JP5921921B2 - アイドルストップ車両における発電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドルストップ車両における発電制御装置に係り、特に、発電電圧が充電系統のハーネスの電気抵抗により降下して充電電圧が低下することによる充電不足を解消できるアイドルストップ車両における発電制御装置に関する。
車両用発電装置としてエンジン駆動される三相同期発電機が知られている。この三相同期発電機で発電された交流電力は、三相全波整流器で整流、電圧調整されてバッテリの充電に供される。特許文献1には、エンジンにより駆動される発電機により発電された電力がバッテリおよび電気負荷に供給されるシステムにおいて、発電電圧がバッテリや電気負荷に適した所定の目標値となるように、ドライバ回路によるステータコイルへの通電角を進角または遅角させる発電制御が開示されている。
特許第4270445号公報
エンジンにより駆動される発電機が発生する三相交流電力は、全波整流器により整流され、さらに発電機の各ステータコイルへの通電タイミングを遅角または進角させることで所定の目標レギュレート電圧に調整される。この発電電力はハーネスを経由してバッテリへ供給されるが、バッテリに供給される充電電圧は、ハーネスの電気抵抗による電圧降下分で発電電力に対して電圧が小さくなってしまうため、発電電力を目標レギュレート電圧に制御しても実際にバッテリに供給される充電電圧は、その目標値よりも小さくなってしまう。
そのため、特にバッテリの残容量が低下している状態では、充電電流が大きくなるので前記ハーネスの電圧降下分が一層大きくなり、目標レギュレート電圧に対して充電電圧が大きく乖離してしまう可能性がある。従って、バッテリに対して供給される電流量が、本来供給されるべき電流量よりも大きく低下し、バッテリの容量低下を招くことがある。そのため、車両の停止時を検知して自動的にエンジンを停止し、その後運転者の操作により再始動するアイドルストップ車両に適用した場合には、再始動時において、バッテリから始動に必要な電力をスタータに供給することができなくなって再始動性の低下を招くことが考えられる。
なお、このような技術課題は、ハーネスの電気ケーブルを太くして電気抵抗を低下させたり、あるいはハーネス長を短くしたりすることで解決できる。しかしながら、電気ケーブルを太くすると重量の増加を招き、またハーネスが固くなったり体積が増加したりすることで設計変更を余儀なくされたり、車両組立時の作業性が低下したりすることが考えられる。一方、ハーネスの電気抵抗による電圧降下を見越して目標レギュレート電圧を一律に高く設定してしまうと、バッテリの過充電をまねく可能性がある。
本発明の目的は、上記の技術課題を解決し、アイドルストップ車両に適用され、既存のハーネスに変更を加えることなく、バッテリの充電残量にかかわらず常に適正な充電電圧を供給できる発電制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、所定の停止条件が満足されると停止し、所定の始動条件が満足されると再始動されるエンジンにより駆動される交流発電機と、この交流発電機の交流出力電圧を検出する電圧検出手段と、交流発電機への通電を検出電圧に基づいて制御することで、前記交流発電機の交流出力を所定の目標レギュレート電圧の直流出力に制御する発電制御手段と、直流出力をバッテリへ供給する結線手段とを具備した車両用発電装置において、以下のような構成を具備した点に特徴がある。
(1)発電制御手段は、交流発電機の通電制御量に基づいてバッテリの充電残量を推定する充電残量推定手段と、目標レギュレート電圧を、前記充電残量の推定値が基準充電量よりも高ければ第1レギュレート電圧に設定し、基準充電量以下であれば前記第1レギュレート電圧よりも高い第2レギュレート電圧に設定する目標レギュレート電圧切替手段とを備えた。
(2)発電制御手段は、交流発電機への通電角度を制御し、目標レギュレート電圧切替手段は、通電角度の遅角量が予め定められた基準値を所定時間だけ超えた場合に、前記目標レギュレート電圧を第1レギュレート電圧から第2レギュレート電圧に切り替えるようにした。
(3)第1レギュレート電圧から第2レギュレート電圧への切替が漸次的に行われるようにした。
(4)目標レギュレート電圧切替手段は、通電角度の遅角量が予め定められた基準値を所定時間だけ下回った場合に、前記目標レギュレート電圧を第2レギュレート電圧から第1レギュレート電圧に切り替えるようにした。
(5)第2レギュレート電圧から第1レギュレート電圧への切替が漸次的に行われるようにした。
(6)交流発電機を、エンジンの始動機を兼ねた発電機兼始動機とした。
(7)第1レギュレート電圧および第2レギュレート電圧が、交流発電機の遅角通電量により設定されるようにした。
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
(1)第1の特徴によれば、バッテリの充電残量が少ないときには、目標レギュレート電圧が常時よりも高い第2レギュレート電圧に設定されるので、発電機とバッテリとの間の線路抵抗による電圧降下があったとしても、バッテリの充電電圧を十分に高く維持できるので確実な充電が可能になり、またハーネスに変更や改良を加える必要がないので、設計の自由度が保たれる。従って、バッテリの容量低下を防止することができるので、アイドルストップ車両に適用したとしても、アイドルストップ後の再始動性が低下することを防止できる。
(2)第2の特徴によれば、通電制御の遅角量が大きく、バッテリの充電残量が少ないと予測されるときにレギュレート電圧が高くなるので、バッテリを十分に充電できるようになる。
(3)第3の特徴によれば、目標レギュレート電圧の第1レギュレート電圧から第2レギュレート電圧への切替が漸次的に行われるので、発電負荷の増大により運転者が感じる減速感的な異和感が緩和され、良好な走行フィーリングを維持できるようになる。
(4)第4の特徴によれば、通電制御の遅角量が所定時間以上継続して大きい場合には、目標レギュレート電圧が第2レギュレート電圧から第1レギュレート電圧へ減ぜられるので、バッテリの過充電を防止できる。
(5)第5の特徴によれば、目標レギュレート電圧の第2レギュレート電圧から第1レギュレート電圧への切替が漸次的に行われるので、発電負荷の減少により運転者が感じる加速感的な異和感が緩和され、良好な走行フィーリングを維持できるようになる。
(6)第6の特徴によれば、発電機がエンジン始動機を兼ねため、発電コイルがスタータモータの特性を重視して設定されているために発電容量が十分に取れない場合でも、十分な発電量を確保できるようになるので特に効果的である。
特に、発電機がエンジン始動機を兼ねると、クランク軸に同軸でスタータモータが設けられるので始動性は素早くなり、アイドルストップからの再始動は良好であるが、減速機などでトルクを稼げない。このため、始動兼発電機ではスタータモータとしてのトルク特性が一層重要となり、発電側の特性が十分でないことも考えられ、クランク軸同軸の始動兼発電機において本発明は極めて有効となる。
(7)第7の特徴によれば、レギュレート電圧を遅角量に基づいて設定できるので、レギュレート電圧の設定が容易になる。
本発明の車両用発電制御装置が適用されるスクータ型自動二輪車の側面図である。 発電機を搭載した自動二輪車の要部断面図である。 ACGモータの断面図である。 ACG通電制御装置の要部機能を示すブロック図である。 本発明による発電制御の手順を示したフローチャートである。 図5に対応した発電制御のタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の車両用発電制御装置が適用されるスクータ型自動二輪車の側面図であり、本実施形態では、エンジンを所定の停止条件が満足されると停止し、所定の始動条件が満足されると再始動するアイドルストップ機能が搭載されている。
自動二輪車100は、ハンドル60を含む操向系61によって操向可能に支持された前輪Wfと、この前輪Wfの後方に配置されるユニットスイング型のエンジン1と、このエンジン1の後方に配置されて当該エンジン1によって駆動される後輪Wrと、前輪Wfと後輪Wrとの間に設けられるシート62とを有し、このシート62に乗員が跨って着座する形態の鞍乗り型車両である。
自動二輪車100は、車体フレーム63を備え、この車体フレーム63から軸部材としてのリンクピボット64を介して車両後方にリンク機構65が延設され、このリンク機構65により、スイングユニット70が車体フレーム63に対して揺動可能に支持される。
車体フレーム63は、前端部に操向系61を操向可能に軸支するヘッドパイプ85と、このヘッドパイプ85から車両後下方へ延ばされるダウンフレーム86と、このダウンフレーム86の下部から車両後方へ延ばされる左右一対のロアフレーム87L、87R(図手前側の符号87Lのみ示す)と、これらのロアフレーム87L、87Rの後端部から車両後上方に延ばされてシート15を支持するシートフレーム88L、88R(図手前側の符号88Lのみ示す)とを主要な構成とする。
左右の一対のロアフレーム87L、87Rの間にはクロスフレーム91が渡され、このクロスフレーム91の車両前方にて左右の一対のロアフレーム87L、87Rの間にフロントクロスフレーム92が渡され、このフロントクロスフレーム92にダウンフレーム86の下端が連結されている。このように、フロントクロスフレーム92にダウンフレーム86の下端を連結したことにより、フロントクロスフレーム92をダウンフレーム86で補強することができる。
スイングユニット70にはエンジン1が一体的に備えられている。スイングユニット70は、スイングアームの機能を兼ね備えており、スイングユニット70の後部と車体フレーム63の間には、左右のクッションユニット66L、66R(図手前側の符号66Lのみ示す)が介在されている。スイングユニット70には、吸気系67を構成するエアクリーナ68が設けられている。
操向系61は、車体フレーム63の前端部に回動可能に設けられたステアリング軸69と、このステアリング軸69の下端で前輪Wfを支えるフロントフオーク71と、ステアリング軸69の上端に取付けられたハンドル60とからなる。前記車体フレーム63は、車体カバー72で覆われている。
車体カバー72は、車体の前方を覆うフロントカバー73と、このフロントカバー73に操向系61の上部を車両後方から覆うように取付けたセンタカウル74と、フロントカバー73の端部から車両後方に延びている左右のサイドカバー75L、75R(図手前側の符号75Lのみ示す)と、シート62の前方にて左右のサイドカバー75L、75Rの間に渡されると共にセンタカウル74の端部に連続して設けられるトンネル部材76と、左右のサイドカバー75L、75Rの下方に配置され運転者が足を置く左右のステップ77L、77Rを有する左右のアンダカバー78L、78R(図手前側の符号78Lのみ示す)と、左右のサイドカバー75L、75Rの端部からシート62の下方にて車両後方に延びている左右のリヤサイドカバー79L、79R(図手前側の符号79Lのみ示す)とからなる。車体カバー72の各要素は、車体フレーム63に取付けられている。
フロントカバー73の上端にはウインドシールド80が延ばされている。前輪Fwの上方にはフロントフェンダ81が配置され、後輪Rwの後上方にはリヤフェンダ83が配置されている。
図2は、発電機を備えたエンジンの要部断面図、図3はエンジンに接続される同期発電機の断面図である。本実施形態では、同期発電機がエンジンのスタータを兼ねるので、以下では、同期発電機をスタータ兼用発電機(以下、「ACGモータ」と表現する)として説明する。
図2において、エンジン1のクランク軸2は、クランクケース3に嵌合された軸受4,5で支持されている。クランク軸2には、クランクピン6を介してコネクティングロッド7が連結されている。軸受5の外方にはVベルト式無段変速機(以下、単に「無段変速機」という)の駆動側プーリ11が設けられる。駆動側プーリ11は固定プーリ片11aと可動プーリ片11bとを含む。固定プーリ片11aはクランク軸2の端部寄りに固定され、クランク軸2に対して回転方向および軸方向のいずれにも移動が規制される。
可動プーリ片11bは、クランク軸2に対して回転方向の動きは規制されるが軸方向(スラスト方向)には所定の範囲で移動可能に結合されている。可動プーリ片11bには、ランププレート12が摺動自在に係合する。ランププレート12はクランク軸2に結合されて一体で回転する。ランププレート12は、可動プーリ片11bの内側傾斜(ランプ)との組み合わせで、外周方向に向かって狭くなるローラウェイト13のテーパ状ガイドを形成する。
前記駆動側プーリ11と対になって無段変速機を構成する従動側プーリ20が設けられる。変速機ケース14に嵌合された軸受21と図示しない他の一つの軸受によって、従動軸22が回転自在に支持され、この従動軸22に従動側プーリ20が固定される。従動側プーリ20は従動軸22に軸受23,24で回転自在に支持される一方、従動軸22の軸方向には移動を規制された固定プーリ片20aを有する。また、固定プーリ片20aを介して従動軸22の軸方向に摺動自在に支持された可動プーリ片20bを有する。
固定プーリ片20aには、遠心力で外周方向に偏倚するクラッチシュー25を支持するシュー支持プレート27が設けられる。従動軸22にはクラッチシュー25が当接する内周面を有するカップ状部材28が固定される。このカップ状部材28とクラッチシュー25との組み合わせで遠心クラッチを構成する。前記可動プーリ片20bは、このシュー支持プレート27に一端が保持されたコイルバネ33の他端で押圧されて固定プーリ片20a側に常時付勢される。
駆動側プーリ11と従動側プーリ20はいずれもV字型プーリであり、両者間にはVベルト29が架け渡される。従動軸22は減速ギヤ26を含む減速機を介して駆動輪、例えば自動二輪車の後輪に連結される。無段変速機には、カバー30が被せられ、このカバー30には、キックスタータ31が支持される。
図3において、ACGモータ8は、三相巻線(ステータコイル)が巻回されたステータ9と、エンジン1のクランク軸2の端部に結合されてステータ9の外周を回転するアウタロータ10とを有する。アウタロータ10はクランク軸2に連結されるカップ状のロータケース10aと、ロータケース10aの内周面に収容されるマグネット10bとを有する。マグネット10bはロータヨークに円周方向に沿って配置される。
アウタロータ10は、ハブ部10cの内周をクランク軸2の先端テーパ部に嵌合させて取り付けられ、ハブ部10cの中心を貫通してクランク軸2の端部ネジに螺挿されるボルト31で固定される。アウタロータ10の内周側に配設されるステータ9はボルト32によってクランクケース3に固定される。アウタロータ10にはボルト39によって固定されたファン37が設けられる。ファン37に隣接してラジエータ38が設けられ、ラジエータ38はファンカバー46によって覆われる。
ステータ9の内周にはセンサケース34が嵌め込められ、このセンサケース34内にはアウタロータ10のボスの外周に沿って等間隔でロータ角度センサ(磁極センサ)15およびパルサセンサ(点火パルサ)16が設けられる。ロータ角度センサ40はACGモータ8のステータコイル35に対する通電制御を行うためのものであり、ACGモータ8のU相、V相、W相のそれぞれに対応して1つずつ設けられる。一方、点火パルサ16はエンジンの点火制御のためのものであり、1つだけ設けられる。ロータ角度センサ40および点火パルサ16はいずれもホールICまたは磁気抵抗(MR)素子で構成できる。
ロータ角度センサ40および点火パルサ16のリード線は基板17に接続され、さらに基板17にはワイヤハーネス18が結合される。アウタロータ10のボス10cの外周には、ロータ角度センサ40および点火パルサ16のそれぞれに磁気作用を及ぼすよう2段着磁されたマグネットリング19が嵌め込まれる。
ロータ角度センサ40に対応するマグネットリング19の一方の着磁帯には、ステータ9の磁極に対応して、円周方向に30°幅間隔で交互に配列されたN極とS極が形成され、点火パルサ16に対応するマグネットリング19の他方の着磁帯には、円周方向の1か所に15°ないし40°の範囲で着磁部が形成される。
上記構成のACGモータ8は、始動時には同期モータとして機能し、バッテリから供給される電流で駆動されてクランク軸2を回動させてエンジン1を始動させるとともに、始動後は同期発電機として機能し、発電した電流でバッテリを充電し、かつ各電装部に電流を供給する。
ACGモータ8のモータとしての動作は次の通りである。ロータ角度センサ40で検出される回転角度に従ってステータコイル35に順次電流を供給することにより、マグネット10bを備えたアウタロータ10が駆動される。クランク軸2はアウタロータ10に結合されているので、該アウタロータ10の回転によってクランキングされ、着火回転数に達したならばエンジン1は自立運転を開始する。自立運転開始後は制御系統が発電機側に切り換えられ、ACGモータ8はエンジン発電機として動作する。
図4は、前記ACGモータ8を制御するACG通電制御装置の要部機能を示すブロック図であり、発電電力はハーネス48を経由してバッテリ59や補機42などの電気負荷へ供給される。
全波整流器36は、ACGモータ8のステータコイル35のU,V,W相にそれぞれ接続されたFET(一般的には、固体スイッチング素子)36a,36b,36c,36d,36e,36fを有し、エンジン1の始動時は、ドライバ41によりFET36a〜36fをスイッチングし、ACGモータ8を同期電動機として駆動させることでクランク軸2を回転させる。
一方、エンジン1の始動後は、逆にアウタロータ10がエンジン1で駆動されて同期発電機として機能し、交流の発電電力をFET36a〜36fで整流してバッテリ59や電装負荷42に給電する。また、エンジン駆動による発電中において、ステータコイル35への遅角通電または進角通電が行われるように、発電制御部47で各FET36a〜36fをスイッチングして発電量を増減させる。
なお、遅角通電、進角通電とは、ロータ角度センサ15で検出されるマグネットリング19の着磁帯の磁極の変化時の検出信号から予定の電気角相当分を遅角または進角させてステータコイル35に通電することをいう。
エンジン回転数判別部45は、例えば、点火パルサ16の検出信号や発電電圧の周波数信号などをもとにエンジン回転数Neを検出し、検出されたエンジン回転数Neは、ステージ判定部50およびデューティ設定部44に供給される。目標レギュレート電圧切替部47cには、目標レギュレート電圧として通常調圧(第1レギュレート電圧)Vreg1および高調圧Vreg2(第2レギュレート電圧)が記憶されており、ここではVreg1<Vreg2である。
デューティ設定部44には、通電デューティとエンジン回転数との対応テーブルが設けられている。スロットルセンサ51は、スロットルバルブの開度θTHを検出する。ステージ判定部50は、エンジン回転数Neおよび/もしくはスロットル開度θTHにならびにタイマ49による時間経過の判断等に基づいて、目標レギュレート電圧Vの切替動作がどの段階にあるか、つまりどの動作ステージ(以下、単に「ステージ」という)にあるかを判定する。
発電制御部47は、発電電圧検出部43で検出された発電電圧Vgと目標レギュレート電圧Vtとに基づいて、発電電圧Vgが目標レギュレート電圧Vtに収束するように、進角通電または遅角通電のいずれかを決定してドライバ47aに供給する。本実施形態では、発電電圧Vgが目標レギュレート電圧Vtよりも高ければ、進角通電が選択されて発電量が減ぜられる。これに対して、発電電圧Vgが目標レギュレート電圧Vtより低くければ、発電量を増やすべく遅角通電が選択される。進角および遅角量は、発電電圧Vgと目標レギュレート電圧Vとの差に応じて可変してもよいし、一定量であってもよい。
前記目標レギュレート電圧切替部47cは、通電角の遅角量に応じて予定された判断を行い、目標レギュレート電圧Vtを第1レギュレート電圧Vreg1および第2レギュレート電圧Vreg2のいずれに切り替えるかを決定する。
前記ドライバ47aは、進角または遅角の指示(進角量および遅角量を含むことができる)と、デューティ設定部44から入力される通電デューティとに基づいて、ステータコイル35への通電を各FET36a〜36fのスイッチングタイミングにより制御する。ドライバ47aは、ロータ角度センサ15による磁極検出信号に応答して、すなわちアウタロータ10の磁極に対応して形成されているマグネットリング19の着磁帯をセンサ15が検出するたびにオンに立ち上がる信号を検出する。
図5は、本発明による発電制御の手順を示したフローチャートであり、主に前記目標レギュレート電圧切替部47cの動作を示している。図6は、目標レギュレート電圧切替部47cによる発電制御のタイミングチャートである。
ステップS10では、現在の遅角量θxが判定される。図6の時刻t1以前のように、未だ発電量が少なく、遅角量θxが切替閾値θrefを下回っていればステップS11へ進む。その後、時刻t1において遅角量θxを増加させる発電量の増量制御が開始され、時刻t2において遅角量θxが切替閾値θrefを超えると、これがステップS11で検知されてステップS12へ進む。ステップS12では、所定の昇圧判断期間Δtを計測するタイマTがスタートする。
ステップS13では、遅角量θxが依然として切替閾値θrefを上回っているか否かが判定される。上回っていればステップS15へ進み、前記判断期間Δtが終了してタイマTがタイムアウトしたか否かが判定される。タイムアウトするまではステップS13へ戻り、遅角量θxが切替閾値θrefを上回っている限りは上記の処理が繰り返される。なお、この判断期間中に遅角量θxが切替閾値θrefを一度でも下回るとステップS14へ進み、前記タイマTをリセットして前記ステップS11へ戻る。
その後、時刻t3において前記昇圧判断期間Δtが終了し、これがステップS15で検知されると、ステップS16では、目標レギュレート電圧Vtを増加率ΔVで漸次的に単調増加させる昇圧制御が開始される。ステップS17では、目標レギュレート電圧Vtが第2レギュレート電圧Vreg2まで昇圧されたか否かが判定される。昇圧が完了するまでは、ステップS16へ戻って昇圧制御が継続される。時刻t5において、目標レギュレート電圧Vtが第2レギュレート電圧Vreg2に達し、これがステップS17で検知されるとステップS18へ進む。
ステップS18では、遅角量θxと切替閾値θrefとが比較され、依然として遅角量θxが切替閾値θrefを上回っていれば、目標レギュレート電圧Vtを第2レギュレート電圧Vreg2に維持したまま今回の昇圧制御を終了する。
次の制御周期では、ステップS10において、遅角量θx≧切替閾値θrefと判定されるのでステップS21へ進む。その後、時刻t6において遅角量θxを減少させる発電量の減量制御が開始され、時刻t8において遅角量θxが切替閾値θrefを下回ると、これがステップS21で検知されてステップS22へ進む。ステップS22では、所定の降圧判断期間Δtを計測するタイマTがスタートする。
ステップS23では、遅角量θxが依然として切替閾値θrefを下回っているか否かが判定される。下回っていればステップS25へ進み、前記判断期間Δtが終了してタイマTがタイムアウトしたか否かが判定される。タイムアウトするまではステップS23へ戻り、遅角量θxが切替閾値θrefを下回っている限りは上記の処理が繰り返される。なお、この判断期間中に遅角量θxが切替閾値θrefを一度でも上回るとステップS24へ進み、前記タイマTをリセットして前記ステップS21へ戻る。
その後、時刻t10において前記降圧判断期間Δtが終了し、これがステップS25で検知されると、ステップS26では、目標レギュレート電圧Vtを減少率ΔVで漸次的に単調減少させる降圧制御が開始される。ステップS27では、目標レギュレート電圧Vtが第1レギュレート電圧Vreg1まで降圧されたか否かが判定される。降圧が完了するまでは、ステップS26へ戻って降圧制御が継続される。時刻t11において、目標レギュレート電圧Vtが第1レギュレート電圧Vreg1に達し、これがステップS27で検知されるとステップS28へ進む。
ステップS28では、遅角量θxと切替閾値θrefとが比較され、依然として遅角量θxが切替閾値θrefを下回っていれば、目標レギュレート電圧Vtを第1レギュレート電圧Vreg1に維持したまま今回の昇圧制御を終了する。
なお、図6に破線で示したように、昇圧制御中の時刻t4で遅角量θxが減少し始めても、本実施形態では、昇圧制御が継続される。そして、昇圧制御が完了する時刻t5において、遅角量θxが切替閾値θrefを下回っていることがステップS18で検知されると前記ステップS22へ進み、上記と同様に降圧判断の手順を経て降圧制御が開始される。
同様に、降圧制御中に遅角量θxが増加し始めても、本実施形態では降圧制御が継続される。そして、降圧制御が完了する時刻において、遅角量θxが切替閾値θrefを上回っていることがステップS28で検知されると前記ステップS12へ進み、上記と同様に昇圧判断の手順を経て昇圧制御が開始される。
以上、上記の実施の形態で説明したように、本発明によれば、バッテリの充電残量が少ないときには、目標レギュレート電圧が常時よりも高い第2レギュレート電圧に設定されるので、発電機とバッテリとの間の線路抵抗による電圧降下があったとしても、バッテリの充電電圧を十分に高く維持できるので確実な充電が可能になり、またハーネスに変更や改良を加える必要がないので、設計の自由度が保たれる。従って、バッテリの容量低下を防止することができるので、アイドルストップ車両に適用したとしても、アイドルストップ後の再始動性が低下することを防止できる。
また、通電制御の遅角量が大きく、バッテリの充電残量が少ないと予測されるときにレギュレート電圧が高くなるので、バッテリを十分に充電できるようになる。
さらに、目標レギュレート電圧の第1レギュレート電圧から第2レギュレート電圧への切替が漸次的に行われるので、発電負荷の増大により運転者が感じる減速感的な異和感が緩和され、良好な走行フィーリングを維持できる。
さらに、通電制御の遅角量が所定時間以上継続して大きい場合には、目標レギュレート電圧が第2レギュレート電圧から第1レギュレート電圧へ減ぜられるので、バッテリの過充電を防止できる。
さらに、目標レギュレート電圧の第2レギュレート電圧から第1レギュレート電圧への切替が漸次的に行われるので、発電負荷の減少により運転者が感じる加速感的な異和感が緩和され、良好な走行フィーリングを維持できる。
さらに、発電機がエンジン始動機を兼ねため、発電コイルがスタータモータの特性を重視して設定されているために発電容量が十分に取れない場合でも、十分な発電量を確保できるようになるので特に効果的である。
特に、発電機がエンジン始動機を兼ねると、クランク軸に同軸でスタータモータが設けられるので始動性は素早くなり、アイドルストップからの再始動は良好であるが、減速機などでトルクを稼げない。このため、始動兼発電機ではスタータモータとしてのトルク特性が一層重要となり、発電側の特性が十分でないことも考えられ、クランク軸同軸の始動兼発電機において本発明は極めて有効となる。
さらに、レギュレート電圧を遅角量に基づいて設定できるので、レギュレート電圧の設定が容易になる。
8…ACGモータ,15…ロータ角度センサ,19…マグネットリング,35…ステータコイル,36…全波整流器,36a,36b,36c,36d,36e,36f…FET,42…電気負荷,47…発電制御部,47a…ドライバ,47b…充電残量推定部,47c…目標レギュレート電圧切替部,48…ハーネス,59…バッテリ

Claims (6)

  1. 所定の停止条件が満足されると停止し、所定の始動条件が満足されると再始動されるエンジン(1)と、
    前記エンジン(1)により駆動される交流発電機(8)と、
    前記交流発電機の出力を検出する発電電圧検出手段(43)と、
    前記交流発電機への通電を前記発電電圧に基づいて制御することで、前記交流発電機の出力を所定の目標レギュレート電圧の直流出力に制御する発電制御手段(47)と、
    前記直流出力をバッテリへ供給する結線手段(48)とを具備したアイドルストップ車両における発電制御装置において、
    前記発電制御手段(47)は、
    前記交流発電機の通電制御量に基づいてバッテリ(59)の充電残量を推定する充電残量推定手段(47b)と、
    前記目標レギュレート電圧を、前記充電残量の推定値が基準充電量よりも高ければ第1レギュレート電圧に設定し、基準充電量以下であれば前記第1レギュレート電圧よりも高い第2レギュレート電圧に設定する目標レギュレート電圧切替手段(47c)とを備え、
    前記発電制御手段(47)は、交流発電機(8)への通電角度を制御し、
    前記目標レギュレート電圧切替手段(47c)は、通電角度の遅角量が予め定められた基準値を所定時間だけ超えた場合に、前記目標レギュレート電圧を第1レギュレート電圧から第2レギュレート電圧に切り替えることを特徴とするアイドルストップ車両における発電制御装置。
  2. 前記第1レギュレート電圧から第2レギュレート電圧への切替が漸次的に行われることを特徴とする請求項に記載のアイドルストップ車両における発電制御装置。
  3. 前記目標レギュレート電圧切替手段は、通電角度の遅角量が予め定められた基準値を所定時間だけ下回った場合に、前記目標レギュレート電圧を第2レギュレート電圧から第1レギュレート電圧に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載のアイドルストップ車両における発電制御装置。
  4. 前記第2レギュレート電圧から第1レギュレート電圧への切替が漸次的に行われることを特徴とする請求項に記載のアイドルストップ車両における発電制御装置。
  5. 前記交流発電機(8)が、エンジン(1)のクランク軸に設けられている始動機を兼ねた発電機兼始動機であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のアイドルストップ車両における発電制御装置。
  6. 前記第1レギュレート電圧および第2レギュレート電圧は、前記交流発電機の遅角通電量により設定されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のアイドルストップ車両における発電制御装置。
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