JP4671176B2 - 流体封入式防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に封入された非圧縮性流体の流動作用に基づいて防振効果を得るようにした流体封入式防振装置に係り、例えば自動車用のエンジンマウント等として好適に採用され得る流体封入式防振装置に関するものである。
従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装される防振装置として、内部に封入された非圧縮性流体の共振作用などの流動作用に基づく防振効果を利用した流体封入式の防振装置が知られている。かかる防振装置は、一般に、第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結する一方、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成された受圧室と、壁部の一部が可撓性膜で構成された平衡室を形成して、それら受圧室と平衡室にそれぞれ水等の非圧縮性流体を封入すると共に、それら受圧室と平衡室を相互に連通するオリフィス通路を設けた構造とされている。
また、特に自動車用エンジンマウント等では、低周波大振幅のエンジンシェイクと高周波小振幅のアイドリング振動等の複数の周波数域の振動に対して何れも有効な防振性能を得るために、例えば特許文献1(特開昭57−009340号公報)に記載されているように、液圧吸収機構が併せて採用される。かかる液圧吸収機構は、受圧室と平衡室を仕切る仕切部材において、可動板を板厚方向で所定量変位可能に収容すると共に該可動板の変位方向両側の壁部に対して受圧室と平衡室の各一方に開口する連通孔を形成せしめた構造とされている。
このような液圧吸収機構を採用することにより、オリフィス通路のチューニング周波数域よりも高周波小振幅の振動入力時にオリフィス通路が実質的に目詰まりした際の受圧室の圧力変動を、可動板の微小変位に基づいて受圧室から平衡室に逃がすようにして吸収低減させることが可能となる。一方、低周波大振幅振動の入力時には、可動板が仕切部材における変位方向両側の壁部に重なって連通孔が閉塞されることにより、受圧室に有効な圧力変動が生ぜしめられて、オリフィス通路を通じての流体流動量が確保される。これにより、低周波大振幅の振動に対するオリフィス通路による防振効果を確保しつつ、高周波小振幅振動の入力時における高動ばね化を抑えて良好な防振性能の維持が図られ得ることとなる。
ところで、かくの如きオリフィス通路や液圧吸収機構を備えた従来構造の流体封入式防振装置では、第一の取付部材と第二の取付部材の間に大きな振動荷重が入力されると、防振装置から異音や振動が発せられる場合がある。具体的には、流体封入式防振装置をエンジンマウントとして採用した自動車では、波状路やスピードブレーカ等を走行した場合に、車室内で乗員が体感できる程の異音や衝撃を発するおそれがある。
このような異音や振動の発生は、衝撃的な振動の入力時において、オリフィス通路による受圧室と平衡室の間での流体流動や液圧吸収機構による受圧室の圧力吸収が追従しきれず、受圧室内に瞬間的に著しい負圧が生ぜしめられることにより、封入流体からの溶存気体の遊離や蒸発でキャビテーションと解せられる気泡が形成されることに起因すると考えられる。そして、かかる気泡は、受圧室内の負圧の増大に伴って成長して潰れる時に大きな衝撃を発生する。これが水撃圧となって、第一の取付部材や第二の取付部材に伝播し、自動車のボデーなどに伝達されることによって、前述の如き問題となる異音や衝撃が発生すると考えられる。
このような問題に対処するために、例えば、特許文献2(特開昭61−171931号公報)には、受圧室と平衡室を仕切るように配設した液圧吸収用の仕切ゴム膜(可動膜)に対して切込みを形成した構造が提案されている。このような構造では、受圧室と平衡室の圧力差が大きくなった場合に、仕切ゴム膜が大きく弾性変形することに伴い、切込みが開口する。これにより、受圧室と平衡室の圧力差を解消することが可能とされている。
しかしながら、このような特許文献1において提案されている構造では、受圧室に負圧が生じた場合だけでなく、正圧が生じた場合でも仕切ゴム膜の切込みが開口することから、振動入力時に受圧室と平衡室の相対的な圧力変動を十分に得ることが困難となる。その結果、オリフィス通路を通じての流体流動量を確保し難くなって、オリフィス通路による所期の防振効果が十分に発揮され難くなってしまうという問題があった。
しかも、仕切ゴム膜に切込みを形成するだけでは、仕切ゴム膜の特性や厚さ寸法,形成した切込みの大きさや形状などを考慮しての切込みの開口条件の設定が難しいという問題がある。即ち、容易に切込みが開口してしまって不必要に受圧室の圧力変動が吸収されてしまい、オリフィス通路による防振効果が阻害されてしまったり、反対に、切込みが開口し難くなって受圧室における衝撃的な負圧が回避され難くなってしまったりするおそれがある。
加えて、仕切ゴム膜の変形の繰り返しによって、切込みが進行して大きくなったり、仕切ゴム膜の特性が経時的に変化することでも、切込みの開口条件が変化してしまうこととなる。それ故、目的とする特性を設定することが難しいだけでなく、設定した特性を安定して得ることも難しいという問題があったのである。
特開昭57−009340号公報 特開昭61−171931号公報
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、大きな振動荷重の入力時に受圧室に発生する過大な負圧を速やかに解消してキャビテーションに起因すると考えられる異音や衝撃の発生を抑えることの出来る、構造が簡単で実用性の高い新規な構造の流体封入式防振装置を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意な組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
すなわち、本発明の特徴とするところは、第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結して、壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成された受圧室と壁部の一部が可撓性膜で構成された平衡室とを形成し、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流体を封入せしめて該受圧室と該平衡室を相互に連通するオリフィス通路を設けると共に、該第二の取付部材で支持されて該受圧室と該平衡室を仕切る仕切部材において、可動板を板厚方向で所定量変位可能に収容すると共に該可動板の変位方向両側の壁部には該受圧室と該平衡室の各一方に開口する連通孔を形成した液圧吸収機構を構成してなる流体封入式防振装置において、前記可動板を弾性材で形成すると共に、前記液圧吸収機構における少なくとも前記受圧室側の壁部を弾性材で形成することにより、該液圧吸収機構における該受圧室側の壁部に対して該可動板が重ね合わされた状態でこれら壁部と可動板が該受圧室側に向かって凸となるように弾性変形せしめられ得るようにしたことにある。
本発明に従う構造とされた流体封入式防振装置において、例えばエンジンシェイク等の低周波大振幅振動の入力時には、受圧室と平衡室の間に惹起される相対的な圧力変動に基づいてオリフィス通路を流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に基づいて防振効果が発揮される。その際、液圧吸収機構では、可動板の変位が受圧室側および平衡室側の壁部への当接で制限されることにより充分に機能せず、受圧室の圧力変動が有効に生ぜしめられることとなる。一方、例えばアイドリング振動や走行こもり音等の高周波小振幅振動の入力時には、オリフィス通路の流通抵抗が著しく増大して実質的に閉塞状態となるが、液圧吸収機構において、可動板が受圧室側と平衡室側の壁部間で変位許容されることにより、受圧室の圧力変動が平衡室に逃がされるようにして吸収されて、著しい高動ばね化による防振性能の低下が回避されて、良好な防振性能が発揮されることとなる。特に、小振幅振動の入力時には、可動板が、受圧室側壁部と平衡室側壁部の間で非拘束状態で変位することから、極めて有効な液圧吸収作用による防振性能の向上効果が発揮されるのである。
ここにおいて、特に本発明に係る流体封入式防振装置では、過大で衝撃的な振動荷重が入力されることにより、急激な負圧が受圧室に発生した場合に、受圧室と平衡室の著しい圧力差によって、液圧吸収機構を構成する可動板が受圧室側の壁部に当接して重なり合う。これにより、液圧吸収機構において受圧室側の壁部に形成された連通孔は閉塞状態となるが、互いに重なり合った可動板と受圧室側壁部の両方が、本発明では、何れも弾性材で形成されていることから、これら可動板と受圧室側壁部が互いに重なり合ったままの状態で、受圧室と平衡室の相対的な圧力差に基づいて、受圧室側に向かって凸となるように膨らんで弾性変形することとなる。
このように可動板と受圧室側壁部が重なり合ったままで受圧室側に膨らむことにより、受圧室における著しい負圧が軽減乃至は解消されるのであり、その結果、受圧室におけるキャビテーションも効果的に回避され得る。
しかも、液圧吸収機構における受圧室側壁部が弾性材で形成されているが、通常の高周波小振幅振動の入力時には、受圧室側壁部に形成された連通孔を通じての流体流動が許容されており、受圧室側壁部自体に大きな圧力が及ぼされることが連通孔で回避されていることから、受圧室側壁部を弾性材で形成したことに起因する不具合は殆どないと考えられる。
従って、本発明に係る流体封入式防振装置では、オリフィス通路を通じての流体流動作用に基づく低周波大振幅振動に対する防振効果と、液圧吸収機構による高周波小振幅振幅に対する防振効果とを、何れも良好に確保しつつ、液圧吸収機構を構成する可動板と受圧室側壁部の弾性変形に基づいてキャビテーションの発生を軽減乃至は回避することが出来るのであり、それ故、過大な振動荷重入力時においてキャビテーションに起因して発生すると考えられる異音や衝撃が効果的に軽減乃至は解消され得ることとなるのである。
また、本発明は、従来の液圧吸収機構を構成する部材や部品の材質を適当な弾性材に変更するだけでも容易に実現可能であり、それ故、特別な部品や特別や製造工程が必要とされたり、防振装置のサイズの大型化や重量化等が問題とされることもないのであり、従って、実用化が極めて有利に可能であるという利点もある。
ところで、このような本発明においては、例えば、前記液圧吸収機構において弾性材で形成された前記受圧室側の壁部に対して、弾性材で形成された前記可動板を小さくして、該可動板の全体が、弾性材で形成された該受圧室側の壁部に対して重なり合うようにした構成が、好適に採用される。
このように、受圧室側壁部における弾性材で形成された部分よりも可動板を小さくすることにより、過大な振動荷重の入力時に、液圧吸収機構において可動板が受圧室側壁部に重なり合った状態下での全体としての受圧室側への弾性変形が容易に生ぜしめられることとなり、キャビテーションの回避効果が一層有利に発揮され得る。また、可動板の全体が、弾性材で形成された受圧室側壁部に重なり合った状態で弾性変形せしめられることから、可動板における局部的な屈曲や歪の集中が回避され得て、可動板の耐久性の向上も図られ得る。
すなわち、本発明においては、液圧吸収機構においては、受圧室側壁部における可動板が重なり合うところの全体が弾性材で形成されていることが望ましく、例えば受圧室側壁部の全体が弾性材で形成された構成も、好適に採用される。
また、本発明においては、例えば、前記液圧吸収機構における前記平衡室側の壁部を硬質材で形成した構成が、好適に採用される。
このように、液圧吸収機構において硬質材からなる平衡室側壁部を採用することにより、受圧室においてキャビテーションの問題がない正圧の発生時において、平衡室側壁部と可動板の弾性変形に基づく受圧室の圧力吸収作用が抑えられる。その結果、低周波大振幅振動の入力時における受圧室の圧力変動が一層効果的に生ぜしめられて、オリフィス通路による防振効果がより有効に発揮されることとなる。
一方、本発明においては、そのような平衡室側壁部を硬質材で形成する態様に代えて、液圧吸収機構における平衡室側の壁部を弾性材で形成した態様も、採用することが可能である。
このように、液圧吸収機構において弾性材からなる平衡室側壁部を採用することにより、大振幅振動の入力時に受圧室と平衡室の相対的な圧力差に基づいて可動板が平衡室側壁部に打ち当たる場合の打音や衝撃を軽減することが可能となる。なお、本発明では、同様な目的を達成するために、例えば、平衡室側壁部を弾性材で形成することに代えて、或いはそれに加えて、可動板と平衡室側壁部の当接面の少なくとも一方に、緩衝用の弾性突起を形成することも有効である。
また、上述の如く、液圧吸収機構において弾性材からなる平衡室側壁部を採用する場合には、平衡室側壁部の剛性を受圧室側壁部の剛性よりも大きくした態様も好適に採用される。
これにより、受圧室側壁部では、可動板が重なり合った状態で、比較的容易に受圧室側に弾性変形が許容されることにより、受圧室におけるキャビテーションを効果的に防止せしめつつ、平衡室側壁部では、低周波大振幅振動の入力時における弾性変形に起因する受圧室の圧力吸収を抑えつつ、可動板の打ち当たりに際しての打音等の発生を軽減することが可能となる。なお、受圧室側壁部や平衡室側壁の弾性の設定は、例えば、形成する弾性材の材質を変更したり、壁部の厚さ寸法を調節したりする他、弾性材で形成された壁部の内部に帆布等の変形拘束材や合成樹脂膜や部分的な補強板などを埋設したり固着すること等によって、行うことが可能である。
また、本発明においては、例えば、弾性材で形成された前記液圧吸収機構における前記受圧室側の壁部のばね剛性を前記可動板のばね剛性よりも大きくした構成が、好適に採用される。これにより、通常の低周波大振幅振動や高周波小振幅振動の入力時における受圧室側壁部の過剰な変位を抑えて、オリフィス通路や液圧吸収機構おいて、目的とする防振効果が一層安定して発揮されるようにすることが出来る。
上述したように、本発明に従う構造とされた流体封入式防振装置では、液圧吸収機構を巧く利用して受圧室における過大な負圧の発生を速やかに軽減乃至は解消してキャビテーションを防止する機能を付与することが出来るのであり、それ故、キャビテーションに起因する異音や衝撃の発生等の問題を、構造の簡単な構造で解決することが可能となるのである。
先ず、図1〜2には、本発明の第一の実施形態としての自動車用エンジンマウント10が、示されている。このエンジンマウント10は、第一の取付部材としての第一の取付金具12と第二の取付部材としての第二の取付金具14が、防振すべき主たる振動の入力方向である図1中の上下方向に互いに離間配置されていると共に、それらの間の本体ゴム弾性体16が介装されることによって弾性的に連結されてなる構造を有している。
そして、図面には明示されていないが、第一の取付金具12がパワーユニット側に、第二の取付金具14がボデー側に、それぞれ取り付けられることにより、パワーユニットをボデーに対して防振支持せしめるようになっている。
なお、そのような装着状態下では、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間に、パワーユニット重量が初期荷重として及ぼされて、本体ゴム弾性体16が弾性変形せしめられることにより、第一の取付金具12と第二の取付金具14が互いに所定量だけ接近して位置せしめられる。また、かくの如き装着状態下、防振すべき主たる振動が、図1中の略上下方向に入力されて、第一の取付金具12と第二の取付金具14が接近/離隔方向に相対変位せしめられるようになっている。なお、以下の説明中、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向をいうものとする。
より詳細には、第一の取付金具12は、円形の平板形状を有しており、中心部分には、上方に向かって突出する第一の取付ボルト18が固設されている。そして、この第一の取付ボルト18により、第一の取付金具12が、図示しないパワーユニットに取り付け固定されるようになっている。
一方、第二の取付金具14は、筒金具20と底金具22によって、全体として深底の有底円筒形状をもって形成されている。
筒金具20は、大径の円筒形状を有しており、軸方向中間部分に形成された段差部24を挟んで、軸方向上側が小径部26とされていると共に、軸方向下側が大径部28とされており、大径部28側の開口端縁部には、かしめ部30が一体形成されている。底金具22は、浅底の有底円筒形状を有しており、開口周縁部には、径方向外方に向かって広がるフランジ部32が一体形成されている。
そして、底金具22の開口部側に筒金具20が同軸的に重ね合わされ、底金具22のフランジ部32に対して、筒金具20のかしめ部30がかしめ固定されることにより、第二の取付金具14が構成されている。なお、底金具22の底壁部34には、下方に向かって突出する第二の取付ボルト36,36が固設されており、これらの第二の取付ボルト36,36によって、第二の取付金具14が、図示しないボデーに取り付け固定されるようになっている。
また、本体ゴム弾性体16は、全体として略円錐台形状を有しており、軸方向下側の開口部には凹所19が形成されている。さらに、本体ゴム弾性体16には、その小径側端面に対して第一の取付金具12が加硫接着されていると共に、大径側端部外周面には、第二の取付金具14を構成する筒金具20の小径部26が加硫接着されている。要するに、本体ゴム弾性体16は、第一の取付金具12と筒金具20を有する一体加硫成形品38として形成されている。また、この本体ゴム弾性体16が筒金具20の小径部26に加硫接着されることにより、筒金具20の上側開口部(小径部26側の開口部)が、流体密に閉塞されている。
さらに、このように第一の取付金具12と筒金具20を含んで形成された本体ゴム弾性体16の一体加硫成形品38には、仕切部材40と可撓性膜としてのダイヤフラム42が組み付けられている。
ダイヤフラム42は、薄肉のゴム膜によって形成されており、中央部分には充分な弛みを持たせて上方に膨らんだ形状で、変形が容易に許容されるようになっている。また、ダイヤフラム42の外周縁部には、円環形状を有する環状支持金具44が加硫接着されている。
そして、この環状支持金具44が、第二の取付金具14を構成する筒金具20の大径部28に嵌め入れられて、筒金具20の段差部24と底金具22のフランジ部32の間に重ね合わされており、筒金具20のかしめ部30によって、フランジ部32と共にかしめ固定されることによって、第二の取付金具14に対して組み付けられている。なお、このかしめ部30によるかしめ固定部位は、筒金具20の段差部24上に本体ゴム弾性体16と一体形成されたシールゴム層46と、環状支持金具44上にダイヤフラム42と一体形成されたシールゴム層48とによって、流体密にシールされている。
これにより、筒金具20の軸方向下側の開口部(大径部28側の開口部)が、ダイヤフラム42によって流体密に閉塞されている。その結果、筒金具20の内部で対向位置せしめられた本体ゴム弾性体16とダイヤフラム42の対向面間には、外部から流体密に仕切られた流体室50が形成されている。そして、この流体室50には、水やアルキレングリコール,ポリアルキレングリコール,シリコーン油等の非圧縮性流体が充填されて封入されている。
さらに、かかる流体室50には、仕切部材40が収容状態で配設されている。この仕切部材40は、全体として略円板形状を有しており、第二の取付金具14の軸直角方向に広がるようにして配設されており、外周部分が第二の取付金具14によって固定的に支持されている。
而して、仕切部材40が流体室50に配設されることにより、流体室50が仕切部材40によって上下に二分されている。そして、仕切部材40の上方には、壁部の一部が本体ゴム弾性体16で構成された受圧室52が形成されている。一方、仕切部材40の下方には、壁部の一部がダイヤフラム42で構成された平衡室54が形成されている。
すなわち、受圧室52は、振動入力時に本体ゴム弾性体16の弾性変形に基づいて振動が及ぼされて、圧力変動が惹起されるようになっている。一方、平衡室54は、壁部を構成するダイヤフラム42の弾性変形に基づいて、容積変化が容易に許容されて圧力変動が速やかに吸収されるようになっている。
ここにおいて、かかる仕切部材40は、互いに重ね合わせられたそれぞれ薄肉の略円板形状を有する上下板金具56,58を含んで構成されている。そして、これら上下板金具56,58が、互いに密接状態で重ね合わせられた外周縁部において、第二の取付金具14の段差部24とダイヤフラム42の環状支持金具44との間に挟まるれるようにして、かかる環状支持金具44と共に、かしめ部30によって第二の取付金具14に対してかしめ固定されている。これにより、仕切部材40は、第二の取付金具14を構成する筒金具20の段差部24の形成部位において、軸直角方向に広がる状態で配設されている。
また、上下板金具56,58は、中央部分が円形台地状に上方に向かって突出せしめられており、これら両板金具56,58の円形台地状の突出部分の外径寸法が互いに異ならされることによって、両板金具56,58の重ね合わせ面間には、外周部分を周方向に一周以下の所定長さで延びるオリフィス通路60が形成されている。
そして、このオリフィス通路60の一方の端部が、上板金具56に形成された連通孔62を通じて凹所19内に接続されていると共に、オリフィス通路60の他方の端部が、下板金具58に形成された連通孔63を通じて凹所19の外部に開口せしめられている。これにより、オリフィス通路60は、受圧室52と平衡室54を相互に連通せしめるようになっている。また、特に本実施形態では、オリフィス通路60の通路長さや通路断面積を適当に調節することにより、オリフィス通路60を流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、エンジンシェイク等に相当する低周波大振幅振動に対して減衰効果が発揮されるようにチューニングされている。
また、下板金具58の中央部分には、浅底の円形凹所64が形成されている。更に、この円形凹所64の底壁部66には、板厚方向に貫通する適数個の平衡室側連通孔68が形成されている。
更にまた、上板金具56の中央部分には、上述の下板金具58の円形凹所64に略対応する径寸法で透孔70が形成されている。また、上板金具56における透孔70の開口周縁部には、上方に向かって立ち上がる環状竪片72が一体形成されている。そして、この透孔70には、円板形状のゴム壁板74が配設されており、その外周縁部が上板金具56の環状竪片72に対して加硫接着されている。要するに、ゴム壁板74は、上板金具56の透孔70内で軸直角方向に広がって、該透孔70を蓋するようにして配設されているのである。更に、このゴム壁板74には、板厚方向に貫通する適数個の受圧室側連通孔76が形成されている。
これにより、上下板金具56,58において、前記オリフィス通路60で囲まれたの中央部分では、下板金具58の円形凹所64の開口部が上板金具56に固着されたゴム壁板74で覆蓋されることにより、それら円形凹所64の底壁部66とゴム壁板74との軸方向対向面間において軸直角方向に略一定の間隙寸法で広がる円形の収容スペース78が形成されている。このことから明らかなように、本実施形態では、収容スペース78の受圧室側壁部がゴム弾性体からなるゴム壁板74で構成されている一方、平衡室側壁部が、剛性の下板金具58の底壁部66で構成されている。
そして、この収容スペース78に対して、可動板80が収容配置されている。かかる可動板80は、円板形状を有しており、ゴム弾性体によって形成されている。また、図2にも示されているように、この可動板80は、その厚さ寸法が、収容スペース78の上下壁部間寸法、即ち円形凹所64の底壁部66とゴム壁板74との対向面間距離よりも小さくされている。更に、可動板80の外径寸法は、収容スペース78の内径寸法、即ち円形凹所64の内径寸法よりも小さくされている。
これにより、可動板80は、収容スペース78内で、上下の壁部を構成するゴム壁板74と円形凹所64の底壁部66とへの当接によって制限される変位許容量の範囲内で、板厚方向での変位が許容されるようになっている。また、可動板80は、かかる変位許容量の間では、上下板金具56,58やゴム壁板74等から離隔して、それらによって変位抵抗を及ぼされることなく、全体が板厚方向に変位せしめられるようになっている。
そして、かかる可動板80には、受圧室52の圧力が受圧室側連通孔76を通じて上面に及ぼされるようになっていると共に、平衡室54の圧力が平衡室側連通孔68を通じて下面に及ぼされるようになっている。それ故、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間への振動入力時には、受圧室52と平衡室54の間に惹起される相対的な圧力変動に基づいて、可動板80が、収容スペース78内で板圧方向に変位せしめられることとなる。
而して、オリフィス通路60のチューニング周波数よりも高周波数域となるアイドリング振動や走行こもり音等の高周波小振幅振動の入力時には、オリフィス通路60が実質的に閉塞状態となるが、受圧室52に発生する圧力変動が、収容スペース78内での可動板80の変位に基づいて平衡室54に逃がされるようにして吸収されることとなる。その結果、オリフィス通路60の実質的な閉塞化に伴う著しい動ばね特性の悪化が回避されて、良好な防振性能が発揮され得るのである。なお、このことから明らかなように、本実施形態では、上下板金具56,58とゴム壁板74によって形成された収容スペース78に可動板80を変位可能に収容配置せしめた構成により液圧吸収機構が構成されている。
なお、かかる状態下、収容スペース78の上側壁部を構成するゴム壁板74がゴム弾性体で形成されているが、受圧室側連通孔76を通じての流体流動が許容されることで、ゴム壁板74自体に対して大きな圧力が及ぼされることもない。それ故、ゴム壁板74の弾性変形に起因する不具合が問題となるようなこともない。
また、オリフィス通路60による防振効果が要求されるエンジンシェイク等の低周波大振幅振動の入力時には、可動板80の変位量が収容スペース78の上下の壁部を構成する円形凹所64の底壁部66とゴム壁板74とに当接することで制限されることから、かかる可動板80の変位によって圧力変動が吸収されてしまうことがない。それ故、受圧室52と平衡室54の間での相対的な圧力変動が有効に生じせしめられて、オリフィス通路60を通じての流体流動に基づく防振効果が有効に発揮されることとなる。
さらに、上述の如き構造のエンジンマウント10の装着状態下、自動車の段差乗り越え等に際して過大な振動荷重が衝撃的に及ぼされた場合には、受圧室52に対して過大な負圧が発生することがある。
その場合には、受圧室52と平衡室54の間に極めて大きな圧力差が惹起されて、この圧力差が仕切部材40にも及ぼされることとなる。ここにおいて、特に受圧室52に過大な負圧が発生すると、その負圧によって可動板80の全体がゴム壁板74に対して当接して重なり合った状態となる。更に、この可動板80の収容スペース78内での変位だけでは、受圧室52の負圧が吸収し切れないことから、互いに重なり合ったゴム壁板74と可動板80に対して、更に受圧室52側から負圧が及ぼされることとなる。この際、ゴム壁板74の連通孔62は、下面から可動板80が重ねられていることにより実質的に遮断状態であることから、ゴム壁板74に対しても大きな負圧が受圧室52側に作用せしめられる。
その結果、ゴム弾性体で形成されたゴム壁板74は、ゴム弾性体で形成された可動板80と重なり合ったままで、全体として受圧室52側に膨らんで凸となるようにして弾性変形することが許容されており、そのように弾性変形せしめられる。このゴム壁板74と可動板80の重なり合った状態下での全体としての受圧室52側への弾性変形に伴う変位により、受圧室52の負圧は速やかに軽減乃至は解消され得るのである。
従って、過大な振動荷重の入力時にも、受圧室52における過大な負圧の発生が回避され得て、キャビテーションが防止されることにより、キャビテーションに伴う気泡の発生が原因と考えられる異音や振動の発生が、効果的に防止され得るのである。
また、特に本実施形態では、可動板80の収容スペース78の受圧室側壁部がゴム弾性体からなるゴム壁板74で構成されているのに対して、平衡室側壁部が、剛性の下板金具58で構成されていることから、受圧室52に発生した大きな正圧が可動板80に及ぼされて可動板80が下板金具58に重なり合った場合でも、可動板80のそれ以上の変位が阻止される。それ故、例えばエンジンシェイク等の振動入力時に受圧室52に惹起される正圧が液圧吸収機構によって不必要に吸収されてしまうことが回避されることとなり、エンジンシェイク等の低周波大振幅振動の入力時には、受圧室52と平衡室54の間に相対的な圧力変動が効率的に生ぜしめられて、オリフィス通路60を通じての流体流動量が有利に確保されることにより、オリフィス通路60を流動せしめられる流体による防振効果が有効に発揮されるのである。
なお、可動板80は、ゴム壁板74に比して、弾性変形し易く設定されていることが望ましい。これにより、ゴム壁板74が不必要に弾性変形することに伴う、オリフィス通路60による防振効果の低下などの問題が回避される。また、可動板80がゴム壁板74に重なり合った状態で受圧室52側に膨らみ出すような弾性変形が、可動板80によって不必要に制限されてしまうようなことが防止される。また、可動板80の変位に際して、収容スペース78の内面に可動板80が当接する際の打音や衝撃の緩和も図られ得る。特に、かかる可動板80の打音等を軽減するために、例えば本実施形態に図示されているように、可動板80の収容スペース78内面への当接面には、緩衝用の弾性突起を形成しておくことも有効である。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでない。
例えば、図3に示されているように、液圧吸収機構において、可動板80が配設される収容スペース78の下側壁部を、前記実施形態において上側壁部を構成するゴム壁板(上側ゴム壁板)74と同様にゴム弾性体からなる下側ゴム壁板82で構成しても良い。これにより、可動板80の下側ゴム壁板82に対する当接時における打音や衝撃を緩和することが可能となる。
なお、図3に示された実施形態では、上側ゴム壁板74と下側ゴム壁板82では、要求される作用や目的が異なることから、ゴム材料や厚さ寸法等を互いに異ならせて、ばね剛性などのばね特性を相違させても良い。具体的には、例えば下側ゴム壁板82の剛性を上側ゴム壁板74の剛性よりも大きくすることにより、上側ゴム壁板74を下側ゴム壁板82よりも弾性変形し易くしてもよい。これにより、上側ゴム壁板74と可動板80が重なり合った状態下で受圧室52側に膨らみ出すような弾性変形に基づくキャビテーションの防止効果を有利に確保しつつ、下側ゴム壁板82と可動板80が重なり合った状態下で平衡室54側に膨らみ出すような弾性変形に起因する受圧室52の正圧吸収作用によるオリフィス効果の低下を抑えることが可能となる。
また、図4に示されているように、液圧吸収機構において、可動板80が配設される収容スペース78の上側ゴム壁板84を、可動板80よりも小さな大きさで形成しても良い。これにより、可動板80の可動有効面積を充分に確保しつつ、上側ゴム壁板84の有効面積を小さく設定することにより、上側ゴム壁板74のばね特性を硬めに調節することなどが可能となって、設計自由度やチューニング自由度の向上が図られ得る。
本発明の一実施形態としてのエンジンマウントを示す縦断面説明図。 図1に示されたエンジンマウントの要部拡大説明図。 本発明の別の実施形態としてのエンジンマウントにおける、図2に対応する要部拡大説明図。 本発明の更に別の実施形態としてのエンジンマウントにおける、図2に対応する要部拡大説明図。
符号の説明
10 エンジンマウント,12 第一の取付金具,14 第二の取付金具,40
仕切部材,42 ダイヤフラム,52 受圧室,54 平衡室,56 上板金具,58 下板金具,60 オリフィス通路,64 円形凹所,66 底壁部,68
平衡室側連通孔,74 ゴム壁板,76 受圧室側連通孔,78 収容スペース,80 可動板,82 下側ゴム壁板,84 上側ゴム壁板

Claims (6)

  1. 第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結して、壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成された受圧室と壁部の一部が可撓性膜で構成された平衡室とを形成し、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流体を封入せしめて該受圧室と該平衡室を相互に連通するオリフィス通路を設けると共に、該第二の取付部材で支持されて該受圧室と該平衡室を仕切る仕切部材において、可動板を板厚方向で所定量変位可能に収容すると共に該可動板の変位方向両側の壁部には該受圧室と該平衡室の各一方に開口する連通孔を形成した液圧吸収機構を構成してなる流体封入式防振装置において、
    前記可動板を弾性材で形成すると共に、前記液圧吸収機構における少なくとも前記受圧室側の壁部を弾性材で形成することにより、該液圧吸収機構における該受圧室側の壁部に対して該可動板が重ね合わされた状態でこれら壁部と可動板が該受圧室側に向かって凸となるように弾性変形せしめられ得るようにしたことを特徴とする流体封入式防振装置。
  2. 前記液圧吸収機構において弾性材で形成された前記受圧室側の壁部に対して、弾性材で形成された前記可動板を小さくして、該可動板の全体が、弾性材で形成された該受圧室側の壁部に対して重なり合うようにした請求項1に記載の流体封入式防振装置。
  3. 前記液圧吸収機構における前記平衡室側の壁部を硬質材で形成した請求項1又は2に記載の流体封入式防振装置。
  4. 前記液圧吸収機構における前記平衡室側の壁部を弾性材で形成した請求項1又は2に記載の流体封入式防振装置。
  5. 前記液圧吸収機構における前記平衡室側の壁部の剛性を前記受圧室側の壁部の剛性よりも大きくした請求項4に記載の流体封入式防振装置。
  6. 弾性材で形成された前記液圧吸収機構における前記受圧室側の壁部のばね剛性を前記可動板のばね剛性よりも大きくした請求項1乃至5の何れか1項に記載の流体封入式防振装置。
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