JP6031414B2 - エレベータの非常止め装置 - Google Patents

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本発明は、エレベータの非常止め装置に関する。
従来、エレベータにおいて、乗りかごが何らかの原因で制限速度を越えて下降した場合に、適切な減速度で乗りかごを安全に停止させるために、非常止め装置が用いられている。非常止め装置は、例えば乗りかごを案内するガイドレールを乗りかご下部に取付けた制動子と弾性体で挟み込み、ガイドレールと制動子の間に発生する摩擦力によって乗りかごを制動する構造を有する。
非常止め装置に関しては、従来種々の課題と改良が試みられている。例えば、ガイドレールと制動子の間の摩擦力が種々の原因により変化する場合には、直ちに制動力の変化となって現れる。この場合には、乗りかごに対する制動減速度が変化し、乗客に不快感を与えるだけでなく、安定した制動が得られないという課題が生じる。
これに対し、適切な減速度で乗りかごを安全に停止させる場合に、減速度すなわち制動力を一定に保つ従来技術として、例えば特許文献1が知られている。
特許文献1には、楔状体を用いて摺動部をガイドレールに押し付けることにより、摺動部とガイドレールとに摩擦力を生じさせエレベータかごを非常停止させるエレベータの非常止め装置において、楔状体とガイドレールと摺動部との摺動面に対し、ガイドレールと直交方向の楔状体寸法を制動力の変化に応じて変化させ、摩擦係数の変化に係わらず制動力を一定に保つ技術が記載されている。
一般に、動摩擦係数は、摺動速度に関係なく摺動材の材質や摺動面の状態等で決まる一定の値をとるが、摺動速度が10m/sを超える領域では速度の増加に伴い動摩擦係数が低下する。従来のエレベータの非常止め装置では、予め設定されたバネ力で一対の楔状体をガイドレールへ押圧するため、動摩擦係数の変化が制動力の変化になり、エレベータの非常止め装置による非常制動は制動初期は速度が速く摩擦係数が小さいため、減速度が小さくなる。また停止する直前では、速度が遅く且つ摩擦係数が大きいため、減速度が急激に大きくなる。例えば速度15m/s以上での非常制動では停止直前の減速度が非常に大きくなり、乗客の負担が大きくなる。
引用文献1のエレベータの非常止め装置は、楔状体の摺動部材がガイドレールと摺動する面に対し直交方向の寸法を制動力に応じて変化させる機構を設け、楔状体のガイドレールへの押付力を調整してエレベータの非常止め装置の制動力を一定に保つことを可能としている。
特開2001−192184号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載される非常止め装置は、制動力に応じて摺動面に対し直交方向の寸法を変化させるために、摺動部の上部に設置した弾性体を押し縮めることで摺動面に対し直交方向の寸法を変化させ、U字状の板ばねにより発生する押し付け力を小さくする構造を備えている。従って、板ばねの押し付け力を小さくするには、弾性体のたわみ量を大きくする必要があり、このため弾性体の大きさが大きくなって、非常止め装置そのものが大型化する等の課題があった。
本発明は、前述した従来技術における問題点からなされたもので、その目的は、非常止め装置を大型化することなく、減速時の制動力を一定に保つことのできるエレベータの非常止め装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、乗りかごが制限速度を越えて下降した場合に、乗りかごを停止させるために、ガイドレールに制動子を押し付け摺動させることで制動力を発生させるエレベータの非常止め装置において、押し付け力を発生させる弾性体をガイドレール軸方向に沿って複数個に分割し、制動子が制動力の既定値を越えた場合に、分割された弾性体のいくつかを押し広げる構造としたことを特徴としている。
すなわち、制限速度を越えて下降する乗りかごを停止させるため、昇降路に沿って設置されたガイドレールを、傾斜面を有するくさび状の制動子と、制動子と係合する傾斜面を有する傾斜体と、弾性体で押圧して制動力を発生させるエレベータの非常止め装置において、弾性体を複数個の弾性体から構成し、複数個の弾性体は、ガイドレール軸方向に沿って配置され、非常止め装置による制動時に制動力が規定値を越えた場合に、制動力に応じて複数個の弾性体から必要数の弾性体の制動子への押圧を解除する弾性力解除装置を設けたことを特徴とする。
また、複数個の弾性体はガイドレール軸方向に沿って配置され、弾性力解除装置は制動子の非常止め装置本体に対する相対的移動量を用いた機械的メカニズムにより作動する。
本発明によれば、制限速度を越えて下降する乗りかごを停止させるため、昇降路に沿って設置されたガイドレールを、傾斜面を有するくさび状の制動子と、制動子と係合する傾斜面を有する傾斜体と、弾性体で押圧して制動力を発生させるエレベータの非常止め装置において、弾性体を複数個の弾性体から構成し、複数個の弾性体は、ガイドレール軸方向に沿って配置され、非常止め装置による制動時に制動力が規定値を越えた場合に、制動力に応じて複数個の弾性体から必要数の弾性体の制動子への押圧を解除する弾性力解除装置を設けたことにより、非常止め装置による制動時に、制動力の既定値を越えた場合に分割された弾性体のいくつかを押し広げ、制動力を抑制することにより、非常止め装置の大型化を防止することができる。
本発明の非常止め装置を有するエレベータの構成を示す模式図である。 本発明の非常止め装置を有する乗りかごの構成を示す模式図である。 本発明の実施例1に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。 図3におけるAA線横断面図である。 図4におけるBB線横断面図である。 本発明の実施例1に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。 制動時における図4のBB線縦断面図である。 本発明の実施例1に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。 制動時における図4のBB線縦断面図である。 本発明の実施例1に係るエレベータの非常止め装置の制動子を示す正面図である。 本発明の実施例1に係るエレベータの非常止め装置の制動子を示す側面図である。 本発明の実施例2に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。 本発明の実施例3に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。 本発明の実施例3に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。 本発明の実施例4に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。
以下、本発明に係るエレベータの非常止め装置の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の非常止め装置10を備えたエレベータの全体構成を示す模式図である。乗りかご1は、巻き上げ機22、プーリ30に巻き掛けられた複数本の主ロープ3の一端に接続され、他端には釣合錘5が取り付けてある。乗りかご1は左右のガイドレール2に案内されて昇降路S内を昇降する。非常止め装置4は乗りかご1の下部にガイドレール2毎にそれぞれ取り付けられ、左右が連結されて同時に動作する。
エレベータには、制限速度を検出するためにガバナ装置24が備えられ、上下のプーリ25、29にガバナロープ28が巻きかけられ、乗りかご1と連結バー26で接続して、図示しない制御装置により乗りかご1の昇降速度を所定の方法で調速する。乗りかご1が制限速度を越えた場合に、ガバナロープ28を把持して減速する把持部材23が備えてある。連結バー26は非常止め装置4の引上げバー9に連結されている。
次に、非常止め装置を作動させる動作について説明する。乗りかご1の下降速度が規定の制限速度を越えた場合は把持部材23でガバナロープ28を把持する。ガバナロープ28が把持されるとガバナロープ28の移動速度は乗りかご速度よりも遅くなる結果、ガバナロープ28に取り付けた連結バー26によって引上げバー9が引き上げられ、非常止め装置4の制動子が引き上げられ、制動子とガイドレール2が当接して制動力を発生し、乗りかご1を所定の減速度で停止させる。
図2は、本発明の非常止め装置を有する乗りかごの構成を示す模式図である。図2に示すように、エレベータには、昇降路S内を昇降する乗りかご1と、昇降路S内に対となって立設され、乗りかご1の昇降を案内するガイドレール2と、乗りかご1にその一端が接続されるロープ3と、乗りかご1の下部に配置され、制限速度を超えた下降の場合に乗りかご1を制動する非常止め装置4とが設けられている。
次に、実施例1の非常止め装置について図3〜図5を用いて説明する。
図3は、実施例1に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。非常止め装置4は、ガイドレール2を挟持するように左右一対となって配置される制動子41と、図示しない引上げバーに接続されるとともに乗りかごが制限速度を越えた時に制動子41をガイドレール2に摺接させる引き上げ部Pを有する。また、非常止め装置4は、制動子41を案内する傾斜体44と、制動子41と傾斜体44の間に設けたローラ45と、これら各構成部品を支持する非常止め装置本体46を有する。
制動子41は、ガイドレール2と接触する摩擦面41bと、摩擦面41bの反対側に設けた傾斜面41aを有する。傾斜体44はローラ45を介して制動子41を案内する案内面44aを有する。
傾斜体44の外側には、制動時に傾斜体44、ローラ45を介して制動子41に対しガイドレール2の方向に向けて押圧力を付与する、横断面略U字状のバネからなる、ガイドレール軸方向(ガイドレール長手方向、以下同じ)に沿って同一寸法を持つ上側弾性体42及び下側弾性体43からなる弾性体が設けられている。
図4は、図3におけるAA線横断面図、図5は図4におけるBB線縦断面図である。図4、図5に示す様に、実施例1の非常止め装置4は弾性力解除装置Rを有する。弾性力解除装置Rは、制動子41の背面に設けられ、制動力が規定値を越えた場合に上側弾性体42を押し広げる傾斜面47aを有する第2傾斜体47と、第2傾斜体47の傾斜面47aと対向する傾斜面48aを備えた第3傾斜体48と、傾斜面47aと傾斜面48aとの間に配置されるローラ49を有する。41cは制動子41の背面に設けた係止部であって、制動子41がガイドレール軸方向で図5の上方に引上げられたときに第2傾斜体47の下部と係合し、第2傾斜体47をガイドレール軸方向に沿って上方に付勢する。
第2傾斜体47はガイドレール軸方向に沿って上下方向に移動可能に非常止め装置本体46に支持されている。また、第3傾斜体48はガイドレール軸方向と直交方向に移動可能に非常止め装置本体46に支持されている。通常時は、上側弾性体42の弾性力によって第3傾斜体はガイドレール方向に押圧され、これによって第2傾斜体47はガイドレール軸方向下方に移動している。
実施例1において、何らかの原因によって乗りかご1が制限速度を越えて下降した場合に、下降速度が制限速度の1.4倍を越えないうちに、調速機24のガバナロープ28掴み動作が開始され、引上げバー9及び引上げ部Pが制動子41を引上げ、傾斜体44と制動子41の斜面のくさび作用により制動子41がガイドレール2に押し付けられ、制動子41とガイドレール2の摩擦力により乗りかご1を制動する。
次に、実施例1における弾性力解除装置の動作について、図6〜図9を用いて説明する。
図6は実施例1に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。図6は制限速度を越えた下降中に非常止め装置の制動子41をガイドレール2に押圧している制動時の状態を示す。図7は制動時における図4のBB線縦断面図である。図7は制限速度を越えた下降中に非常止め装置4の制動子41をガイドレール2に押圧しているときの弾性力解除装置の動作状態を示す。
実施例1において、非常止め装置の摩擦力により発生する制動力が規定値以下であれば、図6および図7に示すように、制動子41は第2傾斜体47の下面に当接した状態で制動力を発生させる。この場合は、上側弾性体42と下側弾性体43の弾性力が傾斜体44を介して制動子41に伝達され、制動子41をガイドレール2に押圧する。
図8は本発明に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。図8は制限速度を越えた下降中において規定値を超える制動力が発生した場合に弾性力解除装置が作動し、非常止め装置4の上側弾性体42が傾斜体44に対し押圧解除されているときの状態を示す。
図9は弾性力解除装置作動時における図4のBB線縦断面図である。図8に対応して、図9は制限速度を越えた下降中において規定値を超える制動力が発生した場合に弾性力解除装置Rが作動し、非常止め装置4の上側弾性体42が傾斜体44に対し押圧解除されているときの状態を示す。図10Aは実施例1の非常止め装置の制動子を示す正面図、図10Bは制動子の側面図である。
非常止め装置の摩擦力により発生する制動力が規定値を越えた制動力となった場合には、図8および図9に示すように、制動子41は非常止め装置4の非常止め装置本体46に対し通常動作時よりさらにガイドレール軸方向上方に移動する。このとき、制動子41の係止部41cが第2傾斜体47の下面に当接し、さらに第2傾斜体47を押し上げる。
この動作によって、図9に示すように、上側弾性体42が第2ローラ49を介して第3傾斜体48により水平方向に押し広げられる。押し広げられた上側弾性体42は、傾斜体44及び制動子41から離隔してガイドレール2への押圧力を解除される。従って、制動子41へ作用する弾性体のバネ力が制動子41のガイドレール軸方向上方への移動量に応じて減少し、これによって規定値を越えた制動力の発生を抑制することができる。
なお、制動力が再び規定値以下に減少した場合には、上側弾性体42が第2ローラ49を介して第2傾斜体47をガイドレール軸方向下方に押し戻し、これにより制動子41の制動力は再び規定値に復帰する。このようにして、実施例1の非常止め装置は、常に規定値を越えない範囲の制動力を確保することができる。
図11は本発明の実施例2に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。実施例1では、弾性力解除装置Rによる弾性体のばね力の解除は、制動子41によって傾斜体を移動させるいわゆるカム機構により実施している。
一方、実施例2では、弾性力解除装置Rによる上記メカニズムにリンク機構Lを用いている。制動子41の係止部41cで押し上げられた第2傾斜体47が、リンク機構Lを介して第3傾斜体48を左右に開き、弾性体42を押し広げて制動子41への押圧を解除する。第2傾斜体47、第3傾斜体48は、便宜的に実施例1の形態を用いて説明しているが、その斜面をカム面として使用する必要がないため互いに干渉しない形状であれば足りる。いずれにせよ、停電時にも安全に制動を行うために機械的メカニズムを用いることが望ましい。
図12A、図12Bは本発明の実施例3に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。本発明においては、複数個に分割された弾性体が全体として制動子に作用する押圧力が、正常時に作用する動摩擦係数により適正な制動力を非常止め装置に与えるように設定される。この場合、制動速度、動摩擦係数その他の条件に従って解除する弾性体のバネ力が決定されるため、弾性体の分割は、図12A、図12Bに示す様に任意の比率を取ることが出来る。
図13は本発明の実施例4に係るエレベータの非常止め装置を示す模式図である。前述した各実施例では、弾性力解除装置では弾性体を上側弾性体42と下側弾性体43に分割しているが、制動子をレールに押し付けるための弾性体を更に多く分割し、弾性力解除装置Rが必要な制動力に応じてより多段階にわたって分割した弾性体のいくつかを押し広げる構造にしてもよい。この構成によれば、より円滑な制動力の調整が可能となる。例えば、図3に示す構成をガイドレール軸方向に多段に積層しても良い。
一方、実施例4では、制動子の非常止め装置内の移動量に応じて、自動的に解除される弾性体の個数を増加させている。
すなわち、第2傾斜体147のガイドレール軸方向に沿った移動量により、まず第3傾斜体148が上側弾性体142の制動子への押圧を解除する。さらに第2傾斜体147が、非常止め装置内でガイドレール軸方向に沿って図13の上方に移動すると、2つ目の第3傾斜体149が下側弾性体143の制動子への押圧を解除する。144は第2の下側弾性体である。このように、実施例4の構成によれば、自動的にかつ円滑に制動力を制御することができる。
また、上記各実施例では非常止め装置を乗りかごに設置する構成として説明しているが、非常止め装置を釣合錘に設置する構成とすることもできる。
1 乗りかご
2 ガイドレール
3 ロープ
4 非常止め装置
41 制動子
41a 傾斜面
41b 摩擦面
41c 係止部
42、142 上側弾性体
43、143、144 下側弾性体
44 傾斜体
45 ローラ
46 非常止め装置本体
47、147 第2傾斜体
48、148、149 第3傾斜体
49 第2ローラ
S 昇降路
P 引上げ部
L リンク

Claims (9)

  1. 制限速度を越えて下降する乗りかごを停止させるため、昇降路に沿って設置されたガイドレールを、傾斜面を有するくさび状の制動子と、該制動子と係合する傾斜面を有する傾斜体と、弾性体で押圧して制動力を発生させるエレベータの非常止め装置において、
    前記弾性体を複数個の弾性体から構成し、前記複数個の弾性体は、前記ガイドレール軸方向に沿って配置され、前記非常止め装置による制動時に制動力が規定値を越えた場合に、前記制動力に応じて前記複数個の弾性体から必要数の前記弾性体の前記制動子への押圧を解除する弾性力解除装置を設けたことを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  2. 請求項1に記載されたエレベータの非常止め装置において、前記弾性力解除装置は前記制動子の前記非常止め装置本体に対する移動量を用いた機械的メカニズムにより作動することを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  3. 請求項2に記載されたエレベータの非常止め装置において、前記弾性力解除装置は前記制動子のガイドレール軸方向の移動をガイドレール軸方向と直交方向の移動に変換し、前記弾性体の前記制動子への押圧を解除するカム機構を有することを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  4. 請求項3に記載されたエレベータの非常止め装置において、前記カム機構は、前記非常止め装置に設けたガイドレール軸方向に移動可能な第2傾斜体と、該第2傾斜体に係合して、前記ガイドレール軸方向と直交方向に移動可能な第3傾斜体と、前記第2傾斜体に係合して該第2傾斜体を前記ガイドレール軸方向に移動させる前記制動子に設けた係止部を有することを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載されたエレベータの非常止め装置において、前記弾性体を上側弾性体と下側弾性体から構成し、前記上側弾性体の前記制動子への押圧を前記弾性力解除装置により解除することを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  6. 請求項5に記載されたエレベータの非常止め装置において、前記上側弾性体の前記下側弾性体に対するガイドレール軸方向の寸法の比率は、前記エレベータが必要とする制動力の既定値に応じて設定されることを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載されたエレベータの非常止め装置において、前記弾性力解除装置は、前記制動子の前記非常止め装置本体に対する移動量に応じて、前記複数個の弾性体から必要数の前記弾性体の前記制動子への押圧を順次解除することを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載されたエレベータの非常止め装置において、前記複数の弾性体は、該弾性体の全てが前記制動子に作用する押圧力が、正常時の動摩擦係数において前記制動子に適正な制動力を与えるように設定されていることを特徴とするエレベータの非常止め装置。
  9. 請求項1または2に記載されたエレベータの非常止め装置において、前記弾性力解除装置は前記制動子のガイドレール軸方向移動をガイドレール軸方向と直交方向への移動に変換し前記弾性体の前記制動子への押圧を解除するリンク機構を有することを特徴とするエレベータの非常止め装置。
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