JP2008134354A - 潤滑剤塗布ローラ、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間安定して潤滑剤を定着ベルトに塗布するための潤滑剤塗布ローラを提供する。
【解決手段】画像形成装置における定着装置に使用する定着ベルト等のベルト部材に接触回転しつつ潤滑剤を供給する潤滑剤塗布ローラ614であって、芯金1と、芯金1の外周面を所定の外径で覆い、且つ潤滑剤を含むオイル塗布部2と、オイル塗布部2の両端に配置され、ベルト部材のエッジが接触するシャフト部材3とから構成され、オイル塗布部2の長さLがベルト部材の幅より狭く形成されていることにより、オイル塗布部2がベルトエッジにより摩耗される問題が解消される。
【選択図】図3

Description

本発明は、潤滑剤塗布ローラ等に関し、より詳しくは、定着装置に用いられる潤滑剤塗布ローラ等に関する。
従来、画像形成装置の定着装置として、高速のカラー画像形成に対応する定着ベルトを用いる方式のものが提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
また、これらの定着装置は定着ベルトと定着ローラとでニップ部を形成するものであるが、ニップ部における定着性や用紙剥離性を向上させる目的で定着ベルト裏面から定着ローラに対向して押圧部材を設けている。
このような押圧部材は、定着ベルトと摺動することから、定着ベルトの摩耗の抑制あるいは回転トルクの変動を抑制するために、押圧部材の摺動面に摩擦係数を低減させる処理を行うとともに、定着ベルトと押圧部材の界面に潤滑剤を塗布する手段が設けられている(特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)。
特開平09−222814号公報 特開平10−228196号公報 特開2003−005566号公報 特開2004−029607号公報 特開2004−198655号公報 特開2004−325750号公報
ところで、潤滑剤を定着ベルトに塗布する手段として、潤滑剤を含有した耐熱性繊維のフェルト部材を定着ベルト裏面に当接させる方法が挙げられる。
しかし、この方法は、毛細管現象を利用するため潤滑剤塗布量が不安定であるとともに、フェルト部材の耐熱温度が150℃以下であるため、200℃を超える定着装置への採用ができない不具合がある。また、フェルト部材を配置するためのスペースを確保しなければならず、装置が大きくなってしまう問題がある。
また、長期間摺動性を維持する手段として、押圧部材の摺動面に凹凸を設ける等で潤滑剤を保持し易くする方法が挙げられる。
しかし、摺動面に保持された潤滑剤が熱劣化したり流出してしまうと潤滑剤の補給ができないため、摺動性を長期間安定して維持することが困難である。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。
即ち、本発明の目的は、潤滑剤を定着ベルトに塗布するための潤滑剤塗布ローラを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、潤滑剤塗布ローラを備える画像形成装置を提供することにある。
かくして本発明によれば、ベルト部材に接触回転しつつ潤滑剤を供給する潤滑剤塗布ローラであって、芯金と、芯金の外周面を覆い、且つ潤滑剤を含むオイル塗布部と、オイル塗布部の両端に配置され、ベルト部材のエッジが接触する金属部と、を有することを特徴とする潤滑剤塗布ローラが提供される。
ここで、本発明が適用される潤滑剤塗布ローラにおけるオイル塗布部の軸方向の長さは、ベルト部材のベルト幅より狭く形成されていることが好ましい。
また、オイル塗布部の両端に配置された金属部の外径は、オイル塗布部の外径と同一あるいは小さく形成されていることが好ましい。
さらに、オイル塗布部の構造は、芯金の外周面に固着され、潤滑材及び所定のゲル化剤を用いて固形状態に成形されたゲル化オイル層と、ゲル化オイル層の表面に多孔質フッ素樹脂シートを用いて形成された表面層と、を有することが好ましい。
次に、本発明によれば、画像形成装置に用いられる定着装置であって、定着部材と張架部材とによりベルト部材が張架された定着ベルトモジュールと、ベルト部材を介して定着部材を押圧するように配置された加圧部材と、を備え、定着ベルトモジュールは、張架部材の少なくとも1つとして、ベルト部材と接触回転しつつベルト部材に潤滑剤を供給する潤滑剤塗布部材を有し、潤滑剤塗布部材は、潤滑剤を含み、ベルト部材のベルト幅より狭い軸方向の長さを有し、ベルト部材のエッジが接触しない範囲に形成されたオイル塗布部と、オイル塗布部の両端に配置され、ベルト部材のエッジが接触する位置に設けられた金属部と、を有することを特徴とする定着装置が提供される。
また、本発明によれば、記録材に担持されたトナー像を定着する定着装置であって、回動部材と、張架部材により張架されて回動部材に接触しつつ回転するベルト部材と、ベルト部材の内側に配置され、ベルト部材を回動部材に圧接させて回動部材とベルト部材との間に記録材が通過するニップ部を形成する押圧部材と、を備え、張架部材の少なくとも1つは、ベルト部材と接触回転しつつベルト部材に供給される潤滑剤を含むオイル塗布部と、オイル塗布部の断面外径と同一あるいは小さい外径を有し、オイル塗布部の両端に配置されてベルト部材のエッジが接触する金属部と、から構成されることを特徴とする定着装置が提供される。
さらに、本発明によれば、記録材に対して画像を形成する画像形成装置であって、記録材上にトナーの定着を行う定着装置を備え、定着装置は、張架部材により張架されて回転するベルト部材を有し、張架部材の少なくとも1つは、ベルト部材と接触回転しつつベルト部材に供給される潤滑剤を含むオイル塗布部と、オイル塗布部の両端に配置され、ベルト部材のエッジが接触する金属部と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明が適用される潤滑剤塗布ローラを用いることにより、定着ベルトの摩耗が抑制される。
以下、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)について説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。また、使用する図面は、本実施の形態を説明するために使用するものであり、実際の大きさを表すものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態である画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置である。この画像形成装置には、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが備えられている。また、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)する一次転写部10が備えられている。
さらに、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を記録材(記録紙)である用紙に一括転写(二次転写)させる二次転写部20が備えられている。また、二次転写された画像(用紙上に担持されたトナー像)を用紙上に定着させる定着装置60が備えられている。さらに、各装置(各部)の動作を制御する制御部40が備えられている。
本実施の形態において、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kには、次のような電子写真用デバイスが順次配設されている。即ち、矢印A方向に回転する感光体ドラム11の周囲に、これらの感光体ドラム11を帯電する帯電器12が設けられている。また、感光体ドラム11上に静電潜像を書込むレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)が設けられている。さらに、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器14が設けられている。また、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を一次転写部10にて中間転写ベルト15に転写する一次転写ローラ16が設けられている。また、感光体ドラム11上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ17が設けられている。
中間転写ベルト15は、定速性に優れたモータ(図示せず)等により駆動される駆動ローラ31等の各種ローラによって、図1に示す矢印B方向に所定の速度で循環駆動(回動)される。
一次転写部10は、中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に対向して配置される一次転写ローラ16を含んで構成されている。そして、各々の感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上に重畳されたトナー像が形成される。
二次転写部20は、中間転写ベルト15のトナー像担持面側に配置される二次転写ローラ22と、バックアップローラ25とを含んで構成される。二次転写ローラ22は中間転写ベルト15を挟んでバックアップローラ25に圧接配置されている。さらに二次転写ローラ22は接地されてバックアップローラ25との間に二次転写バイアスが形成され、二次転写部20に搬送される用紙上にトナー像を二次転写する。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。本実施形態における画像形成装置では、図示しない画像読取装置(IIT)等から画像データが出力される。そして、この画像データは図示しない画像処理装置(IPS)により所定の画像処理が施され、Y、M、C、Kの4色の色材階調データに変換され、レーザ露光器13に出力される。
レーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じ、例えば、半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々の感光体ドラム11に照射している。各感光体ドラム11では、帯電器12によって表面が帯電された後、このレーザ露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの現像器14によって、Y、M、C、Kの各色のトナー像として現像される。感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト15とが当接する一次転写部10において、中間転写ベルト15上に転写される。
トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次一次転写された後、中間転写ベルト15が移動し、トナー像は二次転写部20に搬送される。二次転写部20では、二次転写ローラ22が中間転写ベルト15を介してバックアップローラ25に押圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送ローラ52等により搬送された用紙は、中間転写ベルト15と二次転写ローラ22との間に挟み込まれる。中間転写ベルト15上に担持された未定着トナー像は、二次転写部20において、用紙上に一括して静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙は、二次転写ローラ22によって中間転写ベルト15から剥離された状態でそのまま搬送され、二次転写ローラ22の用紙搬送方向下流側に設けられた搬送ベルト55へと搬送される。搬送ベルト55は、2つの支持ローラと、これら支持ローラに張架されたベルトにより構成される。そして、このベルト内部を吸気し負圧とすることで用紙をベルトに吸着し、用紙を最適な搬送速度で定着装置60まで安定的に搬送する(バキュームトランスポート)。
次に、定着装置60について説明する。
図2は、本実施形態である定着装置60の概略構成を示す断面図である。この定着装置60は、定着ベルトモジュール61を主要部として備えている。また、定着ベルトモジュール61に対して圧接して配置された加圧部材の一例としてのローラ状に形成された加圧ローラ62を主要部として備えている。
定着ベルトモジュール61は、ベルト部材の一例としての定着ベルト610と、定着ベルト610を張架しながらC方向に回転駆動する円筒状に形成された定着ローラ611と、内側から定着ベルト610を張架する張架部材としてのテンションローラ(ステアリングローラ)612とを備えている。また定着ベルトモジュール61は、外側から定着ベルト610を張架する外部加熱ローラ613と、定着ローラ611とテンションローラ612との間で、定着ベルト610のD方向の回転に伴い従動回転するとともに、定着ベルト610に潤滑剤を供給する潤滑剤塗布部材としての潤滑剤塗布ローラ614と、を備えている。潤滑剤塗布ローラ614については後述する。
さらに、定着ベルトモジュール61は、定着ベルトモジュール61と加圧ローラ62とが圧接する領域であるニップ部N内の下流側領域であって定着ローラ611の近傍位置に配置された剥離部材の一例としての剥離パッド64を備えている。
また、定着ベルトモジュール61は、ニップ部Nの下流側において定着ベルト610を張架するアイドラーローラ615を備えている。また、定着ベルトモジュール61は、外部加熱ローラ613の表面をクリーニングするためのクリーニングウエブ66を備えている。
定着ベルト610は、フレキシブルなエンドレスベルトである。そして、ポリイミド等からなる厚さ80μm程度のベース層と、ベース層の表面側(外周面側)に積層された厚さ50μm程度のシリコーンゴム等からなる弾性体層と、さらに弾性体層上に被覆された30μm程度のPFA等からなる離型層とで構成されている。定着ベルト610は、定着ローラ611の回転に伴い、矢印D方向に移動(回動)する。
定着ローラ611は、所定の駆動手段(図示せず)からの駆動力を受けて、矢印C方向に回転する。また、定着ローラ611の内部には、加熱源としてヒーター616aが配設されている。
また、テンションローラ612は、円筒状ローラであり、その内部には加熱源としてヒーター616bが配設されている。したがって、テンションローラ612は、定着ベルト610を張架する機能とともに、定着ベルト610を内周面側から加熱する機能をも併せ持つ。また、テンションローラ612の両端部には定着ベルト610を外側に押圧するバネ部材(図示せず)が配設され、定着ベルト610全体に張力を与えている。
さらに、外部加熱ローラ613は、円筒状ローラであり、その内部には、加熱源としてのヒーター616cが配設されている。このため、外部加熱ローラ613は、定着ベルト610を張架する機能とともに、定着ベルト610を外周面側から加熱する機能をも併せ持つ。したがって、本実施の形態では、定着ローラ611とテンションローラ612および外部加熱ローラ613とによって定着ベルト610が加熱される構成を採用している。
定着ベルトモジュール61では、定着ベルト610のベルトエッジ位置を検知するベルトエッジ位置検知機構(図示せず)と、ベルトエッジ位置検知機構の検知結果に応じてテンションローラ612の定着ベルト610に対するアライメントを所定範囲内で変化させる軸変位機構(図示せず)とを配設し、定着ベルト610の蛇行(ベルトウォーク)を制御している。
また、加圧ローラ62は、円筒状ローラ621を基体としている。そして、基体側から、弾性層622と、離型層623とが順に積層されてソフトローラを構成している。また、加圧ローラ62は、定着ベルトモジュール61に押圧されるように設置されている。定着ベルトモジュール61の定着ローラ611が矢印C方向へ回転するのに伴い、定着ローラ611に従動して矢印E方向に回動する。また、加圧ローラ62はその内部に加熱源としてのヒーター624を備えており、このヒーター624により加圧ローラ62は所定の温度に加熱されている。
本定着装置60は、ニップ部Nから排出された用紙を用紙排出装置(不図示)に導くガイド部材83を備えている。ガイド部材83は、定着ベルト610から所定間隔を離し、剥離パッド64と共に、定着ローラ611の回転軸を中心に揺動可能に取り付けられている。
ここで、剥離パッド64は、ニップ部Nの下流側近傍に定着ローラ611と所定の間隙をおいて配設されているとともに、定着ベルト610を加圧ローラ62表面に押圧している。
剥離パッド64は、その断面が定着ローラ611の円周方向に沿って延びる略円弧形状に形成されるとともに、ニップ部Nの下流側近傍にて定着ローラ611の軸方向に配置されている。そして、ニップ部Nを通過した後の定着ベルト610は、剥離パッド64の側面に倣って回動する。それにより、定着ベルト610の進行方向は剥離パッド64によってアイドラーローラ615の方向に屈曲するように急激に変化し、用紙は自身の所謂「コシ」によって定着ベルト610から剥離される。定着ベルト610から分離された用紙は、ニップ部Nの下流側に配設されたガイド部材83により、その進行方向が導かれる。
尚、本実施形態における剥離パッド64は、例えばSUS等の金属あるいは耐熱性樹脂から成る剛体で略円弧形状の断面を有している。また剥離パッド64は、定着ベルト610を介して加圧ローラ62を所定の幅領域(例えば、定着ベルト610の進行方向に沿って2mm〜10mmの幅)に亘って所定の荷重(例えば、10kgf)で均一に押圧するように設置されている。
次に、潤滑剤塗布ローラ614について説明する。
図3は、本実施の形態における潤滑剤塗布ローラ614を説明する図である。図3(a)に示すように、潤滑剤塗布ローラ614は、長尺状の金属製の芯金1と、定着ベルト610の表面に供給される潤滑剤を含み、芯金1の軸方向の外周面を覆うように固着したオイル塗布部2と、オイル塗布部2の両端に配置される金属部であって、芯金1の両端部にそれぞれネジで固定される円筒状の一対のシャフト部材3と、から構成されている。
芯金1は、鉄、SUS等の金属製の円柱棒である。本実施の形態では、SUSで構成された芯金1の外径φは6mm、軸方向の長さは、320mm〜360mmである。
次に、図3(b)は、オイル塗布部2の断面構造を説明する図である。図3(b)に示すように、オイル塗布部2は、潤滑剤を含み、ゲル化オイル層として金属製の芯金1の外周面に固着したオイル保持層4と、オイル塗布部2の表面層としてオイル保持層4の表面に形成されたオイル規制層5とから構成されている。
オイル保持層4は、ゲル化オイルから構成されている。ここで、ゲル化オイルとは、潤滑剤を所定のゲル化剤により自己保形性の固形状態に成形したものである。
オイル保持層4に含まれる潤滑剤としては、例えば、定着温度に耐える耐熱性(180℃〜200℃)を有するものが好ましい。具体的には、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチル水素シリコーンオイル、環状ポリジメチルシロキサン、フロロシリコーンオイル等のシリコーンオイル;アルキル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、シリコーンポリエーテル共重合体、脂肪酸変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル等の変性シリコーンオイル;フッ素オイル、フッ素変性シリコーンオイル等のフッ素オイル等が挙げられる。本実施の形態では、潤滑剤として、25℃における粘度が10,000センチストークス(cs)であるジメチルシリコーンオイルを使用した。
ゲル化剤としては、潤滑剤中で三次元網状高分子を形成する三次元架橋性低分子又は高分子物質が挙げられる。具体例としては、例えば、シリコーンゴム、シリコーンレジン、脂肪酸類、パラフィン炭化水素類等が挙げられる。これらのゲル化剤は、潤滑剤を三次元網状構造中に取り込み、全体としてゲル状の自己保形性固形物を形成する。中でも、潤滑剤がシリコーンオイルの場合には、ゲル化剤としてシリコーンゴムを用いるのが好ましい。
このようなゲル化オイルを定着ベルト610(図2参照)の表面に接触させると、ゲル化オイル中の潤滑剤は定着ベルト610表面に移行し、定着ベルト610に潤滑剤が塗布される。
潤滑剤塗布ローラ614の表面に形成されたオイル規制層5は、オイル保持層4の表面を被覆する多孔質フッ素樹脂シートで構成される。多孔質フッ素樹脂シートとしては、従来公知の各種のものが使用され特に限定されないが、好ましくは、多孔質ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)シート等が挙げられる。オイル規制層5を設けることにより、オイル保持層4中から多孔質フッ素樹脂シートの表面に潤滑剤を安定して滲出させることができる。オイル規制層5の厚さは、通常、0.003mm〜1mm、好ましくは0.005mm〜0.3mmである。
本実施の形態では、オイル塗布部2の軸方向の長さLは、定着ベルト610(図2参照)のベルト幅より狭く形成することが必要である。具体的には、定着ベルト610(図2参照)のベルト幅の85%〜95%程度の長さであることが好ましい。
本実施の形態では、定着ベルト610(図2参照)のベルト幅360mmに対し、オイル塗布部2の軸方向の長さLは、300mm〜340mmである。
オイル塗布部2の軸方向の長さLを定着ベルト610のベルト幅より狭く形成することにより、定着ベルト610の幅方向の両端部(ベルトエッジ)が、潤滑剤塗布ローラ614の金属部であるシャフト部材3の表面に常に当接することとなる。その結果、オイル塗布部2が定着ベルト610のベルトエッジにより摩耗するという問題を回避することができる。
尚、本実施の形態では、オイル塗布部2の外径φは16mmである。
潤滑剤塗布ローラ614の両端に配置される金属部であるシャフト部材3は、鉄、SUS等の金属を用いて構成され、芯金1の端部が挿入される中心孔が形成されている。シャフト部材3は中心孔に芯金1の端部を挿入し、ネジで固定されてオイル塗布部2の両端に配置される。
シャフト部材3の外径φは15.5mmである。また、シャフト部材3の軸方向の長さは、60mm〜80mmである。
本実施の形態の潤滑剤塗布ローラ614では、シャフト部材3の外径φは、オイル塗布部2の外径φと等しいか、あるいは、95%程度の範囲で小さく形成することが好ましい。
具体的には、オイル塗布部2の外径φより、0.5mm〜0mmの範囲で小さく形成することが好ましい。
前述したように、本実施の形態では、オイル塗布部2の外径φ16mmに対して、シャフト部材3の外径φは15.5mmである。
ここで、潤滑剤塗布ローラ614は、定着ローラ611及びテンションローラ612と共に内側から定着ベルト610を張架する役割を有するものであるから、オイル塗布部2の外径φは定着ベルト610を張架する観点で実質的に問題のない範囲に形成される。即ち、回動する定着ベルト610を大きく屈曲して張架する場合でも定着ベルト610の基材に大きなストレスがかからない曲率とするために、φは10mm以上に設定することが望ましい。
また、シャフト部材3の外径φをオイル塗布部2の外径φより小さく形成することにより、オイル塗布部2の定着ベルト610(図2参照)の内周面への接触が安定する傾向がある。しかしながら、外径差を大きくすると、オイル塗布部2とシャフト部材3との段差において、定着ベルト610にストレスが生じるため定着ベルト610が短寿命化することから、シャフト部材3の外径φはオイル塗布部2の外径φの95%程度が望ましい。
上述したように、本実施の形態において、定着装置60では、定着ベルト610に潤滑剤を供給するオイル塗布部2が耐熱性に優れたシリコーンオイル等を含むゲル化オイルから構成された潤滑剤塗布ローラ614を使用している。これにより、定着ベルト610の温度が200℃以上となる場合でも、定着ベルト610の内周面に安定して潤滑剤を供給することができる。
また、潤滑剤塗布ローラ614は、定着ベルト610の張架ローラとしても機能する。このため、別途潤滑剤を塗布する部品を設けるものではないから、装置が大型になることがない。
さらに、潤滑剤塗布ローラ614は、定着ベルト610にラップする構成となる。このため、例えば、対向物に所定の荷重で押し付けることでニップを形成する方式の装置に比して、潤滑剤の過剰な染み出しが防止でき、安定した摺動性を維持することが可能である。
また、図3(a)に示すように、本実施の形態の潤滑剤塗布ローラ614は、軸方向の長さLが定着ベルト610(図2参照)のベルト幅より狭く形成されたオイル塗布部2と、オイル塗布部2の両端部に突出した芯金1を介してネジで固定される金属製のシャフト部材3とから構成されている。これにより、定着ベルト610の端部(ベルトエッジ)は、必ず金属製のシャフト部材3に当接することとなる。このため、定着ベルト610の回転により、潤滑剤塗布ローラ614のオイル塗布部2がベルトエッジにより摩耗してしまうという問題を防止できる。
図4は、潤滑剤塗布ローラ614の他の実施形態を説明する図である。図4に示すように、潤滑剤塗布ローラ614は、外径φ1’8mmの金属製の芯金1’と、芯金1’の周囲に形成された外径φ2’16mmのオイル塗布部2’と、中心孔に芯金1’の端部を挿入してネジで固定されるパイプ形状のシャフト部材3’とから構成されている。芯金1’及びシャフト部材3’は、鉄、SUS等の金属を用いて構成される。
図4に示すように、図3に示した実施形態と異なり、芯金1’は、その端部が金属製のシャフト部材3’の端部からはみ出す程度に充分な長さを有している。本実施の形態では、芯金1’の軸方向の長さは、450mm〜470mmである。
図4に示す潤滑剤塗布ローラ614におけるオイル塗布部2’は、図3に示した実施形態と異なり、25℃における粘度が10,000センチストークス(cs)であるジメチルシリコーンオイルを含浸させたシリコーンゴムから構成されている。即ち、本実施の形態におけるオイル塗布部2’は、予めシリコーンゴムをローラ形状に成形し、次に、これを50℃〜80℃のジメチルシリコーンオイル中に約24時間浸漬して形成される。このように、比較的簡易にオイル塗布部2’を形成することができる。
尚、オイル塗布部2’の軸方向の長さL’は300mm〜340mmであり、定着ベルト610(図2参照)のベルト幅360mmより狭く形成されている。
(実施の形態2)
実施の形態1では、画像形成装置に搭載される定着装置60において、定着ベルトモジュール61に対して、加圧部材として加圧ローラ62を用いた構成について説明した。実施の形態2では、加圧部材として、複数のローラにより加圧ベルト700が張架され、その張架ローラのうちの1個に潤滑剤塗布ローラ703を使用した加圧ベルトモジュール70を用いた構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図5は、実施の形態2の定着装置90の構成を示す側断面図である。定着装置90の構成は、上記した実施の形態1の定着装置60において、加圧ローラ62に代え、加圧部材として加圧ベルトモジュール70を配設した点が異なることを除いては、実施の形態1の定着装置60と同様であり、定着ベルトモジュール61には潤滑剤塗布ローラ614が備えられている。
尚、ここでは、定着ベルトモジュール61と加圧ベルトモジュール70とを組み合わせた装置を用いて説明するが、定着ベルトモジュール61に代え、従来のベルトニップ方式の定着装置のように、例えば、内部に加熱装置を備えた定着ローラと加圧ベルトモジュール70とを組み合わせた装置を用いることも可能である。
本実施の形態における加圧ベルトモジュール70は、加圧ベルト700と、加圧ベルト700を張架しつつ加圧ベルト700及び定着ベルト610を介して定着ローラ611を押圧する加圧ローラ701と、加圧ベルト700を張架するインレットローラ702と、加圧ベルト700を張架するとともに加圧ベルト700に潤滑剤を供給する潤滑剤塗布ローラ703とを有している。
さらに、加圧ベルトモジュール70は、加圧ベルト700および定着ベルト610を介して定着ローラ611に付勢される状態で配置される押圧部材としての圧力パッド704と、により主要部が構成されている。
図5に示すように、加圧ベルトモジュール70は定着ベルトモジュール61に押圧されるように設置され、定着ベルトモジュール61の定着ローラ611が矢印C方向へ回転するのに伴い、加圧ベルト700は定着ローラ611に従動して矢印G方向に回動する。
本実施の形態に係る定着装置90では、加圧ベルト700の内側に圧力パッド704が加圧ベルト700を介して定着ローラ611側に向けて付勢された状態で配置され、加圧ベルト700を定着ローラ611のラップ領域に押圧している。また、ニップ部Nでは、加圧ローラ701が、加圧手段としての圧縮コイルスプリング(不図示)によって、加圧ベルト700および定着ベルト610を介して定着ローラ611の中心軸に向けて付勢されており、定着ローラ611および定着ベルト610の当接部に局所的な高圧を生じさせている。
ここで、加圧ベルトモジュール70に配設される加圧ベルト700は、例えばポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等のような耐熱性を有する樹脂で形成されたベース層で構成されている。ベース層の厚さとしては、例えば、50μm〜125μm程度に形成される。また、加圧ベルト700は、ベース層の定着ローラ611側の表面または両面に離型層が被覆された構成を採ることもできる。その場合の離型層としては、フッ素樹脂、例えばPFA等が5μm〜20μmの厚さでコーティングされたものが好ましい。さらには、必要に応じてベース層と離型層との間に弾性層が形成された積層構造を採ることもできる。その場合、弾性層としては、厚さが50μm〜200μmのシリコーンゴム等を使用することができる。本実施の形態の定着装置90においては、加圧ベルト700として、厚さ75μm、幅350mm、周長240mmのポリイミドフィルムのベース層に20μmのフッ素樹脂をコーティングしたものを用いている。
また、加圧ベルト700を張架する3個のローラのうち、加圧ローラ701は、金属コア外周面に弾性層としてシリコーンゴムが被覆された構造を有している。インレットローラ702はステンレス製である。
加圧ベルト700に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布ローラ703は、定着ベルトモジュール61に設けられた潤滑剤塗布ローラ614と同様に、金属性の芯金の外周面に固着したゲル化オイルを含むオイル塗布部とシャフト部材とで構成されている。
また、インレットローラ702の内部には、加熱源としてハロゲンヒータ705が配設されている。そして、図示しない温度センサおよび制御部40(図1参照)によりその表面温度は120℃に制御され、加圧ベルト700に予熱を与えている。
加圧ローラ701は、加圧手段としての圧縮コイルスプリング(不図示)によって、加圧ベルト700および定着ベルト610を介して定着ローラ611の中心軸に向けて付勢されており、定着ローラ611および定着ベルト610の当接部に局所的な高圧を生じさせている。その場合、この定着ローラ611および定着ベルト610に対する局所的な高圧を低荷重で効率良く付与するために、加圧ローラ701は定着ローラ611より小径に形成されている。
なお、加圧ベルトモジュール70において、加圧ベルト700のベルトエッジ位置を検知するベルトエッジ位置検知機構と、ベルトエッジ位置検知機構の検知結果に応じてインレットローラ702あるいは潤滑剤塗布ローラ703のいずれかのローラの加圧ベルト700に対するアライメントを所定範囲内で変化させる軸変位機構とを配設し、加圧ベルト700の蛇行(ベルトウォーク)を制御するように構成することも可能である。
押圧部材としての圧力パッド704は、幅の広いニップ部Nを確保するための弾性体部材と、弾性体部材が加圧ベルト700の内周面と接触する面に設けられた低摩擦層とで構成され、金属等からなるホルダ(不図示)に保持されている。低摩擦層を表面に有する弾性体部材は、定着ローラ611側がほぼ定着ローラ610の外周面に倣う凹形状に形成され、定着ローラ611に対して押圧されて配置され、定着ローラ611のラップ領域に形成されたニップ部Nの入口側領域を形成している。
圧力パッド704の弾性体部材としては、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性の高い弾性体や、板バネ等を用いることができる。弾性体部材上に形成された低摩擦層は、加圧ベルト700内周面と圧力パッド704との摺動抵抗を小さくするために設けられ、摩擦係数が小さく、耐摩耗性のある材質であることが望ましい。具体的には、フッ素樹脂を含浸させたガラス繊維シート、フッ素樹脂シート、フッ素樹脂塗膜等を用いることができる。
さらに、本実施の形態の定着装置90においても、ニップ部Nの下流側近傍には剥離パッド64が配設されている。そして、剥離パッド64は定着ベルト610を加圧ローラ701表面に対して所定値以上の押圧力で押圧するように設置されている。また、ニップ部Nの下流側には、ニップ部Nから排出された用紙を用紙排出装置(不図示)に導くガイド部材83を備えている。
図5に示すように、本実施の形態においては、上述したように、加圧ベルト700を張架するローラのうちの1個に、加圧ベルト700に潤滑剤を供給するオイル塗布部が耐熱性に優れたシリコーンオイル等を含むゲル化オイルから構成された潤滑剤塗布ローラ703を使用している。これにより、加圧ベルト700内周面に安定して潤滑剤を供給することができる。
また、潤滑剤塗布ローラ703は、加圧ベルト700にラップする構成となる。このため、例えば、対向物に所定の荷重で押し付けることでニップを形成する方式の装置に比して、潤滑剤の過剰な染み出しが防止でき、安定した摺動性を維持することが可能である。
さらに、本実施の形態の潤滑剤塗布ローラ703は、軸方向の長さが加圧ベルト700のベルト幅より狭く形成されたオイル塗布部を有することにより、加圧ベルト700の回転により、潤滑剤塗布ローラ703のオイル塗布部がベルトエッジにより摩耗するという問題を防止できる。
以上、説明した通り、本実施の形態の定着装置60、90は、定着ベルト610、加圧ベルト700の摺動性を長期間安定して維持することができる。
上述した実施形態では、潤滑剤塗布ローラ614,703を定着ベルト610あるいは加圧ベルト700の内周面で当接する構成とし、定着ベルト610と剥離パッド64との摺動性あるいは加圧ベルト700と圧力パッド704との摺動性を安定して維持することについて説明してきた。しかし、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、潤滑剤塗布ローラを定着ベルト610あるいは加圧ベルト700の外周面で当接させることで、定着ベルト610あるいは加圧ベルト700の外周面に設けた離型層が記録材の送行によって摩耗する現象を抑制することにも使用可能である。
本実施の形態である画像形成装置を示した概略構成図である。 本実施形態である定着装置の概略構成を示す断面図である。 本実施の形態における潤滑剤塗布ローラを説明する図である。 潤滑剤塗布ローラの他の実施形態を説明する図である。 実施の形態2の定着装置の構成を示す側断面図である。
符号の説明
1,1’…芯金、2,2’…オイル塗布部、3,3’…シャフト部材、4…オイル保持層、5…オイル規制層、60,90…定着装置、61…定着ベルトモジュール、62…加圧ローラ、64…剥離パッド、70…加圧ベルトモジュール、83…ガイド部材、610…定着ベルト、611…定着ローラ、614,703…潤滑剤塗布ローラ、700…加圧ベルト、N…ニップ部

Claims (7)

  1. ベルト部材に接触回転しつつ潤滑剤を供給する潤滑剤塗布ローラであって、
    芯金と、
    前記芯金の外周面を覆い、且つ前記潤滑剤を含むオイル塗布部と、
    前記オイル塗布部の両端に配置され、前記ベルト部材のエッジが接触する金属部と、
    を有することを特徴とする潤滑剤塗布ローラ。
  2. 前記オイル塗布部の軸方向の長さは、前記ベルト部材のベルト幅より狭く形成されていることを特徴とする請求項1記載の潤滑剤塗布ローラ。
  3. 前記金属部の外径は、前記オイル塗布部の外径と同一あるいは小さく形成されていることを特徴とする請求項1記載の潤滑剤塗布ローラ。
  4. 前記オイル塗布部は、
    前記芯金の外周面に固着され、前記潤滑剤及び所定のゲル化剤を用いて固形状態に成形されたゲル化オイル層と、
    前記ゲル化オイル層の表面に多孔質フッ素樹脂シートを用いて形成された表面層と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の潤滑剤塗布ローラ。
  5. 画像形成装置に用いられる定着装置であって、
    定着部材と張架部材とによりベルト部材が張架された定着ベルトモジュールと、
    前記ベルト部材を介して前記定着部材を押圧するように配置された加圧部材と、を備え、
    前記定着ベルトモジュールは、前記張架部材の少なくとも1つとして、前記ベルト部材と接触回転しつつ当該ベルト部材に潤滑剤を供給する潤滑剤塗布部材を有し、
    前記潤滑剤塗布部材は、
    前記潤滑剤を含み、前記ベルト部材のベルト幅より狭い軸方向の長さを有し、当該ベルト部材のエッジが接触しない範囲に形成されたオイル塗布部と、
    前記オイル塗布部の両端に配置され、前記ベルト部材のエッジが接触する位置に設けられた金属部と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  6. 記録材に担持されたトナー像を定着する定着装置であって、
    回動部材と、
    張架部材により張架されて前記回動部材に接触しつつ回転するベルト部材と、
    前記ベルト部材の内側に配置され、当該ベルト部材を前記回動部材に圧接させて当該回動部材と当該ベルト部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する押圧部材と、を備え、
    前記張架部材の少なくとも1つは、
    前記ベルト部材と接触回転しつつ当該ベルト部材に供給される潤滑剤を含むオイル塗布部と、
    前記オイル塗布部の断面外径と同一あるいは小さい外径を有し、当該オイル塗布部の両端に配置されて前記ベルト部材のエッジが接触する金属部と、
    から構成されることを特徴とする定着装置。
  7. 記録材に対して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記記録材上にトナーの定着を行う定着装置を備え、
    前記定着装置は、
    張架部材により張架されて回転するベルト部材を有し、
    前記張架部材の少なくとも1つは、
    前記ベルト部材と接触回転しつつ当該ベルト部材に供給される潤滑剤を含むオイル塗布部と、
    前記オイル塗布部の両端に配置され、前記ベルト部材のエッジが接触する金属部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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