JP5888589B2 - インクジェット記録用インク−記録用メディアセット及びインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録用インク−記録用メディアセット及びインクジェット記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5888589B2 JP5888589B2 JP2011240933A JP2011240933A JP5888589B2 JP 5888589 B2 JP5888589 B2 JP 5888589B2 JP 2011240933 A JP2011240933 A JP 2011240933A JP 2011240933 A JP2011240933 A JP 2011240933A JP 5888589 B2 JP5888589 B2 JP 5888589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- recording
- water
- pigment
- jet recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5218—Macromolecular coatings characterised by inorganic additives, e.g. pigments, clays
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5227—Macromolecular coatings characterised by organic non-macromolecular additives, e.g. UV-absorbers, plasticisers, surfactants
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/322—Pigment inks
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/324—Inkjet printing inks characterised by colouring agents containing carbon black
- C09D11/326—Inkjet printing inks characterised by colouring agents containing carbon black characterised by the pigment dispersant
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/328—Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/38—Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/40—Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Description
近年、インクジェット記録用インクに着色剤として顔料を用いた顔料インクが提案されている。前記顔料インクは、普通紙に印字した時には、着色剤として染料を用いた染料インクと比べて画像濃度や耐水性、耐侯性に優れ、滲みの少ない画像が得られるものの、塗工層を有する、特にインク吸収性に乏しい記録用メディアに印字した時には発色性や光沢性が不十分であったり、印字後のインクの乾燥に時間がかかることで、画像の定着性が劣るなどの問題点があった。
即ち、本発明におけるインクジェット記録用インクは、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、着色剤及び湿潤剤を少なくとも含有するインクジェット記録用インクにおいて、水溶性有機溶剤として、下記一般式(I)で示されるアミド化合物を少なくとも含有し、前記湿潤剤として、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%以上、沸点が250℃を超える多価アルコールからなる湿潤剤Aと、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%以上で、沸点が140℃以上250℃以下の多価アルコールからなる湿潤剤Bとを含有することを特徴とする。
記録用メディアが、支持体と前記支持体の少なくとも一方の面に塗工層を有してなり、23℃、相対湿度50%にて動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が2〜35ml/m2、かつ接触時間400msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が3〜40ml/m2である記録用メディアとで構成されることを特徴とするインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
(3)前記一般式(I)で示されるアミド化合物の前記インクジェット記録用インク中の含有量が、1〜50質量%であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
(4)前記着色剤が、表面に少なくとも1種の親水基を有し、分散剤の不存在下で水分散性を示す自己分散型の顔料を含むことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
(5)前記着色剤が顔料と、顔料分散体と、高分子分散安定化剤とを水に分散した顔料分散体であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
(6)前記着色剤が、顔料を含有する水不溶性ビニルポリマー微粒子を水に分散させたポリマーエマルジョンを含むことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
(7)前記インクジェット記録用インクが、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクから選択される少なくとも1種である上記(1)〜(6)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
(8)少なくとも一方の面に塗工層を有する記録用メディアにインクジェット記録用インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録方法であって、
該記録用メディアとして、23℃、相対湿度50%にて動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が2〜35ml/m2、かつ接触時間400msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録メディアへの転移量が3〜40ml/m2である記録用メディアを用い、
該インクジェット記録用インクとして、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、着色剤及び湿潤剤を少なくとも含有するインクジェット記録用インクであって、水溶性有機溶剤として、下記一般式(I)で示されるアミド化合物を少なくとも含有し、前記湿潤剤として、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%以上、沸点が250℃を超える多価アルコールからなる湿潤剤Aと、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%以上で、沸点が140℃以上250℃以下の多価アルコールからなる湿潤剤Bとを含有するインクジェット記録用インクを用いることを特徴とするインクジェット記録方法。
即ち、本発明によれば、インク吸収性に乏しい記録用メディアに対する画像品質、特に、画像濃度、耐水性、耐光性等の画像堅牢性に優れ、更に特に、画像濃度、乾燥性に優れた画像が得られ、低定着性、コックリングなどが解決するという極めて優れた効果が発揮される。
本発明に用いられるインクジェット記録用インクには、水溶性有機溶剤として、少なくとも下記一般式(I)で示されるアミド化合物を含有し、必要応じて下記に記載する水溶性有機溶剤を混合して用いることにより、本発明の課題を解決できる。
特に好ましくはグリセリン、1,3-ブタンジオールからなる群から選択されたものが挙げられる。
飽和水分量(%)=(有機溶剤に吸収した水分量/有機溶剤+有機溶剤に吸収した水分量)×100
上記多価アルコールを水溶性有機溶剤全体の50wt%以上用いた場合が吐出安定性確保やインク吐出装置の維持装置での廃インク固着防止に優れている。
前記多価アルコール類としては、例えば、ジプロピレングリコール(bp232℃)、1,5−ペンタンジオール(bp242℃)、3−メチル−1,3−ブタンジオール(bp203℃)、プロピレングリコール(bp187℃)、2−メチル−2,4−ペンタンジオール(bp197℃)、エチレングリコール(bp196−198℃)、トリプロピレングリコール(bp267℃)、ヘキシレングリコール(bp197℃)、ポリエチレングリコール(粘調液体〜固体)、ポリプロピレングリコール(bp187℃)、1,6−ヘキサンジオール(bp253−260℃)、1,2,6−ヘキサントリオール(bp178℃)、トリメチロールエタン(固体、mp199−201℃)、トリメチロールプロパン(固体、mp61℃)などが挙げられる。
前記多価アルコールアリールエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノフェニルエーテル(bp237℃)、エチレングリコールモノベンジルエーテルなどが挙げられる。
前記アミド類としては、例えば、ホルムアミド(bp210℃)、N−メチルホルムアミド(bp199−201℃)、N,N−ジメチルホルムアミド(bp153℃)、N,N−ジエチルホルムアミド(bp176−177℃)などが挙げられる。
前記含硫黄化合物類としては、例えば、ジメチルスルホキシド(bp139℃)、スルホラン(bp285℃)、チオジグリコール(bp282℃)などが挙げられる。
該糖類の例としては、単糖類、二糖類、オリゴ糖類(三糖類、四糖類を含む)、多糖類、などが挙げられる。具体的には、グルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラクトース、マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオース、などが挙げられる。
ここで、多糖類とは広義の糖を意味し、α−シクロデキストリン、セルロースなど自然界に広く存在する物質を含む意味に用いることとする。
これらの中でも、糖アルコールが好ましく、具体例としてはマルチトール、ソルビットなどが挙げられる。
顔料固形分が高いのに湿潤剤の配合量が少ないとノズルのインクメニスカス付近の水分蒸発が進み吐出不良をもたらすことがある。
前記の水溶性有機溶剤の使用量としては、湿潤剤全体の50wt%未満であることが吐出安定性確保やインク吐出装置の維持装置での廃インク固着防止などの点で好ましい。
前記着色剤としては、耐候性の面から主として顔料が用いられるが、色調調整の目的で同時に染料を、耐候性を劣化させない範囲内で含有しても構わない。
また、顔料も特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、黒色用のもの、カラー用のもの、などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの顔料のうち、特に、水と親和性の良いものが好ましく用いられる。
1)第1形態では、前記着色剤は、表面に少なくとも1種の親水基を有し、分散剤の不存在下で水分散性を示す顔料(以下、「自己分散性顔料」と称することもある)を含有する。
2)第2形態では、前記水に分散する着色剤は、顔料、顔料分散剤及び高分子分散安定化剤を含有する顔料分散体であり、前記高分子分散安定化剤が、下記構造式(II)で表されるα−オレフィン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−(メタ)アクリル共重合体、水溶性ポリウレタン樹脂及び水溶性ポリエステル樹脂から選択される少なくとも1種である。
本発明においては、上記構造式(II)で表される化合物であって、Rの値が異なる化合物からなる混合物を、構造式(II)で示されるα−オレフィン−無水マレイン酸共重合体として用いることが可能である。
このように顔料が表面改質され、カルボキシル基が結合しているため、分散安定性が向上するばかりではなく、高品位な印字品質が得られるとともに、印字後の記録用メディアの耐水性がより向上する。
前記自己分散性顔料の体積平均粒径(D50)は、インク中において0.01〜0.16μmが好ましい。
前記アニオン性親水基としては、例えば、−COOM、−SO3M、−PO3HM、−PO3M2、−SO2NH2、−SO2NHCOR(ただし、Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを表す。Rは、炭素原子数1〜12のアルキル基、置換基を有してもよいフェニル基又は置換基を有してもよいナフチル基を表す)等が挙げられる。これらの中でも、−COOM、−SO3Mがカラー顔料表面に結合されたものを用いることが好ましい。
上記した親水基が他の原子団を介してカーボンブラックの表面に結合する場合の具体例としては、例えば、−C2H4COOM(ただし、Mは、アルカリ金属、又は第4級アンモニウムを表す)、−PhSO3M(ただし、Phはフェニル基を表す。Mは、アルカリ金属、又は第4級アンモニウムを表す)、−C5H10NH3 +等が挙げられる。
前記構造式(II)で表されるα−オレフィン無水マレイン酸共重合体、スチレン−(メタ)アクリル共重合体、水溶性ポリウレタン樹脂及び水溶性ポリエステル樹脂は、常温においては固体であり、冷水には殆ど溶けないものである。しかし、前記共重合体及び前記樹脂の酸価と当量以上(好ましくは、酸価の1.0〜1.5倍)のアルカリ溶液又はアルカリ水溶液に溶解して用いた場合に分散安定化剤としての効果が発現する。
しかし、前記α−オレフィン−無水マレイン酸共重合体におけるオレフィン鎖が長い場合は比較的溶け難く、不溶物が残る場合があるが、適当なフィルター等で不溶物を除いて用いれば、高分子分散安定化剤としての効果は損なわれない。
前記第2形態では、前記着色剤が顔料分散剤を含有することが好ましい。
前記顔料分散剤としては、アニオン系界面活性剤及びHLB値10〜20のノニオン系界面活性剤のいずれかが好適である。
これらの中でも、ジオクチルスルホコハク酸Na塩、ポリオキシエチレンスチレンフェニルエーテルスルホン酸NH4塩が特に好ましい。
これらの中でも、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン-β-ナフチルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンスチレンフェニルエーテルが特に好ましい。
前記顔料分散剤の含有量が少ないと、充分に顔料を微細化することができず、多すぎると顔料に吸着していない過剰成分がインク物性に影響を与え、画像滲みや、耐水性、耐擦性の劣化を招くことになる。
ただし、このような混練分散工程の後には粗大粒子が含まれていることが多く、インクジェットノズルや供給経路の目詰まりの原因となるため、フィルターや遠心分離器を用いて粒径1μm以上の粒子を除去する必要がある。
前記界面活性剤として、着色剤の種類や湿潤剤の組み合わせによって分散安定性を損なわず、表面張力が低く、浸透性、レベリング性の高いものが好ましく、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤及びフッ素系界面活性剤から選択される少なくとも1種が好適である。これらの中でも、シリコーン系界面活性剤及びフッ素系界面活性剤が特に好ましい。
これら界面活性剤は、1種を単独、又は2種以上を混合して用いることができる。
これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少なく、特に好ましい。さらに好ましくは、下記構造式(III)で表されるフッ素系界面活性剤である。
前記パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルリン酸エステルの塩、などが挙げられる。
該市販品としては、例えば、サーフロンS−111、S−112、S−113、S−121、S−131、S−132、S−141、S−145(いずれも、旭硝子株式会社製);フルラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129、FC−135、FC−170C、FC−430、FC−431(いずれも、住友スリーエム株式会社製);メガファックF−470、F−1405、F−474(いずれも、大日本インキ化学工業株式会社製);ゾニール(Zonyl)TBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、UR(いずれも、DuPont社製);FT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW(いずれも、株式会社ネオス社製)、ポリフォックスPF−151N(オムノバ社製)などが挙げられ、これらの中でも、良好な印字品質、特に発色性、紙に対する均染性が著しく向上する点から、DuPont社製のFS−300、株式会社ネオス製のFT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW及びオムノバ社製のポリフォックスPF−151Nが特に好ましい。
(1)アニオン系フッ素系界面活性剤
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越シリコーン株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社などから容易に入手できる。
本発明に用いられる記録用インクは、浸透剤として、炭素数8〜11のポリオール化合物又はグリコールエーテル化合物を少なくとも1種を含有することが好ましい。
浸透剤は、前記湿潤剤は別のものであり、浸透剤も湿潤性が全くない訳ではないが、前記湿潤剤よりも比較的少ないので、非湿潤剤性ものということができるが、ここで、非湿潤剤性とはこのような意味である。
これらは、25℃の水中において0.2〜5.0質量%の間の溶解度を有するものが好ましい。
これらの中でも、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール[溶解度:4.2%(25℃)]、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール[溶解度:2.0%(25℃)]が特に好ましい。
前記水分散性樹脂としては、造膜性(画像形成性)に優れ、かつ高撥水性、高耐水性、高耐候性を備えて、高耐水性で高画像濃度(高発色性)の画像記録に有用である。
例えば、縮合系合成樹脂、付加系合成樹脂、天然高分子化合物などが挙げられる。
前記付加系合成樹脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルエステル系樹脂、ポリアクリル酸系樹脂、不飽和カルボン酸系樹脂などが挙げられる。
前記天然高分子化合物としては、例えば、セルロース類、ロジン類、天然ゴムなどが挙げられる。
この中でも、特にポリウレタン樹脂微粒子、アクリル−シリコーン樹脂微粒子及びフッ素系樹脂微粒子が好ましい。
また、前記水分散性樹脂を2種類以上併用することは全く問題ない。
前記ビニルエーテル単位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、下記構造式で表される化合物などが挙げられる。
これらの単量体を組み合わせることで柔軟に性質を改質することが可能であり、オリゴマー型重合開始剤を用いて重合反応、グラフト反応を行うことで樹脂の特性を改質することもできる。
前記ビニルシアノ化合物単量体類としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられる。
前記アリル化合物単量体類としては、例えば、アリルスルホン酸その塩、アリルアミン、アリルクロライド、ジアリルアミン、ジアリルジメチルアンモニウム塩等が挙げられる。
前記ジエン単量体類としては、例えば、ブタジエン、クロロプレン等が挙げられる。
前記不飽和炭素を持つオリゴマー類としては、例えば、メタクリロイル基を持つスチレンオリゴマー、メタクリロイル基を持つスチレン−アクリロニトリルオリゴマー、メタクリロイル基を持つメチルメタクリレートオリゴマー、メタクリロイル基を持つジメチルシロキサンオリゴマー、アクリロイル基を持つポリエステルオリゴマー等が挙げられる。
インク化した時に過剰な高粘度にならないためにも水分散性樹脂の平均粒子径(D50)は50nm以上が好ましい。また、粒径が数十μmになるとインクジェットヘッドのノズル口より大きくなるため使用できない。ノズル口より小さくとも粒子径の大きな粒子がインク中に存在すると吐出性を悪化させる。そこで、インク吐出性を阻害させないために平均粒子径(D50)は200nm以下がより好ましく、150nm以下が更に好ましい。
前記水分散性樹脂の前記記録用インクにおける含有量は、固形分で1〜15質量%が好ましく、2〜7質量%がより好ましい。ここで、前記着色剤、着色剤中の顔料、及び前記水分散性樹脂の固形分含有量は、例えば、インク中から着色剤と水分散性樹脂分のみを分離する方法により測定することができる。
また、着色剤の分子構造が明らかな場合には、顔料や染料ではNMRを用いて着色剤の固形分量を定量することが可能であり、重金属原子、分子骨格に含まれる無機顔料、含金有機顔料、含金染料では蛍光X線分析を用いることで着色剤の固形分量を定量することが可能である。
そして、本発明に用いられるインクは、水分量が通常50wt%より多く、樹脂と顔料の総量が通常3wt%より多いことから、溶媒蒸発率は、通常50〜97wt%となる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、必要に応じて適宜選択することができ、例えば、pH調整剤、防腐防黴剤、キレート試薬、防錆剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、光安定化剤、などが挙げられる。
前記pHが7未満及び11を超えるとインクジェットのヘッドやインク供給ユニットを溶かし出す量が大きく、インクの変質や漏洩、吐出不良などの不具合が生じることがある。
前記アルカリ金属元素の水酸化物としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。
前記アンモニウムの水酸化物としては、例えば、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物などが挙げられる。
前記アルカリ金属の炭酸塩としては、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。
前記キレート試薬としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウム等がある。
前記防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライトなどが挙げられる。
前記フェノール系酸化防止剤(ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む)としては、例えば、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−[β−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル]2,4,8,10−テトライキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、などが挙げられる。
前記リン系酸化防止剤としては、トリフェニルフォスファイト、オクタデシルフォスファイト、トリイソデシルフォスファイト、トリラウリルトリチオフォスファイト、トリノニルフェニルフォスファイト、等が挙げられる。
前記ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、等が挙げられる。
前記サリチレート系紫外線吸収剤としては、例えば、フェニルサリチレート、p−tert−ブチルフェニルサリチレート、p−オクチルフェニルサリチレート、等が挙げられる。
前記ニッケル錯塩系紫外線吸収剤としては、例えば、ニッケルビス(オクチルフェニル)サルファイド、2,2’−チオビス(4−tert−オクチルフェレート)−n−ブチルアミンニッケル(II)、2,2’−チオビス(4−tert−オクチルフェレート)−2−エチルヘキシルアミンニッケル(II)、2,2’−チオビス(4−tert−オクチルフェレート)トリエタノールアミンニッケル(II)、等が挙げられる。
前記分散は、例えば、サンドミル、ホモジナイザー、ボールミル、ペイントシャイカー、超音波分散機等により行うことができ、攪拌混合は通常の攪拌羽を用いた攪拌機、マグネチックスターラー、高速の分散機等で行うことができる。
前記記録用インクの25℃での粘度は3〜20mPa・sが好ましい。前記インク粘度が3mPa・s以上とすることによって、印字濃度や文字品位を向上させる効果が得られる。一方、インク粘度を20mPa・s以下に抑えることで、吐出性を確保することができる。
ここで、前記粘度は、例えば、粘度計(RL−550、東機産業株式会社製)を使用して、25℃で測定することができる。
これらの着色を2種以上併用したインクセットを使用して記録を行うと、多色画像を形成することができ、全色併用したインクセットを使用して記録を行うと、フルカラー画像を形成することができる。
本発明のインクメディアセットは、前記インクジェット記録用インクと、記録用メディアとを組み合わせてなる。
<記録用メディア>
記録用メディアは、支持体と前記支持体の少なくとも一方の面に塗工層を有してなり、23℃、50%RHにて動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が2〜35ml/m2、かつ接触時間400msにおける純水の前記記録用メディアへの転移量が3〜40ml/m2である記録用メディアが好適に用いられる。
また、前記塗工層を有してなる記録用メディアへの純水の転移量が上記範囲内にあれば、他に特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシート、汎用印刷用紙などが好適に使用可能である。
前記支持体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、木材繊維主体の紙、木材繊維及び合成繊維を主体とした不織布のようなシート状物質などが挙げられる。
前記木材パルプとしては、例えば、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、NBSP、LBSP、GP、TMPなどが挙げられる。
前記古紙パルプの原料としては、財団法人古紙再生促進センターの古紙標準品質規格表に示されている、上白、罫白、クリーム白、カード、特白、中白、模造、色白、ケント、白アート、特上切、別上切、新聞、雑誌などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
(1)離解は、古紙をパルパーにて機械力と薬品で処理して繊維状にほぐし、印刷インキを繊維より剥離する。
(2)除塵は、古紙に含まれる異物(プラスチックなど)及びゴミをスクリーン、クリーナー等により除去する。
(3)脱墨は、繊維より界面活性剤を用いて剥離された印刷インキをフローテーション法、又は洗浄法で系外に除去する。
(4)漂白は、酸化作用や還元作用を用いて、繊維の白色度を高める。
前記古紙パルプを混合する場合、全パルプ中の古紙パルプの混合比率は、記録後のカール対策から40%以下が好ましい。
前記白色顔料としては、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成シリカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム等のような白色無機顔料;スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等のような有機顔料、などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、中性ロジンサイズ剤又はアルケニル無水コハク酸が特に好適である。
前記アルキルケテンダイマーは、そのサイズ効果が高いことから添加量は少なくて済むが、記録用紙(メディア)表面の摩擦係数が下がり滑りやすくなるため、インクジェット記録時の搬送性の点からは好ましくない場合がある。
また、支持体の坪量は、45〜290g/m2が好ましい。
前記塗工層は、顔料及びバインダー(結着剤)を含有してなり、更に必要に応じて、界面活性剤、その他の成分を含有してなる。
前記無機顔料としては、例えば、カオリン、タルク、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、非晶質シリカ、チタンホワイト、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、クロライトなどが挙げられる。
これらの中でも、カオリンは光沢発現性に優れており、オフセット印刷用の用紙に近い風合いとすることができる点から特に好ましい。
前記有機顔料の添加量は、前記塗工層の全顔料100質量部に対し2〜20質量部が好ましい。前記添加量が2質量部未満であると、前記効果がなく、20質量部を超えると、塗工液の流動性が悪化し、塗工操業性の低下に繋がることと、コスト面からも経済的ではない。
前記水性樹脂としては、水溶性樹脂及び水分散性樹脂の少なくともいずれかを好適に用いられる。
これらの中でも、インク吸収性の観点から、ポリビニルアルコール、カチオン変性ポリビニルアルコール、アセタール変性ポリビニルアルコール、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエステルとポリウレタンの共重合体、などが特に好ましい。
これら水性樹脂の複数を同時に用いることも可能である。
併用により、単独使用の場合よりも画像濃度を向上させ、フェザリングが更に低減される。
ここで、前記コロイド滴定法によるカチオン当量の測定に当たっては、カチオン性有機化合物を固形分0.1質量%となるように蒸留水で希釈し、pH調整は行わないものとする。
また、エチレンオキサイド付加物については、水溶性を維持できる範囲で、エチレンオキサイドの一部をプロピレンオキサイドあるいはブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドに置換したものも有効である。置換率は50%以下が好ましい。
前記界面活性剤の添加量は、前記カチオン性有機化合物100質量部に対し、0〜10質量部が好ましく、0.1〜1.0質量部がより好ましい。
前記塗工層液の含浸又は塗布方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、コンベンショナルサイズプレス、ゲートロールサイズプレス、フィルムトランスファーサイズプレス、ブレードコーター、ロッドコーター、エアーナイフコーター、カーテンコーターなど各種塗工機で塗工することも可能であるが、コストの点から、抄紙機に設置されているコンベンショナルサイズプレス、ゲートロールサイズプレス、フィルムトランスファーサイズプレスなどで含浸又は付着させ、オンマシンで仕上げてもよい。
前記含浸又は塗布の後、必要に応じて乾燥させてもよく、この場合の乾燥の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100〜250℃程度が好ましい。
市販の印刷用塗工紙とは、キャストコート紙、いわゆるアート紙(A0サイズ、A1サイズ)、A2サイズコート紙、A3サイズコート紙、B2サイズコート紙、軽量コート紙、微塗工紙といった商業印刷・出版印刷に用いられている塗工紙のことであり、オフセット印刷、グラビア印刷等に用いられるものである。 具体的には、オーロラコート(日本製紙株式会社製)、PODグロスコート(王子製紙株式会社製)などが挙げられる。
インクカートリッジは、本発明に用いられる前記インクジェット記録用インクを容器中に収容してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の部材等を有してなる。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じてその形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを少なくとも有するもの、などが好適に挙げられる。
ここで、図1はインクカートリッジを示す概略図であり、図2は図1のインクカートリッジの変形例を示す概略図である。
図1に示すように、インク注入口(242)から前記インクジェット記録用インクがインク袋(241)内に充填され、排気した後、該インク注入口(242)は融着により閉じられる。使用時には、ゴム部材からなるインク排出口(243)に、図3で後述するインクジェット記録装置本体(101)の針が刺されて、前記インクが装置本体(101)に供給される。
本発明のインクジェット記録方法は、少なくとも一方の面に塗工層を有する記録用メディアにインクジェット記録用インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録方法であって、該記録用メディアとして、23℃50%RHにて動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が2〜35ml/m2、かつ接触時間400msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が3〜40ml/m2である記録用メディアを用い、該インクジェット記録用インクとして、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤及び着色剤を少なくとも含有するインクジェット記録用インクであって、水溶性有機溶剤として、下記一般式(I)で示されるアミド化合物を少なくとも含有するインクジェット記録用インクを用いることを特徴とする。
かかる記録方法を実現するインクジェット記録装置としては、インク飛翔手段を少なくとも有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、刺激発生手段、制御手段等を有してなる装置が好ましい。
前記インク飛翔工程は、前記記録用インクに、刺激(エネルギー)を印加し、該記録用インクを飛翔させて記録用メディアに画像を形成する工程である。
前記インク飛翔手段は、前記記録用インクに、刺激(エネルギー)を印加し、該記録用インクを飛翔させて記録用メディアに画像を形成する手段である。該インク飛翔手段としては、特に制限はなく、例えば、インク吐出用の各種のノズル、などが挙げられる。
また、前記インクジェットノズルのノズル直径は、30μm以下が好ましく、1〜20μmがより好ましい。
なお、前記制御手段としては、前記各手段の動きを制御することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
図3に示すインクジェット記録装置は、装置本体(101)と、装置本体(101)に用紙を装填するための給紙トレイ(102)と、装置本体(101)に装填され画像が形成(記録)された用紙をストックするための排紙トレイ(103)と、インクカートリッジ装填部(104)とを有する。インクカートリッジ装填部(104)の上面には、操作キーや表示器などの操作部(105)が配置されている。インクカートリッジ装填部(104)は、インクカートリッジ(201)の脱着を行うための開閉可能な前カバー(115)を有している。
なお、両面給紙ユニット(181)の上面には手差し給紙部(182)が設けられている。 このインクジェット記録装置においては、給紙部から用紙(142)が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙(142)は、ガイド(145)で案内され、搬送ベルト(151)とカウンタローラ(152)との間に挟まれて搬送される。
また、インクカートリッジ(201)は、縦置きで前面装填構成としても、安定した記録用インクの供給を行うことができる。
したがって、装置本体(101)の上方が塞がって設置されているような場合、例えば、ラック内に収納する場合、あるいは装置本体(101)の上面に物が置かれているような場合でも、インクカートリッジ(201)の交換を容易に行うことができる。
このサブシステムのフレーム(維持装置フレーム)(111)には、キャップ保持機構である2つのキャップホルダ(112A)、(112B)と、清浄化手段としての弾性体を含むワイピング部材であるワイパーブレード(93)と、キャリッジロック(115)とがそれぞれ昇降可能(上下動可能)に保持されている。
ここで、印字領域に最も近い側のキャップホルダ(112A)に保持したキャップ(92a)には可撓性チューブ(119)を介して吸引手段であるチュービングポンプ(吸引ポンプ)(120)を接続し、その他のキャップ(92b)、(92c)、(92d)はチュービングポンプ(120)を接続していない。すなわち、キャップ(92a)のみを吸引(回復)及び保湿用キャップ(以下単に「吸引用キャップ」という。)とし、その他のキャップ(92b)、(92c)、(92d)はいずれも単なる保湿用キャップとしている。
したがって、記録ヘッドの回復動作を行うときには、回復動作を行う記録ヘッドを吸引用キャップ(92a)によってキャッピング可能な位置に選択的に移動させる。
ここで、キャップ(92)はキャップカム(122A)、(122B)により昇降させられる。
なお、クラッチ(137)付きの中間ギヤ(136)、(138)の回転軸である中間軸(141)はフレーム(111)にて回転可能に保持している。
なお、電源オン時には、キャップ(92)(キャップホルダ112)の位置に関係なく上下(昇降)し、移動開始までは位置検出を行わず、キャップ(92)のホーム位置(上昇途中)を検知した後に、定められた量を移動して最下端へ移動する。
その後、キャリッジが左右に移動して位置検知後キャップ位置に戻り、記録ヘッド(34)がキャッピングされる。
空吐出受け部(200)は、空吐出受け(94)と、空吐出受け(94)の下側に位置し、カム軸(121)に設けた空吐出着弾部材であるコロ(203)と、ワイパークリーナ(95)の内面に付着した記録液を掻き寄せるための掻き落し機構(204)を構成する掻き落とし部材(204A)、(204B)と、回転体であるコロ(203)に付着した記録液を掻き落とすための掻き落とし部材(205)とを備え、この空吐出受け(94)の下方には吸収体(207)を含む廃液タンク(206)が配置される。
ここで、空吐出受け(94)のワイパークリーナ(95)内面に付着した記録液を掻き寄せるための掻き落とし機構(204)は、掻き落とし部材(204A)、(204B)の下端部をホルダ(201)の下端部に設けた支軸(210)で揺動可能に支持し、これらの掻き落とし部材(204A)、(204B)は連結部材(211)で互いに遊びを持って連結している。
また、掻き落とし部材(204A)、(204B)の空吐出受け(94)の内壁面と対向する側には揺動時の接触面積を小さくするための凸部(204b)を設けている。
ここで、カム軸(121)が回転することによって、図10でコロ(203)が矢示E方向に回転すると、コロ(203)のピン部材(212)が掻き落とし部材(204A)、(204B)に当接するので、掻き落とし部材(204A)、(204B)が図10で矢示F、G方向に往復移動する(実線示の位置と破線図示の位置の間)ことになる。
すなわち、ワイパーブレード(93)に付着した記録液をワイパークリーナ(95)に押しつけて取り除くワイパークリーニング機構を採用した場合、単に押し付けてワイパーブレード(93)を移動しただけでは、ワイパークリーナ(95)先端に記録液が残ってしまうことになる。
そこで、粘度の高い記録液を使用した場合でも、ワイパークリーナ(95)に付着した記録液を1カ所あるいは数カ所に集める(寄せる)ことで、ワイパークリーナ(95)に接している面に対する記録液の滴体積が大きくなるため、ワイパークリーナ(95)との接触面から落下(流れ)し易くなり、次回のワイパーブレード(93)のクリーニングを清浄な状態で行なうことができるようになり、ワイパーブレード(93)のクリーニング性が向上する。
そこで、上述した掻き落とし部材(204A)、(204B)を備えたところ、効果的に記録液が下方に流れることを確認できた。
しかも、この掻き落とし機構(204)においては、掻き落とし部材(204A)、(204B)をカム軸(121)に設けた空吐出着弾部材であるコロ(203)の回転によって行なっているので、構成が簡単になる。
これにより、記録液ミストの飛散が防止される。
そして、このコロ(203)に付着した記録液を掻き落とす掻き落とし部材(205)を設けているので、コロ(203)に付着した記録液は掻き落とし部材(205)で掻き落とされて、自重で下方の廃液タンク(206)に落下する。
なお、キャリッジが走査するシリアル型(シャトル型)インクジェット記録装置に適用した例で説明したが、ライン型ヘッドを備えたライン型インクジェット記録装置にも同様に適用することができる。
また、前記インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法は、インクジェット記録方式による各種記録に適用することができ、例えば、インクジェット記録用プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、などに特に好適に適用することができる。
前記インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法により記録されたインク記録物は、記録用メディア上に、前記記録用インクを用いて形成された画像を有してなる。
また、インク記録物は、本発明の前記インクメディアセットにおける記録用メディア上に、前記インクメディアセットにおける記録用インクを用いて形成された画像を有してなる。
前記インク記録物は、高画質で滲みがなく、経時安定性に優れ、各種の印字乃至画像の記録された資料等として各種用途に好適に使用することができる。
−水溶性高分子化合物水溶液Aの調製−
・構造式(II)で表されるα−オレフィン−無水マレイン酸共重合体(星光PMC株式会社製、T−YP112、オレフィン鎖(R):炭素数20〜24(構造式(II)のRが炭素数18〜22のアルキル基に相当する化合物)、酸価190mgKOH/g、重量平均分子量=10,000) 10.0 質量部
・イオン交換水 72.66質量部
上記混合物を撹拌機で加熱撹拌して、上記構造式(1)で表されるα−オレフィン−無水マレイン酸共重合体を溶解し、微量の不溶物を平均孔径5μmのフィルターで濾過し、水溶性高分子化合物水溶液Aを調製した。
−表面処理ブラック顔料分散液の調製−
CTAB比表面積が150m2/g、DBP吸油量が100ml/100gのカーボンブラック90gを、2.5規定の硫酸ナトリウム溶液3,000mlに添加し、温度60℃、速度300rpmで攪拌し、10時間反応させて酸化処理を行った。
この反応液を濾過し、濾別したカーボンブラックを水酸化ナトリウム溶液で中和し、限外濾過を行った。
このブラック顔料分散液における顔料分散体の平均粒子径(D50)を測定したところ103nmであった。なお、平均粒子径(D50)の測定は、粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)を用いた。
−マゼンタ顔料含有ポリマー微粒子分散液の調製−
<ポリマー溶液Aの調製>
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー4.0g、及びメルカプトエタノール0.4gを混合し、65℃に昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシルエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスメチルバレロニトリル2.4g、及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を2.5時間かけて、フラスコ内に滴下した。
反応終了後、フラスコ内にメチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50質量%のポリマー溶液Aを800g得た。
ポリマー溶液Aを28gと、C.I.ピグメントレッド122を42g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、及びイオン交換水13.6gを十分に攪拌した後、ロールミルを用いて混練した。
得られたペーストを純水200gに投入し、充分に攪拌した後、エバポレータ用いてメチルエチルケトン及び水を留去し、更に粗大粒子を除くためにこの分散液を平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターにて加圧濾過し、顔料15質量%含有、固形分20質量%のマゼンタ顔料含有ポリマー微粒子分散液を得た。
−シアン顔料含有ポリマー微粒子分散液の調製−
調製例3において、顔料としてのC.I.ピグメントレッド122をフタロシアニン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)に変更した以外は、調製例3と同様にして、シアン顔料含有ポリマー微粒子分散液を調製した。
得られたシアン顔料含有ポリマー微粒子分散液におけるポリマー微粒子について、粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した平均粒子径(D50)は93nmであった。
−イエロー顔料含有ポリマー微粒子分散液の調製−
調製例3において、顔料としてのC.I.ピグメントレッド122をモノアゾイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー74)に変更した以外は、調製例3と同様にして、イエロー顔料含有ポリマー微粒子分散液を調製した。
得られたイエロー顔料含有ポリマー微粒子分散液におけるポリマー微粒子について、粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した平均粒子径(D50)は76nmであった。
−カーボンブラック顔料含有ポリマー微粒子分散液の調製−
製造例3において、顔料としてのC.I.ピグメントレッド122をカーボンブラック(デグサ社製、FW100)に変更した以外は、調製例3と同様にして、カーボンブラック顔料含有ポリマー微粒子分散液を調製した。
得られたカーボンブラック顔料含有ポリマー微粒子分散液におけるポリマー微粒子について、粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した平均粒子径(D50)は104nmであった。
−イエロー顔料界面活性剤分散液の調製−
・モノアゾイエロー顔料
(C.I.ピグメントイエロー74、大日精化工業株式会社製) 30.0質量部
・ポリオキシエチレンスチレンフェニルエーテル(ノニオン系界面活性剤、第一工業製薬株式会社製、ノイゲンEA−177、HLB値=15.7) 10.0質量部
・イオン交換水 60.0質量部
次に、一次顔料分散体に水溶性高分子化合物水溶液として、水溶性ポリウレタン樹脂(タケラックW−5661、三井武田ケミカル株式会社製、有効成分35.2質量%、酸価40mgKOH/g、分子量18,000)を4.26質量部添加し、充分に撹拌してイエロー顔料界面活性剤分散液を得た。
−記録用インクの作製−
各記録用インクの製造は、以下の手順で行った。
まず、下記表1に示す、水溶性有機溶剤(湿潤剤)、浸透剤、界面活性剤、防カビ剤、及び水を混合し、1時間攪拌を行い均一に混合した。この混合液に対して水分散性樹脂を添加して1時間撹拌し、顔料分散液、消泡剤を添加し、1時間攪拌した。
この分散液を平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターにて加圧濾過し、粗大粒子やごみを除去して、実施例1〜7及び比較例1、2の各記録用インクを作製した。
*1)アクリル−シリコーン樹脂エマルジョン:
昭和高分子株式会社製、ポリゾールROY6312、固形分37.2質量%、平均粒子径171nm、最低造膜温度(MFT)=20℃
*2)ポリウレタンエマルジョン:
DIC社製、ハイドランAPX-101H、固形分45質量%、平均粒子径160nm、最低造膜温度(MFT)=20℃
*3)ゾニールFS−300:
ポリオキシエチレンパーフロロアルキルエーテル(Dupont社製、成分40質量%)
*4)KF−643:
ポリエーテル変性シリコーン化合物(信越化学工業社製、成分100質量%)
*5)Proxel GXL:
1,2−benzisothiazolin−3−oneを主成分とした防カビ剤(アビシア社製、成分20質量%、ジプロピレングリコール含有)
*6)KM−72F:
自己乳化型シリコーン消泡剤(信越シリコーン株式会社製、成分100質量%)
*7)グロス紙1:
PODグロスコート紙<100>(下記<記録用紙(2)>参照)
*8)グロス紙2:
オーロラコート(日本製紙)(下記<記録用紙(1)>参照)
*9)普通紙:
マイペーパー(下記<記録用紙(3)>参照)
記録用メディアとして以下のものを使用した。
<記録用紙(1)>
商品名:オーロラコート
(坪量=104.7g/m2、日本製紙株式会社製)
<記録用紙(2)>
商品名:PODグロスコート紙<100>
(坪量=100g/m2、王子製紙株式会社製)
<記録用紙(3)>
商品名:マイペーパー
(坪量=67g/m2、株式会社リコー社製)
上記の記録用紙(1)〜(3)を使用して、塗工層を塗布した面への純水の転移量を測定した。純水の転移量の測定には動的走査吸液計(協和精工株式会社製のK350シリーズD型)を使用した。
測定結果を下記表2に示す。
温度23±0.5℃、50±5%RHに調整された環境下、インクジェットプリンタ(IPSiO GXe5500、株式会社リコー製)を用い、インクの吐出量が均しくなるようにピエゾ素子の駆動電圧を変動させ、記録用メディアに同じ付着量のインクが付くように設定を行った。
Microsoft Word2000にて作成した64point文字「■」の記載のあるチャートをMyPaper(株式会社リコー製)に打ち出し、印字面の「■」部をX−Rite939にて測色した。
印字モードはプリンタ添付のドライバで普通紙のユーザー設定より「普通紙−標準はやい」モードを「色補正なし」と改変したモードを使用した。
印字後3時間以上経過した後、クロックメータ(東洋精機社製)に装着した白綿布(東洋精機社製)で印字したベタ画像部を10往復させ、白綿布に付着したインクの汚れを目視で観察し、下記基準により評価した。
ランク5・・・汚れが全くない
ランク4・・・汚れがわずかにある
ランク3・・・汚れがあるが、実用上問題なし
ランク2・・・汚れがやや顕著に認められる
ランク1・・・汚れが顕著に認められる
各画像プリントの拍車痕の程度を目視で観察し、下記基準により評価した。
〔評価基準〕
◎:全く認められない。
○:かすかに認められる。
×:甚だしい拍車痕が認められる。
各画像プリントのグリーンべた画像部のビーディングの程度を目視で観察し、下記基準
により評価した。
〔評価基準〕
◎:ビーディングの発生無く均一な印刷である。
○:かすかにビーディングの発生が認められる。
×:明確にビーディングの発生が認められる。
Microsoft Word2000(Microsoft社製)を用いて作成したベタ画像部を出力後、アトラス社製光沢度計Micro−Gross60°を用いて、60°光沢を測定した。
<コックリングの発生>
コックリングの発生の確認は、Microsoft Word2000(Microsoft社製)を用いて、全体をベタ画像で埋めるようなチャートを作成し、出力後の紙のカール具合にて、下記基準により評価を行った。
〔評価基準〕
○:以後の排紙に問題ない。
×:両端が巻き上がり、排紙に干渉する。
101 装置本体
102 給紙トレイ
103 排紙トレイ
104 インクカートリッジ装填部
105 操作部
111 上カバー
112 前面
115 前カバー
131 ガイドロッド
132 ステー
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
135 サブタンク
141 用紙積載部
142 用紙
143 給紙コロ
144 分離パッド
145 ガイド
151 搬送ベルト
152 カウンタローラ
153 搬送ガイド
154 押さえ部材
155 先端加圧コロ
156 帯電ローラ
157 搬送ローラ
158 テンションローラ
161 ガイド部材
171 分離爪
172 排紙ローラ
173 排紙コロ
181 両面給紙ユニット
182 手差し給紙部
201 インクカートリッジ
241 インク袋
242 インク注入口
243 インク排出口
244 カートリッジケース
91 サブシステム
92 キャップ
92a 吸引用キャップ
92b キャップ
92c キャップ
92d キャップ
93 ワイパーブレード
94 空吐出受け
95 ワイパークリーナー
96 クリーナーコロ
111 フレーム
112 キャップホルダ
112A キャップホルダ
112B キャップホルダ
115 キャリッジロック
117 キャリッジロックアーム
118 ワイパークリーナー
119 可撓性チューブ
120 チュービングポンプ(吸引ポンプ)
120a ポンプ軸
121 カム軸
122A キャップカム
122B キャップカム
124 ワイパーカム
125 キャリッジロックカム
126 空吐出着弾部材(回転体コロ)
128 クリーナーカム
131 モーター
131a モーター軸
132 モーターギヤ
133 ポンプギヤ
134 中間ギヤ
135 中間ギヤ
136 中間ギヤ
137 一方向クラッチ
138 中間ギヤ
139 中間ギヤ
140 カムギヤ
141 中間軸
142 ホームポジションセンサ用カム
200 空吐出受け部
203 空吐出着弾部材(回転体コロ)
204 記録液掻き落し機構
204A 掻き落とし部材
204B 掻き落とし部材
204a 掻き落とし部材先端部
204b 凸部
205 掻き落とし部材
206 廃液タンク
207 吸収体
210 支軸
211 連結部材
212 ピン部材
Claims (8)
- 水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、着色剤及び湿潤剤を少なくとも含有するインクジェット記録用インクであって、水溶性有機溶剤として、下記一般式(I)で示されるアミド化合物を少なくとも含有し、前記湿潤剤として、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%以上、沸点が250℃を超える多価アルコールからなる湿潤剤Aと、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%以上で、沸点が140℃以上250℃以下の多価アルコールからなる湿潤剤Bとを含有するインクジェット記録用インクと、
記録用メディアが、支持体と前記支持体の少なくとも一方の面に塗工層を有してなり、23℃、相対湿度50%にて動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が2〜35ml/m2、かつ接触時間400msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録メディアへの転移量が3〜40ml/m2である記録用メディアとで構成されることを特徴とするインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
- 前記インクジェット記録用インクが、更に、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%未満の多価アルコールからなる湿潤剤Cを含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
- 前記一般式(I)で示されるアミド化合物の前記インクジェット記録用インク中の含有量が、1〜50質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
- 前記着色剤が、表面に少なくとも1種の親水基を有し、分散剤の不存在下で水分散性を示す自己分散型の顔料を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
- 前記着色剤が、顔料と、顔料分散剤と、高分子分散安定化剤とを水に分散した顔料分散体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
- 前記着色剤が、顔料を含有する水不溶性ビニルポリマー微粒子を水に分散させたポリマーエマルジョンを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
- 前記インクジェット記録用インクが、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクから選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録用インク−記録用メディアセット。
- 少なくとも一方の面に塗工層を有する記録用メディアにインクジェット記録用インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録方法であって、
該記録用メディアとして、23℃、相対湿度50%にて動的走査吸液計で測定した接触時間100msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が2〜35ml/m2、かつ接触時間400msにおける純水の前記塗工層を有してなる記録用メディアへの転移量が3〜40ml/m2である記録用メディアを用い、
該インクジェット記録用インクとして、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、着色剤及び湿潤剤を少なくとも含有するインクジェット記録用インクであって、水溶性有機溶剤として、下記一般式(I)で示されるアミド化合物を少なくとも含有し、前記湿潤剤として、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%以上、沸点が250℃を超える多価アルコールからなる湿潤剤Aと、温度23℃、相対湿度80%での平衡水分量が30wt%以上で、沸点が140℃以上250℃以下の多価アルコールからなる湿潤剤Bとを含有するインクジェット記録用インクを用いることを特徴とするインクジェット記録方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011240933A JP5888589B2 (ja) | 2011-06-28 | 2011-11-02 | インクジェット記録用インク−記録用メディアセット及びインクジェット記録方法 |
US13/494,222 US8883275B2 (en) | 2011-06-28 | 2012-06-12 | Inkjet recording medium and ink set, and inkjet recording method |
IN2500CH2012 IN2012CH02500A (ja) | 2011-06-28 | 2012-06-25 | |
EP12173858.7A EP2540516B1 (en) | 2011-06-28 | 2012-06-27 | Inkjet recording medium and ink set, and inkjet recording method |
BR102012019076-1A BR102012019076B1 (pt) | 2011-06-28 | 2012-06-28 | meio de gravação com jato de tinta e conjunto de tinta, e método de gravação com jato de tinta |
CN2012102196188A CN102850847A (zh) | 2011-06-28 | 2012-06-28 | 喷墨记录介质和油墨组件以及喷墨记录方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011142598 | 2011-06-28 | ||
JP2011142598 | 2011-06-28 | ||
JP2011240933A JP5888589B2 (ja) | 2011-06-28 | 2011-11-02 | インクジェット記録用インク−記録用メディアセット及びインクジェット記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013031990A JP2013031990A (ja) | 2013-02-14 |
JP5888589B2 true JP5888589B2 (ja) | 2016-03-22 |
Family
ID=46458206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011240933A Active JP5888589B2 (ja) | 2011-06-28 | 2011-11-02 | インクジェット記録用インク−記録用メディアセット及びインクジェット記録方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8883275B2 (ja) |
EP (1) | EP2540516B1 (ja) |
JP (1) | JP5888589B2 (ja) |
CN (1) | CN102850847A (ja) |
BR (1) | BR102012019076B1 (ja) |
IN (1) | IN2012CH02500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11535764B2 (en) | 2016-11-14 | 2022-12-27 | Kao Corporation | Aqueous gravure ink |
Families Citing this family (52)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5601075B2 (ja) * | 2010-08-04 | 2014-10-08 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、並びにインクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置及びインク記録物 |
JP5825126B2 (ja) * | 2011-03-14 | 2015-12-02 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 |
JP5757215B2 (ja) | 2011-10-14 | 2015-07-29 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 |
JP5810883B2 (ja) * | 2011-12-14 | 2015-11-11 | 株式会社リコー | 画像形成方法 |
JP5957915B2 (ja) | 2012-02-01 | 2016-07-27 | 株式会社リコー | 洗浄液兼充填液、該洗浄液兼充填液を収容したカートリッジ、該洗浄液兼充填液を用いたインクジェット記録装置の洗浄、充填、保管方法 |
JP5808684B2 (ja) * | 2012-02-01 | 2015-11-10 | 富士フイルム株式会社 | 水性インク組成物及び画像形成方法 |
JP6065607B2 (ja) * | 2012-02-03 | 2017-01-25 | 株式会社リコー | インクジェットインク |
JP5939039B2 (ja) | 2012-05-30 | 2016-06-22 | 株式会社リコー | インクジェット画像形成方法 |
US9056993B2 (en) | 2012-07-10 | 2015-06-16 | Ricoh Company, Ltd. | Ink composition, inkjet recording method, and printed matter |
JP5910372B2 (ja) | 2012-07-11 | 2016-04-27 | 株式会社リコー | 画像形成方法 |
JP2014051625A (ja) | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Ricoh Co Ltd | インクジェット用インク、インクカイートリッジ、インクジェット記録装置、記録物 |
JP2014065890A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-04-17 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及び記録物 |
JP6278645B2 (ja) * | 2012-09-24 | 2018-02-14 | キヤノン株式会社 | 光硬化性組成物及びこれを用いた膜の製造方法 |
WO2014062227A1 (en) * | 2012-10-15 | 2014-04-24 | Sun Chemical Corporation | Pigment dispersions and printing inks with improved coloristic properties |
JP6107141B2 (ja) | 2013-01-07 | 2017-04-05 | 株式会社リコー | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP6264881B2 (ja) | 2013-01-10 | 2018-01-24 | 株式会社リコー | インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 |
JP6075075B2 (ja) * | 2013-01-23 | 2017-02-08 | 株式会社リコー | インクジェット記録方法及び記録用インクと記録用メディアのセット |
JP6232798B2 (ja) | 2013-01-29 | 2017-11-22 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インクおよびその記録方法 |
JP6291841B2 (ja) | 2013-01-30 | 2018-03-14 | 株式会社リコー | インクジェット用水性インク、インクジェット記録方法、インクジェット記録物 |
JP2014198466A (ja) | 2013-03-13 | 2014-10-23 | 株式会社リコー | インクジェット方式で塗布するインクジェット用水性インクセットを用いた画像形成方法、及びインクジェット記録装置 |
JP6269145B2 (ja) | 2013-03-13 | 2018-01-31 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、該インクを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、及び、インク記録物 |
JP6175899B2 (ja) * | 2013-05-23 | 2017-08-09 | 株式会社リコー | 吐出検知方法及びインクジェット記録装置 |
JP6295790B2 (ja) | 2013-06-24 | 2018-03-20 | 株式会社リコー | インクジェット用水性インク、インクジェット記録装置、インクジェット記録物及び記録方法 |
JP2015009477A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | キヤノン株式会社 | 画像記録方法及び画像記録装置 |
JP2015044405A (ja) | 2013-08-02 | 2015-03-12 | 株式会社リコー | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
JP2016020469A (ja) | 2013-09-13 | 2016-02-04 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインク記録物 |
JP6149630B2 (ja) | 2013-09-13 | 2017-06-21 | 株式会社リコー | インクジェット用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置 |
JP6149632B2 (ja) | 2013-09-17 | 2017-06-21 | 株式会社リコー | インクジェット用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置 |
JP6164033B2 (ja) | 2013-10-10 | 2017-07-19 | 株式会社リコー | 画像形成方法及び画像形成装置 |
EP2862906B1 (en) * | 2013-10-21 | 2018-09-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, ink cartridge, and image-recording method |
JP2015108114A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-06-11 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、インク収容容器、インクジェット記録装置、記録物 |
JP6171842B2 (ja) | 2013-10-24 | 2017-08-02 | 株式会社リコー | インクジェット用水性インク、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法 |
JP2016006150A (ja) | 2013-11-19 | 2016-01-14 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置 |
KR20210129272A (ko) * | 2013-11-28 | 2021-10-27 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 전자 기기 및 그 구동 방법 |
US9622483B2 (en) | 2014-02-19 | 2017-04-18 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
US11039620B2 (en) | 2014-02-19 | 2021-06-22 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
US11039621B2 (en) | 2014-02-19 | 2021-06-22 | Corning Incorporated | Antimicrobial glass compositions, glasses and polymeric articles incorporating the same |
US9605173B2 (en) | 2014-06-24 | 2017-03-28 | Ricoh Company, Ltd. | Ink, inkjet recording method, ink cartridge, recorded matter, and inkjet recording device |
JP6308065B2 (ja) | 2014-07-29 | 2018-04-11 | 株式会社リコー | インクジェット用インクセット、インクジェット記録方法 |
US10280321B2 (en) | 2015-01-29 | 2019-05-07 | Ricoh Company, Ltd. | Ink, ink container, inkjet recording device, and recorded matter |
US20160272832A1 (en) * | 2015-03-20 | 2016-09-22 | Hikaru Kobayashi | Ink set and ink-jetting recording method |
JP6031586B1 (ja) * | 2015-05-08 | 2016-11-24 | 花王株式会社 | 水系インク |
JP6645201B2 (ja) | 2015-06-10 | 2020-02-14 | 株式会社リコー | インク、並びにインクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び記録物 |
JP6538165B2 (ja) * | 2015-06-29 | 2019-07-03 | 株式会社Screenホールディングス | 顔料組成物及びインクジェット用水性インク組成物 |
US9938421B2 (en) | 2015-07-24 | 2018-04-10 | Ricoh Company, Ltd. | Set of ink and print medium, inkjet printing method, inkjet printing apparatus, printed matter, ink, and ink stored container |
US10119042B2 (en) | 2015-12-18 | 2018-11-06 | Ricoh Company, Ltd. | Ink, inkjet printing apparatus, inkjet printing method, and printed matter |
JP6848324B2 (ja) * | 2015-12-18 | 2021-03-24 | 株式会社リコー | インク、インクジェット印刷装置、及びインクジェット印刷方法 |
EP3406678B1 (en) | 2016-01-22 | 2021-03-03 | Ricoh Company, Ltd. | Ink, set of ink and substrate, ink-jet printing method, ink-jet printer, and print |
US10399363B2 (en) * | 2016-06-30 | 2019-09-03 | Ricoh Company, Ltd. | Print method, ink set, and inkjet print device |
US11168228B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-11-09 | Ricoh Company, Ltd. | Ink, image forming method, image forming device, and recorded matter |
CN109334292B (zh) * | 2018-11-30 | 2021-01-05 | 上海嵩阳印刷科技有限公司 | 用于纺织品个性化印刷的水性喷墨转印方法 |
JP7280551B2 (ja) * | 2019-03-18 | 2023-05-24 | 株式会社リコー | インク、インク収容容器、記録装置、及び記録方法 |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6159911A (ja) | 1984-08-30 | 1986-03-27 | Nec Corp | 切換スイツチ回路 |
JPH06105429B2 (ja) | 1988-08-15 | 1994-12-21 | 日本電気株式会社 | マイクロプログラム制御装置 |
JPH0671882A (ja) | 1992-06-05 | 1994-03-15 | Seiko Epson Corp | インクジェットヘッド及びその製造方法 |
JP2000053897A (ja) | 1998-08-07 | 2000-02-22 | Kao Corp | インクジェット記録用水系インク |
JP4138219B2 (ja) | 1999-08-30 | 2008-08-27 | 花王株式会社 | 水系インク |
JP2001096902A (ja) | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Seiko Epson Corp | インクジェット用記録媒体、それを用いた記録方法および記録物 |
ATE289548T1 (de) * | 2000-12-07 | 2005-03-15 | Avecia Ltd | Tintenstrahldruckverfahren |
US8242201B2 (en) | 2005-12-22 | 2012-08-14 | Ricoh Company, Ltd. | Pigment dispersion, recording ink, ink cartridge, ink-jet recording method and ink-jet recording apparatus |
US20070197685A1 (en) | 2006-01-18 | 2007-08-23 | Tamotsu Aruga | Recording ink as well as ink media set, ink cartridge, ink recorded matter, inkjet recording apparatus and inkjet recording method |
KR101031797B1 (ko) | 2006-03-10 | 2011-04-29 | 가부시키가이샤 리코 | 기록용 잉크, 잉크 카트리지, 잉크젯 기록 방법 및 잉크젯 기록 장치 |
JP5118832B2 (ja) * | 2006-08-22 | 2013-01-16 | 株式会社リコー | 記録用インク及びインクメディアセット、並びにインクカートリッジ、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
JP2008101192A (ja) | 2006-09-19 | 2008-05-01 | Ricoh Co Ltd | 記録用インク、並びにインクメディアセット、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 |
WO2008078841A1 (en) | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Ricoh Company, Ltd. | Ink-media set, ink composition, ink cartridge, inkjet recording method, inkjet recording apparatus, and ink recorded matter |
JP5170508B2 (ja) | 2007-03-16 | 2013-03-27 | 株式会社リコー | インクメディアセット、及びインクジェット記録方法、記録物、記録装置 |
JP5240501B2 (ja) | 2007-03-19 | 2013-07-17 | 株式会社リコー | インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 |
JP5263584B2 (ja) | 2007-06-12 | 2013-08-14 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、インクメディアセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP5101187B2 (ja) | 2007-06-26 | 2012-12-19 | 株式会社リコー | インクジェット記録方法、および記録装置、記録物 |
JP5224092B2 (ja) * | 2007-09-14 | 2013-07-03 | 株式会社リコー | 記録用インク、並びにインクメディアセット、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 |
JP2009166387A (ja) | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法および画像形成記録物 |
JP5621192B2 (ja) | 2008-09-05 | 2014-11-05 | 株式会社リコー | インクジェット用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、画像形成方法、及びインク記録物 |
JP5568863B2 (ja) * | 2009-01-21 | 2014-08-13 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | β−アルコキシプロピオンアミド類を使用した水性インキ組成物 |
US8770733B2 (en) * | 2009-04-23 | 2014-07-08 | Konica Minolta Ij Technologies, Inc. | Water-based inkjet ink, method for producing inkjet printed product using the same, and method for producing water-based inkjet ink |
JP5776141B2 (ja) | 2009-06-23 | 2015-09-09 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、並びに、該インクを用いたインクジェット記録方法、該インクを収容したカートリッジ、及び記録物 |
JP2011056690A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Ricoh Co Ltd | 記録用インクメディアセット、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP2011246571A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録用非水系インク組成物およびインクジェット記録方法 |
JP5574099B2 (ja) * | 2010-05-26 | 2014-08-20 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット捺染用インク組成物およびインクジェット捺染方法 |
WO2012070243A1 (ja) * | 2010-11-24 | 2012-05-31 | コニカミノルタIj株式会社 | インクジェットインク及びインクジェット記録方法 |
-
2011
- 2011-11-02 JP JP2011240933A patent/JP5888589B2/ja active Active
-
2012
- 2012-06-12 US US13/494,222 patent/US8883275B2/en active Active
- 2012-06-25 IN IN2500CH2012 patent/IN2012CH02500A/en unknown
- 2012-06-27 EP EP12173858.7A patent/EP2540516B1/en active Active
- 2012-06-28 CN CN2012102196188A patent/CN102850847A/zh active Pending
- 2012-06-28 BR BR102012019076-1A patent/BR102012019076B1/pt active IP Right Grant
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11535764B2 (en) | 2016-11-14 | 2022-12-27 | Kao Corporation | Aqueous gravure ink |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2540516A3 (en) | 2015-06-10 |
EP2540516B1 (en) | 2016-04-27 |
CN102850847A (zh) | 2013-01-02 |
EP2540516A2 (en) | 2013-01-02 |
IN2012CH02500A (ja) | 2015-07-31 |
US8883275B2 (en) | 2014-11-11 |
BR102012019076A2 (pt) | 2015-06-23 |
BR102012019076B1 (pt) | 2021-01-26 |
JP2013031990A (ja) | 2013-02-14 |
US20130002776A1 (en) | 2013-01-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5888589B2 (ja) | インクジェット記録用インク−記録用メディアセット及びインクジェット記録方法 | |
JP5263584B2 (ja) | インクジェット記録用インク、インクメディアセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP6292330B2 (ja) | インク、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及び記録セット | |
JP5118832B2 (ja) | 記録用インク及びインクメディアセット、並びにインクカートリッジ、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP5097395B2 (ja) | 記録用インク、インクメディアセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及びインク記録物 | |
JP6075075B2 (ja) | インクジェット記録方法及び記録用インクと記録用メディアのセット | |
JP5825126B2 (ja) | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 | |
JP5757215B2 (ja) | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 | |
JP5516222B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成物 | |
JP6064602B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP5601075B2 (ja) | インクジェット用インク、並びにインクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置及びインク記録物 | |
JP5299748B2 (ja) | インクジェット記録方法、そのための記録メディア及び水系インク | |
JP2015044405A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
EP2136999A1 (en) | Ink-jet recording method, ink, ink cartridge, recording apparatus, and recorded matter | |
EP2007587A1 (en) | Inkjet media, recording method, recording apparatus, ink-media set, and ink recorded matter | |
JP5037261B2 (ja) | インクセット、並びにインクメディアセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2009096054A (ja) | 画像記録方法及び画像記録装置、並びに画像記録物 | |
JP2007284191A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2015030788A (ja) | インクジェット用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置 | |
JP2008119907A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150715 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150907 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160204 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5888589 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |