された水が、異種金属を伝って、アルミのうち異種金属と接合されていない部分に付着することで、伝熱管が電解腐食することがある。
ここで、特許文献1の空気調和機の室外機においては、カバー部材が伝熱管を覆うように設けられ、特許文献2の空気調和機の室外機においては、樹脂製の保持装置が伝熱管に密着するように設けられている。しかしながら、特許文献1及び特許文献2の空気調和機の室外機においては、室外機の熱交換器の温度が低下することにより筐体の内部結露した水滴が伝熱管に付着することを十分に抑制できない。このため、仮に、異種金属で構成される配管同士を接合する場合には、結露した水滴が配管の接合部分に付着して電解腐食が生じうるという課題があった。
本発明は、上述の課題を背景としてなされたものであり、熱交換器の伝熱管の電解腐食を抑制する空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本発明の空気調和機の室外機は、筐体と、前記筐体の内部に設けられ、第1伝熱管及び第2伝熱管を有する熱交換器と、前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管とは異なる素材で構成され、前記第1伝熱管に接合される第1継手管と、前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管とは異なる素材で構成され、前記第2伝熱管に接合される第2継手管と、前記熱交換器に取り付けられ、前記第1伝熱管と前記第1継手管とが挿通される第1開口及び前記第2伝熱管と前記第2継手管とが挿通される第2開口を有する防水カバーと、を備え、前記防水カバーは、前記第1開口に、少なくとも周縁の上部において、前記熱交換器から離れる方向に立ち上がり、前記第1伝熱管へ向かって斜め下方へ延びる立ち上がり部が設けられ、前記第2開口に、少なくとも周縁の上部において、前記熱交換器から離れる方向に立ち上がり、前記第2伝熱管へ向かって斜め下方へ延びる立ち上がり部が設けられており、前記第1伝熱管と前記第1開口との間、及び前記第2伝熱管と前記第2開口との間には空隙が形成されているものである
本発明によれば、防水カバーは、第1開口の周縁及び第2開口の周縁から、熱交換器から離れる方向に立ち上がる立ち上がり部を有している。このため防水カバーを伝う水滴が立ち上がり部に沿って下方へ流れるので、水滴が第1伝熱管及び第2伝熱管に付着することを抑制できる。このようにして、熱交換器の伝熱管の電解腐食を抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の外観を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の主要な部品の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に防水カバー30を取り付ける前の状態を示す図である。 図3のA部分の拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に取り付けられる防水カバー30の左側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に取り付けられる防水カバー30の正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に取り付けられる防水カバー30の斜視図である。 図7のX−X断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に取り付けられる防水カバー30の右側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に防水カバー30を取り付けた後の状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に防水カバー30を取り付けた後の状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に防水カバー30を取り付けた後の状態を示す右側面図である。 図12のA部分の拡大図である。 図12のB部分の拡大図である。 図10のX−X断面図である。 図15のY−Y断面図である。 図10のY−Y断面図である。
実施の形態1.
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の外観を示す正面図である。図2は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の主要な部品の構成を示す分解斜視図である。図3は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に防水カバー30を取り付ける前の状態を示す図である。図4は図3のA部分の拡大図である。
図1に示されるように、室外機100は、筐体50、前面グリル51、サービスパネル1、及びバルブカバー2を備える。筐体50は、室外機100の外郭を構成する部材であり、例えば、直方体の形状を有している。前面グリル51、サービスパネル1、及びバルブカバー2の詳細については図2を用いて説明する。室外機100は、例えば屋外に設置され、屋内に設置される室内機(図示省略)と接続されることで、空気調和機(図示省略)が構成される。
図2に示されるように、筐体50は、前側面パネル50a、右側面パネル50b、底面パネル50c、天面パネル50d、及び背面パネル50eを備える。図2は、図1に示される室外機100から、前側面パネル50a、右側面パネル50b、天面パネル50d、背面パネル50e、サービスパネル1、バルブカバー2、及び前面グリル51を取り外した状態を示している。
前側面パネル50aは、筐体50の前面及び左側面を構成するものであり、例えば平面視L字形状の部材で構成される。前側面パネル50aには、前面開口部50a1及び左側面開口部50a2が形成されている。
前面開口部50a1は、前側面パネル50aに形成されている。前面開口部50a1には前面グリル51が着脱自在に設けられる。左側面開口部50a2は、外気を筐体50の内部に導入するための開口である。
なお、前側面パネル50aは、筐体50の前面部を構成する部分と、筐体50の左側面部を構成する部分とを別部品で構成してもよい。すなわち、前側面パネル50aを、筐体50の前面部を構成する前面パネルと、筐体50の左側面部を構成する左側面パネルとに分割してもよい。
右側面パネル50bは、筐体50の右側面を構成する部材である。右側面パネル50bには、開口部50b1及び開口部50b2が形成されている。開口部50b1は、開口部50b2よりも上方に設けられている。開口部50b1はサービスパネル1で覆われ、開口部50b2はバルブカバー2で覆われる。
サービスパネル1は、開口部50b1を覆うように、例えばネジ等を用いて着脱可能に取り付けられる。バルブカバー2は、開口部50b2を覆うように、例えばネジ等を用いて右側面パネル50bに着脱可能に取り付けられる。このように、サービスパネル1及びバルブカバー2が筐体50に取り付けられることで、例えば筐体50が屋外に設置されている場合に雨が降っても、雨が筐体50の内部に浸入することを抑制できる。
底面パネル50cは、筐体50の底面を構成する部材である。天面パネル50dは、筐体50の天面を構成する部材である。背面パネル50eは、筐体50の背面側の外郭を構成する部材である。背面パネル50eには、背面グリル50e1が着脱可能に取り付けられている。
図2に示されるように、筐体50の内部には仕切板9が設けられている。仕切板9が設けられることで、筐体50の内部は圧縮室10及び熱交換室20に区画される。圧縮室10には、圧縮機11、レシーバ12、及び電装品13が設けられる。熱交換室20には、熱交換器21、送風ファン22、ファンモータ23、及びモータサポート24が設けられる。以下、圧縮室10及び熱交換室20に設けられる各部材の詳細について説明する。
圧縮機11は、冷凍サイクルを循環する冷媒を高温高圧の冷媒となるように圧縮して吐出するものである。レシーバ12は、冷媒を貯留するものであり、圧縮機11に冷媒配管(図示省略)を介して接続されている。電装品13は、例えば制御基板(図示省略)で構成される。制御基板は、圧縮機11の回転数等を制御するための部材である。なお、制御基板は、例えば、この機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア、又はマイコン若しくはCPUなどの演算装置上で実行されるソフトウェアで構成される。
熱交換器21は、例えばパラレルフロー型の熱交換器である。熱交換器21の詳細については後述する。熱交換器21は、平面視した状態で略L字状に形成されている。熱交換器21が略L字状に形成されることで、熱交換器21の熱交換面積を広くすることができる。送風ファン22は、例えば軸流式(プロペラファン)で構成される送風手段である。ファンモータ23は、送風ファン22を回転させるための部材である。ファンモータ23はモータサポート24に支持される。
モータサポート24は、ファンモータ23を支持する部材であり、底面パネル50cにネジ等によって着脱可能に取り付けられる。モータサポート24は、熱交換器21を取り付けるための凹部24aを有する。凹部24aは、例えば側面視して逆U字状に形成された部位であり、モータサポート24の上部に位置している。熱交換器21の上端が凹部24aの内面底部に位置するように、熱交換器21を凹部24aに嵌め込むことで、熱交換器21は凹部24aに取り付けられる。このようにして、熱交換器21は、モータサポート24を介して底面パネル50cに取り付けられることとなる。
図3に示されるように、熱交換器21は、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21b並びにフィン(図示省略)を備える。第1伝熱管21aは、熱交換器21の端の上部に設けられたアルミ素材の管であり、例えば、先端側が下方に折れ曲げられている。第2伝熱管21bは、熱交換器21の端の下部に設けられたアルミ素材の管であり、例えば、先端側が上方に曲げられている。フィンは、例えばアルミ素材が用いられる。第1伝熱管21a及び第2伝熱管21b並びにフィンをアルミ素材で構成することで、部材コストを安価に抑え、電解腐食の発生を抑制することができる。
第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bは、四方弁(図示省略)を切り替えることで、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bのいずれか一方が、熱交換器21の内部に冷媒を導入する配管となり、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bのいずれか他方が、熱交換器21の内部から冷媒を排出する配管となる。
第1伝熱管21aには、例えばロウ付け接合で、継手管43aが取り付けられる。図4に示されるように、例えば、継手管43aの端部の径は、第1伝熱管21aの先端側の端部の径と略同一になっている。第2伝熱管21bには、例えばロウ付け接合で継手管43bが取り付けられる。継手管43a及び継手管43bは例えば銅製である。継手管43a,43bには冷媒配管(図示省略)が取り付けられる。このようにして、冷媒回路が形成される。継手管43a,43bに取り付けられる冷媒配管を銅製の金属管で構成することで、曲げ加工や端末加工が容易となる。
なお、上述したように、第1伝熱管21aはアルミ素材で継手管43aは銅製であり、異素材である。ここで、一般に、異素材の金属同士をロウ付け接合することは、金属によって熱容量等が相違するため、同素材の金属同士をロウ付け接合するよりも困難である。このため、第1伝熱管21aと継手管43aとを予めロウ付け接合しておくことが望ましい。なお、このことは、第2伝熱管21bと継手管43bとをロウ付け接合する場合も同様である。
第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bは、例えば、高さ80mm、直径12mmの形状を有し、筐体50の内部の圧縮室10に収まるように設計されている。なお、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bの曲げ方向は、筐体50の圧縮室10で配管を引き回すことを考慮して決定されているが、これに限定されず、圧縮室10のスペースに余裕があれば、曲げ方向は適宜設計してもよい。
また、図3に示されるように、熱交換器21には樹脂部品41が取り付けられる。樹脂部品41は、熱交換器21の四隅に設けられている。樹脂部品41は、ネジ等を用いて熱交換器21に着脱可能に取り付けられる。なお、図3には示されていないが、熱交換器21の左側面側の下端にも樹脂部品41が設けられている(図11参照)。
また、図3に示されるように、熱交換器21には取付板42が取り付けられる。取付板42には、係合穴42a1及び係合穴42a2が形成されている。係合穴42a1及び係合穴42a2は、防水カバー30(後述する)を取付板42に取り付けるために用いられる部材である。
また、図3に示されるように、熱交換器21の圧縮室10側の端には防水カバー30が取り付けられる。防水カバー30は、熱交換器21の四隅に樹脂部品41が取り付けられた状態で熱交換器21に取り付けられる。すなわち、防水カバー30は、樹脂部品41を介して熱交換器21に取り付けられる。このため、防水カバー30が熱交換器21に接触することを抑制できる。防水カバー30は、加工性及び剛性上の都合から、例えば熔融亜鉛めっき鋼板が用いられる。なお、防水カバー30の材質は、熔融亜鉛めっき鋼板に限定されず、樹脂製や板金製であってもよい。
また、図3に示されるように、防水カバー30は、左側面部30L、正面部30F、及び右側面部30Rを有し、例えば隣接する面が直角となるように形成されている。左側面部30Lの具体的な構成については図5を用いて説明する。正面部30Fの具体的な構成については図6〜図8を用いて説明する。右側面部30Rの具体的な構成については図9を用いて説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に取り付けられる防水カバー30の左側面図である。図6は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に取り付けられる防水カバー30の正面図である。図7は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に取り付けられる防水カバー30の斜視図である。図8は図7のX−X断面図である。図9は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に取り付けられる防水カバー30の右側面図である。
図5に示されるように、左側面部30Lには、上部爪30L1及び下部爪30L2が形成されている。上部爪30L1は、左側面部30Lの上部に設けられる鈎状の部位であり、係合穴42a1と係合する部位である。下部爪30L2は、左側面部30Lの下部に設けられる鈎状の部位であり、係合穴42a2と係合する部位である。左側面部30Lは、防水カバー30が熱交換器21に取り付けられた状態で、熱交換器21の前面側に位置する。
図6に示されるように、正面部30Fには、第1開口30F1及び第2開口30F2が形成されている。第1開口30F1及び第2開口30F2は、楕円形状の開口であり、上下端面は円弧形状である。第1開口30F1及び第2開口30F2は、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bが干渉することなく通り取り付けすることができるようにするための開口である。
第1開口30F1及び第2開口30F2は、例えば、高さ150mm、幅20mmの形状を有する。ここで、上述したように、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bは、例えば、高さ80mm、直径12mmの形状を有する。このため、防水カバー30に形成された第1開口30F1及び第2開口30F2は高さ方向に70mm、幅方向に片側4mm(図16,図17のL2)の空隙を設けていることになる。
このように、第1開口30F1及び第2開口30F2を、高さ方向に余裕を持たせた形状とすることで、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bの位置が多少上下に移動しても、防水カバー30の形状を変更することなく使用できる。なお、第1開口30F1及び第2開口30F2は、継手管43aとロウ付け接続された第1伝熱管21aを第1開口30F1に挿通でき、継手管43bとロウ付け接続された第2伝熱管21bを第2開口30F2に挿通できる形状であればよい。
また、第1開口30F1及び第2開口30F2の上下端面は円弧状に形成されているため、水滴が、立ち上がり部30cから落下することなく、立ち上がり部30cに沿って下方へ流れやすくなっている。したがって、仮に筐体50の内部で結露が生じても、水が防水カバー30を伝わり電解腐食する可能性を軽減することができる。
図7に示されるように、第2開口30F2には、第2開口30F2の周縁から立ち上がる立ち上がり部30cが形成されている。なお、図示していないが、第1開口30F1にも、第1開口30F1の周縁から立ち上がる立ち上がり部30cが形成されている。
立ち上がり部30cは、具体的には、図8に示されるような形状であり、例えば高さ1.9mm(図8のL1部)である。このように、立ち上がり部30cを高さ1.9mmとすることで、立ち上がり部30cをバーリング加工で形成する際に都合が良く、防水カバー30を伝ってきた水滴の落下を抑制する際にも都合が良い。なお、立ち上がり部30cは、高さ1.9mmに限定されるものではなく、バーリング加工や絞り加工により1.5mm〜3.5mm程度に形成されていればよい。
図9に示されるように、右側面部30Rは、例えば平坦な形状となるように構成されている。右側面部30Rは、背面パネル50eの端部と重複するような長さを有している(図15の重複部30i)。右側面部30Rは、降雨等による水が筐体50の内部に浸入することを抑制するための部位である。
図10は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に防水カバー30を取り付けた後の状態を示す斜視図である。図11は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に防水カバー30を取り付けた後の状態を示す正面図である。図12は本発明の第1の実施の形態に係る室外機100の熱交換器21に防水カバー30を取り付けた後の状態を示す右側面図である。以下、防水カバー30を熱交換器21に取り付ける例について説明する。
まず、図3に示されるように、熱交換器21のうち熱交換室20側の端面と正面部30Fの内面とが対向するように、防水カバー30を配置する。次に、この状態で、第1伝熱管21aが第1開口30F1を挿通し、第2伝熱管21bが第2開口30F2を挿通するように、防水カバー30を熱交換器21に取り付ける。そして、上部爪30L1と係合穴42a1とを係合し、下部爪30L2と係合穴42a2とを係合し、ネジ等を用いて防水カバー30を取付板42に取り付ける。このようにして、防水カバー30は熱交換器21に着脱可能に取り付けられ、図10,図11,図12に示されるような状態となる。図10に示されるように、立ち上がり部30cは、熱交換器21から離れる方向に立ち上がる。
図13は図12のA部分の拡大図である。図14は図12のB部分の拡大図である。防水カバー30が熱交換器21に取り付けられた状態においては、図13に示されるように、第1開口30F1の内周面よりも内側に第1伝熱管21aが収まっており、図14に示されるように、第2開口30F2の内周面よりも内側に第2伝熱管21bが収まっている。
防水カバー30が熱交換器21に取り付けられた状態において、第1開口30F1と第1伝熱管21aとの間には空隙が形成されており、第2開口30F2と第2伝熱管21bとの間には空隙が形成されている。このため、熱交換器21の温度が低下して結露による水滴が発生しても、この水滴が、防水カバー30を伝って第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bに付着することを抑制できる。
図15は図10のX−X断面図である。図16は図15のY−Y断面図である。図17は図10のY−Y断面図である。図15〜図17においては、第2伝熱管21b付近における構造を示しているが、第1伝熱管21a付近における構造も、第2伝熱管21b付近における構造とほぼ同様である。
図15に示されるように、熱交換器21と右側面部30Rとの間には、水分侵入抑制部材44が設けられている。水分侵入抑制部材44は、弾力性を有する部材で構成され、水が背面グリル50e1側から筐体50の内部に浸入することを抑制するための部材である。水分侵入抑制部材44は、熱交換器21の背面上方から背面下方に亘って設けられている。
また、図15に示されるように、右側面パネル50bには端部50b3が設けられている。筐体50が組み立てられた状態で、端部50b3と右側面部30Rとが重複して重複部30iが形成されている。このように、重複部30iが設けられているため、筐体50の外郭が降雨等により水に曝されても、筐体50の内部に水が浸入することを抑制できる。
図16,図17に示されるように、第2伝熱管21bの外周面と第2開口30F2の内周面との距離は、例えば4mm(図16のL2)である。なお、第2伝熱管21bの外周面と第2開口30F2の内周面との距離は、4mmに限定されず、防水カバー30を伝う水滴が第2伝熱管21bを伝わない範囲で(例えば2mm〜5mmの範囲で)、第2伝熱管21b及び第2開口30F2の形状を適宜決定することができる。
以上のように、本発明に係る実施の形態1に係る空気調和機の室外機100は、筐体50と、筐体50の内部に設けられ、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bを有する熱交換器21と、熱交換器21に取り付けられ、第1伝熱管21aが挿通される第1開口30F1及び第2伝熱管21bが挿通される第2開口30F2を有する防水カバー30と、を備え、防水カバー30は、第1開口30F1の周縁及び第2開口30F2の周縁から、熱交換器21から離れる方向に立ち上がる立ち上がり部30cを有している。
このため、熱交換器21の温度が低下することで発生する、結露した水滴は、防水カバー30の立ち上がり部30cに沿って下方へ流れる。したがって、結露した水滴が、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bに付着することを抑制できる。このようにして、熱交換器21の第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bの電解腐食を抑制することができる。
また、防水カバー30と右側面パネル50bとが一部重複するように配置することで、降雨等により発生した水が室外機100の内部に浸入することを抑制できる。また、仮に降雨等により発生した水が室外機100の内部に浸入した場合であっても、熱交換器21の第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bは、熱交換器21外側の面とその面にL字型で配置された面により保護されるため、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bが直接濡れることはない。防水カバー30は、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bと空隙を持って配置されているため、熱交換器21の温度が低下することで発生する結露した水滴が第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bに付着することを抑制できる。
また、熱交換器21の四隅に樹脂部品41を設けることで、熱交換器21と防水カバー30とが接触することを抑制し、熱交換器21と天面パネル50dとが接触することを抑制し、熱交換器21と底面パネル50cとが接触することを抑制できる。すなわち、樹脂部品41は、スペーサとして機能する。このように、熱交換器21の四隅に樹脂部品41を設けることで、熱交換器21が異種金属と接触しなくなるため、電解腐食を抑制することができる。
なお、熱交換器21が銅製であっても、第1伝熱管21aと継手管43aとをロウ付け接合したときのロウ付け接合部には、異金属が使用されるため、電解腐食が発生する可能性がある。このため、以上説明したような防水対策を行うことは効果的である。
また、空気調和機の熱変換効率は、熱交換器21の熱交換面積や送風ファン22の風量などにより決定される。例えば、熱交換器21の熱交換する面積が大きくなると、空気調和機の熱交換効率は大きくなり、熱交換器21の熱変換する面積が小さくなると、空気調和機の熱交換効率は小さくなる。ここで、熱交換器21の熱交換面積は、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bの位置を変更することで調整される。このため、空気調和機の必要な仕様に応じて、第1伝熱管21a及び第2伝熱管21bの位置を変えることが望ましい。
また、以上の実施の形態では、空気調和機の室外機100の熱交換器21に防水カバー30を適用する例について説明したが、空気調和機と同様の構成を有する冷熱サイクル熱交換熱源器にも防水カバー30を適用することができる。また、以上の実施の形態では、熱交換器21がパラレルフロー型熱交換器である例について説明したが、熱交換器21がフィンチューブ式熱交換器であってもよい。
1 サービスパネル、2 バルブカバー、9 仕切板、10 圧縮室、11 圧縮機、12 レシーバ、13 電装品、20 熱交換室、21 熱交換器、21a 第1伝熱管、21b 第2伝熱管、22 送風ファン、23 ファンモータ、24 モータサポート、24a 凹部、30 防水カバー、30c 立ち上がり部、30i 重複部、30F 正面部、30F1 第1開口、30F2 第2開口、30L 左側面部、30L1 上部爪 30L2 下部爪、30R 右側面部、41 樹脂部品、42 取付板、42a1,42a2 係合穴、43a,43b 継手管、44 水分侵入抑制部材、50 筐体、50a 前側面パネル、50a1 前面開口部、50a2 左側面開口部、50b 右側面パネル、50b1,50b2 開口部、50b3 端部、50c 底面パネル、50d 天面パネル、50e 背面パネル、50e1 背面グリル、51 前面グリル、100 室外機。

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、第1伝熱管及び第2伝熱管を有する熱交換器と、
    前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管とは異なる素材で構成され、前記第1伝熱管に接合される第1継手管と、
    前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管とは異なる素材で構成され、前記第2伝熱管に接合される第2継手管と、
    前記熱交換器に取り付けられ、前記第1伝熱管と前記第1継手管とが挿通される第1開口及び前記第2伝熱管と前記第2継手管とが挿通される第2開口を有する防水カバーと、を備え、
    前記防水カバーは、
    前記第1開口に、少なくとも周縁の上部において、前記熱交換器から離れる方向に立ち上がり、前記第1伝熱管へ向かって斜め下方へ延びる立ち上がり部が設けられ、
    前記第2開口に、少なくとも周縁の上部において、前記熱交換器から離れる方向に立ち上がり、前記第2伝熱管へ向かって斜め下方へ延びる立ち上がり部が設けられており、
    前記第1伝熱管と前記第1開口との間、及び前記第2伝熱管と前記第2開口との間には空隙が形成されていることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 前記防水カバーと前記熱交換器との間には水分侵入抑制部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記立ち上がり部の高さは1.5mm〜3.5mmの範囲内である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記防水カバーは板金製であり、
    前記立ち上がり部はしぼり加工又はバーリング加工が施されて形成される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項の何れか一項に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記第1伝熱管と前記第1開口との間に形成される空隙、及び前記第2伝熱管と前記第2開口との間に形成される空隙は、2mm〜5mmの範囲内である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項の何れか一項に記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管はアルミ製であり、
    前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管に接続される継手管は銅製である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項の何れか一項に記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記熱交換器は、
    フィンチューブ式又はパラレルフロー型である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項の何れか一項に記載の空気調和機の室外機。
  8. 前記熱交換器の四隅には樹脂部品が設けられ、
    前記防水カバーは、前記樹脂部品を介して前記熱交換器に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項の何れか一項に記載の空気調和機の室外機。
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