JP5868578B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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本発明は、スラットの前後方向中心部からオフセットされた位置に昇降コードが配設される横型ブラインドに関する。
多数の整列状態に保持されたスラットを有する横型ブラインドにおいては、スラットを昇降させるための昇降コードが、スラットの前後方向中心部に形成された昇降コード挿通孔を挿通して、各スラットを通過した昇降コードの一端がスラットの下方に設けられたボトムレールに連結されており、ボトムレールを昇降コードで昇降させることで、スラットを昇降するものが一般的である。
これに対して、スラットの前後方向中心部からオフセットされた位置に昇降コードを配設したものとしては、特許文献1及び特許文献2に示される横型ブラインドが知られている。
特許文献1に示される横型ブラインドは、スラット夫々に、ラダーコードの両側上下方向コードが係合する側縁切欠きを形成し、両側上下方向コードと切欠きの係合によりスラット長尺方向の位置決め、ズレ止めをなし、少なくとも1本の昇降用コードを横型ブラインドの前後方向片側に位置させるとともに、他の昇降用コードは横型ブラインドの前後方向反対側に位置させ、更にこれら昇降用コードをラダーコードの上下方向コードに添設させて、上下方向コードから延出されたループにそれぞれ挿通させて、ボトムレールに一端を連結している。また、昇降用コードの他端をヘッドボックス内でガイドローラ等によって長尺方向の一端部に導き、ストッパ装置を介して外部に導出するものであり、ヘッドボックスから導出された昇降用コードを引き下げ操作することにより、ボトムレールが上昇し、このボトムレールによって下から順次スラットを畳み込み、一方、昇降用コードを操作してストッパ装置を解除することにより、ボトムレール及びスラットの自重により、これらが下降するようになっている。
このように、特許文献1記載のものでは、昇降用コードがスラットの側縁部に位置し、スラットに昇降用コードが挿通する孔が形成されないため、遮蔽時における光漏れを防止することができるとともに、昇降用コードを前後方向に分散配置することによって、ボトムレールが傾くことを防止することができる。
また、特許文献2に示される横型ブラインドは、梯子状支持コードの中段コード部分を上下に平行な2本のコードにより構成するとともに、スラットの梯子状支持コードで支持される位置の側縁に、略U字型の切欠きを設け、スラットを梯子状支持コードの中段コード部分により支持させるにあたり、中段コード部分の上下2本のコードを上下関係を逆にして、中段コード部分の両端にコード交叉部分を形成し、この交叉部分をスラットに設けたU字型切欠きに係合させたものであり、スラットを昇降させる昇降コードをスラットの一方の外側で梯子状支持コードの垂直コード部分に添設したものである。
これにより、昇降コードが挿通するための孔が形成されていないスラットにおいて、上下に交叉した中段コードによってスラットが挟持されるとともに、スラットの両側縁に形成したU字状の切欠きに中段コードの交叉部分が係合されるため、スラットの水平方向の移動を規制できる。
実公平3−35034号公報 実公平4−40396号公報
しかしながら、特許文献1記載の横型ブラインドでは、ヘッドボックスから導出された昇降用コードの他端を直接に操作して、スラットの昇降操作をしているため、スラットを上昇させる際には、昇降用コードの他端を引き下げる操作をスラットが所望の位置に畳み込まれるまで行わなければならず、製品サイズが大きく重量が重いものに適用することは困難であるという問題がある。
また、特許文献2記載の横型ブラインドでは、スラットを上昇させたときに、スラットの畳み込みに伴って垂直コード部分が横たわるような状態となるが、このときに上下関係が逆になっている中段コード部分の2本のコードが、垂直コードが水平方向を向くことによってコードの上下関係が逆に戻った状態となることがある。その状態でスラットの昇降が繰り返されていくと、スラットの切欠きと中段コードとの係合が解除され、スラットが水平方向にずれてしまうという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、第1の目的は、スラットの前後方向中心部からオフセットされた位置に昇降コードが配設され、スラット昇降のための昇降コードの操作荷重を軽減することができる横型ブラインドを提供することである。
第2の目的は、第1の目的に加えて、スラットのずれを確実に防止することができる横型ブラインドを提供することである。
前述した目的を達成するために、発明は、ヘッドボックス内に回転可能に支持される回転軸と、回転軸の回転に連動して傾動する複数のラダーコードと、ラダーコードに整列状態に支持される多数のスラットと、ヘッドボックスから垂下され、スラットを昇降可能な複数の昇降コードと、を備え、昇降コードがスラットの前後方向中心部からオフセットされた位置に配設された、横型ブラインドにおいて、
回転軸の回転に連動して回転する複数の昇降ドラムを備え、昇降ドラムに昇降コードの一端が巻取り及び巻解き可能に連結されており、
スラットの少なくとも一方の側縁には切欠部が形成されており、切欠部に沿ってラダーコードの前後の垂直コードのうちの一方が配されており、
少なくとも一つの昇降コードが、上から少なくとも1段のスラットに関しては、スラットの側縁より外側に位置して垂直コードに沿って配され、それ以外のスラットに関しては、切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通するように配されることを特徴とする。
さらに、上から少なくとも1段のスラットには、スラット外側に位置する環状部が設けられ、少なくとも一つの昇降コードは環状部を挿通した後、下方のスラットの切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通するように配されることを特徴とする。
さらに、環状部は、ラダーコードの垂直コードと中段コードとの連結部からスラット外側に設けられることを特徴とする。
さらに、環状部は、スラットとラダーコードとを固定するスラットクリップに形成されることを特徴とする。
また、本発明は、ヘッドボックス内に回転可能に支持される回転軸と、回転軸の回転に連動して傾動する複数のラダーコードと、ラダーコードに整列状態に支持される多数のスラットと、ヘッドボックスから垂下され、スラットを昇降可能な複数の昇降コードと、を備え、昇降コードがスラットの前後方向中心部からオフセットされた位置に配設された、横型ブラインドにおいて、
回転軸の回転に連動して回転する複数の昇降ドラムを備え、昇降ドラムに昇降コードの一端が巻取り及び巻解き可能に連結されており、
スラットの少なくとも一方の側縁には少なくとも1つの切欠部が形成されており、少なくとも1つの昇降コードは、スラットに形成される切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通し、スラットの他方の側縁側に配置される昇降コードは、スラットの側縁の外側に位置し、ラダーコードの垂直コードに沿って配されることを特徴とする。
さらに、切欠部は、スラットを上昇させる際には傾斜するスラットの上方を向くとともに、スラットを下降させる際には傾斜するスラットの下方を向く側縁に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、昇降コードを昇降ドラムで巻取り及び巻解き可能とすることにより、昇降ドラムを回転駆動する回転軸を手動で回転させる場合、昇降コードを直接引き下ろす操作を行うものに比べて、操作荷重が軽減されるため、製品サイズが大きく重量が重いブラインドに対しても適用することができる。
また、回転軸を電動で回転駆動させることで、昇降ドラムを回転することもできるようになる。この場合、昇降コードの昇降ドラムへの巻取り及び巻解きを手動で行わなくてもよいため、操作が容易になるとともに、手動では操作することが困難な容易に手が届かない取付け位置などにあるブラインドに対しても適用することができる。
昇降コードを切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通するように配することにより、切欠部に昇降コードが係合して、スラットの水平方向へのズレを防止できる。
また、少なくとも最上段スラットにおいて、昇降コードをスラットの側縁よりも外側に位置するように配することにより、スラットの前後方向中心部からオフセットされた位置に配設される昇降コードがヘッドボックスから垂下されてスラットの切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通するときに、昇降コードの屈曲が小さくなり、昇降コードとラダーコードの中段コードとの干渉が回避されて、昇降時における中段コードの破断を防止することができる。
スラットの一方の端縁に切欠部を形成し、他方の端縁側に配置される昇降コードをスラットの端縁の外側に位置するように配することで、組立時にスラットをラダーコードの中段コードに挿通しやすくすることができる。また、スラット昇降時に切欠部に昇降コードとラダーコードが一緒に入り込んだり、切欠部の角部に引掛かったりするような不具合が発生する恐れがなく、円滑な昇降動作を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る横型ブラインドのスラット水平・全開状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る横型ブラインドのスラット全閉状態を示す正面図である。 (a)は第1実施形態に係るスラット水平・全開時の第1昇降ドラム部分の側断面図であり、(b)、(c)は第1実施形態に係るスラット全閉・昇降時の第1昇降ドラム部分の側断面図である。 (a)は第1実施形態に係るスラット水平時の第2昇降ドラム部分の側断面図であり、(b)、(c)は第1実施形態に係るスラット全閉・昇降時の第2昇降ドラム部分の側断面図である。 第1実施形態の最上段スラットにおける昇降コード、ラダーコード及び切欠部の状態を示す平面図である。 第1実施形態の下方スラットにおける昇降コード、ラダーコード及び切欠部の状態を示す平面図である。 (a)は第1実施形態に係るスラットが水平状態における切欠部近傍の様子を示す部分斜視図であり、(b)は第1実施形態に係るスラット下降時における切欠部近傍の様子を示す部分斜視図であり、(c)は第1実施形態に係るスラット上昇時における切欠部近傍の様子を示す部分斜視図である。 環状部の他の実施態様を示す平面図である。 環状部のさらに他の実施態様を示す平面図である。 さらに他の実施形態に係る横型ブラインドのスラット水平・全開状態を示す部分斜視図である。 切欠部とラダーコードとの干渉を表す部分斜視図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1ないし図7は、本発明の第1実施形態を表す。
ブラケット11により窓枠等に固定されるヘッドボックス10の一端から無端状の操作コード(操作部)14が垂下しており、操作コード14はヘッドボックス10内に配設されるプーリ(操作部)15に巻掛けられて、これを回転駆動可能である。プーリ15の回転はクラッチを介して、ヘッドボックス10内に回転可能に支持されている回転軸12に伝達可能である。クラッチによって、回転軸12からの回転は阻止され、プーリ15からの回転のみが回転軸12に伝達される。回転軸12にはこれの回転に連動して回転する3個の昇降ドラム20がヘッドボックス10の左右方向に間隔を空けて設けられている。
各昇降ドラム20の配置位置からヘッドボックス10の下方に、ラダーコード16がそれぞれ垂下しており、各ラダーコード16は回転軸12の所定範囲角度の回転に連動して傾動するようになっている。各ラダーコード16は、ヘッドボックス10の前後方向に所定間隔を空けてそれぞれ垂下する前後の垂直コード16a及び16bと、上下方向に所定間隔を空けた位置において前後の垂直コード16a及び16b間に架設される中段コード16cとから成る。各中段コード16cは、さらに、一対の僅かに上下に離れた上下コードから成る。
ラダーコード16は、各中段コード16cの上下コード間にスラット18を挿入することにより、多数のスラット18を整列状態に支持しており、ラダーコード16の下端は、最下段に位置するスラット18の下方に配置されるボトムレール24に固定される。好ましくは、各中段コード16cの上下コードの上下関係を逆にして一対の交叉部分を形成して、一対の交叉部分の間にスラット18を挿入するようにするとよい。
各昇降ドラム20には昇降コード22の一端が巻取り及び巻解き可能に連結される。昇降コード22の他端は、ヘッドボックス10から垂下し、スラットの前後方向中心部からオフセットされた位置を通り、ボトムレール24に連結される。
昇降ドラム20は、昇降コード22の一端が巻取り及び巻解き可能に連結されるドラム部26と、ドラム部26を回転自在に支持するとともにヘッドボックス10に固定されるドラム受け28と、から構成される。ドラム受け28には、ラダーコード16の前後の垂直コード16a及び16bがそれぞれ挿通するとともに前後の垂直コード16a及び16bの間隔が所定量以上前後方向に開かないよう規制するラダーコードガイド部28a及び28bが形成されている。また、ドラム受け28のラダーコードガイド部28a及び28bよりもヘッドボックス10の前後方向の外側には、昇降コード22が挿通するとともに、昇降コード22の配回しをそれぞれ案内する第1昇降コードガイド部28c及び第2昇降コードガイド部28dがそれぞれ形成される。昇降コードガイド部28c、28dによって、昇降コード22をスラット18の前後方向中心部からオフセットされた位置に確実に垂下させることができ、また、ラダーコードガイド部28a、28bによって、ラダーコード16に無理な力を作用させることもなく、昇降コード22をスラット18の前後方向中心部からオフセットされた位置に配設させることができる。また、昇降ドラム20の直径が大きいときにも、ラダーコードガイド部28a、28bによって、ラダーコード16の前後の垂直コード16a、16bの間隔を絞り、スラット18の回転性を向上させることができる。
以下に、3個の昇降ドラム20の配置、3本の昇降コード22の配回し及び各昇降ドラム20への連結について説明する。
ヘッドボックス10の左右方向端部外側に配置される昇降コード22の配回し及び昇降ドラム20への連結は、図3に示す第1昇降コード22a及び第1昇降ドラム20aのようになっている。第1昇降コード22aは、前後の垂直コード16a及び16bのうち後側の垂直コード16bに沿って配されており、第1昇降コード22aの一端は、ドラム受け28の後側の第1昇降コードガイド部28cを介して上方へ導かれた後、一方向に向かって巻取られるように第1昇降ドラム20aのドラム部26に連結される。
そして、第1昇降コード22aのヘッドボックス10から垂下した部分は、最上段のスラット18からスラット18列の上下方向途中位置にある幾つかのスラット18までは、図5に示すように、垂直コード16bの各中段コード16cとの連結部からさらに後方に突出するループ状部(環状部)16dを挿通する。また、第1昇降コード22aは、スラット18列の上下方向途中位置から下端部までは、図6に示すように、スラット18の後側の側縁の両端部近傍に形成される切欠部18aにそれぞれ挿入し、切欠部18aの壁面と垂直コード16bとの間を挿通するように配される。
一方、ヘッドボックス10の左右方向中央内側に配置される昇降コード22の配回し及び昇降ドラム20への連結は、図4に示す第2昇降コード22bと第2昇降ドラム20bのようになっている。第2昇降コード22bのヘッドボックス10から垂下した部分は前側の垂直コード16aに沿って配されており、垂直コード16aの各中段コード16cとの連結部からさらに前方に突出するループ状部(環状部)16eに挿通されている。図6に示すように、スラット18の前側の側縁には、切欠部18aが形成されておらず、第2昇降コード22bは、垂直コード16aの上端から下端までループ状部16eを挿通する。第2昇降コード22bの一端は、ドラム受け28の前側の第2昇降コードガイド部28dを介して上方へ導かれた後、第1昇降コード22aと同一方向に向かって巻取られるように第2昇降ドラム20bのドラム部26に連結される。
これにより、第1昇降コード22aと第2昇降コード22bとは、回転軸12の回転により、同方向に回転する第1昇降ドラム20aと第2昇降ドラム20bによって、それぞれの昇降ドラム20a及び20bに同時に巻取られたり、巻解かれたりする。
以上に説明したように、第1昇降コード22aは、後側の垂直コード16bに沿って位置しており、最上段のスラット18からスラット18列の上下方向途中位置のスラット18までは、スラット18の側縁よりも外側のループ状部16dを挿通し、スラット18列の上下方向途中位置から下端部までは、切欠部18aの壁面と後側の垂直コード16bとの間に位置している。このように、第1昇降コード22aが切欠部18a内に挿入され、切欠部18aの壁面と後側の垂直コード16bとの間を挿通するため、切欠部18aと第1昇降コード22a及び後側の垂直コード16bとの係合が外れ難くなっている。よって、特に切欠部18aと第1昇降コード22aによってスラット18の水平方向の動きが規制されることになるため、スラット18の水平方向のずれをより確実に防止することができる。
また、最上段のスラット18からスラット18列の上下方向途中位置にある幾つかのスラット18までに関しては、第1昇降コード22aが切欠部18a内に挿入されていないので、その代わりに、図5に示すように、スラット18とラダーコード16とを固定するスラットクリップ30が設けられるとよく、このスラットクリップ30によってスラット18の水平方向のずれを防止することができる。
次に、第1実施形態の横型ブラインドの動作を説明する。
まず、スラットを図1に示すようにスラット18が水平な全開状態から図2に示す全閉状態に回転するには、操作コード14の後側を引き下ろす操作をしてプーリ15を回転駆動させ、回転軸12を図3(a)及び4(a)中時計方向に回転させる。これにより、図3(b)及び図4(b)に示すように、後側の垂直コード16bが下降するとともに、前側の垂直コード16aが上昇してラダーコード16が傾動し、各スラット18が傾斜するので、スラット18を全閉状態とすることができる。
このスラット回転時に、図3(b)に示すように、ヘッドボックス10から垂下される第1昇降コード22aは、スラット18列の上下方向途中位置までは、後側の垂直コード16bよりも後方に位置し、徐々に垂直コード16bに接近していき、スラット18列の上下方向途中位置から下端部までは、図7(b)に示すように、切欠部18a内で切欠部18aの壁面に当接している。
このようにヘッドボックス10から垂下される第1昇降コード22aがラダーコード16に漸近するために、第1昇降コード22aと中段コード16cとの干渉を回避して、スラット昇降時における中段コード16cの破断を防止することができる。
これに対して、最上段のスラット18においても、ヘッドボックス10から垂下される第1昇降コード22aを下方のスラット18と同様に切欠部18a内に挿入しようとすると、第1昇降コード22aの屈曲が大きくなる。そのため、スラット昇降時に第1昇降コード22aが移動したときに、第1昇降コード22aと中段コード16cとの間に屈曲抵抗が発生し、中段コードが破断してしまう恐れがある。
本発明では、少なくとも最上段スラットにおいて、第1昇降コード22aがラダーコード16の中段コード16cとの干渉を回避するようになっているため、中段コード16cの破断を防止することができる。第1昇降コード22aは、最上段のスラット18においてのみループ状部16dを挿通するようにしてもよいが、第1昇降コード22aを垂直コード16bに滑らかに漸近させるために、最上段のスラット18を含む複数のスラット18において、第1昇降コード22aがループ状部16dを挿通しているとよい。
スラット18列の上下方向途中位置よりも下方のスラット18においては、切欠部18aの壁面が第1昇降コード22aが当接するまで回転することができるために、回転性を良くすることができる。また、第1昇降コード22a及び後側の垂直コード16bが切欠部18a内に挿入されるため、スラット18の左右方向のずれを防止することができる。
また、図1に示すようにスラット18が水平な全開状態から操作コード14の前側を引き下ろす操作をしてプーリ15を回転駆動させ、回転軸12を図3(a)及び4(a)中反時計方向に回転させると、図3(c)及び図4(c)に示すように、後側の垂直コード16bが上昇するとともに、前側の垂直コード16aが下降してラダーコード16が傾動し、各スラット18が傾斜するので、スラット18を全閉状態とさせることができる。
次に、スラット18を下降させる場合には、操作コード14の後側を引き下ろす操作をして、スラット18が全閉状態になりラダーコード16がそれ以上の回動に追従できなくなった後も継続して操作コード14の後側を引き下ろす操作を続けることにより、第1昇降ドラム20a及び第2昇降ドラム20bが第1昇降コード22a及び第2昇降コード22bをそれぞれ巻解く。これにより、第1昇降コード22aが第1昇降コードガイド部28cを介し、第2昇降コード22bが第2昇降コードガイド部28dを介して、それぞれ下降していく。このため、第1昇降コード22a及び第2昇降コード22bが、ボトムレール24を下降させていき、これに伴い、スラット18を下降させることができる。
また、スラット18を上昇させるには、操作コード14の前側を引き下ろす操作をして、スラット18が全閉状態になりラダーコード16がそれ以上の回動に追従できなくなった後も継続して操作コード14の前側を引き下ろす操作を続けることにより、第1昇降ドラム20a及び第2昇降ドラム20bが第1昇降コード22a及び第2昇降コード22bをそれぞれ巻取る。これにより、第1昇降コード22aが第1昇降コードガイド部28cを介し、第2昇降コード22bが第2昇降コードガイド部28dを介して、それぞれ上降していく。このため、第1昇降コード22a及び第2昇降コード22bが、ボトムレール24を上昇させていき、これに伴い、スラット18を畳み込んで上昇させることができる。
下降時には、図3(b)及び図4(b)に示すように切欠部18aが下方を向くようにスラット18が傾斜して下降し、上昇時には、図3(c)及び図4(c)に示すように切欠部18aが上方を向くようにスラット18が傾斜して上昇していくため、第1昇降コード22a及び後側の垂直コード16bが切欠部18aに一緒に入り込んだり、切欠部18aの角部に引掛かったりするような不具合が発生する恐れはなく、円滑な昇降動作を行うことができる。
これに対して、仮に、スラット上昇時に、切欠部が下方を向くようにスラットが傾斜して上昇したものとすると、図11に示すように、ラダーコードの垂直コードの弛んだ部分が昇降コードと切欠部との間に入り込んでしまうことがあり、更に弛んで折り返った部分が切欠きの角部に引掛かる場合がある。よって、その状態で下降操作をすると、切欠きが上を向いた状態で下降するために引掛かりがそのまま外れず、スラット間が引き寄せられた状態で下降することになり、さらに下降操作を継続すると、左右のバランスが不揃いのままスラットが下降してしまう恐れがある。
しかしながら、本実施形態においては、上昇時にラダーコードの引掛かりが発生しないので、かかる不具合を回避することができる。
こうして、操作コード14の操作により、昇降コード22a、22bを昇降ドラム20a、20bに巻取り、または巻解き、スラット18を昇降させるようにしたため、操作荷重の低減を図ることができる。
また、スラット18の前後方向中心部からオフセットされた位置に昇降コード22を配設させることができると共に、第1昇降コード22aと第2昇降コード22bとをスラット18の前後に配置したので、昇降の際に、スラット18及びボトムレール24の全体のバランスをとることができる。昇降コード22をラダーコード16の垂直コード16a、16bに沿って配設させるため、スラット18に昇降コード挿通孔を設ける必要がなく、スラット全閉時の光漏れを防ぐことができる。
尚、以上の例では、昇降ドラム20及び昇降コード22がそれぞれ3個の例であったが、これに限らず、それぞれ、2個、4個以上とすることができる。
また、切欠部18aは、各スラット18の一方側の側縁に一か所のみ設けることもできる。また、切欠部18aを、スラット18の前側及び後側の一方側の側縁にのみ形成して、昇降コード22を一方側の側縁に形成される切欠部の壁面と垂直コードとの間に挿通し、スラット18の他方側においては、昇降コード22をスラット18の側縁の外側に位置させるとよい。これによって、組立時に切欠部18aにラダーコード16が引っ掛かりにくく、スラット18をラダーコード16の中段コード16cに挿通しやすくすることができる。
また、切欠部18aを複数設ける場合でも(スラット18の前側及び後側の側縁の両方または一方に設けてもよい)、全ての切欠部18aと垂直コード16と切欠部18aとの間に昇降コード22を挿通させる必要はなく、1か所の切欠部18aにおいて、昇降コード22を垂直コード16と切欠部18aとの間に挿通させておけばよく、他の部分においては、昇降コード22は、ループ状部に挿通させることでもよい。
(他の実施形態)
図8及び図9に昇降コード22が挿通する環状部の他の実施態様を示す。
図8に示すものは、スラット18とラダーコード16とを固定するスラットクリップ30に環状部(環状部)30aを形成したものであり、この環状部30aのスラット18寄りにラダーコード16が位置し、ラダーコード16よりもスラット18から離れた位置に昇降コード22が位置するように配置するものである。
また、図9に示すものは、ループ状部16dの代わりに中段コード16cにSカン状の連結部材(環状部)32を取付け、連結部材32の2つの空間32a及び32bのうちスラット18に近い空間32aに垂直コード16bを挿通して取付け、スラット18から遠い空間32bに昇降コード22を挿通するものである。
図10は、さらに他の実施形態を示す。この実施形態は、第1昇降コード22aのヘッドボックス10から垂下した部分の内、最上段のスラット18からスラット列18の上下方向途中位置のスラット18までの部分を、ループ状部16dを挿通させずに、後側の垂直コード16bに巻き付けながら配回したものであり、それ以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
これにより、スラット18が回転した際に、ヘッドボックス10から垂下されて上下方向途中位置までの第1昇降コード22aの屈曲が少なくなるため、第1昇降コード22aの移動によって中段コード16cが破断することを防止することができる。
なお、前述の実施の形態においては、回転軸12を手動で回転駆動させる構成のものとしたが、これに限定されるものではなく、回転軸12を電動モータに連結し、電動で回転駆動させる構成のものとすることもできる。このように電動モータを用いることにより、手動での操作を不要にすることができると共に電動での操作が困難な高所等の容易に手が届かないような取付け位置にあるブラインドなどに対しても適用することが可能となる。
10 ヘッドボックス
12 回転軸
16 ラダーコード
16a、16b 垂直コード
16c 中段コード
16d ループ状部(環状部)
18 スラット
18a 切欠部
20 昇降ドラム
20a 第1昇降ドラム(昇降ドラム)
20b 第2昇降ドラム(昇降ドラム)
22 昇降コード
22a 第1昇降コード(昇降コード)
22b 第2昇降コード(昇降コード)
30 スラットクリップ
30a 環状部
32 連結部材(環状部)

Claims (2)

  1. ヘッドボックス(10)内に回転可能に支持される回転軸(12)と、回転軸の回転に連動して傾動する複数のラダーコード(16)と、ラダーコードに整列状態に支持される多数のスラット(18)と、ヘッドボックスから垂下され、スラットを昇降可能な複数の昇降コード(22)と、を備え、昇降コードがスラットの前後方向中心部からオフセットされた位置に配設された、横型ブラインドにおいて、
    回転軸の回転に連動して回転する複数の昇降ドラム(20)を備え、昇降ドラムに昇降コードの一端が巻取り及び巻解き可能に連結されており、
    スラットの少なくとも一方の側縁には少なくとも1つの切欠部(18a)が形成されており、少なくとも1つの昇降コードは、少なくとも所定段より下方に配設された全てのスラットにおいて該スラットに形成される切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通し、スラットの他方の側縁側に配置される昇降コードは、全てのスラットにおいて該スラットの側縁の外側に位置し、ラダーコードの垂直コードに沿って配されることを特徴とする横型ブラインド。
  2. 切欠部は、スラットを上昇させる際には傾斜するスラットの上方を向くとともに、スラットを下降させる際には傾斜するスラットの下方を向く側縁に形成されていることを特徴とする請求項に記載の横型ブラインド。
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