JP6585687B2 - 横型ブラインド - Google Patents

横型ブラインド Download PDF

Info

Publication number
JP6585687B2
JP6585687B2 JP2017216576A JP2017216576A JP6585687B2 JP 6585687 B2 JP6585687 B2 JP 6585687B2 JP 2017216576 A JP2017216576 A JP 2017216576A JP 2017216576 A JP2017216576 A JP 2017216576A JP 6585687 B2 JP6585687 B2 JP 6585687B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slat
cord
notch
ladder
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017216576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018053712A (ja
Inventor
万人 山岸
万人 山岸
将哉 山口
将哉 山口
善行 裸野
善行 裸野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachikawa Corp
Original Assignee
Tachikawa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachikawa Corp filed Critical Tachikawa Corp
Priority to JP2017216576A priority Critical patent/JP6585687B2/ja
Publication of JP2018053712A publication Critical patent/JP2018053712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6585687B2 publication Critical patent/JP6585687B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Blinds (AREA)

Description

本発明は、高遮蔽タイプの横型ブラインドに関する。
横型ブラインドにおいては、ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持された多数段のスラットを昇降させたり、チルトさせたりすることによって、室内に取り込む日射量の調整を行なっている。
ラダーコードの下端にボトムレールが配置され、ボトムレールに取着された昇降コードをヘッドボックス内への引き込み及びヘッドボックスからの引き出しを行うことによって、ボトムレールを昇降させることによりスラットを昇降させている。一般的な横型ブラインドにおいては、各スラットの前後方向の中央に昇降コード挿通孔が設けられており、昇降コードは、ヘッドボックスから垂下され、昇降コード挿通孔に挿通されて、ボトムレールに接続されている。
このようなタイプの横型ブラインドでは、スラットを完全に閉じた状態にしても、昇降コード挿通孔を通じて日射が漏れてしまい、満足の行く遮蔽性が得られない場合がある。
このような課題を解決するために、特許文献1又は2では、スラットの前後方向の縁に沿ってヘッドボックスからボトムレールまで昇降コードを垂下させている。
実公平3−35034号公報 実開昭64−33897号公報
特許文献1〜2に記載の構成では、スラットには昇降コード挿通孔を設ける必要がないので、この孔を通じた日射漏れの課題は解決される。しかし、このような構成では、スラットの全閉時にテンションが掛かった昇降コードがラダーコードよりも前後方向の外側に配置される状態になり、そのため、ラダーコードには、昇降コードに引っ張られて、前後方向外側の力が加わる。この方向の力は、全閉状態になっているスラットを開状態にする方向の力であり、その結果、スラットが少し開いて、遮蔽性が低下してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、遮蔽性が極めて優れた横型ブラインドを提供するものである。
本発明によれば、ヘッドボックスから垂下され且つ一対の縦糸間に複数の横糸を備える複数の第1及び第2ラダーコードと、前記ラダーコードの下端に配置されるボトムレールと、前記ラダーコードの複数の横糸によって支持される複数段のスラットと、前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持する第1及び第2昇降コードと、前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間の昇降コード長を前記ヘッドボックス側から変化させて前記ボトムレールを昇降させる昇降手段とを備え、第1及び第2昇降コードは、前記スラットを挟んで互いに前後方向の反対側に垂下され、第1ラダーコードは、第1昇降コードを上下方向にスライド可能に挿通させる第1連結部を有し、且つ前記スラットに設けられた切欠きに係合され、第2ラダーコードは、第2昇降コードを上下方向にスライド可能に挿通させる第2連結部を有し、以下の(1)〜(2)の少なくとも1つの特徴を有する、横型ブラインドが提供される。
(1)第2昇降コードが第2連結部内で前後方向に移動可能な範囲は、第1昇降コードが第1連結部内で前後方向に移動可能な範囲よりも大きい。
(2)第1ラダーコードの横糸は、第2ラダーコードの横糸よりも短い。
本発明者は、昇降コードがラダーコードを引っ張ってスラットが開いてしまうという現象を抑制すべく、最初は、単純に、昇降コードとラダーコードを連結する連結ループのサイズを大きくしてみた。これによって、昇降コードがラダーコードを引っ張る力が弱まり、スラットが開くという現象が抑制できた。しかし、連結ループのサイズを大きくすると、スラットが幅方向にずれやすくなるという別の問題(以下、「横ズレ」と称する。)が生じてしまった。その原因を調査したところ、スラットの幅方向の位置はスラットに形成した切欠きにラダーコードを係合させることによって保持しているが、連結ループのサイズを大きくして、ラダーコードが昇降コードに対して動きやすくなると、スラットの切欠きとラダーコードとの係合が外れやすくなるためであると分かった。このように、横ズレの発生防止とスラットの開き防止を両立させることは容易ではない。
本発明者はこのような状況においてさらに検討を進め、第1ラダーコードでは、スラットの切欠きに係合させ、第2ラダーコードでは、スラットを挟んで反対側に昇降コードを垂下させ、上記(1)〜(2)の少なくとも一方の手段を備える構成に到達した。このような構成によれば、第1ラダーコードにおいてはスラットの切欠きとラダーコードとの係合が外れにくく、かつ第2ラダーコードでは、スラットの開きが抑制されるので、横ズレの発生防止とスラットの開き防止が両立される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す種々の実施形態は、互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、第2ラダーコードは、前記スラットの切欠きには係合されない。
好ましくは、前記切欠きは、前記スラットの前後方向外側に向かって広がるテーパー面を有する。
好ましくは、第1ラダーコードは、第1連結部を複数備え、前記ヘッドボックスに近い1又は複数の第1連結部について、以下の(A1)〜(B1)の少なくとも1つの特徴を有する。(A1)第1昇降コードが第1連結部に挿通されず且つ第1連結部と連結されない。(B1)第1昇降コードが第1連結部に挿通されず且つ第1連結部材を介して第1連結部と連結される。
好ましくは、第2ラダーコードは、第2連結部を複数備え、前記ヘッドボックスに近い1又は複数の第2連結部について、以下の(A2)〜(B2)の少なくとも1つの特徴を有する。(A2)第2昇降コードが第2連結部に挿通されず且つ第2連結部と連結されない。(B2)第2昇降コードが第2連結部に挿通されず且つ第2連結部材を介して第2連結部と連結される。
好ましくは、第1及び第2ラダーコードは、それぞれ、第1及び第2連結部を複数備え、以下の(a)〜(b)の少なくとも1つの特徴を有する。(a)前記ヘッドボックスに最も近い第1連結部では、第1昇降コードが第1連結部に挿通されず且つ第1連結部と連結されず、且つ前記ヘッドボックスに二番目に近い第1連結部では、第1昇降コードが第1連結部に挿通されず且つ第1連結部材を介して第1連結部と連結される。(b)前記ヘッドボックスに最も近い第2連結部では、第2昇降コードが第2連結部に挿通されず且つ第2連結部と連結されず、且つ前記ヘッドボックスに二番目に近い第2連結部では、第2昇降コードが第2連結部に挿通されず且つ第2連結部材を介して第2連結部と連結される。
本発明の第1実施形態にかかる、横型ブラインドの全体構成を示す正面図である。 図1中の点線で囲った部分の拡大図である。 図3(a)は、図1のスラット9の平面図であり、図3(b)は、図3(a)中のA−A断面図であり、図3(c)は、図3(a)中の領域Xの拡大図である。 図4(a)〜(b)は、第1及び第2ラダーコード5,6の正面図であり、図4(c)〜(d)は、図4(a)〜(b)の第1及び第2ラダーコード5,6にスラット9を保持させ且つ連結部5c,6cに第1及び第2昇降コード13,14を挿通させた状態を示す断面図である。 図5(a)〜(b)は、スラット9が水平状態での、第1及び第2ラダーコード5,6を通る断面図である。 図6(a)〜(b)は、スラット9が全閉状態での、第1及び第2ラダーコード5,6を通る断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態の横型ブラインドでの、図2に対応する図である。 図8は、本発明の第3実施形態の横型ブラインドでの、図2に対応する図である。 図9(a)〜(d)は、本発明の第4実施形態の横型ブラインドでの、図4(a)〜(d)に対応する図である。 図10(a)〜(d)は、本発明の第5実施形態の横型ブラインドでの、図4(a)〜(d)に対応する図である。 図11(a)〜(b)は、本発明の第5実施形態の横型ブラインドでの、図6(a)〜(b)に対応する図である。
以下、図面を用いて、本発明の種々の実施形態を説明する。以下に示す種々の実施形態は、互いに組み合わせ可能である。
1.第1実施形態
図1〜図7を用いて、本発明の第1実施形態の横型ブラインドについて説明する。
ヘッドボックス3の下面3aからは、第1及び第2ラダーコード5,6が垂下されている。ラダーコード5,6は、それぞれ、一対の縦糸5a,6a間に複数対の横糸5b,6bを備える。ラダーコード5,6の下端にはボトムレール7が取着されている。ラダーコード5,6の各対の横糸5b,6bにはスラット9が支持されている。図1では、10枚のスラット9が支持されているが、スラット9の枚数は、ブラインドの高さ、スラット9の幅、各段のスラット9間の間隔などによって適宜決定される。また、本実施形態では、スラット9は、比較的肉厚の木製スラットであるが、スラットの厚さや材質は特に限定されない。
ヘッドボックス3の下面3aからは、第1及び第2昇降コード13,14が、スラット9を挟んで互いに前後方向の反対側に垂下されている。昇降コード13,14は、それぞれ、ラダーコード5,6よりも前後方向外側から垂下される。
第1ラダーコード5は、第1昇降コード13を上下方向にスライド可能に挿通させる第1連結部5cを有し、第1昇降コード13が垂下される側においてスラット9に設けられた切欠き9aに係合される。第2ラダーコード6は、第2昇降コード14を上下方向にスライド可能に挿通させる第2連結部6cを有し、スラット9の切欠きには係合されない。連結部5c,6cは、例えばピコと呼ばれる小リングであるが、必ずしもリング状になっている必要はなく、昇降コード13,14をラダーコード5,6に対して上下方向にスライド可能に連結できるものであればよい。連結部5c,6cを設ける位置やピッチは、昇降コード13,14をラダーコード5,6に適切に連結可能であれば特に限定されず、連結部5c,6cは、各スラット9に対応する位置に設けてもよく、スラット1つ飛ばし又は複数飛ばしで設けてもよい。また、連結部5c,6cとスラット9の位置関係も特に限定されず、連結部5c,6cを設ける高さ位置は、スラット9の上側・下側の何れでもよく、スラット9と同程度の高さであってもよい。
また、連結部5c,6cは、各スラット9よりやや下側の位置に設けられている。このような位置に連結部5c,6cを配置することにより、畳み込み時のスラット9の横ズレを効果的に防止することができる。その原理として、スラット9の畳み込み時に、ボトムレール7の上昇によって下段より順にラダーコード5,6が蛇行しながら畳み込まれていくが、畳み込みの際にテンションが掛かった昇降コード13,14に固定された連結部5c,6cがスラット9よりもやや下側に位置することで予めラダーコード5,6の位置を固定するような効果が発生し、それによってスラット9が横ずれすることなく畳み込まれていく。
本実施形態では、3つのラダーコードのうち、両端の2つが切欠き9aと係合する第1ラダーコード5であり、中央の1つが切欠き9aと係合しない第2ラダーコード6であるが、このような構成に限定されず、両端の2つが切欠き9aと係合しない第2ラダーコード6であり、中央の1つが切欠き9aと係合する第1ラダーコード5であってもよい。また、ラダーコードの数は、3つに限定されず、4つ又は5つなどであってもよい。ラダーコードの数が4つの場合、例えば、両端の2つが第1ラダーコード5であり、中央の2つが第2ラダーコード6であるか、その逆の配置とする。また、第1ラダーコード5と第2ラダーコード6を交互に並べてもよい。さらに、昇降コードは、全てのラダーコードに隣接して配置する必要はなく、昇降コードと対になっていないラダーコードがあってもよい。
図3で示すように、切欠き9aは、スラット9の前後方向外側に向かって広がるテーパー面9bを有する。このような構成によれば、スラット畳込み時に、第1ラダーコード5が幅方向に揺らぐことでスラットの幅方向の横ずれが引き起こされる場合でも、横糸5b及び第1ラダーコード5が切欠き9aから外れにくく、例え外れてしまった場合でも、横糸5b及び第1ラダーコード5が切欠き9aのテーパー面9bによって引き戻されるために、横糸5b及び第1ラダーコード5が切欠き9aと再度係合されやすい。これにより、スラットの横ズレが抑制される。
図4に示すように、第2連結部6cのサイズは、第1連結部5cよりも大きい。このため、第2昇降コード14が第2連結部6cで前後方向に移動可能な範囲は、第1昇降コード13が第1連結部5c内で前後方向に移動可能な範囲よりも大きい。このような構成によれば、後で図6を用いて詳細に説明するように、全閉状態において、第1昇降コード13と第1ラダーコード5の間の距離が、第2昇降コード14と第2ラダーコード6の間の距離よりも短くなる。このため、横糸5b及び第1ラダーコード5と切欠き9aの係合状態が解除されにくく、かつ第2昇降コード14が第2ラダーコード6の縦糸6aを引っ張る力が弱いので、スラット9の全閉状態においてラダーコードが昇降コードに引っ張られることによる遮蔽性の低下が抑制される。
また、図4(a)〜(b)に示すように、第1ラダーコード5の横糸5bは、第2ラダーコード6の横糸6bよりも若干短くなっている。このような構成によれば、図4(c)に示すように、一対の横糸5bの交差部5dと、縦糸5aとが切欠き9a内に保持されやすくなる。なお、一対の横糸5bを交差させることは任意であり、一対の横糸5bを交差させずにその間にスラット9を挿入してもよい。また、第1ラダーコード5の横糸5bは、第2ラダーコード6の横糸6bと同じ長さであってもよい。この場合、縦糸5aは、切欠き9aから外れやすいので、交差部5dを切欠き9a内に配置することが好ましい。第2ラダーコード6の一対の横糸6bについても交差させてもさせなくてもよいが、交差部6dがある方が、横糸6bの動きに対するスラット9の追従性が良くなるので好ましい。
図5に示すように、本実施形態では、昇降コード13,14は、ヘッドボックス3の前側と後側にそれぞれ設けられた昇降コードガイド部(例:滑車)19,20で位置決めされて巻取ドラム21a,21bに巻き取られるようになっている。このような構成で、巻取ドラム21a,21bを回転させることによって、ヘッドボックス3とボトムレール7の間の昇降コード長を変化させてボトムレール7を昇降させることができる。巻取ドラム21a,21bは、駆動軸22を回転させることによって、回転させることができる。駆動軸22を回転させる方法は、特に限定されず、駆動軸22に回転不能に固定されたプーリーに操作コードを掛装して、この操作コードを引っ張ってプーリーを回転させることによって駆動軸22を回転させてもよく、電動モーターを用いて駆動軸22を回転させてもよい。なお、本発明では、昇降手段は、図5に示すような巻取ドラム式の昇降手段に限定されず、昇降コードガイド部19を通じてヘッドボックス3内に挿入された昇降コード13をヘッドボックス3の別の位置から引き出し、その引き出し量を変化させることによってボトムレール7を昇降させる、所謂、直引き式の昇降手段であってもよい。
図5では、ラダーコード5,6の縦糸5aのヘッドボックス側の端は、駆動軸22によって回転される吊下リング(図示せず)に取着される。吊下リングは、所定の可動範囲内で回転し、この回転によって縦糸5a,6aの一方が矢印Xの方向に引っ張られ、かつ縦糸5a,6aの他方が矢印Yの方向に下がることによってスラット9が図6に示すようにチルトされて、全閉状態になる。
ラダーコード5,6の縦糸5a,6aは、昇降コード13,14よりも前後方向の内側に位置するので、図6に示すような全閉状態では、縦糸5a,6aには前後方向外向きの力が強く働き、スラット9が開いて遮蔽性が低下しやすい。しかし、本実施形態では、第2連結部6cのサイズが比較的大きいので、図6(b)に示すように、第2ラダーコード6の縦糸6aと第2昇降コード14の間の距離が開いて、なおかつ図6(a)に示すように、ラダーコード5,6及びスラット9が第1昇降コード13に近づくことによって、ラダーコード5,6が昇降コード13,14から受ける前後方向外向きの力が緩和されて、スラット9の開きが低減されて、遮蔽性が向上する。
第2連結部6cのサイズが大きい分だけ、第2ラダーコード6の縦糸6aは、第2昇降コード14に対して幅方向に移動しやすくなるが、第2ラダーコード6は切欠き9aに係合していないので、幅方向の可動範囲が広がっても問題ない。一方、第1連結部5cのサイズは比較的小さいので、第1ラダーコード5の縦糸5aは、第1昇降コード13に対する幅方向の可動範囲が小さく、横糸5b及び第1ラダーコード5と切欠き9aとの係合状態が解除されにくい。
以上の構成によって、横ズレの発生防止とスラットの開き防止が両立される。
本発明は、以下の形態でも実施可能である。
・切欠き9aは、遮光性の観点からスラット9の一方の側(例えば、部屋外側)にのみ設けることが好ましいが、スラット9の両側(例えば、部屋外側と部屋内側)に設けてもよい。この場合、スラット9の両側の切欠き9aを第1ラダーコード5に係合させることができる。
・上記実施形態では、切欠き9aと第1昇降コード13をスラット9の同じ側に配置しているが、第1昇降コード13と切欠き9aは、スラット9を挟んで互いに反対側に配置してもよい。
・第1ラダーコード5が複数設けられる場合、そのうちの少なくとも1つにおいて、第1連結部5cのサイズが第2連結部6cよりも小さくなっていればよい。少なくとも1つの第1ラダーコード5において、第1ラダーコード5と切欠き9aの係合状態が解除されにくければ、スラット9の横ズレを防ぐことができるからである。
・上記実施形態では、第2ラダーコード6は、スラット9の切欠き9aに係合していないが、スラット9の片側(第2昇降コード14と同じ側又は反対側)又は両側に設けられた切欠きに係合させてもよい。
・上記実施形態では、一対の横糸5bの間にスラット9を保持しているが、各スラット9を一本の横糸5bで支持するようにしてもよい。
2.第2実施形態
次に、図7を用いて、本発明の第2実施形態の横型ブラインドについて説明する。
図7に示すように、本実施形態では、最上段のスラット9に対応して配置された連結部5c,6cには昇降コード13,14は挿通されず、二段目のスラット9に対応して配置された連結部5c,6cでは、連結部5c,6cには、螺旋状の延長部材5e,6eが挿通され、この延長部材5e,6eに昇降コード13,14が挿通されている。三段目以降では、第1実施形態と同様に連結部5c,6cに昇降コード13,14が挿通されている。このような構成を採用する理由は、ヘッドボックス1に近い数個の連結部5c,6cでは、昇降コード13,14がラダーコード5,6の縦糸5a,6aを前後方向外側に引っ張る力が特に強いので、昇降コード13,14と連結部5c,6cを完全に分離するか又は延長部材5e,6eを介して昇降コード13,14と連結部5c,6cを連結することによって、昇降コード13,14による縦糸5a,6aの引張りを抑制するためである。また、延長部材5e,6eを用いると、昇降コード13,14と連結部5c,6cの間の摩擦を低減することができ、連結部5c,6cの耐久性を高めることができる。
このように、昇降コード13,14は、必ずしも全ての連結部5c,6cに挿通させる必要がなく、また、延長部材5e,6eを介して昇降コード13,14と連結部5c,6cを連結してもよい。また、延長部材5e,6eは、連結部5c,6cの何れか一方にのみ用いてもよく、ヘッドボックス1に最も近い連結部5c,6cにおいても延長部材5e,6eを介して昇降コード13,14と連結部5c,6cを連結してもよい。
3.第3実施形態
次に、図8を用いて、本発明の第3実施形態の横型ブラインドについて説明する。
この実施形態では、連結部5c,6cは、第1実施形態と同様にスラット9のやや下側に配置されている。また、ヘッドボックス1に最も近い連結部5c,6cは、延長部材5e,6eを介して昇降コード13,14と連結されている。このような実施形態においても、スラット9の横ズレ防止効果と、連結部5c,6cの耐久性向上効果が得られる。
4.第4実施形態
次に、図9を用いて、本発明の第4実施形態の横型ブラインドについて説明する。
この実施形態では、連結部5c,6cは、各横糸5b,6bと同位置の高さ、すなわち各スラット9と同位置の高さに配置されている。このような構成により、スラット9の横ズレを効果的に抑制することができる。その原理として、スラット9の畳み込み時に、ボトムレール7の上昇によって下段より順にラダーコード5,6が蛇行しながら畳み込まれていく。昇降コード13,14にはテンションが掛かっている。スラット9と同位置に連結部5c,6cが存在すると、昇降コード13,14のテンションが掛かった連結部5c,6cによって連結部5c,6cの位置がずれることなく固定され、その位置と同位置にスラット9があるため、スラット9の横ズレが抑制される。なお、連結部5cのみを各スラット9と同位置の高さに配置し、連結部6cは、スラット9のやや下側又は上側に配置してもよい。
5.第5実施形態
次に、図10〜図11を用いて、本発明の第5実施形態の横型ブラインドについて説明する。
図10に示すように、本実施形態では、第1連結部5cと第2連結部6cのサイズは実質的に同じであるが、第2ラダーコード6の横糸6bの長さが第1ラダーコード5の横糸5bの長さの1.1倍以上になっている。L2/L1は、例えば、1.1〜2であり、好ましくは1.2〜1.5である。L2が大きすぎるとスラット9を保持する機能が低下しすぎるからである。
図11に示すように、本実施形態では、第2ラダーコード6の縦糸6aと第2昇降コード14の間の距離は広がらないが、第2ラダーコード6の横糸6bによって保持されたスラット9は前後方向の可動範囲が大きいので、スラット9が第1昇降コード13に近づき、ラダーコード5,6が昇降コード13,14から受ける前後方向外向きの力が緩和されて、スラット9の開きが低減されて、遮蔽性が向上する。
3:ヘッドボックス
5:第1ラダーコード
6:第2ラダーコード
5a,6a:縦糸
5b,6b:横糸
5c,6c:連結部
7:ボトムレール
9:スラット
9a:切欠き
13:第1昇降コード
14:第2昇降コード

Claims (5)

  1. スラットと、ラダーコードを備える遮蔽装置であって、
    前記スラットは、前後方向の一縁に切欠きを備え、
    前記ラダーコードは、一対の縦糸と、前記一対の縦糸の間に設けられた一対の横糸を備え、
    前記スラットは、前記一対の横糸の間に配置され、
    前記一対の横糸は、前記切欠き内において互いに交差するように設けられ、
    前記切欠きは、前記一縁に向かって広がるように設けられたテーパー面を備え、
    前記スラットは、前記一縁の前記切欠き以外の部位が、前記スラットの一縁に垂直な断面において円弧状であり、
    前記切欠きの内面は、前記スラットの主面に対して垂直である、遮蔽装置。
  2. 請求項1に記載の遮蔽装置であって、
    前記切欠きは、前記一縁に向かって開いている円弧面を備え、
    前記円弧面は、平面視で円弧状であり、
    前記テーパー面は、前記円弧面の端部から前記一縁に向かって広がるように設けられる、遮蔽装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遮蔽装置であって、
    前記縦糸上での前記一対の横糸の間隔は、前記スラットの厚さとほぼ同じである、遮蔽装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の遮蔽装置であって、
    前記スラットを昇降させる昇降コードを備え、
    前記スラットの厚さは、前記昇降コードの直径よりも大きい、遮蔽装置。
  5. スラットであって、
    前記スラットの前後方向の一縁に切欠きを備え、
    前記切欠きは、前記一縁に向かって広がるように設けられたテーパー面を備え、
    前記スラットは、前記一縁の前記切欠き以外の部位が、前記スラットの一縁に垂直な断面において円弧状であり、
    前記切欠きの内面は、前記スラットの主面に対して垂直であり、
    前記切欠きは、前記一縁に向かって開いている円弧面を備え、
    前記円弧面は、平面視で円弧状であり、
    前記テーパー面は、前記円弧面の端部から前記一縁に向かって広がるように設けられる、スラット。
JP2017216576A 2017-11-09 2017-11-09 横型ブラインド Active JP6585687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216576A JP6585687B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 横型ブラインド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216576A JP6585687B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 横型ブラインド

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013098443A Division JP6243138B2 (ja) 2013-05-08 2013-05-08 横型ブラインド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018053712A JP2018053712A (ja) 2018-04-05
JP6585687B2 true JP6585687B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=61836332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017216576A Active JP6585687B2 (ja) 2017-11-09 2017-11-09 横型ブラインド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6585687B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0335034Y2 (ja) * 1984-09-14 1991-07-24
JPS6288093U (ja) * 1985-11-25 1987-06-05
JPH0440396Y2 (ja) * 1986-05-08 1992-09-22
NL8702890A (nl) * 1987-12-02 1989-07-03 Hunter Douglas Ind Bv Lamellenjaloezie-assemblagemethode, -samenstel, en -draagladder.
JPH0616117Y2 (ja) * 1988-04-25 1994-04-27 株式会社ニチベイ ブラインド
US5573051A (en) * 1995-02-06 1996-11-12 Judkins; Ren Venetian type blinds
DE29701748U1 (de) * 1996-02-08 1997-05-15 Hunter Douglas International N.V., Willemstad, Curacao(Niederländische Antillen) Jalousie
US6443042B1 (en) * 2000-03-31 2002-09-03 Newell Operating Company Method and apparatus for manufacturing a wood blind
US6792996B1 (en) * 2003-04-14 2004-09-21 Teh Yor Industrial Co., Ltd. Venetian blind
EP2256282A1 (en) * 2007-12-28 2010-12-01 Ibless, Inc. Blind
JP5662061B2 (ja) * 2010-06-08 2015-01-28 株式会社ニチベイ 横型ブラインド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018053712A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5937296B2 (ja) 横型ブラインド
JP6243138B2 (ja) 横型ブラインド
JP6431226B2 (ja) 横型ブラインド
JP5868578B2 (ja) 横型ブラインド
JP2016006294A (ja) 横型ブラインド
JP6058922B2 (ja) 横型ブラインド
JP6408115B2 (ja) 横型ブラインド
JP5975835B2 (ja) 横型ブラインド
JP6585687B2 (ja) 横型ブラインド
JP6550382B2 (ja) 横型ブラインド
JP2014001600A (ja) 横型ブラインド
JP2016033323A (ja) 横型ブラインド
JP6082088B2 (ja) 横型ブラインド
JP4856929B2 (ja) 横型ブラインドのスラット角度調節装置
JP6598456B2 (ja) 横型ブラインド
JP2009203779A (ja) 横型ブラインド
JP6840551B2 (ja) プリーツスクリーン
JP6480251B2 (ja) ブラインド
JP6480252B2 (ja) ブラインド
JP6577538B2 (ja) 横型ブラインド及び横型ブラインド用ボトムレール
JP3185313U (ja) 横型ブラインド、横型ブラインド用開閉コード
JP6271675B2 (ja) 横型ブラインド
JP6343511B2 (ja) 横型ブラインド
WO2016117662A1 (ja) 横型ブラインド

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6585687

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250