JP5906594B2 - 連携システム、画像処理装置、連携制御方法、連携制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

Description

本発明は、連携システム、画像処理装置、連携制御方法、連携制御プログラム及び記録媒体に関する。

近年、多くの企業において、多機能複合機などの画像入出力機器のネットワーク上への配置・接続が進んでいる。画像入出力機器は、業務の効率化を図る手段として大きな役割を担っている。特に、紙文書の電子化と配布を効率的に行う画像配信システムが重要になっている。

画像配信システムを構成する大きな要素は、画像入力機器（例えばスキャナなど）と画像配信装置である。画像配信装置には、あらかじめさまざまな業務・用途にあわせた複数の配信処理メニューが登録されている。利用者は、スキャナのオペレーションパネルから、業務に適した処理メニューを選択してスキャンを行う。

例えば、特許文献１には、配信処理や画像変換処理をプラグイン化し、利用者や管理者がそれらプラグインを任意に組み合わせて入力、画像変換、出力処理をフロー化して配信フローを作成し、作成された配信フローを利用して画像データの配信処理を行う技術が開示されている。

一方、画像配信システムにおいて特定文書の流通経路を明らかにする技術がある。例えば、特許文献２には、情報セキュリティを向上させるために、画像データの流通履歴を管理する技術が開示されている。

ところで、特許文献１の画像配信システムは、配信データの量や種類が複雑になるほど、配信後のデータを処理するための工数が増加する。例えば、配信先が、大量のデータを扱う基幹システムの場合、配信されたデータの量は膨大であり、また、非常に深い階層のフォルダーに格納されることがある。このような場合、配信後のデータに対して処理を行いたい場合、配信されたデータを検索するのに多大な手間を要する。

特許文献２のように、流通履歴を管理したとしても、そのデータを参照する仕組みや処理する仕組みは考えられていない。よって、基幹システムに配信されたデータに対して、配信後のデータを容易に処理することができず、画像配信システムと基幹システムとの連携ができていないという問題点があった。

そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、画像配信システムと基幹システムとの連携を図り、基幹システムに配信されたデータに対し、容易に処理を行うことができる連携システム、画像処理装置、連携制御方法、連携制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。

本発明における一態様の連携システムは、配信システムと基幹システムとを連携する連携システムであって、前記基幹システムは、前記配信システムから配信された画像データを所定の格納先に記憶する記憶手段を備え、前記配信システムは、画像データを取得する取得手段と、取得された画像データを前記基幹システムに配信する配信手段と、配信された画像データの前記基幹システムでの格納先を示す配信先情報を記憶する記憶手段と、前記配信先情報に基づき、前記配信された画像データに関する情報を前記基幹システムから取得し、取得した情報の表示制御を行う表示制御手段と、表示制御された画像データに対し、処理を実行する処理手段と、を備える。

また、本発明における他の態様の画像処理装置は、ネットワークを介して画像配信サーバと基幹システムと接続される画像処理装置であって、前記画像配信サーバに対し、前記画像配信サーバが前記基幹システムに配信した画像データの格納先を示す配信先情報の取得要求を行う要求手段と、前記画像配信サーバから前記配信先情報を取得する取得手段と、取得された前記配信先情報に基づき、配信された画像データに関する情報を前記基幹システムから取得し、取得した情報の表示制御を行う表示制御手段と、表示制御された画像データに対し、処理を実行する処理手段と、を備える。

また、本発明における他の態様の連携制御方法は、ネットワークを介して画像配信サーバと基幹システムと接続される画像処理装置で実行される連携制御方法であって、前記画像配信サーバに対し、前記画像配信サーバが前記基幹システムに配信した画像データの格納先を示す配信先情報の取得要求を行う要求ステップと、前記画像配信サーバから前記配信先情報を取得する取得ステップと、取得された前記配信先情報に基づき、配信された画像データに関する情報を前記基幹システムから取得し、取得した情報の表示制御を行う表示制御ステップと、表示制御された画像データに対し、処理を実行する処理ステップと、を有する。

また、本発明における他の態様の連携制御プログラムは、ネットワークを介して画像配信サーバと基幹システムと接続される画像処理装置に実行させるための連携制御プログラムであって、前記画像配信サーバに対し、前記画像配信サーバが前記基幹システムに配信した画像データの格納先を示す配信先情報の取得要求を行う要求ステップと、前記画像配信サーバから前記配信先情報を取得する取得ステップと、取得された前記配信先情報に基づき、配信された画像データに関する情報を前記基幹システムから取得し、取得した情報の表示制御を行う表示制御ステップと、表示制御された画像データに対し、処理を実行する処理ステップと、を有する。

また、本発明は、前述した連携制御プログラムを記録した記録媒体を、コンピュータに読み取らせて実現することも可能である。

本発明によれば、画像配信システムと基幹システムとの連携を図り、基幹システムに配信されたデータに対し、容易に処理を行うことができる。

実施例１における連携システムの一例を示す図。 実施例１におけるＭＦＰのハードウェアの一例を示すブロック図。 実施例１における画像配信装置のハードウェアの一例を示すブロック図。 実施例１におけるＭＦＰの機能の一例を示すブロック図。 実施例１におけるＭＦＰの配信処理の一例を示すフローチャート。 実施例１における画像配信装置の機能の一例を示すブロック図。 画像データの一例を示す図。 配信情報のデータ構造の一例を示す図。 画像データの詳細情報の一例を示す図。 実施例１における基幹システムの機能の一例を示すブロック図。 配信された画像データの一覧と処理項目との表示画面の一例を示す図。 実施例１における画像配信装置の配信処理の一例を示すフローチャート。 実施例１における連携制御処理の一例を示すフローチャート。

以下、添付図面を参照して、本発明にかかる連携システム、画像処理装置、連携制御方法、連携制御プログラム及び記録媒体の実施例を詳細に説明する。

また、以下に示す実施例では、画像データを入力する画像入力装置として、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を一つの筐体に搭載した複合機（ＭＦＰ）を例にあげて説明する。

［実施例１］
＜システムとハードウェア＞
図１は、実施例１における連携システム１の一例を示す図である。図１に示すように、連携システム１は、ネットワークを介してＭＦＰ（Multifunction Peripheral）１０、情報処理端末（例えば、ＰＣ（Personal Computer）、ＰＤＡ（Personal Data Assistance）など）２０、画像配信装置（配信サーバ）３０、基幹システム４０が接続されている。なお、ＭＦＰ１０と画像配信装置３０とは、画像配信システムを構成する。

ＭＦＰ１０は、スキャン機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能などを一つの筐体に搭載したものである。ＭＦＰ１０は、スキャナ機能により紙媒体等をスキャン処理して画像データを生成し、生成された画像データを画像配信装置３０に送信する。ＭＦＰの詳細については後述する。また、画像データは、文書の画像データを含む。ＭＦＰ１０は、画像を処理するという意味で画像処理装置でもある。

情報処理端末２０は、管理者によりデータ配信に関する管理ツールが起動され、画像変換、出力の各プラグインが順に選択されることで配信フローを作成する。作成された配信フローは、画像配信装置３０に記憶される。

画像配信装置３０は、各ＭＦＰでスキャンされた画像データを受信して、指定された配信フローに従って種々の処理や配信処理を実行するワークステーション等のコンピュータである。配信フローには、メール送信、ＦＡＸ送信、フォルダー配信などがある。

また、画像配信装置３０は、入力された画像データに基づいて配信フローを実行するサーバであり、利用者によって構築された配信フローに従って文書の蓄積又は配信処理を実行する。画像配信装置３０の詳細については後述する。なお、画像配信装置３０は、ＭＦＰ１０に組み込まれてもよい。

基幹システム４０は、企業の情報システムのうち、業務内容と直接関わる販売や在庫管理、財務などを扱うシステム、または、業務やサービスの中核を担う重要なシステムである。基幹システム４０では、大量のデータを扱う。

なお、ネットワークを介して接続されるＭＦＰやサーバや情報処理端末の数は、それぞれ任意の数でもよい。また、連携システム１は、メール配信サーバなどを有してもよい。画像配信装置３０がＭＦＰに組み込まれる場合は、ＭＦＰにおいて、配信フローを作成することも可能である。画像配信システムは、少なくともＭＦＰ１０と画像配信装置３０を含む。

実施例１におけるＭＦＰ１０と画像配信装置３０とのハードウェアについて説明する。図２は、実施例１におけるＭＦＰ１０のハードウェアの一例を示すブロック図である。図２に示すように、ＭＦＰ１０は、制御部１１、主記憶部１２、補助記憶部１３、外部記録装置Ｉ／Ｆ部１４、ネットワークＩ／Ｆ部１６、操作部１７、表示部１８、エンジン部１９を含む。これら各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続されている。

制御部１１は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行うＣＰＵである。また、制御部１１は、主記憶部１２に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。

主記憶部１２は、ＲＯＭ（Read Only Memory）やＲＡＭ（Random Access Memory）などであり、制御部１１が実行する基本ソフトウェアであるＯＳやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。

補助記憶部１３は、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。

外部記録装置Ｉ／Ｆ部１４は、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）などのデータ伝送路を介して接続された記録媒体１５（例えば、フラッシュメモリなど）とＭＦＰ１０とのインタフェースである。

また、記録媒体１５に、所定のプログラムを格納し、この記録媒体１５に格納されたプログラムは外部記録装置Ｉ／Ｆ部１４を介してＭＦＰ１０にインストールされ、インストールされた所定のプログラムはＭＦＰ１０により実行可能となる。

ネットワークＩ／Ｆ部１６は、有線及び／又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたＬＡＮ（Local Area Network）、ＷＡＮ（Wide Area Network）などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器とＭＦＰ１０とのインタフェースである。

操作部１７や表示部１８は、キースイッチ（ハードキー）とタッチパネル機能（ＧＵＩのソフトウェアキーを含む：Graphical User Interface）を備えたＬＣＤ（Liquid Crystal Display）とから構成され、ＭＦＰ１０が有する機能を利用する際のＵＩ（User Interface）として機能する表示及び／又は入力装置である。

エンジン部１９は、画像データの入出力ユニットとして、紙原稿の読み取り転写紙への印刷を行う。エンジン部１９は、スキャナエンジン、検索エンジンなどを含んでもよい。

図３は、実施例１における画像配信装置３０のハードウェアの一例を示すブロック図である。図３に示すように、画像配信装置３０は、制御部３１、主記憶部３２、補助記憶部３３、外部記録装置Ｉ／Ｆ部３４、ネットワークＩ／Ｆ部３６、入力部３７、表示部３８を含む。これら各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続されている。

制御部３１は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行うＣＰＵである。また、制御部３１は、主記憶部３２に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。

主記憶部３２は、ＲＯＭ（Read Only Memory）やＲＡＭ（Random Access Memory）などであり、制御部３１が実行する基本ソフトウェアであるＯＳやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。

補助記憶部３３は、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。

外部記録装置Ｉ／Ｆ部３４は、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）などのデータ伝送路を介して接続された記録媒体１５（例えば、フラッシュメモリなど）と画像配信装置３０とのインタフェースである。

また、記録媒体１５に、所定のプログラムを格納し、この記録媒体１５に格納されたプログラムは外部記録装置Ｉ／Ｆ部３４を介して画像配信装置３０にインストールされ、インストールされた所定のプログラムは画像配信装置３０により実行可能となる。

ネットワークＩ／Ｆ部３６は、有線及び／又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたＬＡＮ（Local Area Network）、ＷＡＮ（Wide Area Network）などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と画像配信装置３０とのインタフェースである。

入力部３７は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、表示部３８の表示画面上でキーの選択等を行うためのマウスやスライスパット等を有する。また、入力部３７は、利用者が制御部３１に操作指示を与えたり、データを入力したりするためのユーザインタフェースである。

表示部３８は、ＣＲＴやＬＣＤ等により構成され、制御部３１から入力される表示データに応じた表示が行われる。

＜機能＞
１．ＭＦＰ
図４は、実施例１におけるＭＦＰ１０の機能の一例を示すブロック図である。図４に示すように、ＭＦＰ１０は、画像読込手段１０１、通信手段１０２、配信制御手段１０３、記憶手段１０４、連携制御手段１０５、表示制御手段１０６、処理手段１０７、付与手段１０８を含む。その他一般的なＭＦＰが有するプリンタ機能やコピー機能やＦＡＸ機能等については図示していない。

画像読込手段１０１は、スキャン機能により原稿を読み込んで画像データを取得する。画像データの取得については、ＦＡＸで受信したり、情報処理端末２０から取得したり、ネットワーク上のホットフォルダーから取得したりしてもよい。

通信手段１０２は、外部の機器と、機器情報や画像データなどの送受信を行う。特に、通信手段１０２は、画像データの配信フロー処理要求などが利用者から指示された場合、画像データ及びこの処理要求を画像配信装置３０に送信する。また、通信手段１０２は、画像配信装置３０に対し、画像データの配信先（配信先がフォルダーなどの場合は格納先）を示す配信先情報を含む配信情報の取得要求を送信する。このとき、通信手段１０２は、後述する外部連携アプリケーションのログインユーザのユーザＩＤも画像配信装置３０に送信する。また、通信手段１０２は、画像配信装置３０から、配信情報を受信する。

配信制御手段１０３は、利用者からの配信フローの指定を受け付ける。配信フローの指定は、ＭＦＰ１０のオペレーションパネル（操作部１７及び表示部１８）を用いて行われる。選択可能な配信フローは、記憶手段１０４などから取得される。このとき、配信フローに含まれる処理の書誌情報が利用者から入力されてもよい。書誌情報とは、例えば、画像変換処理の場合は、画像形式や画像サイズなどであり、メール配信の場合は、配信先のメールアドレスなどである。書誌情報としてのユーザＩＤは、配信システムにログインした利用者のログイン情報から取得する。

記憶手段１０４は、画像変換処理、又は出力処理の各プラグインを格納し、また、各プラグインが組み合わされた配信フローを１又は複数格納する。なお、記憶手段１０３は必ずしも設ける必要はなく、画像配信装置３０の記憶手段３０６から配信フローに関する情報を取得するようにしてもよい。

連携制御手段１０５は、通信手段１０２を介して、画像配信装置３０に対し配信情報の取得要求を行う。例えば、連携制御手段１０５は、ＨＴＴＰプロトコルを用いて画像配信装置３０に対して配信情報のリクエストを出力する。配信情報は、配信された画像データの格納先を示す配信先情報やユーザＩＤなどを含む。連携制御手段１０５は、配信情報を取得すると、通信手段１０２を介して、配信情報に含まれる配信先情報を用いて、基幹システム４０の格納先から画像データに関する情報を取得する。基幹システム４０からデータを取得するには、基幹システム４０が公開しているＡＰＩを用いればよい。連携制御手段１０５は、取得した画像データに関する情報を表示制御手段１０６に出力する。

表示制御手段１０６は、連携制御手段１０５から取得した画像データに関する情報の一覧を表示部１８に表示するよう制御する。画像データに関する情報とは、例えば、ファイル名やファイルサイズなどである。また、表示制御手段１０６は、表示された画像データに対する処理ボタンが表示されるよう制御する。表示制御手段１０６は、ユーザにより指示された処理ボタンを検知し、その処理に対応する実行要求を処理手段１０７に行う。

処理手段１０７は、表示制御手段１０６から実行要求を受けた処理を、処理対象の画像データに対して行う。処理手段１０７は、要求された処理を実行する機器に対し、画像データの処理を要求する。処理には、例えば、印刷処理、配信処理、格納先の変更処理などがある。また、処理手段１０７は、付与手段１０８によりＱＲコードが付与された画像データを、後述する監視フォルダーに配信する。

付与手段１０８は、画像読込手段１０１により取得された画像データにＱＲコード（登録商標）を付与する。付与されたＱＲコードは、後述の画像データの処理に用いられる。ＱＲコードには、例えば、画像データの格納先のパスや送信元などの配信情報が埋め込まれる。

なお、付与手段１０８は、ＱＲコードに代えて、その他の２次元コードや、バーコードを用いてもよい。その他の２次元コードとしては、例えば、Ｓｙｍｂｏｌ社のＰＤＦ４１７（登録商標）、ＣＴＭａｔｒｉｘ社のＤａｔａＭａｔｒｉｘ（登録商標）、ＵＰＳ社のＭａｘｉＣｏｄｅ（登録商標）などが挙げられる。付与手段１０８は、ＭＦＰ１０のオプション機能として提供される。

前述した通信手段１０２、連携制御手段１０５、表示制御手段１０６、処理手段１０７のうち、画像配信装置３０や基幹システム４０とデータのやり取りを行い、配信後のデータに処理を実行する機能を、外部連携アプリケーションとしてプログラム化してもよい。外部連携アプリケーションは、その機能を利用するのにログインを条件としてもよい。

画像読込手段１０１は、エンジン部１９のスキャナにより実現されうる。配信制御手段１０３、連携制御手段１０５、表示制御手段１０６、処理手段１０７、付与手段１０８は、例えば制御部１１及びワークメモリとしての主記憶部１２により実現されうる。通信手段１０２は、例えば制御部１１によりネットワークＩ／Ｆ部１６が制御されて実現されうる。記憶手段１０４は、例えば、補助記憶部１３により実現されうる。

次に、ＭＦＰ１０による画像配信装置３０への画像データの配信処理について説明する。図５は、実施例１におけるＭＦＰ１０の配信処理の一例を示すフローチャートである。ステップＳ１０１で、画像読込手段１０１は、紙原稿を読込み画像データを取得する。また、ＭＦＰ１０は、ＦＡＸを受信して画像データを取得したりしてもよい。

ステップＳ１０２で、付与手段１０８は、画像読込手段１０１により取得された画像データにＱＲコードを付与する。ＱＲコードには、例えば画像データの格納先のパスや送信元などの配信情報が埋め込まれる。

ステップＳ１０３で、処理手段１０７は、ＱＲコードが付与された画像データを、後述する監視フォルダーに配信する。

２．画像配信装置
次に、画像配信装置３０の機能について説明する。図６は、実施例１における画像配信装置３０の機能の一例を示すブロック図である。図６に示す画像配信装置３０は、配信フロー管理手段３０１、通信手段３０２、ジョブ実行手段３０３、配信フロー制御手段３０４、配信フロー処理手段３０５、記憶手段３０６、監視手段３０７、読取手段３０８、記憶手段３０９、表示制御手段３１０、連携制御手段３１１を含む。

配信フロー管理手段３０１は、画像変換処理、又は出力処理の各プラグインを任意に組み合わせた配信フローを利用者により設定された場合、設定された配信フローを例えばＸＭＬ形式で記憶手段３０６に記憶する。配信フロー管理手段３０１は、情報処理端末２０に表示する配信フロー設定のためのＵＩ画面などを制御する。また、配信フロー管理手段３０１は、画像配信システムの管理ツールとしても機能する。

通信手段３０２は、機器情報や画像データなどの送受信を行う。特に、通信手段３０２は、ＭＦＰ１０から画像データを受信したり、配信フローの配信先に対し、画像処理した画像データを送信したりする。

また、通信手段３０２は、配信フローの識別情報や、配信フローの各処理の書誌情報などをＭＦＰ１０から受信する。通信手段３０２は、ＭＦＰ１０から配信フローの処理要求（ジョブ要求）を受信した場合は、配信フローの識別情報や、配信フローの各処理の書誌情報などをジョブ実行手段３０３に出力する。

また、通信手段３０２は、ＭＦＰ１０から、外部連携アプリケーションのログインユーザＩＤを含む配信情報の取得要求を受けた場合、連携制御手段３１１にその旨通知する。通信手段３０２は、連携制御手段３１１から配信情報を取得した場合、ＭＦＰ１０に送信する。

ジョブ実行手段３０３は、ＭＦＰ１０から要求されたジョブを実行する。ジョブ実行手段３０３は、配信フロー制御手段３０４に対し、配信フローの処理要求を行うと共に、配信フローの識別情報や配信フローの各処理の書誌情報、画像データを出力する。

配信フロー制御手段３０４は、ジョブ実行手段３０３から配信フローの処理要求を受けた場合、配信フローに含まれる各処理の実行を制御する。

配信フロー制御手段３０４は、監視手段３０７から画像データを取得した場合、予め設定されていた画像処理（ＰＤＦ変換など）を行って、基幹システム４０に配信するよう制御する。このとき、配信フロー制御手段３０４は、画像データに付与された情報に基づき、基幹システム４０での格納先を決定してもよい。例えば、配信フロー制御手段３０４は、ＯＣＲ処理が行われ、画像データに含まれるデータ分類や、送信元の社名などが取得された場合、そのデータ分類を示すフォルダーの下位にあり、同じ社名のフォルダーを格納先とするよう決定してもよい。

配信フロー処理手段３０５は、配信フロー制御手段３０４から配信フロー制御の指示を受けると、この指示に従って配信フローを実行し、配信処理を行う。つまり、配信フロー処理手段３０５は、配信フローに含まれる各処理をフロー順に実行し、配信先へ画像データを配信する。

なお、配信フロー処理手段３０５が行う各処理は、画像変換処理、出力処理（配信処理）などに分けられる。画像変換処理とは、ＰＤＦ変換やＴＩＦＦ変換などの画像データの形式変換を行う処理や、文字認識処理（ＯＣＲ：Optical Character Recognition）などのことを言う。出力処理とは、取得した画像データ又は画像変換された画像データを配信先（メール配信サーバや画像管理サーバなど）に配信する処理のことを言う。また、配信フロー処理手段３０５において、少なくとも出力処理は行われることとする。

記憶手段３０６は、画像変換処理、又は出力処理の各プラグインを格納し、また、各プラグインが組み合わされた配信フローを１又は複数格納する。

監視手段３０７は、予め設定されていた監視フォルダーを監視する。監視フォルダーは、ネットワークを介して接続される端末内のフォルダーや画像配信装置３０内のフォルダーである。監視フォルダーは、ユーザにより事前に設定される。

監視手段３０７は、定期的に監視フォルダーを見に行き、監視フォルダーに新しく画像データが保存されていた場合、この画像データを取得する。監視手段３０７は、取得した画像データを読取手段３０８及び配信フロー制御手段３０４に出力する。

監視手段３０７は、監視フォルダーの子フォルダーに保存される画像データに対しても、同様の処理を行う。

図７は、画像データの一例を示す図である。図７に示すように、監視フォルダーに保存される画像データには、例えばＱＲコードが付与されているとする。ＱＲコードには、配信情報が埋め込まれている。

図６に戻り、読取手段３０８は、監視手段３０７が取得した画像データに付与されたＱＲコードを読み取る。ＱＲコードには、配信情報が埋め込まれている。ＱＲコードはバーコードなどでもよく、配信情報を埋め込むことができる識別情報であればよい。読取手段３０８は、読み取った配信情報を記憶手段３０９に記録する。

また、読取手段３０８は、ＭＦＰ１０から配信フローの処理要求とともに受信した画像データにＱＲコードが付与されている場合でも、このＱＲコードを読み取る。つまり、読取手段３０８は、監視手段３０７により取得された画像データだけでなく、ＭＦＰ１０から送信された画像データにＱＲコードが付与されている場合は、ＱＲコードを読み取る。

記憶手段３０９は、読取手段３０８により読み取られた配信情報を記憶する。図８は、配信情報のデータ構造の一例を示す図である。配信情報は、配信日時、ＵｓｅｒＩＤ、配信先、送信元、詳細の各情報を有する。これらの情報は、読取手段３０８により例えばＱＲコードを読み取って取得される。配信先情報とは、例えば、基幹システム４０のサーバのＵＲＬを示す。また、配信先情報は、格納先のフォルダーまでの配信先パスであってもよい。

図６に戻り、表示制御手段３１０は、所定のデータを表示部３８に表示するよう制御する。例えば、表示制御手段３１０は、配信情報を表示するようにしてもよい。このとき、表示制御手段３１０は、配信情報のうち、「Ｖｉｅｗ」を開くと、図９に示す情報を表示するようにする。

図９は、画像データの詳細情報の一例を示す図である。画像データの詳細情報は、ＱＲコードなどから取得される。画像データの詳細情報は、ファイル名やファイルサイズ、ＭＤ５、備考などが表示される。備考は、ＱＲコードに含まれる画像データの分類から取得できる。図９に示すような画像データの詳細情報は、記憶手段３０９に記憶されてもよい。

連携制御手段３１１は、通信手段３０２から配信情報の取得要求を受けた場合、取得要求に含まれるユーザＩＤに対応する配信情報を記憶手段３０９から読み出す。連携制御手段３１１は、読み出した配信情報を、通信手段３０２を介してＭＦＰ１０に出力する。また、連携制御手段３１１は、外部機器との連携を制御する。

なお、記憶手段３０６、記憶手段３０９は、補助記憶部３３及び／又は主記憶部３２により実現され、通信手段３０２は、例えばネットワークＩ／Ｆ部により実現されうる。その他の各手段は、制御部３１及びワークメモリとしての主記憶部３２により実現されうる。記憶手段３０６及び記憶手段３０９は、同じ記憶部であってもよい。

３．基幹システム
次に、基幹システム４０の機能について説明する。図１０は、実施例１における基幹システム４０の機能の一例を示すブロック図である。図１０に示すように、基幹システム４０は、通信手段４０１、データベース（ＤＢ）４０２を含む。

通信手段４０１は、ＭＦＰ１０や画像配信装置３０と画像データやさまざまなデータの送受信を行う。

ＤＢ４０２は、ディレクトリの階層構造を用いて画像データを保存する。例えばＤＢ４０２は、画像配信装置３０から配信された画像データを保存する。このとき、画像データは、画像配信装置３０により指定された格納先（例えばフォルダー）に保存される。

また、基幹システム４０では、大量のデータを扱うため、階層構造が深くなっていることが考えられる。よって、基幹システム４０に配信された画像データを、配信後に処理しようとしても、どこに保存されたのか分からなくなる場合がある。

そこで、例えばＭＦＰ１０は、画像配信装置３０に記憶されている配信情報を取得し、配信情報に含まれる配信先情報を辿ることで、配信されたデータを容易に見つけることができるようになる。

さらに、ＭＦＰ１０上で、基幹システム４０に配信された画像データに処理を加えることもできる。図１１は、配信された画像データの一覧と処理項目との表示画面の一例を示す図である。図１１に示すように、ＭＦＰ１０のオペレーションパネル上には、例えばＷｅｂブラウザを用いて、配信された画像データのファイル名「abc」、「def」、「ghi」などが表示される。また、オペレーションパネル上には、それぞれの画像データに対し、処理項目「印刷」、「配信」、「処理済」が表示される。

・印刷
「印刷」ボタンが押下されたとすると、処理手段１０７は、押下された「印刷」ボタンに対応する画像データの印刷処理を実行する。印刷処理は、配信した画像データを、手元に残しておきたい場合などに有効である。

・配信
「配信」ボタンが押下されたとすると、処理手段１０７は、画像配信装置３０の配信機能を用いて配信処理を実行する。まず、処理手段１０７は、配信フローの選択画面を表示するよう配信制御手段１０３に指示する。配信制御手段１０３は、選択された配信フローの処理要求と、押下された「配信ボタン」に対応する、基幹システム４０から取得した画像データとを、画像配信装置３０に送信する。これにより、基幹システム４０に自動的に配信された画像データに対し、ユーザが所望する配信フローに従って配信することができる。例えば、ユーザは、基幹システム４０に配信された画像データに対し、自分宛にメール送信する配信フローを選択することで、自分宛にメール送信することもできるようになる。

・処理済
「処理済」ボタンが押下されたとすると、処理手段１０７は、基幹システム４０の格納先を変更するよう制御する。例えば、基幹システム４０で、配信されたデータが閲覧、又は処理されると、処理済フォルダーに変更（移動）する運用になっているとする。このとき、ＭＦＰ１０上で、閲覧、又は処理した画像データを処理済フォルダーに変更できるようにする。処理手段１０７は、押下された「処理済」ボタンに対応する画像データの格納先を、処理済フォルダーに変更して、処理済フォルダーのパスを基幹システム４０に通知する。これにより、基幹システム４０は、この画像データを、処理済フォルダーに変更することができる。

また、実施例１によれば、前述した処理を組み合わせることもできる。例えば、配信処理を行った後に、格納先を基幹システム４０の処理済フォルダーに変更したり、配信処理を行った後に、印刷処理を行ったりすることもできる。

＜動作＞
次に、実施例１における連携システム１の動作について説明する。図１２は、実施例１における画像配信装置３０の配信処理の一例を示すフローチャートである。ステップＳ２０１で、監視手段３０７は、監視フォルダーに新たに画像データが保存されたか否かを判定する。ステップＳ２０１の判定結果がＹＥＳ（あり）であればステップＳ２０２に進み、判定結果がＮＯ（なし）であればステップＳ２０１に戻り、監視手段３０７は、定期的にＳ２０１の判定を行う。なお、監視フォルダーには、ＭＦＰ１０だけでなく、他の機器からも画像データ（ＱＲコード付きのデータも含む）を保存できる。

ステップＳ２０２で、監視手段３０７は、監視フォルダーから画像データを取得する。ステップＳ２０３で、読取手段３０８が、監視手段３０７が取得した画像データに付与されているＱＲコードを読み取る。

ステップＳ２０４で、読取手段３０８は、読み取ったＱＲコードから取得した配信情報を記憶手段３０９に記録する。

ステップＳ２０５で、配信フロー制御手段３０４は、監視手段３０７が取得した画像データに対し、所定の画像処理を施す。所定の画像処理は、監視フォルダーの設定時などに予め設定される。例えば、所定の画像処理は、サイズ変換や解像度変換などである。なお、ステップＳ２０５の処理は必ずしも必要ではない。

ステップＳ２０６で、配信フロー制御手段３０４は、画像処理された画像データを基幹システム４０に配信する。このとき、配信フロー制御手段３０４は、ＱＲコードに配信先情報が含まれている場合はその格納先を取得し、その格納先に画像データを配信する。また、配信フロー制御手段３０４は、ＱＲコードに配信先情報が含まれていない場合は、ＱＲコードに含まれるその他の情報に基づいて、格納先（パス）を決定する。例えば送信元の会社名やユーザＩＤなどを用いて格納先が決定される。

これにより、監視フォルダーに保存された画像データの配信情報が、画像配信装置３０に保存される。また、監視フォルダーに保存された画像データは、所定のパスが指定されて基幹システム４０に自動的に配信される。

図１３は、実施例１における連携制御処理の一例を示すフローチャートである。ステップＳ３０１で、ユーザは、ＭＦＰ１０上から外部連携アプリケーションにログインする。

ステップＳ３０２で、連携制御手段１０５は、ログインユーザのユーザＩＤに対する配信情報の取得要求を、画像配信装置３０に対して行う。

ステップＳ３０３で、連携制御手段１０５は、画像配信装置３０から取得した配信情報を表示制御手段１０６に出力する。表示制御手段１０６は、取得した配信情報に含まれる配信先が示すパスを辿り、基幹システム４０から画像データを取得する。表示制御手段１０６は、取得した画像データの一覧をオペレーションパネル上に表示するよう制御する。

ステップＳ３０４で、処理手段１０７は、ユーザの指示により、配信された画像データに対し、処理を実行する。処理は、例えば、印刷処理や、配信処理、格納先のフォルダーの変更処理である。

以上、実施例１によれば、画像配信システムと基幹システムとの連携を図り、基幹システムに配信されたデータに対し、容易に処理を行うことができる。

また、ＭＦＰ１０に検索エンジンがある場合、ＭＦＰ１０は、基幹システム４０から配信された画像データを取得する際に、検索を行って検索条件に合う画像データの一覧を表示することができる。例えば、送信元が所定の会社である画像データのみを表示したり、特定の日付に配信した画像データのみを表示したりすることができる。

なお、ＭＦＰ１０によりスキャンされた画像データにＱＲコードが付与され、かつ、この画像データが基幹システム４０に配信される場合でも、画像配信装置３０は、配信情報を記憶手段３０９に記憶する。

［変形例］
次に、変形例におけるＭＦＰについて説明する。変形例では、前述した画像配信装置がＭＦＰに組み込まれている。なお、変形例におけるＭＦＰのハードウェアは、実施例１と同様であるため、説明を省略する。

変形例における画像配信装置が組み込まれたＭＦＰの各機能は、基本的には図４に示すＭＦＰの機能と図５に示す画像配信装置の機能と同様である。これにより、変形例におけるＭＦＰによれば、ＭＦＰ単体で、実施例１に示した処理を行なうことができる。

また、外部連携アプリケーションをインストールするのは、ＭＦＰだけに限られず、情報処理装置（ＰＣ）などにインストールしてもよい。

実施例１の画像配信装置や変形例のＭＦＰで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ（Digital Versatile Disk）等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。

また、実施例１の画像配信装置や変形例のＭＦＰで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施例１の画像配信装置や変形例のＭＦＰで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。

また、実施例１の画像配信装置や変形例のＭＦＰで実行されるプログラムを、ＲＯＭ等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。

実施例１の画像配信装置や変形例のＭＦＰで実行されるプログラムは、前述した各手段を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはＣＰＵ（プロセッサ）が補助記憶部からプログラムを読み出して実行することにより上記各手段のうち１又は複数の各手段が主記憶部上にロードされ、１又は複数の各手段が主記憶部上に生成されるようになっている。

なお、本発明は、上記実施例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。

１０ ＭＦＰ
２０ 情報処理端末
３０ 画像配信装置
４０ 基幹システム
１０１ 画像読込手段
１０２ 通信手段
１０３ 配信制御手段
１０４ 記憶手段
１０５ 連携制御手段
１０６ 表示制御手段
１０７ 処理手段
１０８ 付与手段
３０１ 配信フロー管理手段
３０２ 通信手段
３０３ ジョブ実行手段
３０４ 配信フロー制御手段
３０５ 配信フロー処理手段
３０６ 記憶手段
３０７ 監視手段
３０８ 読取手段
３０９ 記憶手段
３１０ 表示制御手段
３１１ 連携制御手段
４０１ 通信手段
４０２ ＤＢ

特開２００６−０１８６４０号公報 特開２００６−３１８２１２号公報

Claims (10)

1. 配信システムと、基幹システムとを連携する連携システムであって、
   前記基幹システムは、
   前記配信システムから配信された画像データを所定の格納先に記憶する記憶手段を備え、
   前記配信システムは、
   １以上の配信先のうち所定の配信先にデータを配信する配信処理を少なくとも含む配信フローであって、受信したデータの配信処理を実行する前に当該データに対して実行する０以上の画像処理が定義された前記配信フローを１以上記憶する第１の記憶手段と、
   画像データを取得する取得手段と、
   前記第１の記憶手段に記憶された１以上の配信フローの中から、当該画像データに対して実行する配信フローの処理要求を受け付ける配信制御手段と、
   取得された当該画像データに対して、前記配信制御手段により受け付けられた当該配信フローを実行し、前記画像データを配信先に配信する配信手段と、
   前記配信手段により前記画像データが前記基幹システムに配信された場合に、配信された画像データの前記基幹システムでの格納先を示す配信先情報を記憶する第２の記憶手段と、
   前記第２の記憶手段に記憶された配信先情報に基づき、前記配信された画像データの一覧を表示手段に表示する表示制御を行う表示制御手段と、
   表示された前記画像データの一覧から選択された画像データに対し、前記１以上の配信フローの中から選択された配信フローの実行を制御する処理を実行する処理手段と、
   を備える連携システム。
2. 前記処理手段は、
   前記画像データの一覧から選択された画像データに対して実行する配信フローの選択画面を表示し、選択された配信フローの処理要求を前記配信制御手段に指示する前記配信システムが有する配信処理に従って配信する請求項１記載の連携システム。
3. 前記処理手段は、
   前記表示制御された画像データに対し、前記基幹システムに格納先の変更を要求し、
   前記画像データの処理が済んだ旨の選択がされた場合、配信された前記画像データを、前記基幹システム内の処理済みの画像データを格納する格納先に移動させることを要求する請求項１又は２記載の連携システム。
4. 前記配信手段は、
   取得された画像データに付与される識別情報を読み取り、読み取った識別情報から格納先を決定し、
   前記識別情報に、前記格納先を特定する情報を含まない場合、前記基幹システムは、前記取得された画像データの送信元、又は、処理を選択した利用者の識別子に従って格納先を決定する請求項１乃至３いずれか一項に記載の連携システム。
5. ネットワークを介して画像配信サーバと基幹システムとに接続される画像処理装置であって、
   １以上の配信先のうち所定の配信先にデータを配信する配信処理を少なくとも含む配信フローであって、受信したデータの配信処理を実行する前に当該データに対して実行する０以上の画像処理が定義された前記配信フローを１以上記憶する第１の記憶手段と、
   画像データを取得する取得手段と、
   前記第１の記憶手段に記憶された１以上の配信フローの中から、当該画像データに対して実行する配信フローの処理要求を受け付ける配信制御手段と、
   取得された当該画像データに対して、前記配信制御手段により受け付けられた当該配信フローを実行し、前記画像データを配信先に配信する配信手段と、
   前記配信手段により前記画像データが前記基幹システムに配信された場合に、配信された画像データの前記基幹システムでの格納先を示す配信先情報を記憶する第２の記憶手段と、
   前記第２の記憶手段に記憶された配信先情報に基づき、前記配信された画像データの一覧を表示手段に表示する表示制御を行う表示制御手段と、
   表示された前記画像データの一覧から選択された画像データに対し、前記１以上の配信フローの中から選択された配信フローの実行を制御する処理手段と、
   を備える画像処理装置。
6. 前記処理手段は、
   前記表示制御された画像データを前記画像配信サーバに送信し、前記画像配信サーバが有する配信処理の処理要求を行う請求項５記載の画像処理装置。
7. 前記処理手段は、
   前記表示制御された画像データに対し、前記基幹システムに格納先の変更を要求し、
   前記画像データの処理が済んだ旨の選択がされた場合、配信された前記画像データを、前記基幹システム内の処理済みの画像データを格納する格納先に移動させることを要求する請求項５又は６記載の画像処理装置。
8. ネットワークを介して画像配信サーバと基幹システムと接続される画像処理装置で実行される連携制御方法であって、
   １以上の配信先のうち所定の配信先にデータを配信する配信処理を少なくとも含む配信フローであって、受信したデータの配信処理を実行する前に当該データに対して実行する０以上の画像処理が定義された前記配信フローを１以上記憶する第１の記憶ステップと、
   画像データを取得する取得ステップと、
   前記第１の記憶ステップで、記憶された１以上の配信フローの中から、当該画像データに対して実行する配信フローの処理要求を受け付ける受け付けステップと、
   取得された当該画像データに対して、前記受け付けステップで、受け付けられた当該配信フローを実行し、前記画像データを配信先に配信する配信ステップと、
   前記配信するステップで、前記画像データが前記基幹システムに配信された場合に、配信された画像データの前記基幹システムでの格納先を示す配信先情報を記憶する第２の記憶ステップと、
   前記第２の記憶ステップで、記憶された配信先情報に基づき、前記配信された画像データの一覧を表示する表示制御ステップと、
   表示された前記画像データの一覧から選択された画像データに対し、前記１以上の配信フローの中から選択された配信フローの実行を制御する処理ステップと、
   を有する連携制御方法。
9. ネットワークを介して画像配信サーバと基幹システムと接続される画像処理装置に実行させるための連携制御プログラムであって、
   １以上の配信先のうち所定の配信先にデータを配信する配信処理を少なくとも含む配信フローであって、受信したデータの配信処理を実行する前に当該データに対して実行する０以上の画像処理が定義された前記配信フローを１以上記憶する第１の記憶ステップと、
   画像データを取得する取得ステップと、
   前記第１の記憶ステップで、記憶された１以上の配信フローの中から、当該画像データに対して実行する配信フローの処理要求を受け付ける受け付けステップと、
   取得された当該画像データに対して、前記受け付けステップで、受け付けられた当該配信フローを実行し、前記画像データを配信先に配信する配信ステップと、
   前記配信するステップで、前記画像データが前記基幹システムに配信された場合に、配信された画像データの前記基幹システムでの格納先を示す配信先情報を記憶する第２の記憶ステップと、
   前記第２の記憶ステップで、記憶された配信先情報に基づき、前記配信された画像データの一覧を表示する表示制御を行う表示制御ステップと、
   表示された前記画像データの一覧から選択された画像データに対し、前記１以上の配信フローの中から選択された配信フローの実行を制御する処理ステップと、
   を有する連携制御プログラム。
10. 請求項９記載の連携制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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