JP5895594B2 - 印刷システムおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷システムおよび画像形成装置に関する。
公報記載の従来技術として、記録材に画像を印刷した後、この印刷物に印刷された画像を読み取ることで得られた読取画像のデータと、この読取画像の基準となる印刷物のマスタ画像(基準画像)のデータとの比較・照合を行い、印刷物における画像の欠陥を検出するものが存在する(特許文献1参照)。
特開2007−33247号公報
本発明は、画像形成の対象となる元画像が、読取手段で読み取り可能な入力色域外となる画素を含んでいても、記録媒体に形成された画像の検査の精度を担保することを目的とする。
請求項1記載の発明は、第1色空間に対応する複数の色材を用い、出力画像データに基づく画像を記録材形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を、前記第1色空間とは異なる第2色空間にて読み取る画像読取手段と、前記出力画像データの色空間を、前記第1色空間および前記第2色空間よりも再現色域が広い第3色空間に変換することで、変換出力画像データを作成する出力側色変換手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を前記画像読取手段読み取ることによって得られる入力画像データの色空間を、前記第2色空間から前記第3色空間に変換することで、変換入力画像データを作成する入力側色変換手段と、前記出力画像データまたは前記変換出力画像データに対し、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを画素毎に判定する判定手段と、前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データおよび当該出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素を修正する修正手段と、前記修正手段によって前記変換出力画像データを修正して得られた修正出力画像データと、当該修正手段によって前記変換入力画像データを修正して得られた修正入力画像データとを画素毎に照合し、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像における欠陥を検出する検出手段とを含み、前記修正手段は、前記変換出力画像データおよび前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素どうしについて、前記検出手段にて差分が検出されないように修正することを特徴とする印刷システムである。
請求項2記載の発明は、前記判定手段は、前記変換出力画像データに対し、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを画素ごとに判定することを特徴とする請求項1記載の印刷システムである。
請求項3記載の発明は、前記出力画像データに基づいて、前記画像形成手段で使用する印刷用画像データを前記第1色空間にて作成する印刷用画像作成手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の印刷システムである。
請求項4記載の発明は、前記出力側色変換手段は、前記出力画像データの色空間を前記印刷用画像作成手段によって前記第1色空間に変換して前記印刷用画像データを作成してから、当該印刷用画像データの色空間を前記第3色空間に変換することで前記変換出力画像データを作成することを特徴とする請求項3記載の印刷システムである。
請求項5記載の発明は、前記出力側色変換手段によって作成される前記変換出力画像データ、および、前記入力側色変換手段によって作成される前記変換入力画像データが、共通の解像度を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の印刷システムである。
請求項6記載の発明は、前記修正手段は、共通の前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データおよび前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素の画素値を、互いに等しくなるように修正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の印刷システムである。
請求項7記載の発明は、前記修正手段は、共通の前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データおよび前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素を、互いに除外するように修正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の印刷システムである。
請求項8記載の発明は、第1色空間に対応する複数の色材を用い、出力画像データに基づく画像を記録材形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を、前記第1色空間とは異なる第2色空間にて読み取る画像読取手段と、前記出力画像データの色空間を、前記第1色空間および前記第2色空間よりも再現色域が広い第3色空間に変換することで、変換出力画像データを作成する出力側色変換手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を前記画像読取手段読み取ることによって得られる入力画像データの色空間を、前記第2色空間から前記第3色空間に変換することで、変換入力画像データを作成する入力側色変換手段と、前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データと当該出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データとの差分をとることによって差分画像データを作成する差分画像作成手段と、前記差分画像データのうち、画素値が予め決められた基準値よりも大きい画素を検出し、前記出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データのうち、当該基準値よりも大きいことが検出された画素と同じ位置にある画素の画素値が、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを判定する判定手段と、前記差分画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素の画素値を、予め決められた設定値に修正する修正手段と、前記修正手段によって前記変換出力画像データを修正して得られた修正差分画像データを画素毎に参照し、当該修正差分画像データにおける画素値が前記設定値を超えている場合に、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された画像における欠陥を検出する検出手段とを含む印刷システムである。
請求項9記載の発明は、前記出力画像データに基づいて、前記画像形成手段で使用する印刷用画像データを前記第1色空間にて作成する印刷用画像作成手段をさらに含むことを特徴とする請求項8記載の印刷システムである。
請求項10記載の発明は、前記出力側色変換手段は、前記出力画像データの色空間を前記印刷用画像作成手段によって前記第1色空間に変換して前記印刷用画像データを作成してから、当該印刷用画像データの色空間を前記第3色空間に変換することで前記変換出力画像データを作成することを特徴とする請求項9に記載の印刷システムである。
請求項11記載の発明は、前記出力側色変換手段によって作成される前記変換出力画像データ、および、前記入力側色変換手段によって作成される前記変換入力画像データが、共通の解像度を有していることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項記載の印刷システムである。
請求項12記載の発明は、第1色空間に対応する複数の色材を用い、出力画像データに基づく画像を記録材形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を、前記第1色空間とは異なる第2色空間にて読み取る画像読取手段と、前記出力画像データの色空間を、前記第1色空間および前記第2色空間よりも再現色域が広い第3色空間に変換することで、変換出力画像データを作成する出力側色変換手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を前記画像読取手段読み取ることによって得られる入力画像データの色空間を、前記第2色空間から前記第3色空間に変換することで、変換入力画像データを作成する入力側色変換手段と、前記出力画像データまたは変換出力画像データに対し、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを画素毎に判定する判定手段と、前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データおよび当該出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素を修正する修正手段と、前記修正手段によって前記変換出力画像データを修正して得られた修正出力画像データと、当該修正手段によって前記変換入力画像データを修正して得られた修正入力画像データとを出力する出力手段とを含み、前記修正手段は、前記変換出力画像データおよび前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素どうしについて、差分が検出されないように修正することを特徴とする画像形成装置である。
請求項13記載の発明は、第1色空間に対応する複数の色材を用い、出力画像データに基づく画像を記録材形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を、前記第1色空間とは異なる第2色空間にて読み取る画像読取手段と、前記出力画像データの色空間を、前記第1色空間および前記第2色空間よりも再現色域が広い第3色空間に変換することで、変換出力画像データを作成する出力側色変換手段と、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を前記画像読取手段読み取ることによって得られる入力画像データの色空間を、前記第2色空間から前記第3色空間に変換することで、変換入力画像データを作成する入力側色変換手段と、前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データと当該出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データとの差分をとることによって差分画像データを作成する差分画像作成手段と、前記差分画像データのうち、画素値が予め決められた基準値よりも大きい画素を検出し、当該差分画像データと共通の前記出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データのうち、前記基準値よりも大きいことが検出された画素と同じ位置にある画素の画素値が、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを判定する判定手段と、前記差分画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素の画素値を、予め決められた設定値に修正する修正手段と、前記修正手段によって前記変換出力画像データを修正して得られた修正差分画像データを出力する出力手段とを含む画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像形成の対象となる元画像が、読取手段で読み取り可能な入力色域外となる画素を含んでいても、記録媒体に形成された画像の検査の精度を担保することができる。
請求項2記載の発明によれば、第3色空間に変換前の出力画像データに対して判定を行う場合と比較して、判定の精度を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、出力画像データの色空間が画像形成手段の色空間とは異なる場合であっても、第1色空間に基づく画像形成を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、出力画像データを第1色空間に変換せずに第3色空間に変換する場合と比較して、変換出力画像データと変換画像入力データとの色差を抑えることができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、出力画像データと入力画像データとの解像度が異なる場合であっても、同じ条件にて、変換出力画像データと変換入力画像データとを照合することが可能になる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、より簡易に、入力色域外の画素が欠陥として検出されるのを抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、より簡易に、入力色域外の画素が欠陥として検出されるのを抑制することができる。
請求項8記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像形成の対象となる元画像が、読取手段で読み取り可能な入力色域外となる画素を含んでいても、記録媒体に形成された画像の検査の精度を担保することができる。
請求項9記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、出力画像データの色空間が画像形成手段の色空間とは異なる場合であっても、第1色空間に基づく画像形成を行うことができる。
請求項10記載の発明によれば、出力画像データを第1色空間に変換せずに第3色空間に変換する場合と比較して、変換出力画像データと変換画像入力データとの色差を抑えることができる。
請求項11記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、出力画像データと入力画像データとの解像度が異なる場合であっても、同じ条件にて、変換出力画像データと変換入力画像データとを照合することが可能になる。
請求項12記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像形成の対象となる元画像が、読取手段で読み取り可能な入力色域外となる画素を含んでいても、記録媒体に形成された画像の検査の精度を担保することができる。
請求項13記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像形成の対象となる元画像が、読取手段で読み取り可能な入力色域外となる画素を含んでいても、記録媒体に形成された画像の検査の精度を担保することができる。
印刷システムの構成を示す図である。 印刷装置の構成を示す図である。 設定装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1における印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 色域データの構造を模式的に示す図である。 検査装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1の印刷システムによる印刷および検査の手順を説明するための図である。 実施の形態1の色情報置換部における処理の内容を説明するための図である。 実施の形態2における印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2の対象外設定部における処理の内容を説明するための図である。 実施の形態3における印刷装置の機能構成を示したブロック図である。 実施の形態3における検査装置の機能構成を示したブロック図である。 実施の形態3の印刷システムによる印刷および検査の手順を説明するための図である。 実施の形態3の差分画像作成部における処理の内容を説明するための図である。 実施の形態3の色情報置換部における処理の内容を説明するための図である。 実施の形態1の変形例の印刷システムによる印刷および検査の手順を説明するための図である。 実施の形態3の変形例の印刷システムによる印刷および検査の手順を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態が適用される印刷システムの構成を示す図である。
本実施の形態の印刷システムは、用紙に画像を印刷する印刷装置1と、印刷装置1において印刷すべき画像データ(元画像データ)とその印刷条件とを設定する設定装置2と、印刷装置1によって用紙に印刷された画像(印刷画像)の内容を検査する検査装置3と、これら印刷装置1、設定装置2および検査装置3を相互に接続するネットワーク4とを備えている。
図2は、印刷装置1の構成を示す図である。本実施の形態の印刷装置1は、電子写真方式にて画像の印刷を行う、無版式印刷装置である。
この印刷装置1は、所謂タンデム型の構成を有するものであって、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを備えている。また、印刷装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含んで構成され、印刷装置1を構成する各装置および各部の動作(画像処理を含む)を制御する制御部100を備えている。ここで、複数の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の画像を形成する。
また、印刷装置1は、各画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kにて形成された各色成分トナー像が順次転写(一次転写)されるとともにこのトナー像を保持する中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20上のトナー像を矩形状に形成された記録材の一例としての用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写装置30とを備えている。
ここで、複数の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの各々は、回転可能に取り付けられた感光体ドラム11を備えている。また、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの各々において、感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12、感光体ドラム11を露光して静電潜像を書き込む露光装置13、感光体ドラム11上の静電潜像を対応する色のトナーにより可視像化する現像装置14が設けられている。さらに、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの各々には、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写装置15、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラム清掃装置16が設けられている。
次に、中間転写ベルト20は、それぞれが回転可能に設けられた3本のロール部材21〜23に掛け渡され、回転するように設けられている。これら3本のロール部材21〜23のうち、ロール部材22は、中間転写ベルト20を駆動する。また、ロール部材23は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール31に対向配置されており、これら二次転写ロール31およびロール部材23によって二次転写装置30が構成されている。なお、中間転写ベルト20を挟んでロール部材21と対向する位置には、中間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルト清掃装置24が設けられている。
また、印刷装置1には、二次転写装置30に向けて搬送される用紙Pが通過する第1搬送経路R1、二次転写装置30を通過した後の用紙Pが通過する第2搬送経路R2、定着装置50(後述)よりも下流側にて第2搬送経路R2から分岐するとともに第1搬送経路R1の下方まで延び、用紙Pを再び第1搬送経路R1に導く第3搬送経路R3が設けられている。なお、第2搬送経路R2に沿って搬送されてきた用紙Pのうち、第3搬送経路R3に導かれないものは、印刷装置1の外部に排出され、図示しない用紙積載部に積載される。
また、印刷装置1は、これら第1搬送経路R1、第2搬送経路R2および第3搬送経路R3に沿って用紙Pを搬送する用紙搬送部40を有している。この用紙搬送部40は、第1搬送経路R1に用紙Pを供給する第1用紙供給装置40Aと、第1用紙供給装置40Aよりも用紙Pの搬送方向における下流側に設けられ、第1搬送経路R1に用紙Pを供給する第2用紙供給装置40Bとを備えている。なお、第1用紙供給装置40Aおよび第2用紙供給装置40Bは同じ構造を有しており、第1用紙供給装置40Aおよび第2用紙供給装置40Bの各々には、用紙Pを収容する用紙収容部41、用紙収容部41に収容された用紙Pを取り出して搬送する取り出しロール42が設けられている。ここで、第1用紙供給装置40Aおよび第2用紙供給装置40Bには、異なるサイズおよび向きや異なる種別の用紙Pが収容され得る。
さらに、用紙搬送部40は、第1搬送経路R1、第2搬送経路R2および第3搬送経路R3のそれぞれにおいて用紙Pを挟んで搬送する複数の搬送ロール43を備えている。さらにまた、用紙搬送部40は、第2搬送経路R2において、二次転写装置30を通過した用紙Pを定着装置50側へと搬送するベルト搬送部44を備えている。
また、印刷装置1は、第2搬送経路R2上に、二次転写装置30により用紙P上に二次転写された画像をこの用紙Pに定着させる定着装置50をさらに備えている。この定着装置50は、内蔵されたヒータ(不図示)により加熱される加熱ロール50Aと、加熱ロール50Aを押圧する押圧ロール50Bとを有している。そして、この定着装置50では、加熱ロール50Aと押圧ロール50Bとの間を用紙Pが通過することで、用紙Pが加熱および加圧され、用紙P上の画像が用紙Pに定着される。
なお、以下の説明においては、上述した画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K、中間転写ベルト20、二次転写装置30、用紙搬送部40および定着装置50を、まとめて画像形成部10と呼ぶ。本実施の形態の画像形成部10は、画像形成手段の一例としての機能を有している。
本実施の形態の印刷装置1では、第1用紙供給装置40A等から供給された用紙Pの第1面に画像を印刷することができるのに加え、用紙Pの第2面に画像を印刷することができるようになっている。より具体的に説明すると、この印刷装置1では、第1面に画像が転写された後に定着装置50を通過した用紙Pの表裏が、第3搬送経路R3を介して搬送されることで反転され、表裏が反転された用紙Pが再度二次転写装置30へと供給される。そして、二次転写装置30にて用紙Pの第2面に対して画像が転写される。その後、この用紙Pは定着装置50を再び通過し、転写されたこの画像は用紙Pに定着される。これにより、用紙Pの第1面のみならず、第2面にも画像が形成されるようになる。
そして、本実施の形態の印刷装置1には、第2搬送経路R2のうち、定着装置50よりも用紙Pの搬送方向下流側であって、第2搬送経路R2と第3搬送経路R3との分岐部よりも用紙Pの搬送方向上流側に、二次転写および定着を経て用紙Pに印刷された画像を読み取る画像読取部70が設けられている。画像読取手段の一例としての画像読取部70は、二次転写装置30を通過する用紙Pのうち、中間転写ベルト20と対向する側の面、すなわち、直前に画像の二次転写が行われた面の画像を読み取るように構成されている。ここで、画像読取部70は、例えば用紙Pの搬送方向と交差する方向に配置された、赤(R)、緑(G)および青(B)の画像を読み取る3本のラインセンサ(図示せず)を有しており、各ラインセンサは、搬送されてくる用紙Pの一方の面を、1ライン分ずつ読み取るようになっている。ただし、画像読取部70については、これに限られるものではなく、RGB各色を読み取る二次元のエリアセンサで構成してもかまわない。
図3は、図1に示す設定装置2の機能構成を示すブロック図である。本実施の形態の設定装置2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含むコンピュータ装置によって構成されている。ここで、設定装置2は、1回の指示に基づいて1または複数の用紙Pに画像を連続印刷して出力するジョブの実行に際して、印刷装置1に入力するためのデータ処理を行うDFE(Digital Front End)と呼ばれるものである。
この設定装置2は、元画像作成部201と、ユーザインタフェース(UI)202と、送受信部203とを備えている。
元画像作成部201は、例えば外部から入力されてくる入力画像データに基づいて、印刷装置1にて解釈が可能な、出力画像データの一例としての『元画像データ』を作成する。
UI202は、上記元画像データに基づく印刷を印刷装置1で実行するにあたって、印刷に要求される各種設定の入力を受け付ける。ここで、UI202を介して受け付ける設定としては、例えば元画像データを定義するための色空間や、元画像データに基づく印刷を実行する際の解像度などが挙げられる。ただし、色空間や解像度の情報が、既に入力画像データに含まれている場合もある。なお、以下の説明においては、元画像データの色空間を『設定色空間』と呼び、元画像データの解像度を『設定解像度』と呼ぶ。この例において、設定色空間はRGB色空間にて定義される。また、UI202は、ネットワーク4を介して、図1に示す印刷装置1や検査装置3から送られてきたデータに基づく画像を、図示しないディスプレイに表示する。
送受信部203は、図1に示す印刷装置1や検査装置3との間で、ネットワーク4を介して、各種データの送受信を行う。
図4は、図1および図2に示す印刷装置1の機能構成を示すブロック図である。
本実施の形態の印刷装置1は、用紙Pに画像を印刷する画像形成部10と、用紙P上の印刷画像を読み取る画像読取部70と、これら画像形成部10および画像読取部70を制御する制御部100とを有している。また、制御部100は、送受信部101と、印刷用元画像作成部102と、照合用元画像作成部103と、色域内外判定部104と、照合用読取画像作成部105と、色情報置換部106とを備えている。
出力手段の一例としての送受信部101は、図1に示す設定装置2や検査装置3との間で、ネットワーク4を介して、各種データの送受信を行う。
印刷用画像作成手段の一例としての印刷用元画像作成部102は、設定装置2から送受信部101を介して入力されてくる元画像データに基づき、画像形成部10に対応した『印刷用元画像データ』を作成する。ここで、印刷用元画像作成部102は、元画像データから印刷用元画像データを作成するに際して、元画像データの設定色空間を、画像形成部10の色材に対応する色空間(『出力色空間』と呼ぶ)に変換する。なお、この例において、第1色空間の一例としての出力色空間は、画像形成部10の色材(この例ではシアン、マゼンタ、イエロー、黒)に対応するCMYK色空間にて定義される。また、印刷用元画像作成部102は、元画像データから印刷用元画像データを作成するに際して、元画像データの設定解像度に基づく解像度(『出力解像度』と呼ぶ)を設定する。なお、出力解像度は、通常、設定解像度と同じ値に設定されるが、出力解像度を、設定解像度とは異なる値に設定してもかまわない。
画像形成部10は、印刷用元画像作成部102で作成された印刷用元画像データを用い、出力色空間および出力解像度に基づく画像(印刷画像)を、用紙Pに印刷する。
画像読取部70は、3本のラインセンサを用いて、用紙P上の印刷画像を読み取る。そして、画像読取部70は、各ラインセンサから入力されてくる読取結果に基づき、『読取画像データ』を作成する。ここで、画像読取部70は、印刷画像の読取結果から読取画像データを作成するに際して、読取画像データの色空間を、各ラインセンサの読取色に対応する色空間(『入力色空間』と呼ぶ)に設定する。なお、この例において、第2色空間の一例としての入力色空間は、画像読取部70を構成する各ラインセンサの色(この例では赤、緑、青)に対応するRGB色空間にて定義される。また、画像読取部70は、印刷画像の読取結果から読取画像データを作成するに際して、読取結果に基づく解像度(『入力解像度』)を設定する。なお、入力解像度は、各ラインセンサを構成する複数のセンサの配列間隔、各ラインセンサにおける読取周期、さらには用紙Pの搬送速度等によって決まるものであり、出力解像度と同じ値となることもあるし、出力解像度とは異なる値となることもある。
出力側色変換手段の一例としての照合用元画像作成部103は、設定装置2から送受信部101を介して入力されてくる元画像データに基づき、後述する画像欠陥の検査に用いるための基準となる、変換出力画像データの一例としての『照合用元画像データ』を作成する。ここで、照合用元画像作成部103は、元画像データから照合用元画像データを作成するに際して、元画像データの設定色空間を、画像欠陥の検査に対応する色空間(『検査色空間』と呼ぶ)に変換する。なお、この例において、第3色空間の一例としての検査色空間は、CIELAB(以下では、Lと称することがある)色空間にて定義される。また、照合用元画像作成部103は、元画像データから照合用元画像データを作成するに際して、設定解像度を、必要に応じて、画像欠陥の検査に対応する解像度(『検査解像度』と呼ぶ)に変換する。なお、検査解像度は、画像形成部10における出力解像度と画像読取部70における入力解像度との関係に基づいて決まる。例えば出力解像度と入力解像度とが同じ値である場合には、検査解像度=出力解像度=入力解像度とすればよい。また、例えば出力解像度と入力解像度とが異なる値である場合には、両者のうち、より低解像度となる一方の解像度(例えば入力解像度)に他方の解像度(例えば出力解像度)を合わせるように、他方の解像度について解像度変換を施せばよい。ただし、これに限られるものではなく、出力解像度および入力解像度の両者に対し、より低解像度となるように解像度変換を施してもかまわない。
判定手段の一例としての色域内外判定部104は、画像形成部10で印刷可能な色域と、画像読取部70で読み取り可能な色域とを対応付けた色域データを、ルックアップテーブル(LUT)として記憶している。
ここで、図5は、色域内外判定部104に記憶される色域データの構造を模式的に示す図である。この色域データは、画像形成部10で印刷可能な色域である出力色域Apと、画像読取部70で読み取り可能な色域である入力色域Arとを含んでいる。ここで、出力色域Apと入力色域Arとの間には、画像形成部10で印刷した色を画像読取部70で同じ色として読み取ることが可能な共通色域Acに加えて、画像形成部10で印刷した色を画像読取部70で同じ色として読み取ることができない印刷特有色域Asが存在している。なお、この例では、色域内外判定部104に入力されてくる照合用元画像データの検査色空間がCIELAB色空間で定義されているため、色域データもCIELAB色空間で定義されたものとなっている。したがって、実際の色域データは3次元構造を有する。
そして、色域内外判定部104は、照合用元画像作成部103で作成された照合用元画像データに対し、色域データ(図5参照)を参照しつつ、画素毎に、その色(画素値)が共通色域Acの内側にあるか、外側にあるか(印刷特有色域Asの内側にあるか)を判定する。
入力側色変換手段の一例としての照合用読取画像作成部105は、画像読取部70から入力されてくる入力画像データの一例としての読取画像データに基づき、後述する画像欠陥の検査に用いるための基準となる、変換入力画像データの一例としての『照合用読取画像データ』を作成する。ここで、照合用読取画像作成部105は、読取画像データから照合用読取画像データを作成するに際して、読取画像データの入力色空間を、上述した検査色空間に変換する。また、照合用読取画像作成部105は、読取画像データから照合用読取画像データを作成するに際して、入力解像度を、必要に応じて、上述した検査解像度に変換する。
修正手段の一例としての色情報置換部106は、照合用元画像作成部103から色域内外判定部104を介して入力されてくる照合用元画像データおよび照合用読取画像作成部105から入力されてくる照合用読取画像データのそれぞれにおいて、色域内外判定部104により共通色域Acの外側(見方を変えれば、印刷特有色域Asの内側)に存在すると判定された画素(以下では色域外画素と呼ぶ)の画素値を、同じ値に置換する(書き換える)。なお、以下の説明においては、上述した処理が施された後に色情報置換部106から出力されるデータのうち、照合用元画像データに基づいて得られたものを、修正出力画像データの一例としての『修正後元画像データ』と呼び、照合用読取画像データに基づいて得られたものを、修正入力画像データの一例としての『修正後読取画像データ』と呼ぶ。そして、本実施の形態では、これら修正後元画像データおよび修正後読取画像データが、送受信部101を介して検査装置3に送られる。
図6は、図1に示す検査装置3の機能構成を示すブロック図である。本実施の形態の検査装置3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含むコンピュータ装置によって構成されている。この検査装置3は、印刷装置1によって用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を検査するものである。
検出手段の一例としての検査装置3は、送受信部301と、画像照合部302と、画像欠陥判定部303とを有している。
送受信部301は、図1に示す印刷装置1や設定装置2との間で、ネットワーク4を介して、各種データの送受信を行う。
画像照合部302は、印刷装置1から送受信部301を介して入力されてくる、共通の元画像データに基づいて得られた修正後元画像データおよび修正後読取画像データの両者について、画素毎にその画素値の照合を行う。
画像欠陥判定部303は、画像照合部302による照合結果に基づき、上記共通の元画像データに基づいて、用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を判定する。なお、この判定結果は、送受信部301を介して設定装置2に送られる。
図7は、本実施の形態の印刷システムにおける印刷および検査の手順を説明するための図である。以下では、図7にしたがって、印刷システムを構成する各装置の動作および各装置間でのデータのやりとりについて説明を行う。
なお、この例においては、設定解像度が300dpi(dot per inch)、出力解像度が600dpi、入力解像度が300dpi、検査解像度が300dpiであるものとする。
設定装置2(図示せず)で作成された元画像データ(設定色空間(この例ではRGB)、設定解像度)が、印刷装置1の印刷用元画像作成部102に入力される。これに伴い、印刷用元画像作成部102は、元画像データ(RGB、設定解像度)に基づく印刷用元画像データ(出力色空間(この例ではCMYK)、出力解像度)を作成する。また、同じ元画像データ(RGB、設定解像度)が、印刷装置1の照合用元画像作成部103に入力される。これに伴い、照合用元画像作成部103は、元画像データ(RGB、設定解像度)に基づく照合用元画像データ(検査色空間(この例ではL)、検査解像度)を作成する。
また、印刷装置1では、印刷用元画像作成部102で作成された印刷用元画像データ(CMYK、出力解像度)が、画像形成部10に入力される。これに伴い、画像形成部10が、CMYKの各色を含む画像を用紙Pに印刷する。続いて、この用紙P上の印刷画像を、印刷装置1に設けられた画像読取部70が読み取る。そして、画像読取部70は、3本のラインセンサを用いた読取結果に基づいて、読取画像データ(入力色空間(この例ではRGB)、入力解像度)を作成する。
さらに、印刷装置1では、画像読取部70で作成された読取画像データ(RGB、入力解像度)が、照合用読取画像作成部105に入力される。これに伴い、照合用読取画像作成部105は、読取画像データ(RGB、入力解像度)に基づく照合用読取画像データ(L、検査解像度)を作成する。
一方、印刷装置1では、照合用元画像作成部103で作成された照合用元画像データ(L、検査解像度)が、色域内外判定部104に入力される。これに伴い、色域内外判定部104は、上述した色域データを参照しつつ、照合用元画像データ(L、検査解像度)を構成する各画素について、その色(画素値)が共通色域Ac(図5参照)の内側にあるか否かを判定する。
そして、印刷装置1では、同じ元画像データ(RGB、設定解像度)に基づいて得られた、照合用元画像データ(L、検査解像度)および照合用読取画像データ(L、検査解像度)が、色情報置換部106に入力される。また、色域内外判定部104による、同じ元画像データに対応する色域の判定結果も、色情報置換部106に入力される。これに伴い、色情報置換部106は、これら照合用元画像データおよび照合用読取画像データを構成する各画素のうち、色域の判定結果において共通色域Acの外側(印刷特有色域Asの内側)に存在すると判定された画素の画素値を、同じ値に置換し、修正後元画像データ(L、検査解像度)および修正後読取画像データ(L、検査解像度)として出力する。なお、色情報置換部106における処理の具体的な手順については後述する。
続いて、検査装置3では、同じ元画像データに基づいて得られ、印刷装置1の色情報置換部106から出力された、修正後元画像データ(L、検査解像度)および修正後読取画像データ(L、検査解像度)が、画像照合部302に入力される。これに伴い、画像照合部302では、修正後元画像データ(L、検査解像度)および修正後読取画像データ(L、検査解像度)について、画素毎に照合を行う。なお、画像照合部302における照合手法としては、例えば修正後元画像データ(L、検査解像度)および修正後読取画像データ(L、検査解像度)について、二次元座標上で同一位置に存在する画素同士の画素値の差分を、画素毎に演算するやり方が挙げられる。
そして、検査装置3では、画像照合部302による照合結果が、画像欠陥判定部303に入力される。これに伴い、画像欠陥判定部303では、この照合結果に対応する元画像データに基づいて、用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を判定する。なお、画像欠陥判定部303による画像欠陥の判定手法としては、例えば照合結果における差分の大きさが、予め決められた基準値よりも大きい場合に、画像欠陥の発生を検出するやり方が挙げられる。ここで、画像欠陥の発生が検出された場合は、この判定結果が、設定装置2に送信される。そして、設定装置2ではUI202(図3参照)に、画像欠陥の発生を伝えるための画像が表示される。
図8は、本実施の形態の色情報置換部106における処理の内容を説明するための図である。ここで、図8(a)は、色情報置換部106に入力される照合用元画像データと、色情報置換部106から出力される修正後元画像データとの関係を示している。また、図8(b)は、色情報置換部106に入力される照合用読取画像データと、色情報置換部106から出力される修正後読取画像データとの関係を示している。ここで、図8に示す各画像データは、上述したように、検査解像度に対応する複数の画素で構成されるとともに、各画素の画素値は、検査色空間すなわちCIELAB色空間で定義される。このため、各画像データは、複数の画素に対応する、「L」の画素値のテーブル、「a」の画素値のテーブル、「b」の画素値のテーブルを有している。
なお、この例においては、図8(a)に示す照合用元画像データのうち、図中上から4行目且つ図中左から3列目の画素が、色域内外判定部104において、色域外画素と判定されているものとする。そして、図8(a)に示す照合用元画像データにおいて、色域外画素の画素値は(x,y,z)であり、図8(b)に示す照合用読取画像データにおいて、色域外画素の画素値は(u,v,w)であるものとする。ここで、画素値(x,y,z)は、図5に示す色域データにおいて共通色域Acの外側(印刷特有色域Asの内側)に存在するものであり、画素値(u,v,w)は、図5に示す色域データにおいて共通色域Acの内側に存在するものである。
本実施の形態の色情報置換部106では、照合用元画像データに基づいて得られた色域外画素の画素値(x、y,z)を、対応する照合用読取画像データにおける色域外画素の画素値(u,v,w)に対して上書きする処理を行うことで、同じ位置(同じ座標)にある色域外画素の画素値を同じ大きさにしている。これは、本実施の形態の処理手順では、用紙P上の印刷画像を介さない分、照合用元画像データが、照合用読取画像データよりも先に作成されるためである。ただし、これに限られるものではなく、照合用読取画像データにおける色域外画素の画素値(u,v,w)を、対応する照合用元画像データに基づいて得られた色域外画素の画素値(x、y,z)に対して上書きする処理を施すようにしてもかまわない。
したがって、色情報置換部106から出力される修正後元画像データおよび修正後読取画像データにおいて、色域外画素とされた画素は、それぞれ画素値(x,y,z)を有することになる。
本実施の形態の印刷システムでは、図5等を用いて説明したように、画像形成部10にて印刷可能な出力色域Apと、画像読取部70にて読み取り可能な入力色域Arとの間にずれが存在する。このため、例えば印刷特有色域Asに存在する色の画像を画像形成部10にて用紙Pに印刷し、得られた印刷画像を画像読取部70にて読み取った場合、読み取られる印刷画像の色は、共通色域Acの範囲内に置き換えられることになってしまう。したがって、検査装置3において、印刷前の画像データ(例えば照合用元画像データ)と印刷画像を読み取って得られた画像データ(例えば照合用読取画像データ)とをそのまま照合した場合には、たとえ、用紙P上の印刷画像における印刷特有色域Asの色に間違いがなかったとしても、両方の画像データにおけるこの部位(画素)の画素値同士の差分(色差)が大きくなってしまうことから、この部位が画像欠陥として誤判定されてしまうおそれがある。
これに対し、本実施の形態では、印刷装置1において、照合用元画像データおよび照合用読取画像データのそれぞれに対し、印刷特有色域Asに存在する色の画像が形成され得る画素(色域外画素)の画素値を、同じ大きさに置き換えるようにした。そして、照合用元画像データを修正して得られた修正後元画像データと、照合用読取画像データを修正して得られた修正後読取画像データとを、印刷装置1から検査装置3へと出力するようにした。このため、検査装置3では、両方の画像データにおける色域外画素の画素値同士の差分(色差)が必ず0(色差なし)となり、この画素に対する画像欠陥の誤判定が発生しなくなる。したがって、画像形成部10の出力色域Apと画像読取部70の入力色域Arとの相違に起因する、画像欠陥に関する誤判定を抑制することが可能となる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、色域外画素と判定された画素の画素値を、照合用元画像データおよび照合用読取画像データの両者において同じ値に置き換えることで、修正後元画像データおよび修正後読取画像データを作成していた。これに対し、本実施の形態では、色域外画素と判定された画素の画素値を、照合用元画像データおよび照合用読取画像データの両者において照合検査の対象外に設定することで、修正後元画像データおよび修正後読取画像データを作成するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図9は、実施の形態2における印刷装置1の機能構成を示すブロック図である。
本実施の形態の印刷装置1は、用紙Pに画像を印刷する画像形成部10と、用紙P上の印刷画像を読み取る画像読取部70と、これら画像形成部10および画像読取部70を制御する制御部100とを有している。また、制御部100は、送受信部101と、印刷用元画像作成部102と、照合用元画像作成部103と、色域内外判定部104と、照合用読取画像作成部105と、対象外設定部107とを備えている。すなわち、本実施の形態の制御部100は、色情報置換部106に代えて対象外設定部107を有している点が、実施の形態1とは異なる。
対象外設定部107は、照合用元画像作成部103から色域内外判定部104を介して入力されてくる照合用元画像データおよび照合用読取画像作成部105から入力されてくる照合用読取画像データのそれぞれにおいて、色域内外判定部104により色域外画素と判定された画素を、検査装置3における照合検査の対象外となるように設定する。なお、対象外設定部107からは、照合用元画像データに対し上記設定に基づく修正が施された修正後元画像データと、照合用読取画像データに対し上記設定に基づく修正が施された修正後読取画像データとが出力される。そして、これら修正後元画像データおよび修正後読取画像データは、実施の形態1と同じく、送受信部101を介して検査装置3に送られる。
図10は、本実施の形態の対象外設定部107における処理の内容を説明するための図である。ここで、図10(a)は、対象外設定部107に入力される照合用元画像データと、対象外設定部107から出力される修正後元画像データとの関係を示している。また、図10(b)は、対象外設定部107に入力される照合用読取画像データと、対象外設定部107から出力される修正後読取画像データとの関係を示している。ここで、図10に示す各画像データは、実施の形態1と同じく、複数の画素に対応する、「L」の画素値のテーブル、「a」の画素値のテーブル、「b」の画素値のテーブルを有している。
なお、この例においても、図10(a)に示す照合用元画像データのうち、図中上から4行目且つ図中左から3列目の画素が、色域内外判定部104において、色域外画素と判定されているものとする。そして、図10(a)に示す照合用元画像データにおいて、色域外画素の画素値は、図5に示す色域データにおいて共通色域Acの外側(印刷特有色域Asの内側)に存在する(x,y,z)であり、図10(b)に示す照合用読取画像データにおいて、色域外画素の画素値は、図5に示す色域データにおいて共通色域Acの内側に存在する(u,v,w)である。
本実施の形態の対象外設定部107では、照合用元画像データにおける色域外画素の画素値(x,y,z)、および、照合用読取画像データにおける色域外画素の画素値(u,v,w)に、それぞれ対象外を意味するマスクをかける処理を施している。
したがって、対象外設定部107から出力される修正後元画像データおよび修正後読取画像データのそれぞれにおいて、色域外画素とされた画素は、その画素自体が存在しないものとなる。
本実施の形態では、印刷装置1において、照合用元画像データおよび照合用読取画像データのそれぞれに対し、印刷特有色域Asに存在する色の画像が形成され得る画素(色域外画素)を、照合検査の対象から除外する設定を行うようにした。そして、照合用元画像データを修正して得られた修正後元画像データと、照合用読取画像データを修正して得られた修正後読取画像データとを、印刷装置1から検査装置3へと出力するようにした。このため、検査装置3では、両方の画像データにおける色域外画素の画素値同士の差分が演算されなくなり、この画素に対する画像欠陥の誤判定が発生しなくなる。したがって、本実施の形態においても、画像形成部10の出力色域Apと画像読取部70の入力色域Arとの相違に起因する、画像欠陥に関する誤判定を抑制することが可能となる。
<実施の形態3>
実施の形態1、2では、検査装置3において、印刷前後の2つの画像データ(修正後元画像データおよび修正後読取画像データ)の照合を行うことで、画像欠陥の有無を判定していた。これに対し、本実施の形態では、検査装置3において、印刷前後の2つの画像データの差分を取った差分画像データに基づいて、画像欠陥の有無を判定している。このため、本実施の形態では、印刷装置1において印刷前後の2つの画像データを準備するのではなく、印刷前後の2つの画像データについての差分画像データを作成するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図11は、本実施の形態における印刷装置1の機能構成を示すブロック図である。
本実施の形態の印刷装置1は、用紙Pに画像を印刷する画像形成部10と、用紙P上の印刷画像を読み取る画像読取部70と、これら画像形成部10および画像読取部70を制御する制御部100とを有している。また、制御部100は、送受信部101と、印刷用元画像作成部102と、照合用元画像作成部103と、色域内外判定部104と、照合用読取画像作成部105と、色情報置換部106と、差分画像作成部108とを備えている。すなわち、本実施の形態の制御部100は、差分画像作成部108をさらに有している点で、実施の形態1とは異なる。また、本実施の形態の制御部100は、色域内外判定部104および色情報置換部106のそれぞれで実行される処理の内容が、実施の形態1とは異なる。
差分画像作成手段の一例としての差分画像作成部108は、同じ元画像データに基づいて、照合用元画像作成部103で作成された照合用元画像データと、照合用読取画像作成部105で作成された照合用読取画像データとを用い、画素毎に画素値の差分を演算することによって『差分画像データ』を作成する。なお、この例では、照合用元画像データおよび照合用読取画像データが検査色空間で定義されるとともに検査解像度で作成されているために、差分画像データも、検査色空間で定義されるとともに検査解像度にて作成される。
本実施の形態の色域内外判定部104は、差分画像作成部108から入力されてくる差分画像データにおいて色差(画素値同士の差)が大きい画素を、『注目画素』として抽出する。続いて、色域内外判定部104は、照合用元画像データのうち上記注目画素と同じ位置(同じ座標)にある画素に対し、色域データ(図5参照)を参照しつつ、その色(画素値)が共通色域Acの内側にあるか、外側にあるか(印刷特有色域Asの内側にあるか)を判定する。
本実施の形態の色情報置換部106は、差分画像作成部108から色域内外判定部104を介して入力されてくる差分画像データにおいて、上記注目画素のうち色域内外判定部104により色域外であると判定された画素(色域外画素)の画素値を、設定値の一例としてのゼロ(色差なし)に置換する(書き換える)。なお、以下の説明においては、上述した処理が施された後に色情報置換部106から出力される画像データを、修正差分画像データの一例としての『修正後差分画像データ』と呼ぶ。そして、本実施の形態では、この修正後差分画像データが、送受信部101を介して検査装置3に送られる。
図12は、本実施の形態における検査装置3の機能構成を示すブロック図である。
この検査装置3は、送受信部301と、画像欠陥判定部303とを有しており、画像照合部302は備えていない。
本実施の形態の画像欠陥判定部303は、印刷装置1から送受信部301を介して入力されてくる修正後差分画像データに基づいて、用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を判定する。なお、この判定結果は、送受信部301を介して設定装置2に送られる。
図13は、本実施の形態の印刷システムにおける印刷および検査の手順を説明するための図である。以下では、図13にしたがって、印刷システムを構成する各装置の動作および各装置間でのデータのやりとりについて説明を行う。
設定装置2(図示せず)で作成された元画像データ(設定色空間(この例ではRGB)、設定解像度)が、印刷装置1の印刷用元画像作成部102に入力される。これに伴い、印刷用元画像作成部102は、元画像データ(RGB、設定解像度)に基づく印刷用元画像データ(出力色空間(この例ではCMYK)、出力解像度)を作成する。また、同じ元画像データ(RGB、設定解像度)が、印刷装置1の照合用元画像作成部103に入力される。これに伴い、照合用元画像作成部103は、元画像データ(RGB、設定解像度)に基づく照合用元画像データ(検査色空間(この例ではL)、検査解像度)を作成する。
また、印刷装置1では、印刷用元画像作成部102で作成された印刷用元画像データ(CMYK、出力解像度)が、画像形成部10に入力される。これに伴い、画像形成部10が、CMYKの各色を含む画像を用紙Pに印刷する。続いて、この用紙P上の印刷画像を、印刷装置1に設けられた画像読取部70が読み取る。そして、画像読取部70は、3本のラインセンサを用いた読取結果に基づいて、読取画像データ(入力色空間(この例ではRGB)、入力解像度)を作成する。
さらに、印刷装置1では、画像読取部70で作成された読取画像データ(RGB、入力解像度)が、照合用読取画像作成部105に入力される。これに伴い、照合用読取画像作成部105は、読取画像データ(RGB、入力解像度)に基づく照合用読取画像データ(L、検査解像度)を作成する。
一方、印刷装置1では、照合用元画像作成部103で作成された照合用元画像データ(L、検査解像度)、および、照合用読取画像作成部105で作成された照合用読取画像データ(L、検査解像度)が、差分画像作成部108に入力される。これに伴い、差分画像作成部108は、同じ元画像データに基づいて作成された照合用元画像データと照合用読取画像データとを用いて、画素毎に画素値同士の差分を演算し、得られた差分をそれぞれの画素値とする差分画像データ(L、検査解像度)を作成する。なお、差分画像作成部108における処理の具体的な手順については後述する。
続いて、印刷装置1では、同じ元画像データ(RGB、設定解像度)に基づいて得られた、照合用元画像データ(L、検査解像度)および差分画像データ(L、検査解像度)が、色域内外判定部104に入力される。これに伴い、色域内外判定部104は、差分画像データから注目画素を抽出し、照合用元画像データのうち注目画素と同じ位置(同じ座標)にある画素に対し、色域データ(図5参照)を参照しつつ、その色(画素値)が共通色域Acの内側にあるか、外側にあるか(印刷特有色域Asの内側にあるか)を判定する。そして、色域内外判定部104は、差分画像データにおける抽出画素のうち、照合用元画像データに基づいて色域外と判定された画素と同じ位置(同じ座標)にある画素を、色域外画素として抽出する。
そして、印刷装置1では、同じ元画像データ(RGB、設定解像度)に基づいて得られた、差分画像データ(L、検査解像度)および色域外画素の判定結果が、色情報置換部106に入力される。これに伴い、色情報置換部106は、差分画像データを構成する各画素のうち、色域の判定結果において色域外画素であると判定された画素の画素値を、ゼロに置換し、修正後差分画像データ(L、検査解像度)として出力する。なお、色情報置換部106における処理の具体的な手順については後述する。
続いて、検査装置3では、印刷装置1の色情報置換部106から出力された修正後差分画像データが、画像欠陥判定部303に入力される。これに伴い、画像欠陥判定部303では、この修正後差分画像データに基づいて、用紙Pに印刷された印刷画像における画像欠陥の有無を判定する。なお、画像欠陥判定部303による画像欠陥の判定手法としては、例えば修正後差分画像データを構成する画素の画素値すなわち色差が、予め決められた基準値よりも大きい場合に、画像欠陥の発生を検出するやり方が挙げられる。ここで、画像欠陥の発生が検出された場合は、この判定結果が、設定装置2に送信される。そして、設定装置2ではUI202(図3参照)に、画像欠陥の発生を伝えるための画像が表示される。
図14は、差分画像作成部108における処理の内容を説明するための図である。ここで、図14(a)は差分画像作成部108に入力される照合用元画像データを、図14(b)は差分画像作成部108に入力される照合用読取画像データを、図14(c)は差分画像作成部108から出力される差分画像データを、それぞれ示している。ここで、図14に示す各画像データは、実施の形態1と同じく、複数の画素に対応する、「L」の画素値のテーブル、「a」の画素値のテーブル、「b」の画素値のテーブルを有している。
なお、本実施の形態の場合、差分の演算は、全画素について画素毎に行われるのであるが、ここでは、図14(a)に示す照合用元画像データのうち、図中上から4行目且つ図中左から3列目の画素を例とする。また、以下の説明においては、差分の演算が行われる画素のことを『対象画素』と呼ぶ。
差分画像作成部108は、照合用元画像データから対象画素の画素値(x,y,z)を取得するとともに、照合用読取画像データから対象画素の画素値(u,v,w)を取得し、「L」、「a」、「b」について、それぞれ差分を取る。その結果、差分画像データにおける対象画素の画素値(r,s,t)が得られる。このとき、差分画像データにおける対象画素の画素値(r,s,t)は、例えば、r=u−x、s=v−y、t=w−zとして表される。このような演算を、照合用元画像データおよび照合用読取画像データを構成するすべての画素を対象画素として行うことで、差分画像データが得られる。
図15は、色情報置換部106における処理の内容を説明するための図である。ここで、図15(a)は色情報置換部106に入力される差分画像データを、図15(b)は色情報置換部106に入力される色域外画素の判定結果(データ)を、図15(c)は色情報置換部106から出力される修正後差分画像データを、それぞれ示している。
なお、この例では、図14において設定画素として説明した画素(図中上から4行目且つ図中左から3列目の画素)が、色域内外判定部104において、注目画素として抽出され、さらに色域外画素(図中において×で示す)に判定されているものとする。
色情報置換部106は、色域外画素であると判定されている画素に基づき、差分画像データにおいて同じ位置(同じ座標)にある画素の画素値を(0,0,0)に上書きする。したがって、色情報置換部106から出力される修正後差分画像データにおいて、色域外画素とされた画素は、画素値(0,0,0)を有することになる。
本実施の形態では、印刷装置1において、照合用元画像データおよび照合用読取画像データの両者から差分画像データを作成し、得られた差分画像データに対し、印刷特有色域Asに存在する色の画像が形成され得る画素(色域外画素)の画素値を、先に0に置き換えるようにした。そして、差分画像データを修正して得られた修正後差分画像データを、印刷装置1から検査装置3へと出力するようにした。このため、検査装置3では、差分画像データにおける色域外画素の画素値(色差)が必ず0(色差なし)となり、この画素に対する画像欠陥の誤判定が発生しなくなる。したがって、画像形成部10の出力色域Apと画像読取部70の入力色域Arとの相違に起因する、画像欠陥に関する誤判定を抑制することが可能となる。
なお、実施の形態1〜3では、照合用元画像作成部103が、元画像データに基づいて照合用元画像データを作成していたが、これに限られるものではない。すなわち、照合用元画像作成部103は、印刷用元画像作成部102で作成された印刷用元画像データに基づいて、照合用元画像データを作成するようにしてもかまわない。
ここで、図16は、実施の形態1の変形例の印刷システムによる印刷および検査の手順を説明するための図であり、図17は、実施の形態3の変形例の印刷システムによる印刷および検査の手順を説明するための図である。図16および図17に示す例では、照合用元画像作成部103が、元画像データではなく、印刷用元画像作成部102で作成された印刷用元画像データに基づいて、照合用元画像データを作成している点で、実施の形態1や実施の形態3とは異なる。
例えば元画像データにおける設定色空間の色域が、印刷用元画像作成部102で作成される印刷用元画像データの出力色空間と比較して非常に広い場合、印刷用元画像データを作成する際に、印刷用元画像作成部102において出力色空間への色域圧縮が必要となる。このようにして色域圧縮された出力色空間の印刷用元画像データに基づき、画像形成部10による画像形成が行われ、画像読取部70による画像の読み取りが行われ、得られた読取画像データに基づいて照合用読取画像作成部105による照合用読取画像データの作成が行われる。よって、元画像データに基づいて色域圧縮を経ずに照合用元画像データを作成するよりも、元画像データに基づいて印刷用元画像作成部102で色域圧縮を施し、これにより作成された印刷用元画像データに基づいて照合用元画像データを作成した方が、照合用元画像データと照合用読取画像データとの色差が小さくなる。そして、このことについては、実施の形態2においても同じである。
また、実施の形態1、2では、照合用元画像データに基づいて色域外画素の判定を行っていたが、これに限られるものではなく、元画像データあるいは印刷用元画像データに基づいて行うようにしてもかまわない。
このような構成を採用した場合には、元画像データや印刷用元画像データに基づいて照合用元画像データを作成するのに並行して、元画像データや印刷用元画像データに基づいて色域外画素の判定を行うことで、判定結果をより早く得ることができる。
さらに、実施の形態1〜3では、元画像データの設定色空間がRGB色空間である場合を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えばCMY色空間や、各実施の形態における出力色空間と同じCMYK色空間とすることもできる。
さらにまた、実施の形態1〜3では、画像形成部10にてCMYK印刷(プロセス印刷)を行っているために、印刷用元画像データの出力色空間をCMYK色空間としていたが、これに限られるものではない。出力色空間を拡張するために、例えば画像形成部10にて、CMYKOG印刷(CMYKの他にオレンジ(O)とグリーン(G)を含むヘキサクローム印刷)、CMYKOGV印刷(CMYKOGの他にさらにバイオレット(V)を含むハイファイ印刷)、CMYKRGB印刷(CMYKの他にRGBを含むハイファイ印刷)、を行うような場合においては、出力色空間をそれぞれに対応した色空間(CMYKOG色空間、CMYKOGV色空間、CMYKRGB色空間)とすることができる。
また、実施の形態1〜3では、検査色空間がCIELABである場合を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えばCIELUV色空間とすることもできる。
さらに、実施の形態1〜3では、電子写真方式を採用した無版式の印刷装置1を用いて用紙Pに画像を印刷していたが、これに限られるものではなく例えば有版式の印刷装置に適用してもかまわない。
1…印刷装置、2…設定装置、3…検査装置、4…ネットワーク、10…画像形成部、70…画像読取部、100…制御部、101…送受信部、102…印刷用元画像作成部、103…照合用元画像作成部、104…色域内外判定部、105…照合用読取画像作成部、106…色情報置換部、107…対象外設定部、108…差分画像作成部、201…元画像作成部、202…UI、203…送受信部、301…送受信部、302…画像照合部、303…画像欠陥判定部、Ap…出力色域、Ar…入力色域、Ac…共通色域、As…印刷特有色域、P…用紙

Claims (13)

  1. 第1色空間に対応する複数の色材を用い、出力画像データに基づく画像を記録材形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を、前記第1色空間とは異なる第2色空間にて読み取る画像読取手段と、
    前記出力画像データの色空間を、前記第1色空間および前記第2色空間よりも再現色域が広い第3色空間に変換することで、変換出力画像データを作成する出力側色変換手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を前記画像読取手段読み取ることによって得られる入力画像データの色空間を、前記第2色空間から前記第3色空間に変換することで、変換入力画像データを作成する入力側色変換手段と、
    前記出力画像データまたは前記変換出力画像データに対し、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを画素毎に判定する判定手段と、
    前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データおよび当該出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素を修正する修正手段と、
    前記修正手段によって前記変換出力画像データを修正して得られた修正出力画像データと、当該修正手段によって前記変換入力画像データを修正して得られた修正入力画像データとを画素毎に照合し、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像における欠陥を検出する検出手段と
    を含み、
    前記修正手段は、前記変換出力画像データおよび前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素どうしについて、前記検出手段にて差分が検出されないように修正することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記判定手段は、前記変換出力画像データに対し、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを画素ごとに判定することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記出力画像データに基づいて、前記画像形成手段で使用する印刷用画像データを前記第1色空間にて作成する印刷用画像作成手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の印刷システム。
  4. 前記出力側色変換手段は、前記出力画像データの色空間を前記印刷用画像作成手段によって前記第1色空間に変換して前記印刷用画像データを作成してから、当該印刷用画像データの色空間を前記第3色空間に変換することで前記変換出力画像データを作成することを特徴とする請求項3記載の印刷システム。
  5. 前記出力側色変換手段によって作成される前記変換出力画像データ、および、前記入力側色変換手段によって作成される前記変換入力画像データが、共通の解像度を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の印刷システム。
  6. 前記修正手段は、共通の前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データおよび前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素の画素値を、互いに等しくなるように修正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の印刷システム。
  7. 前記修正手段は、共通の前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データおよび前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素を、互いに除外するように修正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の印刷システム。
  8. 第1色空間に対応する複数の色材を用い、出力画像データに基づく画像を記録材形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を、前記第1色空間とは異なる第2色空間にて読み取る画像読取手段と、
    前記出力画像データの色空間を、前記第1色空間および前記第2色空間よりも再現色域が広い第3色空間に変換することで、変換出力画像データを作成する出力側色変換手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を前記画像読取手段読み取ることによって得られる入力画像データの色空間を、前記第2色空間から前記第3色空間に変換することで、変換入力画像データを作成する入力側色変換手段と、
    前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データと当該出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データとの差分をとることによって差分画像データを作成する差分画像作成手段と、
    前記差分画像データのうち、画素値が予め決められた基準値よりも大きい画素を検出し、前記出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データのうち、当該基準値よりも大きいことが検出された画素と同じ位置にある画素の画素値が、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを判定する判定手段と、
    前記差分画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素の画素値を、予め決められた設定値に修正する修正手段と、
    前記修正手段によって前記変換出力画像データを修正して得られた修正差分画像データを画素毎に参照し、当該修正差分画像データにおける画素値が前記設定値を超えている場合に、前記画像形成手段によって前記記録材に形成された画像における欠陥を検出する検出手段と
    を含む印刷システム。
  9. 前記出力画像データに基づいて、前記画像形成手段で使用する印刷用画像データを前記第1色空間にて作成する印刷用画像作成手段をさらに含むことを特徴とする請求項8記載の印刷システム。
  10. 前記出力側色変換手段は、前記出力画像データの色空間を前記印刷用画像作成手段によって前記第1色空間に変換して前記印刷用画像データを作成してから、当該印刷用画像データの色空間を前記第3色空間に変換することで前記変換出力画像データを作成することを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。
  11. 前記出力側色変換手段によって作成される前記変換出力画像データ、および、前記入力側色変換手段によって作成される前記変換入力画像データが、共通の解像度を有していることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項記載の印刷システム。
  12. 第1色空間に対応する複数の色材を用い、出力画像データに基づく画像を記録材形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を、前記第1色空間とは異なる第2色空間にて読み取る画像読取手段と、
    前記出力画像データの色空間を、前記第1色空間および前記第2色空間よりも再現色域が広い第3色空間に変換することで、変換出力画像データを作成する出力側色変換手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を前記画像読取手段読み取ることによって得られる入力画像データの色空間を、前記第2色空間から前記第3色空間に変換することで、変換入力画像データを作成する入力側色変換手段と、
    前記出力画像データまたは変換出力画像データに対し、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを画素毎に判定する判定手段と、
    前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データおよび当該出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素を修正する修正手段と、
    前記修正手段によって前記変換出力画像データを修正して得られた修正出力画像データと、当該修正手段によって前記変換入力画像データを修正して得られた修正入力画像データとを出力する出力手段と
    を含み、
    前記修正手段は、前記変換出力画像データおよび前記変換入力画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素と同じ位置にある画素どうしについて、差分が検出されないように修正することを特徴とする画像形成装置。
  13. 第1色空間に対応する複数の色材を用い、出力画像データに基づく画像を記録材形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を、前記第1色空間とは異なる第2色空間にて読み取る画像読取手段と、
    前記出力画像データの色空間を、前記第1色空間および前記第2色空間よりも再現色域が広い第3色空間に変換することで、変換出力画像データを作成する出力側色変換手段と、
    前記画像形成手段によって前記記録材に形成された前記画像を前記画像読取手段読み取ることによって得られる入力画像データの色空間を、前記第2色空間から前記第3色空間に変換することで、変換入力画像データを作成する入力側色変換手段と、
    前記出力画像データに基づいて得られた前記変換出力画像データと当該出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データとの差分をとることによって差分画像データを作成する差分画像作成手段と、
    前記差分画像データのうち、画素値が予め決められた基準値よりも大きい画素を検出し、当該差分画像データと共通の前記出力画像データに基づいて得られた前記変換入力画像データのうち、前記基準値よりも大きいことが検出された画素と同じ位置にある画素の画素値が、前記画像読取手段で読み取り可能な入力色域の範囲内にあるか範囲外にあるかを判定する判定手段と、
    前記差分画像データのうち、前記判定手段により前記入力色域の範囲外と判定された画素の画素値を、予め決められた設定値に修正する修正手段と、
    前記修正手段によって前記変換出力画像データを修正して得られた修正差分画像データを出力する出力手段と
    を含む画像形成装置。
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