JP5924064B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、トナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、を含み、前記定着手段は、回転可能に保持されて一方向に加圧する加圧部材と、前記加圧部材に対峙して回転可能に保持され、当該加圧部材による一方向の加圧を受ける筒状部材と当該筒状部材の中に配設される加熱部とを備え、用紙に転写されたトナー像を当該加圧部材の加圧と共に当該加熱部の熱で用紙に定着する加熱部材と、前記加熱部材を回転駆動する駆動力を出力する駆動源と、前記加熱部材の前記筒状部材の端部を隙間をもって受け入れる空間を形成すると共に当該空間に受け入れられた状態で前記加圧部材により加圧される当該筒状部材の当該端部と接する内周面を有し、前記駆動源により出力される駆動力を当該加熱部材に伝達する駆動伝達部と、を含み、前記駆動伝達部は、前記駆動源の駆動力が入力される歯車と、前記歯車と係合すると共に前記空間に挿入され、前記加圧部材による一方向の加圧による変形により拡径するコイルばねと、を備え、前記駆動源により出力される駆動力を前記コイルばねの回転を介して前記加熱部材に伝達することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、加圧されて回転する円筒部材の外径寸法が円筒部材の回転精度に及ぼす影響を軽減することが可能になると共に、加圧されて回転する円筒部材の外径寸法が円筒部材の回転精度に及ぼす影響を軽減することが可能になる。
図1は本発明の実施の形態が適用される画像形成装置1の概略構成を示した図である。
画像形成装置1は、記録媒体(以下、代表して「用紙P」と記す場合もある。)上に画像を形成する画像形成部10と、画像形成部10に対して用紙を供給する用紙供給部170と、画像形成部10にて画像が形成された用紙を積載する積載部177と、を備えている。また、画像形成装置1は、画像形成部10にて画像が形成された用紙を搬送する用紙搬送部180と、上述した各部の動作を制御する制御部190と、を備えている。
このように、中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31がドライブロール32やテンションロール33などに複数の一次転写ロール34の並び方向に細長くなるように張りかけられており、この細長く張りかけられた中間転写ベルト31の長手方向の一方の端部に、バックアップロール35が配置され、長手方向の他方の端部に、クリーニング装置36が配置された細長の形状である。
定着装置60は、中間転写ユニット30、二次転写ロール41などによって二次転写された用紙上の画像(トナー像)を、加熱ロール61とエンドレスベルト62などにより、熱および圧力を用いて用紙に定着させる装置である。この定着装置60については後で詳述する。
反転搬送ユニット182は、複数の搬送ロールを備えており、反転ロール181によって反転された用紙を二次転写位置に向けて再び搬送する。切り替えゲート183は、定着装置60から送り出された用紙の進行方向を、反転ロール181に導くように定めたり、反転ロール181で反転された用紙を反転搬送ユニット182に導くように定めたりして、用紙の進行方向を切り替える。
図示しない画像読み取り装置によって読み取られた原稿の画像や、図示しないパーソナルコンピュータ等から受信した画像データは、予め定められた画像処理が施され、画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、光学系ユニット20に出力される。
図2は、本実施の形態に係る定着装置60の構成を示す縦断面図である。
定着装置60は、用紙を加熱する加熱部材の一例としての加熱ロール61と、加熱ロール61を加圧する加圧手段の一例であって当該加圧手段の一部を構成するエンドレスベルト(以下、加圧ベルトともいう)62と、を有している。また、加圧手段の他の例としては回転軸の一例としてのシャフトと当該シャフトの外周に形成された弾性体層(例えば、ゴム層)とを有する加圧ロールであっても良い。そして、定着装置60は、用紙を加熱する加熱装置の一形態として機能する。なお、以下では、加圧手段の一例であって当該加圧手段の一部を構成するとともに、加熱ロール61と対向する部材である対向部材の一例として、エンドレスベルト62を例に取り説明するが、エンドレスベルト62に換えて加圧ロールを用いても良い。
加熱ロール61は、図1においては紙面に直交する方向(手前側および奥側のいずれか一方から他方に向かう方向)に伸びる軸を回転軸として回転する部材であり、薄肉円筒の基体611と、基体611の周囲に形成された耐熱性弾性体層612と、耐熱性弾性体層612の表面に形成された離型層613と、を有する。加熱ロール61は、画像形成装置1の本体フレーム(不図示)に固定又は着脱される定着装置用のフレーム60a(図3参照)に取り付けられて、回転軸方向の両端部側にそれぞれに配置されたボールベアリングなどの軸受け部材614を介して、フレーム60a(図3参照)に対して回転可能に支持されている。なお、回転軸は物理的な実態を有する形態の軸でも良いし物理的な実態を有さない形態の仮想的な軸であっても良い。
離型層613は、耐熱性の樹脂で成形されている。耐熱性の樹脂であればどの樹脂を用いてもよく、例えばシリコーン樹脂、フッ素樹脂等を用いることができるが、離型層613のトナーに対する離型性や耐摩耗性の観点から、フッ素樹脂が適している。フッ素樹脂としては、PFA、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(四フッ化エチレン六フッ化プロピレン共重合体)等が使用できる。離型層613の厚さは、5から30μmがよい。
エンドレスベルト62は、原形が直径30mmの円筒形状に形成された無端ベルトであり、ベース層と、このベース層の加熱ロール61側の面または両面に被覆された離型層(不図示)とから構成されている。ベース層は、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド等のポリマーやSUS、ニッケル、銅等の金属により形成され、その厚みは、30から200μmがよい。ベース層の表面に被覆される離型層としては、フッ素樹脂、例えばPFA、PTFE、FEPで形成され、その厚みは5から100μmがよい。
また、エンドレスベルト62の内周面は、後述する圧力パッド64との摺擦抵抗を低減するため、表面粗さRa(算術平均粗さ)を0.4μm以下に設定している。また、エンドレスベルト62の外周面は、加熱ロール61からの駆動力を受け易いように、表面粗さRaを1.2から2.0μmに設定している。
定着装置60は、エンドレスベルト62を回転可能に支持する圧力パッド64およびエッジガイド(不図示)と、エンドレスベルト62の内周面と圧力パッド64との摺擦抵抗を小さくする低摩擦シート621と、圧力パッド64と低摩擦シート621とを保持する金属製のホルダ622と、を有している。
圧力パッド64は、エンドレスベルト62の内側において、エンドレスベルト62を介して加熱ロール61に押圧される状態で配置され、加熱ロール61とエンドレスベルト62との間にニップ部Nを形成するように機能する。圧力パッド64は、用紙搬送方向長さ(エンドレスベルト62と加熱ロール61の移動方向における長さ)の広いニップ部Nを確保するためのプレニップ部材64aと、加熱ロール61に歪みを与えるための剥離ニップ部材64bと、を有している。プレニップ部材64aは、ニップ部Nの入口側に配置され、剥離ニップ部材64bは、ニップ部Nの出口側に配置されている。
剥離ニップ部材64bは、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、ポリイミド、ポリエステル、ポリアミド等の耐熱性を有する樹脂、または鉄、アルミニウム、SUS等の金属で成形されている。剥離ニップ部材64bの形状としては、ニップ部Nにおける外面形状が略一定の曲率半径を有する凸曲面状に成形されている。
本実施の形態では、加熱ロール61は、エンドレスベルト62を介して総荷重50〜250N(5.1〜25.5kgf)で圧力パッド64により押されている。そして、この構成により、エンドレスベルト62は加熱ロール61の回転に従動して回転する。
図3は、加熱ロール61の構成を説明する図である。
図3に示すように、定着装置60は、上述したフレーム60a、加熱ロール61および加圧ベルト62を備えている。フレーム60aは、画像形成装置に位置決めされて装着される。
加熱ロール61は、フレーム60aに回転可能に取り付けられ、また、加圧ベルト62は、フレーム60aに対して移動可能な支持体60bに取り付けられている。フレーム60aと支持体60bとは圧縮コイルバネ60cで互いに接続されている。この圧縮コイルバネ60cの作用により、加圧ベルト62が加熱ロール61を押圧(加圧)する。
駆動モータ66は、制御部190(図1参照)により駆動制御される。駆動伝達部67は、上述の基体611としての円筒状部材61aに取り付けられる。より具体的には、駆動伝達部67は、円筒状部材61aの一端部である駆動側端部(図3の左端部)に取り付けられる。
位置規制部材68および固定スリーブ69は、円筒状部材61aの駆動側端部(図3の左端部)に取り付けられると共に、円筒状部材61aの他端部である従動側端部(図3の右端部)にも取り付けられる。なお、固定スリーブ69は、フレーム60aに対して固定である。
より具体的には、駆動側端部(図3の左端部)では、駆動モータ66の駆動力が駆動伝達部67を介して位置規制部材68に伝達されると、円筒状部材61aは、位置規制部材68の回転に連動して回転する(従動)。また、従動側端部(図3の右端部)では、駆動モータ66の駆動力で円筒状部材61aが回転すると、位置規制部材68は、円筒状部材61aの回転に連動して回転する。
このように、定着装置60において、加熱ロール61の円筒状部材61aと位置規制部材68は、互いに連れ回る関係にある。
また、エンドレスベルト62としての加圧ベルト62は加圧部材の一例である。また、加熱ロール61は加熱部材の一例であり、基体611としての円筒状部材61aは筒状部材の一例であり、ハロゲンヒータ615としてのヒータ61bは加熱部の一例である。
図4および図5は、第1の実施の形態に係る定着装置60の要部を説明する図である。図4は、加熱ロール61の駆動側端部(図3の左端部)付近の分解斜視図である。図5は、加熱ロール61が加圧されていない場合の断面図であり、より具体的には、後述する図6の線V-Vによる断面図である。
図4および図5に示すように、本実施の形態に係る駆動伝達部67は、駆動モータ66(図3参照)からの駆動力が入力される歯車を持つ駆動ギア71と、加熱ロール61の円筒状部材61aに挿入されるねじりコイルバネ状の駆動伝達スプリング72と、を備える。この駆動伝達スプリング72は、一端が突出して形成されるアーム部72aを持つ(図4参照)。 駆動伝達スプリング72は、円筒状部材61aへの駆動伝達におけるスプリングクラッチとして機能する。その詳細は後述する。
また、駆動伝達部67は、駆動ギア71と係合し、円筒状部材61aの端面61dを受け止める蓋部材73を備える。
駆動ギア71は歯車の一例である。
また、駆動ギア71は、円筒状部材61aの長さ方向に延びるフランジ部71cを備える。このフランジ部71cの内径は、円筒状部材61aの後述する素管部分61cの外径(ロール外径)よりも大きい。すなわち、フランジ部71cにおいて素管部分61cとの間に隙間δ(図5参照)が形成される。
また、円筒状部材61aの端面61dが蓋部材73に突き当たることで、加熱ロール61の長さ方向D(図3または図5参照)の位置決めが行われる。
駆動伝達部67の駆動伝達スプリング72の内径は、円筒状部材61aの素管部分61cの外径(ロール外径)とほぼ同じである。駆動伝達スプリング72は円筒状部材61aに挿入されて、素管部分61cに位置する。
図6、図7および図8は、加熱ロール61に対する加圧の作用を説明する図である。図6は、加熱ロール61および駆動伝達部67の斜視図である。図7は、円筒状部材61aの端部の横断面図であり、図7の(a)は加圧されていない状態(無負荷時)を示し、(b)は加圧されている状態(負荷時)を示す。図8は、負荷時での加熱ロール61および駆動伝達スプリング72の変形状態を示す。
図6に示すように、円筒状部材61aは、円筒状部材61aの中間部において加圧ベルト62(図3参照)による加圧を受ける。すなわち、加圧ベルト62(図3参照)は、フレーム60aにより回転可能に保持されて、圧縮コイルバネ60cの付勢力により一方向に加圧する。そして、加熱ロール61は、円筒状部材61aの中間部で加圧ベルト62(図3参照)により加圧され、これに伴い、薄板の円筒状部材61aは、中間部のみならず素管部分61cで変形する。
なお、上述したように、駆動伝達スプリング72のコイル内径と円筒状部材61aの素管部分61cの外径(ロール外径)とはほぼ同じである。また、図7の(a)の場合(無負荷時)には、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面と駆動伝達スプリング72の外周面との間に、隙間δ(図5にも図示)がある。
負荷時には、駆動伝達スプリング72を拡径しながらふくらむ素管部分61cは、図8にて破線で示すように、荷重による素管部分61cの応力と駆動伝達スプリング72のバネ力とのバランスがとれた位置で停止する。しかしながら、素管部分61cは、図8にて実線で示すように、素管部分61cおよび駆動伝達スプリング72は、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面によってそこまでふくらむことができず、フランジ部71cの内周面の位置で停止することになる。
なお、加圧による円筒状部材61aの変形形状は、長さ方向(スラスト方向)Dの全長にわたって形成されることから、円筒状部材61aは、各端部すなわち駆動側端部(図3の左端部)および従動側端部(図3の右端部)でも変形する。
そして、駆動ギア71に駆動力が入力されていないと、加熱ロール61において駆動伝達スプリング72は、円筒状部材61aの素管部分61cの外周面との間に隙間がある。そして、駆動ギア71に駆動力が入力されると、駆動ギア71に一端部が引っ掛けられている駆動伝達スプリング72は、コイル内径が縮径し、円筒状部材61aの素管部分61cの外周面のほぼ全周にわたって密着する。これにより、円筒状部材61aに駆動ギア71の駆動力が滑りなく確実に伝達され、加熱ロール61が回転する。
なお、駆動ギア71に駆動力の入力が中断すると、駆動伝達スプリング72は、コイル内径が拡径し、円筒状部材61aの素管部分61cの外周面との間に隙間が形成される。すなわち、本実施の形態の駆動伝達部67は、駆動伝達スプリング72で円筒状部材61aを回転させるものであり、スプリングクラッチ構造を採用する。
図9は、加熱ロール61の駆動時における線速を説明する図である。
無負荷時で加熱ロール61が断面円形状の場合(図7の(a)参照)には、上述したように、円筒状部材61aの素管部分61cの外径RGと駆動伝達スプリング72のコイル内径FNとはほぼ同じである(RG=FN)。このため、駆動モータ66の駆動力によって加熱ロール61および駆動ギア71は互いに同じ回転数で回転し、用紙Pの搬送速度は、円筒状部材61aの外径寸法にて規定される。
すなわち、加熱ロール61の素管部分61cの外径線速V1は、フランジ部71cの内径線速に等しく、フランジ部71cの内径FN(図5にも図示)に円周率πおよび回転速vを乗じた値(FN×π×v)である。そして、被膜61eの外径線速V2は、フランジ部71cの内径FN(図5にも図示)に被膜61eの厚さt(図5にも図示)を2倍した値を加え、それに円周率πおよび回転速vを乗じた値((FN+2t)×π×v)である。
付言すると、加熱ロール61の被膜61eは、金型を用いて素管部分61cに設けられるものであり、被膜61eの外径管理は、素管部分61cごとの外径管理よりも容易である。
図10、図11および図12は、第2の実施の形態に係る定着装置60の要部を説明する図である。図10は、加熱ロール61の駆動側端部(図3の左端部)付近の分解斜視図であり、第1の実施の形態における図4に対応するものである。図11は、加熱ロール61が加圧されていない場合の断面図であり、第1の実施の形態における図5に対応するものである。図12は、加熱ロール61に対する加圧の作用を説明する図であり、第1の実施の形態における図7に対応するものである。
本実施の形態では、図10および図11に示すように、駆動伝達部67は、加熱ロール61の円筒状部材61aに挿入されると共に駆動ギア71の凹部71aに収容される駆動伝達ゴム74を備える。駆動伝達ゴム74は、第1の実施の形態における駆動伝達スプリング72(図4または図5参照)の代わりに用いられる。
この駆動伝達ゴム74は、駆動ギア71と高い摩擦力をもって凹部71aに収容されている。
図13、図14および図15は、第3の実施の形態に係る定着装置60の要部を説明する図である。図13は、加熱ロール61の駆動側端部(図3の左端部)付近の分解斜視図であり、第1の実施の形態における図4に対応するものである。図14は、加熱ロール61が加圧されていない場合の断面図であり、第1の実施の形態における図5に対応するものである。図15は、加熱ロール61に対する加圧の作用を説明する図であり、第1の実施の形態における図7に対応するものである。
本実施の形態では、図13および図14に示すように、駆動伝達部67は、駆動ギア71で構成されている。すなわち、駆動伝達部67は、第1および第2の実施の形態とは異なり、駆動伝達スプリング72または駆動伝達ゴム74を備えず、また、蓋部材73も備えていない。
図16は、第4の実施の形態に係る定着装置60の要部を説明する図である。図16は、加熱ロール61に対する加圧の作用を説明する図であり、第3の実施の形態における図15に対応するものである。
図16に示す加熱ロール61の円筒状部材61aは、第3の実施の形態の場合と同じく高摩擦部材であるものの、第3の実施の形態の場合(図15参照)と異なり、加圧ベルト62の加圧を受けても変形することなく素管部分61cがフランジ部71cの内周面に押圧される。かかる押圧によって、素管部分61cは、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面と接触する。そして、加熱ロール61の回転駆動力は、かかる接触を介して円筒状部材61aに直接伝達される。本実施の形態では、第3の実施の形態の場合(図15参照)ほどの接触面積が確保されないものの、回転駆動力の伝達に十分な摩擦力を確保することが可能である。
なお、第1ないし第4の本実施の形態を組み合わせて構成する種々の変形例が考えられる。
Claims (2)
- 回転可能に保持されて一方向に加圧する加圧部材と、
前記加圧部材に対峙して回転可能に保持され、当該加圧部材による一方向の加圧を受ける筒状部材と当該筒状部材の中に配設される加熱部とを備え、用紙に転写されたトナー像を当該加圧部材の加圧と共に当該加熱部の熱で用紙に定着する加熱部材と、
前記加熱部材を回転駆動する駆動力を出力する駆動源と、
前記加熱部材の前記筒状部材の端部を隙間をもって受け入れる空間を形成すると共に当該空間に受け入れられた状態で前記加圧部材により加圧される当該筒状部材の当該端部と接する内周面を有し、前記駆動源により出力される駆動力を当該加熱部材に伝達する駆動伝達部と、
を含み、
前記駆動伝達部は、
前記駆動源の駆動力が入力される歯車と、
前記歯車と係合すると共に前記空間に挿入され、前記加圧部材による一方向の加圧による変形により拡径するコイルばねと、
を備え、前記駆動源により出力される駆動力を前記コイルばねの回転を介して前記加熱部材に伝達することを特徴とする定着装置。 - トナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、
前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、
を含み、
前記定着手段は、
回転可能に保持されて一方向に加圧する加圧部材と、
前記加圧部材に対峙して回転可能に保持され、当該加圧部材による一方向の加圧を受ける筒状部材と当該筒状部材の中に配設される加熱部とを備え、用紙に転写されたトナー像を当該加圧部材の加圧と共に当該加熱部の熱で用紙に定着する加熱部材と、
前記加熱部材を回転駆動する駆動力を出力する駆動源と、
前記加熱部材の前記筒状部材の端部を隙間をもって受け入れる空間を形成すると共に当該空間に受け入れられた状態で前記加圧部材により加圧される当該筒状部材の当該端部と接する内周面を有し、前記駆動源により出力される駆動力を当該加熱部材に伝達する駆動伝達部と、を含み、
前記駆動伝達部は、
前記駆動源の駆動力が入力される歯車と、
前記歯車と係合すると共に前記空間に挿入され、前記加圧部材による一方向の加圧による変形により拡径するコイルばねと、
を備え、前記駆動源により出力される駆動力を前記コイルばねの回転を介して前記加熱部材に伝達することを特徴とする画像形成装置。
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