JP5927724B2 - 移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水平方向へ回動自在なアームを備えて、アームの先端に設けられた被移動物を移動させる移動装置に関する。
従来から、搬送物を把持可能な把持手段をアームの先端に設けて搬送物を搬送する搬送装置や、トーチをアームの先端に取り付けて溶接する産業ロボット装置など、様々な技術分野で、水平方向へ回動自在なアームを備えた移動装置が利用されている。
なお、アームの基部側が、鉛直方向へ延びる回動軸(以下、「鉛直回動軸」という。)により回動自在に連結されることで、アームが水平方向へ回動自在となっている。
また、下記特許文献1によれば、鉛直回動軸に連結してアームを回動させるためのモータを備えた移動装置が開示されている。
特開昭61−265285号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術によれば、アームを回動させるためのモータを備え付けるため、移動装置の重量が増加していた。
また、モータを使用する場合には、モータ暴走防止用の安全設備を設ける必要性があった。そのため、安全設備等の付帯設備により、移動装置の重量がさらに増加していた。
そこで、本発明は、前記する背景に鑑みて創案された発明であって、モータを使用することなく、アームを水平方向へ回動させることができる移動装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本願発明に係る移動装置は、鉛直な軸線方向に延びる鉛直回動軸と、基部側が前記鉛直回動軸に回動自在に連結されて水平方向に延びるアームと、を備え、前記アームが前記鉛直回動軸周りに回動することで、前記アームの先端側に設けられた被移動物を水平方向へ移動させる移動装置であって、前記被移動物を移動させる方向に前記鉛直回動軸を傾倒させ、前記被移動物及び前記アームの自重により前記アームを回動させる傾倒手段を備えることを特徴する。
本願発明によれば、鉛直回動軸が鉛直な場合、アームの回動方向が水平なため、アームに被移動物の荷重及びアームの自重が作用しても、アームが回動しない。一方で、傾倒手段により鉛直回動軸が傾倒されると、アームの回動する回動方向が水平方向に対して傾斜する。
そのため、アームの基部側を連結する鉛直回動軸の摩擦抵抗などのアームを静止させようとする力以上に、被移動物の重み及びアームの自重によるアームを回動させようとする力がアームに作用すると、アームの基部側に比べてアームの先端側が下方に位置するようにアームが回動する。
そして、アームが回動した後、傾倒手段により鉛直回動軸の軸線が鉛直となるようにアームの姿勢を変更することで、被移動物を水平方向へ移動させることができる。
よって、本願発明によれば、モータを使用することなく、被移動物を水平方向へ移動させることができる。
また、本願発明によれば、モータの不使用、及び、モータ暴走防止用の安全設備等の付帯設備の不要化により、従来の移動装置に比べて、軽量化およびコンパクト化が図れる。
また、前記傾倒手段は、前記鉛直回動軸を支持する水平な支持台と、前記支持台を支持する複数の脚部とを備え、前記脚部のそれぞれは、上下方向長さが変位可能な脚部用シリンダを備えることを特徴とする。
前記する構成によれば、脚部用シリンダによって脚部の高さを変更することで、支持台を傾倒させ、鉛直回動軸を傾倒させることができる。
また、前記鉛直回動軸周りに回動する前記アームを制動するブレーキユニットを備えることを特徴とする。
なお、従来技術によれば、アームの先端に設けられる被移動物の重量が大きい場合、アームに作用するイナーシャが大きいため、モータによりアームの回動を制動することが困難な場合があった。しかしながら、前記する構成によれば、モータに比べて制動性が高いブレーキユニットにより制動するため、アームの先端に設けられる被移動物の重量が大きい場合であっても、アームの回動を制動でき、被移動物をより正確な位置に移動させることができる。
また、 前記鉛直回動軸周りに回動する前記アームの第1回動角度を検出する第1回動角度検出手段と、前記傾倒手段及び前記ブレーキユニットを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1回動角度検出手段が検出する前記第1回動角度と、前記脚部用シリンダの変位量に基づいて算出された前記鉛直回動軸の傾倒角度とに基づいて、前記被移動物の位置を算出し、前記被移動物が所定位置で停止するように、前記ブレーキユニットを制御することを特徴とする。
前記する構成によれば、制御部により被移動物の位置が算出されて、アームの回動が制動される。よって、ブレーキユニットを駆動させてアームの回動を制動するという作業者の労力を低減させることができる。
また、前記アームは、水平方向に延びる一対のアーム片と、水平方向に延びて前記前記一対のアーム片を回動自在に連結する水平回動軸とを有するリンク機構を備え、前記一対のアーム片の基部側に連結して、前記アームの先端側を昇降させる昇降用シリンダを備えることを特徴とする。
前記する構成によれば、昇降用シリンダによって前記アームの先端側に設けられる被移動物を上下方向に移動させることができるため、鉛直回動軸のみならず、水平回動軸にもモータを設けることない。また、モータに比べて制動性が高い昇降用シリンダにより制動するため、アームの先端に把持される搬送物等の重量が大きい場合であっても、アームの回動を制動でき、搬送物等をより正確な位置に移動させることができる。
さらに、リンク機構のモータを不要とすることにより、移動装置の軽量化およびコンパクト化が図れる。
また、前記水平回動軸周りに回動する前記一対のアーム片の第2回動角度を検出する第2回動角度検出手段を備え、前記制御手段は、前記第1回動角度と、前記傾倒角度と、前記第2回動角度検出手段の検出する前記第2回動角度に基づいて、前記被移動物の位置を算出し、前記被移動物が所定位置で停止するように、前記ブレーキユニットを制御することを特徴とする。
前記する構成によれば、リンク機構により被移動物が上下方向に移動したとしても、搬送物の位置を把握できるとともに、被移動物が所定の位置で停止させることができる。
本願発明によれば、アームを水平方向へ回動させるモータを使用することなく、アームを水平方向へ回動させることができる移動装置を提供することができる。
実施形態に係るアシスト搬送装置を後方から見た背面図である。 (a)は、図1のリンク機構を拡大した図であって、(b)は、(a)の場合に比べて、被昇降部が下方に位置している状態を示す図である。 図1の傾倒手段を拡大した拡大図である。 (a)は、図3のA―A線矢視断面図であって、(b)は、図3のB―B線矢視断面図であって、(c)は、図3のC―C線矢視断面図である。 傾倒手段の支持台が左側に傾倒した状態を示す図である。 (a)は、アシスト搬送装置における第1回動軸、第2回動軸、第3回動軸、水平回動軸のそれぞれの軸周りに回動した場合を後方から見た背面図であって、(b)は、(a)を上方から見た平面図である。 (a)は、アシスト搬送装置の原点姿勢の状態を後方から見た背面図であって、(b)は、(a)を上方から見た平面図である。 制御部の構成を示す図である。 (a)は、図1に示すアシスト搬送装置を上方から見た平面図であり、(b)は、図11(b)を上方から見た平面図である。 (a)は、図1に示すアシスト搬送装置を右側から見た側面図であり、(b)は、アシスト搬送装置が前方に傾倒した状態を示す図であって、(c)は、第1回動軸が回動している状態を示す図である。 (a)は、第1回動軸が回動し終えた状態を示す図であって、(b)は、アシスト搬送装置の傾倒状態が解除された状態を示す図であって、(c)は、搬送物を作業台上に載置した状態を示す図である。 変形例に係る脚部を示す側面図である。 変形例に係る脚部により、傾倒した状態を示す図である。
つぎに、本発明の実施形態に係る移動装置について説明する。本実施形態では、アシスト搬送装置1を例として説明する。
また、実施形態のアシスト搬送装置1は、図9に示すように、作業台200の側方に設置されて搬送物100を把持し、作業台200上に載置された部品201上に、搬送物100を載置するものである。なお、本発明は、アシスト搬送装置1に限られるものでなく、トーチを備えて溶接する産業ロボット装置などであってもよい。
さらに、説明の都合上、作業台200とアシスト搬送装置1との位置関係において、作業台200が在る方を「前方側」と称し、アシスト搬送装置1が在る方を「後方側」と称して説明する。また、その前後方向を基準にして、後方から前方を向いて右手側を「右側」、作業台200がある左手側を「左側」と称して説明する。
図1は、アシスト搬送装置1が搬送物100を持ち上げた状態を後方から見た背面図である。アシスト搬送装置1は、作業者の代わりに搬送物100を持ち上げるとともに、作業者が力を加えて搬送物100を水平方向へ移動させる際に、その人力を補助(アシスト)するものである。
図1に示すように、アシスト搬送装置1は、上方に延びる支柱部10を有して床面R上に設置される傾倒手段5と、支柱部10上に設置されて右側へ延びるアーム2と、アーム2の右側に設けられた把持手段3と、アーム2に設けられた昇降用シリンダ4及びブレーキユニット6、並びにエンコーダ9(図6参照)と、昇降用シリンダ4と傾倒手段5とブレーキユニット6との動作を制御する制御部8(図8参照)と、作業者により操作される操作装置(不図示)とを備える。
アーム2は、搬送物100を移動させるために回動するものであって、一対のアーム片16を有するとともに左側(基部側)が支柱部10に連結するリンク機構13と、リンク機構13の右側(先端側)に連結する第1アーム18aと、第1アーム18aの右側(先端側)に連結する第2アーム18bとを備える。
図2(a)に示すように、リンク機構13は、支柱部10に軸支される第1回動軸11と、第1回動軸11上に固定された本体部15と、左右方向に延びるとともに左側が本体部15に連結した一対のアーム片16と、一対のアーム片16の右側に連結した被昇降部17と、被昇降部17の下方に設けられた第2回動軸12とを備える。
第1回動軸11は、円柱状の部材である。また、第1回動軸11の下部が支柱部10に回動自在に連結しており、第1回動軸11が水平方向へ回動自在になっている。さらに、第1回動軸11の外周面には、第1回動軸11の外周面から径方向外向に向かって延出する円盤状の第1ブレーキ盤11aが形成されている。なお、第1ブレーキ盤11aは、第1ブレーキユニット6a(図1参照)を構成するものである。
本体部15は、第1回動軸11上に固定された直方体状の筺体であって、内部に一対のアーム片16の左側と、昇降用シリンダ4の後記するシャフト部4aとを収容している。
一対のアーム片16は、左右方向(水平方向)へ延びる部材である。
一対のアーム片16の左部が、水平回動軸15a、15bによって、本体部15に対して回動自在に連結されている。そのため、図2(b)に示すように、一対のアーム片16が水平回動軸15a、15b周りに回動することで、一対のアーム片16の右側が上下方向に移動するようになっている。なお、水平回動軸15a、15bは、第1回動軸11の軸線上にある。
さらに、一対のアーム片16の左端部は、本体部15に設けられる昇降用シリンダ4の上方近傍まで延在している。
被昇降部17は、水平回動軸17a、17bによって、一対のアーム片16の先端側が連結されている。
そのため、本体部15と被昇降部17と一対のアーム片16とによりリンク機構をなして、図2(a)、(b)に示すように、一対のアーム片16が水平回動軸15a、15b周りに回動したとしても、姿勢を維持した状態で被昇降部17が昇降されるようになっている。なお、水平回動軸17a、17bは、第2回動軸12の軸線上にある。
第2回動軸12は、円柱状の部材であって、第2回動軸12の上部が被昇降部17の下面に固定されている。また、第2回動軸12の外周面には、第2回動軸12の外周面から径方向外向に向かって延出する円盤状の第2ブレーキ盤12aが形成されている。なお、第2ブレーキ盤12aは、第2ブレーキユニット6bを構成するものである。
図1に示すように、第1アーム18aは、左右方向(水平方向)に延びる部材である。また、第1アーム18aの基部側(左側)が、第2回動軸12に水平方向に回動自在に連結されている。そのため、第1アーム18aが第2回動軸12を中心として回動できるようになっている(図6(b)参照)。
さらに、第1アーム18aの先端側(右側)の下面には、下方に向かって突出する円柱状の第3回動軸19が形成されている。
第3回動軸19の外周面には、第3回動軸19の外周面から径方向外向に向かって延出する円盤状の第3ブレーキ盤19aが形成されている。
なお、第3回動軸19と、リンク機構13の第1回動軸11、第2回動軸12とは、特許請求の範囲に記載される「鉛直回動軸」に相当する構成である。
第2アーム18bは、左右方向(水平方向)に延びる部材である。
また、第2アーム18bの基部側(左側)が、第3回動軸19の下部側に水平方向に回動自在に連結されている。そのため、第2アーム18bが第3回動軸19を中心として回動できるようになっている(図6(b)参照)。
把持手段3は、略直方体状の部材であって、第2アーム18bの先端側(右側)に固定されている。また、把持手段3には、上下方向に貫通して、搬送物100の上面に設けられたねじ穴(不図示)に締結するボルト(不図示)が通過可能な貫通孔(不図示)が形成されている。これにより、把持手段3の下方に搬送物100を配置して、把持手段3の上方からボルト(不図示)の軸部を貫通孔(不図示)に挿通させて、搬送物100に設けられたねじ穴に締結することで、搬送物100を把持手段3により把持できる。
図2(a)に示すように、昇降用シリンダ4は、制御部8による制御信号によってシリンダ本体から進退自在なシャフト部4aを有している。
また、昇降用シリンダ4は、シャフト部4aが上下方向に進退するように、リンク機構13の本体部15に固定されている。
さらに、シャフト部4aには、一対のアーム片16の左端側に連結するクランク4bが設けられている。そのため、図2(a)、(b)に示すように、シャフト部4aが上方へ進出することで、被昇降部17を下降させることができ、シャフト部4aが下方へ後退することで、被昇降部17を上昇させることができる。
図3に示すように、傾倒手段5は、第1回動軸11と第2回動軸12と第3回動軸19との軸線が鉛直となるように、アーム2の姿勢を保持するとともに、第1回動軸11と第2回動軸12と第3回動軸19との軸線が傾倒するようにアーム2の姿勢を変更できる装置である。
傾倒手段5は、平面視矩形状の平板である台座30と、台座30の上方に対向配置される平面視矩形状の支持台32と、支持台32の上面から上方へ延在する円柱状の支柱部10と、支持台32の下面中央部に固定されるフリーベア33と、台座30と支持台32との間に配置され4つの脚部31a〜31d(図4(a)参照)とを備える。
フリーベア33は、ボール33aと、ボール33aを回転自在に収容する収容部33bとを備える。また、収容部33bが支持台32の下面中央部に固定されて、ボール33aが台座30に当接するように設けられている。このため、フリーベア33の上方に配置される支持台32が、フリーベア33によって傾倒可能に支持されている(図5参照)。さらに、支持台32の傾倒は、フリーベア33の中心Oを中心点として傾倒するようになっているため、支持台32の上方に配置されるアーム2もフリーベア33の中心Oを中心点として、傾倒(変位)するようになっている。
支柱部10は、支持台32に固定されて、支持台32とともに傾倒する部材である。また、支柱部10は、リンク機構13の後記する第1回動軸11を鉛直な軸線周りに回動自在に軸支している。そのため、リンク機構13が支柱部10を中心として回動自在になっている。そのほか、支柱部10は、第1回動軸11の軸線上に、フリーベア33の中心Oが位置するように、第1回動軸11を支持している。
脚部31a〜31dのそれぞれは、同じ構成を備えているため、これらを代表して、脚部31aを用いて説明し、他の脚部31b〜31dについての説明は、脚部31aと重複する内容については省略する。
脚部31aは、台座30上に設置される脚部用シリンダ35aと、脚部用シリンダ35aの上方に配置されて、脚部用シリンダ35aと支持台32との間に介設するスライダ部50aとを備える。
脚部用シリンダ35aは、制御部8からの制御信号により進退自在なシャフト部40aを有している。また、脚部用シリンダ35aは、シャフト部40aが上方に向かって突出するように台座30上に設置されている。そのため、シャフト部40aを進退させることで、脚部31aの上下方向長さが変位できるようになっている。なお、シャフト部40aの上端部41aが半球状に形成されている。
図4(a)に示すように、脚部用シリンダ35aとそのほかの脚部用シリンダ35b〜35dとは、台座30の角部近傍に配置されている。そのため、たとえば、台座30の右側に配置される脚部用シリンダ35a、35cの上下方向長さを長くし、台座30の左側に配置される脚部用シリンダ35b、35dの上下方向長さを短くすることで、図5に示すように、支持台32を左側へ傾倒させることができる。
なお、図3に示すように、脚部用シリンダ35a〜35dは、シャフト部40a〜40dが同じ高さにある場合、シャフト部40aの先端とシャフト40dの先端との間が、間隔F1となっている。
一方で、図5に示すように、シャフト部40a〜40dの高さが異なる場合、シャフト部40a〜40dの先端間が、間隔F2となる。
つまり、支持台32を傾倒させる場合に、シャフト部40a〜40dの先端間の距離が変化するようになっている。
スライダ部50aは、前述するシャフト部40a〜40dの先端間の距離の変化を吸収するためのものである。図3に示すように、スライダ部50aは、脚部用シリンダ35aの上方に配置される第1中間板36aと、第1中間板36aの上面に配置される第1ガイド37aと、第1ガイド37aの上方に設置される第2中間板38aと、第2中間板38aの上面に設置される第2ガイド39aとを備えている。
第1中間板36aは、平面視矩形状の板厚部材である。また、第1中間板36aの下面には、上方に向かって穿設されて、シャフト部40aが緩嵌可能な収容穴42aが形成されている。そして、第1中間板36aの収容穴42aに脚部用シリンダ35aのシャフト部40aが挿入することで、第1中間板36aが傾倒自在にシャフト部40aに支持されている(図5参照)。
第1ガイド37aは、第1中間板36aの上面に設置されるブロック部44aと、ブロック部44a上を摺動するレール部45aとを備える。
また、図4(b)に示すように、第1ガイド37aと、そのほかの第1ガイド37b〜37dとは、レール部45a〜45dの摺動方向が前後方向となっており、同じ方向へ摺動可能となっている。
図3に示すように、第2中間板38aは、平面視矩形状の板材である。また、第2中間板38aの下面に、第1ガイド37aのレール部45aの上部が固定されて、第2中間板38aがレール部45a上に前後方向へ移動自在に支持されている
第2ガイド39aは、第2中間板38aの上面に固定されるブロック部46aと、ブロック部46a上を摺動するレール部47aとを備えている。また、レール部47aの上部が支持台32の下面に固定されている。
そして、図4(c)に示すように、第2ガイド39aと、そのほかの第2ガイド39b〜39dとは、レール部47a〜47dの摺動方向が左右方向となっており、同じ方向へ摺動可能となっている。
上記したスライダ部50a〜50dによれば、脚部用シリンダ35a〜35dのシャフト部40a〜40dの先端間の距離が変化したとしても、スライダ部50a〜50dのそれぞれが前後方向又は左右方向に移動して、シャフト部40a〜40dの先端間の距離の変化を吸収できるため、支持台32が歪むことを回避できる。
図1に示すように、ブレーキユニット6は、第1回動軸11周りに回動する一対のアーム片16を停止させる第1ブレーキユニット6aと、第2回動軸12周りに回動する第1アーム18aを停止させる第2ブレーキユニット6b、第3回動軸19周りに回動する第2アーム18bを停止させる第3ブレーキユニット6cとを備えている。
なお、第1ブレーキユニット6a〜第3ブレーキユニット6cのそれぞれは、同じ構成を備えているため、これらを代表して、第1ブレーキユニット6aを用いて説明する。
第1ブレーキユニット6aは、第1回動軸11の外周面に設けられた第1ブレーキ盤11aと、第1ブレーキ盤11aを上下方向から挟持可能なブレーキパッド20aと、ブレーキパッド20aを駆動させるシリンダ(不図示)とを備える。なお、シリンダ(不図示)は、制御部8から送信される制御信号によって動作が制御されている。
図6に示すように、エンコーダ9は、アーム2の原点姿勢状態を基準として、回動軸の回転角度を検出するセンサであって、検出した回動角度を制御部8に送信している。
なお、原点姿勢状態とは、図7(a)で示すように、傾倒手段5が傾倒することなく支柱部10が鉛直方向に延びて、リンク機構13の一対のアーム片16が水平状態となっており、さらに、図7(b)で示すように、支柱部10に対して、リンク機構13の一対のアーム片16と第1アーム18aと第2アーム18bとのそれぞれ基部側が左側を向くとともに、先端側が右側を向き、一対のアーム片16と第1アーム18aと第2アーム18bとが左右方向に一直線となる状態を示す。
図6(a)に示すように、エンコーダ9は、第1エンコーダ9a〜第4エンコーダ9dを備える。そして、図6(a)、(b)に示すように、第1エンコーダ9aは、第1回動軸11に連結して第1回動軸11の変位θを測定することで、原点姿勢状態の場合に比べて、リンク機構13の一対のアーム片16が前方側に向かってどの程度回動したかを検出している。
第2エンコーダ9bは、平回動軸15aに連結して水平回動軸15aの変位θを測定することで、原点姿勢状態の場合に比べて、リンク機構13の一対のアーム片16の上方に向かってどの程度回動したかを検出している。なお、第2エンコーダ9bが特許請求の範囲に記載される「第2回動角度検出手段」に相当する構成である。
第3エンコーダ9cは、第2回動軸12に連結して第2回動軸12の変位θを測定することで、原点姿勢状態の場合に比べて(リンク機構13の一対のアーム片16に対して)、第1アーム18aが前方側にどの程度回動したかを検出している。
また、第4エンコーダ9dは、第3回動軸19に連結して第3回動軸19の変位θを測定することで、原点姿勢状態の場合に比べて(第1アーム18aに対して)、第2アーム18bが前方側にどの程度回動したかを検出している。
なお、第1エンコーダ9aと、第3エンコーダ9cと、第4エンコーダ9dとが特許請求の範囲に記載される「第1回動角度検出手段」に相当する構成である。
図示しない操作装置は、搬送開始と、搬送終了と、ブレーキユニット6によるブレーキ起動(回動停止)及びブレーキ解除(回動可能)と、を指示するためのスイッチと、把持手段3の高さを調整できるレバーとを備えており、スイッチ及びレバーが操作された場合に信号が制御部8に送信される。
図8に示すように、制御部8は、情報を記憶する記憶部8aと、搬送物100の位置を算出する位置算出部8bと、昇降用シリンダ4と傾倒手段5とブレーキユニット6とのそれぞれに制御信号を送信する指示部8cと、を備える。
記憶部8aは、把持手段3と搬送物100の大きさに関する情報と、支柱部10の傾倒角度θ(図11(a)を参照)と、下記の式(1)と、式(2)とを記憶している。
なお、支柱部10の傾倒角度θは、傾倒手段5を傾倒させて支柱部10の傾倒角度θを計測する実験等により予め測定された値である。
図7(a)に示すように、式(1)に表記されるdは、床面Rからフリーベア33の中心Oまでの高さ、dは、フリーベア33の中心Oから水平回動軸15aまでの高さ、dは、水平回動軸17aから第1アーム18aの下端までの高さ、dは、第1アーム18aの下端から第2アーム18bの下端までの高さである。
なお、高さにおいて、下方から上方に向かって測るdとdとは、d>0、d>0であり、上方から下方に向かって測るdとdとは、d<0、d<0となる。
また、Lは、水平回動軸15aから水平回動軸17aまでの距離であり、Lは、第2回動軸12が回転する中心軸から第3回動軸19が回転する中心軸までの距離、Lは、第3回動軸19が回転する中心軸から第2アーム18bの右端までの距離である。
Figure 0005927724

Figure 0005927724

位置算出部8bは、記憶部8aに記憶される式(1)に、記憶部に記憶された支柱部10の傾倒角度θと、第1エンコーダ9a〜第4エンコーダ9dから送信される変位量θ〜θを代入して、搬送物100の現在位置の算出を行っている。
なお、算出されるxは、フリーベア33の中心Oを基準として、第2アーム18bの右側下端部が、左右方向のどの位置にあるかを示すものである。なお、x>0の場合は、第1回動軸11よりも右側に位置し、x<0の場合は、第1回動軸11の左側に位置している。
算出されるyは、フリーベア33の中心Oを基準として、第2アーム18bの右側下端部が、前後方向のどの位置にあるかを示すものである。なお、y>0の場合は、第1回動軸11よりも前側に位置し、x<0の場合は、第1回動軸11の後側に位置している。
算出されるZは、床面Rを基準に第2アーム18bの右側下端部が、上下方向のどの位置(高さ)にあるかを示すものである。
指示部8cは、作業者により操作された操作装置の信号を受けて、昇降用シリンダ4と傾倒手段5とブレーキユニット6とに制御信号を送信している。なお、指示部8cの内容については、アシスト搬送装置1の使用方法と併せて説明する。
次に、アシスト搬送装置1の使用方法について、図面を参照しながら説明する。
まず、把持手段3に搬送物100を把持させるために、作業者は、把持手段3の下面が搬送物100の上面に当接する程度の高さとなるように、操作装置(不図示)のレバーを操作する。そして、操作装置(不図示)の信号を受けた制御部8が、指示を受けた高さとなるように昇降用シリンダ4に制御信号を送信する。
これにより、昇降用シリンダ4がシャフト部4aを上方に進出して、搬送物100の上面に把持手段3の下面を当接する。
つぎに、作業者は、図示しないボルトを把持手段3の貫通孔(不図示)を貫通させるとともに、搬送物100の締結穴(不図示)に締結させて、把持手段3に搬送物100を把持させる。
ここで、把持手段3の貫通孔(不図示)と、搬送物100の締結穴(不図示)とがずれている場合には、作業者は、操作装置(不図示)のブレーキユニット6のブレーキ解除のスイッチを入れる。そして、ブレーキユニット6のブレーキ解除の信号を受けた制御部8は、ブレーキユニット6のブレーキを解除するための制御信号をブレーキユニット6に送信する。
これにより、第1回動軸11〜第3回動軸19が回動自在となって、把持手段3を水平方向へ移動させることができ、把持手段3の位置を微調整できる。なお、作業者は、把持手段3の位置を微調整した後、ブレーキユニット6のブレーキ起動(回動停止)のスイッチを入れて、第1回動軸11〜第3回動軸19が回動しないようにする。
つぎに、作業者は、操作装置(不図示)の搬送開始のスイッチを入れる。
そして、制御部8は、搬送物100を所定の高さまで持ち上がるように、昇降用シリンダ4に制御信号を送信する。なお、制御部8の位置算出部8bにより算出される位置は、第2アーム18bの右側下端部の位置であるが、指示部8cは、記憶部8aに記憶される把持手段3と搬送物100の大きさに関する情報から、搬送物100の位置を把握する。
そして、制御部8から制御信号を受けた昇降用シリンダ4が駆動することで、図10(a)に示すように、搬送物100が所定の高さまで持ち上げられる。
なお、ここでいう所定の高さとは、傾倒したアーム2が作業台200に向かって回動した場合に、搬送物100が作業台200よりも上方に位置できる高さをいう(図11(a)参照)。
つぎに、搬送物100が所定の高さまで持ち上がった後に、図9(a)に示すように、前方側に配置される作業台200に向かって搬送物100を搬送させるため、制御部8は、アーム2が前方側へ傾倒するように、傾倒手段5に制御信号を送信する。これにより、図10(b)に示すように、傾倒手段5が前方側へ傾倒することで、アーム2が前方側へ傾倒した状態となる。
つぎに、制御部8は、第1回動軸11が回動自在となるように、第1ブレーキユニット6aに制御信号を送信する。
そして、作業者は、図10(b)に示すように、搬送物100が前方側へ向かうように、搬送物100に力G1を加える。
ここで、アーム2の傾倒により、第1回動軸11も前方側に向かって傾倒している。よって、搬送物100の重みと把持手段3の重みとアーム2の自重とが、アーム2を第1回動軸11周りで回動させるように作用することとなる。
よって、アーム2には、搬送物100等の重みが作業者による搬送物100の搬送を補助(アシスト)するように作用することとなる。
そして、作業者が加える力と搬送物100等の重みとが作用するアーム2は、図10(c)の矢印G2で示す方向に向かうように、第1回動軸11回りで回動する。
そして、図11(a)に示すように、第1回動軸11回りでの回動により搬送物100が作業台200の上方に位置した場合、制御部8は、第1回動軸11の回動を停止させるために、第1ブレーキユニット6aに制御信号を送信するとともに、アーム2の傾倒状態を解除させるために、傾倒手段5に制御信号を送信する。これにより、図11(b)に示すように、アーム2の第1回動軸11が鉛直となる。
つぎに、制御部8は、搬送物100が部品201上に載置されるように、昇降用シリンダ4に制御用信号を送信する。そして、制御信号を受けた昇降用シリンダ4がリンク機構13の被昇降部15cを下降させるように駆動する。これにより、図11(c)に示すように、搬送物100が作業台200の部品201上に載置される。
そして、作業者が、搬送物100を締結するボルトを取り外すことで、搬送作業が終了する。
つぎに、作業者は、アーム2を元の位置に復帰させるために、操作装置(不図示)の搬送終了のスイッチを入れる。
これにより、制御部8から制御信号により、アーム2が所定の高さまで、持ち上げられるとともに、第1ブレーキユニット6aによる回動停止が解除されて、第1回動軸11が回動可能になる。
つぎに、作業者は、力を加えることで、アーム2を回動させ把持手段3が搬送物100を把持した位置の上方へ復帰させる。そして、制御部8の制御信号によって、第1ブレーキユニット6aが第1回動軸11の回動停止されて復帰作業が終了する。
つぎに、指示部8cは、アーム2が、所定の位置にある場合に、第1ブレーキユニット6aに制御信号を送信して、第1回動軸11の回動を停止させて、復帰作業を終了する。なお、ここでいう所定の位置とは、図9(a)に示すように、搬送物100を把持した位置の上方である。
以上、実施形態のアシスト搬送装置1によれば、昇降用シリンダ4が駆動することで搬送物100が昇降できるため、搬送物100を持ち上げる作業者の負担を軽減させることができる。
また、作業者が搬送物100を搬送する際に、搬送物100の荷重により第1回動軸11が回動するような力が作用するため、搬送する作業者の負担を軽減させることができる。つまり、実施形態にアシスト搬送装置1によれば、モータを使用しなくとも、搬送物100の搬送をアシストすることができる。
また、実施形態のアシスト搬送装置1によれば、モータに比べて制動性が高い第1ブレーキユニット6a〜第3ブレーキユニット6cにより第1回動軸11〜第3回動軸19が制動されるため、重量が大きい搬送物100であっても確実に制動させることができ、安全性を高めることができる。
また、実施形態にアシスト搬送装置1によれば、モータの不使用、及び、モータの暴走防止用の安全設備等の付帯設備の不要化により、アシスト搬送装置1の軽量化およびコンパクト化が図れる。
以上、本実施形態に係るアシスト搬送装置1について説明したが、本発明は、実施形態で説明した例に限定されるものではない。
アシスト搬送装置1の使用方法では、第1回動軸11周りにリンク機構13が回動する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。
たとえば、第2ブレーキユニット6bと第3ブレーキユニット6cのブレーキを解除させて、図8(b)に示すように、リンク機構13を第1回動軸11回りに回動させるとともに、第2回動軸12周りに第1アーム18aを回動させ、さらに第3回動軸19周りに第2アーム18bを回動させてもよい。
これによれば、第1回動軸11の中心から搬送物100までの距離、つまり、第1回動軸11を中心として回動する搬送物100の回動方向に対する径方向長さを変更することができる。
また、たとえば、実施形態に係るアシスト搬送装置1によれば、昇降用シリンダ4の昇降について、制御部8により制御されていたが、昇降用シリンダ4を、作業者が操作する操作装置(不図示)の信号を直接受けて、作業者の所望する高さとなるように構成してもよい。
また、実施形態によれば、傾倒手段5の傾倒する方向については、制御部8により制御されていたが、作業者が操作する操作装置(不図示)に傾倒方向を決定するレバーを設け、作業者がそのレバーを操作することで、傾倒手段5が傾倒するように構成してもよい。
さらに、第1ブレーキユニット6a〜第3ブレーキユニット6cにより回動を停止するか否かについて、制御部8により制御されていたが、作業者の足元に踏み込むことで、第1ブレーキユニット6a〜第3ブレーキユニット6cの駆動(回動停止)とその駆動停止(回動停止の解除)を決定できるペダルを設けてもよい。これによれば、作業者がペダルを踏み込むことで、第1回動軸11〜第3回動軸19が回動できる。
つまり、本発明は、上述した構成によれば、制御部8を備えなくても、搬送物100を搬送することができるものである。
また、図3に示すように、実施形態の傾倒手段5によれば、脚部31a〜31dを備えていたが、本発明はこれに限定されるものでない。たとえば、図12に示すように、上下方向に進退自在なシャフト部149aを有する脚部用シリンダ135aと、連結部150aとを備える脚部131aであってもよい。
連結部150aは、第1中間板136aと、第1中間板136aの上面と支持台32の下面に当接する傾倒部材138aと、傾倒部材138aが傾倒自在に支持する下部ケース137a、上部ケース139aとを備える。
変形例に係る第1中間板136aは、平面視矩形状に板部材である。また、第1中間板136aの下面に脚部用シリンダ135aのシャフト部149aの上端が固定されることで、第1中間板136aが脚部用シリンダ135aに支持されている。
また、傾倒部材138aは、上下方向に延びて円柱状の軸部140aと、軸部140aの上下両端に形成された球状の下方球部141a、上方球部142aとを備える。
下部ケース137aと上部ケース139aとのそれぞれは、第1中間板136a又は支持台32に固定されて、下方球部141a又は上方球部142aを傾倒自在に支持する部材である。
図13に示すように、上記構成によれば、右側に配置される脚部131aのシャフト部149aが上方に向かって進出する一方で、左側に配置される脚部131bのシャフト149bが下方へ進退することで、支持台32が左側へ傾倒するため、アーム2を傾倒させることができる。
なお、変形例においても、シャフト部149a、149b同士の高さが異なると、シャフト部149a、149bの上端部間の距離が変化するが、変形例の構成によれば、傾倒部材138a、138bのそれぞれの傾倒する程度が異なることで、傾倒部材138aの下方球部141aと、傾倒部材138bの下方球部141bとの間隔F3が変化する。
そのため、シャフト部149a、149bの上端部間の距離の変化を吸収でき、支持台32が歪むという問題は生じない。
1 アシスト搬送装置
2 アーム
3 把持手段
4 昇降用シリンダ
5 傾倒手段
6(6a、6b、6c) ブレーキユニット
8 制御部
9(9a、9b、9c、9c)エンコーダ
11 第1回動軸(鉛直回動軸)
12 第2回動軸(鉛直回動軸)
13 リンク機構
16 一対のアーム
15a、15b、17a、17b 水平回動軸
18a 第1アーム
18b 第2アーム
19 第3回動軸(鉛直回動軸)
31a〜31d、131a、131b 脚部
32 支持台
35a〜35d、135a、135b 脚部用シリンダ
50a〜50d、 スライダ部
150a、150b 連結部
100 搬送物
200 作業台

Claims (6)

  1. 鉛直な軸線方向に延びる鉛直回動軸と、
    基部側が前記鉛直回動軸に回動自在に連結されて水平方向に延びるアームと、
    を備え、
    前記アームが前記鉛直回動軸周りに回動することで、前記アームの先端側に設けられた
    被移動物を水平方向へ移動させる移動装置であって、
    前記被移動物を移動させる方向に前記鉛直回動軸を傾倒させ、前記被移動物及び前記アームの自重により前記アームを回動させる傾倒手段を備えることを特徴する移動装置。
  2. 前記傾倒手段は、前記鉛直回動軸を支持する水平な支持台と、前記支持台を支持する複数の脚部とを備え、
    前記脚部のそれぞれは、上下方向長さが変位可能な脚部用シリンダを備えることを特徴とする請求項1に記載の移動装置。
  3. 前記鉛直回動軸周りに回動する前記アームを制動するブレーキユニットを備えることを特徴とする請求項2に記載の移動装置。
  4. 前記鉛直回動軸周りに回動する前記アームの第1回動角度を検出する第1回動角度検出手段と、
    前記傾倒手段及び前記ブレーキユニットを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1回動角度検出手段が検出する前記第1回動角度と、前記脚部用シリンダの変位量に基づいて算出された前記鉛直回動軸の傾倒角度とに基づいて、前記被移動物の位置を算出し、
    前記被移動物が所定位置で停止するように、前記ブレーキユニットを制御することを特徴とする請求項3に記載の移動装置。
  5. 前記アームは、水平方向に延びる一対のアーム片と、水平方向に延びて前記一対のアーム片を回動自在に連結する水平回動軸とを有するリンク機構を備え、
    前記一対のアーム片の基部側に連結して、前記アームの先端側を昇降させる昇降用シリンダを備えることを特徴とする請求項4に記載の移動装置。
  6. 前記水平回動軸周りに回動する前記一対のアーム片の第2回動角度を検出する第2回動角度検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1回動角度と、前記傾倒角度と、前記第2回動角度検出手段の検出する前記第2回動角度に基づいて、前記被移動物の位置を算出し、
    前記被移動物が所定位置で停止するように、前記ブレーキユニットを制御することを特徴とする請求項5に記載の移動装置。
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