JP5924064B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関するものである。
例えば、特許文献1は、ロール外殻とこのロール外殻の中に間隙をもって嵌め込まれ、かつ駆動できるロール軸とからなることを特徴とする金属帯搬送用の支持ロールを開示している。
特開2003−048655号公報
本発明は、加圧されて回転する円筒部材の外径寸法が円筒部材の回転精度に及ぼす影響を軽減することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、回転可能に保持されて一方向に加圧する加圧部材と、前記加圧部材に対峙して回転可能に保持され、当該加圧部材による一方向の加圧を受ける筒状部材と当該筒状部材の中に配設される加熱部とを備え、用紙に転写されたトナー像を当該加圧部材の加圧と共に当該加熱部の熱で用紙に定着する加熱部材と、前記加熱部材を回転駆動する駆動力を出力する駆動源と、前記加熱部材の前記筒状部材の端部を隙間をもって受け入れる空間を形成すると共に当該空間に受け入れられた状態で前記加圧部材により加圧される当該筒状部材の当該端部と接する内周面を有し、前記駆動源により出力される駆動力を当該加熱部材に伝達する駆動伝達部と、を含み、前記駆動伝達部は、前記駆動源の駆動力が入力される歯車と、前記歯車と係合すると共に前記空間に挿入され、前記加圧部材による一方向の加圧による変形により拡径するコイルばねと、を備え、前記駆動源により出力される駆動力を前記コイルばねの回転を介して前記加熱部材に伝達することを特徴とする定着装置である
請求項に記載の発明は、トナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、を含み、前記定着手段は、回転可能に保持されて一方向に加圧する加圧部材と、前記加圧部材に対峙して回転可能に保持され、当該加圧部材による一方向の加圧を受ける筒状部材と当該筒状部材の中に配設される加熱部とを備え、用紙に転写されたトナー像を当該加圧部材の加圧と共に当該加熱部の熱で用紙に定着する加熱部材と、前記加熱部材を回転駆動する駆動力を出力する駆動源と、前記加熱部材の前記筒状部材の端部を隙間をもって受け入れる空間を形成すると共に当該空間に受け入れられた状態で前記加圧部材により加圧される当該筒状部材の当該端部と接する内周面を有し、前記駆動源により出力される駆動力を当該加熱部材に伝達する駆動伝達部と、を含み、前記駆動伝達部は、前記駆動源の駆動力が入力される歯車と、前記歯車と係合すると共に前記空間に挿入され、前記加圧部材による一方向の加圧による変形により拡径するコイルばねと、を備え、前記駆動源により出力される駆動力を前記コイルばねの回転を介して前記加熱部材に伝達することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、加圧されて回転する円筒部材の外径寸法が円筒部材の回転精度に及ぼす影響を軽減することが可能になると共に、より確実に駆動力を加熱部材に伝達させることが可能になる。
請求項によれば、本発明を採用しない場合に比べて、加圧されて回転する円筒部材の外径寸法が円筒部材の回転精度に及ぼす影響を軽減することが可能になると共に、加圧されて回転する円筒部材の外径寸法が円筒部材の回転精度に及ぼす影響を軽減することが可能になる。
本発明の実施の形態が適用される画像形成装置の概略構成を示した図である。 本実施の形態に係る定着装置の構成を示す縦断面図である。 加熱ロールの構成を説明する図である。 第1の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。 第1の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。 加熱ロールに対する加圧の作用を説明する図である。 加熱ロールに対する加圧の作用を説明する図である。 加熱ロールに対する加圧の作用を説明する図である。 加熱ロールの駆動時における線速を説明する図である。 第2の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。 第2の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。 第2の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。 第3の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。 第3の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。 第3の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。 第4の実施の形態に係る定着装置の要部を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態が適用される画像形成装置1の概略構成を示した図である。
画像形成装置1は、記録媒体(以下、代表して「用紙P」と記す場合もある。)上に画像を形成する画像形成部10と、画像形成部10に対して用紙を供給する用紙供給部170と、画像形成部10にて画像が形成された用紙を積載する積載部177と、を備えている。また、画像形成装置1は、画像形成部10にて画像が形成された用紙を搬送する用紙搬送部180と、上述した各部の動作を制御する制御部190と、を備えている。
画像形成部10は、略一定の間隔を置いて並列的に配置されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kを備えている。各画像形成ユニット11は、感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を一様に帯電する帯電器13と、後述する光学系ユニット20によるレーザ照射によって形成された静電潜像を予め定められた色成分トナーで現像し可視化する現像器14とを備えている。また、画像形成部10には、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの現像器14に対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ19Y,19M,19C,19Kが設けられている。そして、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの下方には、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に対してレーザ光を照射する光学系ユニット20が配置されている。
また、画像形成部10は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト31上に多重転写させる中間転写ユニット30と、中間転写ユニット30上に重畳されて形成されたトナー像を用紙に転写する二次転写ロール41と、用紙上に形成されたトナー像を加熱および加圧して定着する定着装置60とを備えている。
光学系ユニット20は、図示しない半導体レーザ、変調器の他、半導体レーザから出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を偏向走査するポリゴンミラー21と、レーザ光を通過するガラス製のウィンドウ22と、各構成部材を密閉するための直方体状のフレーム23とを備えている。
中間転写ユニット30は、中間転写体である像保持体の一例としての中間転写ベルト31と、この中間転写ベルト31を駆動するドライブロール32と、中間転写ベルト31に略一定のテンションを付与するテンションロール33とを備えている。また、中間転写ユニット30は、各感光体ドラム12と中間転写ベルト31を挟んで対向して感光体ドラム12上に形成されたトナー像を中間転写ベルト31上に転写するための複数(本実施の形態においては4つ)の一次転写ロール34と、中間転写ベルト31を介して二次転写ロール41に対向して設けられたバックアップロール35とを備えている。
中間転写ベルト31は、ドライブロール32、テンションロール33、複数の一次転写ロール34およびバックアップロール35などの複数の回転部材に、複数の一次転写ロール34の並び方向の長さがこれら複数の一次転写ロール34の回転軸を含む平面に略直交する方向の長さよりも長くなるように張りかけられるとともに略一定のテンションで張りかけられており、駆動モータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール32により、矢印方向に予め定められた速度で循環駆動される。この中間転写ベルト31は、例えば、ゴムまたは樹脂にて成形されたものが使用される。
また、中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31上に存在する残留トナー等を除去するクリーニング装置36を備えている。クリーニング装置36は、クリーニングブラシ36aと、クリーニングブレード36bとを備えており、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト31の表面から残留トナーや紙粉等を除去する。
このように、中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31がドライブロール32やテンションロール33などに複数の一次転写ロール34の並び方向に細長くなるように張りかけられており、この細長く張りかけられた中間転写ベルト31の長手方向の一方の端部に、バックアップロール35が配置され、長手方向の他方の端部に、クリーニング装置36が配置された細長の形状である。
二次転写ロール41は、中間転写ベルト31を介してバックアップロール35を押圧することにより中間転写ベルト31との間で二次転写部位を形成し、この二次転写部にて用紙上にトナー像を二次転写する。二次転写ロール41は中間転写ベルト31上に形成されたトナー像を用紙に転写するために、トナー帯電極性とは反対極性の電荷を用紙に与えて静電気力にて中間転写ベルト31上のトナー像を用紙に転写させる。それゆえ、二次転写ロール41とバックアップロール35との間に予め定められた転写電界が生成されるようになっている。
定着装置60は、中間転写ユニット30、二次転写ロール41などによって二次転写された用紙上の画像(トナー像)を、加熱ロール61とエンドレスベルト62などにより、熱および圧力を用いて用紙に定着させる装置である。この定着装置60については後で詳述する。
用紙供給部170は、画像が記録される用紙を収容する用紙収容部171と、用紙収容部171から用紙を取り上げて搬送路174へ供給する供給ロール172と、供給ロール172から供給された用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール173とを備えている。また、用紙供給部170は、フィードロール173により1枚ずつに分離された用紙を二次転写位置に向けて搬送する搬送路174と、搬送路174を介して搬送された用紙に対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール175とを備えている。
用紙搬送部180は、定着装置60から送り出された用紙をニップしつつ積載部77の方へ搬送するとともに、この用紙を必要に応じてスイッチバック方式で反転させる反転ロール181と、反転ロール11によって反転された用紙を二次転写位置に向けて再び搬送するための反転搬送ユニット182と、を備えている。また、用紙搬送部180は、定着装置60と反転ロール181との間に配置されて、用紙の進行方向を切り替える切り替えゲート183を備えている。
反転搬送ユニット182は、複数の搬送ロールを備えており、反転ロール181によって反転された用紙を二次転写位置に向けて再び搬送する。切り替えゲート183は、定着装置60から送り出された用紙の進行方向を、反転ロール181に導くように定めたり、反転ロール181で反転された用紙を反転搬送ユニット182に導くように定めたりして、用紙の進行方向を切り替える。
以上のように構成された画像形成装置1は、以下のように作用する。
図示しない画像読み取り装置によって読み取られた原稿の画像や、図示しないパーソナルコンピュータ等から受信した画像データは、予め定められた画像処理が施され、画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、光学系ユニット20に出力される。
光学系ユニット20は、入力された色材階調データに応じて、半導体レーザ(図示せず)から出射されたレーザ光を、f−θレンズ(不図示)を介してポリゴンミラー21に出射する。ポリゴンミラー21では、入射されたレーザ光を各色の階調データに応じて変調し、偏向走査して、図示しない結像レンズおよび複数枚のミラーを介して画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に照射する。
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12では、帯電器13で帯電された表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト31上に多重転写される。
一方、用紙供給部170では、画像形成のタイミングに合わせて供給ロール172が回転して用紙収容部171に収容されている用紙を取り上げ、フィードロール173により1枚ずつ分離された後、搬送路174を経てレジストロール175に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト31の移動タイミングに合わせてレジストロール175が回転し、バックアップロール35および二次転写ロール41によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される用紙には、圧接力および予め定められた電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写された用紙は、定着装置60によって熱および圧力で定着処理を受けた後に、用紙搬送部180にて積載部177に積載されるか、反転されて再度二次転写位置に向けて送られる。
次に、定着装置60について説明する。
図2は、本実施の形態に係る定着装置60の構成を示す縦断面図である。
定着装置60は、用紙を加熱する加熱部材の一例としての加熱ロール61と、加熱ロール61を加圧する加圧手段の一例であって当該加圧手段の一部を構成するエンドレスベルト(以下、加圧ベルトともいう)62と、を有している。また、加圧手段の他の例としては回転軸の一例としてのシャフトと当該シャフトの外周に形成された弾性体層(例えば、ゴム層)とを有する加圧ロールであっても良い。そして、定着装置60は、用紙を加熱する加熱装置の一形態として機能する。なお、以下では、加圧手段の一例であって当該加圧手段の一部を構成するとともに、加熱ロール61と対向する部材である対向部材の一例として、エンドレスベルト62を例に取り説明するが、エンドレスベルト62に換えて加圧ロールを用いても良い。
先ずは、加熱ロール61について説明する。
加熱ロール61は、図1においては紙面に直交する方向(手前側および奥側のいずれか一方から他方に向かう方向)に伸びる軸を回転軸として回転する部材であり、薄肉円筒の基体611と、基体611の周囲に形成された耐熱性弾性体層612と、耐熱性弾性体層612の表面に形成された離型層613と、を有する。加熱ロール61は、画像形成装置1の本体フレーム(不図示)に固定又は着脱される定着装置用のフレーム60a(図3参照)に取り付けられて、回転軸方向の両端部側にそれぞれに配置されたボールベアリングなどの軸受け部材614を介して、フレーム60a(図3参照)に対して回転可能に支持されている。なお、回転軸は物理的な実態を有する形態の軸でも良いし物理的な実態を有さない形態の仮想的な軸であっても良い。
基体611は、薄肉円筒の部材である。また、基体611は、加熱ロール61とエンドレスベルト62との接触により弾性変形するとともにエンドレスベルト62と接触していない状態では自らの剛性で復元する材質であり、かつ熱伝導率の高い材質で成形されている。このような特性を示す材質としては、鉄、ニッケル、ニッケル鋼、ステンレス鋼(SUS(Stainless Used Steel))、ニッケル−コバルト合金、銅、金、ニッケル−鉄合金等を例示することができる。基体611がこのような特質を有することにより、加熱ロール61は、エンドレスベルト62と接触することで弾性変形して、用紙搬送方向に沿った接触領域であるニップ部Nの面積を広くし、またエンドレスベルト62との間で自らの弾性力にてニップ部Nにある用紙に圧力を加えるとともに、エンドレスベルト62と接触していない状態では、自らの剛性で円筒形状に復元する。また、基体611のニップ部Nに対応する内面側(薄肉円筒状の内側)には、当該基体611を内面側から支持する部材が配置されていない。しかしながら、基体611は、加熱ロール61とエンドレスベルト62との接触により弾性変形するとともにエンドレスベルト62と接触していない状態では自らの剛性で復元する材質であるので、基体611のニップ部Nに対応する内面側に支持する部材が配置されていなくても、エンドレスベルト62と接触すると弾性変形して、エンドレスベルト62と接触していない状態では、自らの剛性で円筒形状に復元する。ただし、必要に応じて支持する部材を配置させても差し障りない。なお、ニップ部Nは、加熱ロール61がエンドレスベルト62を介して圧力パッド64から加圧され、エンドレスベルト62との間で用紙を加熱加圧する加熱加圧部の一例である。
本実施形態に係る基体611は、材質はニッケルを用い、外径が直径25mmで、肉厚が0.1mmとなるように成形されている。なお、外径は、直径が25mmを例示したが、これに限定されず、20mmから30mmの範囲であればよく、又、肉厚は、0.1mmを例示したが、これに限定されず、0.05mmから0.2mmの範囲であればよい。材質がニッケルで、肉厚が0.1mmの円筒形状の基体611は、任意の方法により成形され、例えば、電鋳や深絞り加工等により成形することを例示することができる。
耐熱性弾性体層612は、耐熱性の高い弾性体で成形されている。耐熱性の高い弾性体であればどのような材料を用いることも可能であり、特に、ゴム硬度が5°から20°(JIS−A)程度のゴム、エラストマ等の弾性体を用いるのが好ましい。具体的には、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を例示することができる。
離型層613は、耐熱性の樹脂で成形されている。耐熱性の樹脂であればどの樹脂を用いてもよく、例えばシリコーン樹脂、フッ素樹脂等を用いることができるが、離型層613のトナーに対する離型性や耐摩耗性の観点から、フッ素樹脂が適している。フッ素樹脂としては、PFA、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(四フッ化エチレン六フッ化プロピレン共重合体)等が使用できる。離型層613の厚さは、5から30μmがよい。
定着装置60は、加熱ロール61の内部に配置され、発熱源として機能するハロゲンヒータ615と、加熱ロール61の表面の温度を検出する温度センサ616と、を有している。上述した制御部190は、この温度センサ616による温度検出値に基づいてハロゲンヒータ615の点灯を制御し、加熱ロール61の表面温度が予め定められた定着温度(例えば、170℃)を維持するように調整する。
次に、エンドレスベルト62について説明する。
エンドレスベルト62は、原形が直径30mmの円筒形状に形成された無端ベルトであり、ベース層と、このベース層の加熱ロール61側の面または両面に被覆された離型層(不図示)とから構成されている。ベース層は、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド等のポリマーやSUS、ニッケル、銅等の金属により形成され、その厚みは、30から200μmがよい。ベース層の表面に被覆される離型層としては、フッ素樹脂、例えばPFA、PTFE、FEPで形成され、その厚みは5から100μmがよい。
また、エンドレスベルト62の内周面は、後述する圧力パッド64との摺擦抵抗を低減するため、表面粗さRa(算術平均粗さ)を0.4μm以下に設定している。また、エンドレスベルト62の外周面は、加熱ロール61からの駆動力を受け易いように、表面粗さRaを1.2から2.0μmに設定している。
次に、エンドレスベルト62を支持する構成について述べる。
定着装置60は、エンドレスベルト62を回転可能に支持する圧力パッド64およびエッジガイド(不図示)と、エンドレスベルト62の内周面と圧力パッド64との摺擦抵抗を小さくする低摩擦シート621と、圧力パッド64と低摩擦シート621とを保持する金属製のホルダ622と、を有している。
圧力パッド64は、エンドレスベルト62の内側において、エンドレスベルト62を介して加熱ロール61に押圧される状態で配置され、加熱ロール61とエンドレスベルト62との間にニップ部Nを形成するように機能する。圧力パッド64は、用紙搬送方向長さ(エンドレスベルト62と加熱ロール61の移動方向における長さ)の広いニップ部Nを確保するためのプレニップ部材64aと、加熱ロール61に歪みを与えるための剥離ニップ部材64bと、を有している。プレニップ部材64aは、ニップ部Nの入口側に配置され、剥離ニップ部材64bは、ニップ部Nの出口側に配置されている。
プレニップ部材64aは、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の弾性体や板バネ等にて構成され、加熱ロール61側の面は、ほぼ加熱ロール61の外周面に倣う凹形状で形成されている。
剥離ニップ部材64bは、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、ポリイミド、ポリエステル、ポリアミド等の耐熱性を有する樹脂、または鉄、アルミニウム、SUS等の金属で成形されている。剥離ニップ部材64bの形状としては、ニップ部Nにおける外面形状が略一定の曲率半径を有する凸曲面状に成形されている。
そして、エンドレスベルト62は、ニップ部Nとその近傍を除いて、回転軸方向の両側部の内周面がベルト走行ガイド部651の外周面に支持され、ベルト走行ガイド部651の外周面に沿って回転する。したがって、ベルト走行ガイド部651は、エンドレスベルト62がスムーズに回転することができるように静止摩擦係数の小さな材質で形成され、さらには、エンドレスベルト62から熱を奪い難いように熱伝導率の低い材質で形成されている。また、フランジ部652は、ホルダ622の回転軸方向の両端部に配置されたフランジ部652の内側面同士の間隔がエンドレスベルト62の幅と略一致するように配置され、エンドレスベルト62の回転軸方向への移動(ベルトウォーク)を規制している。このように、エンドレスベルト62は、エッジガイド(不図示)によって回転方向および回転軸方向の移動が規制されるように設定されている。
本実施の形態では、加熱ロール61は、エンドレスベルト62を介して総荷重50〜250N(5.1〜25.5kgf)で圧力パッド64により押されている。そして、この構成により、エンドレスベルト62は加熱ロール61の回転に従動して回転する。
低摩擦シート621は、プレニップ部材64aおよび剥離ニップ部材64bのエンドレスベルト62と接する面に設けられている。また、低摩擦シート621は、エンドレスベルト62内周面と圧力パッド64との摺擦抵抗(摩擦抵抗)を低減するために摩擦係数が小さく、耐摩耗性・耐熱性に優れた材質で成形されている。また、エンドレスベルト62内周面に塗布された潤滑剤が、エンドレスベルト62との摺動部に入り込めるように、低摩擦シート621のエンドレスベルト62側の表面には、微小な凹凸が形成されている。この凹凸の粗さは、Ra(算術平均粗さ)が5から30μmである。これは、凹凸の粗さがRa=5μmより小さければ、エンドレスベルト62との摺動部に充分な潤滑剤を入り込ませ難いため適当ではなく、その一方で、Ra=30μmより大きければ、凹凸の跡がOHPやコート紙を定着した際に光沢むらとして目立つために好ましくないことに基づくものである。さらには、低摩擦シート621は、潤滑剤が滲み込んで裏面から漏れ出ないように、潤滑剤に対する浸潤性のない(難通過性)ように成形されている。具体的には、フッ素樹脂からなる多孔質樹脂繊維布をベース層として圧力パッド64側の面にPET樹脂シートをラッピングさせたもの、シンタード成形したPTFE樹脂シート、テフロン(登録商標)を含浸させたガラス繊維シート等により成形されることを例示することができる。なお、低摩擦シート621は、プレニップ部材64aや剥離ニップ部材64bと別体に構成しても、プレニップ部材64aや剥離ニップ部材64bと一体的に構成してもよい。
ホルダ622は、圧力パッド64と、低摩擦シート621とを保持するとともに、加熱ロール61の回転軸方向に伸びて、エンドレスベルト62の内周面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材623を保持する。潤滑剤塗布部材623は、耐熱性フェルトで構成され、例えば粘度300csのアミノ変性シリコーンオイル等の潤滑剤が3g程度含浸されている。そして、潤滑剤塗布部材623はエンドレスベルト62内周面に対して接触するように配置され、耐熱性フェルトからの浸透圧により、潤滑剤を適量ずつエンドレスベルト62内周面に供給する。なお、潤滑剤塗布部材623は、耐熱性フェルトからの潤滑剤の供給が過多にならないように、耐熱性フェルトのエッジ部がエンドレスベルト62内周面に接触するように構成されている。これにより、エンドレスベルト62と低摩擦シート621との摺動部に潤滑剤を供給し、低摩擦シート621を介したエンドレスベルト62と圧力パッド64との摺擦抵抗をさらに低減して、エンドレスベルト62の円滑な回転を図っている。
次に、定着装置60の加熱ロール61について説明する。
図3は、加熱ロール61の構成を説明する図である。
図3に示すように、定着装置60は、上述したフレーム60a、加熱ロール61および加圧ベルト62を備えている。フレーム60aは、画像形成装置に位置決めされて装着される。
加熱ロール61は、フレーム60aに回転可能に取り付けられ、また、加圧ベルト62は、フレーム60aに対して移動可能な支持体60bに取り付けられている。フレーム60aと支持体60bとは圧縮コイルバネ60cで互いに接続されている。この圧縮コイルバネ60cの作用により、加圧ベルト62が加熱ロール61を押圧(加圧)する。
定着装置60は、加熱ロール61を駆動する駆動力を出力する駆動モータ66と、駆動モータ66から出力される駆動力を加熱ロール61側に伝達する駆動伝達部67と、を備える。
駆動モータ66は、制御部190(図1参照)により駆動制御される。駆動伝達部67は、上述の基体611としての円筒状部材61aに取り付けられる。より具体的には、駆動伝達部67は、円筒状部材61aの一端部である駆動側端部(図3の左端部)に取り付けられる。
また、定着装置60は、加熱ロール61の円筒状部材61aの各端部にそれぞれ取り付けられる位置規制部材68と、フレーム60aに取り付けられると共に位置規制部材68と係合する固定スリーブ69と、を備える。なお、位置規制部材68は、例えばPPS樹脂で製造され、また、固定スリーブ69は、例えばPPS樹脂またはPPA樹脂などで製造される。
位置規制部材68および固定スリーブ69は、円筒状部材61aの駆動側端部(図3の左端部)に取り付けられると共に、円筒状部材61aの他端部である従動側端部(図3の右端部)にも取り付けられる。なお、固定スリーブ69は、フレーム60aに対して固定である。
さらに説明すると、加熱ロール61は、円筒状部材61aの両端部が位置規制部材68および固定スリーブ69を介してフレーム60aに保持される。そして、円筒状部材61aおよび位置規制部材68は、共に回転可能である。すなわち、加熱ロール61が加圧ベルト62の加圧により弾性変形することで、両者は同じ回転方向および同じ回転数で回転可能である。
より具体的には、駆動側端部(図3の左端部)では、駆動モータ66の駆動力が駆動伝達部67を介して位置規制部材68に伝達されると、円筒状部材61aは、位置規制部材68の回転に連動して回転する(従動)。また、従動側端部(図3の右端部)では、駆動モータ66の駆動力で円筒状部材61aが回転すると、位置規制部材68は、円筒状部材61aの回転に連動して回転する。
このように、定着装置60において、加熱ロール61の円筒状部材61aと位置規制部材68は、互いに連れ回る関係にある。
なお、画像形成部10はトナー像形成手段の一例であり、二次転写ロール41は転写手段の一例であり、定着装置60は定着装置の一例である。
また、エンドレスベルト62としての加圧ベルト62は加圧部材の一例である。また、加熱ロール61は加熱部材の一例であり、基体611としての円筒状部材61aは筒状部材の一例であり、ハロゲンヒータ615としてのヒータ61bは加熱部の一例である。
次に、第1の実施の形態について説明する。
図4および図5は、第1の実施の形態に係る定着装置60の要部を説明する図である。図4は、加熱ロール61の駆動側端部(図3の左端部)付近の分解斜視図である。図5は、加熱ロール61が加圧されていない場合の断面図であり、より具体的には、後述する図6の線V-Vによる断面図である。
図4および図5に示すように、本実施の形態に係る駆動伝達部67は、駆動モータ66(図3参照)からの駆動力が入力される歯車を持つ駆動ギア71と、加熱ロール61の円筒状部材61aに挿入されるねじりコイルバネ状の駆動伝達スプリング72と、を備える。この駆動伝達スプリング72は、一端が突出して形成されるアーム部72aを持つ(図4参照)。 駆動伝達スプリング72は、円筒状部材61aへの駆動伝達におけるスプリングクラッチとして機能する。その詳細は後述する。
また、駆動伝達部67は、駆動ギア71と係合し、円筒状部材61aの端面61dを受け止める蓋部材73を備える。
駆動ギア71は歯車の一例である。
駆動伝達部67の駆動ギア71は、駆動伝達スプリング72を収容する凹部71aと、凹部71aに収容される駆動伝達スプリング72のアーム部72aを受け入れてアーム部72aと係合する係合部71b(図4参照)と、を備える。
また、駆動ギア71は、円筒状部材61aの長さ方向に延びるフランジ部71cを備える。このフランジ部71cの内径は、円筒状部材61aの後述する素管部分61cの外径(ロール外径)よりも大きい。すなわち、フランジ部71cにおいて素管部分61cとの間に隙間δ(図5参照)が形成される。
駆動伝達部67の蓋部材73は、駆動ギア71の凹部71aに駆動伝達スプリング72と共に収容されている。そして、蓋部材73は、収容されている駆動伝達スプリング72が凹部71aから外れないように凹部71aの一部を覆っている。
また、円筒状部材61aの端面61dが蓋部材73に突き当たることで、加熱ロール61の長さ方向D(図3または図5参照)の位置決めが行われる。
ここで、加熱ロール61は、円筒状部材61aおよびヒータ61bを備えるほか、円筒状部材61aの中間部に形成された上述の耐熱性弾性体層612および離型層613としての被膜61eを備える。言い換えると、円筒状部材61aの駆動側端部(図3の左端部)および従動側端部(図3の右端部)は、被膜61eが形成されておらず、素管の状態である。このような円筒状部材61aの素管の状態である部分を本書では、素管部分61cという。
駆動伝達部67の駆動伝達スプリング72の内径は、円筒状部材61aの素管部分61cの外径(ロール外径)とほぼ同じである。駆動伝達スプリング72は円筒状部材61aに挿入されて、素管部分61cに位置する。
次に、加圧ベルト62(図3参照)による加圧が加熱ロール61の円筒状部材61aに及ぼす作用を説明する
図6、図7および図8は、加熱ロール61に対する加圧の作用を説明する図である。図6は、加熱ロール61および駆動伝達部67の斜視図である。図7は、円筒状部材61aの端部の横断面図であり、図7の(a)は加圧されていない状態(無負荷時)を示し、(b)は加圧されている状態(負荷時)を示す。図8は、負荷時での加熱ロール61および駆動伝達スプリング72の変形状態を示す。
図6に示すように、円筒状部材61aは、円筒状部材61aの中間部において加圧ベルト62(図3参照)による加圧を受ける。すなわち、加圧ベルト62(図3参照)は、フレーム60aにより回転可能に保持されて、圧縮コイルバネ60cの付勢力により一方向に加圧する。そして、加熱ロール61は、円筒状部材61aの中間部で加圧ベルト62(図3参照)により加圧され、これに伴い、薄板の円筒状部材61aは、中間部のみならず素管部分61cで変形する。
さらに説明すると、加熱ロール61の円筒状部材61aが加圧ベルト62による加圧(ニップ荷重)を受けないと、図7の(a)に示すように、円筒状部材61aは、位置規制部材68の内周面71aと同じく、円形形状である。図7では、駆動ギア71が持つ歯車のピッチ円を一点鎖線で示す。
なお、上述したように、駆動伝達スプリング72のコイル内径と円筒状部材61aの素管部分61cの外径(ロール外径)とはほぼ同じである。また、図7の(a)の場合(無負荷時)には、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面と駆動伝達スプリング72の外周面との間に、隙間δ(図5にも図示)がある。
そして、加熱ロール61の円筒状部材61aが加圧ベルト62による加圧(ニップ荷重)を受けると、図7の(b)に示すように、円筒状部材61aは変形する。すなわち、加圧ベルト62が加熱ロール61の円筒状部材61aを押圧すると、円筒状部材61aは、押圧された部分がつぶれてそれ以外の部分がふくらもうとする(負荷時)。
より詳細には、円筒状部材61aは、断面円形状から断面非円形状(略だ円形状)に変化するようにふくらむ。そして、円筒状部材61aのふくらんだ素管部分61cは、ある領域をもつ面で駆動伝達スプリング72を内側から外側に押し、これにより、駆動伝達スプリング72は、コイル内径が拡大して拡径する。
負荷時には、駆動伝達スプリング72を拡径しながらふくらむ素管部分61cは、図8にて破線で示すように、荷重による素管部分61cの応力と駆動伝達スプリング72のバネ力とのバランスがとれた位置で停止する。しかしながら、素管部分61cは、図8にて実線で示すように、素管部分61cおよび駆動伝達スプリング72は、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面によってそこまでふくらむことができず、フランジ部71cの内周面の位置で停止することになる。
言い換えると、図7の(b)に示す負荷時では、ふくらんだ円筒状部材61aの素管部分61cは、素管部分61cの外周面とフランジ部71cの内周面との間の隙間δ(図5にも図示)をなくすように、素管部分61cの外周面がフランジ部71cの内周面に部分的に接する。すなわち、素管部分61cは、外周面が駆動ギア71のフランジ部71cの内周面に部分的に接するまで拡径する。素管部分61cは、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面に接すると、それ以上の拡径を行わなくなる。
このような図7の(b)の状態(負荷時)では、駆動伝達スプリング72のコイル内径は、フランジ部71cの内周面の内径とほぼ同一であり、また、フランジ部71cの内周面に接している素管部分61cの外径は、フランジ部71cの内周面の内径とほぼ同一である。
なお、加圧による円筒状部材61aの変形形状は、長さ方向(スラスト方向)Dの全長にわたって形成されることから、円筒状部材61aは、各端部すなわち駆動側端部(図3の左端部)および従動側端部(図3の右端部)でも変形する。
ここで、駆動伝達スプリング72は、アーム部72a(図4参照)が駆動ギア71の係合部71bに引っ掛けられた状態で駆動ギア71に収容されている。駆動伝達スプリング72のコイル内径は、円筒状部材61aの外径よりも大きい。
そして、駆動ギア71に駆動力が入力されていないと、加熱ロール61において駆動伝達スプリング72は、円筒状部材61aの素管部分61cの外周面との間に隙間がある。そして、駆動ギア71に駆動力が入力されると、駆動ギア71に一端部が引っ掛けられている駆動伝達スプリング72は、コイル内径が縮径し、円筒状部材61aの素管部分61cの外周面のほぼ全周にわたって密着する。これにより、円筒状部材61aに駆動ギア71の駆動力が滑りなく確実に伝達され、加熱ロール61が回転する。
なお、駆動ギア71に駆動力の入力が中断すると、駆動伝達スプリング72は、コイル内径が拡径し、円筒状部材61aの素管部分61cの外周面との間に隙間が形成される。すなわち、本実施の形態の駆動伝達部67は、駆動伝達スプリング72で円筒状部材61aを回転させるものであり、スプリングクラッチ構造を採用する。
次に、本実施の形態でスプリングクラッチ構造を採用する場合の作用について説明する。
図9は、加熱ロール61の駆動時における線速を説明する図である。
無負荷時で加熱ロール61が断面円形状の場合(図7の(a)参照)には、上述したように、円筒状部材61aの素管部分61cの外径RGと駆動伝達スプリング72のコイル内径FNとはほぼ同じである(RG=FN)。このため、駆動モータ66の駆動力によって加熱ロール61および駆動ギア71は互いに同じ回転数で回転し、用紙Pの搬送速度は、円筒状部材61aの外径寸法にて規定される。
また、負荷時(図7の(b)参照)には、円筒状部材61aの素管部分61cの一部が駆動ギア71のフランジ部71cの内径FNまで変形し、駆動伝達スプリング72のコイル内径は、フランジ部71cの内径FNとほぼ等しくなる。このため、駆動モータ66の駆動力によって加熱ロール61および駆動ギア71は互いに異なる回転数で回転する。
このように、負荷時には互いに異なる回転数で回転する加熱ロール61および駆動ギア71であるが、駆動モータ66の駆動力が伝達する駆動伝達系は、コイル内径がフランジ部71cの内径FNまで拡径した駆動伝達スプリング72で構成されることから、用紙Pの搬送速度は、フランジ部71cの内径FNと被膜61e(図4、図5または図6参照)の厚さtにて規定される。
すなわち、加熱ロール61の素管部分61cの外径線速V1は、フランジ部71cの内径線速に等しく、フランジ部71cの内径FN(図5にも図示)に円周率πおよび回転速vを乗じた値(FN×π×v)である。そして、被膜61eの外径線速V2は、フランジ部71cの内径FN(図5にも図示)に被膜61eの厚さt(図5にも図示)を2倍した値を加え、それに円周率πおよび回転速vを乗じた値((FN+2t)×π×v)である。
素管部分61cの外径線速V1および被膜61eの外径線速V2は、素管部分61cの外径RGに影響されない。したがって、素管部分61cの外径RGについて管理する必要がなく、製造の段階において素管部分61cごとの外径管理を行わなくても済む。
付言すると、加熱ロール61の被膜61eは、金型を用いて素管部分61cに設けられるものであり、被膜61eの外径管理は、素管部分61cごとの外径管理よりも容易である。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と共通する構成・機能を有することから、共通する構成には、同じ符号を用い、また、共通する構成・機能の説明および図示を省略することがある。
図10、図11および図12は、第2の実施の形態に係る定着装置60の要部を説明する図である。図10は、加熱ロール61の駆動側端部(図3の左端部)付近の分解斜視図であり、第1の実施の形態における図4に対応するものである。図11は、加熱ロール61が加圧されていない場合の断面図であり、第1の実施の形態における図5に対応するものである。図12は、加熱ロール61に対する加圧の作用を説明する図であり、第1の実施の形態における図7に対応するものである。
本実施の形態では、図10および図11に示すように、駆動伝達部67は、加熱ロール61の円筒状部材61aに挿入されると共に駆動ギア71の凹部71aに収容される駆動伝達ゴム74を備える。駆動伝達ゴム74は、第1の実施の形態における駆動伝達スプリング72(図4または図5参照)の代わりに用いられる。
この駆動伝達ゴム74は、駆動ギア71と高い摩擦力をもって凹部71aに収容されている。
すなわち、図12の(a)に示す無負荷時では、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面と円筒状部材61aの外周面との間に、隙間δ(図11にも図示)がある。そして、図12の(b)に示す負荷時では、円筒状部材61aのふくらんだ素管部分61cは、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面に接触し、外径が規定される。また、円筒状部材61aのふくらんだ素管部分61cは、ある領域をもつ面で駆動伝達ゴム74の内周面と密着し、両者間の摩擦力が高まる。このようなゴム摩擦によって、駆動ギア71の駆動力が駆動伝達ゴム74を介して円筒状部材61aに伝達される。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態は、第1または第2の実施の形態と共通する構成・機能を有することから、共通する構成には、同じ符号を用い、また、共通する構成・機能の説明および図示を省略することがある。
図13、図14および図15は、第3の実施の形態に係る定着装置60の要部を説明する図である。図13は、加熱ロール61の駆動側端部(図3の左端部)付近の分解斜視図であり、第1の実施の形態における図4に対応するものである。図14は、加熱ロール61が加圧されていない場合の断面図であり、第1の実施の形態における図5に対応するものである。図15は、加熱ロール61に対する加圧の作用を説明する図であり、第1の実施の形態における図7に対応するものである。
本実施の形態では、図13および図14に示すように、駆動伝達部67は、駆動ギア71で構成されている。すなわち、駆動伝達部67は、第1および第2の実施の形態とは異なり、駆動伝達スプリング72または駆動伝達ゴム74を備えず、また、蓋部材73も備えていない。
ここで、駆動伝達部67は、蓋部材73も備えていない代わりに、駆動伝達部67の駆動ギア71が、円筒状部材61aの端面61dを受け止めて、加熱ロール61の長さ方向D(図3参照)の位置決めを行う受け止め部71dを備える。これにより、駆動伝達部67の構成部品の数を減らすことが可能になる。
さらに説明すると、駆動ギア71は、高い摩擦係数を持つ材質で形成された高摩擦部材である。このため、図15の(b)に示すように、加圧ベルト62の加圧によりふくらんだ素管部分61cは、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面と面接触する。そして、加熱ロール61の回転駆動力は、かかる面接触による摩擦力を介して円筒状部材61aに直接伝達される。この点で、例えば駆動ギア71から円筒状部材61aに回転駆動力を伝達するための駆動伝達スプリング72(図5参照)を備える第1の実施の形態における構成とは異なっている。
次に、第4の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態は、第3の実施の形態と共通する構成・機能を有することから、共通する構成には、同じ符号を用い、また、共通する構成・機能の説明および図示を省略することがある。
図16は、第4の実施の形態に係る定着装置60の要部を説明する図である。図16は、加熱ロール61に対する加圧の作用を説明する図であり、第3の実施の形態における図15に対応するものである。
図16に示す加熱ロール61の円筒状部材61aは、第3の実施の形態の場合と同じく高摩擦部材であるものの、第3の実施の形態の場合(図15参照)と異なり、加圧ベルト62の加圧を受けても変形することなく素管部分61cがフランジ部71cの内周面に押圧される。かかる押圧によって、素管部分61cは、駆動ギア71のフランジ部71cの内周面と接触する。そして、加熱ロール61の回転駆動力は、かかる接触を介して円筒状部材61aに直接伝達される。本実施の形態では、第3の実施の形態の場合(図15参照)ほどの接触面積が確保されないものの、回転駆動力の伝達に十分な摩擦力を確保することが可能である。
このように、上述した第1ないし第4の本実施の形態では、加熱ロール61の素管部分61cを駆動伝達部67における駆動ギア71のフランジ部71cに接触させる構成を採用する。このため、素管部分61cのロール外径は、より高い精度で製造することが容易なフランジ部71cの内径で決まり、また、回転の精度は、フランジ部71cで決まることになる。すなわち、定着装置60に用紙Pが挟まっているとすれば、駆動ギア71のフランジ部71cが一回転したときに、ロール外径によらずフランジ部71cの内径分用紙Pが進んだことになる。よって、円筒状部材61aの素管部分61cごとの外径管理を行う必要がない。
なお、第1ないし第4の本実施の形態を組み合わせて構成する種々の変形例が考えられる。
1…画像形成装置、60…定着装置、61…加熱ロール、61a…円筒状部材、61b…ヒータ、61c…素管部分、61e…被膜、62…加圧ベルト、66…駆動モータ、67…駆動伝達部、71…駆動ギア、71b…係合部、71c…フランジ部、72…駆動伝達スプリング、72a…アーム部、74…駆動伝達ゴム

Claims (2)

  1. 回転可能に保持されて一方向に加圧する加圧部材と、
    前記加圧部材に対峙して回転可能に保持され、当該加圧部材による一方向の加圧を受ける筒状部材と当該筒状部材の中に配設される加熱部とを備え、用紙に転写されたトナー像を当該加圧部材の加圧と共に当該加熱部の熱で用紙に定着する加熱部材と、
    前記加熱部材を回転駆動する駆動力を出力する駆動源と、
    前記加熱部材の前記筒状部材の端部を隙間をもって受け入れる空間を形成すると共に当該空間に受け入れられた状態で前記加圧部材により加圧される当該筒状部材の当該端部と接する内周面を有し、前記駆動源により出力される駆動力を当該加熱部材に伝達する駆動伝達部と、
    を含み、
    前記駆動伝達部は、
    前記駆動源の駆動力が入力される歯車と、
    前記歯車と係合すると共に前記空間に挿入され、前記加圧部材による一方向の加圧による変形により拡径するコイルばねと、
    を備え、前記駆動源により出力される駆動力を前記コイルばねの回転を介して前記加熱部材に伝達することを特徴とする定着装置。
  2. トナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、
    前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、
    を含み、
    前記定着手段は、
    回転可能に保持されて一方向に加圧する加圧部材と、
    前記加圧部材に対峙して回転可能に保持され、当該加圧部材による一方向の加圧を受ける筒状部材と当該筒状部材の中に配設される加熱部とを備え、用紙に転写されたトナー像を当該加圧部材の加圧と共に当該加熱部の熱で用紙に定着する加熱部材と、
    前記加熱部材を回転駆動する駆動力を出力する駆動源と、
    前記加熱部材の前記筒状部材の端部を隙間をもって受け入れる空間を形成すると共に当該空間に受け入れられた状態で前記加圧部材により加圧される当該筒状部材の当該端部と接する内周面を有し、前記駆動源により出力される駆動力を当該加熱部材に伝達する駆動伝達部と、を含み、
    前記駆動伝達部は、
    前記駆動源の駆動力が入力される歯車と、
    前記歯車と係合すると共に前記空間に挿入され、前記加圧部材による一方向の加圧による変形により拡径するコイルばねと、
    を備え、前記駆動源により出力される駆動力を前記コイルばねの回転を介して前記加熱部材に伝達することを特徴とする画像形成装置。
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