JP5926603B2 - エレベータ - Google Patents

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Description

本発明は、非常止め装置を備えたエレベータに関する。
一般に、ロープ式エレベータにおいては、昇降体が何等かの故障で過速降下した場合に、その速度が定格速度の1.4倍を越えないうちに調速機のガバナロープ掴み動作を介して制動子をガイドレールに押し付け、その摩擦力によって昇降体を制動する非常止め装置が設けられている。一般的に、制動子は、反ガイドレール側に勾配面を有しており、その勾配面が同様の勾配面を有するガイドに接しているため、ガイドに対して制動子が相対的に上方向に移動するとき水平方向にも移動する。この勾配面の傾斜角度をガイドレールに対して緩やかに構成すると、制動子がガイドレールに接触して必要な制動力を得るためには、制動子引上量を大きくする必要があり、非常止め装置の高さ寸法が大きくなってしまう。逆に、勾配面の傾斜角度をガイドレールに対して急勾配に構成すると、非常制動時に制動子を押し下げる力が大きくなって、制動子が抜けやすくなり、制動力を確保することが困難になってしまう。これが、非常止め装置の小型化を図れない要因の一つとなっている。
本技術分野の背景技術として、特開2004−67270号公報(特許文献1)がある。この公報には、昇降体の昇降を案内する案内レール、上記昇降体に設けられて上記案内レールの案内面に対向して配置された制動体と、この制動体の上記案内面との対向面に設けられて下端が上端よりも上記案内面から遠退く方向に傾斜して形成された制動体急斜面と、上記制動体の上記案内面との対向面に設けられて上記制動体急斜面と同方向に傾斜し、かつ下端が上記制動体急斜面の下端よりも上記案内面から遠退いた位置に配置されて上記制動体急斜面よりも水平線に対して緩やかに傾斜して形成された制動体緩斜面と、楔形状をなし楔形状の尖端を上向きにして上記案内面と上記制動体の傾斜面の間に配置され、常時は上記案内面から離れた位置に配置される制動楔片と、この制動楔片の上記制動体傾斜面との対向面に設けられて上記制動体急斜面と平行に配置された楔片急斜面と、上記制動楔片の上記制動体傾斜面との対向面一に設けられて上記制動体緩斜面と平行に配置された楔片緩斜面と、上記制動体に保持されて上記制動体急斜面および楔片急斜面の間に配置された急斜面ごろと、上記制動体に圧縮コイルばねによって保持されて上記制動体緩斜面及び楔片緩斜面の間に配置された緩斜面ころとを備えたエレベータの非常止め装置が記載されている。
特開2004−67270号公報
しかしながら、特許文献1に記載された非常止め装置は、制動子緩斜面の傾斜角度に対応して制動子が迅速にガイドレールに接触するが、その際の制動子によるレール押圧力は、制動子がガイドレールとガイド間に嵌入して得られるものではなく、制動子緩斜面と接触する緩斜面ころを支持する圧縮ばねによるものである。従って、非常制動するために必要なレール押圧力を得るには、制動子をガイドレールとガイド間に嵌入するまで、さらに制動子を引上げる必要があった。このため、非常止め装置は、その高さ寸法が比較的に大きくなっていた。
そこで、本発明は、制動子の短い引き上げ量で非常制動するために必要なレール押圧力を得ることができるようにした非常止め装置を備えたエレベータを提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、昇降路内に設置したガイドレールと、前記ガイドレールに沿って案内される昇降体と、前記ガイドレールに内側押圧面を対向して配置し、反ガイドレール側に非常制動時における引き上げ方向に向かうに従って前記ガイドレールに近づく勾配とした押圧力付与勾配面および前記押圧力付与勾配面よりも前記ガイドレール側に後退して形成した待機凹部を有する制動子と、前記昇降体に取付けた上枠および下枠間に配置した弾性体と、前記弾性体の前記ガイドレール側に配置されて前記制動子の前記押圧力付与勾配面と略平行となる勾配面を有するガイドと、前記制動子の前記押圧力付与勾配面と前記ガイドとの間に、前記制動子の非常制動時における引き上げ方向に沿って配置した複数のローラと、定常状態での前記待機凹部内に一部を配置させた径大部を有し、非常制動時における前記制動子の引き上げ初期動作に伴って前記制動子を前記ガイドレール側に駆動すると共に、前記制動子が第一引き上げ量に達したとき前記径大部を前記待機凹部から前記押圧力付与勾配面との接触に移行する段付ローラと、を備え、前記制動子および前記ガイドの一方には、水平線に対して緩やかな傾斜を有する第一傾斜凹部、および水平面に対して急な傾斜を有する第二傾斜凹部を含む凹部が側面に形成され、他方には前記凹部内を移動可能に嵌め込んだ凸部が形成されたエレベータを特徴とする
本発明のエレベータによれば、制動子がガイドレールに接触したことに対応する第一引き上げ量に達したとき、直ちに、制動子の押圧力付与勾配面とガイド間に段付ローラなどを位置させることができる。このため、第一引き上げ量を超えると、弾性体を用いて制動子の内側押圧面をガイドレールに押圧することができ、必要な押圧力を発生させるまでに要する時間を短縮することができる。また、必要な押圧力を発生させるまでに要する総引き上げ量を小さくできるので、非常止め装置を従来例に比べて高さ方向に小さくして小型化することができる。
本発明の一実施例による非常止め装置を備えたエレベータの概略構成図である。 図1に示した非常止め装置の定常状態を示す断面図である。 図2に示した非常止め装置の要部を示す斜視図である。 図2に示した非常止め装置の非常制動途中状態を示す断面図である。 図2に示した非常止め装置の非常制動完了状態を示す断面図である。 図2に示した非常止め装置の引き上げ量と押圧力の関係を示す特性図である。 本発明の他の実施例による非常止め装置の要部を示す斜視図である。 図1に示した非常止め装置と従来の非常止め装置との動作の比較を示す動作比較説明図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例による非常止め装置を備えたエレベータを示す概略構成図である。
このロープ式エレベータは、昇降路内を昇降する昇降体、例えば乗かご1と、昇降路内に対を成して立設されて乗かご1の昇降を案内するガイドレール2と、乗かご1にその一端を接続したロープ3と、乗かご1の過速降下を検出したときにガイドレール2を挟み込んで乗りかご1を制動する非常止め装置4とを有している。
図2は、定常状態にある非常止め装置4の断面図である。
非常止め装置4は、ガイドレール2の両側に配置した制動子9A,9Bによってガイドレール2を挟み込む対称形の構成であるから、ここでは左側の構成について説明する。図2に示すように乗りかご1の下部に固定した上枠5および下枠6を有しており、この両枠5,6間に配置されて外側への力を受けたときの弾性変形によって反発力を発生する弾性体7を設けている。弾性体7の内側には、それぞれ内側の面を上方側に向かうに従ってガイドレール2に近づくようにした勾配面を有するガイド8A,8Bを設けている。ガイドレール2に内側押圧面を対向して配置した制動子9A,9Bは、反ガイドレール側に非常制動時に移動される方向に向かうに従ってガイドレール2に近づく勾配とした押圧力付与勾配面15と、この押圧力付与勾配面15よりもガイドレール2側に後退した位置に待機勾配面16Aを形成するための待機凹部16とを有している。
制動子9A,9Bの押圧力付与勾配面15とガイド8A,8Bとの間には、制動子9A,9Bの非常制動時における引き上げ方向、つまり図示の上方部に沿って複数のローラ10A,10Bを配置している。ローラ10A,10Bよりも反引き上げ方向、つまり図示の下方には、定常状態で制動子9A,9Bの待機勾配面16とガイド8A,8B間に位置し、制動子9A,9Bの非常引き上げ時の初期移動に伴って待機勾配面16Aから押圧力付与勾配面15との接触へと移行する段付ローラ10Dを有している。ローラ10Bと段付ローラ10D間には、定常状態で制動子9A,9Bの待機勾配面16とガイド8A,8B間に位置し、制動子9A,9Bの非常引き上げ動作に伴って押圧力付与勾配面15へと移行する段付ローラ10Cを有している。上枠5には、制動子9A,9Bの最大引き上げ量を調整するためのストッパ12A,12Bが取り付けられている。また、図示していないが、乗りかご1の過速降下を検出したとき制動子9A,9Bを上方へ引き上げる引き上げ機構を有している。
各ローラ10A〜10Dは、ガイド8Aの内側に制動子9Aの引き上げ方向に沿って所定の間隔で配置されており、それらは図示の数に限定されない。しかしながら、各ローラ10A〜10Dは、図示の定常状態で二つのグループに分けられ、一方のグループである段付ローラ10C,10Dは、定常状態もしくは非常制動時の初期の段階で制動子9Aの待機勾配面16Aとガイド8A間に位置している。他のグループである通常のローラ10A,10Bは、定常状態で制動子9Aの押圧力付与勾配面15とガイド8A間には位置していない。しかし、他のグループのローラ10A,10Bは、非常制動時における制動子9Aの引き上げに伴って制動子9Aの押圧力付与勾配面15とガイド8A間に位置することになる。
図3は、非常止め装置4の要部を示す斜視図である。
段付ローラ10Dは、同図に示したように他のローラ10A,10Bと同じ外径を有した一対の径大部13A,13Bと、両径大部13A,13B間を連結した回転軸または径小部14とを有している。また、段付ローラ10Dの上方部に位置する段付ローラ10Cは、段付ローラ10Dと同じ構成である。他のローラ10A,10Bは、段付ローラ10C,10Dにおける一対の径大部13A,13Bと同じ外径を有する概略円筒状であり、径大部13A,13B間の寸法と同等の軸長を有している。
制動子9Aは、幅方向の両側に上方先端部から軸方向中間部まで切削等によって形成した待機凹部16と、この待機凹部の底面に形成した待機勾配面16A,16Bとを有している。また制動子9Aは、その下方部全体と両待機凹部間に位置する部分に、押圧力付与勾配面15を形成している。
待機凹部16は、定常状態で段付ローラ10C,10Dの径大部13A,13Bの一部を待機させておくために使用している。定常状態で、径大部13A,13Bは両待機勾配面16A,16Bに接触しており、径小部14は押圧力付与勾配面15に接触していない。制動子9Aの軸方向中間に位置する待機勾配面16A,16Bの端部には、径大部13A,13Bの相対的な移行を円滑に行わせるために緩やかな傾斜面を形成している。また押圧力付与勾配面15の引き上げ方向の先端部には、ローラ10A,10Bの相対的な移行を円滑に行わせるために緩やかな傾斜面を形成している。
定常状態で、制動子9Aの内側凹圧面は、ガイドレール2から所定距離だけ離れており、制動子9Aの待機勾配面16は、段付ローラ10C,10Dの径大部13A,13Bに接触している。段付ローラ10Dは、押圧力付与勾配面15と待機勾配面16Aとの境界部に形成した緩やかな傾斜面、もしくはその近傍に位置している。しかし、非常制動時に制動子9Aを上方へ引き上げると、その動作初期に制動子9Aの内側凹圧面はガイドレール2に接触するように移動する。そして、制動子9Aの内側凹圧面がガイドレール2に接触したとき、径大部13A,13Bは待機勾配面16Aから押圧力付与勾配面15に移動して接触する。
ただし、制動子9Aの内側凹圧面がガイドレール2に接触したときとは、非常制動時に制動子9Aを所定引き上げ量H1に達したとき、として置き換えても良い。従って、非常制動時に制動子9Aを所定引き上げ量H1に達したとき、径大部13A,13Bは待機勾配面16Aから押圧力付与勾配面15に移行すると言い換えることもできる。このタイミングは、実機を動かして調整しても良いし、また、制動子9Aの内側凹圧面とガイドレール2間の距離や、待機勾配面16Aと押圧力付与勾配面15との深さ方向の距離や、両者間の傾斜面の長さ、定常状態での段付ローラ10Dの位置などを考慮して決定しても良い。
図2に示した定常状態で、制動子9Aの待機勾配面16Aとガイド8A間に位置した段付ローラ10C,10Dは、一対の径大部13A,13Bを、待機勾配面16A,16Bに沿って相対的に移動できるように接触している。特に、非常制動時における制動子9Aの反引き上げ方向に位置する段付ローラ10Dは、待機勾配面16の下方端部近傍に位置している。しかし、他のローラ10A,10Bは定常状態でガイド8Aと制動子9A間に位置していない。特に、非常制動時における制動子9Aの反引き上げ方向に位置したローラ10Bは、制動子9Aの上方先端部よりも上方に位置しており、制動子9Aに形成した待機勾配面16Aおよび押圧力付与勾配面15とはまだ接触関係を持っていない。
次に、図2に示した制動子9Aの近傍に構成した制動子案内装置について説明する。
この制動子案内装置は、制動子9A側の構成と、ガイド8A側の構成とを有しており、先ず、制動子9A側の構成について説明する。制動子9Aの側面には、引き上げ機構によって制動子9Aを引き上げるとき、制動子9Aの移動を案内する一対のガイド凹部21,22を形成している。両ガイド凹部21,22は、水平線に対して緩やかな傾斜を有する第一傾斜凹部17,18と、水平線に対して急な傾斜を有した第二傾斜凹部19,20とを有し、これらを組合せて全体としてく字状に成している。
第一傾斜凹部17,18は、制動子9Aを引き上げたとき、その非常制動時の初期に、制動子9Aをその内側押圧面がガイドレール2に接触する方向に移動するのをより促進させるものである。このため、第一傾斜凹部17,18は第二傾斜凹部19,20よりも水平線に対して緩やかな傾斜としている。これに対して第二傾斜凹部19,20は、非常制動時の終期に、制動子9Aを引き上げ方向により移動させるためのものである。
次に、制動子案内装置におけるガイド8A側の構成について説明する。
ガイド8Aには、一対の側面ガイド部材23,24の一端部が固定されている。両側面ガイド部材23,24は、制動子9Aの移動を妨げないように制動子9Aの側部に伸びた他端部を有している。両側面ガイド部材23,24の他端部には、ガイド凹部21,22内をそれぞれ移動可能に嵌め込んだ嵌め合い凸部25,26を有している。ガイド凹部21,22と嵌め合い凸部25,26の嵌め合い関係は、制動子9Aに本来期待される移動を妨げないようにしている。例えば、制動子9Aの内側凹圧面がガイドレール2に接触した後は、第二傾斜凹部19,20と嵌め合い凸部25,26間に存在する隙間を大きくして遊びのある連結とするのが望ましい。特に、第二傾斜凹部19,20の左側に位置するガイド面が嵌め合い凸部25,26と接触しないようにするのが望ましい。
この制動子案内装置は、図示の構成に限らず他の構成とすることもできる。例えば、制動子9Aの側面には嵌め合い凸部25,26に相当する凸型のものを設け、一方、少し大きめにした側面ガイド部材23,23にはガイド凹部21,22に相当する凹型のものを形成して、凹凸を逆の関係にしても良い。どのような構成の制動子案内装置であっても、制動子案内装置を設けることによって、非常制動時の初期には制動子9Aの引き上げに伴って制動子9Aの内側押圧面を迅速にガイドレール2に接触するよう円滑に案内することができ、かつ、通常運転時には制動子9Aの内側押圧面がガイドレール2に接触しない所定位置に確実に保持することができる。
図4は定常状態から上方に第一引き上げ量H1だけ引き上げた非常制動時の動作途中状態を示す断面図で、図5は非常制動時の動作完了状態を示す断面図である。
図2に示した非常止め装置4の定常状態で、制動子9Aは上述した制動子案内装置によってその内側押圧面がガイドレール2に接触しない位置に確実に保持されている。また、同状態で、段付ローラ10C,10Dは制動子9Aの待機勾配面16に接触しており、嵌め合い凸部25,26はガイド凹部21,22の最上部に位置している。
この状態で乗りかご1の過速降下が検出されると、引き上げ機構が作動する。引き上げ機構によって制動子9Aが第一引き上げ量H1だけ上方に引き上げられると、図4に示すように段付ローラ10Dの径大部13A,13Bは制動子9Aの待機勾配面16Aから押圧力付与勾配面15との接触に移行する。このとき、待機勾配面16Aと押圧力付与勾配面15間に形成した傾斜面は、制動子9Aを上方へ移動させる力成分を、制動子9Aをガイドレール2側に移動する力成分に変換する。従って、制動子9Aはガイドレール2側に移動し、その内側凹圧面がガイドレール2に接触する。これと同時に、また、嵌め合い凸部25,26はガイド凹部21,22の第一傾斜凹部17,18に沿って移動しながら制動子9Aをガイドレール2側へと円滑に案内する。
この第一引き上げ量H1に達したとき、制動子9Aの押圧力付与勾配面15とガイド8A間には、ローラ10Bと段付ローラ10Dが位置する。段付ローラ10Cは、制動子9Aの押圧力付与勾配面15とは接触していない。その後、図5の状態では、制動子9Aの押圧力付与勾配面15とガイド8Aと間に、段付ローラ10C,10Dとローラ10A,10Bが位置する。
このように制動子9Aの押圧力付与勾配面15とガイド8Aと間には、時間の経過と共に、位置するローラが変化し、これによって弾性体7は弾性変形して反発力を連続的に増大する。この反発力は、制動子9Aをガイドレール2へ押圧する力として作用する。このとき、制動子案内装置を構成する嵌め合い凸部25,26は、第二傾斜凹部19,20を移動することになり、両者間の遊びある連結によって押圧力が抑制されることはない。
その後、非常止め装置4は、制動子9Aの上方先端部がストッパ12Aに接触して、非常制動の最終状態となる。弾性体7の付勢力は、制動子9Aがストッパ12Aに当接するまでに所定の押圧力Fに達し、乗りかご1をガイドレール2に強固に固定する力として作用する。実際の非常止め装置4では、弾性体7による付勢力をガイドレール2の両側に配置した制動子9A,9Bによって同時に作用させ、ガイドレール2を強固に挟み込んで制動する。
図6は、上述した実施例における非常止め装置4におけるガイドレール2への押圧力の変化を示す特性図である。
同図の縦軸はガイドレール2への押圧力を、横軸は制動子9Aの引き上げ量を示している。特性線27は、従来の一般的な非常止め装置の押圧力の変化を示しており、特性線28は、特許文献1に示した従来の非常止め装置の押圧力の変化を示しており、特性線29は、上述した実施例における非常止め装置の押圧力の変化を示している。
図8は、上述した非常止め装置4と、従来の非常止め装置30,31との動作の比較を示す動作比較説明図である。
同図の縦軸は時間の経過を示している。従来の非常止め装置30は特許文献1に示された構成のものであり、最上部に示した定常状態(30a)に対して、非常制動時における時間の経過に伴う動作状態を(30b)から(30d)へと順次示している。また、従来の他の非常止め装置31はごく一般的な構成のものであり、最上部に示した定常状態(31a)に対して、非常制動時における時間の経過に伴う動作状態を(31b)から(31d)へと順次示している。
次に、図8を用いながら図6に示した各特性線27〜29について説明する。
非常止め装置4は、定常状態(4a)から引き上げ機構によって制動子9Aを第一引き上げ量H1の位置まで引き上げると、制動子9Aの内側凹圧面がガイドレール2に接触した接触状態(4b)となる。通常、制動子9Aがガイドレール2側へ移動すると、制動子9Aとローラ10A〜10Dとの間に制動子9Aの移動量に相当する隙間が形成されてしまう。この隙間は、その後、制動子9Aとローラ10A〜10Dとが接触するのを遅らせてしまう。しかし、ここでは段付ローラ10Dを使用しているため、段付ローラ10Dの径大部13A,13Bは待機勾配面16から押圧力付与勾配面15へと移行する。従って、第一引き上げ量H1の位置まで引き上げると、その直後から特性線29で示すようにガイドレール2に対する押圧力が発生する。その後、さらに制動子9Aの引き上げ量がH2に達すると、所定の押圧力Fに達し、制動子9Aの上方先端部がストッパ12Aと接触して非常制動の最終状態(4c)となる。
一方、待機勾配面16を持たない従来の制動子32と、一般的なローラ33とを使用した従来の非常止め装置31は、非常制動時の初期に、制動子32の内側押圧面をガイドレール2へ強制的に接触させる構造を持っていない。このため、特性線27で示すように可成り時間が経過して制動子32の引き上げ量がH3に達したとき、制動子32の内側押圧面がガイドレール2と接触した接触状態(31b)となる。その後、制動子32の押圧力付与勾配面に接触したローラ33によって弾性体7の変形によるレール押圧力が加えられることになる。従って、特性線27で示すように引き上げ量がH3から弾性体7の変形によるレール押圧力を増加させながら、引き上げ量H5で所定の押圧力Fに達し、最終状態(31c)となる。
これに対して、特許文献1に示した従来の非常止め装置30は、制動子32の内側押圧面をガイドレール2へ強制的に接触させるコイルばね34を含む移動装置を持っている。このため特性線28に示すように、制動子9Aを第一引き上げ量H1まで引き上げると、制動子32の内側押圧面がガイドレール2と接触した接触状態(30b)となる。このとき以降、コイルばね34によって制動子32をガイドレール2へ圧接する押圧力が発生する。しかし、上述した移行装置はコイルばね34の変形を利用しているため、コイルばね34の変形による押圧力は特性線28に示すように比較的小さく、また緩やかな増加を示す。制動子32の引上げが可成り進んで引き上げ量H3に達したとき、制動子32の押圧力付与勾配面15にローラ33が接触したローラ接触状態(30c)となる。これ以降、弾性体7の変形によるレール押圧力が特性線27の場合と同様の変化率で付加され始める。そして、引き上げ量がH4となったとき、所定の押圧力Fに達し、制動子32の頂部がストッパ12Aと接触し、非常制動の最終状態(30d)となる。
この特性線28で示した非常止め装置30は、特性線27で示した従来の一般的な非常止め装置31に比べて、非常制動に必要なレール押圧力Fを発生するまでに要する時間を短縮できる。しかしながら、特性線29で示した非常止め装置4と比較すると、特性線28で示す非常止め装置28は、第一引き上げ量H1まで引き上げた後の押圧力の上昇が緩慢である。これは引き上げ量H1からH3に達するまで、コイルばね34を利用した押圧力を付加しているためである。一方、特性線29で示した非常止め装置4は、引き上げ量H1に達した後、直ちに弾性体7による押圧力が発生するので、非常制動に必要な押圧力Fに達するまでに要する時間を短縮することができる。
また、非常制動に必要なレール押圧力Fを発生するまでの総引き上げ量にも差が生じている。つまり、特性線29の総引き上げ量H29(引き上げ量H2−引き上げ量H1)は、特性線28の総引き上げ量H28(引き上げ量H4−引き上げ量H1)よりも小さい。このため、特性線29で示す非常止め装置4は、特性線28で示す非常止め装置30の場合に比べて高さ方向に小さくして小型化することができる。
上述した実施例では、定常状態で、段付ローラ10C,10Dの径大部13A,13Bを制動子9Aに形成した待機凹部を利用してよりガイドレール2側に待機させている。この定常状態で、径大部13A,13Bの外周部は、待機勾配面16Aに接触しているものとして説明したが、必ずしも径大部13A,13Bを待機勾配面16Aに接触させる必要はない。定常状態で、径大部13A,13Bの一部が待機凹部16に配置されていればよい。
このように本実施例のエレベータは、昇降路内に設置したガイドレール2と、ガイドレール2に沿って案内される昇降体1と、ガイドレール2に内側押圧面を対向して配置し、反ガイドレール側に非常制動時における引き上げ方向に向かうに従ってガイドレール2に近づく勾配とした押圧力付与勾配面15および押圧力付与勾配面15よりもガイドレール2側に後退した待機勾配面16Aを有する待機凹部16を形成した制動子9A,9Bと、昇降体1に取付けた上枠5および下枠6間に配置した弾性体7と、弾性体7のガイドレール2側に配置されて制動子9A,9Bの押圧力付与勾配面15と略平行となる勾配面を有するガイド8A,8Bと、制動子9A,9Bの押圧力付与勾配面15とガイド8A,8Bとの間に、制動子9A,9Bの非常制動時における引き上げ方向に沿って配置した複数のローラ10A,10Bと、定常状態で待機凹部16内にその一部を配置した径大部13A,13Bを有し、制動子9A,9Bの引き上げ初期動作に伴って制動子9A,9Bをガイドレール2側に駆動すると共に、制動子9A,9Bが第一引き上げ量に達したとき径大部13A,13Bを待機凹部16から押圧力付与勾配面15との接触へと移行する段付ローラとした段付ローラと10C,10Dとを備えている。
このようなエレベータによれば、定常状態で段付ローラ10C,10Dの径大部13A,13Bは、待機勾配面16Aを有する待機凹部16を利用してよりガイドレール2側に待機させておくことができる。従って、非常制動時の引き上げ動作初期に制動子9A,9Bをガイドレール2側に素早く駆動することができる。制動子9A,9Bがガイドレール2に接触したことに対応する第一引き上げ量に達したときは、直ちに、制動子9A,9Bの押圧力付与勾配面15とガイド8A,8B間に段付ローラ10Dや他のローラ10Bを位置させることができる。このため、第一引き上げ量に達した後、弾性体7を用いて制動子9A,9Bの内側押圧面をガイドレール2に押圧することができ、必要な押圧力を発生させるまでに要する時間を短縮することができる。また、必要な押圧力を発生させるまでに要する総引き上げ量を小さくできるので、非常止め装置4を従来例に比べて高さ方向に小さくして小型化することができる。
また、本実施例のエレベータは、さらに、ガイド8A,8Bと制動子9A,9B間に、非常制動時における制動子9A,9Bの引き上げ動作初期に制動子9A,9Bをガイドレール2側に移動させる制動子案内装置を設けている。このため、制動子案内装置は、定常状態の制動子9A,9Bをガイドレール2と接触しないふさわしい位置に容易に保持することができ、また非常制動時に制動子9A,9Bを引き上げたとき円滑に移動させて制動子9A,9Bの内側押圧面をガイドレール2に接触させることができる。
また、本実施例のエレベータは、上述した第一引き上げ量とは、非常制動時における制動子9A,9Bの引き上げ動作初期に制動子9A,9Bをガイドレール2側に移動して制動子9A,9Bの内側押圧面をガイドレール2ににほぼ接触したときとした。このようなエレベータによれば、非常制動時の引き上げ動作初期に制動子9A,9Bの引き上げ初期動作に伴って制動子9A,9Bをガイドレール2側に駆動し、制動子9A,9Bがガイドレール2に接触したことに対応する第一引き上げ量に達したときは、制動子9A,9Bの内側押圧面をガイドレール2に接触させることができる。その後、直ちに、制動子9A,9Bの押圧力付与勾配面15とガイド8A,8B間に位置させた段付ローラ10Dや他のローラ10Bを用いて、弾性体7により制動子9A,9Bの内側押圧面をガイドレール2に押圧することができる。
尚、上述した実施例における非常止め装置4では、ガイド溝21,22の第一傾斜凹部17,18に沿って移動する嵌め合い凸部25,26を備えた制動子案内装置を使用して、制動子9Aが図2に示した定常状態から上方に第一引き上げ量H1だけ引き上げたとき、図4に示すように制動子9Aの内側押圧面がガイドレール2に接触するようにした。しかし、他の実施例では、この制動子案内装置とは異なる構成とし、ガイド8Aに一端を連結したばね装置と、このばね装置の他端に設けたコロと、制動子9A側に形成されて非常制動時に制動子9Aを引き上げたときにばね力の作用方向を変更するように形成した傾斜接触面とを設けても良い。
このような構成によれば、非常制動時に制動子9Aを引き上げたとき、ばね装置によって制動子9Aを移動させ、図4に示したように制動子9Aの内側押圧面をガイドレール2側に移動して接触するようにすることができる。この接触時点で、段付ローラ10Dが待機勾配面16から押圧力付与勾配面15へと移行するようにすれば、先の実施例の場合とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、上述したようにローラ10A〜10Dは、図示しない引き上げ装置による制動子9Aの引上げ動作を快適に行うよう作用すると共に、弾性体7による押圧力を発生するために使用している。この各ローラ10A〜10Dは、個々のローラ毎にそれぞれ独立して回転するように支持した構成としているが、制動子9A側に配置した各ローラ10A〜10Dをユニット化してコロ装置として構成しても良い。制動子9B側に配置した各ローラ11A〜11Dについても同様にユニット化したコロ装置としても良い。
さらに上述した非常止め装置4では、二つの段付ローラ10C,10Dを使用したが、少なくとも最下部に位置するものだけを段付ローラ10Dとし、段付ローラ10Cを省略することもできる。
図7は、本発明の他の実施例によるエレベータの非常止め装置4の要部のみを示す斜視図である。
段付ローラ10C,10Dは、同図に示したように他のローラ10A,10Bと同じ外径を有した一つの径大部13Aと、径大部13Aの両側に連結した回転軸または径小部14とを有して構成している。他のローラ10A,10Bは、段付ローラ10C,10Dにおける径大部13Aと同じ外径を有する概略円筒状である。
これに対して制動子9Aは、幅方向の中間部に、その上方先端部から軸方向に伸びてその中間部にまで達するように切削して待機勾配面16Aを形成し、幅方向の両側には引き上げ方向に伸びた押圧力付与勾配面15を残している。待機勾配面16Aは、段付ローラ10C,10Dの径大部13Aを待機させておくための待機凹部16を形成している。また押圧力付与勾配面15は、ローラ10A,10Bが接触する部分となる。径大部13Aが待機勾配面16Aに接触しながら相対的に移動するとき、径小部14が押圧力付与勾配面15に接触してこの移動を妨げることがないように径関係を決定している。制動子9Aの引き上げ方向の中間に位置する待機勾配面16Aの端部には、径大部13Aが待機勾配面16Aから押圧力付与勾配面15との接触へと相対的に移行するのを円滑に行わせるための緩やかな傾斜面を形成している。同様に、押圧力付与勾配面15の引き上げ方向の先端部には、ローラ10A,10Bの相対的な移行を円滑に行わせるために緩やかな傾斜面を形成している。その他の構成は、先の実施例と同一であり、詳細な説明を省略する。
このような段付ローラ10C,10Dは、一つの径大部13Aを持つ簡単な構成であり、対応する制動子9Aも一つの待機勾配面16Aを持つ簡単な構成にすることができる。先の実施例の場合と同様に、図2に示した定常状態から上方に第一引き上げ量H1だけ引き上げると、図4に示すようにガイドレール2に対向した制動子9Aの内側押圧面がガイドレール2に接触するようにすると、同様の効果を得ることができる。
さらに、上述した各実施例では、段付ローラ10C,10Dを段付ローラとした場合について説明したが、非常制動時における制動子9A,9Bの引き上げ動作初期に、制動子9A,9Bをガイドレール2側に駆動したとき、制動子9A,9Bの待機勾配面16Aとガイド8A,8B間に段付ローラ10Dまたはその一部を位置させるものであれば、他の構成を採用しても良い。
尚、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。またある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
1 乗りかご
2 ガイドレール
4 非常止め装置
5 上枠
6 下枠
7 弾性体
8A,8B ガイド
9A,9B 制動子
10A,10B ローラ
10D 段付ローラ
13A,13B 径大部
14 径小部
15 押圧力付与勾配面
16 待機凹部
16A 待機勾配面
17,18 第一傾斜凹部
19,20 第二傾斜凹部
21,22 ガイド凹部
25,25 嵌め合い凸部

Claims (3)

  1. 昇降路内に設置したガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って案内される昇降体と、
    前記ガイドレールに内側押圧面を対向して配置し、反ガイドレール側に非常制動時における引き上げ方向に向かうに従って前記ガイドレールに近づく勾配とした押圧力付与勾配面および前記押圧力付与勾配面よりも前記ガイドレール側に後退して形成した待機凹部を有する制動子と、
    前記昇降体に取付けた上枠および下枠間に配置した弾性体と、
    前記弾性体の前記ガイドレール側に配置されて前記制動子の前記押圧力付与勾配面と略平行となる勾配面を有するガイドと、
    前記制動子の前記押圧力付与勾配面と前記ガイドとの間に、前記制動子の非常制動時における引き上げ方向に沿って配置した複数のローラと、
    定常状態での前記待機凹部内に一部を配置させた径大部を有し、非常制動時における前記制動子の引き上げ初期動作に伴って前記制動子を前記ガイドレール側に駆動すると共に、前記制動子が第一引き上げ量に達したとき前記径大部を前記待機凹部から前記押圧力付与勾配面との接触に移行する段付ローラと、
    を備え
    前記制動子および前記ガイドの一方には、水平線に対して緩やかな傾斜を有する第一傾斜凹部、および水平面に対して急な傾斜を有する第二傾斜凹部を含む凹部が側面に形成され、他方には前記凹部内を移動可能に嵌め込んだ凸部が形成されている
    ことを特徴とするエレベータ。
  2. 請求項1に記載のエレベータであって、さらに、前記ガイドと前記制動子間に、非常制動時における前記制動子の引き上げ動作初期に前記制動子を前記ガイドレール側に移動させる制動子案内装置を設けたことを特徴とするエレベータ。
  3. 請求項1に記載のエレベータであって、前記第一引き上げ量とは、非常制動時における前記制動子の引き上げ動作初期に前記制動子を前記ガイドレール側に移動して前記制動子の前記内側押圧面を前記ガイドレールにほぼ接触したときとしたことを特徴とするエレベータ。
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