JP5871779B2 - カメラシステム - Google Patents
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Description
ラのパン、チルト、ズームの操作を行なう雲台つきのカメラシステムに関する。
が出願されている。雲台でカメラを制御するするニーズは、このような放送用のテレビカ
メラだけではなく、監視用カメラ、防犯カメラ、点検カメラなどにあり、人が近づけない
場所、入ると危ない場所での利用が考えられ、カメラとモニタが離れた場所にあり遠隔で
制御を行なう利用が増えている。
また、有線、無線のネットワーク回線の普及により、ネットワークを介して撮影データ
を伝送、カメラの制御、操作を行なうことが容易になってきている。
タッチパネル式のモニタを利用してカメラからの映像を表示しながら操作を行なう事も
実施されており、画面上に表示されたボタンをタッチすることにより操作を行なうことが
出来る。スマートフォンやタブレット端末の普及により、タップやフリック、ピンチイン
、ピンチアウトという操作も一般的になり、2本の指を使って指示、拡大縮小処理を行な
う技術が提案されている。
このように2本の指を使って、お互いが離れるような操作をピンチアウト、近づける操
作をピンチインと呼ぶ。
1本の指で表示画面をタッチし入力する操作をタップと呼び、すばやくスライドさせる
ことをフリックと呼ぶ。
目標の位置に操作し任意のサイズに拡大、縮小するためには、画面上の目標位置をタップ
し視野の中心に移動させたのち拡大、縮小する、またはジョイスティックやボタン、カー
ソルの操作により決められた1ピッチずつ動かし目標に近づけ、拡大、縮小するなど、複
数回の操作で行なう必要があった。
1ピッチ以下の精度の位置合わせができない。また、ジョイスティックやボタンを押して
いる間連続して移動し続ける操作では、カメラ装置とタブレット端末の間の往復の通信に
必要な時間、雲台が動く時間によりタイムラグが生じ目標位置で正確に位置決めをする事
が困難である。
イン、ピンチアウトすることにより、雲台のパン、チルトを行なうとともに、ズームレン
ズの倍率を決め、一度の操作で目標の映像を視野中心に移動させるとともに拡大、縮小を
行なう。
操作終了時に(b)でP3、P4の位置を取得する。(a)で求めた一辺の長さ、(b)
で求めた一辺の長さからタブレット端末4の演算部で図7に示す演算を行い、706によ
り変化率を求め、708により現在の倍率に変化率から新しい倍率を求め、709により
カメラユニットに倍率を伝送する。ピンチアウトにより拡大する場合も、同様に、開始位
置と操作終了時の位置を取得し1辺の長さから図7に示す演算を行い、706により変化
率を求め、708により現在の倍率に変化率から新しい倍率を求め、709カメラユニッ
トに倍率を伝送する。
させる、このことにより短時間で位置決めが出来る。
特許文献1では、拡大、縮小の操作において、タッチパネルを操作する押圧を入力のパ
ラメータとしているが、実際にズームの動作を行わないと確認できず、目標とする倍率に
なるまで拡大、縮小の操作を繰り返すことになる。
この課題を解決するため、対象を2点ではさむように指示し、その2点に内接する長方形
と、ピンチイン、ピンチアウトを行ない、拡大、縮小終了後の2点に内接する長方形を表
示し視覚的に拡大、縮小の倍率が分かるようになり、倍率の計算に用いるパラメータも不
要となる。
対応するパラメータを求めてROMに格納しておく必要があるが、本発明ではズーム比で
はなく画角をパラメータし、倍率についても開始位置と終了位置の2本の指で表す長方形
の比をパラメータとすることにより、操作者が指示した値を指令値に変換する計算に必要
なパラメータをあらかじめ求めておく必要が無く、ズームレンズを交換してもそのまま使
用する事が出来る。
ピンチイン、ピンチアウトすることにより一度の操作でカメラのパン、チルトによる対象
物をタブレット端末の視野中心に表示するとともに倍率の変更を行なうことが出来、1ピ
ッチの毎の移動の精度が出ない、または通信のタイムラグなどにより正確に制御できない
カメラシステムであっても、短時間で対象物を視野中心になるようカメラを雲台により移
動させるとともに拡大、縮小をする事が出来る。
4からなる。カメラ装置は、カメラユニット401と制御部402から構成され、タブレ
ット端末4とは、制御部402に内蔵される通信モジュール406で有線、または無線で
通信する事が出来る
雲台3、制御部402から構成され、制御部402はさらにカメラ制御部403、雲台制
御部404、CPU405を含むカメラアプリケーション407、通信モジュール406
から構成される。
は指令値として倍率409を送る。上記データは、タブレット端末の演算部で求められ、
そのままの形で制御部402を介してカメラ制御部403からカメラユニット401へ伝
送され、また逆にカメラユニット401から制御部402を介してタブレット端末4へ伝
えられる。
遠隔でカメラ映像の伝送、ズームレンズの画角、倍率および、タブレット端末からの指令
値の伝送を行なう。更にタブレット端末はLAN、WANなどのインターネット回線によ
り遠隔地とデータの送受信を行なうことが出来る。
を挟むように2本の指で指示し、そのままピンチイン、ピンチアウトすることにより、対
象が視野中心に来るようパンチルトを行なうとともに倍率を変更する。
る中心位置503を求める。503を中心とし、501a、501bに接する表示を行な
う画面アスペクト比と同じアスペクト比になる長方形を求める。中心位置と2点の位置関
係により、図5(a)、図5(b)の2通りがある。
求める。図6(b)における対象の中心位置PC2が、図3における対象位置302であ
り、視野中心301との移動量を求め、図7 705によりパン、チルトの移動量を求め
、雲台を駆動する。
った長方形図6 601と操作終了時に求めた長方形図6 602を表示し、倍率の変化
を目視できるようにする。画面アスペクト比にあった長方形を表示することにより、対象
物を移動先として指示している事が目視で確認出来る。図6(b)における操作開始時の
視野を表す長方形601と、操作終了時の視野を表す長方形602は違う色で表示し区別
できるようにする。
る手段として、図6に示す長方形601の一辺の長さと長方形602の長さを利用する。
倍率の変化量は次の式で求められる。
倍率の変化量=602の一辺の長さ÷601の一辺の長さ
終了位置のズーム倍率=開始位置のズーム倍率×倍率の変化量
なお、計算に使用する一辺の長さは縦でも横でもあるいは対角でも構わず、開始位置と終
了位置で同じ場所を使用すればよい。
02をH、垂直方向の画角203をV、視野中心に持って来たい対象物を204とする。
タブレット端末の画面では図3のように見えており、対象物204が対象位置302にあ
るとする。
水平方向の動作角度=水平画角H×水平画素数差分dx/水平画素数x
垂直方向の動作角度=垂直画角V×垂直画素数差分dy/垂直画素数y
このようにカメラ装置から現在の画角をもらうことにより、雲台の動作角度として簡単に
求めることが出来る。
および、倍率をカメラ制御部403に渡し、カメラアプリケーション407および、通信
モジュール406を介してタブレット端末4に伝送する。タブレット端末4では画角を使
用して上記移動量を求めることにより、倍率が変化しても常に同じアルゴリズムで計算す
る事が出来、ズームレンズを使用が違うものと取り替えてもアルゴリズムを変更する必要
がない。
向(上下左右)に1画面分移動させて表示させる。点検カメラなどでは点検箇所を、重な
ることなく、なるべく少ない回数で網羅する必要があり、1回の操作で視野角(画角)分
指令値を与えてパン、チルトを行なう。
の画面を802とする。1回のフリック操作(1)により、視野(1)移動する。このように、
フリック操作により1視野分移動を行い、マトリクス上の対象エリアを洩れなく移動し表
示する事が出来る。点検システムや監視システムでは、特定の範囲をダブルことなく飛ば
すことなく順番に見ていくことが必要であり、対象エリアを1視野ずつ順番に見ていける
ように移動が出来るようにする。
ンターネット回線や携帯電話網で接続する。通信により遅延が発生する環境であってもタ
ブレット端末上で目標とする位置と倍率を直接指示することにより短時間で位置決めを行
なうことが出来る。例えば、図2において水平画角202が50度、視野中心から対象位
置までの差分が20度、1ピッチの移動量が2度である場合、10回の操作が必要である
が、本システムでは1回の操作で位置決めをおこなうことができ位置決めに要する時間は
1/10となる。遠隔でカメラを操作し対象に合わせる用途として、交通や流通、工事現場な
どの監視システムや防犯システム、構造物の点検、保守システムで利用する。
するもので、特にタブレット端末を用いて遠隔で操作を行い、画面上の任意の位置へ移動
させるとともに、拡大縮小をさせたりするための動作制御および構成に関するものである
。
さらに、TVカメラシステム、監視用カメラ、防犯カメラ、点検システムなどカメラを
対象物に合わせて移動させたり、拡大、縮小を行なうカメラシステム利用する事が出来る
。
202…水平画角H、203…垂直画角V、204…対象物、301…視野中心、302
…対象位置、303…対象物、304…水平画素数x、305…垂直画素数y、306…水
平画素数差分dx、307…垂直画素数差分dy、401…カメラユニット、402…制御部
、403…カメラ制御部、404…雲台制御部、405…CPU、406…通信モジュー
ル、407…カメラアプリケーション、408…画角(指令値)、409…画角/倍率、
410…雲台指令値、501…2点の指示位置、502…501に接する長方形、503
…501で指示する2点の中点でかつ、502の長方形の中心、504…2点の指示位置
、505…504に接する長方形、506…504で指示する2点の中点でかつ、505
の長方形の中心、601…ピンチアウトを行なう開始位置での長方形、602…ピンチア
ウト終了後の長方形、701〜709…カメラユニットに指令値を与えるアルゴリズム、
801…対象の中での現在の視野、802…タブレット端末の表示画面。
Claims (4)
- カメラ映像を映すことが出来るタブレット端末からの操作指示により、パン及びチルトの移動量、ズーム倍率をカメラ装置に伝送することにより、雲台及びカメラの位置が制御されると共に、レンズ部のズーム倍率が制御されるカメラシステムにおいて、
タブレット端末上で、視野の中心に持って来る対象を2本の指で指示し、中点を視野の中心になるよう、パン及びチルトの量を演算するとともに、
ピンチインによる縮小、又はピンチアウトによる拡大のズーム倍率を演算し、
演算出力として雲台及びズームカメラを制御することにより、一回の操作で対象とする位置まで制御し、
操作開始時に2本の指で指示した2点の中点を中心として、2本の指で指示した2点に接する、画面アスペクト比と同じアスペクト比の長方形を求め、
ピンチイン、又はピンチアウト終了後の2本の指で指示した位置の中点を視野中心とし、2本の指で指示した位置に接する長方形を開始時と同じ方法で同じアスペクト比により求め、
操作開始時と操作終了時の長方形を重ねて、それぞれ違う色で表示し視覚的に倍率の変化を示すカメラシステム。 - 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
操作終了時に求めた長方形の一辺の長さと操作開始時に求めた長方形の一辺の長さの変化率を、操作開始時にカメラユニットから取得したズーム倍率に乗ずることにより求め、
カメラユニットに伝送し、ズーム倍率を変更するカメラシステム。 - 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
カメラユニットからタブレット端末へは、画角と倍率を送信し、
タブレット端末からカメラユニットへは、倍率とパン及びチルトの移動角度を送信することにより、カメラ及びレンズの仕様が変わってもアルゴリズムを変更する必要がないカメラシステム。 - カメラ映像を映すことが出来るタブレット端末からの操作指示により、パン及びチルトの移動量、ズーム倍率をカメラ装置に伝送することにより、雲台及びカメラの位置が制御されると共に、レンズ部のズーム倍率が制御されるカメラシステムにおいて、
タブレット端末上で、視野の中心に持って来る対象を2本の指で指示し、中点を視野の中心になるよう、パン及びチルトの量を演算するとともに、
ピンチインによる縮小、又はピンチアウトによる拡大のズーム倍率を演算し、
演算出力として雲台及びズームカメラを制御することにより、一回の操作で対象とする位置まで制御し、
一本の指で、タッチパネル上をタッチし、そのまま上下左右のカメラを移動させたい方向に指をスライドさせる操作により、
上下左右のスライドにより指定した方向に1視野分のパン及びチルトを、1回の操作で移動を行なうカメラシステム。
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