JP5877756B2 - 光電気混載基板およびその製法 - Google Patents

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Description

本発明は、光導波路と電気回路基板とが積層された光電気混載基板およびその製法に関するものである。
最近の電子機器等では、伝送情報量の増加に伴い、電気配線に加えて、光配線が採用されている。そのようなものとして、例えば、図11に示すように、ポリイミド等からなる絶縁性基板51の表面に電気配線52が形成されてなる電気回路基板E0 の上記絶縁性基板51の裏面(電気配線52の形成面と反対側の面)に、エポキシ樹脂等からなる光導波路(光配線)W0 (アンダークラッド層56,コア57,オーバークラッド層58)が積層された光電気混載基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記光電気混載基板では、絶縁性基板51(ポリイミド樹脂等)と光導波路W0 (エポキシ樹脂等)とが接しているため、両者の線膨張係数の差から、周囲の温度により、光導波路W0 に応力や微小な曲がりが発生し、それが原因で、光導波路W0 の光伝播損失が大きくなる。
一方、光電気混載基板として、図12に示すように、上記絶縁性基板51と光導波路W0 との間にステンレス層M0 を全面的に設けたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このものでは、上記ステンレス層M0 が補強材として作用するため、上記光導波路W0 に発生する応力や微小な曲がりが防止され、光伝播損失の増加が抑制される。
特開2010−164655号公報 特開2009−265342号公報
光電気混載基板は、上記のように、光伝播損失の増加を抑制することが求められるが、それに加えて、場合によって、フレキシブル性も求められる。しかしながら、光伝播損失を小さくするために、上記のように(図12参照)ステンレス層M0 を全面的に設けると、そのステンレス層M0 がフレキシブル性の妨げとなる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、光伝播損失の増加を抑制することができるとともに、フレキシブル性にも優れている光電気混載基板およびその製法の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、絶縁層の表面に電気配線が形成されてなる電気回路基板と、この電気回路基板の上記絶縁層の裏面に金属層を介して形成された光導波路とを備えた帯状の光電気混載基板であって、その帯状の光電気混載基板の少なくとも長手方向の両端部の間の上記金属層の部分が、下記の(A)および(B)のいずれか一方のパターン形成状態になっており、そのパターン形成により除去された上記金属層の除去跡に上記光導波路のクラッド層が入り込んで埋めている光電気混載基板を第1の要旨とする。
(A)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成されている。
(B)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成されている。
また、絶縁層の表面に電気配線が形成されてなる電気回路基板と、この電気回路基板の上記絶縁層の裏面に金属層を介して形成された光導波路とを備えた光電気混載基板であって、上記光電気混載基板の一部が屈曲予定部に形成され、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する上記金属層の部分が、下記の(A2)および(B2)のいずれか一方のパターン形成状態になっており、そのパターン形成により除去された上記金属層の除去跡に上記光導波路のクラッド層が入り込んで埋めている光電気混載基板を第2の要旨とする。
(A2)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凸部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部では、その最も小さいドット状凸部が分布している。
(B2)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凹部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部では、その最も大きいドット状凹部が分布している。
さらに、絶縁層の表面に電気配線が形成されてなる電気回路基板と、この電気回路基板の上記絶縁層の裏面に金属層を介して形成された光導波路とを備えた光電気混載基板であって、上記光電気混載基板の一部が屈曲予定部に形成され、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する上記金属層の部分が、下記の(A3)および(B3)のいずれか一方のパターン形成状態になっており、そのパターン形成により除去された上記金属層の除去跡に上記光導波路のクラッド層が入り込んで埋めている光電気混載基板を第3の要旨とする。
(A3)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凸部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部では、上記金属層が除去されている。
(B3)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凹部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部では、上記金属層が除去されている。
そして、本発明は、金属層の表面に絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に電気配線を形成した後、上記金属層の裏面に光導波路を形成する帯状の光電気混載基板の製法であって、上記光導波路の形成に先立って、上記帯状の光電気混載基板の少なくとも長手方向の両端部の間の上記金属層の部分をエッチングにより、下記の(A)および(B)のいずれか一方のパターン形成状態にし、上記第1の要旨の光電気混載基板を得る光電気混載基板の製法を第の要旨とする。
(A)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成されている。
(B)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成されている。
また、金属層の表面に絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に電気配線を形成した後、上記金属層の裏面に光導波路を形成する光電気混載基板の製法であって、上記光電気混載基板の一部を屈曲予定部とし、上記光導波路の形成に先立って、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する上記金属層の部分を、エッチングにより、下記の(A2)および(B2)のいずれか一方のパターン形成状態にし、上記第2の要旨の光電気混載基板を得る光電気混載基板の製法を第5の要旨とする。
(A2)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凸部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部では、その最も小さいドット状凸部が分布している。
(B2)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凹部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部では、その最も大きいドット状凹部が分布している。
さらに、金属層の表面に絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に電気配線を形成した後、上記金属層の裏面に光導波路を形成する光電気混載基板の製法であって、上記光電気混載基板の一部を屈曲予定部とし、上記光導波路の形成に先立って、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する上記金属層の部分を、エッチングにより、下記の(A3)および(B3)のいずれか一方のパターン形成状態にし、上記第3の要旨の光電気混載基板を得る光電気混載基板の製法を第6の要旨とする。
(A3)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凸部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部では、上記金属層が除去されている。
(B3)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凹部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部では、上記金属層が除去されている。
本発明の第1の要旨の光電気混載基板は、少なくとも長手方向の両端部の間の金属層の部分が、上記(A)および(B)のいずれか一方のパターン形成状態になっている。すなわち、金属層が全面的ではなく部分的に形成された状態になっている。そのため、少なくとも長手方向の両端部の間の部分では、フレキシブル性に富むものとなっている。これにより、本発明の第1の要旨の光電気混載基板を変形させた状態で用いることができ、本発明の第1の要旨の光電気混載基板の用途の自由度が広がる。また、本発明の第1の要旨の光電気混載基板が衝撃を受ける等しても、容易に変形して、上記衝撃を緩和することができる。そして、上記パターン形成状態の金属層部分が補強材として作用するため、少なくとも長手方向の両端部の間の部分では、上記光導波路のコアに発生する応力や微小な曲がりが防止され、光導波路の光伝播損失の増加を抑えることができる。さらに、上記金属層のパターン形成による除去跡は、空洞ではなく、光導波路のクラッド層が入り込んで埋めているため、光導波路のコアの形状が安定し、適正な光伝播を維持することができる。このように、本発明の第1の要旨の光電気混載基板は、少なくとも長手方向の両端部の間の部分において、フレキシブル性に優れているとともに、光伝播損失の増加抑制にも優れている。
また、本発明の第2の要旨の光電気混載基板は、一部が屈曲予定部に形成され、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する金属層の部分が、記の(A2)および(B2)のいずれか一方のパターン形成状態になっている。それにより、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に金属層の密度が低くなり、上記屈曲予定部では金属層の密度が最も低くなっているため、屈曲の妨げになる金属層の部分が少なく、屈曲性に優れている。しかも、上記屈曲予定部を繰り返し屈曲させても、破断が起こる金属層の部分が殆どないことから、光導波路のコアの破断も起こらず、繰り返し屈曲に対する耐性にも優れている
さらに、本発明の第3の要旨の光電気混載基板は、一部が屈曲予定部に形成され、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する金属層の部分が、記の(A3)および(B3)のいずれか一方のパターン形成状態になっている。それにより、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に金属層の密度が低くなり、上記屈曲予定部では金属層がないため、屈曲の妨げになる金属層の部分がなく、屈曲性により優れている。しかも、上記屈曲予定部を繰り返し屈曲させても、破断が起こる金属層の部分がないことから、光導波路のコアの破断も起こらず、繰り返し屈曲に対する耐性にもより優れている
そして、本発明の第4の要旨の光電気混載基板の製法では、光導波路の形成に先立って、少なくとも長手方向の両端部の間の金属層の部分をエッチングにより、上記(A)および(B)のいずれか一方のパターン形成状態にするため、上記のような、少なくとも長手方向の両端部の間の部分において、フレキシブル性に優れているとともに、光伝播損失の増加抑制にも優れている光電気混載基板を簡単に得ることができる。
また、本発明の第5の要旨の光電気混載基板の製法では、光電気混載基板の一部を屈曲予定部とし、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する金属層の部分を、上記エッチングにより、上記(A2)および(B2)のいずれか一方のパターン形成状態にする。それにより、屈曲予定部において、屈曲の妨げになる金属層の部分を少なくするとともに、破断が起こる金属層の部分を殆どないようにすることができるため、上記のような、屈曲性および繰り返し屈曲に対する耐性にも優れている光電気混載基板を容易に得ることができる。
さらに、本発明の第6の要旨の光電気混載基板の製法では、光電気混載基板の一部を屈曲予定部とし、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する金属層の部分を、上記エッチングにより、上記(A3)および(B3)のいずれか一方のパターン形成状態にする。それにより、屈曲予定部において、屈曲の妨げになる金属層の部分をなくすとともに、破断が起こる金属層の部分をないようにすることができるため、上記のような、屈曲性および繰り返し屈曲に対する耐性にもより優れている光電気混載基板を容易に得ることができる。
本発明の光電気混載基板の第1の実施の形態を模式的に示し、(a)はその縦断面図であり、(b)は(a)のドット状凸部の分布を示す底面図であり、(c)は(a)のA−A断面の拡大図である。 (a)〜(d)は、上記光電気混載基板の製法における電気回路基板の作製工程を模式的に示す説明図である。 上記光電気混載基板の製法における金属層のエッチング工程を模式的に示す説明図である。 (a)〜(c)は、上記光電気混載基板の製法における光導波路の作製工程を模式的に示す説明図である。 上記ドット状凸部の分布の変形例を模式的に示す底面図である。 本発明の光電気混載基板の第2の実施の形態の、ドット状凸部の分布を模式的に示す底面図である。 本発明の光電気混載基板の第3の実施の形態の、ドット状凸部の分布を模式的に示す底面図である。 本発明の光電気混載基板の第4の実施の形態の、ドット状凹部の分布を模式的に示す底面図である。 本発明の光電気混載基板の第5の実施の形態の、ドット状凹部の分布を模式的に示す底面図である。 本発明の光電気混載基板の第6の実施の形態の、ドット状凹部の分布を模式的に示す底面図である。 従来の光電気混載基板を模式的に示す縦断面図である。 他の従来の光電気混載基板を模式的に示す縦断面図である。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1(a)は、本発明の光電気混載基板の第1の実施の形態を模式的に示す縦断面図であり、図1(b)は、上記光電気混載基板の、金属層Mからパターン形成された複数のドット状凸部Maの分布を示す底面図であり、図1(c)は、上記光電気混載基板の横断面〔図1(a)のA−A断面〕の拡大図である。なお、図1(b)では、ドット状凸部Ma等の金属部分を明確にするため、そのドット状凸部Maにハッチングを入れ、さらに、そのドット状凸部Maの分布をわかり易くするため、光導波路Wのコア7等を実線ではなく二点鎖線で図示している。この実施の形態の光電気混載基板は、図1(a)に示すように、絶縁層1の表面に電気配線2が形成されてなる電気回路基板Eと、この電気回路基板Eの上記絶縁層1の裏面に金属層Mを介して形成された光導波路Wとを備えた帯状のものとなっている。そして、図1(b)に示すように、上記金属層Mは、複数の均一な大きさのドット状凸部Maを正方格子状に分布形成した規則的パターンに形成されている。そして、隣り合う上記ドット状凸部Maの間の部分に、図1(a),(c)に示すように、上記光導波路Wの第1クラッド層(アンダークラッド層)6が入り込んで埋めている。
上記光電気混載基板は、金属層Mが全面的に形成されているのではなく、それに代えて、複数のドット状凸部Maが分散的に形成されているパターンとなっているため、フレキシブル性に富むものとなっている。そして、その分散的なドット状凸部Maが補強材として作用し、光導波路Wのコア7に発生する応力や微小な曲がりを防止することができる。その結果、光導波路Wの光伝播損失の増加を抑えることができる。
上記ドット状凸部Maの平面視形状は、図1(b)では円形を図示したが、他でもよく、例えば、三角形,四角形等の多角形でもよい。また、上記ドット状凸部Maの平面視の大きさは、例えば、直径0.010〜1.0mmの範囲内(平面視多角形の場合は、その直径の円に内接する程度の大きさ)に設定される。そして、上記ドット状凸部Maの密度は、要求されるフレキシブル性および補強性により、適宜設定される。例えば、上記密度を高く設定すると、フレキシブル性は低くなり、補強性は高くなる。逆に上記密度を低く設定すると、フレキシブル性は高くなり、補強性は低くなる。
より詳しく説明すると、上記電気回路基板Eは、上記のように、絶縁層1と、その表面に形成された電気配線2とを備えている。さらに、上記光電気混載基板の長手方向の両端部では、上記絶縁層1の表面に、光学素子実装用パッド2aが露呈した状態で形成されているとともに、上記絶縁層1を貫通して裏面の金属層Mに接触するアース用電極2bが露呈した状態で形成されている。これら光学素子実装用パッド2aおよびアース用電極2bは、上記電気配線2の一部であり、それら以外の電気配線2の部分は、カバーレイ3により被覆され絶縁保護されている。また、上記絶縁層1は、透光性を有している。
上記金属層Mは、上記のように、複数のドット状凸部Maが正方格子状に分布した規則的パターンに形成されている。さらに、長手方向の両端部では、上記電気回路基板Eの光学素子実装用パッド2aに対応する位置に、光路用の貫通孔5が形成されている〔図1(a)参照〕。そして、その貫通孔5が形成されている金属層Mの部分は、上記アース用電極2bに接触している。
上記光導波路Wは、上記第1クラッド層(アンダークラッド層)6と、この第1クラッド層6の表面〔図1(a),(c)では下面〕に所定パターン形成されたコア7と、このコア7を被覆した状態で上記第1クラッド層6の表面に形成された第2クラッド層(オーバークラッド層)8とを備えている。そして、上記第1クラッド層6は、その裏面(コア7の形成面と反対側の面)で上記ドット状凸部Ma(金属層M)に接し、隣り合う上記ドット状凸部Maの間の部分および光路用の貫通孔5に入り込んで埋めている。さらに、長手方向の両端部では、上記電気回路基板Eの光学素子実装用パッド2aに対応するコア7の部分が、コア7の長手方向に対して45°の傾斜面に形成されている。その傾斜面は、光を反射して、上記光学素子実装用パッド2aに実装される光学素子とコア7との間の光伝播を可能にする反射面7aになっている。すなわち、その反射面7aでは、コア7の屈折率の方が、その反射面7aの外側にある空気の屈折率よりも大きいため、発光素子(光学素子)からの光やコア7内を伝播してきた光が上記反射面7aに当たると、その光の大部分が反射して90°光路を変換するようになる。
つぎに、上記光電気混載基板の製法について説明する〔図2(a)〜(d),図3,図4(a)〜(c)参照〕。
まず、平坦状の上記金属層M〔図2(a)参照〕を準備する。この金属層Mの形成材料としては、ステンレス,銅,銀,アルミニウム,ニッケル,クロム,チタン,白金,金等があげられ、なかでも、屈曲性等の観点から、ステンレスが好ましい。また、上記金属層Mの厚みは、例えば、10〜70μmの範囲内に設定される。
ついで、図2(a)に示すように、上記金属層Mの表面に、ポリイミド樹脂等からなる感光性絶縁樹脂を塗布し、フォトリソグラフィ法により、所定パターンの絶縁層1を形成する。この実施の形態では、金属層Mに接触するアース用電極2bを形成するために、長手方向の両端部に、上記金属層Mの表面を露呈させる孔部1aを形成する。なお、上記絶縁層1の厚みは、3〜50μmの範囲内に設定される。
つぎに、図2(b)に示すように、上記電気配線(光学素子実装用パッド2aおよびアース用電極2bを含む)2を、例えばセミアディティブ法により形成する。この方法は、まず、上記絶縁層1の表面に、スパッタリングまたは無電解めっき等により、銅やクロム等からなる金属膜(図示せず)を形成する。この金属膜は、後の電解めっきを行う際のシード層(電解めっき層形成の素地となる層)となる。ついで、上記金属層M,絶縁層1およびシード層からなる積層体の両面に、感光性レジスト(図示せず)をラミネートした後、上記シード層が形成されている側の感光性レジストに、フォトリソグラフィ法により、上記電気配線(光学素子実装用パッド2aおよびアース用電極2bを含む)2のパターンの孔部を形成し、その孔部の底に上記シード層の表面部分を露呈させる。つぎに、電解めっきにより、上記孔部の底に露呈した上記シード層の表面部分に、銅等からなる電解めっき層を積層形成する。そして、上記感光性レジストを水酸化ナトリウム水溶液等により剥離する。その後、上記電解めっき層が形成されていないシード層の部分をソフトエッチングにより除去する。残存したシード層と電解めっき層とからなる積層部分が上記電気配線(光学素子実装用パッド2aおよびアース用電極2bを含む)2である。
そして、図2(c)に示すように、上記電気配線(光学素子実装用パッド2aおよびアース用電極2bを含む)2の表面に、ニッケル等からなる無電解めっき層(図示せず)を形成した後、上記光学素子実装用パッド2aおよびアース用電極2bを除く電気配線2の部分に、ポリイミド樹脂等からなる感光性絶縁樹脂を塗布し、フォトリソグラフィ法により、カバーレイ3を形成する。
ついで、図2(d)に示すように、上記光学素子実装用パッド2aおよびアース用電極2bに形成された上記無電解めっき層(図示せず)をエッチングにより除去した後、その除去跡に、金やニッケル等からなる電解めっき層4を形成する。このようにして、前記金属層Mの表面に、電気回路基板Eが形成される。
つぎに、上記金属層Mと電気回路基板Eとからなる積層体の両面に、感光性レジスト(図示せず)をラミネートした後、上記金属層Mの裏面側(電気回路基板Eと反対側の面側)の感光性レジストのうち、隣り合うドット状凸部Ma〔図1(b)参照〕の間の隙間に対応する部分および光路用の貫通孔5〔図1(a)参照〕の形成予定部に対応する部分に、フォトリソグラフィ法により、孔部を形成し、その孔部の底(図では上面)に上記金属層Mの裏面部分を露呈させる。
そして、図3(上側の図が縦断面図、下側の図が底面図)に示すように、上記孔部の底に露呈した上記金属層Mの部分を、その金属層Mの金属材料に応じたエッチング用水溶液(例えば、ステンレス層の場合は、塩化第2鉄水溶液)を用いてエッチングすることにより除去し、その除去跡の底(縦断面図では上面)に上記絶縁層1を露呈させる。その後、上記感光性レジストを水酸化ナトリウム水溶液等により剥離する。
そして、上記金属層Mの裏面に光導波路W〔図1(a)参照〕を形成するために、まず、図4(a)に示すように、上記金属層Mの裏面(図では下面)に、第1クラッド層(アンダークラッド層)6の形成材料である感光性樹脂を塗布した後、その塗布層を照射線により露光して硬化させ、第1クラッド層6に形成する。その第1クラッド層6は、上記金属層Mのうち、エッチング除去された除去跡(隣り合うドット状凸部Maの間の隙間および光路用の貫通孔5)に入り込んで埋めた状態で形成される。上記第1クラッド層6の厚み(絶縁層1の裏面からの厚み)は、この実施の形態では、金属層Mの厚みよりも厚く設定される。なお、光導波路Wの形成時(上記第1クラッド層6,下記コア7,下記第2クラッド層8の形成時)は、上記金属層Mの裏面は上に向けられる。
ついで、図4(b)(上側の図が縦断面図、下側の図が底面図)に示すように、上記第1クラッド層6の表面(縦断面図では下面)に、フォトリソグラフィ法により、所定パターンのコア7を形成する。上記コア7の厚みは、20〜100μmの範囲内に設定され、幅は、10〜100μmの範囲内に設定される。上記コア7の形成材料としては、例えば、上記第1クラッド層6と同様の感光性樹脂があげられ、上記第1クラッド層6および下記第2クラッド層8〔図4(c)参照〕の形成材料よりも屈折率が大きい材料が用いられる。この屈折率の調整は、例えば、上記第1クラッド層6,コア7,第2クラッド層8の各形成材料の種類の選択や組成比率を調整して行うことができる。
つぎに、図4(c)に示すように、上記コア7を被覆するよう、上記第1クラッド層6の表面(図では下面)に、フォトリソグラフィ法により、第2クラッド層8を形成する。この第2クラッド層8の厚み(第1クラッド層6の表面からの厚み)は、上記コア7の厚み以上であり、300μm以下に設定される。上記第2クラッド層8の形成材料としては、例えば、上記第1クラッド層6と同様の感光性樹脂があげられる。
そして、上記電気回路基板Eの光学素子実装用パッド2aに対応する(図では下方に位置する)光導波路Wの部分(両端部)を、レーザ加工または刃先角度45°の回転刃等を用いた切削加工等により、コア7の長手方向に対して45°傾斜した傾斜面に形成する〔図1(a)参照〕。その傾斜面のコア7の部分が光反射面7aとして作用する。このようにして、前記金属層Mの裏面に、光導波路Wが形成され、図1(a)〜(c)に示す光電気混載基板を得る。
なお、この実施の形態では、ドット状凸部Maのパターンを正方格子状としたが、他でもよく、例えば、図5に示すように、三角格子状としてもよい。さらに、ドット状凸部Maのパターンを不規則的(ランダム)パターン(図示せず)としてもよいし、様々な大きさのドット状凸部Maをランダムに分布形成(図示せず)してもよい。
図6は、本発明の光電気混載基板の第2の実施の形態の、ドット状凸部Maの分布を模式的に示す底面図である。この実施の形態では、上記第1の実施の形態の光電気混載基板〔図1(a)〜(c)参照〕において、その長手方向の中央部を中心に長手方向の両端部(図では左右両端部)を持ち上げ(図面に直角な方向に持ち上げ)られるよう、その中央部が屈曲予定部Cとなっている。そして、上記屈曲予定部Cの周辺部Dでは、上記ドット状凸部Maの大きさが、上記屈曲予定部Cに近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部Cでは、その最も小さいドット状凸部Maが分布している。それ以外の部分は、上記第1の実施の形態と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。
この実施の形態の光電気混載基板は、上記第1の実施の形態の作用・効果に加え、つぎのような作用・効果を奏する。すなわち、上記屈曲予定部Cに近づくにつれて徐々にドット状凸部Maの密度が低くなり、上記屈曲予定部Cではドット状凸部Maの密度が最も低くなっているため、屈曲の妨げになるドット状凸部Maが少なく、屈曲性に優れている。しかも、上記屈曲予定部Cを繰り返し屈曲させても、破断が起こるドット状凸部Maが殆どないことから、光導波路Wのコア7〔図1(a)参照〕の破断も起こらず、繰り返し屈曲に対する耐性にも優れている。また、上記パターン形成による金属層M〔図1(a)参照〕の除去跡は、空洞ではなく、光導波路Wの第1クラッド層(アンダークラッド層)6が入り込んで埋めているため、上記屈曲予定部Cで屈曲させても、光導波路Wのコア7の形状が安定し、適正な光伝播を維持することができる。なお、上記屈曲は、光導波路Wを内側にしても外側にしてもよい。
図7は、本発明の光電気混載基板の第3の実施の形態の、ドット状凸部Maの分布を模式的に示す底面図である。この実施の形態では、上記第2の実施の形態(図6参照)において、屈曲予定部Cに対応するドット状凸部Ma(金属層M)の部分が除去されている。そして、その除去跡にも、上記光導波路Wの第1クラッド層(アンダークラッド層)6が入り込んで埋めている。それ以外の部分は、上記第2の実施の形態と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。
この実施の形態では、上記屈曲予定部Cに金属層M(ドット状凸部Ma)がないことから、屈曲の妨げになる金属層Mの部分がなく、屈曲性により優れている。しかも、上記屈曲予定部Cを繰り返し屈曲させても、破断が起こる金属層Mの部分がないことから、光導波路Wのコア7の破断も起こらず、繰り返し屈曲に対する耐性にもより優れている。
この実施の形態の光電気混載基板の製法は、まず、金属層Mの表面に電気回路基板Eを形成するまでは、上記第1の実施の形態と同様にして行われる〔図2(a)〜図2(d)参照〕。その後、上記金属層Mをエッチングする際に(図3参照)、隣り合うドット状凸部Maの間の隙間および光路用の貫通孔5に対応する部分に加えて、上記屈曲予定部(長手方向の中央部)Cの部分も、エッチング除去する。その後の光導波路Wの形成から、また上記第1の実施の形態と同様にして行われる〔図4(a)〜図4(c)参照〕。
図8は、本発明の光電気混載基板の第4の実施の形態の、金属層Mにパターン形成した複数のドット状凹部Mbの分布を示す底面図である。なお、図8では、ドット状凹部Mbを明確にするため、そのドット状凹部Mbを除く金属層Mの部分にハッチングを入れている。この実施の形態では、上記金属層Mに、複数の均一な大きさのドット状凹部Mbを正方格子状に分布形成した規則的パターンが形成されている。そして、そのドット状凹部Mbに、上記光導波路Wの第1クラッド層(アンダークラッド層)6が入り込んで埋めている。それ以外の部分は、上記第1の実施の形態〔図1(a)〜(c)参照〕と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。そして、上記第1の実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
上記ドット状凹部Mbの平面視形状は、図8では円形を図示したが、他でもよく、例えば、三角形,四角形等の多角形でもよい。また、上記ドット状凹部Mbの平面視の大きさは、例えば、直径0.010〜1.0mmの範囲内(平面視多角形の場合は、その直径の円に内接する程度の大きさ)に設定される。そして、上記ドット状凹部Mbの密度は、要求されるフレキシブル性および補強性により、適宜設定される。例えば、上記密度を高く設定すると、フレキシブル性は高くなり、補強性は低くなる。逆に上記密度を低く設定すると、フレキシブル性は低くなり、補強性は高くなる。
なお、この実施の形態では、ドット状凹部Mbのパターンを正方格子状としたが、他でもよく、例えば、三角格子状(図5参照)としてもよいし、不規則的(ランダム)パターン(図示せず)としてもよいし、様々な大きさのドット状凹部Mbをランダムに分布形成(図示せず)してもよい。
図9は、本発明の光電気混載基板の第5の実施の形態の、ドット状凹部Mbの分布を模式的に示す底面図である。この実施の形態では、上記第2の実施の形態(図6参照)と同様に、長手方向の中央部が屈曲予定部Cとなっている。そして、上記屈曲予定部Cの周辺部Dでは、上記ドット状凹部Mbの大きさが、上記屈曲予定部Cに近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部Cでは、その最も大きいドット状凹部Mbが分布している。それ以外の部分は、上記第4の実施の形態(図8参照)と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。
この実施の形態の光電気混載基板は、上記第4の実施の形態の作用・効果に加え、つぎのような作用・効果を奏する。すなわち、上記屈曲予定部Cに近づくにつれて徐々にドット状凹部Mbの密度が高くなり、上記屈曲予定部Cではドット状凹部Mbの密度が最も高くなっているため、屈曲の妨げになる、ドット状凹部Mb以外の金属層Mの部分が少なく、屈曲性に優れている。しかも、上記屈曲予定部Cを繰り返し屈曲させても、破断が起こる金属Mの部分が殆どないことから、光導波路Wのコア7の破断も起こらず、繰り返し屈曲に対する耐性にも優れている。また、上記パターン形成による金属層M〔図1(a)参照〕の除去跡は、空洞ではなく、光導波路Wの第1クラッド層(アンダークラッド層)6が入り込んで埋めているため、上記屈曲予定部Cで屈曲させても、光導波路Wのコア7の形状が安定し、適正な光伝播を維持することができる。なお、上記屈曲は、光導波路Wを内側にしても外側にしてもよい。
図10は、本発明の光電気混載基板の第6の実施の形態の、ドット状凹部Mbの分布を模式的に示す底面図である。この実施の形態では、上記第5の実施の形態(図9参照)において、屈曲予定部Cに対応する金属層Mの部分が除去されている。そして、その除去跡にも、上記光導波路Wの第1クラッド層(アンダークラッド層)6が入り込んで埋めている。それ以外の部分は、上記第5の実施の形態と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。そして、上記第3の実施の形態(図7参照)と同様の作用・効果を奏する。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。但し、本発明は、実施例に限定されるわけではない。
〔実施例1〜3〕
上記第1の実施の形態のものを実施例1とし、上記第2の実施の形態のものを実施例2とし、上記第3の実施の形態のものを実施例3とした。いずれも、ステンレス層(金属層)の厚みを18μm、絶縁層の厚みを5μm、第1クラッド層の厚み(絶縁層の裏面からの厚み)を10μm、コアの厚みを50μm、コアの幅を80μm、第2クラッド層の厚み(第1クラッド層の表面からの厚み)を70μmとした。
実施例1では、ドット状凸部の直径を0.500mmとし、ドット状凸部のピッチを0.100mmとした。実施例2では、長手方向の両端側におけるドット状凸部の直径およびピッチを上記実施例1と同様とし、屈曲予定部におけるドット状凸部の直径を0.050mm、ピッチを0.500mmとし、屈曲予定部の周辺部では、屈曲予定部に近づくにつれて徐々に、ドット状凸部の直径を小さくした。実施例3では、屈曲予定部にドット状凸部を形成せず、長手方向の両端側および屈曲予定部の周辺部におけるドット状凸部の直径およびピッチを上記実施例2と同様とした。
〔比較例1,2〕
図11に示す光電気混載基板を比較例1とし、図12に示す光電気混載基板を比較例2とした。ステンレス層等の各構成の寸法は、上記実施例1〜3と同様とした。
〔光伝播損失の測定〕
発光素子(ULM社製、ULM850−10−TT−C0104U)および受光素子(Albis optoelectronics 社製、PDCA04−70−GS)を準備し、上記発光素子から発光された光を直接、上記受光素子で受光した際の光量I0 を測定した。ついで、上記発光素子を、上記実施例1〜3および比較例1,2の光電気混載基板の一端部の光学素子実装用パッドに実装し、上記受光素子を、他端部の光学素子実装用パッドに実装した。つぎに、上記発光素子から発光された光を、光導波路のコアを介して、上記受光素子で受光した際の光量Iを測定した。そして、それらの値から〔−10×log(I/I0 )〕を算出し、その値をコアの長さで割った値を光伝播損失とした。その結果を下記の表1に示した。
〔フレキシブル性〕
上記実施例1〜3および比較例1,2の光電気混載基板を、手に持って変形させ、フレキシブル性を評価した。その結果、比較的変形し易いものをフレキシブル性に優れるとして○、比較的変形し難いものをフレキシブル性に劣るとして×を下記の表1に示した。
Figure 0005877756
上記表1の結果から、光伝播損失は、実施例1〜3は、ステンレス層を備えた比較例2と大きな差がないことがわかる。しかし、フレキシブル性は、実施例1〜3は、比較例2と比較して、優れていることがわかる。また、比較例1は、フレキシブル性を有しているものの、光伝播損失が大きいことがわかる。
また、上記実施例1〜3では、ドット状凸部を形成したが、上記第4〜6の実施の形態のようにドット状凹部を形成した実施例でも、同様の傾向を示す結果が得られた。
本発明の光電気混載基板は、フレキシブル性が要求される場合等に利用可能である。
E 電気回路基板
M 金属層
Ma ドット状凸部
W 光導波路
1 絶縁層
2 電気配線
6 第1クラッド層

Claims (6)

  1. 絶縁層の表面に電気配線が形成されてなる電気回路基板と、この電気回路基板の上記絶縁層の裏面に金属層を介して形成された光導波路とを備えた帯状の光電気混載基板であって、その帯状の光電気混載基板の少なくとも長手方向の両端部の間の上記金属層の部分が、下記の(A)および(B)のいずれか一方のパターン形成状態になっており、そのパターン形成により除去された上記金属層の除去跡に上記光導波路のクラッド層が入り込んで埋めていることを特徴とする光電気混載基板。
    (A)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成されている。
    (B)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成されている。
  2. 絶縁層の表面に電気配線が形成されてなる電気回路基板と、この電気回路基板の上記絶縁層の裏面に金属層を介して形成された光導波路とを備えた光電気混載基板であって、上記光電気混載基板の一部が屈曲予定部に形成され、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する上記金属層の部分が、下記の(A2)および(B2)のいずれか一方のパターン形成状態になっており、そのパターン形成により除去された上記金属層の除去跡に上記光導波路のクラッド層が入り込んで埋めていることを特徴とする光電気混載基板。
    (A2)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凸部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部では、その最も小さいドット状凸部が分布している。
    (B2)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凹部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部では、その最も大きいドット状凹部が分布している。
  3. 絶縁層の表面に電気配線が形成されてなる電気回路基板と、この電気回路基板の上記絶縁層の裏面に金属層を介して形成された光導波路とを備えた光電気混載基板であって、上記光電気混載基板の一部が屈曲予定部に形成され、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する上記金属層の部分が、下記の(A3)および(B3)のいずれか一方のパターン形成状態になっており、そのパターン形成により除去された上記金属層の除去跡に上記光導波路のクラッド層が入り込んで埋めていることを特徴とする光電気混載基板。
    (A3)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凸部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部では、上記金属層が除去されている。
    (B3)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凹部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部では、上記金属層が除去されている。
  4. 金属層の表面に絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に電気配線を形成した後、上記金属層の裏面に光導波路を形成する帯状の光電気混載基板の製法であって、上記光導波路の形成に先立って、上記帯状の光電気混載基板の少なくとも長手方向の両端部の間の上記金属層の部分をエッチングにより、下記の(A)および(B)のいずれか一方のパターン形成状態にし、上記請求項1記載の光電気混載基板を得ることを特徴とする光電気混載基板の製法。
    (A)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成されている。
    (B)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成されている。
  5. 金属層の表面に絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に電気配線を形成した後、上記金属層の裏面に光導波路を形成する光電気混載基板の製法であって、上記光電気混載基板の一部を屈曲予定部とし、上記光導波路の形成に先立って、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する上記金属層の部分を、エッチングにより、下記の(A2)および(B2)のいずれか一方のパターン形成状態にし、上記請求項2記載の光電気混載基板を得ることを特徴とする光電気混載基板の製法。
    (A2)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凸部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部では、その最も小さいドット状凸部が分布している。
    (B2)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凹部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部では、その最も大きいドット状凹部が分布している。
  6. 金属層の表面に絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に電気配線を形成した後、上記金属層の裏面に光導波路を形成する光電気混載基板の製法であって、上記光電気混載基板の一部を屈曲予定部とし、上記光導波路の形成に先立って、その屈曲予定部およびその周辺部に対応する上記金属層の部分を、エッチングにより、下記の(A3)および(B3)のいずれか一方のパターン形成状態にし、上記請求項3記載の光電気混載基板を得ることを特徴とする光電気混載基板の製法。
    (A3)上記金属層が、複数のドット状凸部を分布形成したパターンに形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凸部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に小さくなっており、上記屈曲予定部では、上記金属層が除去されている。
    (B3)上記金属層に、複数のドット状凹部を分布形成したパターンが形成され、上記屈曲予定部の周辺部では、上記ドット状凹部の大きさが、上記屈曲予定部に近づくにつれて徐々に大きくなっており、上記屈曲予定部では、上記金属層が除去されている。
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