JP5919994B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出することによって印刷を行う画像形成装置が記載されている。特許文献1に記載の画像形成装置では、走査方向に間隔をあけて配列された2つのプーリにベルトが巻き掛けられており、ベルトの2つのプーリの間に位置する部分にインクジェットヘッドを搭載したキャリッジが連結されている。これにより、プーリを回転させてベルトを走行させるとキャリッジが走査方向に移動する。このとき、キャリッジは、プレート(支持板)に設けられた摺動面に案内される。また、2つのプーリのうち一方のプーリは、プレートに設けられており、他方のプーリは、プレートに対して走査方向に移動可能となったプーリホルダ(ホルダ)に保持されている。プーリホルダは、スプリングにより、上記他方のプーリがベルトに押し付けられる向きに付勢されている。これにより、ベルトには、スプリングの付勢力に応じたテンションが付与される。
特開2002−21423号公報
特許文献1に記載の画像形成装置では、キャリッジを移動させる際に、ベルトのテンションが一時的に変わるが、このとき、プーリホルダは、プレートに対して固定されているわけではないので、ベルトのテンションとスプリングの付勢力が走査方向において釣り合うように、走査方向に移動する(いわゆるオートテンション)。そのため、元々ベルトに付与されているテンションが小さいと、ホルダの移動量が大きくなり、ベルトが緩んで、ベルトが走行しにくくなる虞がある。
ここで、スプリングの付勢力を大きくしてベルトに付与するテンションを大きくすれば、ベルトが緩んで、ベルトが走行しにくくなることはないが、この場合には、キャリッジを移動させるために、プーリを回転させるモータにかかる負担が大きくなる。そのため、大型のモータを使用する必要があり、装置の大型化につながる。
そこで、本発明の発明者は、特許文献1に記載の画像形成装置において、プーリホルダを、スプリングから受ける力と、ベルトから受ける力とが走査方向において釣り合う位置で、ボルトなどによってプレートに固定する方式(いわゆる固定テンション)を採用することを考えた。この場合には、キャリッジを移動させてベルトのテンションが変化したときでも、プーリホルダが移動することがないため、ベルトのテンションが小さくてもベルトの走行に影響が出ない。
しかしながら、この場合には、プーリホルダをプレートに固定する際に、プーリホルダの位置が、これらの積層方向と直交する面と平行な方向にずれてしまうと、そのズレがそれほど大きなものでなくても(例えば0.5mm程度)、ベルトに付与されるテンションが大きく変わってしまう。
本発明の目的は、プーリに巻き掛けられた、キャリッジを移動させるベルトに所定のテンションを付与するために、いわゆる固定テンションを採用する場合において、ベルトに所定のテンションを確実に付与することが可能な液体吐出装置を提供することである。
第1の発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを搭載しており、所定の走査方向に移動可能なキャリッジと、前記走査方向と平行な所定の第1平面上に配置された、軸方向が前記第1平面と直交する複数のプーリであって、少なくとも、第1プーリと、前記第1プーリとの2つの共通外接線のうち少なくとも一方が前記走査方向と平行となるように、前記第1プーリと前記走査方向に互いに離隔して配置された第2プーリとを含む複数のプーリと、前記第1プーリ及び前記第2プーリに外接するように前記複数のプーリに巻き掛けられているとともに、前記第1プーリと前記第2プーリとの前記共通外接線のうち、前記走査方向と平行な前記共通外接線上に位置する部分において前記キャリッジと連結された無端状のベルトと、前記複数のプーリのうちの1つである、前記ベルトに付与するテンションを調整するためのテンション調整プーリを保持しており、前記テンション調整プーリとともに前記第1平面と平行に移動可能なプーリホルダと、前記プーリホルダの一部分である固定部を挟む2枚のプレートと、前記固定部を前記2枚のプレートに固定する締結部材と、を備え、前記2枚のプレートは、前記固定部との積層方向と直交する第2平面と平行な方向に互いに相対移動できないようになっており、前記プーリホルダは、前記ベルトに所定のテンションを付与する位置に配置された状態で、前記固定部が前記2枚のプレートに固定されていることを特徴とする。
プーリホルダの固定部を、締結部材により1枚のプレートに固定すると、締結部材から固定部に、第2平面と平行な向きに力が作用し、この力によってプーリホルダが第2平面内でずれてテンション調整プーリの位置がずれてしまう。あるいは、締結部材によりプーリホルダの固定部を1枚のプレートに固定したときには、固定部には、締結部材から局所的に力が加えられることにより窪みができる。そのため、プーリホルダの位置の再調整を行う場合などに、締結部材による固定を解除し、その後、再度、締結部材による固定を行うときに、締結部材が上記窪みによって、それまであった位置に案内され、プーリホルダがそのときに締結部材から受ける力によって第2平面内でずれてしまう虞がある。
本発明では、プーリホルダが2枚のプレートに挟まれているため、締結部材から固定部に、第2平面と平行な向きの力は作用せず、第2平面と直交する方向の力のみが作用する。また、締結部材により固定部を2枚のプレートに固定したときに、固定部に上述したような窪みができない。これにより、上述したようなプーリホルダの固定時の位置ズレを防止することができる。その結果、プーリホルダの固定時におけるテンション調整プーリの位置ズレによるベルトから付与されるテンションの変動を防止することができ、確実に、ベルトに所定のテンションを付与することができる。
第2の発明に係る液体吐出装置は、第1の発明に係る液体吐出装置において、前記2枚のプレートは、前記キャリッジを摺動させることで前記キャリッジを前記走査方向に案内する、前記走査方向と平行な摺動面が設けられているとともに、前記複数のプーリのうち前記テンション調整プーリ以外の他のプーリの軸が固定された第1プレートと、前記第2平面と直交する方向に作用する力に対する変位量が前記第1プレートよりも大きい第2プレートとからなり、前記第2プレートが、前記締結部材の締結力によって前記第1プレート側に湾曲することで、前記摺動面及び前記他のプーリの軸に対して、前記第2平面と直交する方向に変位していることを特徴とする。
本発明によると、締結部材により固定部を第1、第2プレートに固定したときに、第2平面と直交する方向に作用する力に対する変位量が第1プレートよりも大きい第2プレートが、第1プレート側に湾曲して変形するため、固定部を第1、第2プレートとの間で強く挟むことができる。これにより、プーリホルダの第2の面内でのズレを確実に防止することができる。
また、締結部材により固定部を2枚のプレートに固定したときに、第2プレートよりも上記変位量が小さい第1プレートは変形しにくく、このように変形しにくい第1プレートに、摺動面やテンション調整プーリ以外のプーリの軸が配置されているため、締結部材により固定部を2枚のプレートに固定したときに、摺動面と複数のプーリの位置関係が変動しにくい。これにより、確実にベルトに所定のテンションを付与することができる。
第3の発明に係る液体吐出装置は、第2の発明に係る液体吐出装置において、前記第1平面と前記第2平面とが平行であることを特徴とする。
本発明によると、第1平面と第2平面とが平行であるため、第1、第2プレートの面方向が、プーリが配置される平面と平行になり、第1平面と直交する方向における装置のサイズを小さくすることができる。
第4の発明に係る液体吐出装置は、第2又は第3の発明に係る液体吐出装置において、前記固定部の前記第2プレート側の面には、前記締結部材による締結部分を含む部分に窪みが形成されていることを特徴とする。
本発明によると、固定部の第2プレート側の面に窪みが形成されていることにより、締結部材による締結前の状態で、固定部と第2プレートとの間に隙間ができる。したがって、締結部材により固定部を2枚のプレートに固定したときの第2プレートの変形した部分を、この隙間に受け入れることができる。
第5の発明に係る液体吐出装置は、第2〜第4のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記プーリホルダは、前記第1平面と平行な所定の一方向に移動可能となっているとともに、前記固定部が、前記一方向に前記第2プレートよりも外側へ飛び出しており、前記固定部の、前記第2プレートよりも外側へ飛び出した部分を含む前記一方向の端部には、前記第2プレート側の面に、前記一方向に沿って配列された複数の係合部が形成されており、前記第2プレートは、前記一方向の端部が、前記第1プレート側に湾曲して変形することにより前記複数の係合部のうちいずれかの係合部に係合し、前記プーリホルダの前記一方向への移動を規制していることを特徴とする。
本発明によると、第2プレートの一方向における端部が、プーリホルダの係合部に係合することにより、プーリホルダの一方向への移動が規制されるため、固定部を第1、第2プレートに固定した後、プーリホルダの位置が一方向にずれにくい。
第6の発明に係る液体吐出装置は、第5の発明に係る液体吐出装置において、前記締結部材は、前記第1プレート、前記固定部及び前記第2プレートを貫通しており、前記固定部に、前記締結部材が挿通された、前記一方向に長尺の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によると、第1プレート、固定部及び第2プレートを貫通する締結部材により、固定部を第1、第2プレートに固定する場合に、固定部に、締結部材が挿通される一方向に長尺の貫通孔を形成することにより、プーリホルダを、一方向における移動範囲の各位置で、第1、第2プレートに固定することができる。
第7の発明に係る液体吐出装置は、第6の発明に係る液体吐出装置において、前記複数の係合部は、前記貫通孔の長尺方向と直交する方向における前記貫通孔の両側にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
本発明によると、湾曲した第2プレートの先端部が、貫通孔の一方向と直交する方向における両側においてそれぞれ係合部と係合するため、固定後のプーリホルダの位置ズレを確実に防止することができる。
第8の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第7のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記テンション調整プーリを前記ベルトに押し付ける向きに前記プーリホルダを付勢する付勢手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液体吐出装置。
本発明によると、付勢手段から受ける力とベルトから受ける力とが、第1平面内でのプーリホルダの移動方向に釣り合う位置でプーリホルダを第1プレートに固定することで、プーリホルダを、ベルトに、付勢手段の付勢力に応じた所定のテンションを付与する位置で固定することができる。
第9の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第8のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記複数のプーリは、前記第1プーリ及び前記第2プーリの他に、前記第1プーリとの共通外接線が前記走査方向と交差する位置に配置されており、前記ベルトが外接する、モータと接続された駆動プーリとしての第3プーリと、前記ベルトの前記第2プーリと前記第3プーリとの間の部分の外側の面に押し付けられた、前記テンション調整プーリとしての第4プーリと、をさらに備えていることを特徴とする。
本発明によると、第1、第2プーリの他に、第1プーリとの共通外接線が走査方向と交差する位置に配置された駆動プーリとしての第3プーリと、ベルトの第2プーリと第3プーリとの間の部分の外側の面に押し付けられた、テンション調整プーリとしての第4プーリとを備えている場合に、プーリホルダの固定部を2枚のプレートに固定する際に、第4プーリが第1〜第3のプーリに対してずれることがないので、ベルトに確実に所定のテンションを付与することができる。
本発明によれば、プーリホルダが2枚のプレートに挟まれているため、締結部材から固定部に、第2平面と平行な向きの力は作用せず、第2平面と直交する方向の力のみが作用する。また、締結部材により固定部を2枚のプレートに固定したときに、固定部に上述したような窪みができない。これにより、上述したようなプーリホルダの固定時の位置ズレを防止することができる。その結果、プーリホルダの固定時におけるテンション調整プーリの位置ズレによるベルトから付与されるテンションの変動を防止することができ、確実に、ベルトに所定のテンションを付与することができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のキャリッジ及びガイドレールの構造を示す平面図である。 図2から、キャリッジのガイドレールよりも上にある部分を除いた図である。 図4の部分拡大図である。 (a)が図4に示す部分の斜視図であり、(b)が(a)の分解斜視図である。 図3のVI−VI線断面図である。 (a)が図3のA−A線断面図、(b)が図3のB−B線断面図である。 平面視でのプーリホルダと、プーリホルダが取り付けられるフレームの孔との位置関係を示す図である。 プーリホルダを、下側にプレートがない状態でガイドレールに固定した場合の、固定部の下面の図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、以下では、図1に示すように走査方向の右側及び左側を定義するとともに、図1の紙面垂直方向を上下方向として説明を行う。
図1に示すように、本実施の形態に係るプリンタ1は、キャリッジ2、インクジェットヘッド3、用紙搬送ローラ4などを備えている。キャリッジ2は、プリンタ本体1aに設けられた2本のガイドレール5、6に沿って走査方向に移動可能となっており、後述の移動機構11を駆動したときに走査方向に往復移動する。インクジェットヘッド3は、キャリッジ2のガイドレール5とガイドレール6との間に位置する部分に搭載されており、その下面に形成された複数のノズル10からインクを吐出する。用紙搬送ローラ4は、記録用紙Pを走査方向と直交する紙送り方向に搬送する。
そして、プリンタ1においては、用紙搬送ローラ4によって紙送り方向に搬送される記録用紙Pに、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動するインクジェットヘッド3からインクを吐出することによって、記録用紙Pに印刷を行う。また、印刷が完了した記録用紙Pは用紙搬送ローラ4によって排出される。
次に、キャリッジ2、ガイドレール5、6、及び、キャリッジ2を移動させる移動機構11などの構成について、図2〜図8を用いて詳細に説明する。ただし、図8では、後述するプーリホルダ27のうち、点線で記載すべき部分のうちの一部の図示を省略している。
ガイドレール5、6は、走査方向及び紙送り方向をその面方向とし、走査方向を長手方向とする、略矩形の金属材料などからなる板状体が、紙送り方向に関する両端部において折り曲げられることによって形成されたものである。より詳細に説明すると、ガイドレール5は、紙送り方向に関する両端部が、それぞれ、上側に折り曲げられ、さらに、当該折り曲げ部分よりも外側の部分が紙送り方向の外側に折り曲げられている。そして、ガイドレール5は、紙送り方向に関する略中央部において、キャリッジ2の紙送り方向上流側の端部を下方から支持している。
一方、ガイドレール6(第1プレート)は、紙送り方向上流側の端部が、上側に折り曲げられているとともに、紙送り方向下流側の端部が、上側に折り曲げられ、さらに、当該折り曲げ部分のよりも外側の部分が紙送り方向の外側に折り曲げられている。そして、ガイドレール6は、キャリッジ2の紙送り方向下流側の端部を下方から支持している。また、折り曲げられることによって上下方向に延びたガイドレール6の紙送り方向上流側の端部の紙送り方向下流側の面、及び、折り曲げられることによって上下方向に延びたガイドレール6の紙送り方向下流側の端部の紙送り方向上流側の面が、それぞれ、走査方向に延びた摺動面6a1、6a2となっている。
キャリッジ2は、紙送り方向から摺動面6a1、6a2と接触するように配置されており、摺動面6a1、6a2と摺動することで走査方向に移動可能となっている。
移動機構11は、3つのプーリ21〜23、モータ24、ベルト25、テンションプーリ26、プーリホルダ27などを備えている。
プーリ21(第1プーリ)は、ガイドレール6の上面(第1平面)の右端部に配置されている。プーリ22(第2プーリ)は、ガイドレール6の上面の左端部に配置されている。すなわち、プーリ21とプーリ22とは、走査方向に互いに離隔して配置されている。また、プーリ21とプーリ22とは、紙送り方向に関して同じ位置にあり、プーリ21とプーリ22の一方の共通外接線L1が走査方向と平行となっている。
プーリ23(第3プーリ)は、その周方向に沿って複数の歯が形成された歯付きのプーリであり、ガイドレール6の上面の、プーリ21から紙送り方向下流側にずれた位置に配置されている。これにより、プーリ23は、プーリ21との共通外接線L2が走査方向と交差する位置に配置されている。モータ24は、ガイドレール6の下側に配置されており、モータ24のシャフト24aがプーリ23に直接連結されている。ここで、ガイドレール6よりも下側に配置されたモータ24は、シャフト24aが、ガイドレール6のプーリ23と対向する部分に形成された貫通孔6bを通してガイドレール6よりも上側まで引き出されて、プーリ23に連結されている。
ベルト25は、無端状のベルトであり、プーリ21〜23に外接するように、プーリ21〜23に巻き掛けられている。プーリ21〜23に巻き掛けられたベルト25のうち、プーリ21とプーリ22との共通外接線L1上に位置する部分25aには、キャリッジ2に設けられたベルトグリップ2aが取り付けられている。これにより、キャリッジ2がベルト25に固定されている。
また、ベルト25は、その内周面に沿って図示しない複数の歯が形成された歯付きのベルトであり、ベルト25の歯が、プーリ23の歯と係合している。これにより、モータ24を駆動してプーリ23を回転させると、ベルト25が回転し、このとき、プーリ21、22がベルト25との摩擦力で連れ回りする。そして、ベルト25が回転すると、部分25aが走査方向に移動し、これにより、部分25aに取り付けられたキャリッジ2が走査方向に移動する。
テンションプーリ26(テンション調整プーリ、第4プーリ)は、ガイドレール6の上面の、走査方向に関してプーリ21、23のすぐ左側であって、紙送り方向に関してプーリ21とプーリ23との間の位置に配置されている。テンションプーリ26は、ベルト25のプーリ22とプーリ23との間の部分25bの外側の面に位置する接触部分25b1に接触しており、ベルト25の部分25bを屈曲させている。これにより、上記接触部分25b1が、プーリ21とプーリ23との共通外接線L3よりも内側に位置している。また、屈曲されたベルト25の部分25bのうち、接触部分25b1とプーリ22との間の部分25b2が走査方向とほぼ平行になっており、接触部分25b1とプーリ23との間の部分25b3が、紙送り方向とほぼ平行となっている。
プーリホルダ27は、例えば、グラスファイバーを混ぜた合成樹脂材料など、上下方向に変形しにくい材料によって形成されており、ガイドレール6に形成された略矩形の貫通孔6cを通して、ガイドレール6の上下にまたがるように配置されている。プーリホルダ27のガイドレール6よりも上側に位置する部分(図7の二点鎖線で示す部分)のうち貫通孔6bと対向する部分に、プーリ保持部31が設けられている。プーリ保持部31には、テンションプーリ26を支持するシャフト26aが固定されており、これにより、テンションプーリ26がプーリ保持部31に保持されている。
また、プーリホルダ27のガイドレール6よりも上側に位置する部分には、プーリ保持部31の紙送り方向下流側に、貫通孔6bと対向しない位置まで延びたアーム32が設けられているとともに、プーリ保持部31の左側に、貫通孔6bと対向しない位置まで延びた部分33が設けられている。
プーリホルダ27の貫通孔6c内に位置する部分(図7の太線で示す部分)には、紙送り方向下流側の端に、紙送り方向下流側に突出した突起34が設けられている。突起34は、貫通孔6cの紙送り方向下流側の壁面6c1に接触している。壁面6c1は走査方向に延びている。
また、プーリホルダ27のガイドレール6よりも下側に位置する部分は、走査方向に関して、貫通孔6cの左右にまたがって連続的に延びている。また、このうち、貫通孔6cよりも右側に位置する固定部35は、その右端部がガイドレール6の右端よりも右側(外側)に飛び出している。また、固定部35には、その右端部に走査方向に長尺の貫通孔35aが形成されている。これに対応して、ガイドレール6の貫通孔35aと対向する部分には、略円形の貫通孔6dが形成されている。また、固定部35は、走査方向に延びた紙送り方向下流側の端面35bが、モータ24の、シャフト24aを支持するためのシャフト支持部24bの外周面と接触している。
また、固定部35の下面には、貫通孔35aを含む領域に窪み35cが形成されている。また、窪み35cの表面(固定部35の下面)には、図7に示すように、貫通孔35aの紙送り方向における両側に、それぞれ、走査方向に沿って等間隔C(例えば、1mm程度)に配列された複数の係合部35dが形成されている。複数の係合部35dは、それぞれ、窪み35cの表面からさらに窪んでおり、右側の壁面35d1が上下方向に延びているとともに、左側にいくほど下方に位置するように走査方向及び上下方向に対して傾斜して延びた壁面35d2が、壁面35d1の上側(窪み35cの表面と反対側)の端と、窪み35cの表面とを接続している。
また、貫通孔35aの紙送り方向上流側の係合部35dと下流側の係合部35dとは、係合部35dの間隔の半分の長さC/2だけ(例えば、0.5mm程度)、走査方向に互いにずれて配置されている。これにより、固定部35の下面には、係合部35dの紙送り方向上流側及び下流側における配列間隔の半分の間隔C/2で、貫通孔35aの紙送り方向上流側及び下流側のいずれかに係合部35dが配置されている。
また、プーリホルダ27のガイドレール6よりも下側に位置する部分の左端部に位置する部分36は、平面視で、上述の部分33と重なっており、部分33と部分36とによってガイドレール6を上下方向から挟んでいる。
以上のような構成のプーリホルダ27は、上述したように、突起34が貫通孔6cの壁面6c1と接触するとともに、固定部35の端面35bがモータ24のシャフト支持部24bと接触している。これにより、プーリホルダ27は、紙送り方向下流側に移動することが規制されている。一方、図4からわかるように、ベルト25を屈曲させるテンションプーリ26及びこれを保持するプーリホルダ27には、ベルト25から左向き及び紙送り方向下流側に向かう方向に力が加わっているため、突起34が壁面6c1に押し付けられるとともに、端面35bがシャフト支持部24bの外周面に押し付けられる。したがって、プーリホルダ27及びこれに保持されたテンションプーリ26は、壁面6c1に沿って走査方向(一方向)にのみ移動可能となっている。
プーリホルダ27の下側には、プレート28(第2プレート)が設けられており、上述のモータ24は、プレート28よりも下側に配置されている。プレート28は、金属材料などからなる略矩形の板状体であり、プーリホルダ27のガイドレール6よりも下側に位置する部分が配置されている位置よりも左側の部分において、図示しないボルトなどによってガイドレール6に固定されており、ガイドレール6とプレート28とは、水平面(第2平面)内でガイドレール6に対して相対移動できないようになっている。また、プレート28の右端はガイドレール6の右端よりも左側にあり、ガイドレール6よりも右側に飛び出した固定部35は、プレート28よりも右側に飛び出している。
プレート28のプーリ23と重なる部分には、略円形の貫通孔28aが形成されており、モータ24のシャフト支持部24bが、貫通孔28aを通ってプレート28よりも上側に引き出されている。
また、プレート28には、その右端部に、ガイドレール6の右端部との間でプーリホルダ27の固定部35を上下に挟むように配置された、固定部35を取り付けるための取付部28bが設けられている。取付部28bは、全体として、プレート28のこれよりも走査方向の左側の部分と比べて紙送り方向における幅が狭くなっている。さらに、取付部28bの基端部には、紙送り方向の両端部に切り欠き28cが形成されており、これにより、取付部28bは、切り欠き28cが形成された基端部において、さらに紙送り方向における幅が狭くなっている。
また、取付部28bには、貫通孔35a、6dと対向する部分に、略円形の貫通孔28dが形成されている。貫通孔6d、35a、28dには、ボルト41aが挿通されており、ボルト41aと、ボルト41aの先端部に取り付けられたナット41bとにより、プーリホルダ27の固定部35が、ガイドレール6との右端部とプレート28の取付部28bとに挟まれた状態で、ガイドレール6及びプレート28に固定されている。なお、本実施の形態では、ボルト41aとナット41bとを合わせたものが、本発明に係る締結部材に相当する。
このとき、取付部28bは、上述したように、全体として紙送り方向の幅が狭くなっているとともに、切り欠き28cが形成されることによって、その基端部の紙送り方向における幅がさらに狭くなっているため、ガイドレール6に比べて上下方向(第2平面と直交する方向)に作用する力に対する変位量が大きくなっている。したがって、ボルト41aとナット41bで固定部35をガイドレール6及びプレート28の取付部28bに固定したときに、ガイドレール6はほとんど変形せず、プレート28の取付部28bがガイドレール6側に湾曲して上方に変位する。これにより、プーリホルダ27の固定部35が、ガイドレール6の右端部とプレート28の取付部28bとに強く挟まれて、これらに固定される。
また、このとき、湾曲した取付部28bは、固定前に、窪み35cによって固定部35と取付部28bとの間にできる隙間に受け入れられ、取付部28bの右端部が、貫通孔35aの紙送り方向上流側に形成された複数の係合部35dのうちの1つ、及び、貫通孔35aの紙送り方向下流側に形成された複数の係合部35dのうちの1つにそれぞれ係合する。これにより、固定されたプーリホルダ27の走査方向への移動が規制される。
また、プレート28には、プーリホルダ27よりも左側であって、紙送り方向に関して、ベルト25の部分25b2よりも下流側で、且つ、プーリ23の軸よりも上流側(部分25b2と、プーリ23の軸を通り、且つ、走査方向と平行な平面との間)に位置する部分に、プレート28の上方に延びたバネ取付部51及びフィルム取付部52が設けられている。ガイドレール6のバネ取付部51及びフィルム取付部52と重なる部分には、それぞれ、貫通孔6e、6fが形成されており、バネ取付部51及びフィルム取付部52は、貫通孔6e、6fを通って、ガイドレール6よりも上側まで延びている。
バネ取付部51には、ねじりバネ42が取り付けられている。ねじりバネ42は、その下端部がガイドレール6に支持されているとともに、その上端部が、プーリホルダ27のガイドレール6よりも上側の部分のうち、テンションプーリ26よりも左側且つ下側の部分と接触している。これにより、ねじりバネ42は、プーリホルダ27を右側、すなわち、走査方向に関してプーリ21、23に近づける方向に付勢している。
ここで、プーリホルダ27は、上述したように、ボルト41aとナット41bによってガイドレール6及びプレート28に固定されているが、このときのプーリホルダ27の位置について説明する。プリンタ1の製造時に、プーリホルダ27及びねじりバネ42が組み付けられると、走査方向に移動可能なプーリホルダ27は、走査方向に関して、ベルト25のテンションによりプーリホルダ27に作用する力F1と、ねじりバネ42の付勢力によりプーリホルダ27に作用する力F2とが釣り合う位置に配置された状態となる。これにより、ベルト25に付与されるテンションがねじりバネ42の付勢力に応じた大きさに調整される。そして、プーリホルダ27は、この状態で、ボルト41aによってガイドレール6の下面に固定される。したがって、ねじりバネ42の付勢力は、組み付け時の付勢力に固定される(いわゆる固定テンション)。
そして、このようにプーリホルダ27を組み付け時の位置に固定しているため、ベルト25を走行させてキャリッジ2を移動させたときに、ベルト25のテンションが変動しても、特許文献1のようにオートテンションを採用した場合とは異なり、プーリホルダ27が走査方向に移動することはない。したがって、ベルト25のテンションが小さい場合でも、ベルト25が歯飛びしてしまう(ベルトが走行しにくくなる)のを防止することができる。
また、ガイドレール6の左端部には、フィルム取付部52と走査方向に重なる部分に、フィルム取付部53が設けられている。2つのフィルム取付部52、53の間には、走査方向に延びたエンコーダフィルム43が配置されており、エンコーダフィルム43の右端部及び左端部が、それぞれ、フィルム取付部52、53に取り付けられている。
また、ガイドレール6の左端部には、バネ取付部54が設けられており、バネ取付部54には、ねじりバネ37が取り付けられている。ねじりバネ37は、その下端部が、ガイドレール6に支持されているとともに、その上端部がエンコーダフィルム43の左端部に取り付けられており、エンコーダフィルム43を左側に引っ張っている。これにより、エンコーダフィルム43はたるむことなく、走査方向に延びている。
エンコーダフィルム43は、走査方向に沿って図示しない複数のスリットが形成されたフィルムである。一方、キャリッジ2には、エンコーダフィルム43の紙送り方向下流側の面と対向する部分に位置検出素子12が設けられている。そして、位置検出素子12でエンコーダフィルム43のスリットを検出することによって、キャリッジ2の位置を検出することができるようになっている。
また、2つのフィルム取付部52、53の間には、紙送り方向に関してベルト25の部分25b2とエンコーダフィルム43との間に位置する部分に、走査方向に延びた保護フィルム44が配置されており、保護フィルム44の右端部及び左端部が、それぞれ、フィルム取付部52、53に取り付けられている。
また、ガイドレール6の上面の、バネ取付部51のすぐ左側の部分には、バネ取付部55が設けられており、バネ取付部55には、ねじりバネ38が取り付けられている。ねじりバネ38は、その下端部がガイドレール6に支持されているとともに、その上端部が保護フィルム44の右端部に取り付けられており、保護フィルム44を右側に引っ張っている。これにより、保護フィルム44はたるむことなく、走査方向に延びている。
以上に説明した実施の形態によると、プーリホルダ27の固定部35が、ガイドレール6とプレート28の取付部28bとに挟まれた状態で、ボルト41aとナット41bとによってガイドレール6及びプレート28に固定されているため、プーリホルダ27の固定時に、プーリホルダ27及びこれに保持されたテンションプーリ26が、走査方向及び紙送り方向と平行な平面内で位置ズレしてしまうのを防止することができる。
より詳細に説明すると、本実施の形態と異なり、例えば、固定部35の下方に取付部28bがない状態で、固定部35がガイドレール6に固定されるとすると、図9(a)に示すように、ボルト41a及びナット41bでこれらを固定するときに、ボルト41aから、固定部35の貫通孔35aの紙送り方向における壁面のうち、ボルト41aとの接触部分35a1に走査方向の力が加わり、この力によってプーリホルダ27の走査方向の位置がずれてしまう虞がある。
また、このとき、固定部35の下面は、ナット41bによって直接押さえつけられることになるので、図9(b)に示すように、固定部35の下面のナット41bに押さえつけられた部分には窪みDができてしまう。そのため、ベルト25に付与されるテンションを再調整するために、ボルト41aとナット41bによる固定を解除し、プーリホルダ27を別の位置で、固定しようとしたときに、図9(c)に矢印で示すように、ナット41bが窪みDに案内されることで、再調整前の位置に移動しようとする。このときに固定部35が窪みDにおいてナット41bから受ける力によって走査方向に位置ズレしてしまう虞がある。なお、図9(b)、(c)では、貫通孔35aと区別しやすくするために、窪みDにハッチングを付している。
そして、プーリホルダ27の位置ズレによってテンションプーリ26が走査方向にずれてしまうと、ベルト25に付与されるテンションが大きく変わってしまう。例えば、テンションプーリ26が0.5mm程度ずれただけでも、ベルト25に付与されるテンションは大きく変わってしまう。なお、この場合は、取付部28bがないため、図9(a)〜(c)に示すように、固定部35の下面に、湾曲する取付部28bを受け入れる隙間を形成するための窪み35cや、取付部28bの先端部が係合する係合部35dは形成されていない。
これに対して、本実施の形態では、固定部35がガイドレール6とプレート28の取付部28bとに挟まれているため、ボルト41aから固定部35に水平方向の力が作用することがない。また、ボルト41aの頭部41a1やナット41bによって固定部35が局所的に押さえつけられることがないため、固定部35に上述したような窪みDができることもない。
したがって、固定部35をガイドレール6及びプレート28の取付部28bに固定する際に、プーリホルダ27に上述したような位置ズレが生じてしまうことがない。これにより、プーリホルダ27及びテンションプーリ26は、プーリホルダ27においてねじりバネ42から受ける力とベルト25から受ける力とが走査方向に釣り合う位置で固定され、確実に、ベルト25に所定のテンションが付与される。
また、プレート28の取付部28bは、全体として紙送り方向における幅が狭くなっており、さらに、切り欠き28cが形成されていることにより、基端部においてさらに紙送り方向の幅が狭くなっている。これにより、取付部28bは、ガイドレール6に比べて、上下方向の力に対する変位量が大きくなっている。したがって、上述したように、固定部35をガイドレール6及びプレート28に固定したときに、取付部28bがガイドレール6側に湾曲し、固定部35がガイドレール6と取付部28bとに強く挟まれる。これにより、プーリホルダ27の水平面内での位置ズレを確実に防止することができる。
また、このとき、ガイドレール6はほとんど変形しないため、プーリホルダ27のガイドレール6及びプレート28への固定時に、プーリホルダ27に保持されたテンションプーリ26と、他のプーリ21〜23及び摺動面6b1、6b2との位置関係はほとんど変動しない。したがって、確実に、ベルト25に所定のテンションを付与することができる。
また、このとき、固定部35の下面には窪み35cが形成されており、固定前の状態で、固定部35と取付部28bとの間に隙間ができているため、固定時に湾曲したプレート28の取付部28bをこの隙間に受け入れることができる。
さらに、窪み35cの表面には、走査方向に配列された複数の係合部35dが形成されており、湾曲した取付部28bの先端部が、係合部35dに係合する。これにより、固定部35の走査方向への移動が規制され、固定後のプーリホルダ27の走査方向への位置ズレを防止することができる。
このとき、上述したように、貫通孔35aの紙送り方向の上流側及び下流側にそれぞれ係合部35dが形成されており、固定部35は、貫通孔35aの紙送り方向における両側において走査方向への移動が規制されるため、プーリホルダ27の走査方向への位置ズレを確実に防止することができる。
さらに、このとき、固定部35は、取付部28bの先端部が係合部35d内で移動可能な範囲で位置ズレし得るが、貫通孔35aの紙送り方向上流側の係合部35dと下流側の係合部35dとは、係合部35dの間隔Cの約半分の長さC/2だけずれて配置されているため、固定部35の走査方向への位置ズレ範囲を、係合部35dの間隔よりも小さくすることができる。
具体的に説明すると、例えば、貫通孔35aの紙送り方向上流側及び下流側の係合部35dの間隔Cがそれぞれ1mmであるとした場合、本実施の形態とは異なり、貫通孔35aの紙送り方向上流側の係合部35dと下流側の係合部35dとが走査方向に関して同じ位置に配置されているとすると、固定部35は、1mm以下の範囲で走査方向に位置ズレし得る。これに対して、本実施の形態では、貫通孔35aの紙送り方向上流側の係合部35dと下流側の係合部35dとが走査方向に0.5mmずれて配置されているとすると、固定部35は、0.5mm以下の範囲でのみ位置ズレし得る。
また、本実施の形態では、プーリ21〜23の軸が配置される平面(第1平面)と、ガイドレール6、固定部35及びプレート28の積層方向と直交する平面(第2平面)とが、ともに水平で互いに平行であるため、これら2つの平面が交差している場合と比較して、プリンタ1の高さを低くすることができる。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成を有するものについては、適宜その説明を省略する。
上述の実施の形態では、固定部35がガイドレール6及びプレート28に固定された後も、ねじりバネ42が取り付けられたままとなっていたが、固定部35をガイドレール6及びプレート28に固定した後、ねじりバネ42を取り外してもよい。あるいは、ねじりバネ42を設けずに、プーリホルダ27を、専用の治具などによりベルト25に所定のテンションを付与する位置に位置合わせした状態で、ガイドレール6及びプレート28に固定してもよい。
また、上述の実施の形態では、貫通孔35aの紙送り方向における両側に、それぞれ、複数の係合部35dが設けられており、貫通孔35aの紙送り方向上流側の係合部35dと下流側の係合部35dとが、走査方向に互いにずれて配置されていたが、これには限られない。貫通孔35aの紙送り方向上流側の係合部35dと下流側の係合部35dとが、走査方向において同じ位置に配置されていてもよい。
また、貫通孔35aの紙送り方向における両側に、それぞれ、複数の係合部35dが設けられていることにも限られず、貫通孔35aの紙送り方向における上流側及び下流側のいずれか一方にのみ、複数の係合部35dが設けられていてもよい。さらには、例えば、固定部35の下面の貫通孔35aの走査方向右側の部分など、固定部35の下面の、貫通孔35aの紙送り方向における上流側及び下流側の以外の部分に係合部35dが形成されていてもよい。
さらには、固定部35の下面に係合部35dが形成されていなくてもよい。上述したように、プレート28の取付部28bがガイドレール6側に湾曲することで、固定部35は、ガイドレール6と取付部28bとによって強く挟まれるため、係合部35dがないとしても、固定後に固定部35の位置が走査方向にほとんどずれることはない。また、この場合には、固定部35は、プレート28の取付部28bよりも走査方向の外側(右側)に飛び出している必要もない。
また、上述の実施の形態では、固定部35の下面に窪み35cが形成されることで、固定前の状態で、固定部35と取付部28bとの間に、固定時に湾曲した取付部28bを受け入れるための隙間が形成されるようになっていたが、窪み35cは形成されていなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、ガイドレール6、固定部35及びプレート28の取付部28bを貫通するように延びたボルト41aとボルト41aに取り付けられるナット41bとによって、固定部35がガイドレール6及びプレート28に固定されており、これに対応して、プーリホルダ27を走査方向の各位置でガイドレール6及びプレート28に固定可能とするために、固定部35に走査方向に長尺の貫通孔35aが形成されていたが、これには限られない。
例えば、ガイドレール6、固定部35及びプレート28の取付部28bを貫通するように延びたリベットなどによって、固定部35がガイドレール6及びプレート28の取付部28bに固定されていてもよい。あるいは、貫通孔6d、35a、28dなどが設けられておらず、板バネなどによって、互いに積層されたガイドレール6、固定部35及びプレート28の取付部28bを、上下から押さえつけることによって、固定部35をガイドレール6及びプレート28の取付部28bに固定してもよい。なお、これらの場合には、リベットや板バネが本発明に係る締結部材に相当する。
また、上述の実施の形態では、プーリ21〜23の軸がガイドレール6の上面に固定されているのに対して、プーリホルダ27の固定部35がガイドレール6の下面とプレート28の取付部28bの上面とに挟まれていることにより、プーリ21〜23の軸が固定された平面(第1平面)と、ガイドレール6、固定部35及び取付部28aの積層方向と直交する平面(第2平面)とが平行になっていたが、これには限られない。
例えば、取付部28bをガイドレール6の上面及び下面以外の面に固定する場合には、当該面はプーリ21〜23の軸が固定された面と平行でなくてもよい。すなわち、第1平面と第2平面とは平行でなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、プーリホルダ27が、固定前の状態で、走査方向にのみ移動可能となっていることで、ベルト25に付与するテンションを調整できるようになっていたが、これには限られない。例えば、プーリ21〜23の軸が設けられたガイドレール6の上面と平行な別の方向に移動可能となっていることで、ベルト25に付与するテンションを調整できるようになっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、取付部28bは、全体として紙送り方向の幅が狭くなっており、さらに、切り欠き28cが形成されていることで基端部における紙送り方向の幅が狭くなっていることにより、上下方向の力に対する変位量が大きく、固定時に湾曲しやすくなっていたが、これには限られない。例えば、取付部28bの厚みを薄くしたり、プレート28をガイドレールよりもヤング率の低い材料によって構成したりすることで、取付部28bを湾曲させやすくしてもよい。
また、上述の実施の形態では、プレート28が、取付部28b以外の部分において図示しないボルトによってガイドレール6に固定されていることで、ガイドレール6とプレート28とが、これらと固定部35との積層方向と直交する平面(第2平面)に平行な方向に相対移動しないようになっていたが、これには限られない。例えば、ガイドレール6とプレート28とが、1つの部材によって形成されていることによって、ガイドレール6とプレート28とが第2平面内で相対移動しないようになっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、摺動面6b1、6b2や、プーリ21〜23の軸が設けられたガイドレール6とプレート28との間で固定部35を挟むようにしていたが、これには限られない。例えば、ガイドレール6及びプレート28とは別の2枚のプレートで固定部35を挟んでもよい。この場合でも、2枚のプレートが、これらの積層方向と直交する平面(第2平面)と平行な方向に相対移動できないようになっていれば、固定部35を2枚のプレートに固定する際に、プーリホルダ27が2枚のプレートに対して、第2平面内で位置ズレすることがない。したがって、固定前と固定後で、2枚のプレートのうち一方のプレートと、摺動面6b1、6b2及びプーリ21〜23との位置関係が保持されるようになっていれば、確実に、ベルト25に所定のテンションを付与することができる。
また、上述の実施の形態では、ベルト25の外側の面に押し付けられたテンションプーリ26が、プーリホルダ27に保持されていることで、固定前の状態で走査方向に移動可能となっていたが、これには限られない。例えば、ベルト25が外接するように巻き掛けられたプーリ21〜23のいずれかが、プーリホルダ27に保持されていることで、固定前の状態で走査方向に移動可能となっていてもよい。さらには、ベルト25が4つのプーリ21〜23、26に掛けられていることにも限られず、例えば、ベルト25が第1プーリ21と第2プーリ22とにのみ掛けられており、第1プーリ21又は第2プーリ22のいずれか一方がプーリホルダによって保持された構成であってもよい。
また、以上では、インクを吐出することによって印刷を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られず、インク以外の液体を吐出するプリンタ以外の液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。
1 プリンタ
2 キャリッジ
3 インクジェットヘッド
6 ガイドレール
21〜23 プーリ
25 ベルト
26 テンションプーリ
27 プーリホルダ
28 プレート
35 固定部
35b 貫通孔
35c 窪み
35d 係合部
41a ボルト
41b ナット

Claims (9)

  1. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを搭載しており、所定の走査方向に移動可能なキャリッジと、
    前記走査方向と平行な所定の第1平面上に配置された、軸方向が前記第1平面と直交する複数のプーリであって、少なくとも、第1プーリと、前記第1プーリとの2つの共通外接線のうち少なくとも一方が前記走査方向と平行となるように、前記第1プーリと前記走査方向に互いに離隔して配置された第2プーリとを含む複数のプーリと、
    前記第1プーリ及び前記第2プーリに外接するように前記複数のプーリに巻き掛けられているとともに、前記第1プーリと前記第2プーリとの前記共通外接線のうち、前記走査方向と平行な前記共通外接線上に位置する部分において前記キャリッジと連結された無端状のベルトと、
    前記複数のプーリのうちの1つである、前記ベルトに付与するテンションを調整するためのテンション調整プーリを保持しており、前記テンション調整プーリとともに前記第1平面と平行に移動可能なプーリホルダと、
    前記プーリホルダの一部分である固定部を挟む2枚のプレートと、
    前記固定部を前記2枚のプレートに固定する締結部材と、を備え、
    前記2枚のプレートは、前記固定部との積層方向と直交する第2平面と平行な方向に互いに相対移動できないようになっており、
    前記プーリホルダは、前記ベルトに所定のテンションを付与する位置に配置された状態で、前記固定部が前記2枚のプレートに固定されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記2枚のプレートは、
    前記キャリッジを摺動させることで前記キャリッジを前記走査方向に案内する、前記走査方向と平行な摺動面が設けられているとともに、前記複数のプーリのうち前記テンション調整プーリ以外の他のプーリの軸が固定された第1プレートと、
    前記第2平面と直交する方向に作用する力に対する変位量が前記第1プレートよりも大きい第2プレートとからなり、
    前記第2プレートが、前記締結部材の締結力によって前記第1プレート側に湾曲することで、前記摺動面及び前記他のプーリの軸に対して、前記第2平面と直交する方向に変位していることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1平面と前記第2平面とが平行であることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記固定部の前記第2プレート側の面には、前記締結部材による締結部分を含む部分に窪みが形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記プーリホルダは、前記第1平面と平行な所定の一方向に移動可能となっているとともに、前記固定部が、前記一方向に前記第2プレートよりも外側へ飛び出しており、
    前記固定部の、前記第2プレートよりも外側へ飛び出した部分を含む前記一方向の端部には、前記第2プレート側の面に、前記一方向に沿って配列された複数の係合部が形成されており、
    前記第2プレートは、前記一方向の端部が、前記第1プレート側に湾曲して変形することにより前記複数の係合部のうちいずれかの係合部に係合し、前記プーリホルダの前記一方向への移動を規制していることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の液体吐出装置。
  6. 前記締結部材は、前記第1プレート、前記固定部及び前記第2プレートを貫通しており、
    前記固定部に、前記締結部材が挿通された、前記一方向に長尺の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記複数の係合部は、前記貫通孔の長尺方向と直交する方向における前記貫通孔の両側にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
  8. 前記テンション調整プーリを前記ベルトに押し付ける向きに前記プーリホルダを付勢する付勢手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液体吐出装置。
  9. 前記複数のプーリは、前記第1プーリ及び前記第2プーリの他に、
    前記第1プーリとの共通外接線が前記走査方向と交差する位置に配置されており、前記ベルトが外接する、モータと接続された駆動プーリとしての第3プーリと、
    前記ベルトの前記第2プーリと前記第3プーリとの間の部分の外側の面に押し付けられた、前記テンション調整プーリとしての第4プーリと、をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液体吐出装置。
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