JP5882818B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は電子機器が備える電源回路基板を冷却するための構造に関する。
下記特許文献1の電子機器は、電子機器のハウジング内に配置され且つ電源回路基板を収容するケースを備えている。ケースの前壁には吸気穴が形成され、ケースの後壁には排気口が形成されている。冷却ファンから送り出された空気は、吸気穴からケースの内側に取り込まれ、ケースの排気口から外部に排出される。排気口には、この排気口を通して電源回路基板が露出するのを防ぐためのルーバーが設けられている。
米国特許出願公開第2010/0254086号明細書
電源回路基板を効率的に冷却するためには、ケースの通気効率、すなわち排気効率や吸気効率が高い方が望ましい。
本発明の目的は、電源回路基板を収容するケース内を流れる空気の通気効率を向上できる電子機器を提供することにある。
本発明に係る電子機器は、電源回路基板を収容するケースと、前記ケースに形成され、前記ケースの外側に向かって第1の方向において開いている通気口と、前記通気口に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向において間隔を空けて並び、それぞれが前記第1の方向に対して傾斜し且つ前記ケースの外側に向かって前記第2の方向の一方側に傾斜している複数のルーバーと、前記通気口の縁の一部である、前記第2の方向の一方側に位置する第1の縁部と、前記複数のルーバーのうち前記第2の方向における一方側の端部に位置するルーバーであって、前記通気口の前記第1の縁部よりも前記ケースの内側に位置し、前記通気口の前記第1の縁部から前記第1の方向において離れている第1の端ルーバーと、前記ケース内の空気流路であって、前記第1の端ルーバーに対して前記第2の方向における一方側に形成され、且つ、前記通気口の前記第1の縁部と前記第1の端ルーバーとの間とを通って前記ケースの外側に連通している第1の空気流路と、を備える。この電子機器によれば、ケース内を流れる空気の通気効率を向上できる。また、第1の端ルーバーは、通気口の第1の縁部に対して、通気口が開いた方向である第1の方向に位置しているので、通気口の第1の縁部と第1の端ルーバーの高さが概ね同じになり、その結果、通気口を通して電源回路基板が露出することを抑えることができる。
本発明の実施形態に係る電子機器の平面図である。 図1に示すII−II線での断面図である。 電子機器の背面図である。 電子機器が備える電源ユニットの分解斜視図である。 電源ユニットの斜視図である。 図2の要部を示す断面図である。 下ハウジングの要部を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る電子機器1の平面図である。図2は図1に示すII−II線での断面図である。図3は電子機器1の背面図である。図4は電子機器1が備える電源ユニット10の分解斜視図である。図5は電源ユニット10の斜視図である。図6は図2の要部を示す断面図である。以下の説明においては、これらの図に示すX1及びX2をそれぞれ左方向及び右方向とし、Y1及びY2をそれぞれ前方及び後方とし、Z1及びZ2をそれぞれ上方及び下方とする。
電子機器1は光ディスクなどの記録媒体に格納されたプログラムを実行したり、記録媒体に格納された動画像データを再生するエンタテインメント装置である。図1に示すように、電子機器1は冷却ユニット50と電源ユニット10とを有している。また、電子機器1は記録媒体の読み取り装置(例えば、ディスクドライブ、不図示)を備えている。電子機器1はこれらの装置を収容するハウジング60を有している。図2に示すように、この例のハウジング60はこれらの装置の上側を覆う上ハウジング61と、これらの装置の下側に配置される下ハウジング62とを有している。上ハウジング61と下ハウジング62は上下方向において組み合わされている。ハウジング60の下部には、電子機器1を制御する集積回路(不図示)などの電子部品が実装された回路基板3が配置されている。回路基板3の上面は金属の板材である上シャーシ2によって覆われている。上シャーシ2は回路基板3の上面に取り付けられている。冷却ユニット50と電源ユニット10は上シャーシ2上に配置されている。また、この例の電子機器1は、回路基板3の下面を覆う下シャーシ4を備えている。下シャーシ4も回路基板3に取り付けられている。
図2に示すように、冷却ユニット50は冷却ファン51を有している。冷却ファン51はその回転中心線C1が回路基板3に対して垂直となるように配置されている。冷却ファン51の底部は上シャーシ2に取り付けられている。冷却ファン51は複数のフィン51aを有している。冷却ユニット50はヒートシンクを有している。この例の冷却ユニット50は、図1に示すように、左右に並ぶ第1ヒートシンク52と第2ヒートシンク53とを有している。ヒートシンク52,53は冷却ファン51の半径方向に配置されている。この例では、第1ヒートシンク52は冷却ファン51の後方に配置され、第2ヒートシンク53は冷却ファン51に対して後方且つ右方向に位置している。ヒートシンク52,53は回路基板3に実装された集積回路を冷却するためのヒートシンクである。この例の第1ヒートシンク52はヒートパイプ13(図2参照)を通して集積回路に繋がっている。
図2に示すように、冷却ユニット50は、冷却ファン51とヒートシンク52,53を覆うカバー54を有している。カバー54によって冷却ファン51からヒートシンク52,53に至る空気流路が規定される。詳細には、カバー54には、冷却ファン51の上方に位置する開口54aが形成されている。また、冷却ファン51が配置される上述した上シャーシ2には、冷却ファン51の下方に位置する複数の通気穴2aが形成されている。冷却ファン51が回転すると、空気は開口54a及び通気穴2aを通して冷却ファン51に向かって吸い込まれ、冷却ファン51からその半径方向の外方に送り出される。カバー54は冷却ファン51とヒートシンク52,53を囲む壁部を有しており、カバー54の内側に冷却ファン51から出た空気の流路が形成される。図1及び図2においてF1はカバー54内に形成される空気流の例を示している。この例のカバー54は、図1及び図2に示すように、その前側に、冷却ファン51の外周に沿って湾曲した壁部54bを有しており、壁部54bと冷却ファン51との間に、冷却ファン51の外周に沿った空気流路S1が形成される。空気流路S1を流れる空気は第2ヒートシンク53に送られる。また、カバー54の内側には、冷却ファン51から後方に流れ出る空気流が形成される。この空気流は空気流路S1を経由することなく、ヒートシンク52,53に送られる。
図2及び図3に示すように、電源ユニット10は電源回路基板11を有している(これらの図では電源回路を構成する電子部品は省略されている)。電源回路基板11には外部電源に接続される電源インレット12が接続されている(図4参照)。電源回路基板11は電子機器1が備える種々の装置や回路の動作電圧を外部電源から生成する。図2に示すように、電源ユニット10は電源回路基板11を収容するケース20を有している。ケース20はカバー54に接続されている。詳細には、カバー54はケース20に向かって開口している。この例では、カバー54は後方に開口している。ケース20はカバー54に対応したサイズの開口が形成された箱状である。カバー54の後縁(開口の縁)54cとケース20に形成された開口の縁20eとが接続されている。この例のケース20は、カバー54よりも大きな左右方向の幅を有している(図1参照)。したがって、カバー54に接続されるケース20の開口は、ケース20の前壁の一部に形成されている。ケース20の内側には、カバー54で形成される空気流路に続く空気流路S2,S3が形成される。
図2に示すように、ケース20にはケース20の外側に向かって開いた前後方向において排気口21(請求項における通気口)が形成されている。排気口21は、カバー54とは反対側に位置するケース20の壁部に形成されている。この例では、排気口21はケース20の後壁に形成され、ケース20の後側に向かって開いている。この例の排気口21はケース20の後壁の概ね全域に形成され、左右方向に細長い矩形である(図3及び図5参照)。排気口21の左右方向の幅は、カバー54の後端の開口の幅W4(図1参照)よりも大きい。そのため、ケース20内の空気流F2は、図1に示すように、左右方向に広がる。これにより、電源回路基板11の全体に空気を通過させることができる。
図2に示すように、ケース20はハウジング60に収容されている。ハウジング60の後壁には排気口21に対応したサイズの開口60bが形成されている。排気口21の周縁は開口60bの内側に嵌っている(排気口21の周縁は、図5に示す下縁21a、上縁21b及び側縁21cの全体である。)。そのため、空気が排気口21から排出されることは、空気がハウジング60から排出されることを意味する。このような構造により、空気の排気効率の向上が図られている。なお、上ハウジング61と下ハウジング62とには互いに対向する凹部61a,62aが形成されており(図3参照)、この凹部61a,62aが、排気口21の周縁が嵌る開口60bを構成している。
図6に示すように、排気口21には複数のルーバー22が設けられている。複数のルーバー22は、排気口21が開いた方向(この例では前後方向)に対して交差する方向において、間隔を空けて並んでいる。この例では、ルーバー22は前後方向に対して直交する方向に並んでいる。具体的には、ルーバー22は上下方向に並んでいる。複数のルーバー22は後述する下端ルーバー22Aと上端ルーバー22Bとを含んでいる。以下の説明では、下端ルーバーについて特に言及する場合には符号22Aを使用し、その他の場合には下端ルーバーについても符号22を使用する。同様に、上端ルーバーについて特に言及する場合には符号22Bを使用し、その他の場合には上端ルーバーについても符号22を使用する。
図6に示すように、各ルーバー22は前後方向に対して傾斜している。詳細には、各ルーバー22はケース20の後側に向かって下方に傾斜している。ルーバー22は前後方向において互いに反対側に位置する2つの縁22a,22bを有している。一方の縁22a(以下、内側縁)は他方の縁22b(以下、外側縁22b)よりもケース20の内方に位置している。ルーバー22の傾斜により、外側縁22bは内側縁22aよりも下方に位置している。このようなルーバー22の傾斜により、排気口21を通して電源回路基板11が露出することを抑えることができている。なお、ルーバー22が傾斜する方向は以上説明した形態に限られない。例えば、ルーバー22は外側縁22bが内側縁22aよりも上方に位置するように傾斜してもよい。
上下方向において隣接する2つのルーバー22は、前後方向において部分的に重なるように配置されている。この例では、図6に示すように、2つのルーバー22のうち一方のルーバー22の外側縁22bを通る前後方向に沿った直線L3は、他方のルーバー22の内側縁22aを通っている。これにより、排気口21を通して電源回路基板11が露出することを効果的に抑えることができる。
図6に示すように、複数のルーバー22は、その1つとして、下端ルーバー22Aを有している。下端ルーバー22Aは複数のルーバー22の下端に位置するルーバーである。下端ルーバー22Aは、排気口21の周縁の下側部分(すなわち下縁21a)よりもケース20の内側に位置し、且つ、下縁21aから前後方向において離れている。すなわち、この例の下端ルーバー22Aは排気口21の下縁21aから前方に離れている。下端ルーバー22Aの外側縁22bと、排気口21の下縁21aとの間には隙間が形成されている。ケース20は、下端ルーバー22Aの下側に、空気流路S2aを有している。ケース20は、後において詳説するように、その底部を構成する底壁部23を有している。底壁部23は下端ルーバー22Aから下方に離れて位置し、それらの間に空気流路S2aが形成されている。空気流路S2aは、下端ルーバー22Aと排気口21の下縁21aとの間を通ってケース20の外側と連通している。これにより、ケース20の排気効率を向上できる。この例の排気口21の周縁は、上述したように、ハウジング60の開口60bの内側に嵌っている。そのため、空気流路S2aはハウジング60の外側に連通している。
下端ルーバー22Aは、上述したように、排気口21の下縁21aから、排気口21が開いた方向(前後方向)において離れている。すなわち、下端ルーバー22Aは排気口21の下縁21aと概ね同じ高さに位置している。そのため、排気口21を通して電源回路が露出することを抑えることができる。この例の下端ルーバー22Aは、図6に示すように、排気口21の下縁21aと前後方向において重なっている。すなわち、下縁21aを通る前後方向に沿った直線は下端ルーバー22Aも通っている。そのため、下端ルーバー22Aと下縁21aとの間から電源回路基板11が露出することを確実に抑えることができる。この例では、下端ルーバー22Aの外側縁22bは、排気口21の下縁21aと概ね同じ高さに位置し、且つ、下縁21aからケース20の内側に向かって離れている。
下端ルーバー22Aは他のルーバー22とは異なる形状を有し、これにより、下端ルーバー22Aの下方に位置するケース20の底壁部23から、下端ルーバー22Aまでの距離D1が大きくなっている。具体的には、下端ルーバー22Aが外側縁22bにおいて有する上下方向の幅は、他のルーバー22が外側縁22bにおいて有する上下方向の幅よりも小さい。換言すると、下端ルーバー22Aは、他のルーバー22と比較した場合に、外側縁22bの下側部分がカットされた形状を有している。これにより、空気流路S2aの上下方向の幅を大きくでき、排気効率をさらに向上できる。
図6に示すように、複数のルーバー22は、その一つとして、上端ルーバー22Bを含んでいる。上端ルーバー22Bは複数のルーバー22の上端に位置するルーバーである。ケース20は、上端ルーバー22Bの上側に、空気流路S3aを有している。ケース20は上述の底壁部23と対向する上壁部24を有している。上端ルーバー22Bは上壁部24から下方に離れて位置し、上壁部24と上端ルーバー22Bとの間の隙間が空気流路S3aとして機能している。空気流路S3aは、上端ルーバー22Bと、排気口21の周縁の上側部分(すなわち上縁21b)との間を通ってケース20の外側と連通している。
上端ルーバー22Bは上縁21bから前後方向において離れて位置している。つまり、上縁21bは上端ルーバー22Bと概ね同じ高さに位置している。そのため、空気流路S3aを通して電源回路基板11が露出することを効果的に抑えることができる。この例の上端ルーバー22Bは、図6に示すように、排気口21の上縁21bと前後方向において重なっている。そのため、上端ルーバー22Bと排気口21の上縁21bとの間から電源回路基板11が露出することを確実に抑えることができる。また、上端ルーバー22Bは、排気口21の上縁21bよりもケース20の内側に位置している。換言すると、上縁21bは上端ルーバー22B及び他のルーバー22よりも後方に位置している。これにより、下端ルーバー22Aと通気口21の下縁21aとの隙間が上壁部24によって覆われることとなる。その結果、その隙間から塵等が入ることを抑えることができる。
図4に示すように、この例のケース20は上ケース20Aと下ケース20Bとを有している。上ケース20Aと下ケース20Bは上下方向において組み合わされる。この例では、上ケース20Aの外周部と下ケース20Bの外周部とには、複数の取付穴20a,20bがそれぞれ形成され、これら取付穴20a,20bに嵌められる螺子(不図示)によって上ケース20Aと下ケース20Bは互いに固定される。この例では、ルーバー22及び後述する支持壁部26は、上ケース20Aに設けられている。
下ケース20Bはケース20の底部を構成する、上述した底壁部23を有している。図6に示すように、上述した空気流路S2aは底壁部23と下端ルーバー22Aとの間に形成されている。底壁部23は傾斜部23aを有している。傾斜部23aは排気口21の下縁21aに向かって傾斜している。この例では、排気口21の下縁21aは底壁部23よりも上方に位置しており、傾斜部23aは排気口21の下縁21aに向かって斜め上方に延びている。この傾斜部23aによれば、空気流路S2aの空気流を円滑化でき、さらに排気効率を向上できる。
上ケース20Aは、底壁部23と対向しケース20の上面を構成する上壁部24を有している(図4参照)。図6に示すように、電源回路基板11はケース20の下部に配置されている。電源回路基板11は底壁部23と上壁部24の双方から離れている。電源回路基板11は、例えば底壁部23に形成されるリブによって支持される。そのため、電源回路基板11と底壁部23との間に空気流路S2が形成され、電源回路基板11と上壁部24との間に空気流路S3が形成される。空気流路S2は、下端ルーバー22Aの下側に形成される上述した空気流路S2aに続いている。これにより、電源回路基板11を、その下側を流れる空気によって効果的に冷却できる。この例では、電源回路基板11は下端ルーバー22Aと概ね同じ高さに位置している。換言すると、電源回路基板11と下端ルーバー22Aは前後方向において並んでいる。なお、電源回路を構成する電子部品は電源回路基板11の上面に実装されている。それらの電子部品は、電源回路基板11と上壁部24との間に形成された空気流路S3の空気流によって冷却される。
図4に示すように、この例の下ケース20Bには、上述の排気口21よりも小さな排気口25が形成されている。底壁部23には、左右方向に延び且つ排気口25に繋がる凹部23bが形成されている。凹部23bは排気口25に繋がる空気流路を構成している。この空気流路を流れる空気により、電源回路基板11さらに効果的に冷却できる。
図6に示すように,上述の空気流路S3aはケース20の上壁部24と上端ルーバー22Bとの間に形成されている。上壁部24は排気口21の上縁21bに繋がっている。すなわち、上壁部24の後縁が排気口21の上縁21bとして機能している。上壁部24は上端ルーバー22Bに沿って傾斜している。すなわち、上壁部24は、上端ルーバー22Bと同様に、後方且つ下方に斜めに延びている。そのため、空気流路S3aの空気流を円滑化できる。
図6に示すように、上壁部24は底壁部23よりも大きく後方に張り出している。すなわち、上壁部24の後縁(排気口21の上縁21b)は、底壁部23の後縁(排気口21の下縁21a)よりも後方に位置している。そして、上壁部24の最後部は、下端ルーバー22Aと排気口21の下縁21aとの間の隙間に対して斜め上方に位置している。その結果、その隙間から塵などがケース20内に入ることを、上壁部24の最後部によって抑えることができる。
図6に示すように、上壁部24と上端ルーバー22Bとの距離W1は、互いに隣接する他の2つのルーバー22の距離W2よりも大きい。これにより、ケース20から効率良く空気を排出できる。すなわち、ヒートシンク52,53を通り過ぎることにより暖められた空気は、ケース20の上部を流れる。そのため、上壁部24と上端ルーバー22Bとの距離W1を大きくすることにより、ケース20から空気を効率良く排出できる。
また、この例では、上端ルーバー22Bと、その下側のルーバー22との距離W3も、距離W2よりも大きい。そのため、さらに空気の排出効率を向上できる。なお、上端ルーバー22Bは他のルーバー22よりも大きく後方に延びている。これにより、距離W3を大きくしながら、上端ルーバー22Bとその下側のルーバー22との間から電源回路基板11が露出することを抑えることができている。
図4に示すように、排気口21の内側には、上下方向において立つ姿勢の複数の支持壁部26が形成されている。ルーバー22は支持壁部26によって支持されている。複数の支持壁部26は左右方向において互いに間隔を空けて並んでいる。各ルーバー22は隣接する2つの支持壁部26の間に形成されている。支持壁部26は、排気口21の縁21a,21bに向かって(すなわちケース20の外側に向かって)、ルーバー22の外側縁22bを越えて張り出している。すなわち、図6に示すように、支持壁部26の後縁26aはルーバー22の外側縁22bよりも排気口21の縁21a,21b寄りに位置している。これにより、排気口21の強度を向上できる。詳細には、ケース20の上側から作用する力に対するケース20の強度を向上できる。支持壁部26の下端は底壁部23に当っている。この例の支持壁部26の下端は底壁部23の傾斜部23aに当っている。
図4及び図6に示すように、下ケース20Bの底壁部23の後縁には、下方に突出し且つ下ハウジング62の内側に位置する突出部23cが形成されている。一方、下ハウジング62には、突出部23cが嵌る係合部62bが形成されている。係合部62bは突出部23cに対して後方に動くことが規制されるように突出部23cと係合している。電子機器1の後部を上下方向において挟む力が作用した場合、下ハウジング62の後壁62dが後方に傾斜する場合がある。係合部62bが突出部23cに係合することにより、下ハウジング62の後壁62dのそのような動きが規制される。
上述したように、電源回路基板11には電源インレット12が接続されている。この例の電源インレット12はケース20に対する変位が可能となるように当該ケース20によって支持される。この例では、図4に示すように、下ケース20Bは、電源インレット12を収容する箱状の収容部20cを有している。収容部20cは、電源インレット12がその内側で動くことができるサイズを有している。具体的には、この例の収容部20cは電源インレット12よりも大きな左右方向の幅を有している。この例の収容部20cは上側及び後側が開いた箱状である。電源インレット12は上側から収容部20cに入れられる。
電源インレット12の位置は下ハウジング62によって規定されている。図7は下ハウジング62の要部の平面図である。同図には下ハウジング62によって位置決めされた状態にある電源インレット12が模式的に示されている。
電源インレット12は部分的に収容部20cの外側に位置し、その外側に位置する部分が下ハウジング62で位置決めされる。この例では、図5に示すように、電源インレット12の後部12bは収容部20cから後方に突出している。下ハウジング62は、上述したように、排気口21が嵌る開口60bを構成する凹部62aを有している(図3参照)。さらに凹部62aの縁には、電源インレット12の後部12bが内側に嵌る凹部62cが形成されている(図3及び図7参照)。左右方向での電源インレット12の位置はこの凹部62cの縁によって規定されている。また、図4及び図7に示すように、電源インレット12の後部12bには右方向及び左方向にそれぞれ張り出すリブ12cが形成されている。一方、下ハウジング62には各リブ12cを前後方向において挟むリブ62e,62fが形成されている。このリブ62e,62fによって電源インレット12の前後方向の位置が規定されている。このように、電源インレット12の位置をケース20ではなくハウジング60で規定することにより、ハウジング60に対する電源インレット12の位置づれが抑えられ、電源インレット12の周りに隙間が生じることを防ぐことができる。なお、電源インレット12の上下動は上ケース20Aに形成された下端ルーバー22Aの下縁(すなわち上述した外側縁22b)と収容部20cの底部とによって規制される。
以上説明したように、ケース20には、ケース20の後側に向かって開いている排気口21が形成されている。排気口21には、上下方向において間隔を空けて並び、それぞれが前後方向に対して傾斜している複数のルーバー22が設けられている。排気口21の縁は、その一部に下縁21aを有している。複数のルーバー22のなかで下端に位置する下端ルーバー22Aは、排気口21の下縁21aからケース20の内側に向かって前後方向において離れている。下端ルーバー22Aの下側には空気流路S2aが形成されている。空気流路S2aは、下端ルーバー22Aと排気口21の下縁21aとの間とを通ってケース20の外側と連通している。この構造によれば、空気流路S2aから空気を排出できるので、排気効率を向上できる。また、空気流路S2aを通して電源回路基板11が露出することを抑えることができる。
また、下端ルーバー22Aは排気口21の下縁21aと前後方向において重なるように位置している。これによれば、空気流路S2aを通して電源回路基板11が露出することを、さらに効果的に抑えることができる。
また、通気口21の縁は上縁21bを有している。複数のルーバー22のうち上端に位置する上端ルーバー22Bの上側には空気流路S3aが形成されている。また、上端ルーバー22Bは上縁21bよりもケース20の内側に位置し、且つ通気口21の上縁21bから前後方向において離れている。これによれば、排気効率をさらに向上しながら、空気流路S3aを通して電源回路基板11が露出することを抑えることができる。
電源回路基板11は底壁部23と上壁部24の双方から離れて配置されている。これによれば、電源回路基板11の上側と下側の双方に空気流が形成されるので、電源回路基板11に対する冷却性能を向上できる。
また、上壁部24は底壁部23に比してケース20の後側に向かって大きく張り出している。そのため、下端ルーバー22Aと排気口21の下縁21aとの間の隙間から塵などが入ることを抑えることができる。
また、ハウジング60には、ケース20の排気口21の周縁が内側に嵌る開口60bが形成されている。これにより、ケース20の排気効率をさらに向上できる。
また、排気口21には、上下方向において立ち、複数のルーバー22を支持する支持壁部26が設けられている。支持壁部26は複数のルーバー22を越えて排気口21の周縁に向かって張り出している。これによれば、排気口21の強度を向上できる。
なお、本発明は以上説明した電子機器1に限られず、種々の変更がなされてもよい。
例えば、排気口21が開く方向は必ずしも後方に限られず、ケース20の右方向や左方向に開いてもよい。
また、上端ルーバー22Bは必ずしも、他のルーバー22に比して大きく伸びていなくてもよい。
また、排気口21のサイズが小さい場合には、支持壁部26は必ずしも設けられていなくてもよい。
電源回路基板11と下ケース20Bの底壁部23との間の隙間は必ずしも無くてもよい。
1 電子機器、3 回路基板、10 電源ユニット、11 電源回路基板、12 電源インレット、20 ケース、20A 上ケース、20B 下ケース、22 ルーバー、22A 下端ルーバー、22B 上端ルーバー、26 支持壁部、50 冷却ユニット、51 冷却ファン、54 カバー、60 ハウジング、S2a,S3a 空気流路。

Claims (7)

  1. 電源回路基板を収容するケースと、
    前記ケースに形成され、前記ケースの外側に向かって第1の方向において開いている通気口と、
    前記通気口に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向において間隔を空けて並び、それぞれが前記第1の方向に対して傾斜し且つ前記ケースの外側に向かって前記第2の方向の一方側に傾斜している複数のルーバーと、
    前記通気口の縁の一部である、前記第2の方向の一方側に位置する第1の縁部と、
    前記複数のルーバーのうち前記第2の方向における一方側の端部に位置するルーバーであって、前記通気口の前記第1の縁部よりも前記ケースの内側に位置し、前記通気口の前記第1の縁部から前記第1の方向において離れている第1の端ルーバーと、
    前記ケース内の空気流路であって、前記第1の端ルーバーに対して前記第2の方向における一方側に形成され、且つ、前記通気口の前記第1の縁部と前記第1の端ルーバーとの間とを通って前記ケースの外側に連通している第1の空気流路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記第1の端ルーバーは前記通気口の前記第1の縁部と前記第1の方向において重なるように位置している、
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2に記載の電子機器において、
    前記通気口の縁の他の一部である、前記第2の方向の他方側に位置する第2の縁部と、
    前記複数のルーバーのうち前記第2の方向における他方の端部に位置するルーバーであって、前記通気口の前記第2の縁部よりも前記ケースの内側に位置し、前記通気口の前記第2の縁部から前記第1の方向において離れている第2の端ルーバーと、
    前記ケース内の空気流路であって、前記第2の端ルーバーに対して前記第2の方向における他方側に形成される第2の空気流路と、をさらに備える、
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の電子機器において、
    前記ケースは、前記第1の端ルーバーとの間に前記第1の空気流路を形成する第1の壁部と、前記第2の方向において前記第1の壁部とは反対側に位置する第2の壁部とを有し、
    前記電源回路基板は、前記第1の壁部と前記第2の壁部の双方から離れて位置している、
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    前記第2の壁部は前記第1の壁部に比して前記ケースの外側に向かって大きく張り出している、
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の電子機器において、
    前記ケースを収容するハウジングをさらに備え、
    前記ハウジングには前記ケースの通気口の縁が内側に嵌る開口が形成されている、
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の電子機器において、
    前記通気口には、前記第2の方向において立ち前記複数のルーバーを支持する支持壁部が設けられ、
    前記支持壁部は前記複数のルーバーを越えて前記ケースの外側に向かって張り出している、
    ことを特徴とする電子機器。

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