JP5916643B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明はナースコールシステムに関し、詳しくはナースコール子機による呼び出しに応答するために看護師が携行する携帯端末を具備したナースコールシステムに関する。
ナースコールシステムは、ベッド毎に設置されたナースコール子機からの呼び出しに対して看護師がナースステーションに居なくても応答することができるように、ナースコール子機による呼び出しが発生したら報音通知して応答が可能な携帯端末を看護師に携行させる構成が普及している(例えば、特許文献1参照)。
こうして個々の看護師に患者からの呼び出しを通知する構成には、看護師の看護形態により主に次の2通りがある。まず、患者毎に担当看護師が設定されているプライマリーナーシングに対しては、最初に呼出元の患者を担当している看護師に対して呼び出しが通知され、応答が無ければ引き続き他の複数の携帯端末も含む呼び出しにスライドするプライマリーナーシング呼出が行われる。一方、個々の患者の担当が複数の看護師から成るチームで設定されたチームナーシングでは、最初に担当看護師チームが呼び出され、応答がなければ他の看護師チームに呼び出しがスライドするチームナーシング呼出が実施される(例えば、非特許文献1参照)。
特開2000−107240号公報
アイホン株式会社ホームページ、[平成25年1月9日検索]、インターネット<URL:http://www.aiphone.co.jp/products/medical_welfare/medical/nfx-pc/>
しかしながら、上記従来のプライマリーナーシング呼出及びチームナーシング呼出は、担当看護師等の最初の呼出動作と、その後のチーム等の呼出時間が同一に設定されているため、結果として最初の呼出時間が長く設定されていた。そのため、担当看護師或いは担当看護師チームが対応できるフロアに居なかったり、他の患者の処置により応答できない状況で呼び出しが発生した場合は、その後のチーム等に呼び出しがスライドするまでの間応答することができず、応答するまでに時間を要する場合があり、スムーズな看護業務ができない場合があった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、最初の担当看護師のみ或いは担当看護師チームのみを呼び出す時間を短くすることで、ナースコール子機からの呼び出しに対する看護師の応答時間の短縮を図ったナースコールシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、ベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出して通話するためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されてナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、看護師が携行してナースコール子機からの呼び出しに応答するための複数の携帯端末と、ナースコール子機、ナースコール親機、携帯端末の間の通信を制御する制御機とを有するナースコールシステムにおいて、看護師と患者を関連付けた担当看護師テーブル記憶部と、個々の看護師に対して複数の看護師を関連付けて記憶したスライド呼出記憶部と、患者とナースコール子機の関係を記憶する患者位置記憶部と、携帯端末と看護師との関係を記憶する携帯端末テーブル記憶部と、ナースコール子機からの呼び出しを受けて、ナースコール親機及び携帯端末に対する呼び出しを制御する呼出制御部と、を有し、呼出制御部は、ナースコール子機の呼出操作を受けた携帯端末の呼び出しを、最初に担当看護師に関連付けられた携帯端末に対して行う担当呼出を一定時間実施し、応答が無ければスライド呼出記憶部の情報を基に担当看護師を含む複数の看護師に関連付けられている携帯端末を呼び出すスライド呼出を実施し、スライド呼出の時間に対して担当看護師のみを呼び出す一定時間を短く設定したことを特徴とする。
この構成によれば、複数の看護師を呼び出すスライド後の呼出時間に対して、担当看護師のみを呼び出す最初の呼出時間を短くしたため、担当看護師が応答できない場合は速やかに他の看護師が応答でき、応答するまでの時間を短縮することが可能となる。しかも、担当看護師に対する呼び出しは継続されるため、担当看護師は呼び出しに対して焦ることなく落ち着いて応答操作できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、スライド呼出記憶部は、個々の看護師に対して当該看護師が所属する少人数の第1グループと、第1グループより人数の多い第2グループとの2グループを記憶し、スライド呼出は、最初に第1グループに関連付けられている携帯端末の呼び出しを担当看護師のみを呼び出す一定時間より長い時間実施し、応答がなければその後第2グループに関連付けられている携帯端末の呼び出しに移行し、当該第2グループの呼び出し時間を第1グループの呼出時間と同一或いはそれより長い時間としたことを特徴とする。
この構成によれば、複数の看護師を呼び出すスライド後の呼出動作は、応答が無ければ呼出先が更に拡大されて実施されるため、ナースコール子機操作による呼び出しが放置される事態を防止できる。また、スライド呼出は、始めは少人数のグループに対して実施されるため、多数箇所で呼出音が鳴り渡り騒音になるような事態を防止できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、呼出制御部は、スライド呼出が設定された時間を経過しても応答が無ければ、最初の担当呼出に戻り、呼出制御を繰り返すことを特徴とする。
この構成によれば、担当看護師の呼び出しの後に複数の携帯端末に一斉に呼出通知が成されても、一定時間が経過したら再び呼出先が担当看護師の携帯端末のみになるため、呼出音が複数箇所で発生し続けて騒音になる状態を抑制できる。
請求項4の発明は、ベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出して通話するためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されてナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、看護師が携行してナースコール子機からの呼び出しに応答するための複数の携帯端末と、ナースコール子機、ナースコール親機、携帯端末の間の通信を制御する制御機とを有するナースコールシステムにおいて、看護師チームを記憶するチーム記憶部と、看護師チームと患者を関連付けた担当チーム記憶部と、スライド呼出先を記憶するスライド呼出記憶部と、患者とナースコール子機の関係を記憶する患者位置記憶部と、携帯端末と看護師との関係を記憶する携帯端末テーブル記憶部と、ナースコール子機からの呼び出しを受けて、ナースコール親機及び携帯端末に対する呼び出しを制御する呼出制御部と、を有し、呼出制御部は、ナースコール子機の呼出操作を受けた携帯端末の呼び出しを、最初に担当チーム記憶部の情報を基に複数の携帯端末に対して行う担当チーム呼出を一定時間実施し、応答が無ければスライド呼出記憶部の情報を基に他の看護師チームに呼出先を拡大するスライド呼出を実施し、スライド呼出の時間に対して担当看護師チームのみを呼び出す一定時間を短く設定したことを特徴とする。
この構成によれば、スライド後の呼出時間に対して最初の担当看護師チームを呼び出す時間を短くしたため、担当看護師チームが応答できない場合は速やかに他のチームの看護師が応答でき、応答するまでの時間を短縮することが可能となる。しかも、担当看護師チームに対する呼び出しは継続されるため、担当看護師チームは呼出動作に対して焦ることなく落ち着いて応答操作できる。特に2〜4人の少人数でチームを編成した場合の応答時間短縮に効果的である。
この構成によれば、担当看護師、或いは担当看護師チームのみを呼び出す時間を短くしたため、担当看護師或いは担当看護師チームが応答できない場合は速やかに他の看護師が応答でき、応答するまでの時間を短縮することが可能となる。しかも、担当看護師或いは担当看護師チームに対する呼び出しは継続されるため、担当看護師は呼び出しに対して焦ることなく落ち着いて応答操作できる。
本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図である。 ナースコール親機の回路ブロック図である。 制御機の回路ブロック図である。 第1の形態を示す呼出先グループ分け設定画面の説明図である。 スライド呼出の流れを示すフローチャートである。 第2の形態を示すスライド呼出設定画面の説明図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明に係るナースコールシステムは看護形態により動作が異なり、始めにプライマリーナーシングに対するシステムを説明する。
[第1の形態]
図1は本発明に係るナースコールシステムの構成図であり、1はベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出して通話するためのナースコール子機、2は各病室の出入口に設置されて患者からの呼出発生を報知する表示灯2aと液晶ディスプレイから成る患者名表示部2bとを備えた廊下灯、3はナースステーションに設置されて患者からの呼び出しを報知し、呼び出しに応答するためのナースコール親機、4は看護師が携行して患者からの呼び出しに応答するための携帯端末、5はナースコール子機1とナースコール親機3と携帯端末4の間の通信を制御する制御機、6は患者を撮像するカメラ、7は基地局8を介して携帯端末4の通信を管理する交換機である。
廊下灯2、ナースコール親機3、制御機5、カメラ6等はそれぞれHUB10を介してLAN接続され、ナースコール子機1は病室毎に廊下灯2に伝送線L1を介して接続されている。また、交換機7は伝送線L2を介して制御機5に接続されている。尚、病室に設置されたナースコール子機1は1台となっているが、この数はベッドの設置数に合わせて変更される。
ナースコール子機1は、呼出ボタン1aと壁面に設置されて呼出ボタン1aの接続部及び患者が看護師と通話するための通話部を備えたプレート子機1bとを有している。
ナースコール親機3は、患者と通話するためのハンドセットや報音部を備えた通話部3a、各種情報を表示する表示部3b、個々の患者の患者情報表示部Mが一覧表示されたボード部3c等を有し、図2はナースコール親機3の主要部の回路ブロック図を示している。
図2に示すように、ナースコール親機3は表示部3bに表示する画像或いは映像を制御する映像処理部32、表示部3bに組み付けられた操作部としてのタッチパネル33、ナースコール親機3全体を制御する親機CPU35、通話部3aで報音する報知音或いは通話部3aから入力される音声信号を処理する音声処理部36、ボード部3cにおいて呼出元を発光して通知する通知灯37、他のナースコール機器とHUB10を介してLAN接続するための通信IF38等を備えている。
また、携帯端末4はスマートフォンが適用され、各種情報を表示するディスプレイ4aを有し、ディスプレイ4aには応答操作等を行うタッチパネル4bが組み込まれている。
図3は制御機5の回路ブロック図を示している。図3に示すように、制御機5は、複数の看護師で編成された看護師チームを記憶するチーム記憶部51、看護師と患者の対応関係を記憶する担当記憶部52、個々の看護師に対して複数の看護師を関連付けた看護師グループを記憶したスライド呼出記憶部53、患者とナースコール子機1との関係(患者とベッドとの関連付けでもある)を記憶する患者位置記憶部54、携帯端末4と看護師の対応関係を記憶する携帯端末テーブル記憶部55、患者の担当医師や救護区分等の患者情報を記憶する患者情報記憶部56、機器間の通信を制御すると共に制御機全体を制御する制御機CPU57、他のナースコール機器とHUB10を介してLAN接続する第1通信IF58、交換機7と通信する第2通信IF59等を備えている。
ここで、スライド呼出記憶部53に記憶されている看護師グループを具体的に説明する。図4は表示部3bに表示したグループ分け設定画面を示し、A〜Dの4チームから成る看護師チームに対して番号「1101」〜「1116」の16台の携帯端末4が使用される構成を示している。尚、この看護師チームはチーム記憶部51に記憶され、編成された各チームと割り当てられた携帯端末4の関係は携帯端末テーブル記憶部55に記憶されている。
そして、Pは呼出時間設定部であり、最初の呼出時間は5秒、その後のスライドした2番目の呼出時間は10秒、3番目の呼出時間は15秒に設定され、最初の呼出時間が短く設定されている。
また、図4はAチームに所属する看護師に患者からの呼び出しが通知された場合のスライド呼出設定の画面が示され、A1の欄では番号「1101」の携帯端末が呼び出された場合(即ち、「1101」の携帯端末4を携行する看護師が担当する患者から呼び出しが成された場合)のスライド呼出設定が表示されている。ハッチングが施された番号が呼出設定された携帯番号を示し、この携帯端末4が呼び出されることを示している。尚、この呼出先グループの設定は同一の看護師チーム内で設定しても良いし、チームを横断して設定しても良い。
具体的にA1の設定では、最初の「1101」の呼び出しから2番目の呼び出しにスライドした場合は、「1101」に加えて番号「1105,1106、1107」の携帯端末4が呼び出される。更に3番目にスライドすると「1101」に加えて「1103、1104、1107〜1109」が呼び出されることを示している。この設定は、画面上のタッチパネル33をタッチすることで設定される。尚、2番目、3番目と順に呼出先を増やしているが、2番目と3番目は同数であっても良い。
こうして設定された2番目、3番目の呼び出し先は、担当看護師に割り当てられた携帯端末毎に設定されてスライド呼出記憶部53に記憶される。また、A2の欄は番号「1105」の携帯端末4が呼び出された場合(「1105」の携帯端末4を携行する看護師が担当する患者から呼び出しがあった場合)のスライド設定が表示されている。このような設定がAチームに属する他の番号の携帯端末4に対して行われ、同様にスライド呼出記憶部53に記憶される。例えばAチームが4人の看護師で編成され、個々に携帯端末4が割り当てられている場合は、A1〜A4の設定欄が存在する。
上記の如く設定されたナースコールシステムの呼出動作は以下の様である。ナースコール子機1の呼出ボタン1aが操作されて呼び出しが成されると、ナースコール子機1から廊下灯2へ呼出信号が送信される。呼出信号を受けた廊下灯2は、表示灯2aを点灯して呼出発生を報知すると共に、患者情報を患者名表示部2bに表示する。また、病室番号及びベッド番号(子機番号)の呼出元情報を附加して制御機5に送信する。
呼出信号を受信した制御機5は、制御機CPU57が患者情報記憶部56から患者情報を入手し、呼出元情報に加えて患者情報を呼出信号に添付してナースコール親機3へ送信する。また、後述するように選択された携帯端末4に対しても送信する。
尚、この呼出信号を受信した制御機5は、呼出操作した患者を撮像するカメラ6を起動して、その撮像映像を呼出信号と共にナースコール親機3に送信するが、ここでは説明を省略する。
制御機5から呼出信号を受信したナースコール親機3は、親機CPU35の制御により呼出発生を報音通知すると共に、呼出信号に添付されている呼出元情報及び患者情報に基づいて表示部3bに患者氏名等の患者情報を表示する。また、親機CPU35の制御により、ボード部3cの対応する患者情報表示部Mの通知灯37が点灯する。
一方、制御機CPU57は、担当記憶部52、患者位置記憶部54、携帯端末テーブル記憶部55を参照して、呼出元の患者に関連付けられている携帯端末4を特定して、即ち担当看護師が携行する携帯端末4を特定して、その携帯端末4に対して呼出元情報及び患者情報が添付された呼出信号を送信する。この呼出信号は交換機7、基地局8を介して携帯端末4に送信され、受信した携帯端末4では、呼出音が鳴動すると共にディスプレイ4aに患者情報が表示される。
以下、具体的な携帯端末4に対する呼び出しの流れを図5のフローチャートを参照して説明する。図5はナースコール子機1による呼出発生から、携帯端末4を使用した応答が成され、終話するまでの流れを示している。尚、ナースコール親機3で応答されたら、その時点で携帯端末4の呼び出しは終了する。
ナースコール子機1による呼び出しが発生(S1)すると、ナースコール親機3及び担当看護師が携行する携帯端末4に呼出信号が送信されて呼出音が報音される(S2)。例えば、101号室の患者の担当が番号「1101」の携帯端末4を携行する看護師であり、101号室の患者が呼出ボタン1aを押下したら、番号「1101」の携帯端末4に呼出信号が送信されて呼出音が鳴動する。
この携帯端末4の呼び出し(呼出通知)は第1の所定時間(例えば5秒)実施され、この呼出動作で応答が無ければ(S3でNO)呼び出しがスライドされて、番号「1105」〜「1107」の携帯端末4に呼出信号が追加されて送信され(S4)、呼び出しが行われる。
その後、第2の所定時間(例えば10秒)応答がなければ(S5でNO)、呼び出しが更にスライドされて、番号「1101」に番号「1103」,「1104」、「1107〜1109」が加えられて全6台の携帯端末4に呼出信号が送信されて報音する(S6)。更に、この呼び出しに対しても第3の所定時間(例えば15秒)応答がなければ(S7でNO)、最初の呼び出しにもどり、番号「1101」のみ呼び出しが実施される。
尚、この間、応答が成されればその時点で呼び出しは終了し、応答操作した携帯端末4とナースコール子機1の間で通話路が形成(S8)されて通話が可能となる。その後、終話操作すると終話し、待受状態に戻る。また、呼出音を受けて携帯端末4を見た看護師は、合わせてディスプレイ4aに表示される情報から、担当患者からの呼び出しであるかどうか容易に判別でき対応し易い。
このように、複数の看護師を呼び出すスライド後の呼出時間に対して、担当看護師のみを呼び出す最初の呼出時間を短くしたため、担当看護師が応答できない場合は速やかに他の看護師が応答でき、応答するまでの時間を短縮することが可能となる。しかも、担当看護師に対する呼び出しは継続されるため、担当看護師は呼び出しに対して焦ることなく落ち着いて応答操作できる。
また、複数の看護師を呼び出すスライド後の呼出動作において、応答が無ければ呼出先が更に拡大されて実施されるため、ナースコール子機1からの呼び出しが放置される事態を防止できるし、最初のスライド呼出は少人数のグループに対して実施されるため、多数箇所で呼出音が鳴り渡り騒音になるような事態を防止できる。
更に、担当看護師のみの呼び出しの後に複数の携帯端末4を一斉に呼び出しても、一定時間が経過したら再び呼出先が担当看護師の携帯端末4のみになるため、呼出音が複数箇所で発生し続けて騒音になる状態を抑制できる。
[第2の形態]
次に、チームナーシングに適用した第2の形態を説明する。ナースコールシステム、ナースコール親機3、及び制御機5の構成は上記実施形態と同様であるが、制御機5の担当記憶部52、及びスライド呼出記憶部53の内容、そして制御機CPU57の呼出制御が異なる。以下、相違する担当記憶部52、スライド呼出記憶部53の内容、及び呼出制御を説明する。
担当記憶部52には、看護師チームと患者が関連付けて記憶されている。即ち、個々の患者は看護師チームにより担当が割り当てられる。また、スライド呼出記憶部53には、担当看護師チームを呼び出しても応答が無かった場合に、呼出先を追加して呼び出すスライド呼出を実施する際の看護師チームが記憶されている。
図6は表示部3bに表示したスライド呼び出し設定画面を示し、看護師チームはA〜Dの4チームで編成された場合を示している。また、この看護師チームと各チームに割り当てられた携帯端末4の関係は携帯端末テーブル記憶部55に記憶されている。
そして、呼出時間設定部Pにおいて、最初の呼出時間は5秒、その後のスライドした2番目の呼出時間は10秒、3番目の呼出時間は15秒に設定され、最初の呼出時間が短く設定されている。
図6では、各チームに対してナースコール子機1からの呼び出しが発生した場合のスライド呼出設定が表示され、ハッチングが施された部位が呼出設定されたチームを示している。具体的に、Aチームが担当する患者から呼び出しが成されたら、最初にAチームが(Aチームの看護師が携行する複数の携帯端末が)呼び出され、2番目の呼び出しにスライドした場合は、Aチームに加えてBチーム(が携行する複数の携帯端末)も呼び出され、更に3番目にスライドするとCチーム(が携行する複数の携帯端末)が更に加えられて呼び出しが行われることを示している。こうして、設定された呼び出し先が、スライド呼出記憶部53に記憶される。
尚、この設定は、表示画面を直接タッチすることで設定される。また、2番目、3番目と順に呼出先を増やしているが、2番目と3番目は同数であっても良い。
上記の如く設定されたナースコールシステムの呼出動作は以下の様である。ナースコール子機1の呼出ボタン1aが操作されて呼び出しが成されると、ナースコール子機1から廊下灯2へ呼出信号が送信される。上記第1の形態と同様に、呼出信号を受けた廊下灯2は、表示灯2aを点灯して呼出発生を報知すると共に、患者情報を患者名表示部2bに表示する。また、呼出信号に病室番号及びベッド番号(子機番号)を附加して制御機5に送信する。
呼出信号を受信した制御機5は、制御機CPU57が患者情報記憶部56から患者情報を入手し、呼出元情報に加えて患者情報を呼出信号に添付してナースコール親機3へ送信する。また、後述するように選択された携帯端末4に対しても送信する。
制御機5から呼出信号を受信したナースコール親機3は、親機CPU35の制御により呼出発生を報音通知すると共に、呼出信号に添付されている呼出元情報及び患者情報に基づいて表示部3bに患者氏名等の患者情報を表示する。また、親機CPU35の制御により、ボード部3cの対応する患者情報表示部Mの通知灯37が点灯する。
一方、制御機CPU57は、チーム記憶部51、担当記憶部52、患者位置記憶部54、携帯端末テーブル記憶部55を参照して、呼出元の患者に関連付けられている看護師チームを特定して、このチームに関連付けられている携帯端末4に対して、即ち担当看護師チームが携行する携帯端末4を特定して、その携帯端末4に対して呼出元情報及び患者情報が添付された呼出信号を送信する。この呼出信号は交換機7、基地局8を介して携帯端末4に送信され、受信した携帯端末4では、呼出音が鳴動すると共にディスプレイ4aに患者情報が表示される。
この携帯端末4のスライド呼出の流れは、上記図5に示された動作フローと同様に実施され、図6で設定された看護師チームの組み合わせにより携帯端末4の呼び出しが実施される。最初に例えばAチームが呼び出されたら、この呼び出しが例えば5秒間実施され、その間応答がなければ呼出先にBチームを加えて10秒間呼び出しが継続される。引き続き応答がなければ、更にCチームを加えて15秒間呼出が継続される。
更に、この一連のスライド呼出で応答がなければ、最初の呼び出しにもどり、Aチームのみ5秒間呼び出しが実施される。
尚、この間、応答が成されればその時点で呼び出しは終了し、応答操作した携帯端末4とナースコール子機1の間で通話路が形成されて通話が可能となる。その後、終話操作すると終話し、待受状態に戻る。
このように、スライド呼出の時間に対して最初の担当看護師チームを呼び出す時間を短くしたため、担当看護師チームが応答できない場合は速やかに他のチームの看護師が応答でき、応答するまでの時間を短縮することが可能となる。しかも、担当看護師チームに対する呼び出しは継続されるため、担当看護師チームのみの呼出時間が短くても呼出動作に対して焦ることなく落ち着いて応答操作できる。この呼出形態は、特に2〜4人の少人数でチームが編成されている場合、最初の担当看護師チームのみ呼び出しても応答されない場合が多いため応答時間短縮に効果的である。
尚、上記実施形態では、最初の呼出時間を5秒として説明したが、短すぎると担当看護師のみ或いは少人数に対して呼び出す意味が無くなるし、長く設定するとスライド呼出するまでの時間が長く、従来のように患者を待たせることになるため、最初の呼出時間は4秒〜7秒程度で設定するのが好ましい。
1・・ナースコール子機、3・・ナースコール親機、3b・・表示部、4・・携帯端末、4a・・ディスプレイ、5・・制御機、33・・タッチパネル、51・・チーム記憶部、52・・担当記憶部(担当看護師テーブル記憶部、担当チーム記憶部)、53・・スライド呼出記憶部、54・・患者位置記憶部、55・・携帯端末テーブル記憶部、57・・制御機CPU(呼出制御部)。

Claims (4)

  1. ベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出して通話するためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されて前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、看護師が携行して前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するための複数の携帯端末と、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、前記携帯端末の間の通信を制御する制御機とを有するナースコールシステムにおいて、
    看護師と患者を関連付けた担当看護師テーブル記憶部と、個々の看護師に対して複数の看護師を関連付けて記憶したスライド呼出記憶部と、患者と前記ナースコール子機の関係を記憶する患者位置記憶部と、前記携帯端末と看護師との関係を記憶する携帯端末テーブル記憶部と、前記ナースコール子機からの呼び出しを受けて、前記ナースコール親機及び前記携帯端末に対する呼び出しを制御する呼出制御部と、を有し、
    前記呼出制御部は、前記ナースコール子機の呼出操作を受けた前記携帯端末の呼び出しを、最初に担当看護師に関連付けられた携帯端末に対して行う担当呼出を一定時間実施し、応答が無ければ前記スライド呼出記憶部の情報を基に担当看護師を含む複数の看護師に関連付けられている携帯端末を呼び出すスライド呼出を実施し、前記スライド呼出の時間に対して担当看護師のみを呼び出す前記一定時間を短く設定したことを特徴とするナースコールシステム。
  2. 前記スライド呼出記憶部は、個々の看護師に対して当該看護師が所属する少人数の第1グループと、第1グループより人数の多い第2グループとの2グループを記憶し、
    前記スライド呼出は、最初に前記第1グループに関連付けられている携帯端末の呼び出しを担当看護師のみを呼び出す前記一定時間より長い時間実施し、応答がなければその後第2グループに関連付けられている携帯端末の呼び出しに移行し、当該第2グループの呼び出し時間を前記第1グループの呼出時間と同一或いはそれより長い時間としたことを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
  3. 前記呼出制御部は、前記スライド呼出が設定された時間を経過しても応答が無ければ、最初の担当呼出に戻り、呼出制御を繰り返すことを特徴とする請求項1または2記載のナースコールシステム。
  4. ベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出して通話するためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されて前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、看護師が携行して前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するための複数の携帯端末と、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、前記携帯端末の間の通信を制御する制御機とを有するナースコールシステムにおいて、
    看護師チームを記憶するチーム記憶部と、看護師チームと患者を関連付けた担当チーム記憶部と、スライド呼出先を記憶するスライド呼出記憶部と、患者と前記ナースコール子機の関係を記憶する患者位置記憶部と、前記携帯端末と看護師との関係を記憶する携帯端末テーブル記憶部と、前記ナースコール子機からの呼び出しを受けて、前記ナースコール親機及び前記携帯端末に対する呼び出しを制御する呼出制御部と、を有し、
    前記呼出制御部は、前記ナースコール子機の呼出操作を受けた前記携帯端末の呼び出しを、最初に前記担当チーム記憶部の情報を基に複数の携帯端末に対して行う担当チーム呼出を一定時間実施し、応答が無ければ前記スライド呼出記憶部の情報を基に他の看護師チームに呼出先を拡大するスライド呼出を実施し、前記スライド呼出の時間に対して担当看護師チームのみを呼び出す前記一定時間を短く設定したことを特徴とするナースコールシステム。
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