JP6194333B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートシンク及び冷却ファンを利用して集積回路を冷却する電子機器に関する。
ゲーム装置やパーソナルコンピュータなどの電子機器では、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などの集積回路を冷却するため、集積回路から熱を受けるヒートシンクと、ヒートシンクに空気を送る冷却ファンとが利用される場合がある。
特許文献1及び2で開示される電子機器は、冷却ファンから後方に伸びる空気流路を有している。この空気流路はハウジング内に配置されているカバーによって構成されている(以下においてこのカバーを流路カバーと称する)。流路カバーの内側にはヒートシンクが配置されている。ヒートシンクを通過した空気は電子機器の背面に形成されている排気口から外部に排出される。
特許文献1では、ヒートシンクが備えている複数のフィンは左右方向において並んでいる。各フィンは前後方向に沿って配置されている。すなわち、各フィンは空気流路の延伸方向に沿って配置されている。特許文献2の電子機器は複数のヒートシンクを有している。1つのヒートシンクでは、複数のフィンは前後方向と左右方向の双方に傾斜した方向において間隔を並んでいる。残りのヒートシンクのフィンは左右方向で並んでいる。特許文献2においても、特許文献1と同様に、いずれのフィンも前後方向(すなわち空気流路の延伸方向)に沿って配置されている。
国際公開第2014/185311号 米国特許出願公開第2011/226451号明細書
ヒートシンクの冷却機能を向上するためには、フィンのサイズを拡大することが有効である。ところが、特許文献1及び2の電子機器において、各フィンは前後方向に沿って配置されている。そのため、フィンのサイズを拡大すると、前後方向における電子機器の大型化を招く。
また、ヒートシンクを覆っている流路カバーの側壁部とヒートシンクとの間に余分なスペースが形成されていると、そのスペースにヒートシンクの冷却に寄与しない空気流が発生してしまう。
さらに、特許文献1及び2の電子機器では、ヒートシンクを覆っている流路カバーの後方に電源ユニットが配置され、電源ユニットのケースは流路カバーの空気流路に続く空気流路を構成している。電源ユニットのケースは、流路カバーよりも左右方向において大きくなっている。ところが、ヒートシンクのフィンは前後方向に沿って配置されているので、ヒートシンクを通過した空気が電源ユニットのケース内で左右方向に広がりにくい。
本発明の第1の目的は、電子機器のサイズの増大を抑えながらフィンのサイズを増すことができ、且つ、流路カバー内の空気流を有効利用できる電子機器を提供することにある。
本発明の第2の目的は、電子機器のサイズの増大を抑えながらフィンのサイズを増すことができ、且つ、流路カバーの下流に形成されている空気流路の全体に空気を送ることができる電子機器を提供することにある。
本発明に係る電子機器は、冷却ファンと、前記冷却ファンから第1の方向に伸びている第1の空気流路と、前記第1の空気流路に配置されている複数のフィンを有し、前記複数のフィンが前記第1の方向に対して交差している第2の方向において並んでいるヒートシンクと、前記ヒートシンクを覆い、前記第1の空気流路を構成し、前記複数のフィンに対して前記第2の方向に位置している第1側壁部を有している流路カバーと、を備える。前記ヒートシンクの前記複数のフィンは前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜しており、前記流路カバーの前記第1側壁部は前記複数のフィンに沿って配置され、前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜している。
この電子機器によれば、第1の空気流路の長さを増すことなく、ヒートシンクのフィンのサイズ(長さ)を増すことができる。その結果、電子機器のサイズの増大を生じることなく、ヒートシンクの冷却機能を向上できる。また、流路カバーの第1側壁部が第1の方向に沿って形成される場合に比べて、流路カバーの第1側壁部とフィンとの間に形成されるスペースを小さくできる。その結果、冷却ファンによって形成される空気流を有効利用できる。
本発明に係る別の電子機器は、冷却ファンと、前記冷却ファンから第1の方向に伸びている第1の空気流路と、前記第1の空気流路に配置されている複数のフィンを有し、前記複数のフィンが前記第1の方向に対して交差している第2の方向で並んでいるヒートシンクと、前記ヒートシンクを覆い、前記第1の空気流路を構成している流路カバーと、前記第1の空気流路に対して前記第1の方向に位置し、前記第1の空気流路よりも前記第2の方向における一方側に向かって大きくなっている第2の空気流路と、を備える。前記複数のフィンのそれぞれは、前記冷却ファン側に位置している第1の縁と、前記第1の縁とは反対側に位置している第2の縁とを有し、前記複数のフィンのそれぞれは、前記第2の縁が前記第1の縁に対して前記第2の方向における前記一方側に位置するように、前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜している。
この電子機器によれば、第1の空気流路の長さを増すことなく、ヒートシンクのフィンのサイズ(長さ)を増すことができる。その結果、電子機器のサイズの増大を生じることなく、ヒートシンクの冷却機能を向上できる。また、複数のフィンのそれぞれは、第2の縁が第1の縁に対して第2の方向における一方側に位置するように、第1の方向と第2の方向の双方に対して傾斜している。そのため、第1の空気流路を通過した空気が、第2の空気流路における一方側の領域に広がりやすくなる。
本発明の一実施形態に係る電子機器の後側を臨む斜視図である。 図1に示す電子機器の後側を臨む分解斜視図である。 図1に示す電子機器の本体の分解斜視図である。 ヒートシンクを示す図である。同図(a)は斜視図であり、同図(b)はヒートシンクを下側から臨む図である。 図1に示す電子機器の本体の下側を臨む図である。 流路カバーと、ヒートシンクと、冷却ファンとの位置関係を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態に係る電子機器1の後側を臨む斜視図である。図2は電子機器1の後側を臨む分解斜視図である。図3は電子機器1の本体10の分解斜視図である。図4はヒートシンク20を示す図である。図4(a)は斜視図であり、図4(b)はヒートシンク20の下側を臨む図である。図5は電子機器1の本体10の下側を臨む図である。図6は流路カバー15と電源ユニット40のケース41の内側に形成されている空気流路S0、S1、S2を示す図である。
以下の説明では、これらの図に示すY1及びY2をそれぞれ前方向及び後方向とし、X1及びX2はそれぞれ右方向及び左方向とする。また、Z1及びZ2はそれぞれ上方向及び下方向とする。
電子機器1は例えばゲーム装置や、パーソナルコンピュータ、オーディオ・ビジュアル機器などである。本発明は他の電子機器に適用されてもよい。
図2に示すように、電子機器1は本体10を有している。本体10は、電子機器1の全体を制御する集積回路が実装された回路基板(不図示)を有している。また、本体10は、図3に示すように、集積回路を冷却するためのヒートシンク20、ヒートシンク20に空気を送るための冷却ファン30、集積回路等の動作電力を生成する電源ユニット40などを有している。さらに本体10はボディフレーム11を有し、回路基板、ヒートシンク20、冷却ファン30、及び電源ユニット40はボディフレーム11に取り付けられている。ボディフレーム11は例えば樹脂によって成型されている。本体10は、記録メディアのドライブ装置17や、ハードディスク装置を有してもよい。図5に示すように、冷却ファン30とドライブ装置17は本体10の前部に配置され、左右方向において隣り合っている。電源ユニット40は冷却ファン30及びドライブ装置17の後方に配置されている。本体10が備える装置のレイアウトは図5に示すものに限られず、適宜変更されてよい。
電子機器1は、図2に示すように、第1外装カバー12と第2外装カバー13とを有している。第1外装カバー12は本体10の上側を覆い、電子機器1の上面を構成している。第2外装カバー13は本体10の下側を覆い、電子機器1の下面を構成している。電子機器の外装部材の構造は、これに限られない。例えば、電子機器は上下方向において合体可能な2つのハウジング半体を備え、回路基板やヒートシンク等の部品は一方のハウジング半体に取り付けられてもよい。
図3に示すように、冷却ファン30は、その回転の中心線が上下方向に向くように配置さている。冷却ファン30はボディフレーム11に取り付けられる。例えば、冷却ファン30の上部に設けられている取付プレート30aがボディフレーム11に取り付けられる。冷却ファン30の取付構造は特に限定されない。例えば、冷却ファン30は後述するシャーシ16に取り付けられてもよい。
冷却ファン30の後方にヒートシンク20が配置されている(図5参照)。図4に示すように、ヒートシンク20は受熱ブロック21と、受熱ブロック21の一方の面(本明細書の例では下面)に設けられている複数のフィン22とを有している。複数のフィン22は間隔を空けて並んでいる。フィン22の間隔はフィン22が並んでいる方向において一定でもよいし、異なっていてもよい。後述するように、各フィン22はフィン22が並んでいる方向(本明細書の例では、左右方向)に対して傾斜している方向に沿って配置されている。各フィン22の角度は、好ましくはフィン22が並んでいる方向において一定であるが、フィン22が並んでいる方向において変化してもよい。フィン22は受熱ブロック21と一体的に形成されていてもよいし、例えば半田によって受熱ブロック21に取り付けられていてもよい。受熱ブロック21に冷却対象である集積回路が熱的に接続される。一例では、受熱ブロック21の他方の面(本明細書の例では、上面)に集積回路が配置され、受熱ブロック21は直接、集積回路に熱的に接続される。他の例では、受熱ブロック21にヒートパイプなどの熱伝達部材の一部が接続され、熱伝達部材の他の部分が集積回路に取り付けられてもよい。
電子機器1は、図3に示すように、板状のシャーシ16を有している。シャーシ16は金属の板材によって形成されている。ヒートシンク20はシャーシ16によって支持されている。具体的には、シャーシ16には複数のフィン22に対応した形状の開口が形成され、複数のフィン22はシャーシ16の開口に上側から嵌められている。そして、受熱ブロック21の外周部21a(図4参照)がシャーシ16の開口の縁によって支持される。シャーシ16の上側に回路基板が配置される。そして、回路基板に実装されている集積回路は直接的に或いは上述の熱伝達部材を介して受熱ブロック21に熱的に接続する。ヒートシンク20の支持構造は、ここで説明した例に限られない。例えば、ヒートシンク20は、回路基板や、回路基板を挟んでヒートシンクとは反対側に配置されている部材に取り付けられてもよい。
図6に示すように、電子機器1は冷却ファン30から伸びている第1空気流路S1を有している。上述したヒートシンク20は第1空気流路S1に配置されている。第1空気流路S1はヒートシンク20を覆っている流路カバー15によって構成されている。すなわち、第1空気流路S1は流路カバー15によって外部から区画されている。図3に示すように、本明細書で示す例では、流路カバー15はヒートシンク20及びシャーシ16の下側に配置され、ヒートシンク20のフィン22を覆っている。流路カバー15の内側にヒートシンク20のフィン22が配置されている。流路カバー15の上側は開口しており、流路カバー15の上側はシャーシ16によって閉じられる。したがって、第1空気流路S1は流路カバー15とシャーシ16とによって、外部から区画された流路として構成される。
図3に示すように、流路カバー15は例えばボディフレーム11と一体的に成型されている。流路カバー15はボディフレーム11とは別個に成型されて、ボディフレーム11やシャーシ16に取り付けられてもよい。
ヒートシンク20が備えている複数のフィン22は、第1空気流路S1の延伸方向に対して交差する方向において、間隔をあけて並んでいる。第1空気流路S1の延伸方向は、流路カバー15の下流端の開口(通気口)15fが冷却ファン30に対して位置している方向である。具体的には、図3及び図6に示すように、開口15fは冷却ファン30に対して後方に位置している。したがって、第1空気流路S1の延伸方向は前後方向である。すなわち、第1空気流路S1は冷却ファン30から後方に伸びている。ヒートシンク20のフィン22は、第1空気流路S1の延伸方向に対して直交する方向において間隔をあけて並んでいる。具体的には、フィン22は左右方向において間隔をあけて並んでいる。第1空気流路S1の延伸方向は請求項の「第1の方向」に対応し、フィン22が並んでいる方向は請求項の「第2の方向」に対応している。
各フィン22の前縁22aと後縁22bは直線L1、L2上にそれぞれ位置している(図4参照)。直線L1、L2に沿った方向がフィン22が並んでいる方向である。本明細書で説明する例では、直線L1、L2は左右方向に沿っている。前縁22aは冷却ファン30側の縁であり、後縁22bは前縁22aとは反対側の縁である。
図6に示すように、各フィン22は、第1空気流路S1の延伸方向(本明細書の例では前後方向)と、フィン22が並んでいる方向(本明細書の例では左右方向)の双方に対して傾斜している。こうすることにより、第1空気流路S1の長さを増すことなく、フィン22のサイズ(長さ)を増すことができる。その結果、電子機器1の大型化を生じることなく、ヒートシンク20の冷却機能を向上できる。第1空気流路S1の延伸方向は電子機器の左右方向でもよい。この場合、フィン22は電子機器の前後方向において並んでもよい。
複数のフィン22はいずれも同じサイズを有している。そのため、複数のフィン22はその平面視において全体として平行四辺形である。また、図4に示すように、受熱ブロック21も平面視において平行四辺形である。すなわち、受熱ブロック21は、互いに平行な右縁及び左縁と、互いに平行な前縁及び後縁とを有している。受熱ブロック21のこの形状によると、受熱ブロック21の製造コストを低減できる。すなわち、例えば押し出し加工によって左右方向に細長い加工製品を製造し、その後、その加工製品を一定の間隔で斜めに切断することにより、受熱ブロック21を得ることができる。この方法によると、機械加工の工程を減らすことが可能となり、また、機械加工により削り出される材料の量を低減できる。受熱ブロック21の形状は、これに限定されない。例えば、複数のフィン22はその平面視において全体として平行四辺形である一方で、受熱ブロック21は長方形でもよい。
図6に示すように、流路カバー15はヒートシンク20のフィン22に対して右方向に位置している右壁部15aを有している。右壁部15aはフィン22に沿って配置され、前後方向と左右方向の双方に対して傾斜している。ここで、「右壁部15aがフィン22に沿って配置される」とは、右壁部15aが前後方向(第1空気流路S1の延伸方向)に対してフィン22と同じ方向に傾斜していることを意味している。後において説明するように、本明細書の例では、右壁部15aは、フィン22と同様に、その後端が前端よりも右方向に位置するように傾斜している。複数のフィン22のうち右壁部15aと対向しているフィン22と右壁部15aとの間には、他の部品が配置されていないスペースが形成されている。右壁部15aを傾斜させることにより、例えば右壁部15aが前後方向に沿って形成される場合に比べて、右壁部15aとフィン22との間のスペースを小さくできる。その結果、冷却ファン30によって形成される空気流を有効利用できる。
図6に示すように、流路カバー15はヒートシンク20のフィン22を挟んで右壁部15aとは反対側に位置する左壁部15bを有している。また、流路カバー15はヒートシンク20の下側に位置し、右壁部15aと左壁部15bとを繋ぐ壁部15gを有している(図3参照)。左右方向における左壁部15bと右壁部15aとの間隔は後側に向かって、すなわち後述する第2空気流路S2に向かって徐々に大きくなっている。これにより、第1空気流路S1の下流端(後端)での流路幅(右壁部15aと左壁部15bとの間隔)を確保できる。
図6に示すように、前後方向に沿った直線L3と左壁部15bとの間の角度は、前後方向に沿った直線L3とフィン22との間の角度よりも小さい。左壁部15bと対向しているフィン22と左壁部15bとの間には、他の部品が配置されていないスペースが形成されている。このフィン22と左壁部15bとの間隔G2は冷却ファン30に向かって徐々に小さくなっている。そのため、左壁部15bとフィン22との間の空気流、すなわち冷却への寄与が少ない空気流を減らすことができる。本明細書の例では、左壁部15bは第1空気流路S1の延伸方向、すなわち前後方向に沿って配置されている。左壁部15bの配置は必ずしもこれに限られない。例えば、左壁部15bは、右壁部15aと同様に、前後方向及び左右方向の双方に対して傾斜してもよい。
上述したように、冷却ファン30は、その回転の中心線が上下方向に向くように配置されている。冷却ファン30は、そのフィン31が反時計回りに回転するように構成されている。この場合、冷却ファン30の中心に対して右側ではフィン31は第1空気流路S1に近づく方向に動くのに対して、冷却ファン30の中心に対して左側ではフィン31は第1空気流路S1から離れる方向に動く。そのため、第1空気流路S1内における右側の領域での空気流(図6においてRfで示す空気流)は、第1空気流路S1内における左側の領域での空気流(図6においてLfで示す空気流)よりも速くなる。上述したように、流路カバー15の2つの壁部15a、15bのうち右壁部15aはヒートシンク20のフィン22に合わせて傾斜している。このため、流れの速い空気流Rfを有効に利用してヒートシンク20を冷却できる。
このように第1空気流路S1内における右側の領域での空気流が速い場合、ヒートシンク20の受熱ブロック21に接している集積回路は、図6に示すように、2つの壁部15a、15bのうち右壁部15a寄りに配置されるのが好ましい。こうすることにより、集積回路をより効率的に冷却できる。
流路カバー15は冷却ファン30も覆っている。具体的には、図6に示すように、冷却ファン30の周方向に沿って延伸し、冷却ファン30のフィン31の外周を取り囲んでいる周壁部15cを流路カバー15は有している。周壁部15cの左側の端部は、上述の左壁部15bに接続している。周壁部15cの右側の端部は上述の右壁部15aに接続している。フィン31の縁31aから周壁部15cまでの距離は、右壁部15aに近づくにしたがって大きくなっている。すなわち、フィン31と周壁部15cとの間に、第1空気流路S1に向かって徐々に大きくなっている空気流路S0が形成されている。
流路カバー15は必ずしも一体的に成型されていなくてもよい。例えば、冷却ファン30を覆っている部分と、ヒートシンク20を覆っている部分は別個に成型されてもよい。また、第1空気流路S1を構成している右壁部15aと左壁部15bも別個に成型されてもよい。
図3及び図5に示すように、流路カバー15は空気流路S0を覆う壁部15dを有している。この壁部15dは冷却ファン30の位置に開口15eを有している。冷却ファン30が回転すると、外部の空気がこの開口15eから流路カバー15の内側に吸い込まれる。そして、空気流路S0を通って第1空気流路S1に流れる。図1に示すように、電子機器1はその側部に吸気口10cを有している(図1において矢印F1は吸気口10cから吸い込まれる空気の流れを示している)。吸気口10cから吸い込まれた空気は、図5に示すように、本体10と第1外装カバー12との間、及び本体10と第2外装カバー13との間を流路カバー15の開口15eに向かって流れる。そして、開口15eから流路カバー15の内側に吸い込まれる(図5において矢印F2は開口15eから吸い込まれる空気の流れを示している)。
図6に示すように、第1空気流路S1の後方には第2空気流路S2が設けられている。本明細書の例では、流路カバー15の後方に電源ユニット40が配置されている。電源ユニット40は電源回路42と、電源回路42を収容しているケース41とを有している。第2空気流路S2はこのケース41によって構成されている。上述したように流路カバー15は後方に開口している。ケース41はその前壁部41aに通気口41bを有している。流路カバー15の開口(通気口)15fはケース41の通気口41bに接続している。
図3に示すように、ケース41はその後壁部41cに排気口を有している。排気口はケース41の後壁部41cの概ね全域に形成されている。ケース41が本体10のボディフレーム11に取り付けられたとき、ボディフレーム11の後壁部11bがケース41の排気口のさらに後側に位置する。ボディフレーム11の後壁部11bにも排気口が形成されている。ケース41の排気口から出た空気はボディフレーム11の排気口から電子機器1の外部に排出される(図1及び図3において矢印F3はボディフレーム11から排出される空気の流れを示している)。ボディフレーム11の後壁部11bに形成されている排気口と、ケース41の排気口とには、外部からケース41の内部が見えることを防ぐためのルーバー11d、41dがそれぞれ形成されている。
図6に示すように、第2空気流路S2(ケース41)は、第1空気流路S1(流路カバー15)よりも、左右方向における一方側に大きくなっている。すなわち、左右方向における第2空気流路S2の幅(ケース41の幅)は、左右方向における第1空気流路S1の幅(流路カバー15の右壁部15aと左壁部15bの後端の間隔)よりも大きい。そして、第2空気流路S2は第1空気流路S1の最後部よりも左右方向における一方側に位置している領域R1を有している。ヒートシンク20のフィン22は、その後縁22bが前縁22aに対して左右方向における前記一方側に位置するように傾斜している。これにより、第2空気流路S2の領域R1に空気流が広がりやすくなる。
本明細書の例では、第2空気流路S2は第1空気流路S1よりも右側に大きくなっている。すなわち、第2空気流路S2は第1空気流路S1の最後部よりも右方向に位置している領域R1を有している。フィン22は、その後縁22bが前縁22aよりも右方向に位置するように傾斜している。流路カバー15の右壁部15aも、フィン22に合わせて、その後端が前端よりも右方向に位置するように、傾斜している。一方、左右方向における第2空気流路S2の左端の位置は、左右方向における第1空気流路S1の最後部の左端と一致している。すなわちケース41の左壁部41eは流路カバー15の左壁部15bから後方に伸びている。
図6に示すように、右壁部15aはフィン22よりも大きく右側に傾斜している。言い換えると、前後方向に沿った直線L3とフィン22との角度は、右壁部15aと直線L3との角度よりも小さい。こうすることにより、フィン22による空気抵抗を軽減できる。また、右壁部15aをフィン22よりも大きく傾斜させることにより、ケース41内の右側の領域、すなわち第2空気流路S2の領域R1に空気が広がりやすくなる。
上述したように、第1空気流路S1内における右側の領域での空気流Rfが、第1空気流路S1内における左側の領域での空気流Lfよりも速くなるように、冷却ファン30は構成されている。そのため、第1空気流路S1の右側を通る速い空気流Rfが、第2空気流路S2の領域R1に広がるので、領域R1に配置されている部品を効果的に冷却することが可能となる。
以上説明したように、電子機器1では、ヒートシンク20の複数のフィン22は第1空気流路S1の延伸方向とフィン22の並んでいる方向の双方に対して傾斜している。こうすることにより、第1空気流路S1の長さを増すことなく、フィン22のサイズ(長さ)を増すことができる。その結果、電子機器1の大型化を生じることなく、ヒートシンク20の冷却機能を向上できる。
また、流路カバー15の右壁部15aも、フィン22と同様に、第1空気流路S1の延伸方向とフィン22の並んでいる方向の双方に対して傾斜している。こうすることにより、右壁部15aとフィン22との間のスペースを小さくできる。その結果、冷却ファン30によって形成される空気流を有効利用できる。
また、第2空気流路S2は第1空気流路S1よりも右側に向かって大きくなっている。ヒートシンク20の各フィン22はその後縁22bが前縁22aよりも右側に位置するように傾斜している。第2空気流路S2における右側の領域R1に空気流が広がりやすくなる。
本発明は以上説明した実施形態に限られず、種々の変更がなされてよい。
例えば、第2空気流路S2は第1空気流路S1よりも左側に大きくなってもよい。この場合、好ましくは、フィン22は、その後縁22bが前縁22aよりも左方向に位置するように傾斜する。また、流路カバー15の左壁部15bも、好ましくは、フィン22と同様に、その後端が前端よりも左方向に位置するように傾斜する。
1 電子機器、10 本体、11 ボディフレーム、15 流路カバー、15a 右壁部、15b 左壁部、15c 周壁部、15d 壁部、15e 開口、15f 開口(通気口)、16 シャーシ、17 ドライブ装置、20 ヒートシンク、21 受熱ブロック、22 フィン、22a フィンの前縁、22b フィンの後縁、30 冷却ファン、31 フィン、40 電源ユニット、41 ケース、41a 前壁部、41b 通気口、41c 後壁部、42 電源回路。

Claims (5)

  1. 冷却ファンと、
    前記冷却ファンから第1の方向に伸びている第1の空気流路と、
    前記第1の空気流路に配置されている複数のフィンを有し、前記複数のフィンが前記第1の方向に対して交差している第2の方向において並んでいるヒートシンクと、
    前記ヒートシンクを覆い、前記第1の空気流路を構成し、前記複数のフィンに対して前記第2の方向に位置している第1側壁部を有している流路カバーと、を備え、
    前記ヒートシンクの前記複数のフィンは前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜しており、
    前記流路カバーの前記第1側壁部は前記複数のフィンに沿って配置され、前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜し、
    前記第1の空気流路内の前記第2の方向における一方側の領域での空気流が、前記第1の空気流路内の前記第2の方向における他方側の領域での空気流よりも速くなるように、前記冷却ファンは構成され、
    前記流路カバーの前記第1側壁部は前記ヒートシンクに対して前記第2の方向における前記一方側に配置されている側壁部である
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 冷却ファンと、
    前記冷却ファンから第1の方向に伸びている第1の空気流路と、
    前記第1の空気流路に配置されている複数のフィンを有し、前記複数のフィンが前記第1の方向に対して交差している第2の方向において並んでいるヒートシンクと、
    前記ヒートシンクを覆い、前記第1の空気流路を構成し、前記複数のフィンに対して前記第2の方向に位置している第1側壁部を有している流路カバーと、を備え、
    前記ヒートシンクの前記複数のフィンは前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜しており、
    前記流路カバーの前記第1側壁部は前記複数のフィンに沿って配置され、前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜し、
    前記第1の空気流路の下流に形成され、前記第1の空気流路に対して前記第1の方向に位置し、前記第1の空気流路よりも前記第2の方向における一方側に向かって大きくなっている第2の空気流路をさらに備え、
    前記複数のフィンのそれぞれは、前記冷却ファン側に位置している第1の縁と、前記第1の縁とは反対側に位置している第2の縁とを有し、
    前記第2の縁は前記第1の縁に対して前記第2の方向における前記一方側に位置し、
    前記第1側壁部は、前記第2の方向における前記一方側に向けて前記複数のフィンよりも大きく傾斜している
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 冷却ファンと、
    前記冷却ファンから第1の方向に伸びている第1の空気流路と、
    前記第1の空気流路に配置されている複数のフィンを有し、前記複数のフィンが前記第1の方向に対して交差している第2の方向において並んでいるヒートシンクと、
    前記ヒートシンクを覆い、前記第1の空気流路を構成し、前記複数のフィンに対して前記第2の方向に位置している第1側壁部を有している流路カバーと、を備え、
    前記ヒートシンクの前記複数のフィンは前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜しており、
    前記流路カバーの前記第1側壁部は前記複数のフィンに沿って配置され、前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜し、
    前記流路カバーの前記第1の側壁部とは前記複数のフィンを挟んで反対側には第2の側壁部が配置され、
    前記複数のフィンのうち前記第2の側壁部と対向しているフィンと、前記第2の側壁部との間隔は、前記冷却ファンに向かって徐々に小さくなっている
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 冷却ファンと、
    前記冷却ファンから第1の方向に伸びている第1の空気流路と、
    前記第1の空気流路に配置されている複数のフィンを有し、前記複数のフィンが前記第1の方向に対して交差している第2の方向において並んでいるヒートシンクと、
    前記ヒートシンクを覆い、前記第1の空気流路を構成し、前記複数のフィンに対して前記第2の方向に位置している第1側壁部を有している流路カバーと、を備え、
    前記ヒートシンクの前記複数のフィンは前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜しており、
    前記流路カバーの前記第1側壁部は前記複数のフィンに沿って配置され、前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜し、
    前記複数のフィンのそれぞれと前記第1の方向との間の角度は、前記第1の側壁部と前記第1の方向との間の角度よりも小さい、
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 冷却ファンと、
    前記冷却ファンから第1の方向に伸びている第1の空気流路と、
    前記第1の空気流路に配置されている複数のフィンを有し、前記複数のフィンが前記第1の方向に対して交差している第2の方向で並んでいるヒートシンクと、
    前記ヒートシンクを覆い、前記第1の空気流路を構成している流路カバーと、
    前記第1の空気流路に対して前記第1の方向に位置し、前記第1の空気流路よりも前記第2の方向における一方側に向かって大きくなっている第2の空気流路と、を備え、
    前記複数のフィンのそれぞれは、前記冷却ファン側に位置している第1の縁と、前記第1の縁とは反対側に位置している第2の縁とを有し、
    前記複数のフィンのそれぞれは、前記第2の縁が前記第1の縁に対して前記第2の方向における前記一方側に位置するように、前記第1の方向と前記第2の方向の双方に対して傾斜し、
    前記第1の空気流路内の前記第2の方向における一方側の領域での空気流が、前記第1の空気流路内の前記第2の方向における他方側の領域での空気流よりも速くなるように、前記冷却ファンは構成されている
    ことを特徴とする電子機器。
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