JP5871692B2 - 車両用トラクションコントロール表示装置 - Google Patents

Description

本発明は、運転者のアクセル操作に対して車輪のスリップを抑制するトラクションコントロール制御を備える車両における車両用トラクションコントロール表示装置に関する。

従来、駆動輪のスリップ率が所定以上になった場合に、トラクションコントロール制御（以下、ＴＣＳという）が実施される自動二輪車においては、例えば特許文献１に記載されるように、ＴＣＳが作動（アクティブ）状態になっている時に、ＴＣＳ作動状態を示すＴＣＳインジケータが設けられたメータ装置が開示されている。
このメータ装置は、車速計や回転計が配設されたメータパネル上方に、各種インジケータが配設されたインジケータパネルを設け、インジケータパネル内にＴＣＳインジケータを設けるものである。

特許第２９１５１９１号公報

上述したメータ装置において、全体の小型化を図るためには、メータ内にＴＣＳインジケータを配設する場合が考えられるが、配設位置によってはＴＣＳインジケータの視認性の改善が望まれる場合がある。
すなわち、ＴＣＳ作動中にあっては、運転者のスロットル操作に対してエンジンの出力を制御する制御が行われる関係で、運転者がメータ内のエンジン回転数の表示に目線を向けることが考えられるが、単にメータ内にＴＣＳ作動を表示するインジケータを設けたのでは、ＴＣＳが作動するエンジン回転数によっては、エンジン回転数を表示する指針によってＴＣＳインジケータが邪魔される事象が生じる。

本発明は上記実情に鑑みて提案されたもので、メータ内にＴＣＳインジケータを配置する場合であっても良好な視認性を確保することができる車両用トラクションコントロール表示装置を提供することを目的としている。

上記目的を達成するため請求項１は、運転者のアクセル操作に対して車輪のスリップを抑制するトラクションコントロール制御を備える車両であって、メータ（１）が文字盤（１１）上を可動してエンジン回転数を示す指針（１２）を有するとともに、トラクションコントロール制御が作動状態になっていることを示すＴＣＳインジケータ（１５ａ）を前記メータ（１）内に備えた車両用トラクションコントロール表示装置において、次の構成を含むことを特徴としている。
前記ＴＣＳインジケータ（１５ａ）は、前記メータ（１）内の前記指針（１２）の可動範囲内における前記エンジン回転数が高い部位の領域に配置される。

請求項２は、請求項１の車両用トラクションコントロール表示装置において、前記メータ（１）は、前記指針（１２）の回転方向にエンジン回転数を示す数字部を備え、当該数字部の内径部に前記ＴＣＳインジケータ（１５a）を含む複数のインジケータ部を略円弧状に配置したことを特徴としている。

請求項３は、請求項１の車両用トラクションコントロール表示装置において、前記ＴＣＳインジケータ（１５ａ）は、前記メータ（１）内の前記指針（１２）の可動範囲内における限界回転数近傍を示すレッドゾーン（１３）近傍に配置されたことを特徴としている。

請求項４は、請求項１又は請求項２の車両用トラクションコントロール表示装置において、前記ＴＣＳインジケータ（１５ａ）は、前記メータ（１）内の上方に配置されたことを特徴としている。

請求項５は、請求項４の車両用トラクションコントロール表示装置において、前記トラクションコントロール制御がオフになっていることを示すＴＣＳオフインジケータ（１５ｂ）を備え、前記ＴＣＳオフインジケータ（１５ｂ）は、前記メータ（１）内の上方であって、前記ＴＣＳインジケータ（１５a）に隣接して配置されたことを特徴としている。

請求項６は、請求項５の車両用トラクションコントロール表示装置において、ＴＣＳインジケータ（１５a）およびＴＣＳオフインジケータ（１５ｂ）は、同系色の色合いで隣接し、その左右のインジケータは、その色系とは違う色系のインジケータが配置される。

請求項７は、請求項１乃至請求項６のいずれか１項に記載の車両用トラクションコントロール表示装置において、アイドルストップ制御を許可することを示すアイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）を備え、前記アイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）は、前記メータ（１）内の前記指針（１２）の可動範囲内におけるアイドル回転数を示す位置よりも高い位置に配置したことを特徴としている。

請求項８は、請求項７の車両用トラクションコントロール表示装置において、アイドルストップ制御を不許可とすることを示すアイドルストップ不許可インジケータ（１５ｄ）を備え、前記アイドルストップ不許可インジケータ（１５ｄ）は、前記アイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）に隣接した位置に設けられると共に、アイドル回転数に近い位置に配置されたことを特徴としている。

請求項９は、請求項８の車両用トラクションコントロール表示装置において、前記アイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）を前記アイドルストップ不許可インジケータ（１５ｄ）よりも上方に配置したことを特徴としている。

請求項１０は、請求項１の車両用トラクションコントロール表示装置において、前記メータ（１）内における前記指針（１２）のアイドル回転数指示位置に隣接して赤色系のインジケータ（１５e、１５ｆ）を配置したことを特徴としている。

請求項１の構成によれば、エンジン回転数が高い状態でトラクションコントロール制御（ＴＣＳ）が発生した場合にはエンジン回転数が低下する方向に出力制御がなされるので、ＴＣＳインジケータ（１５ａ）を指針の可動範囲内の高いエンジン回転数を示す部位に配置することによって、極力エンジン回転数を示す指針（１２）によって邪魔されることを防止しながらＴＣＳの作動を表示することができるので、運転者がエンジン回転数とＴＣＳインジケータ（１５ａ）により、ＴＣＳ制御に入っていることを認知し易く、視線移動量も小さい上、インジケータユニットを別途設ける必要が無くなるので、小型化及びコスト低減をも図ることが可能になる。

請求項２の構成によれば、回転数表示の内側を有効活用することができるとともに、インジケータを視認しやすくなるという効果を奏する。

請求項３の構成によれば、エンジン回転数のレッドゾーン（１３）でＴＣＳを作動させることは滅多にないので、ＴＣＳインジケータ（１５ａ）の視認性の向上を図ることができる。

請求項４及び請求項５の構成によれば、ＴＣＳ情報は走行に関する重要な情報であるので、メータ（１）の上方に配置されていることが視認性の観点から一層好ましい。

請求項６の構成によれば、ＴＣＳインジケータ（１５ａ）あるいはＴＣＳオフインジケータ（１５ｂ）が、その左右と違う色合いで認識しやすくなるという効果を奏する。

請求項７及び請求項８の構成によれば、通常のアイドル回転数よりも高い位置にアイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）を設けたので、アイドル中にこの位置が指針（１２）により覆われることを防止することができる。

請求項９の構成によれば、アイドル許可インジケータ（１５ｃ）をより一層メータ内において高い位置に配置することができるので、指針（１２）によりアイドル許可インジケータ（１５ｃ）が覆われることを防止することができる。

請求項１０の構成によれば、メータ（１）内において、アイドル回転数を指針（１２）が示すときに、目立つ色である赤色系のインジケータに挟まれて指針が位置することが可能となるため、アイドル回転域であることを認識しやすくなるという効果を奏する。

本発明の車両用トラクションコントロール表示装置が搭載された自動二輪車のメータ周りについて、乗員視点から観た一部平面説明図である。 本発明の一実施形態の車両用トラクションコントロール表示装置（エンジン停止中）を示す平面説明図である。 本発明の一実施形態の車両用トラクションコントロール表示装置（エンジン回転中）を示す平面説明図である。

以下、本発明の車両用トラクションコントロール表示装置の実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。図１は、自動二輪車のメータ周りについて、乗員視点から観た一部平面説明図である。本発明の車両用トラクションコントロール表示装置は、自動二輪車（車両）のハンドル部分に搭載される。

トラクションコントロール制御は、自動二輪車に装着された駆動輪速度センサと従動輪速度センサとにより、駆動輪である後輪の空転の有無の把握をし、空転が発生したら、それを抑制するようにエンジンの燃料噴射制御や点火制御を行ってエンジン出力を減少させることで後輪の空転を防止するものである。トラクションコントロール制御の作動の解除を行うＴＣＳオフスイッチ８０は、燃料タンク５８の前方位置における左側のサイドカバー６０ｂ上に設けられている。

本発明の構造が適用される車両用表示装置（メータ１）は、ハンドルバー５５の左右方向の中央部に装着されている。車両用表示装置内には、自動二輪車５０の速度を指示する速度計２、エンジン回転数を示す回転計３、自動二輪車５０の各種情報を指示するインジケータ等が設置されている。

ハンドルバー５５における右グリップ５６の根元位置には、自動変速機のニュートラル（Ｎ）と１速（Ｄ）との切換操作を行うＮ／Ｄ切換スイッチ８１と、エンジン６２の始動を行うためのスタータスイッチ８２が設けられている。Ｎ／Ｄ切換スイッチ８１は、シーソー押圧式（押圧力を解除すると中立位置に戻る）で構成され、自動二輪車５０の停車時において、左方のＤ側または右方のＮ側を押すことで、自動変速機のニュートラル（Ｎ）と１速（Ｄ）との切換操作を行う。スタータスイッチ８２は、イグニッションスイッチがオン状態でかつ変速機がニュートラル状態である場合に、これを操作してエンジンを始動するものである。
ハンドルバー５５における左グリップ５６の根元位置には、方向指示器（ウインカランプ９２）を点灯させるためのウインカスイッチ８３、警告音を発生させるためのホーンスイッチ８４、ヘッドライト６１のロービーム又はハイビームを切り替えるためのディマースイッチ８５がそれぞれ設けられている。

以下、車両用トラクションコントロール表示装置の詳細構成について、図２及び図３を参照しながら説明する。
車両用トラクションコントロール表示装置が搭載される自動二輪車には、運転者のアクセル操作（右グリップ５６の回動操作）に対して駆動輪となる後輪ＷＲの空転を抑制するトラクションコントロール制御、前輪ＷＦ及び後輪ＷＲにおけるブレーキの作動状態を検出して車輪ロックを防止するＡＢＳ制御、エンジンのアイドリング状態を検知してエンジン停止を行うアイドルストップ制御を行う機構を備えている。

車両用トラクションコントロール表示装置は、メータ１内の中央に位置するアナログ表示部１０と、アナログ部１０の右下側に位置するディジタル表示部２０を備えて構成されている。アナログ表示部１０の外周位置の左右上方には、ウインカスイッチ８３の操作に連動して点滅するウインカインジケータ４Ｌ，４Ｒが配置されている。

アナログ表示部１０は、エンジン回転数を表す数字等の文字が表記された文字盤１１と、文字盤１１上を可動してエンジン回転数を示す指針１２を備えて構成されている。文字盤１１は、文字盤直下の位置を「０」としてエンジン回転数（1000rpm／min）を表す数字「０」「１」「２」「３」「４」「５」「６」「７」「８」「９」「１０」「１１」「１２」「１３」及び各数字（数字部）に対応する目盛が文字盤１１の円周に沿って時計回り（右回り）に略２４０度の範囲に表記され、文字盤１１上を回動する指針１２とにより回転計３を形成している。また、１１８００回転から１３８００回転の領域の目盛の位置には、エンジン回転数がレッドゾーン領域であることを示す帯状のレッドゾーン１３が表示されている。

指針１２は、文字盤１１の裏面側に配置された機械式ムーブメント（不図示）の軸に固定されることで、エンジン回転数の上昇に伴って軸が回転し、この回転に応じた回動量で指針１２が最大２４０度の範囲で文字盤１１上を可動してエンジン回転数を示す。

文字盤１１には、トラクションコントロール制御が作動状態になっている時に点灯するＴＣＳインジケータ１５ａが形成されている。ＴＣＳインジケータ１５ａは、文字盤の「１２」の文字の半径方向中心側に位置することで、文字盤１１における上方位置、且つ、指針１２の可動範囲内におけるレッドゾーン１３近傍に配置され、指針１２の可動範囲内におけるエンジン回転数が高い部位の領域に配置されている。ＴＣＳインジケータ１５ａをレッドゾーン１３近傍に配置したのは、エンジン回転数のレッドゾーン１３でＴＣＳが作動することが滅多になく、指針１２によりＴＣＳインジケータ１５ａが隠れることを防止するためである。ＴＣＳインジケータ１５ａは、オレンジ色に点灯するように構成されている。

また、文字盤１１には、ＴＣＳインジケータ１５ａに対して中心線に対して線対称の位置に、トラクションコントロール制御がオフ状態になっている時に点灯するＴＣＳオフインジケータ１５ｂが形成されている。
ＴＣＳオフインジケータ１５ｂは、ＴＣＳインジケータ１５ａと線対称の位置に形成することで、ＴＣＳインジケータ１５ａと同様に、文字盤１１内の上方に配置されている。ＴＣＳインジケータ１５ｂは、オレンジ色に点灯するように構成されている。

ＴＣＳインジケータ１５ａは、トラクションコントロール制御（ＴＣＳ）がなされている時に点灯する。エンジン回転数が高い状態でトラクションコントロール制御（ＴＣＳ）が発生した場合（図３の状態）には、エンジン回転数が低下する方向に出力制御がなされるので、ＴＣＳインジケータ１５ａを指針１２の可動範囲内の高いエンジン回転数を示す部位に配置することによって、極力エンジン回転数を示す指針１２によって邪魔されることを防止しながらＴＣＳの作動を表示することができる。その結果、運転者はエンジン回転数とＴＣＳインジケータ１５ａを視認することにより、ＴＣＳ制御に入っていることを認知し易く、視線移動量も小さい上、インジケータユニットを別途設ける必要が無くなるので、小型化及びコスト低減をも図ることが可能になる。

ＴＣＳ情報は走行に関する重要な情報であるので、ＴＣＳインジケータ１５ａ及びＴＣＳオフインジケータ１５ｂがメータ１０内における上方位置に配置することで、運転者からの視認性を良好とすることができる。

文字盤１１には、アイドルストップ制御が許可されている場合に点灯するアイドルストップ許可インジケータ１５ｃが形成されている。アイドルストップ許可インジケータ１５ｃは、文字盤の「６」の文字の半径方向中心側に位置することで、文字盤１１における指針１２の可動範囲内におけるアイドル回転数（２０００回転）を示す位置（数字「２」の位置）よりも高い位置に配置されている。

また、文字盤１１には、アイドルストップ制御を不許可とされている場合に点灯するアイドルストップ不許可インジケータ１５ｄが形成されている。アイドルストップ不許可インジケータ１５ｄは、アイドルストップ許可インジケータ１５ｃの下方位置に配置され、且つ、文字盤１１における指針１２の可動範囲内におけるアイドル回転数（２０００回転）を示す位置（数字「２」の位置）よりも高い位置に配置されている。
したがって、アイドルストップ許可インジケータ１５ｃは、アイドルストップ不許可インジケータ１５ｄよりも上方に配置されている。
アイドルストップ許可インジケータ１５ｃ及びアイドルストップ不許可インジケータ１５ｄは、緑色に点灯するように構成されている。アイドルストップ許可インジケータ１５ｃ及びアイドルストップ不許可インジケータ１５ｄは、アイドルストップ選択中にしか点灯しないように構成されている。

アイドルストップ許可インジケータ１５ｃ及びアイドルストップ不許可インジケータ１５ｄは、通常のアイドル回転数（２０００回転）よりも高い位置に設けることで、アイドル中にアイドルストップ許可インジケータ１５ｃ及びアイドルストップ不許可インジケータ１５ｄが指針１２により覆われて隠れることを防止することができる。

文字盤１１におけるアイドルストップ不許可インジケータ１５ｄの下方位置には、エンジンオイル量が少ない場合に点灯するオイルインジケータ１５ｅ（警告灯）が形成され、更にその下側には、ＡＢＳ作動時に点灯するＡＢＳインジケータ１５ｆ（注意灯）が形成されている。オイルインジケータ１５ｅ（警告灯）及びＡＢＳインジケータ１５ｆ（注意灯）は、アイドル回転数（２０００回転程度）を示す指針１２（図３に点線で表示）を挟む位置（アイドル回転数に隣接した位置）に配置されている。また、オイルインジケータ１５ｅ（警告灯）は赤色に点灯するように構成され、ＡＢＳインジケータ１５ｆ（注意灯）は橙色に点灯するように構成されている。
そのため、指針が２０００回転程度のアイドル回転数を示すときに、目立つ色である赤色系のインジケータに挟まれて指針が位置するようになるので、アイドル回転域であることを認識しやすくなるという効果を奏している。

また、文字盤１１におけるＴＣＳインジケータ１５ａの右下側位置には、Ｎ／Ｄ切換スイッチ８１の操作によりギヤがニュートラル位置の時に点灯するニュートラルインジケータ１６が形成され、ＴＣＳオフインジケータ１５ｂの左下側位置には、ディマースイッチ８５の切換操作によりヘッドライトがハイビーム時に点灯するハイビームインジケータ１７が形成されている。ニュートラルインジケータ１６は緑色に点灯するように構成され、ハイビームインジケータ１７は青色に点灯するように構成されている。

上述したアナログ表示部１０の構成によれば、文字盤１１に設けられた数字部の内径部に、下方側から時計回りの略円弧状に、ＡＢＳインジケータ１５ｆ、オイルインジケータ１５ｅ、アイドルストップ不許可インジケータ１５ｄ、アイドルストップ許可インジケータ１５ｃ、ハイビームインジケータ１７、ＴＣＳインジケータ１５ｂ、ＴＣＳインジケータ１５ａ、ニュートラルインジケータ１６の複数のインジケータ部が配置されている。

ディジタル表示部２０には、３ケタ数字の表示で構成される速度計２、速度計２の左側に縦に並んだバー表示で構成し燃料タンク５８内の燃料残量を表示する燃料残量計２２、自動二輪車５０の走行距離や平均燃費等を表示するディジタル表示部２３、気温表示部２４等が形成されている。ディジタル表示部２３に表示される走行距離や平均燃費等の種類は、メータ１の左外側位置に設けられたモード切換スイッチ２６を押すことで複数種類の数値に切換可能にするとともに、リセットスイッチ２７を押すことで表示されている数値をリセットできるようになっている。また、モード切換スイッチ２６及びリセットスイッチ２７を同時に押すことによって、アイドルストップのオン・オフを切り換えるように構成されている。
メータ１内におけるアナログ部１０とディジタル部２０との間に位置する領域には、エンジン異常時に点灯するエンジン警告灯３１、冷却水の温度上昇時に点灯する水温警告灯３２が形成されている。

上述した車両用トラクションコントロール表示装置によれば、トラクションコントロール制御（ＴＣＳ）の有無を示すＴＣＳインジケータ１５ａ及びＴＣＳオフインジケータ１５ｂ、アイドルストップ制御の有無を示すアイドル許可インジケータ１５ｃ及びアイドル不許可インジケータ１５ｄをメータ１内に配置する場合に、各制御とエンジン回転数との関係を考慮した位置に各インジケータを配置することで、運転者が各制御の作動を確認するに際して、エンジン回転数を示す指針１２によって各インジケータが邪魔されることなく、作動状況を視認することができる。

１…メータ、 ２…速度計、 ３…回転計、 ４…ウインカインジケータ、 １０…アナログ部、 ２０…ディジタル部、 １１…文字盤、 １２…指針、 １３…レッドゾーン、 １５ａ…ＴＣＳインジケータ、 １５ｂ…ＴＣＳオフインジケータ、 １５ｃ…アイドルストップ許可インジケータ、 １５ｄ…アイドルストップ不許可インジケータ、 ８０…ＴＣＳオフスイッチ。

Claims (9)

1. 運転者のアクセル操作に対して車輪のスリップを抑制するトラクションコントロール制御を備える車両であって、メータ（１）が文字盤（１１）上を可動してエンジン回転数を示す指針（１２）を有するとともに、トラクションコントロール制御が作動状態になっていることを示すＴＣＳインジケータ（１５ａ）を前記メータ（１）内に備えた車両用トラクションコントロール表示装置において、
   前記ＴＣＳインジケータ（１５ａ）は、前記メータ（１）内の前記指針（１２）の可動範囲内における限界回転数近傍を示すレッドゾーン近傍に配置された
   ことを特徴とする車両用トラクションコントロール表示装置。
2. 前記メータ（１）は、前記指針（１２）の回転方向にエンジン回転数を示す数字部を備え、当該数字部の内径部に前記ＴＣＳインジケータ（１５a）を含む複数のインジケータ部を略円弧状に配置した請求項１記載の車両用トラクションコントロール表示装置。
3. 前記ＴＣＳインジケータ（１５ａ）は、前記メータ（１）内の上方に配置された請求項１又は請求項２に記載の車両用トラクションコントロール表示装置。
4. 前記トラクションコントロール制御がオフになっていることを示すＴＣＳオフインジケータ（１５ｂ）を備え、前記ＴＣＳオフインジケータ（１５ｂ）は、前記メータ（１）内の上方であって、前記ＴＣＳインジケータ（１５a）に隣接して配置された請求項３に記載の車両用トラクションコントロール表示装置。
5. ＴＣＳインジケータ（１５a）およびＴＣＳオフインジケータ（１５ｂ）は、同系色の色合いで隣接し、その左右のインジケータは、その色系とは違う色系のインジケータが配置された請求項４に記載の車両用トラクションコントロール表示装置。
6. アイドルストップ制御を許可することを示すアイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）を備え、前記アイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）は、前記メータ（１）内の前記指針（１２）の可動範囲内における２０００回転を示す位置より高回転側の位置に配置した請求項１乃至請求項５のいずれか１項に記載の車両用トラクションコントロール表示装置。
7. アイドルストップ制御を不許可とすることを示すアイドルストップ不許可インジケータ（１５ｄ）を備え、前記アイドルストップ不許可インジケータ（１５ｄ）は、前記アイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）に隣接した位置に設けられると共に、アイドル回転数に近い位置に配置された請求項６に記載の車両用トラクションコントロール表示装置。
8. 前記アイドルストップ許可インジケータ（１５ｃ）を前記アイドルストップ不許可インジケータ（１５ｄ）よりも上方に配置した請求項７に記載の車両用トラクションコントロール表示装置。
9. 前記メータ（１）内における前記指針（１２）のアイドル回転数指示位置に隣接して赤色系のインジケータ（１５e,１５ｆ）を配置した請求項１に記載の車両用トラクションコントロール表示装置。